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マルチ

先日の新聞で、「仮想土地マルチ処分」という見出しと、その内容に驚かされました。
不動産の世界にまでマルチが広がっていただなんて。
再生産不可能な、不動産という「固定資産」の世界で、3次元の仮想空間「エクシングワールド」を開設し、その土地(実際の土地ではなく、あくまで仮想の土地)を転売したり貸したりすれば収入が得られるという”土地投資話”で会員を集めたといいます。
勿論それは導入部分で、その背景にはマルチですから、新たな会員を募ればそれに応じてボーナスが得られるとうたい、2年余りで100億円を上回る金を集めたとか。

ところで、当社のお客様の一人に、有名なマルチ事件に関係した経験を持つMさんがいます。
悪名高い詐欺師のKが(WOF)という会社を作り、エビ養殖詐欺事件で、 1口10万円を出資すれば1年で2倍になる」と宣伝し、約3万5千人から約849億円を集めたとされる、あの事件です。
Mさんは、事件が表面化する前からそのカラクリを見破り、それを摘発すると息巻いていました。
「こんなに明らかなマルチに引っかかる人がまだいる」と嘆きながら、摘発の準備を進めていたのです。
結果的には、摘発の前に事件が表面化し、稀代の詐欺師Kは逮捕されました。

さて、そのMさんです。
それから半年くらい後のある日、当社に駆け込まれたのです。
「アノー、この女に内容証明を書いてヤー」とはMさん。
どういう内容の内容証明かを尋ねると、「貴女に渡してあるお金は、愛情の証に渡したのではなく、あくまでも貸したのだから返済してほしい」という督促状なのだという。
そのお金のやり取りを聞くと「抜群の効用がある化粧品が発明されて、彼女がそれを友人達に売っている、しかもその友人達が新たなお客を集めたら、莫大なボーナスが入る仕組み」だとか。
「えーー???それってマルチじゃないの??」とはワタシ。
「いや、彼女は凄い美人ナンヨー、あの美人がマルチをするはずがない」とはMさん。

内容証明書は書いてあげましたが、その投資したお金が返ってきたかどうかを尋ねる勇気のない、トホホのワタシです。
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潔さ

そのお客様を紹介していただいたのは、元の住宅金融公庫、今の住宅支援機構です。
松山市内のマンション所有者に債権があり、今なら他に債権者はいないので任意売却で債権回収が出来るというのです。
マンションの所有者夫婦(債務者)から、周囲に迷惑を掛けない債権整理を相談されていて、その過程で当社をご紹介いただいたのです。
早速、そのマンションをお伺いし、所有者兼債務者のご事情やご希望をお伺いし、部屋も見せていただきました。
私たちがお部屋を見せていただくというのは、言わば値踏みです。
その部屋の、まあ何と綺麗に片付いていること。まるで、住宅雑誌に紹介されるモデル住宅のように、シンプルな家具や家財道具のレイアウト、磨きぬかれたフローリングの床。

奥様のお話では、ご主人が会社からリストラされたとか。
ご主人も当初は、また違った環境で働けるという前向きな姿勢で、希望退職の手を上げられたのだそうです。その後の就職活動は、自分の見通しの甘さ、50代という(自分では働き盛りと思っていても)年齢に対して、求人側の冷たい反応という現実に突き当たったのだと言います。
今は、道路工事現場で交通整理の旗振りをなさっているとか。
奥様ご自身も視力が極度に弱く、一人では外出できないので家計を助ける仕事が出来ないとか。
厳しい現実の話に立ちすくむワタシでした。
ところが、その奥様の表情や話し振りの、まあ何と明るいこと。
小柄で、目の不自由な奥様ですが、太陽の中でスクっと立ち尽くす向日葵のようなオーラがあるのです。
「お友達も、何んて貴女はこんなに明るいの??アッケラカン なの?」って言われるんです、とはその奥様。「でも、クヨクヨ考えて、いい結果がやってくるの??ネエ」と。
「お城山の木々の緑が濡れるように綺麗なんだろうナ、って、想像しながら床を磨くの・・ネエ、幸せでしょう?」ってワタシに話しかけるときの満面の笑み。
作り笑いでは、あの笑顔にはなりません。

そのマンションが売れて、引渡しの日が来ました。引越しも終わって鍵を頂きにそのマンションに出向きました。
内部に入って、再度驚きました。
床も壁も風呂もトイレも台所も、そうです、部屋中がピカピカです。ゴミ一つ落ちていません。床など舐めてもいいと思うくらい完璧に磨きあがっていました。
「奥さん、掃除屋さんを入れたのですか?」とはワタシ。
「何言ってるのよ、そんなお金なんてどこにあるの?私は目が不自由だから、床に目を5センチくらいに近づけて、手の感触で確かめながら磨いたんです、それが私の仕事ですもの」とは、笑顔の奥様。

そして、「本当にお世話になりました、ありがとうございました。このマンションの売却が後2ヶ月遅れていたら、金融公庫の返済が延滞するところでした」と。
そうです、延滞する一歩手前で売却なさったのです。このイサギヨサ。
こういう仕事をしていますと、感動を与えていただけるお客様にいっぱい出会えます。
「こちらこそ、ありがとうございました」とは、トホホのワタシでした。

千里眼

私の友人が、先日メキシコを旅行した時の話です。
夕食までにと、大きな教会の広場を散歩していた友人は、何人かの人が、占い師の前に立って時刻を尋ねる光景に出くわしました。
時刻を尋ねられた占い師は、横に繋いでおいたロバの「キン○○」をおもむろにつまみ上げて「今は、○○時」と答えるのだそうです。
今まで、ロバの「キン○○」で時刻を見た経験のない友人は、事前に腕時計で時刻を確認しておき、その占い師の前に座って、時刻を尋ねたのだそうです。
すると、占い師は何時ものようにロバの「キン○○」を触り、「今は午後5時」と答えたとか。
友人は「なぜ、ロバのキン○○で時刻が分るのか???、教えて欲しい」と頼んだのだそうです。
「50ダラー!」とはその占い師。
仕方なく50ドルを渡すと、自分が座っていた場所に友人を座らせ、「同じことをやってみろ」と。友人は恐る恐る横のロバの「キン○○」を持ち上げてその向こうを覗いてみると、そこには教会の時計台が覗けた・・・・・とか。
マア、これはジョークの世界の話です。

ところが、我が不動産業者にも、その占い師のような名人がいるのです。
中古住宅の仲介では、おそらく業界でも1・2を争う実績の持主S社長、当社事務所に入ってきて、物件を記入している黒板を見るなり、「ああこの物件は値段を下げたの?」とか、「この物件は新しいね」とか「○○○町の中古住宅は売れたんですね、黒板から消えてるから」と。
社員のワタシでも全ての物件を暗記しているわけではないのに。
日曜日でもワタシの携帯に「ニキュッパの○○物件はまだ残ってる?」って電話が入ります。「エーーエー??ニッキュッパ???それナニ?」とはワタシ。

しかし、名人にも上がいるものです。
当社の代表者は、「○○町の物件は幾らでした?」ってワタシが聞くと、「セイコー社の○○ページ-8-う、を見て!」とは代表者。
更に「以前は○○万円で売りが出ていたけど、今は○○万円に」とタチドコロです。
過去の売買事例や、売買の経過などが頭の中にギッシリ詰まってるのです。
ワタシが「ウーーーン、名人は・・・・」とつぶやくと
「初歩中の初歩ヨ」とは代表者。まだまだトホホのワタシです。

単位

長さの国際単位である1mは、地球子午線の赤道から北極までの長さの10,000,000分の1であることを知っている方は多いでしょう。
決められたのは1790年フランスで、メートル法を制定したことを起源としています。
それまでは、単位を決められるのはその国の支配者だけだったのです。ところが、ヨーロッパ列強が世界にその支配の手を伸ばすために、国際的な長さや広さ等の基準(単位)が必要となり、フランスで国際基準を作ったということです。

国の支配者が自分で基準を作った例では、エジプトのピラミッドの石の一辺の長さがよく知られています。
ピラミッドを築き始めた当時の王様の肱から指先までの長さを1キュービットと決めて、国内の長さの単位としました。今のメートル法で言えば、約52センチ(各種の説がありますが)に当たるそうです。

ところで、日本は、1885年にメートル条約に加盟するまでは尺貫法を採用していたことを覚えている方はもう少数派になったのでしょうか。
この尺貫法も、元はといえば中国から伝来したものを701年の大宝律令で制定したものです。
この尺貫法で、1尺の長さは10mの33分の1、つまり約30.3cmですが、元々1尺の長さをどう決めたかというと、人間の肱から手首までの長さを元に決められたこともよく知られていることです。
そうです、エジプトの長さの単位、1キュービットと1尺は、共に人間の手の長さが元になっています。
尺は手首まで、キュービットは指先までですから、手首から指先までの平均的な長さを足せば、概ねその長さは似通った長さになります。
ややエジプトの王様のほうが手が長かったのでしょう。

さて、ワレワレ不動産業者にとって一番関係の深い単位は広さです。
今はメートル法の時代ですから広さは㎡で現されますが、土地にしろ建物にしろ、まだ「坪」という広さの単位のほうがなじみがあります。
1坪は3.3057㎡ですね。この1坪という広さの単位は、畳2枚(2畳)に当たりますが、大人が寝転ぶとすれば畳1枚にだいたい収まります。
つまり、1坪は大人2人が並んで寝れる広さなのです。これも、元を正せば人間の体が基準になっているのかも知れないですね。

なお、ワタシがこの業界に入って、土地の売買で扱った最小面積は16㎡です。つまり5坪に満たないのです。
ちなみに、このワタシの最小扱い面積は、未だに当社で誰にも破られたことのない不倒の記録です・・・
って、威張るほどのものではないですね。トホホ・・・。

「花」

喜納昌吉さんの代表曲に「花」があります。
~川は流れて どこどこ行くの~
~人も流れて どこどこ行くの~
~そんな流れが つくころには~
~花として 花として 咲かせてあげたい~
そう歌い始めます。

人は、生きてきて、精一杯 生きてきて
そして、どこに 行き着くのか
その行方を あらかじめ分る人は 誰もいません
その 行き着く 過程の中で
誰と関わるのか どういう形で 関わるのか
それも 分りません。


ある中古住宅を仲介しました
きっかけは 若いカップルが 当社の広告を見て 現地に来られたことから 始まりました
大きな住宅で 部屋も 使いきれないくらい
結婚予定のカップルには 不釣合いな 大きくて 広くて 磨き上げられた住宅でした
「ちょっと 見るだけ   かまいませんか?」 それが最初の一言でした
二人が部屋を見て廻って
カップルの彼女が 突然 「あっ   この部屋 バーチャンに  エーナー」っと
「えーー? バーチャン って、 俺ら 来月 結婚するんやで」とはその彼
「ウチなー、 バーチャンっ子なんよ、 バーチャン 大好き」と、彼女
「俺ら 結婚したら 二人で住む家 探してるんやろ?」
「ウン でもナー ウチ オーゼーで暮らすんが 好きなんよ ○○君の おばーちゃん 大好き」
「エーーー? おばーちゃん 凄く トシ やでーー 施設に 入ってもらうって    」
「施設なんて エーヤン ウチ おばーちゃんのメンドウ みたいンヨ   」
二人の会話が続きます
「○○君のオトーチャンと オカーチャン にも 見てもらおう みんなで 一緒に住めるんヤン この家」
「    そーや  ナーー   なら、 この部屋 父ちゃんと母ちゃんの部屋に  エーナー    」
翌日、カップルの彼の両親が その家を見に来ました
「若いモンが  トンデモナイこと 言うんでナ  見にきただけよ 買うんじゃないから」とは彼の両親
彼の両親 部屋中を ため息をつきながら 見て廻りました
「この部屋 明るくて バーチャンに 確かに イイナー   」とは彼のお父さん
「ナニ言うてるの   買うんじゃないって ユータやん」とは彼のお母さん
「でも、この家なら バーチャンと 一緒に住めるヤン   」とは彼女
「えーーー!! それって  今まで話してきたことと  全然違うじゃん   でも おばーちゃん 喜ぶよネ 」
お母さんの顔が  段々 変わってきました
一つの家が この家庭の 人生設計を 変えたようです
色々 その後 経緯がありましたが 夫婦、親子 彼女の母親 おばーちゃん みんなのお金を出し合って
とうとう 大家族で住むことになりました
もちろん 実際にあった話しです。


「花」は
~心に中に 心の中に 花を咲かそうよ~
~泣きなさい 笑いなさい~
~いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ~
リフレーン
で  歌い終わります。


手強い

今朝、当社のホームページを検索して驚きました
昨日までは、yahooでl「不動産センター株式会社」って検索すると
6ページ目の一番上にあったのです
昨日までは順調に、この順番が繰り上がってきていました

ところが  です

今朝、同じ条件で検索すると

ナント 23ページ目までいかないと

我が「不動産センター株式会社」に行き着けない

一体、コウイウ仕組みって どうなってるの???

手強いですね   っと トホホのワタシのつぶやき

デス

この際

今日の「検索順位」結果についてのオドロキついでに

試しに、Googleでも「不動産センター株式会社」で検索してみました

Googleでの検索は初めてです

ソー  シマスト こちらでは 6ページ目に出てきました

この辺りの仕組みに詳しい人なら、ソー不思議ではないのでしょうね

でも、トホホのワタシには とっても不思議っていいますか

????でした

年齢

昨日 日本男子ゴルフで 石川遼選手が
なんと 18歳で 史上最年少の賞金王に輝きました

あのタイガーウッズにしても PGAツアーの賞金王になったのは21歳の時です

先週 日本女子ゴルフの賞金女王に 23歳の横峰さくら選手が と書いたばかりです

と、こうなると、若さという武器には ひたすら 恐れ入るばかりですね
もちろん 天才達と 一般人を 同じ俎上で語ることはできませんし
その天分を見抜いた 親を含めた周りの大人たちのリード と言いますか 環境作り
更には 幼年の頃からの 猛烈な鍛錬 が 花開いたということでしょう

さて ワレワレ不動産業界でも 新進気鋭の会社の店頭を訪問しますと
社員さんの まあ 若いこと
さらには 不動産業を起業した 社長さんたちも 一様にお若い

4年前に 宅建取引主任の試験を受けた時 試験会場を埋め尽くす若者達
自分の子供と同じ年齢の 若者達と 試験を受けたことを 今のように思い出します

では、この世界で「若さ」が一番重要な要素なのか
当然 圧倒的に 「若さ」という武器は 輝いています
お客様も 若くて清心はつらつとした 営業社員と語らうのは
清清しい 気分にさせてくれます

でも、このシワの増えた 老兵
経験と言いますか 修羅場を潜った 度胸と言いますか
挫折を知って初めて分った 人間の 情愛と言いますか

これが この世界でも 営業力になるのです
安心して 不動産と言う 大きな資産(あるいは負債)のことを
さらけ出して 相談してみようと 思っていただける武器になるのです

などと 負け惜しみ気味の 強がりを 言ってみたくなる トホホのワタシです
 







相場感

昨日 当社が賃貸土地をお預りしている その土地の地主様から電話がありました。

広告を出し 看板も目立つ場所に立てているのですが  中々借り手が見つからず 苦戦している土地です。

「固定資産税の負担が堪らない、せめて固定資産税くらいは確保したい」とは地主様。「だから、借り手が見つかりやすいように、賃料を半額以下に下げてもいいから」と 続けられました。

借り手を見つけられていない責任が重くのしかかります。「分りました 今までの賃料の半額で 広告を打ちます」とはワタシ。

そこで 当社の代表者に報告して 広告の手配をしようとしたのです。

すると 代表者は「賃料を半額以下にして広告を打つのは、不動産業者として どうかナ??」と。
そして「不動産には相場と言うものがある それを 自ら 乱す 崩すのを 不動産業者として え? どう考える??」と鋭い指摘。
「デフレの時代というのに、自らがそのデフレを助長して 業者としてのモラル 他への影響を考えたときの規律を 一体 どう 考えているノ?」
「借り手が現れて この賃料を もっと負けてくれたら・・・・そういう時には個別交渉をすればいい」と。
「不動産を売れない 貸せないからと言って 値段を下げれば 売れる 借りてくれる そう考えるのは安易過ぎるし 責任者としての努力が足りない」 

頭を思いっきり殴られた思いがしました。言われるとおりです。目が覚めました。危うく 道を踏み外すところでした。何を大げさな。
そう思われるかも知れませんが 不動産業者にとって「相場感」は命です。その基準を 安易な方向に捻じ曲げていたら 何時かは そのツケを負わされます。その命を肝に銘じて と 心に カツを入れた トホホのワタシです。


こんなのアリ??

ワタシの知人が 3ヶ月ほど前に収益物件を買ったといいます。
収益物件というのは 自分が住む目的で買うのではなく 
その物件から得られる賃料収入を目的として その不動産を買ったのです。

売主は倒産企業で 売主には弁護士が管財人としてついており その弁護士と 不動産業者の斡旋で買ったそうです。
売主は倒産しているので 詳しいことは分らないが 割安だし 賃料の設定も高めなので 買って損はないと。

物件売買の決済をして 新しい大家として 賃借している会社と 新たな賃貸契約を結びなおした その月末に
2ヶ月先に撤退するとの通告を受けたとか。「月内に撤退するというのなら 月初めに交わし直した賃貸借契約は 一体何だの???」と、途方に暮れているのはワタシの知人。

証拠はないけど 一連の経過を聞くと 間に入った それぞれの道のプロに 悪意を感じます。
法律的に「悪意」というのは 「知っていて騙した」という意味です。

ただし 相手は 弁護士を筆頭に法律のプロ達 ですから
「悪意」を 素人が証明することは 事実上 出来ないでしょう。

事情を知らない人に お買い得と収益物件を薦めて そのたった一つの店子(賃借企業)が 2ヶ月先に 撤退って???  ソンノノアリ??

同じ業界にいるものとして どう考え どう 行動したらいいのか。
欲に駆られて 美味しい話に 騙された方が悪い そう言えば それまでです。

しかし それで その話を終わらせたら こちら側の プロとして情けない。
苦境から脱出するための知恵を絞る その手助けをしたい せめて そのくらいは。
ソウ 決意を固めた ワタシです。  

「縁」を信じて

その中古住宅の売却を依頼されたのは 平成20年の5月でした。
一連の住宅地に面した私道を 松山市に寄付し 市道としないかという提案をする為に 対象世帯を廻ったときのことでした。

「私は 私の持分を道路として松山市に寄付することは賛成ヨ ところで 貴方は 不動産屋さん?」と尋ねたのが その中古住宅に 一人で住んでいた Nさん。
「最近 近所で 息子が家を新築して お母さんも一緒に住もうと 言ってくれタンよ」と、笑顔のNさん。

「それは よく出来た息子さんですね じゃあ お孫さんたちとも一緒に住めるから 嬉しいでしょう」
「だから この家 貴方売ってくれん?」「喜んで お世話させてもらいますヨ」とはワタシ。

それから1年と7ヵ月 7回オープンハウスをして 先月のオープンハウスで やっと 値段をここまで下げてくれたら買ってもいい そういうお客様が見つかりました。
ただし Nさんの希望価格を かなり 下回った価格での指値(サシネ)でした。そのことを Nさんに告げると
「息子と相談してみる ただ 息子の知人が 次の転勤まで 私の家を賃借で貸して欲しいという話がおこってるんヨ」とはNさん。
「家を貸すのもヨシ 買手が現れた今が売り時と考えるもヨシ 息子さんとよく相談して判断されたらいいですよ ただ ひとつ考えておいたほうがいいのは 次に売るときは 家の価格は もっと下がっている可能性が高いこと その間の家賃をもらっても それ以上に価値が下がる可能性がありますヨ」とはワタシ。
「買手が現れた今を逃すと 次は売りにくいナーー」が、ワタシの本音でした。

結論は 知人に貸すことにして 売却は 家が空いたときになりました。
そして「そのときは 貴方に頼むから 今度は売ってネ」とはNさん。「貴方とは どこか 縁がつながってる感じがするんヨ 必ず その時は 貴方が売ってくれると 信じとるケン」とは、殺し文句を心得たNさんの笑顔。
「分りました Nさんとの縁を信じて待っておきましょう」とは、笑顔が引きつりかけた トホホのワタシでした。
 

「悪意」

一昨日のブログで法律用語としての「悪意」について書きました

法律的な意味で「悪意」とは 「知っていて騙すこと」と書きましたが  正確には「ある事実について知っている」ことをいいます 逆に「ある事実について知らない」ことを「善意」と言うのです

いずれも 道徳的価値判断の「善意」・「悪意」とは無関係です。

ところで 健康食品 あるいは 健康補助食品等 の宣伝の マア多いこと 「高血圧が心配な方に」 とか 「コレステロール値が気になる方」 更には 「糖尿病は国民病です」 などと 言われると その全部に「ハーーイ」って手を上げたくなります。

ある大切なお客様に誘われました 「アナタは 私にとっては 大切な方だし 恩人ですから」とは お客様のYさん
「私が飲んでいる 健康食品 すごく いいのよ  アナタは これからもっと活躍してほしいから アナタに 薦めたいの」 そして 「明日 その 健康食品を愛飲している会員の 体験発表会があるから ぜひ 参加して」と、誘われたのです  断りきれません。
会場には 女性8割 男性2割 位の割合で 会員サン達が 40人位いました  その 熱気 高揚した顔 また顔

司会役の会員が「さあ これから ワタシタチは ○○博士が発明した 体質を根本から変えてしまう 活性酵素を毎日愛飲していますね そして その素晴らしい効果の数々を体験しています その貴重な自分達の体験を アナタに一番大切な方たちに 自信をもって 薦めていく そういう体験の数々を発表しましょう」と声高らか。

次から次に「○○活性酵素を呑んだら 不思議に リューマチが治りました」とか、「血圧が信じられないくらい正常に」とか、「頑固な肩こりに悩まされていたのが嘘のよう」とか、延々と発表が続きました。
「えーーー??これって薬事法との関係はどうなっているんだろう???」と心の中で思ったのはワタシ
「この 健康食品?(薬?)を販売している会社の人は・・・・どこにいるの??」
医薬品として認められていないモノの薬効を謳うのは明らかに薬事法違反です ですからこそ その品物を販売している会社の人たちは 会員の後ろに隠れていて 会員同士の発表会という体裁を整えていたのです。

そして 遂にといいますか やはりといいますか 「アナタの大切なお友達に 私たちの幸せを おすそ分けしましょう」とは 会員司会者 「おすそ分けが広まれば広まるほど 驚くような ボーナスが・・・・・」「私たちは 決して ボーナスが目的で 会員を増やしているのではないのです 奇跡のような活性酵素で 大切な方を幸せにしてあげたい でも その結果として 会員が増えれば増えるほど・・ ボーナ・・・・」
「アアアア やっぱり これって マルチ商法・・ヤン つまり 詐欺の片棒を担がされている 幸せ(?) な会員たち・・ そして 犠牲になるのも その 幸せ(?)と思っている会員たち・・・」とはワタシ 
その品物を販売している会社の関係者は 確実に「ある事実について知っている」のです 例えば マルチの破綻とか

これを 法律的には「悪意」というのです。 

「悪意」の結末

今朝 書いた 「悪意」の 結末を 書くのを忘れていました

ワタシを誘ってくれたお客様 そして 体験発表会に参加している 幸福(?)な会員さん達に

「アナタにも 私たちの シアワセ のお裾分けがしたい」っと、熱心に 迫られたことは言うまでもありません

そこで「申し訳ないのですが ワタシは ”悪意”のお裾分けはしたくないのです」と 丁重にお断りしました。


ワタシのお客様や 会員さんたちは  「???何が ”悪意” の お裾分けになるの???」っと 全員戸惑い顔

 でも ワタシは フッと 表情を曇らせた その品物を製造販売している会社の 幹部職員の

その時の 顔色の微妙な変化を 見逃しませんでした。 

「帰ってクルナヨー」

昨日 中古住宅を売却し その引渡しを終えました 1年の期間を要し 数々の エピソードを残した いわば テマヒマのかかった物件でした。

育てるのに 手間がかかり 色々苦労し 悩みもひとしおあった その娘を嫁にやった 多分 そういうときの 感覚でしょうか。

娘なら 「辛かったら 何時でも帰って来い」と そう 声を掛けてやるところでしょう。

ところが 不動産を引き渡して 問題があったら 「いつでも 帰って来い 引き取ってやる」、とは言えません
「どうか 旦那や その家族と 折り合いを着けて 我慢するんだよ 人間 欠点だらけなんだから 誰でも」と、そう 引導を渡して引き渡したのですから。

不動産の売買取引では「瑕疵担保責任」(かしたんぽせきにん)が しばしば 問題になります 「瑕疵」(かし)とは傷のことです
中古住宅には 雨漏り 白蟻被害 過去の事故や事件など 様々な「瑕疵」が 考えられます
購入者には 外観からうかがえる傷を きちんと明示し説明しますし 売主からは 過去の事故暦や 風水害の被害の履歴 地下埋設物の存在の有無 などを「告知」してもらい それを 書類にまとめます。
その上で 引渡し後に明らかになった(引渡し時には気がつかなかった)「瑕疵」については 売主は その責任を負わない旨を 売買契約で約定します これを「瑕疵担保責任の罷免」と言います。

しっかり準備し 万全の注意を払って 嫁にやった でも やはり 問題の多かった そういう娘だけに 嫁にやった後も 何かと気に係ります 気にかけながらも 心の中に ポッカリ 大きな空洞ができた そういう 一抹の寂しさすら感じます。

でも ここは 「決して帰ってくるなよ 帰ってきても 引き取らんゾー!」と、まなじりを決して 心を鬼にして 中古住宅を送り出した トホホのワタシでした。
  

色んな「期限」

「今 お宅の 看板を見てるんですが」という電話があったのは 2週間ほど前でした。
「え? 看板 というのは?」とは ワタシ
「国道11 号線沿いの ○○町に立っている 貸土地っていう看板 にお宅の会社名が」

話をおうかがいしますと 1ヶ月だけ 当社が管理している賃貸用の土地を貸して欲しいということでした。その 1ヵ月の間に新聞チラシを集中投入し 広場にトラックを横付けにして 大量に持ち込まれる 家庭や事務所で 不用になった家具・電化製品・バイク等など無料で引き取るのだそうです。
最近は 家庭から出る粗大ゴミや 産業ゴミを捨てるのも お金がいる時代です。それを無料で・・・・なるほど それらを再生したり 再処分をして 十分に採算に合うのだそうです。仕入れは タダ なのですから。
持ち込まれる家電製品など まだ 2~3年しか使っていない商品も 結構多いと言います。
「何てモッタイナイ・・・」とは 1年や2年程度の賞味期限切れなら 平気で食べてしまうワタシです。

ところで 食品の「期限」表示には 「消費期限」と「賞味期限」の2種類があるのを ご存知の方は多いでしょう。「消費期限」は弁当やサンドイッチなど 概ね5日以内で 品質が大幅に劣化するものに表示されます。つまり 5日以内には必ず消費する必要がある という「期限」です。
それに対して「賞味期限」は 概ね5日を越えても 品質が比較的劣化しにくい食品で 期限を過ぎても「直ちに食べられなくなる」というわけではない そういう「期限」です。5日だなんて・・・・2年過ぎてても大丈夫なことは 既にワタシの体で実験済 デス。

そう言えば サラリーマンの「定年」って 人間の能力の「消費期限切れ」なのでしょうか?それとも「賞味期限切れ」なのでしょうか?何れにせよ 寂しい話しではありますね。
トホホのワタシには「定年」はありません。ただ いずれ 「賞味期限切れ」がやってくることは確かです。でも 少なくともその「期限」の判断は 自ら 下したいですね。 周りから ”粗大ゴミ”って言われる前に。 ウン。 

「個人情報」

個人情報保護法(正確には、「個人情報の保護に関する法律」)が平成15年に制定されました。
それまでは、当たり前のように作成されて「社員名簿」・「児童・生徒名簿」・「同級会名簿」・「PTA連絡網」等が世の中から消えてしまいました。
なぜ、このようなことになったのでしょう。
色々な要因はあるでしょうが、その根本に、日本社会の誇りでもあった「安心」・「安全」という基盤が崩れてしまったことが、その根底にあることは間違いないでしょう。
その影響をモロに受けているのが「表札屋」さんで、「表札」が全くと言っていいほど売れなくなったのだとか。

私たち営業をしている者にとっても、それは人事(ヒトゴト)ではありません。その土地を売っていただきたい、あるいは貸していただけないか、そういうお願いをする為に、土地の所有者を調べ、その門をたたく事から私達の商売は始まります。
その際に、住宅地図で住まいを調べ、現地に赴きますが、最後の確認はやはり「表札」です。
その「表札」が、そう言われてみれば、少なくなっています。新しい家ほど、その傾向が強いようです。

ところで、全く面識のない家を訪問しインターホンを鳴らしますと、最近は、家の玄関にビデオカメラ装置が付いている家庭も増えていますから、家の中から私の姿を確認してからドアを開いていただくことになります。カメラがない家でも、少なくともドアスコープで覗かれますし、インターホン越しに職業や氏名を確認されます。稀に、ドア越しに「用事がありません」と、門前払いの場合もありますが、ほとんどの場合、会って話を聞いていただけます。
「アナタだったら安心できそうだから」とドアを開けていただいたこともあります。
普通、不動産屋と聞けば警戒されることが多いのですが、ドア越しに見えるワタシの顔は、その目尻に広がるチリメンシワの効用でしょうか、要件を聞いていただけないケースはほとんどありません。もちろん、イケメンには程遠いワタシですが。
ドアを開いて、話を聞いてみようかと思っていただけるポイントは、シワだらけの笑顔なのかな?とマア自分では解釈しています。少なくとも「安心」・「安全」と判断していただいてはいるようで、ココは「両親に感謝しなきゃ」と思っているトホホのワタシです。

「企業情報」

もうはるか大昔の話ですが、大学を卒業するに当たって、ある出版会社の入社試験を受けました。その時に出た試験の問題が「三題話」です。元々落語の世界で、客席から適当な言葉を3つ出してもらい、即興でその3つの言葉を織り込んだ落語を作ると言うものです。落語ですから”落ち”(サゲ)が付きます。

さて、昨日のブログでは「個人情報」について書きました。あまり知られたくない「個人情報」をどう保護するかと言う話しです。
一方、「企業情報」と言えば、隠す・保護するのとは反対に、多くの方に知ってもらわなければ話しになりません。企業の存在や存在意義を知ってもらうために、それぞれの企業は知恵を絞ります。先ずは、新聞広告を初めとする各種PRに手間隙と費用を掛け、最近ではネットの世界でホームページを作り企業情報を発信しています。当社もご多分に漏れず、このホームページを作り、おまけにワタシはブログのタグを作って、毎日更新しているという訳です。

ワタシのブログは個人で作るそれとは違い、あくまで不動産業者のホームページの中で、そのスタッフが作るブログですから、不動産に関係する事柄を折り込まなければ意味がありません。ですから、その構成に四苦八苦することになります。出だしは、日常的な事柄で書き出しても、その本文中には不動産に絡んだ主要なテーマを折り込むことになりますから、これこそ「三題話」の世界です。おまけに、「三題話」は”落ち”(サゲ)がいかに鮮やかに決まるかが勝負の決め手です。

ブログの形式は本来自由なもので、形式などに捉われることはないのでしょうが、ブログを書く、各人が何らかの拘りを持って書いているのだと思います。

ところで、当然と言いますか、その出版会社の入社試験は”落ち”まして、現在このブログを書いているトホホのワタシです。  と・・まー・・ 今日の出来も イマイチかな?

着想

その事件が起こったのは、1973年2月25日、日曜日の午後9時過ぎでした。場所は、大阪市北区にある阪急三番街、三和銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)阪急梅田北支店の夜間金庫でのことです。何時ものように夜間金庫を利用している、衣料品店店長が夜間金庫のある場所まで行くと、地図入りの看板が置かれていたといいます。
それには、「ご利用のお客様へ 鍵の損傷事故に因り投入開閉不能となりましたので誠にご足労ですが、当銀行専用通路口の仮金庫までお回り下さい」
店長が「仮金庫」の文字プレートが張られた下の現金投入口に現金を詰めた布袋を入れようとした瞬間、金庫の下のほうが崩れ、押し出されるようにして現金袋が覗いた、これがニセ金庫事件発覚の瞬間でした。
犯人の失敗は、夜間金庫の利用客が多すぎて、自分で作った小さな金庫がパンクしたことです。68店舗分の、約1千9百万円が既に投入されていたと言います。
結局失敗はしましたが、この犯人の優れていた点は、銀行壁面のわずか20センチほどの窪みを見て、これは利用できると考えた、その”ひらめき”「着想」でしょう。

ところで、当社が仲介した土地の売買で、その土地を買われた、結婚式場を経営している社長さんの”ひらめき”「着想」には唸らせれました。結婚式場が買った土地と言うのは、市内からかなり離れた郊外の、国道から少し山の方に入った谷間をそっくり買われたのです。
谷間の前には大きな池が広がっていて、周りはミカン山と雑木林です。松山市内が遠景に見渡せる、その場所の斜面に結婚式場を建てようとは、普通は思いつかない、そういう立地です。しかし、社長さんは、その谷間と、周りの傾斜地にある雑木林、それに渡り鳥が冬場には餌場としている池、更には夜になると、松山市内の微かなネオンの輝きが見通せる、そのロケーションを見た途端に、「ここに結婚式場を建てよう」とインスピレーションが浮かんだのだそうです。

その「着想」の凄さ・見事さが証明されたのは、結婚式場が完成した今年の秋でした。気の早い渡り鳥たちが羽を休める池の、その周りに洒落たコテージを配して、それらを見下ろすなだらかな丘の上に建った白亜の結婚式場。完成された今こそ、多くのカップルが「自然を巧みに取り込んだそのロケーション、落ち着いた結婚式場、ここで新たな人生を出発させたい」そう思うことでしょう。松山市のお隣の砥部町に新名所が誕生しました。

どんな物件でも”向き・不向き”がありますが、不動産業者として、その物件はどういう人たち、どういう業種に向いているかと言う「発想・着想」のセンスを磨く、いい勉強の場を与えていただいた案件となりました。感謝の念を込めて、一組でも多くのカップルが、その結婚式場から新たな人生を踏み出していただきたいと、セツに願うワタシです。

本当の競争

大きい通りに面した土地をお持ちの地主様を初めて訪問したのは、8月も終わりの頃でした。
ある事業者が、その土地を借りて新たな店舗を出したいという計画があり、当社がその交渉を依頼されたのです。
地主様は、土地を賃貸すれば、将来、色々な事情の変化に応じてその土地を処分しようとしても、その自由度が下がると言うことで、賃貸することに難色を示されておりました。
その後何度かの訪問を経て、近隣に住まれている方々への利便性の向上に貢献できるのでは、というワタシのお願いを聞いていただき、賃貸借契約を結ぶことになったのです。

いよいよ開店が近づいてきまして、告知のための看板設置や商品の搬入、また店内ディスプレイの仕上げにと、大忙しの中で、昨日公正証書作成までこぎつけました。

ところが、公正証書作成の前夜にその問題が起こったのです。開店を控えて、開店と店舗の営業時間等を告知する看板を揚げたのですが、看板のすぐ近くに、その看板を覆い隠すほどの大きさの塀が一晩の間に立ち上がっていたのです。

実は、開店を予定している同業者がすぐ近くに営業しており、その同業者が競争相手となる店舗の開店を快く思っておられなかったのでしょう。自分の敷地に塀を建てられたのですから、こちらは文句を言えません。

開店する事業主と地主様、それとワタシでと公証人役場で急遽対応策を協議したことは言うまでもありません。対抗策として、その塀より更に高い看板を建てるなどすれば、近隣の景観やバランスを欠くことになりかねません。

結論は、看板競争ではなく、真正面からお客様へサービスを提供するという競争で、同業者同士で切磋琢磨を、ということになりました。その結果、近隣のお客様が便利になったと喜んでいただければ、出店の初期の目的を達することが出来ることになりますから。地域への貢献競争は、お互いの緊張度を高めますから、結果として、それぞれが高い質のサービスをお客様に提供できることになります。あの店が出来て良かったと言われたい、それは事業主・地主様そしてワタシの共通した思いです。

さあ、年明け、1月4日がそのお店の開店日です。
新たな命を生み出し、それを世に送り出すことに少しでもお役に立てた。そして、それに関われたという感謝の念を抱き、清清(すがすが)しい気持ちで年末を迎えることが出来るのも、不動産業者冥利に尽きると言うものですね。

記録

昨夜、世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチにおいて、長谷川穂積選手が、10回目の防衛を果たしました。
この記録、日本人選手としては、ライトフライ級チャンピオンの具志堅用高選手の13回に次ぐ2番目の記録です。今の、長谷川選手の年齢や練習に賭ける姿勢などからみれば、具志堅選手の日本人記録を塗り替えるのも夢ではないと思います。

ところで、世界ボクシング史上最高の防衛回数を記録している選手は、アメリカのヘビー級王者ジョー・ルイス選手で、1937年から1948年の11年間で防衛した25回が世界記録です。凄い記録ですね。
凄い記録と言えば、アメリカのオスカー・デラホーヤ選手の、史上初6階級制覇達成だとか、メキシコの英雄フリオ・セサール・チャベス選手の、デビューから88連勝、世界戦37戦30勝、通算116戦108勝(86KO)とか、前人未到の記録は幾つかありますね。その中で、私が感動したのは、最高齢の45歳で20年ぶりにヘビー級王座に返り咲いた、アメリカのジョージ・フォアマン選手です。まだ「アラフォー」などという言葉がなかった時代の話です。

さて、我が不動産業界における記録と言えば、免許の番号があります。
当社のように事務所を愛媛県だけに置いて営業をしている「宅地建物取引業者」は、愛媛県知事の免許が必要であることは言うまでもありません。(宅建業法3条1項)この「宅建業法」によりますと、平成7年4月に公布された宅建業法第11次改正法によって、免許の有効期間を3年から5年に改められています。つまり、現在は5年に一度免許の更新がなされ、免許番号が更新されています。
現在の当社の免許番号は、「愛媛県知事(11)第1350号」です。この(11)という数字は、今まで11回の免許更新を受けてきたと言う意味で、宅建業者の歴史そのものです。この番号が(1)の業者は、免許を受けてから、まだ5年の更新期を経ていないと言う意味ですね。
まあ、古ければいい、歴史があればいいというものではありませんが、真面目にコツコツと11回の更新を得て、明日20日(日曜日)で37歳の誕生日を迎える当社です。そうです、当社は昭和47年12月20日が設立日です。多くのお客様の支えがあってこその37年です。これまでの数え切れないご支援に感謝しますと共に、これからも、地域の皆様方に不動産と言う世界を通じてお役に立ちたい、そう願うブログ担当のワタシです。

一人何役?

今日、12月22日は冬至です。一年中で昼が一番短く、夜が一番長い日です。
この冬至になると、何時もその人のことを思い出します。
それは、愛媛のテレビが、歳時記のように、必ずと言っていいほど、松山のある銭湯を舞台に「ゆず湯」の光景を描き出すからです。5月5日の端午の節句の日の「菖蒲湯」も、その銭湯をテレビカメラが写しだします。
平和通りにあるその銭湯は、温泉を引き湯していることでも有名ですが、松山でも残り少なくなった大衆浴場です。

ワタシが思い出すのは、その銭湯を経営している奥様です。ワタシが、まだ若い頃に仕事の関係で出会いました。その方は、母親として子供を育て、ある事業を経営しているご主人の妻として夫を支え、その事業の経理を担当し、資金繰りを受け持ち、そして、その銭湯を自ら経営しておられたのです。一人、一体何役をこなされていたのでしょう。

銭湯は、廃油を燃やして、引き湯した温泉を加熱していました。その為に、市内のガソリンスタンドをトラックで周り、オイル交換時に出る廃油を回収して、銭湯のボイラーに補充するのが日課でした。指の爪先は、廃油が染みて、何時も真っ黒でした。朝、まだ夜が明けないうちに起き出して、前日の銭湯を、隅から隅まで棒タワシで磨き上げ、お湯を沸かして、朝風呂に入るお客様を待ちます。夜も、仕舞風呂まで番台に座って、お客様を見守ります。

そして、その間、笑顔を絶やさなかったのです。ボイラーの熱で汗を垂らし、オイルの燃えるススで顔も真っ黒、でも愚痴を聞いたことがありません、何時も笑顔です。やはり事業家だけに、眼光鋭い時もありましたが、元々美人な奥様ですから、人を威圧するようなそれではありませんでした。

その奥様は、今年、そうまだ最近です、ご家族から天寿を全うされたと言うお知らせをを頂きました。心を揺さぶられる程の衝撃と悲しさを覚えました。心からご冥福を祈るばかりです。でも、毎年12月22日と5月5日には貴女の事を思い出します。今夜は、我が家のお風呂に柚子を浮かべます。

その銭湯は、立派にお嬢様が跡を継いおられます。今日も「柚子湯」を沸かされることでしょう。安らかにお休み下さい。

知恵

奈良県の松本さんと言う方が、最近ある新聞に投稿していました。
「最近の野ザルは、干し柿を取りに来る時にスーパーのレジ袋を持参する」
という別の人の投稿を読んでの感想を投稿されていたのです。

松本さんが住んでいるところでも、トウモロコシ・芋・人参・タマネギ・トマトなどサルの好物を畑で作っているそうで、食べ頃になると、ボスザルが観光バス一行よろしく仲間を引き連れて畑に出没し、狙った野菜を取っていくそうです。
サルに取られないようにと、畑に金網を張っていると、その金網を持ち上げて、その隙間から子ザルを入れて取らせるのだそうです。
でも、たまに人間に追われて捕まるときがあるそうですが、その時捕まるのはボスザルだといいます。

不動産業界でもお客様を訪問するときは、事前に準備をします。
対象となる土地の時価・路線価・相場の賃貸料・お客様の対人関係や家族関係等を調べた上で訪問します。

また、相手が珍しい苗字であった場合は、「姓名抄」等でその苗字の由来を調べて行ったこともあります。
初めて訪問したお宅で、相手の珍しい姓を話題にし、その由来等を尋ねますと、相手が「待ってました」とばかりにその由来などを語り始めますと、もうこっちのペースです。これでがきっかけで、今でも親しくお付き合いしているお客様もいます。

サルはサルなりの知恵を、そして不動産屋は不動産屋なりの知恵を出さなきゃ、生き残っていけない時代なのでしょう。これからも種(シュ)は違いますが、エエ、オサルサンとも切磋琢磨していこうと、年末を迎えて決意を新たにしたワタシです。

言い逃れできるか?

今月初めに、香川県で、無免許運転である男性が逮捕されたとありました。
これだけなら、ありふれた出来事ですから新聞記事などにはなりませんね。

彼は免許証の提示を求められて、交通切符に妻の名前を記入し、無免許運転を隠そうと。とっさだったのでしょうか。
妻の名前を書いた際、「もともと自分は女性だったが、性転換手術を受けて男性になった」などと主張したのだそうです。
警察によりますと、当時、彼は妻を装った上で、免許不携帯を主張。外見については「性転換手術を受けたから」などと女性言葉を使って説明し、現場近くのトイレに行く際も女性用を使うなどしていたそうですが、免許証の照会で詐称が判明して逮捕となったのだそうです。

確かに、これは新聞記事になりますよね。昔、高校時代のある授業で、犬が警官に食いついた、というのは記事にはならないけど、警官が犬に食いついた、これなら新聞記事になると教えられたことを思い出しました。

ところで、松山の不動産業者が、かつて、分譲地を売り出した時に、分譲用用地を全部売り切った後、その分譲地の周辺の則面(ノリメン)=傾斜地を売ったことがあります。
丁度今日はクリスマスイブですが、クリスマスケーキの上の平らな部分を分譲地として売り切ったとイメージしてください。そして、ケーキの台に当たる円錐形の斜面、それを、分譲地と称して、図面を付けず、謄本と現地案内だけで売ったのです。彼らが指し示した場所は普通の平らな土地だったといいます。
これは明らかな詐欺ですね。彼らを世間では「地面師」といいます。土地を買った人が家を建てようと思って、建築確認申請する段になって初めて騙されたことに気づきました。今なら、直ぐに売った業者を訴えますね。でも、その時代は、買った人も”のどか”なもので、全額住宅ローンで買っていますから、ローンを返済しなければ自分に実害がないと考えたのか、返済を放棄しました。「返済できないから、担保に取ったその土地を競売にして回収して」とばかりに。実際の被害者になったのは、その土地を担保に住宅ローンを融資した金融機関でした。

金融機関の延滞債権回収担当者が、そんな家の建たない土地を売った会社に文句を言うと、「買った人が家を建てるとは思わなかった、花壇にするつもりで買ったのではないの?」って開き直ったと言います。
そういう「言い逃れ」が通用したのでしょうか、その当時の金融機関が彼ら詐欺集団の会社を訴えたとは聞いていません。ナントモ、騙すほうも騙されるほうものんびりした時代でした。

この会社は、その後、社名を変更して今でもこの業界で営業をしています。皆さん、十分お気をつけ下さい。重要事項説明書は、現地と照らし合わせて、確認チェックをお忘れなく。

詐欺師達

昨日、詐欺師=「地面師」達の過去の手口をお話ししました。
ついでといいますか、まとめてといいますか、彼らのやったもう一つの詐欺の話をします。

松山市の隣の市の郊外の、ある地域に40世帯ほどの古い団地があります。重信川に流れ込む支流を囲むような谷あいに、その団地はあります。もちろん、今もその団地はあります。

その谷あいを開発して分譲したのが、その詐欺師=「地面師」集団の不動産業会社です。その分譲住宅を、全額住宅金融公庫から住宅ローンで借りて買った人たちがいました。

ところがここの住人達の大半が、一度も(返済が始まって1ヶ月目の返済分から)住宅ローンを払わないと言う事態が生じたのです。もっとも、大半の債務者が1ヶ月たりとも払ったことがないという事実が分ったのは、それから1年以上経ってからのことでした。

住宅金融公庫の借り入れ窓口が別々だったので、住宅金融公庫の代理店である各金融機関は個別事情としか考えなかったのです。個別の金融機関(住宅金融公庫代理店)は延滞回収の為に、各家に督促状を出し、各家を訪問したのですが、誰一人延滞分を払うとは言わない。そういう延滞が1年以上続いた後で、各金融機関は住宅金融公庫に延滞報告をして、強制回収(競売の申し立て)の法的手続きに入りました。その頃になって、やっと、住宅金融公庫がその団地の異様さに気がつきました。その団地の住人の概ね8割以上の人が住宅金融公庫から借入し、例外なく一度の返済もしていなかったのです。

そのカラクリは、アパートを借りていて所得の少ない人に、「タダで新築住宅に、少なくとも3年間は暮らせる」とセールスして売りつけた不動産業者がいたのです。そうです、彼らです。彼らだけが、売り出した当初からこうなることを予測していたのです。

それらの不良債権化した住宅は、住宅金融公庫からローンを借りて買った後、2年から3年目に次々と競売となりました。その競売物件を次々に落札していった業者は、それらを当初売り出した彼らでした。ナント、彼らはそれらの競売物件を、驚く程の安値で落札し、小規模の改装をした後で、「超格安物件」として再度売出しました。同じ物件を2度商売のネタに使うと言うしたたかさ。そういう手口に、容易に引っかかったという弱みかどうか、どこの金融機関も彼らを詐欺で訴えようとはしませんでした。金融機関の実質的な被害は0ということもあったでしょう。被害は債権が回収できなかった住宅金融公庫になりますが、その被害も実質は税金で償却です。

その分譲住宅を全額金融公庫のローンで借りた人たちも、1回も返済することなく、競売で落札者が出るまでの2年~3年間は家賃無料で、その分譲住宅に住み続け、立退き命令が出て、堂々と借家に引っ越していきました。

昨日も書きましたように、まだこの会社は社名だけを変更し、今も営業を続けています。

仲良し

今年、印象に残ったお客様の話を紹介します。

東温市の住宅地にお住まいの2組のご夫婦の話しです。このご夫婦は、ご主人同士が兄弟で、奥さん同士も姉妹というカップルなのです。お兄さんとお姉さん、弟さんと妹さんという組み合わせです。

4人の馴れ初めはおうかがいしていませんが、この2組のご夫婦、極めて仲がいいのです。隣同士に家を建てて住んでいますし、立てたハウスメーカーも同じなら、間取りまで同じです。

そういうご夫婦に、大規模開発の計画があるので立ち退いていただきたい、別のところに移転して欲しいという話をしに行ったことが、そのご夫婦を知ったきっかけです。そういう申入れをしたところ、お兄さんのご夫婦は、弟さんご夫婦と同席でその説明を聞きたいと言うことでした。

4人の前で移転の条件を色々提示しました。
そうしますと、4人が異口同音で、移転先も2組の夫婦が隣同士で住める場所で、ハウスメーカーや間取りまで同じにして欲しいというご注文でした。

世の中、意外と兄弟同士って仲が悪い組み合わせが多い中で、この兄弟と姉妹の何と仲のいいこと。羨ましいといいますか、微笑ましいといいますか、心が和む交渉でした。

この大規模開発は計画が途中で頓挫しましたので、その2組のご夫婦は今も、そこに隣り合って仲良く暮らしておられます。4人の笑顔が思い出されます。どうか4人揃ってよいお年をお迎え下さい。

宴たけなわではございますが

今年も残すところ、今日も入れて後4日になりました。もう忘年会のシーズンもとっくに終わりましたね。
忘年会などで、宴(うたげ)が最高潮に達したごろに、そういう役回りの人が、立ち上げって言う言葉が、「宴(えん)たけなわではございますが・・・・」。我社では、これがワタシの役割です。

ところで、「たけなわ」とは、『宴(うたげ)なかば』という言葉が縮まって生まれたと言われているそうです。
盛り上がっている「宴」を、一旦中断して、そのまま二次会に雪崩れ込もうと思ってる人や、家路を急ごうかと考える人に、「自分はどちらにしようか?」っと、冷静な判断をする間合いを作る役割ですね。このタイミングが難しい。

中国の上海では、今バブル真っ最中だそうです。マンションは建つ前から売れていて、しかも、まだ建っていないにもかかわらず、それを転売して儲けている人まで出てきていると言います。

日本でもかつて不動産バブルの時代がありました。

このバブルの饗宴を終わらせたのが、金融当局の「融資規制」(総量規制)です。つまり、金融当局が突然立ち上がって、「宴(えん)たけなわではございますが」とやったのです。

ところが、この時は、もう既にバブルも末期で、しかも、「中締め」どころではなく、急ブレーキを掛けたものですから、世の中は「クラッシュ」となり、金融機関を含めて倒産が相次ぎ、社会不安が起こりました。「宴たけなわ」のタイミングが遅れた上に、「中締め」ではなく、「大締めつけ」となり、大混乱が起こったというわけです。

さて、今年の我が社の成果が「宴」と言えるかどうかは別として、今年もこの辺りで、「宴(えん)たけなわではございますが・・・・」と宣言して、「中締め」としたいと思います。来年に繋げるためにも、正月は中休みとしましょう。

ブログも今年は今日で一旦「中締め」とします。来年は4日から再開です。
つたないブログを読んでいただきありがとうございました。

皆様、よいお年をお迎え下さい。

プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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