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「再訪81 なかまる」・「愛媛グルメ紀行」 467

今日は、昨年8月10日に”愛媛グルメ紀行”シリースの351番目のお店としてご紹介した、伊予郡砥部町川井にあるうどん屋”なかまる”さんを再度ご紹介しましょう。(「なかまる」・「愛媛グルメ紀行」 351


場所はおさらいですが、国道33号線を松山から久万高原町に向かい、砥部バッティングセンターを越えた信号の無い交差店内に”焼肉 やぐら”さんが1階に入っているやぐらビルを右折し道なりに行くと、普通の住宅地の中にあります。


お店はこじんまりとしていて、一般の民家風ですから”知る人ぞ知る”というお店でしょう。

玄関1
こちらがお店の玄関ですけど、この玄関だって道路からはブロック塀に阻まれて見えません。


そのブロック塀に、店名を記した看板が見えるだけというお店です。


前回お伺いしたのは、真夏でした。このお店でブログ友:”乱 駆郎”さんにバッタリ出会ったことを昨日の出来事の様に覚えています。


ブログ仲間と言うのは、互いの記事にコメントし合ったり、相手の書いた記事のお店情報を参考に追体験するといったケースが殆どで、お互いは顔も本名も知らないと言うのが普通です。


言わば架空の空間での知り合いに、リアルで出会うことは殆どありませんが、乱さんとはこのお店で遭遇しました。

店内2
その時は、二人ともこのお店の夏季限定メニューである”錦糸卵のぶっかけ”をいただきました。


しかも、このお店とその絶品メニューを紹介していただいたのが、同じブログ友:”ファットマン”さんでした。


今回の再訪目的は、そのお二人の共通したお薦めである”牛すじうどん”をいただくことでした。

メニュー3
このメニューにもあります通り”牛すじうどん”は、このお店自身が「当店の隠れた逸品」と称している看板メニューです。


前回、真夏にお伺いしたときもお年を召したおばあちゃんが、お店に入るなり”牛すじうどん!”と一言力強く注文したシーンも鮮やかに覚えております。


ですから、迷うことなく「牛すじうどん!」と注文しました。


なおこのお店の”牛すじうどん”を、ファットマンサンは「紡績工場で一生懸命働いている伯爵家のお嬢さんみたいな感じがするうどん」と表現されたことがあります。超個性的表現で、素敵だと思いました。


また注文した相手は、真夏に来た時にはいらっしゃった”妙齢の涼やかな美人女将”は残念ながら見当たらず、若い男性の店員さんでした。


すると、その若い男性「ごめんなさい!”牛すじうどん”本日は売り切れです!」と頭を下げられた。


「え?このお店の開店時刻が午前11時。それで今はまだ11時30分ですよ!それで売り切れ・・・・・」と、言葉が途切れ途切れに。


どうやら開店直後を狙って入る第一弾のお客さんたちがあって、彼等に全てさらわれたらしい。


仕方なく、「”鍋焼きうどん”一つ」と力なく注文した。ちょっと力が抜けてしまった。お値段は500円。

アルマイト鍋4
鍋焼きうどん”は、アルマイトの鍋に入って出された。


以前にも一度書きましたが、この”アルマイト”、アルミニュームを錆びにくく処理したもので、昭和4年に日本人が発明したもの。


戦中戦後を通して、軽くて割れず錆びない食器として飲食業界の鍋や薬缶に姿を変えて一世を風靡した。

鍋焼き上5
アルマイトの蓋を取った。


実に”端正”と言うか、シンプルな中にも気品を漂わせた姿を見せてくれた。


具材は、竹輪2切れ、カマボコ2切れ、半熟玉子、そしてあった!”牛すじ2切れ”が。


この”牛すじ”の姿を見たとき「おお、オマエ、ここにもいてくれたんだね!」とお礼を言いたくなった。

鍋焼き6
立ち昇る湯気と共に、出汁のいい香りが鼻腔をくすぐる。


イリコ出汁の香りだ。この辺りから微笑が漏れ始めた。


”牛すじうどん”を食べ損なったことなど、完全に頭から飛んでいた。

肉7
見て下さい、これが”牛すじうどん”では主役を張る”牛すじ”です。


”鍋焼きうどん”では脇役に廻ったけど、ただの”脇役”ではないぞ!という存在感があった。


早速一口食べてみた。「うんうん、これがあの”牛すじ”か!いい煮込み加減だよねー」と話しかけたくなった。


煮込みの過程で、牛肉の旨味はスープに煮出され、ややパサツキ感があるものの牛肉の旨味を残している。

卵8
半熟玉子の皮膜を箸で突っつくと、中からトローっと黄身が出汁に解け出てきた。


出汁の味がマイルドになる。戦中戦後に開業した”うどん屋”さんの甘さはないけど、出汁はシンプルでなおかつ力強い。


口の中に嫌味が残らない。麺と出汁とカヤクのバランスがすこぶる優れている。

麺9
まあ、””の艶を見て下さい、麺のテリも。


ワタシがいつも激賞する、萱町の”どん”さんや、南高井の”味十味”(あじとみ)さんの”たおやかな弾力”にはやや欠けるものの、艶と適度な弾力があって、好きな”麺”です。


出汁を適度に吸っていて、麺そのものに味がある。

完食10
ものの5分で完食です。


周囲の客の三分の二の人が、この”鍋焼きうどん”を、ただひたすらに黙々と啜っていた。冬の人気メニューに違いない。


ここの店主さんは、どこかのお店で修行をしたわけではなく、独学で麺を打ちうどん屋を開業された。


店主さんは厨房の中にいて、客の前には姿を現さないけど、厨房との仕切りから店内が見えるようになっていて、キチンと客の表情を見ておられる。


やはり、砥部の隠れたるうどんの名店だ。




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 41

今週の土日も”愛媛グルメ紀行シリーズ”を振返ってみましょう。今日は過去にアップした122番目のお店から124番目のお店です。

この頃は、まだ”ワタシの愛媛グルメ紀行”が、今のスタイルを確立できていなかった時代です。



先ず最初は、122番目のお店です。

それは一昨年9月2日にアップした、国道56号線沿い、松前町北黒田にある長崎ちゃんぽんのチェーン店”リンガーハット”さんです。(「リンガーハット」・「愛媛グルメ紀行」 121

ワタシは、全国展開するファミレスを否定するものではありませんが、調理過程のほとんどを工場で行う”セントラルキッチン方式”のお店は、このシリーズには馴染まないと思っています。

ところが、最近九州系のラーメン店を経験し、”八幡浜ちゃんぽん”に挑戦した経過もあって”長崎ちゃんぽん”を全国に普及させた功労者でもある”リンガーハット”さんを訪ねました。

玄関1
リンガーハットという店名(社名でもあります)の由来は、長崎で幕末から明治にかけて活躍したイギリスの実業家フレデリック・リンガー氏から採ったそうです。

全国で450店舗余りを展開されている、大チェーン店です。

長崎チャンポン上4
そこで、注文したのは看板商品の組み合わせということで”長崎ちゃんぽんセット”730円です。

具材は、モヤシキャベツニンジンネギコーンタマネギ、と中国野菜のクウシンサイの7種の野菜類と、野菜類以外の具材は、カマボコ、豚肉、エビ、イカゲソでした。

セットにはこの他に”餃子”が付いています。

長崎ちゃんぽん”のスープはアッサリしていて、万人好みに仕上げられています。

ちゃんぽん麺は、ストレート中太特性麺のようです。確かにカンスイを使った中華麺ではありませんでした。

スープには野菜の甘さが溶け込んでいて、麺とのバランスもさすがだと思いました。

厨房を覗くと、ちゃんぽんに入れる野菜具材をフライパンではなく円筒形のドラム型洗濯機の様な調理器に入れて、グルグル廻しながら自動調理をしていました。

このお店は再訪しません。やはり機械で調理しているお店は、”愛媛グルメ紀行”には馴染まないからです。



二番目にご紹介するのは一昨年9月5日に123番目のお店としてアップした、国道11号線沿いの小坂3丁目にある”コーヒーとカレーのお店・クーリー”さんをご紹介します。(「コーヒーとカレーのお店・クーリー」 ・「愛媛グルメ紀店」 122

”手打ちうどん ごろびつ庵”の南隣です。

玄関1
この地でお店を開いて今年で27年目になります。女将さん一人で全てを切り盛りされています。

お店の名前”クーリー”は、ヒンズー語で”美味しい”とか”素晴らしい”という意味だそうです。

エビカレー5
ワタシは”クルクル”の単品を注文することに。お値段は900円(内税)です。

女将さんによれば”クルクル”とはエビフライということだそうです。

辛さは”甘口”から”辛口”まで8種類に分かれています。

そこで、辛さの想像がつきませんでしたので、甘口から2ランク上の”ごくふつうです”と表示されている辛さを選びました。

辛さの8種類のカラクリは、超甘口カレールーと超辛口カレールーの2種類を予め作っておき、辛さの段階に応じて2種類のルーを混ぜ合わせ調整しているそうです。

本格カレー好きにはもっと辛いランクを選んだほうが満足されるかも。

それで、このお店は再訪しません。ワタシは元々カレーが好きで堪らないというタイプではないからです。

<注>また、その後このお店は閉店されました。



最後にご紹介するのは一昨年9月6日に124番目のお店としてアップした、県道久米垣生線沿いの、東垣生町にある”中華そば・創(はじむ)”さんです。(「中華そば・創(はじむ)」・「愛媛 グルメ紀行」 123

調度、伊予銀行の支店の西隣です。

カウター席だけのこじんまりとしたお店ですが、これが驚くほど美味い”中華そば”を堪能できるお店なのです。

玄関1
この地にお店を開いて、まだ5年目です。

店内では、「いらっしゃいませー!」の元気で大きな声が響いていました。

若々しく、キビキビした一連の動きが心地いいのです。

中華そば4
ワタシは看板通りの”中華そば”と”手作り餃子”を注文しました。

お値段は、それぞれ650円と300円です。

まあ、この”中華そば”を見て下さい。スープから漂う”醤油と出汁”の香りが妖しく誘うんです。

つまりスープが、”官能的”。

しかも野性味と繊細さが渾然一体となっているです。

また”焼豚(チャーシュー)”が、食する直前に炙られています。

そうすることで、実に香ばしい香りがスープに移るのです。

しかも、餃子と中華そばを出すタイミングまで計算されつくしています。

餃子を焼く鉄板の(蓋をしてある)餃子の焼け加減を、音で確認した上で麺を茹で始めます。

中華そばが先に出されますが、中華そばの熱々に挑戦しウハウハ言って、三分の一程を食べ終えた頃に"餃子”が焼き上がり提供されるんです。

お店の名前は、創造するの””の字を採って、”はじむ”と呼ばせます。

店主の、”オレの中華そばを創(つく)るんだ”という心意気が、ヒシヒシと伝わるお店です。

当然にこのお店は再訪します。実は既に何度か再訪しているのですが、300回を超えるまでの再訪は記事にしないと決めていた頃だったのです。ですから、今度の再訪は記事にします。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 42

今日も、”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズをお届けします。シリーズとしては第42号になりました。

今日は振り返るのは”愛媛グルメ紀行”シリーズ125番目から127番目です。



先ず125番目は、一昨年9月7日にアップした、富久町のアイケンビル1階にある”キッチン ファミーユ”さんです。(「キッチン ファミーユ」 ・「愛媛グルメ紀行」 124

場所は、旧空港通りの”コマツ愛媛”がある信号を南に折れて、県道砥部伊予松山線を余戸方面に進みます。

玄関1
県道を南下していると、進行方向に向かって左側にありますが、玄関が県道に対して正対していないので、つい見過ごしてしまいそうです。

県道から見えるのは、お店の外壁にかかっているこの看板です。

お店の名前の”ファミール”は、フランス語で”家族”という意味だそうです。

この地にお店を出して7年が経過したそうで、すっかり地域に溶け込んでいるように見えました。

オムライス6
注文したメニューは、”週代わりランチのオムライス”です。お値段は800円。

今週のオムライスは、”ナスとミートソース”のオムライスでした。

先ず、海草のスープが出されました。オムライスが乗っているお皿には、サラダと小皿が付いています。

サラダは生野菜に、オニオンスライスの揚げられたものが乗せられていて、香ばしさが嬉しい。

小皿の”出汁巻き”は、しっかりお出汁が効いていて純日本風な味わいです。

メインの”オムライス”にはナスだけではなく、ソラマメやトマトなどの夏野菜がタップリ入っていて、ミートソースとよく合っています。

オムライスのライスは、マッシュルームとタマネギとライスをバターで炒めたバターライスです。

その味の、まあ絶妙なことといったら。本格的キッチンの面目躍如ですね。

従って、既にこのお店は再訪しました。そして”再訪シリーズ”58番目のお店として、昨年11月6日にアップしました。(通算411店目)



次にご紹介するには126番目のお店として一昨年9月8日にアップしました、南環状線からちょっと入ったところにあるトンカツ屋さんの”こだわりとんかつ かつ花(ロ-ズハウス)”さんです。(「かつ花」・「愛媛グルメ紀行」 125

場所は朝生田町3丁目、南環状線沿いにある”カメレオンクラブ”の裏です。

玄関1
正面玄関の看板を見ると”ローズハウス”と書いてあります。

このローズハウスは、このお店の他に余戸南の国道56号線沿い(坊ちゃんスタジアム入口)にレストランの”ローズハウス”を運営していますし、フライブルグ通りの南江戸で、会席料理のお店”花ぜん”を運営していてます。

とんカツ定食上4
ワタシが注文したのは”とんかつランチ”840円です。

とんかつ屋さんでは”ひれかつ”を注文することが多いのですが、最近”ひれかつ”の上品さに飽き足らなくなっていたので、断然”とんかつ”を選んだのです。

ランチには、味噌汁、ご飯、香の物とコーヒーが付きます。ご飯も付け合せのキャベツも、そしてコーヒーもお代わり自由。

”とんかつ”は、金網の上に乗せられて提供されますので、とんかつの揚げ油の熱でとんかつ自身がフヤフヤになるのを防ぐ工夫がされていました。

薄く脂身が斜めに走っていますが、しつこさを感じさせません。実に軽く”とんかつ”を味わえます。

やはり、多種多様なお客さん層を意識して、万人向けになるような調理でした。

しかし再訪はしません。トンカツが特に好きなメニューというわけではないからです。



最後のご紹介するのは一昨年9月9日に127番目のお店としてご紹介した、国道56号線沿いの、保免中2丁目にあるおうどん屋さん”多磨屋(たまや)”さんをご紹介します。(「多磨屋(たまや)」・「愛媛グルメ紀行」 126

この地に開店して5年。JRの三津浜駅内には、このお店の発祥となる”多磨屋”さんが今も営業なさっています。

玄関1
国道56号線が、予讃線を越えるために高架になっていて、それが伊予市方面に向かって下ったところにあります。可愛い三角屋根の、ちょっと見にはうどん屋さんとは気がつきにくいお店構えです。

多磨屋うどん4
さて、ワタシが注文したのはお店の名前を冠した”多磨屋うどん”です。お値段は650円。

色々な具材が入っている、”五目うどん”と言ったような楽しいうどんでした。

入っていた具材は、甘辛く煮た牛肉、やはり甘辛く煮込んで長めに切ったオアゲ、ワカメ、そして特性のエビ天かす、半熟玉子、カマボコと刻みネギです。

うどんの麺は、ワタシの最も好む”ムッチリ優しい弾力うどん”とはやや趣を異にしますが、でもしっかりしだ弾力がある美味しい麺でした。

でも、一番唸ったのはその”出汁(だし)”です。薄めの甘め出汁ですが、半熟玉子が出汁に溶け出した途端に、妖艶で官能的な出汁に変わるのです。

こういう風に、出汁の味が途中で変化する食べさせ方は初めて経験しました。

このお店は再訪しません。と言いますのは、昨年12月11日にJR三津駅内にある”多磨屋(たまや)本店”さんを435番目のお店としてアップしたからです。

<注>その後、このお店は閉店されました。



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「ホワイト やまむら」・「愛媛グルメ紀行」 468

今日は朝生田町4丁目、”パチンコ天国朝生田町店”と”デオデオ松山サービスセンター”の北西角にある”ホワイト やまむら”さんをご紹介しましょう。


この喫茶店がこの場所にあることは、以前から知っていました。


でも、少なくともワタシが書いている”愛媛グルメ紀行”に登場するお店だという認識は全く持っていませんでした。


ところが、ブログ友:乱 駆郎さんが1月8日の記事で採り上げられ驚きました。



このお店で、美味しい”中華そば”がいただけると言うではありませんか。早速、記事を拝見した翌日に駆けつけてみたという訳です。

玄関1
こちらがお店の全容です。


縦から見ても横から見ても、これは街場に普通にある”喫茶店”にしか見えません。


しかも、東隣の”山村建設”さんのビルの一角にあるんです。どう見ても、”山村建築”さんが余技でやっている風にしか見えませんでした。

店内2
店内に入ってみると、一昔前の”スナック”風の設(しつら)えです。


店内の天井には”プロジェクター”が吊り下げられ、自動で降りるスクリーンや”ボーズ”のスピーカーまで設置されています。巨大カラオケセットです。


お店のカウンター奥の壁面には、アルコール類のビンが並んでいて、どうみても街中にある”スナック”です。


カウンター奥(カーテンと壁で仕切られている)の厨房には、どうやら店主さんとその奥さんが入られ、フロアー係りはその娘さんが担当なさっている雰囲気でした。

メニュー3
メニューを見ますと有りました、”中華そば”が。お値段は550円です。


しかも、焼きそばや鍋焼きうどん、チキンカツラーメン。更にはお好み焼きからスパゲティーグラタン、ドリア、ハンバーグ定食からカツカレーまで、あるはあるは。


フロアー係りの娘さんに、「このお店で”中華そば”がいただけると聞いたのですが・・・」とお伺いしてみた。


「はい、社長自らが作っています」との答え。「それお願いします!」で注文は当初予定通り決まった。

中華そば上4
そして出てきたのがこれ。


娘さんは「おにぎりがセットで付いて50円増し。そちらがお得です」と薦めてはいただきましたが、「単品だけで十分です」とお断りした。


この”中華そば”が入っている器を見て、それが正解だったことが分った。

中華そば5
スープが独特の濁りをしている。何からどうやってスープを作られたのか?想像がつかない。


でもそれ以外は、至って真っ当な中華そばだ。


具材は、モヤシ、カマボコ、刻みネギ、ゆで卵半分、そして炒められた豚肉。チャーシューではない。


どことなく素朴さが漂っていた。

アップ7
スープを啜ってみた。「フン・・・・・まあ・・・・・普通に・・・・・美味しい」


見た目より美味しい。大きな器にタップリスープが張ってあるけど、レンゲなどはついていない。


丼を両手で持ち上げて、器に口を付けてズルズル啜るしかない。


周囲を見回すと、作業着を着た人たちが4人~5人、思い思いに漫画などを片手に今日の定食と言うのを食べていた。


カウンターの内側には”済美高校野球部”のペナントや記念ボールやトロフィーが飾られている。


娘さんに聞いてみると、このお店の常連さんに”済美高校野球部”監督の上甲さんがいると言う。

麺8
麺はストレート細麺。麺を湯掻く鍋が小さすぎるのか?麺同士がくっ付いて束になっている部分が目立つ。


でも、誠実に手を抜かずに作った感じは伝わった。


このお店の中華そばを称して「実際なかなか本格的に美味しかった。」と表現したブログ友:乱さんほどの表現は出来ないけど、何でもアリの喫茶店でいただく”中華そば”としては上出来の味だと思った。


もちろん”喉を掘って唸る”という程のものではないが、昼の一時を気を緩めてユッタリ過ごしながらいただくには丁度いい出来具合には違いない。


今年で29年目を迎えると、指折り数えてくれた娘さんを含めて、極々飾らない素直に普通のお店だった。


なお駐車場問題は、ブログ友:ファットマンさんの知恵をお借りした、ここにお礼申し上げておきたい。




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「レストラン&喫茶 モカチャーゼ」・「愛媛グルメ紀行」 469

今日は、国道56号線からちょっと西に入った、松前町北黒田にある”喫茶 モカチャーゼ”さんをご紹介しましょう。


場所は、国道56号線を松山市内から伊予市に向かっていると、国道の東に”長崎ちゃんぽん リンガーハット”があります。そのお店を通過すると直ぐに交差点がありますが、その交差点を西に(進行方向に向かって右折)入ると、直ぐに道路の北側にあります。阿川石油GSの裏手です。


ブログで時々情報を頂戴する:”のしうめ”さん(ブログ名:愛媛美味探訪)や、ブログ友:”ファットマン”さん(ブログ名:ファットマンの松山B級グルメ日記)にご紹介されて知ったお店です。


そういえば、同じくよく新店舗情報をいただく:”きくりん”(ブログ名:愛媛さすらい日記)さんも記事にされていた。

玄関1
これがお店の玄関です。


1階がお店、2階はご自宅のようで、2階のベランダにはお布団が干してあった。


外見は、一昔前の”喫茶店”風の設(しつら)えです。

店内2
店内に入ると、モダンジャズが流れ、店内の仕切り窓にはステンドグラス。


店内を飾る調度品も西洋アンティーク調が多くて、落ち着いて時を楽しむ喫茶店そのものでした。


このお店で”チャンポン”があると、ファットマンさんは記事に書いておられたけど、それらしき雰囲気は全く無い。

メニュー3
そこで、テーブルのメニューを拝見した。


するとこのお店、喫茶店には違いないけど、メニューから拝察すると寧ろレストラン、あるいは”洋食屋”さんのメニュー構成になっている。


”チャンポン”はメニューのどこにもない。


不安になって、フロアーにいた女性に「このお店で”チャンポン”がいただけるとお伺いして来たのですが・・・」とお聞きしてみた。


すると「はい、お味噌と醤油のどちらになさいますか?」との返事。そこで、「え?チャンポンのメニューはどこに?・・・・」と、重ねて尋ねてみた。

メニュー4
その女性は店主(オーナーシェフ)の奥さんだった。その奥さんが「チャンポンメニューは玄関脇に」と仰ったので、そこに足を運び写したのがこれ。

このお店ではチャンポンを”チャンポンラーメン”と名づけられ、味噌スープと醤油スープが選べる。

お値段は何れも600円。ワタシは迷わず醤油味を選んだ。

そして「喫茶店でチャンポンとは珍しいですね」と奥さんに問いかけると、「ええ、主人がコックなので」というお答え。

さらに追っかけて「店名の意味と言いますか、由来は何でしょう?」と尋ねてみた。

「”モカチャーゼ”の”モカ”は、コーヒー豆の種類ですが・・・・・」と、奥さん。

奥さんとワタシの会話を、奥の厨房で聞かれていたのでしょう、店主(オーナーシェフ)さんが厨房から出られてワタシの前に立った。

「店名がそんなに気になりますか?もちろん、意味の無い店名なんてないですよね。ですから文字通りの意味です。それ以上は深く考えなくてもいいんじゃないですか」と笑顔で仰って厨房に戻られた。

この時「余りしつこく尋ねたので、店主さんからは五月蝿(うるさ)がられたかな?」と、ちょっと思った。その結末は後ほど。

チャンポンラーメン5
これが注文した”チャンポンラーメン”の醤油スープ。お値段600円。


まあ、何と具沢山のチャンポンだった。


主な具材は、キャベツ、タマネギ、ピーマン、ニンジン、モャシ、豚肉、エビ、カマボコ、ワカメなど。


それらが中華鍋で素早く炒められ、卵でとじてあった。

チャンポンラーメン6
スープは、恐らく鶏がらをベースにされているのでは?と思ったけど、完全にはスープの内容は分らなかった。


そして、何より肝心なことはこのスープの奥深い味。「ウーーーン・・・・・・」と唸ったまま、何度も何度もレンゲを使ってスープを啜った。


全く嫌味のない、まろやかで滋味深いスープだった。ちょっと想像を遥かに上回るスープの旨さに酔い痴れた。


もちろん、野菜の甘味も存分に引き出されている。喫茶店で、様々な食事メニューの一環として出されるレベルでは到底無い。


これはこれだけで、専門店が堂々と出せる味だ。直ぐ近くの長崎チャンポン専門店”リンガーハット”などではない。完全にレベルは上。

アップ7
種類の多い具材とスープが完全に一体化している。何度唸ったことか。


麺は製麺所から仕入れられているのでしょう、カンスイの効いた中太ストレート麺が使われている。


麺が特別という感じではないけど、このスープによくマッチしている。


奥様に「この”チャンポンラーメン”、これはちょっと感激するほど美味しいですね」と話しかけた。

アップ8
すると、奥の厨房から店主(オーナーシェフ)が出てこられた。

カウンターの上に掛けられている”調理師免許”の免許交付日が昭和40年代半ばだった。もう業暦は40年を遥かに超している。

出てこられた店主さんに「この調理師免許を拝見すると、随分古くからやっておられるのですね」と話しかけた。

「ええ、私は中学を出て、直ぐに”大衆食堂”に入ったんですよ。そこでは何でもやらされました。忙しいお店でしてね」と、ここから店主さんんの長い独白が始まった。

「私がその大衆食堂に入った頃は、当然ガスなんて無い時代でしたよ。ですから火力は石炭を焚いていました」

「石炭をどんどんショベルで放おり込むんですよ、厨房はそりゃあ熱かった。石炭の火力はガスの何十倍にもなるんですよ」と、店主さんの話は続く。

「火口の蓋を取ると、真っ赤な石炭の炎が出るんです。その上で鍋を振るんですよ。火力が強いから、一瞬でも目を離すと、鍋の中のものが焦げてしまう。全く気が抜けない職場でした」と振り返られる。

麺9
「その後独立して自分のお店を持ったんです。そこで10年。そしてここに移ってもう25年経ちました」と。


店主さんの調理師免許に書いてある生年月日を見ると、昭和27年と。「店主さんのお年はワタシより3歳下ですね」と話しかけた。


「じゃあ63歳になられるんですね。私は今年還暦ですよ」と仰る店主さん、所謂(いわゆる)”ロマンスグレー”がお似合いで、精悍なお顔立ち。男のワタシから見ても、ホレボレするようないいお顔をしておられる。


「調理師免許は”西洋料理”でお取りになってるんですね」と問いかけた。


「はい、大衆食堂でしたが専門は”洋食”です。コックなんですよ」と、顔を輝かせながら楽しそうにお話になる。どうやら「五月蝿(うるさ)い客」と嫌われたわけではなかったようでホッとした。

あと少し10
店主さんと夢中で話をしているうちに、気がついたらほぼ完食していた。


店主さんの目はまだ宙を漂っておられた。「いえね、当時の仲間が次々と辞めたり亡くなったりでね、随分淋しくなりましたよ」と店主さん。


「そうですねー、もう現役で残っているものは、砥部にお店を出している〇〇君、そして後は△△君かなー。後の者は今頃どうしているんでしょうねー」と、厳しい修行時代が頭に浮かんだかのように述懐(しみじみ述べる)された。


「美味しくって、今日は感動しました。ご馳走様でした」と言ってお勘定を払った。


「そう言っていただけてありがとうございます。頭の片隅にでも残っていれば、またお訪ね下さい」と店主さんが挨拶された。


頭の片隅どころか、シッカリ頭に焼きつきましたよ。今度はご専門の”洋食”をいただきに来なきゃ!!と、早速”再訪リスト”に追加した。


しかも店名の由来と言う謎が残った。帰って早速調べてみたが分らなかった。その大きな忘れ物を早く取りに帰らなきゃ!再訪は近い




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「長浜フェリー食堂」・「愛媛グルメ紀行」 470

今日は、大洲市長浜町の旧フェリー乗り場にある”長浜フェリー食堂”さんをご紹介しましょう。


場所はJR長浜駅近くの、長浜港港湾施設内にあります。


このお店の情報は、お互いのブログをリンクし合っている:”大洲のひで”さん(ブログ名:hideのgo for broke)からいただきました。


昨年末、下灘のお客様に年末の挨拶をしに行った際に長浜まで足を伸ばして訪ねてみました。

玄関1
長浜フェリー食堂”さんが入っているのは、画像でも分るように”港湾センター・長浜港務所”の1階に入っています。


この”港湾センター”の施設が出来たのが昭和44年(今から43年前)と、”長浜フェリー食堂”さんの女将さんにお伺いしました。


「そしてね、ウチがこの施設にお店を出したのが昭和48年なんよ!主人と二人でお店を始めたの。でももう40年になるもんねー」と、女将さん感慨深げに語っていただきました。


「昔はねー、ここの長浜フェリーには下関航路があってけっこう賑わったのよー。でもその航路は廃止され、今では”青島”便が一日2便だけ」と語られた。


青島は、長浜港の沖合い13.5kmに位置する有人島で、2012年現在では16人にいるそうです。島には車はもちろん、自転車の一台もないという。

入り口2
こちらが、”港湾センター”の施設内にあるお店の入り口です。


地元で知っている方でないと「え?ここに食堂があるの???」って思われかねない雰囲気でしょう。


かつては、同じ1階に別のお店もあったようですが、今では”長浜フェリー食堂”さんだけが営業されているのではないかとお見受けしました。

店内3
店内に入りますと、丁度お昼時とも重なりましたので、ほぼ満席。ですから相席は当たり前という雰囲気でした。

地元で働いておられる方が、「今日は何にしようか?」と言いながら、次々とお店に入ってこられます。

ここ長浜では貴重な食堂だということが見て取れます。お店で食べるだけではなく「お弁当」も作って店頭に置いておられますので「今日は弁当2つ買って帰って、家でカーチャンと食べヨーワイ!」」というお客さんの姿も。

店内には、このお店の店主さんの”ふぐ調理師免許”の額が掲げられています。その額には”久松定武”愛媛県知事の名前が見えます。

もう愛媛県でも”久松定武元県知事”の名前を覚えている方は少なくなったでしょう。元の”松山藩藩主”であった久松家の子孫で、愛媛県知事を4期務められました。

その話を女将にすると「そーよ、ほやけん、うちも古るーなったもんよねー」と懐かしげ。

「店の奥には座敷があって、今でもシーズンになると”ふぐ料理”を出しとるんよ!」と目を輝かされる。

実はこの長浜、ふぐの水揚げでは県内でも有数を誇った。最盛期は昭和40年代で、このお店が開業した頃に重なります。

その当時は、長浜沖で採れたふぐのほとんどが、全国でもふぐ集積地として名高い”下関”に送られていました。

フェリーが下関港と長浜港を結んでいたのは、そういう物流に伴う人の流れがあったということです。

今では漁獲高が激減。激減したことが、皮肉にも”下関”に送るだけの量が確保できず、地元で消費されることとなりました。

昔は下関に送ったほうが高く売れるので、地元では高嶺の花だったものが、今では手軽な値段で地元で食べることが出来るようになったと言う訳です。

長崎チャンポン上4
さて、お目当ての”長崎チャンポン”が運ばれてきました。お値段は580円です、嬉しい値段ですね。


そして見た瞬間「ああ、これは食べきれない!」と、顔が引きつりました。野菜の山また山です。


女将さんに「こんなに大盛りって・・・・これは食べきれないかも知れません・・・」と言い訳の伏線を張っておきました。


すると「何イヨルン!このくらい。これほとんど野菜やけん、食べれる食べれる!」と言い切るんです。


メニューの名前は”長崎チャンポン”と銘打たれていますが、麺は中華の”蒸麺”(むしめん)を使っておられます。つまり、カンスイを使った普通の中華麺を使われているということです。


長崎県で使われる”チャンポン”の””は、小麦粉を唐灰汁(とうあく)でこねたものです。従って、カンスイを入れた中華麺のような黄色い色はしていません。ですが、今では恐らく長崎県以外は、全て中華麺を使っていると思います。

長崎チャンポン5
ですから、愛媛県で”長崎チャンポン”と名乗る意味はないのですが、やはり本場にあやかりたいということでしょう。


まあ見て下さい、丼の上に積み重ねられた野菜の山。小高く聳え立っているようにさえ、今のワタシには見えてしまいます。


具材は、大量のキャベツとモヤシをベースにしながら、更にニンジン・ピーマン・シイタケ・キクラゲの各線切り、揚巻、豚バラ肉、イカ、イカげそ、干しエビなどです。


これらの大量の具材が、大きい中華鍋で一気に煽(あお)られ炒められます。野菜のシャキシャキ感を残すことが調理のポイントです。野菜のそれぞれの持ち味を殺さないように注意します。


具材が炒められたら、大きい寸胴鍋に入っているスープを中華鍋に投入し、茹であがった麺を入れた丼にどっと注ぎ込みます。

アップ6
美味しい香りが鼻腔を刺激します。でも、驚くほど大量に掛けられた”胡椒”に少々たじろがされます。くしゃみが出そうになります。


スープは思った以上にアッサリ味です、優しい味です。もう少し、スープの味付けに芯が欲しいと思わしめるほどのアッサリ味です。


多分、このスープを松山に持ってきて勝負をしたら、濃厚な味のスープに慣れた人には物足りなさが出て勝負にはならないでしょう。


でも、ココではコレでいいんです。これが40年に渡って慣れ親しんだ”長浜フェリー食堂”さんの味なのです。皆さんこれに満足なさって、お客さんの概ね半分が注文されるという看板メニューなのです。

麺7
”麺”にしても、先ほど書いたように製麺所から仕入れた”蒸麺”です。


同じ製麺所から仕入れても、お店の好みで”蒸麺”を使ったり”生麺”を使われます。


蒸麺”の方がスープを吸い込んでふやけることが少ないのでしょう、大量の具材と一緒にいただくには優れています。

残った8
「もう40年経って、主人ももう還暦!孫が5人出来てね!」と女将の笑顔は続きます。


「ワタシも還暦をトウに過ぎたけど、孫の声は当分聞けそうもないんですよ、いいですねー!」と声を掛けた。


「でもなー、その5人の孫に引っ張りまわされて、そりゃあーもう大変なんよー!」と、ちっとも大変そうではない笑顔がはじける。


遂に残ってしまった。「ごめんなさい、残してしもーーて!」と謝った。


すると「それでも、ヨーー頑張ったやない!エライえらい!」と逆に褒められた。


いい気分にさせていただいて、お店を後にできた。嬉しくありがたいお店でした。




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「熱烈 一番亭」・「愛媛グルメ紀行」 471

今日は、大洲市北只にある”熱烈 一番亭”さんをご紹介しましょう。


場所は大洲市内から出て、国道56号線で宇和町に向かいますと、八幡浜に向かう大きな交差点に差し掛かります。その交差点近くの”大洲ショッパーズ”という商業施設の中にあります。

看板1
こちらがお店の看板です。国道沿いですし目立ちます。


このお店は、お互いのブログをリンクし合っている:”大洲のひでさん”(ブログ名:hideのgo for broke)で知りました。


ただ、ワタシは西予市の出身ですので、高速道路が出来るまでは国道56号線を通っていましたから、ここに”担担麺”がウリモノのお店があることは以前から知っていました。

店舗2
比較的大型店で駐車場も広く、土日は家族連れで賑わっていました。


このお店は、株式会社ダイムという三重県伊勢市に本部があるチェーン店のフランチャイズ加盟店です。

店内3
愛媛県では、ここ大洲と西条市にお店を出されれていて、西条市の方が出店が古く、今から11年前に進出されています。


またここ大洲店は、出店されて10年になるそうです。人員は、日曜日のお昼時で8人~9人体制でやっておられます。

メニュー4
このお店のウリは、”熱烈ゴマパワータンタン麺”です。ゴマペーストがタップリ入った”担担麺”です。

ワタシが既に二度採り上げた、四川料理専門店の”Chinese Cafe DINING 茶縁”さんの奥さんが、「日本の担担麺は”ゴマラーメン”と言った方が似合っている」というタイプの”担担麺”を出されます。

このお店のメニューにも、1960年四川省出身の”陳健民”氏が、日本人に合わせてゴマ風味の担担麺を開発され、このお店もそれを・・・・と書いてあります。

ところが、ワタシはこのゴマペーストが大の苦手。松山でゴマ味で売り出した”のっぴんラーメン”さんのゴマ味ラーメンも苦手です。

従って、残念ながらウリではないのですが、珍しかったので”鍋煮込みらーめん”880円を注文しました。

煮込み上5
これが、今までいただいた経験が無い”鍋煮込みらーめん”です。


でも、考えて見ますと今までに2軒で”鍋焼きラーメン”をいただきました。ラーメン屋のそれとうどん屋のそれです。


それでラーメン屋の方は、お伺いした後直ぐに閉店されました。


うどん屋さんは、うどんはダメでしたが””鍋焼きラーメン”は美味しくいただきました。それは古三津の”手打ちうどん 福磯”さんです。

煮込み6
鉄製の鍋が熱いので、取り皿付きで出されますが、ワタシは熱いものは平気な方なのでダイレクトにいただきました。


食べた途端の印象です。「味が、スープの味が濃い!!!煮詰まっている!!」でした。

アップ7
具材は、ちくわ、白菜、チャーシュー、鶏肉、長ネギです。


モタモタ撮影していたので、グラグラ沸いていたスープは落ち着きましたが、煮詰まり過ぎたのでしょう。


でも、元々”煮詰まる”ことを想定してスープの味を調整しておかなければ、煮詰まる前に全部食べ終える人なんていないとは思いました。

半熟卵8
でも、味(濃い、薄いを含めて)に対する印象こそ千差万別です。


この手の濃厚さが堪らなく好きだって言う人も、必ずおられるはずです。


チェーン店で、味は練りに練って作り出された味のはずです。タマタマワタシには濃いと感じただけのこと。


この半熟卵は味をマイルドにしてくれて、思わず「卵君、キミがいてくれたんだね、ありがとう!」って最敬礼したくなりました。

麺10
麺は細いストレート麺です。やや煮詰まりに弱いのではないかと思いましたが、スープの濃いさに比べるとありがたい味でした。


お冷が美味しかった。何度も何度もお冷を飲んで、辛うじて麺と具材は残すことなくいただきました。


ワタシは昭和生まれなんです、残すことなんて罪悪と教わって育ちました。


でも、さすがにスープはタップリ残しました。何時もならスープの一滴まで飲み干すワタシが・・・・




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「麺鮮醤油房 周平」・「愛媛グルメ紀行」 472

今日は一番町2丁目、伊予銀行大街道支店の北側二本目の東向き一方通行の道沿いにある有名なラーメン店”麺鮮醤油房 周平”さんをご紹介しましょう。


こういうお店がこの場所にあることは、ブロブ友:”乱 駆郎”さん(ブログ名:門前雀羅)さんに教えてもらうまで知りませんでした。


乱さんは夜このお店で、飲んだ後の〆をなさるという。でも昼も営業されているとお聞きしてお伺いしました。

玄関1
こちらがお店の玄関です。東隣にもラーメン屋さんが並んであるのですが、客の入りではこのお店に軍配が上がっているようにお見受けしました。


お店の玄関脇には”製麺所”があるところを見ると、麺は自家製麺をお使いのようです。

店内2
店内に入ると、若い男性客中心のお店のようでした。


右隣に座っている客の食べているのを横目で見ますと、”つけ麺”を食べておられましたが、目を剥かれたことは、その”つけ麺”の太いことと言ったら・・・・


しかもそれを大盛りで頼まれたようで、砥部焼きの大振りな丼からはみ出さんばかりの量に挑戦されていました。


それを見ただけで、戦意が半ば喪失しかけました。その極太麺を使った”つけ麺”が先ず最初の”嫌な予感”となりました。

メニュー3
そこでメニューに目をやり、つけ麺系は選択から外し、このお店の店名が冠されている”周平らーめん”700円を注文しました。


今まで、お店の名前を冠したメニューにいい思い出は少ないのですが、他に選択肢はなさそうでしたのでそれにしました。


店内を見回しますと、店内の一番広い壁に、おどろおどろしい程の”能書きが大書”されています。


そもそも、ワタシの持論ですが”壁面能書き大書型”のお店で、唸らされるほどのラーメンをいただいた記憶がありません。


ラーメン自体に力があって、本当に唸るほど旨いものを出していたら、”能書き”なんて書かなくても客は自ずと押し寄せるはず、というのがワタシの持論です。この”能書き大書”が”嫌な予感”の第二でした。

炙り4
ただ、カウンター席の目の前で女性が客から注文を受ける都度、炭火で”チャーシュー”を炙っている光景を見ました。


”チャーシュー”は漢字で書くと”叉焼”と表記するように、元々は豚肉を大きな釣り針のような金具(フック)で止め、竈(かまど)に吊るして炭火で炙って作っていました。


ところが、今では豚肉をタコ糸で巻いて繊維をほぐれないようにして、醤油に様々なタレになるものを入れ込んで煮て作る”煮豚”が主流になりました。


ですけど、”チャーシュー”を丁寧に扱っているお店では、客に供する直前に炭火で炙って香ばしさを引き出した上で出しています。極少ないお店ですが。


ですから、このお店の真摯な姿勢には素直に共感を覚えました、今までの”嫌な予感”を吹き飛ばすほどの。

周平ラーメン上5
さて、これが店名を冠した”周平らーめん”です。

お店の”口上”(ワタシから言えば”能書き”)によれば、オーナーが惚れ込んだ大洲の梶田商店の”生揚げ醤油”をタップリと使い、手間隙惜しまず瀬戸内産のイリコ、熊本産のさば節、北海道産の昆布・・・・・、要するに科学調味料など一切使用しないと、この先も延々と口上が続きます。

そして「たった一杯のらーめんで小さな幸せを感じて頂きたい、ちょっと元気を出して頂きたいから・・・・」と、口上が続きます。

まあ何とクサイ(下手な)セリフではありませんか。読んでいるこちらの方が赤面してしまいます。

ま、それは置いといて、静かにスープを啜ってみました・・・・・・・・

濃いーーーーーー、超濃厚ーーーーー!!

周平ラーメン6
そうですか、様々な思いを込めに込められたら、こういう濃い味になるのか・・・・・っと。


このラーメン(周平さんは”らーめん”と表記されますが・・・・・)には、店主さんの美味しいラーメンを提供したいという強い思いが凝縮しているのでしょう。


それが、こういう濃厚なスープ(決して塩辛いのではない、旨さが濃いだけ)を生み出された。


その真摯な思いは、濃厚に伝わりましたが、個人的には「ちょっと勘弁して・・・・・」となってしまう。

味玉8
味玉”は間違いなく美味しい、確かに味玉にまで濃厚さが反映しているけど、「勘弁して・・・」という程ではない。


でも、何度も何度もお冷を美味しく飲んだ

叉焼9
チャーシューだって、間違いなく香ばしくて奥深い味わいがあって、炭火で炙った効果は存分に出ている。


このチャーシューだけで、このラーメンをいただいた価値があろうというもの。


でもどこかに、心にストンと落ちないものが残った。何故なんだろう?と。

麺10
店長さんと思しき人に「ここにお店を出されてから何年になるのですか?」と、何時もの通りにお尋ねしてみた。

すると「7年になります。お客さんは松山の方なんですか?」と。

「ええ、松山です。知人に薦められてこのお店に来ました。但し知人は夜お伺いしているようですが」とワタシ。

「ええ、午前2時までやっています。お客さん、三津にウチの姉妹店があります。”真中(まなか)”と言います」と。

これで、今までモヤモヤしていたものが一気に晴れた。「ああ、つけ麺専門店の”真中”さんですね!知っています。あの”魚粉まみれの!”・・・・・・」(あの下品な・・・とは、さすがに言えなかったけど)

ただし「ワタシが魚粉いっぱい・・・」と言ったことで、急に対話は途切れました。(表現が不味かったかな?)

ま、それにしても「あ~そーーだったのか、隣で食べていた”つけ麺”、あれは”真中”さんのそれ、そのものだ!」と、疑問やモヤモヤが氷解した。

玄関横の”製麺所”から、店内の”能書き大書”、”魚粉まみれのつけ麺”、大洲の梶田商店、メニューの字体、店員さんの井出達(いでたち=身なり)・・・・。

なぜもっと早く気が付かなかったのか?

これは、2011年10月19日に”愛媛グルメ紀行”の151番目にアップした三津のつけ麺専門店”つけめん 真中(まなか)”さんと、何から何まで同じ作りです。

そして、最も苦手としている「あの真中さん・・・・・・」   道理で、スープも超濃厚。

このお店のスープには、ワタシは全く歯が立たない。

恐らく、若者には受ける味だと思いました。

でも、このお店を薦めてくれたブログ友は”若者”と言える年齢では・・・・・

あっ!そう言えば、胃袋だけは”若者仕様”だったのかもしれないと思い当たった。




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 43

今日からの三連休も”愛媛グルメ紀行シリーズ”を振返ってみましょう。今日は過去にアップした128番目のお店から130番目のお店です。


先ず最初にご紹介するのは一昨年9月12日にシリーズ128番目のお店としてご紹介した、空港通り6丁目(旧空港通り)の道路の南側にある、洋食屋の老舗”クレピス”さんです。(「クレピス」 ・「愛媛グルメ紀行」 127

店内は広く、この辺りに勤務する社員さんの”社員食堂”といった雰囲気をかもしています。

玄関1
看板や店舗の外壁などが、あまり自己主張をしていないので、このお店の存在を知らない人もいるかも知れません。

この地で開業して既に20数年以上。その前は鴨川でお店をやっていました。松山市内でも、洋食屋さんとしては立派な老舗です。

千舟町通りにある老舗洋食屋さんの”野咲”さんの兄弟店なのです。

日替わり定食4
さて、ワタシは”日替わり定食”を頼みました。お値段630円です。

メニューの内容は、”一口カツ”が3切れと、お約束通りのタルタル風ソース添えの”エビのフリッター”が2切れ。

そして、生野菜(キャベツ中心の)サラダと、懐かしいケチャップ炒めの茹で置きスパゲティー添えという構成。更に味噌汁とご飯が付きます。

一口カツは、ヒレ肉を使ってあり、しっかりした味付けがされています。洋食屋さんでしっかり修行をしたコックさんが、手抜きをせずに作った料理です。

従って、このお店は既に再訪しました。それは、昨年10月31日に”再訪シリーズ”54番目(通算407番目)のお店としてアップしました。



次にご紹介するのは一昨年9月13日にシリーズ129番目のお店としてアップした、清水町3丁目、県道六軒屋石手線(通称護国神社通り)沿いにある”手打ちうどん 鶴鶴 清水町店”さんです。(「讃岐手打ちうどん 鶴鶴 清水町店」・「愛媛グルメ紀行」 128

お店の道路をはさんだ、南側は”勝山中学校”です。

玄関1
本店は山越にあって、今年で開業30周年を迎えた老舗のおうどん屋さんです。

今日ご紹介する”清水町店”は、本店の息子さんがやっておられて、この地で9年目となります。

お店は、こじんまりした規模ですが、活気があって小気味いい雰囲気のお店です。常連さん中心のお店のようでした。

五目皿うどん4
さて、注文したのは”五目皿うどん”です。お値段は700円。

夏季限定メニューです。

五目とは、”錦糸卵”と”キュウリ”、”ワカメ”に”煮含めたシイタケ”、それに”カニカマボコ”の5種です。

キリリと冷やされたうどんに、彩りよくちりばめられています。それに、タップリのお出汁と、薬味に天カスと刻みネギ、それにわさびが添えられています。

”麺”は実に艶(なまめ)かしい肌をして、食べ終わった後の清涼感は格別でした。

このお店はもう一度再訪したいと思います。二代目の息子さんの成長結果をもう一度試したいからです。



最後にご紹介するのは、一昨年9月14日にシリーズ130番目のお店としてご紹介した、国道196号線沿いの、旧北条市辻にある”いろは亭”さんです。(「いろは亭」・「愛媛グルメ紀行」 129

本社は今治市にある”自然流調味料”を作る会社です。

玄関1
国道196号線から今治方面に向かうと、道路の左手にあります。

駐車場も広いし、お店も大きいので直ぐ分かると思います。

このお店のメニューの基本は”ラーメン”ですが、それ以外にも昨年”ユルキャラグランプリ”で全国第一位に輝いた”バリーさん”と共に、全国に発信中の”焼豚玉子飯”を用意しています。

それは、この会社が今治市内に本社と工場を持つ調味料などの加工会社で、”焼豚玉子飯”のタレを始めとして、味噌やひしおや各種の醤油、更にはドレッシング類まで作っているからなんです。

山蔵ラーメン4
ワタシが注文したのは”山蔵(さんぞう)ラーメン”、お値段550円です。

画像がそれです。具材は至ってシンプルで、シナチク、キクラゲ、チャーシュー、モヤシ、更にはゆで卵半分、海苔1枚と刻みネギです。

スープの色は、透明と言っていいほど澄んでいます。確かにアッサリ味には違いないのですが、魚介の旨みがしっかり出ていて、味が奥深いのです。

しょうゆ味ですが、醤油の香りよりも、瀬戸内海の煮干系の上品な香りに満ちています。

麺は、そのアッサリ味で魚介の香りを生かしきるため、ストレートの細麺です。中々良くできた”ラーメン”でした。

でも再訪はしません。やはり企業が運営しているお店は、店主さんの顔が見えずワタシの”愛媛グルメ紀行”にはなりにくいからです。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 44

今週の日曜日も”愛媛グルメ紀行シリーズ”を振返ってみましょう。今日は過去にアップした131番目のお店から133番目のお店です。



先ず最初にご紹介するのは一昨年9月15日にシリーズ131番目のお店としてアップした、愛媛の中華ファミリー料理レストランチェーンでは最大手の”チャイナハウス すけろく・久米店”さんです。(「チャイナハウス すけろく」 ・「愛媛グルメ紀行」 130

県内で8店舗、高松に1店舗、合計9店舗を展開されています。(「すけろく」店以外にも、「紅麺」と「元気一番亭」の名で)

しかも、歴史は古く、創業は終戦直後の昭和25年4月といいますから、今年で62年を経過し64年目に入っている老舗中の老舗です。

玄関1
ワタシがお邪魔したのは、家から近い”久米店”です。でもこのお店、現在はここにはありません。

移転され改装開店された場所は、県道松山川内線沿いの束本2丁目、松山松末郵便局の北隣です。

助六ラーメン6
さて、ワタシは昔からこのお店にきたら決めているメニューを注文しました。

それは、このお店の名前を冠した”すけろくラーメン”です。もうこれ一本槍でした。お値段は580円です。

お店の名前を冠したメニューで、唯一”お見事!”と思ったお店がこの”すけろく”さんです。

奥深い濃厚なスープに、水溶き片栗粉と生卵を溶きいれ”餡かけ卵とじ風スープ”になっています。

具材の特徴は、何と行っても”ザーサイ”が細かく刻みいれてあることです。その、発酵した酸っぱさ加減と塩加減が絶妙なのです。このお店でしか味わえない個性的な”ラーメン”です。

ただし再訪は出来ません、この地では閉店されたからです。ただし、既に移転オープンされた”束本店”にはお伺いし、昨年12月6日に”愛媛グルメ紀行”シリーズの432番目のお店としてご紹介しました。


二番目にご紹介するのは、一昨年9月16日にシリーズ132番目のお店としてご紹介した、奥道後の入り口にある、歴史ある”お蕎麦屋”さんの”田舎屋”さんです。(「田舎屋」・「愛媛グルメ紀行」 131

天井2
このお店の名物”箱そば”を食べて、余りのひどさにお店の外観が分る画像は外しました。

味に関しては極めて個人的なもので、ワタシが美味しいとか美味しくないとか言っても、それは人それぞれのことです。

箱そば3
このお店の名物の一つが、この”箱そば”です。お値段は700円。

蕎麦は、市内の蕎麦屋さんの、ゆうに3倍近い量が箱に収められています。

元々”箱そば”は、”山形県”内陸部で広く食べられているお蕎麦の一種で、農民が農作業の合間に食べる蕎麦ですから、通常は、街場の蕎麦屋の3倍~5倍の盛り付けで出されます。

ワタシとしては、蕎麦を残してしまった初めての経験を積みました。

最初に出された”薬味”(刻みネギ)が、出されたときからカラカラに乾燥しているのを見た時から嫌な予感はしていたのです。

”薬味”も香りが命であるはずです。山葵も生わさびにオロシガネまで付いていましたが、その脇にチューブから搾り出したのでは?と思えるものが付いていました。疑問でした。

当然再訪はしません。このお店は、愛媛県人として、日本の経済史に残る数少ない”坪内翁”が生涯をかけて築いた施設群の一つです。残念です。



最後にご紹介するのは一昨年9月20日にシリーズ133番目のお店としてご紹介した、今の空港通りの前の空港通りが開通するまで”空港通り”(一番古い空港通り)と呼ばれていた通り沿いの南斉院町にある”うどん きり麺や”さんです。(「うどん きり麺や」 ・「愛媛グルメ紀行」 132

生石小学校(しょうせきしょうがっこう)の前の、東西に伸びる通りと言ったほうが分かりやすいかも知れません。場所は、その通りの”番町幼稚園”から200m位西の通り沿いにあります。

玄関1
こじんまりとしたお店で、外看板には”小田名物 たらいうどん”の表示がありました。

店内はカウンター席が中心で、ご主人とフロアー係りの女性の2人でやっておられます。

ここで開業して、今年9年目に入ります。

肉うどん4
お店の方に、「お奨めは?」と聞いて注文したのが”肉うどん”です。お値段は、嬉しい480円です。

このお店のご主人が旧小田町のご出身で、子供のときから食べ親しんだ”小田うどん”の味をこのお店で再現されています。

小田うどん”の特徴は、何と言っても”出汁”に”大豆”や”干し椎茸”などの地元の産品と、伊予灘から上がる”煮干”を使っていることでしょう。

甘辛く煮含められた牛肉と牛蒡、そしてその煮汁を出汁に足した”旨味”と”味の奥深さ”がアップした出汁の美味しさは、口に含んだだけで嬉しくなります。

従ってこのお店は既に再訪しました。それは、昨年8月9日に”再訪シリーズ”14番目(通算350番目)のお店としてアップしました。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 45

三連休の最後の今日も”愛媛グルメ紀行シリーズ”を振返ってみましょう。今日は過去にアップした134番目のお店から136番目のお店です。



先ず最初にご紹介するのは、一昨年9月21日にシリーズ134番目のお店としてご紹介した、八幡浜市が”B級グルメ町興し”として、地域出売り出し中の”ちゃんぽん”のお店、”ちゃんぽん 丸山”さんです。(「ちゃんぽん 丸山」・「愛媛グルメ紀行」 133

玄関1
場所は市内中心部、”下道”という所のの路地裏にありますので、初めてに方は地元の方に場所を確認しながら探すことをお奨めします。

お店の前に立つと、”創業昭和23年”という文字が暖簾に堂々と染め抜いてあります。

13人の客が店内にいましたが、それでほぼ満席。13人の内、10人が地元の方。

3人が、ガイドブックを片手にした”ちゃんぽん巡り客”という構成でした。

ちゃんぽん4
ワタシが注文したのはもちろん”ちゃんぽん”。値段は550円。

スープは、煮干で出汁をとって醤油味のアッサリスープです。麺は、アンモニアの匂いがかすかにする、カンスイ入りの中華麺。ストレートの中太麺でした。

具材は、キャベツ、モヤシ、キクラゲ、ニンジン、カマボコ、豚肉、刻みネギ、薄焼き卵焼き、タマネギなど。

スープがアッサリしているのですすが、多種多様な具材から出た旨みが混ざり合って、実に奥深い旨みを出しているスープに感動しました。

けっして派手ではありませんが、食材の全ての力を引き出すことで、ありふれた具材でもこれだけ美味しくなるという好例でしょう。

ただ再訪はしません。やはり、お昼に八幡浜までわざわざ行くのは遠いからです。



次にご紹介するのも”八幡浜ちゃんぽん”のお店です。それは一昨年9月22日にシリーズ135番目のお店としてアップした、愛媛県南予地方局「八幡浜地支局の近く、八幡浜市商工会議所の正面玄関の真ん前にあります”清家食堂”さんです。(「清家食堂」 ・「愛媛グルメ紀行」 134

いわば、八幡浜市の官公庁街の真っ只中に位置しますが、直ぐ近くに漁港や市場があるので、雰囲気はすっかり下町です。

玄関1
玄関を見ますと、ただの町の”食堂”です。

ところが、この何でもないお店の開業は”明治”に遡ります。少なくとも100年を越えていることになります。

今まで紹介してきた”ロンドン”さんも”丸山”さんも、戦後の開業で何れも60年余り。

ちゃんぽんアップ上4
当然注文したのは”ちゃんぽん”。お値段は480円です。

具材は、黄色いハンペン、豚肉、モヤシ、ニンジン、シイタケ、油揚げ、キャベツ、カマボコなどです。

こちらも、煮干から出汁を採った醤油味のアッサリスープ。

麺はやはり、中華麺で中太のストレート麺。

ありふれた味だけど、ワタシの様な南予出身のものには、懐かしい”ハレの味”です。

でも再訪しません。やはり八幡浜は、お昼御飯には遠すぎます。

実は134番目の”丸山”さんと、135番目の”清家食堂”さんは同じ日に行って、連続で食べたのです。一昨年は、胃は今ほどには縮んでいなかったと言うことです。



最後のご紹介するのは一昨年9月26日にシリーズ136番目のお店としてご紹介した、ワタシの会社の近くの小坂4丁目にある中華料理屋さんの”中国割烹 大岩”さんです。(「中国割烹 大岩」・「愛媛グルメ紀行」 135

場所は国道11号線沿いで、ちょうど南環状線と高架で交差する高架の下の側道沿いにあります。

実は、この”中国割烹 大岩”さんの母体は、木屋町2丁目にある”雁飯店”さんです。

玄関1
こちらは、気軽な中華レストランといったところで、宴会から一人の食事まで、受け入れる人数はもちろん、メニューの数も豊富です。

店名の”大岩”は、オーナーシェフの苗字を採っています。

天津飯4
さて、麺類を注文することが多いのですが、今日は”天津飯”をオーダーしました。お値段は、680円です。

ただ、”天津飯”は、間違いなく日本生まれの日本育ちで、中国(もちろん天津市)にも”天津飯”という料理はないということだけはご紹介しておきましょう。

天津飯”と似た料理に”芙蓉蟹(フウヨウハイ)”があり、こちらは蟹肉入りですが、”天津飯”は蟹肉は使われていません。

天津飯の味の決め手は、何といってもたっぷり廻しかけられた片栗粉でとろみをつけた餡の味です。

餡の基本は中華スープですが、透き通った中国スープの出来一つで、全ての味が決まるといって過言ではありません。その点、このお店の中華スープ餡は絶品です。

奥が深く、コクがあって、体全身に染み渡るスープの味に、つい酔いしれてしまいそうになります。

ですからこのお店は当然再訪したいと思っています。ところが会社の直ぐ近くにあるものですから、却って再訪が遅れているという始末です。




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「再訪 82 びいどろ」・「愛媛グルメ紀行」 473

今日は”再訪シリーズ”82番目のお店、愛媛新聞社の近く、大手町1丁目にある”びいどろ”さんをご紹介しましょう。


場所は、大手町の東西に伸びる電車通りと、南北に伸びる味酒町通りの交差点を、北に上がった東側の二軒目です。


前回採り上げたのは、2年前(平成23年)3月29日に”愛媛グルメ紀行”シリーズの22番目のお店としてアップしました。(「びいどろ」 真っ当な「B級グルメ店」・22


まだ22番目でしたから、このシリーズがワタシなりのスタイルに固まる前の時代でした。ですから、お店や料理の紹介も実にアッサリしたもので、画像枚数も今の半分くらいでした。

玄関1
こちらがお店の玄関です。


ほぼ2年前にお伺いしたときにお聞きした時は、開業以来27年と仰いました。


ですから、今回は店主さんが「足掛け30年になります」と仰いましたが、気の遠くなるような年月の重みです。


お店の玄関風景をみますと、30年近い風雪を乗り越えてきたという年輪を感じさせてくれます。

店内2
これは、店内を厨房方向に写したもの。


一番奥に写っているのが店主さんです。女性の方は従業員さんのようでした。


店主さんのお師匠さんが長崎で修行された方で、中々本格的な長崎ちゃんぽんと皿うどんを出されるお店です。


正午前後は、近隣のサラリーマン風の方が三々五々集まって参ります。


一軒北隣に、夜は居酒屋、昼はランチを出すという日本料理屋さんがありますが、近隣のサラリーマン達の人気を二分しているようにお見受けしました。

メニュー3
さて、メニューは至ってシンプルです。看板メニューは”長崎ちゃんぽん”と”皿うどん”の二本柱です。


前回は”ちゃんぽん”690円をいただきましたから、今回は忘れ物を取りに帰ったつもりで”皿うどん”を注文しました。

ちゃんぽん3縮小
これが前回いただいた”ちゃんぽん”です。(画像は前回アップ時のものを使用)


どうです!文字通り”山盛り”でしょう。2年前でしたから、これを何とか残さず食べることが出来たのです。


でも、今は到底望むべくもありません。

皿うどん5
そこで、今回注文したこの”皿うどん”690円(2年前と同じ値段)を、通常の量の三分の二にしてもらったもの。


これだって、今のワタシの感覚では”普通盛り”です。


何時もは具材もキチンと見るのですが、具材の種類が多すぎて確認仕切れませんでした。

アップ7
画像で確認できるだけでも、キャベツ、タマネギ、モヤシ、ニンジン、ピーマン、カマボコに似た長崎のハンペン、竹輪、イカげそ、豚バラ等です。


これらてんこ盛りの野菜は、素早く中華鍋で炒められて片栗粉を溶いたものを垂らしてトロミが付けられています。


しかも、その”甘酢餡”の酢加減がよく効いていて、程よく酸っぱいので食が進みます。


このお店のメニューの特徴は、前回にも触れましたが「具材はもちろん、スープにも野菜をたっぷり使い、ヘルシーで体調を整えるメニュー」なんです。食べていて、体がそれを実感してくれる味に仕上げられています。

麺8
麺は”皿うどん”用の特性麺を使ってあります。


もちろん、皿うどんの麺に共通するように麺を揚げていますが、特性の極々細い麺を使ってありますので、”甘酢餡”がよく絡んで食べやすく出来ています。


時折”皿うどん”と称しながらも、普通の中華麺を揚げてあるのを使っているお店を見かけますが、このような”極細麺”でないと、”長崎皿うどん”独特の食感が出せません。


やはり”長崎”を標榜(ひょうぼう=名乗る)するからにはこうあって欲しいものです。

完食9
通常の三分の二に減らしてもらったとはいえ、普通並みの量でしたが、難なく全て胃袋に安住してくれました。


デジカメでメニューを撮影し、麺のことなどをアレコレ質問していますと「お客さんは食品関係の方ですか?」と訊ねられました。


「いえ、そうではありません。以前にもお伺いして写真を撮らせていただきました。その時にもそうやって言われました」とワタシが言いますと。


「ああ、そういえば記憶がありますね。あの時はそちらに座られていた」と、別のテーブルを指差されました。


飲食店の方の記憶力には脱帽です、お伺いしたのはおおよそ2年も前ですよ。ワタシは昨日の出来事さえ直ぐに忘れてしまうこの頃です。





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「再訪 83 大街道のびいどろ」・「愛媛グルメ紀行」 474

今日は、昨日に引き続き”皿うどん”を採り上げる事にしましょう。


昨日は、愛媛新聞社の近く、大手町1丁目にある”びいどろ”さんをご紹介しました。


実は今日ご紹介するお店も、店名は全く同じ”びいどろ”さんなのです。ただし、こちらは大街道2丁目、三越松山店の目の前の”久保豊ビル1階”に入っている老舗の” びいどろ”さんです。


両店ともに老舗中の老舗です。ただし、両店は直接の関係はないそうです。


大街道の”びいどろ”さんは、”愛媛グルメ紀行”シリーズの184番目のお店として、2011年12月7日にアップしています。(「ちゃんぽん皿うどん びいどろ」 ・「愛媛グルメ紀行」 184

玄関1
こちらが久保豊ビル1階奥にあるお店の玄関。


建物自体は新しいビルに入られていますので、店舗も新しいですね。


ただ、今までにお店を何度も移転されていますので、一体何年間営業しているのか分らないと仰る。

店内2
店内は小じんまりとしたお店で、店主さんの他には女性が2人の3人体制でやっておられます。


間違いなく、3人ともお年は私より上とお見受けしました。


店内の客も、半分が常連客。残りの半分も近隣のサラリーマンや店員さんで締められ、実にアットホーム的な雰囲気が漂うお店です。


お店のおばちゃん2人も、テレビを見ながらそれを話題に話したり、常連客とも気軽に会話が弾んでいました。

メニュー3
これがこのお店のメニューです。


メニューには色々書いてありますが、客の半分は”ちゃんぽん”を、残りの半分は”皿うどん”と、この2つの看板メニューに注文が集中しています。


ワタシも、前回来たときは”ちゃんぽん”をいただきましたから、今回は忘れ物の”皿うどん”をいただきに来ました。

縮横4
上の画像は、前回いただいた”ちゃんぽん”です。このお店のちゃんぽんも、横から見ると山盛りです。(画像は前回のものを使用)


この量を難なく食べていたので、その当時の胃袋は実に健全だったわけです。

皿うどん4
さて、こちらが今回注文した”皿うどん”670円です。


昨日の大手町の”びいどろ”さんでは三分の二にしてもらったものを難なくいただきました。


ですから、今日は普通のサイズでいただけると思い、特別に減らしていただいたりはしませんでした。


ところが、このことが後半後悔を招くことになろうとは・・・・・

皿うどん5
皿うどん”は長崎の郷土料理で、長崎市の老舗中華料理店の”四海樓”さんで、開業者の”陳平順”氏が考案したとさます。


陳氏は明治32年に、当時の清国福建省から来日され、陳氏が当時”清朝”(中国)からの留学生の多くの身元引受人になっていて、何時もお腹を空かせていた彼らの為に”ちゃんぽん”を考案されたとされています。


そして”皿うどん”は、元々”ちゃんぽん”の配達用に考案されたもので、配達時にお汁がこぼれない様にスープの量を極端に減らして片栗粉でトロミをつけたものです。

アップ6
両メニューの共通した特徴は、お腹を満たす麺と大量の野菜類、そして味に深みを与えるための魚介類を組み合わせてあることです。


つまり、このメニュー一品でお腹を満たし栄養バランスも取れているというものなのです。


このお店の具材は、キャベツ、ニンジン、モヤシ、長ネギ、カマボコ、イカゲソ、豚肉、それにじゃこ天が入っています。


甘酢餡の味付けは、昨日の大手町の”びいどろ”さんが酢味を効かせ、こちらの”びいどろ”さんは酢が全く入っていないのでは?と思わせる味でした。


両店の味には甲乙が付け難く、酢味の好き嫌いによって分かれるところでしょう。

麺7
麺は、当然”皿うどん”特性の極細麺を揚げたもの。これは両店に共通していました。


やはり、麺と餡や具材が混ざりやすく食べやすいものになっています。


と、中盤までは順調に食が進んでいたのです。

完食8
ところが、これが甘かったと気づいたのは、三分の一程が残った段階です。


ここから、残りの三分の一を片付けるのに、どれほど苦労したか。少なくとも、最初に出されたお冷は完全に飲み干していました。


ところが、ワタシの隣に座られたワタシと同年代と思しきご婦人、小柄で華奢(きゃしゃ)な体つきなんです。


ところが、この小柄で華奢なご婦人が、山盛りの”ちゃんぽん”をいとも平気な表情で平らげているではありませんか。


それを見て「クッ!」と息が詰まり、「負けるわけにはいけない、男の沽券に関わる!」と、妙な対抗心が出てしまって、遂に完食してしまいました。


フーーー、疲れました、ハイ!


やはり昨日の”三分の二作戦”が、ワタシには似つかわしかったのです。





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「つけ麺 夢や」・「愛媛グルメ紀行」 475

今日は一番町2丁目の電車通り沿い、道路の南側にある”つけ麺 夢や”さんをご紹介しましょう。


今までにお目にかかったことがない、実に不思議な雰囲気を持ったお店でした。


不思議”とわざわざ書いたのは、最後にそういうシーンに遭遇した事によります。それは後ほど。

看板1
電車通りを勝山通りから西進すると、大街道商店街の手前でこの看板を見かけることが出来ます。


1階には、大阪名物の”二度漬け禁止!!”のキャッチコピーを大書した”串カツ屋”さんが入っていて、”つけ麺 夢や”さんはその2階に入っています。


ところが、この”看板”が問題で、串カツ屋さんの営業時間は17時からと書いてありますが、”つけ麺 夢や”さんの営業時間は書いてありません。


車で通り過ぎると、間口の狭い玄関でもあるので、2階も17時からの営業かな?って、つい錯覚しがちです。

玄関2
ところが、お店の玄関前に車を一時停車してよく見ると、小さく”営業中”の掛札が掛かっており、お店の電飾塔の上部が、パトカーの回転灯のようにクルクル廻っていました。


一度は通り越してしまいましたが、この日は一度車を降り、営業中であることを確認して、そのまま電車通りをバックしてお店手前のコインパーキングに車を入れてお店に入りました。


営業していることに気が付かず、そのまま通り過ぎてしまうお客さんもかなりいるに違いないと思いました。

店内3
お店の狭くて急な階段を上がりきると、全部で14席しかない小さなお店があった。


驚いた事にお店の狭い厨房には、ワタシより遥かにお年を召されたおばちゃん(おばあさんと言ったほうがイメージが近い)2人でお店をやっておられた。


店内には3人の客が思い思いに席について、新聞や漫画雑誌などを見ながらつけ麺を食べていた。若い男性が二人、ワタシとほぼ同年代と思しき男性が一人。

メニュー4
メニューは至ってシンプル。つけ麺類に、後はおにぎりとビールだけ。


しかも、ただの”つけ麺”(うどんで言えば”掛けうどん”あるいは昔風に言うと”素うどん”に当るもの)の値段は、僅か350円。それの大盛が500円。


温野菜と煮豚(このお店は叉焼とは書かず、正直に煮豚と表記している)と味つけ卵1個付が”つけ麺セット”というメニューになって500円。


今時珍しいメニュー設定だ。通常は、上に書いた”つけ麺セット”からメニューが始まり、350円のメニューは作らないと思いますが、良心的と言えばいいのか・・・。

つけ麺セット5
そこで迷うことなく”つけ麺セット”500円を頼んだ。

注文を取りにきた、お年を召したおばちゃんに「このお店、始められて何年経つのですか?」っと、例によってお尋ねしてみた。

すると「さあ~・・・確か今年で3年になると聞いトルケドー・・・・」っと、まるで他人事のような答えが返ってきた。

メニューには、小さく目立たないように「長年の経験から生まれた当店自慢の”つけ麺”を、ぜひ一度ご賞味下さい」と書かれてあった。

そこで、メニューを指差し「長年の経験・・・・と書いてありますから、以前にどこでお店をされていたんでしょうね?」と重ねてお尋ねした。

今度の答えも風変わりで「東京で長いこと”焼肉屋”してたらしいンヨー。でも焼肉屋やっていて、今度は”つけ麺屋”って、変わっとるよねー!」と。

????・・・このおばちゃんは従業員のようでした。

つけ麺6
さて、これが”つけ麺”の麺。この量であれば、ワタシでも難なくいただくことができると安堵した。


黄色く発色した中華麺は仕入れていると仰っていた。

温野菜等7
こちらが、煮豚と味付け卵と温野菜の具材セット。


温野菜はキャベツにモヤシ、更にミズナとミニトマト1個。特別目新しいものなどは一切ない。


ワタシを入れて4人の客の内、2人は食事を終えてお店を出た。

つけタレ8
こちらは、ゴマとシナチクが入ったつけタレ。味も、これと言って特徴がない。スッパ過ぎもせず、濃い過ぎもせず、かと言って唸るほどの何かがあるわけでもなし。

つけタレの左手奥に徳利(とっくり)が置いてあって、それには麺を湯掻いた後のお湯が入っている。

つけ麺屋には、麺を食べ終わった後、つけタレにお湯を注いでタレを飲ませるタイプのお店が多い。

それは、つけタレにこそ手間隙かけて、そのお店のエネルギーの多くを注ぎ込んだ”旨味”が凝縮したつけタレを、お湯で延ばして飲みやすくして全部飲み干して欲しいというお店の思い入れ。

お湯を足すということは、つけタレはかなり濃く味を付けていて、水分を含んだ麺を漬けても薄くならないように作ってあるから。

ところが、このお店の”つけタレ”は全く濃くない。つまり、麺を食べ終えた後、つけタレにお湯を足す意味がない。普通に飲み干すことが出来る。

でも、濃い薄いも個人的感覚だから、このつけタレを濃く感じて、お湯を足したほうが飲み干しやすいと感じるお客さんがいても、何等不思議ではない。

漬けた9
温野菜や煮豚などをつけタレに投入して、この状態で麺をタレに付けていただく。


特徴らしい特徴を見出せなかった。全く普通に美味しくいただいた、決して唸るほどではないけれど。


でも、このお店で不思議な光景に遭遇したのはこの直後だった。

麺10
なお、麺はモッチリ弾力があって美味しかった。

若い男性客が食べ終えて立ち上がった。そして「アッ!ヤベーー!!アッ!アッ!マジヤベー!!」と、”ヤギ変換語”でつぶやいた。

ヤギ変換語”とは、語尾を「やばい、と言わずヤベーと変換させて言う。上手い、と言わずウメーと変換する。ありがたい、とは言わずアリガテーと変換させて発音する」

つまり、語尾を山羊(ヤギ)の鳴き声の様に変換させることを、ワタシは敢えて”ヤギ変換語”と呼んでいます。ヤギ変換させると、日本語が汚れ、下品に聞こえてならないのです。

最近では、テレビ局のアナウンサーまで使うようになった。日本語の品位を落としてほしくないと思います。

ちょっと話が反れてしまいました。元に戻します。

若者は、今度はお店のお年を召したおばちゃんに聞こえるように「アッ!ヤベーー!!オカシイナー! 確かここに財布入れといたはずナンヤケドー!!」と言った。

そして、こう付け加えた。「悪いけど、今度来る時でエエヤロカー?出来るだけハヨー来るケン!!」と。 

すると、お年をお召しになったおばちゃん、同時に「ウン、ええよー、無いもんはショーガナイモンナー!」と口をそろえた。

若者が、その言葉で立ち去ると、2人のおばちゃん「あるよなー、ああいうこと。あの人も、ウチが初めてのお店じゃなかったケン、言い易かったんよ!来たことあるもんなー、あの子。名前は知らんけど!」っと。

若者は、決して「今から帰って持って来ます」とは言わなかった。普通はそう言うと思う。

余程親しい仲なら「今度来たとき」と言うかも知れない。けど、お店のおばちゃんの会話では「来たことあるよね、名前は知らんけど・・・・」だった。

今の世知辛(せちがら)い世の中では、まるで””のようなシーンだった。

勘定を払って階段を降りて、お店の玄関の扉を開けようとノブを持った。

そこには「夢や」の文字が。




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「男組 釣天狗・大手町食堂」・「愛媛グルメ紀行」 476

今日は、味酒町1丁目(大手町1丁目との町境)にある魚料理がウリの和食料理店”男組 釣天狗・大手町食堂”さんをご紹介しましょう。


このお店の1階は夜だけの営業で、お店の名乗り”釣天狗”とあるように魚メインの居酒屋さん。2階は同じお店の経営で昼間だけの営業です。


このお店を訪問した動機は、3日前(12日)にアップしたばかりの”長崎ちゃんぽん”がウリの”びいどろ”さんで以下の様に書きましたが、それが本当かどうかを確認する為です。


その記事に<一軒北隣に、夜は居酒屋、昼はランチを出すという日本料理屋さんがありますが、近隣のサラリーマン達の人気を二分しているようにお見受けしました。>と書いたことの確認の為に来ました。

玄関1
こちらがお店の玄関です。

お店全体の外観から見た感じは、完全な居酒屋さんです。ですから、2階で昼間だけやっているという”大手町食堂”と名づけられたお店の実態が、外観からは全く想像がつきませんでした。

お店全体の外観から見た感じは、完全な居酒屋さんです。ですから、2階で昼間だけやっているという”大手町食堂”と名づけられたお店の実態が、外観からは全く想像がつきませんでした。



本日の献立2
お店の玄関脇には、”本日の献立”と書かれたホワイトボードが置いてあって、そこには「1皿、小皿1皿+ごはんとみそ汁」で600円と表示してあります。


また「鶏のカレー風味唐揚げだとか、鶏天、あるいはシャケの塩焼き」など数種類のオカズメニューも手書きされています。


ただ「待ち時間なし」とも書いてありますが、その本当の意味が分かったのは食事が終わる頃の事でした。

店内3
お店の玄関に入ると、若い女性のフロアー係りが2階まで案内してくれます。


2階は結構広くて、お店の周囲を取り囲むようにコの字のカウンター席と、4人~6人掛けの椅子とテーブル席が並んでいました。


午前11時30分現在で、2階にいたのはワタシと案内してもらったお姉さんの二人だけ。


そのお姉さんの説明によれば、”バイキング方式”になっていて、皿1枚と小皿1枚が乗せられたお盆を持って、カウンターに並べられているおかずを盛った大皿前に進む。


そして、2枚の皿に出来るだけ(多く)盛って、それにお代わり自由のご飯とみそ汁をお盆に乗せてもらって、600円を先に支払ってカウンター席に着くという仕組みになっていると説明されました。

バイキング方式4
この画像が、バイキング方式のオカズが乗せられた大皿類。全部で概ね10種類くらいあったでしょうか。


バイキング方式で元など取れようはずもなく、却って2枚の皿にオカズを乗せすぎないように注意しながら、カウンター席に着きました。


この時点で「待ち時間なし」の、一つの意味は分かりました。つまり、オカズ類は午前中に作って大皿に盛ってあります。2階には厨房はありません。


つまり、オカズを待たずに取って直ぐに食べ始めることができるという意味。

鶏唐揚げ5
例えば、これが”鶏天”と名づけられたメニュー。直ぐ食べられるという利点は、同時に料理が冷めていることも意味します。なお、ご飯と味噌汁は温かく食べることができます。


ただし、作り立てを持って帰れる戦略を採っている持ち帰りチェーンの”ホットモット”や、牛丼御三家の吉野家、松屋、すき家などとの勝負になるとどうでしょう。


また、”ごはん屋”という名前で展開している”定食屋”さんとも厳しい勝負になるかも知れません。


つまり待ち時間なしの二つ目の意味は、その日に限ったことかも知れませんが、日によっては待たなければならないほどの客はいないということかも知れません。


正午にお店を出て南隣の”びいどろ”さんの様子を見ると、客がゾロゾロ吸い込まれていた。3日前に書いた、サラリーマン達の人気を二分しているようですという記述は、この日に限って言えば明らかに間違いでした。

ランチ6
さて、これがワタシが選んだオカズ類。


シャケの塩焼き(小)2枚、鶏のカレー風味唐揚げと鶏天を各1個、出汁巻き2切れとホウレン草のバター炒めを”一の皿”に乗せた。


二の皿”(小皿)には、サラダ類を二種と小さなサツマイモを乗せた。後は、ご飯とみそ汁。

一の皿7
上の画像は、上に書いた”一の皿”の様子。バイキング方式で普通の方が乗せる量にはならない。ご飯のお代わりも当然にしない。しかし、それらは胃が縮んだワタシの事情に過ぎない。


でも、ここで重要なこと、あるいは容易ならざる事態であることに気がついた。カウンター席の前の壁は全て”総鏡張り”という驚くべき作りになっていた。の字のカウンターはどこも同じ作りになっています。


なぜコレが容易ならざる事態か?ちょっと想像してみて下さい。


食事をしようとお盆に向かうと、目の前には”白髪頭の皺の目立つおっちゃん”がワタシを見つめているではありませんか!「ギョッ!」としました。


「エ?コレって俺???・・・・・・、アッ!・・・・・・オレだ!」っと。


彼に見つからないようにと、顔を背(そむ)けると目の前の料理を食べることが出来ない。


仕方なく向き直って正面を向いて食べようとすると、”クタビレタ彼”の顔がこちらを覗き込んでいる・・・・

鏡張り9
ホレ!これがその”総鏡張り”の様子です。

このブログを見ていただいている皆さんはお若い方が多いでしょうから、記憶にはないかも知れませんが、昔は”縁日”や”御祭り”には、様々な屋台の他に大道芸人の一種になるのか?”ガマの油売り”というのを時々見かけたものです。

その”ガマの油売り”は、声高々に”口上”を言って人を集め、”ガマの油”という膏薬(こうやく=塗り薬)を売っていました。

その有名な”口上”の一部をご紹介しましょう。映画でお馴染みの”フーテンの寅さん”の世界です。

<サァーサァーお立会い(たちあい)、御用(ごよう)とお急ぎで無い方はゆっくりと聞いておいで、見ておいで>で始まる”口上”です。途中は省きます。

<サテ お立会い、手前のはこれ「四六(しろく)のガマ」四六五六(しろくごろく)はどこで見分ける。前足の指が四本(しほん)で、後ろ足の指が六本(ろっぽん)これを名付けて ヒキ面相(めんそう)は「四六のガマ」だ。>という有名な口上に続いて、以下の様に話は進む。

<サテ お立会い、 このガマからこの油を取るには、山中(さんちゅう)深く分け入って捕らえ来ましたるこのガマをば、四面(しめん)鏡張りの箱の中にガマを放り込む。サァー がんま先生、己(おのれ)の醜い姿が四方の鏡に映るからたまらない。>そして、次はこうなります。

<ハハァー 俺は何と醜い奴なんだろうと、己の醜い姿を見て、びっくり仰天、巨体より油汗をばタラーリ・タラリと流す。これを下の金網・鉄板に漉き取りまして、柳の小枝をもって 三七は二十一日の間、トローリトローリと煮たきしめ>作ったもの、と続いていきます。以下は省略します。

このお店のカウンター席の前に座ったワタシは”四六のガマ”状態。

まあー、食べにくいのナンノッテ!

油をすっかり搾り取られたワタシは、足がフラフラになりながらお店を後にしました。





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「八幡浜市立 日土小学校」

今日は、八幡浜市立”日土石小学校”の校舎をご紹介しましょう。


この小学校は、ある意味で昨年、日本で一番有名な小学校になったと言っても過言ではないでしょう。


昨年4月に”日本建築学会賞”を、10月に歴史的建造物や文化遺産の保護・保全を目的とする非営利団体ワールド・モニュメント財団の”モダニズム賞”を受賞、更には12月に”国の重要文化財”に指定されたことで、日本中で一躍脚光を浴びることとなりました。


場所は、八幡浜市内から佐多岬に向かう国道197号線を保内町に向かい、途中から主要地方道長浜保内線に入って”喜木川”沿いに北上し、更に県道28号線を北上するとあります。

校門1
こちらが”日土石小学校”の校門です。


以前から、ここを訪れ画像に収めたいと思っていましたが機会が中々ありませんでした。


ところが、ワタシのブログ友:”Kaori”さん(アメリカのロサンゼルス在住)がご主人のアレックスさん(ドイツ人)と一緒に久しぶりに里帰りされることになりました。(郷里は東温市)


そして、松山に帰っている時にアレックスさんに愛媛のいい所を見せたいということで、その中に”日土石小学校”が候補に入っています。そこで、Kaoriさんご夫婦の帰国に先立って、せめて画像だけでもお見せしたいと取材に行きました。

校舎全景2
こちらが、”日土石小学校”校舎の全景画像です。


学校は、南西部を流れる”喜木川”沿いに建っています。そして、喜木川を挟んだ裏山には”ミカン山”です。

校舎右から3
この画像は、校舎に正対すると右側に建っている体育館から写した画像です。


学校校舎としては珍しい”木造校舎”です。

中庭4
中庭(パティオ)は、木作りの床が張られ、その間にも木が植えられています。

廊下と川5
こちらが、校舎に沿って流れる清流”喜木川”です。澄み切った小川です。


この、校舎と裏の小川と、その裏のミカン山が一体となっているところが”日土石小学校”の大きな特徴の一つです。

廊下6
横一線に広がる校舎の裏は、この画像の様に一本の廊下で繋がっています。

廊下7
この校舎が出来たのは、”中校舎”が1956年の竣工、”東校舎”は1958年の竣工です。今から57年~55年前のことです。


設計したのは、当時八幡浜市役所の土木課に勤務していた”松村正恒”氏です。


”松村正恒”氏は大正2年大洲市生まれで、武蔵高等工科学校建築学科を卒業され、建築事務所や営団を経て、昭和23年から八幡浜市役所の土木課に就職されています。


その後、長谷小学校を皮切りに、八幡浜市の江戸岡小学校、神山小学校、そしてこの日土小学校、大洲市の新谷中学校、新谷小学校など、世界的に注目される学校建築を次々と手がけられました。

テラス8
この”日土小学校”は、教室を連結するテラスやベランダが川の上に張り出していることで有名です。


松村氏は、河川法違反を覚悟で「ここで学ぶ子供がこんな美しい環境で勉強できたことを思い出として心が清められるのであれば、私の罪ぐらいは償える」と、設計を押し通したとされます。

校舎と川9
松村氏のユニークな学校建築、生徒本位の学校を作るという設計思想は世界的に注目されるようになりました。


松村氏は市役所を辞めてからは松山市に事務所を構えられ、平成5年に80歳で永眠されました。

校舎内廊下10
一直線の廊下は、裏の小川”喜木川”沿いに伸びていますから、どの教室からでも裏山とその間を流れる”喜木川”が見通せます。


この校舎は築後50年を経過していましたから、古い木造校舎は改修するのか、改築するのかという議論が顕著化し、問題となりますが、日土小学校についても例外ではなく、地域を二分した議論が沸き起こりました。


その議論の中で、八幡浜市教育委員会として中・東校舎の改修、不足教室の新増築の方針が決定され、その方針に基き、平成20年9月から地震補強(中・東校舎)、新増築(西校舎)事業が実施され、平成21年6月末で工事が完成しました。


この地域の英断が、愛媛が世界に誇る学校建築遺産として世界の注目を集める事になったのです。

体育館11
ただし、平成21年6月末に改修が完了した日土小学校校舎は、学校として使用しているため、授業への影響があることから見学等を制限せざるを得ない状況です。


しかし、ドコモモ20選(モダン・ムーブメントにかかわる建物と環境形成の記録調査および保存のための国際組織)および、市指定文化財に指定されている文化的に貴重な建物であり、全国から見学の問合せが多数寄せられ、関心の高さを考慮された結果、夏、冬、春休みの年3回、見学会を実施されています。


ですから、何時でも自由に行って自由に写真撮影ができる訳ではありません。また、近隣に広い駐車場があるわけでもありません。


ワタシがどの様な状況で撮影したのかは秘しておきます。

裏山13
この裏山のミカン畑、ワタシが小学校4年生から中学2年生まで住んでいた西予市明浜町狩江を思い起こされる風景です。


夏にはミカンが白い花を咲かせ、秋には一斉にミカンが色づきます。裏山の風景を見ているだけで四季の移ろいを実感できます。


この自然豊かな学校で育った子達が、優しい感性を育んで世の中に巣立っていくことを、何時までも何時までも応援したい気持ちにさせられました。





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「別格本山 金山出石寺」

今日は、大洲市豊茂の標高812mの”出石山”の中腹にある”別格本山 金山出石寺”をご紹介しましょう。


昨日御紹介した”八幡浜市立日土小学校”の前を通る県道28号線を、”出石山”頂上に向けてどんどん登って行きますと標高660mのところに”郷の峠”の標識がありますが、そこから県道を離れて”金山出石寺”の参道を向かいます。


このお寺の宗派は真言宗御室派で、開創は養老2年6月17日とあります。


養老2年”と言えば西暦では718年に当たりますが、日本では”奈良時代”の初めのころで、”藤原不比等”(ふじわらのふひと)が”養老律令”(ようろうりつりょう)を完成させた年でもあります。

護摩山1
お寺の境内に入りますと、先ず最初に目に付くのがこの巨岩です。


このツルデマリ(ゆきのした科)で覆われた巨岩は”護摩ケ石”と呼ばれ、大同2年(809年平安時代)”弘法大師”が四国を巡錫(じゅんしゃく)されていたときのことです。


そのとき、この山に登られてこの”護摩ケ石”の上で21日間護摩供を修法され、この山を「菩薩応現の勝地、三国無双の”金山”なり」と讃嘆(さんたん=感心して褒めること)されたといいます。

石門2
なお”巡錫”(じゅんしゃく)とは、錫上(しゃくじょうと呼ばれる杖)を持って教えを広めるために説法しながら各地を巡ることをいいます。


上に書いた”弘法大師”の故事から、この寺の山号が”金山”となったと言い伝えられています。

石段から山門3
これは、石段から”山門”を見上げた画像です。


ちょっと見えづらいかも知れませんが、”山門”には”釣鐘”が吊るされています。


この”釣鐘”は、”朝鮮鐘”と呼ばれ、国指定重要文化財です。”藤堂高虎”が大洲の地を治めていたころ”豊臣秀吉”の朝鮮出兵の折に、この寺で武運長久を祈り朝鮮に出兵しました。


そこで数々の武勲をあげ、高麗王朝時代の”銅鐘”をこの寺に持ち帰り奉納したとされるものです。

蔦塔4
この寺の時代の古さをうかがわせる、ツルデマリ(ゆきのした科)で覆われた塔が見えます。


ちょっと、原形が分らないほどの覆われ方です。

山門7
これは、”山門”を本堂側から見た光景です。


こちらの画像の方が、国指定重要文化財である”朝鮮鐘”の姿を捉えることができますね。

金剛力士像吽形(うんぎょう)5
この画像と下の画像は、”山門の左右に安置されている”金剛力士像”ではないかと思います。もし間違っていたらごめんなさいですが。


口を開いている方を”阿形(あぎょう)像”といい、口を結んだ方を”吽形(うんぎょう)像”と呼びますが、この画像は”吽形(うんぎょう)像”ですね。

金剛力士像阿形6
こちらの”金剛力士像”は、口を開いていますので”阿形(あぎょう)像”です。


金剛力士像”は、一般的には”仁王”とも呼ばれ、仏教の護法善神(守護神)である”天部”の一つです。


天部”とは、密教における神々を意味する尊格の一つで、元々は古代インドのバラモン教(古代のヒンドゥー教)の神々が密教に取り入れられたものです。

山門と境内8
こちらの画像は、本堂前から見た”山門”や”護摩堂”などです。


寺の寺務所もこの境内にあります。

鹿像9
この”鹿像”は、”金山出石寺”の開山に関わる寺伝に伝えられているものです。


養老2年(718年)、磯崎の漁師、作右衛門が鹿を追って山に入ったところ、突然山が鳴り響き、真っ二つに割れた岩の下から千手観音と地蔵菩薩の像が出てきたといいます。


作右衛門は、猟師として殺生を繰り返してきたこれまでの人生を悔い、剃髪(ていはつ=髪を切る)して”道教”と名乗り、千手観音を本尊として草堂を建立(こんりゅう)したのが”出石寺”の始まりと伝わっています。

本堂10
こちらが、現在の”本堂”です。出石寺は何度も焼火の憂き目に合っています。


この”本堂”は、昭和16年の火災後に再建されたもので”総欅造り、銅版葺き屋根”です。

山峰11
この辺り一体は”瀬戸内海国立公園”に指定されていて、遠くの山々や雲海を見ることができます。


この寺は、現在でも参拝者が多く、熱心にお参りする善男善女の姿を見かけることが出来ます。

霞む海12
晴れていて見通しのよい日などは、遠くは西日本の霊峰”石鎚山”や松山の興居島、大野ヶ原、更には山口県の島々まで見ることが出来ます。


本堂前の境内には”方向石”が置かれていますので、その石に刻まれた方向でそれぞれの山や海が見えます。


ワタシも遠い昔、妻とこの寺を参拝した甘酸っぱい記憶があります。その時妻は高校3年生、ワタシは大学1年生でした。勿論、まだ結婚はしていませんでしたが。


今考えて見ますと、その当時からこういう歴史的建造物を見るのが好きでした。普通、大学生と高校生がデートするような場所ではありませんものね。





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「やき鳥 大吉 朝生田店」・「愛媛グルメ紀行」 477

今日は南環状線沿いの道路の南側、朝生田町5丁目のリンク21ビルの1階にある全国的やき鳥チェーン店”やき鳥 大吉 朝生田店”さんをご紹介しましょう。


このチェーン店の本部は大阪にあって、現在全国で約900店を展開している一大チェーン店です。


現在愛媛県では6店舗、内松山では3店舗あります。


夜間外出をしないワタシとしては、”焼き鳥屋”さんには縁が薄いのですが、ブログ友:”乱 駆郎”さん(ブログ名:門前雀羅敬頌新禧)さんに、昼間も営業していることをお聞きし訪ねてみました。

玄関1
こちらがお店の玄関です。玄関脇にも、午前11時30分~14時までランチを出しているという懸垂幕も出されています。


南環状線から一歩南に入っていますから、環状線からはお店が見えません。


でもこの地で開業なさって14年経ったそうですから、既にこの地で認知されたということでしょう。


開業前にはちょっと大阪にもいたと仰っていましたから、チェーン店開業に際し大阪本部で3ヶ月の研修が用意されていますので、その事も含めてのことかも知れません。奥様と2人でお店をやっておられるご様子でした。

店内2
店内ディスプレイは、本部指定の仕様でしょう。


店舗面積は狭いのですが、客席数を確保出来るように工夫されたレイアウトになっています。


ワタシは午前11時30分、開店と同時にお店に入りましたが、その後ワタシがお店を出るまでに2人のお客さんがお店に入られました。

ランチメニュー3
こちらがお昼に用意されている”ランチメニュー”です。


8種の丼から選び、それにみそ汁とサラダと漬物が付いて、お値段は丼のどれを選んでも490円です。


焼き鳥は余り馴染みが無いのでどれを選ぶか迷いましたが、”ミックス丼”を注文しました、もちろんご飯少な目です。


奥様が言われるには、主な客層は若いサラリーマンと言うことで、ご飯は多めに盛ってあるということですので、余計に少なめで!と強調しました。

焼き鳥4
注文を受けてから、丼に入れる焼き鳥を焼き始められます。


備長炭ではなく、電熱で焼かれていたようにお見受けしました。”備長炭”は炎や余計な燻煙が出ず、従って余計な雑味が付かないという利点があるので、”焼き鳥屋”ではお馴染みです。


ただ、備長炭は保存状態が悪いと爆跳(はじける)や煙が発生しやすくなり、危険でもあるので、厨房と客席の距離が近い場合は取り扱いが難しいという欠点もあります。

ミックス丼5
さて、これが注文した”ミックス丼”のセット。焼き鳥の串、3本分が入っています。


焼く過程を見ていますと、”ネギ間”と”つくね”と”豚バラ”に見受けました。


焼く過程で二度ほど丼ツユに潜らせ、更には焼き上がって丼に盛る前に、しっかり”丼ツユ”をご飯に垂らします。


”天丼”や”鰻丼”の作り方と同じです。”丼ツユ”に染みたご飯は美味しいこと間違いなしです。

丼6
丼(どんぶり)の上には、タップリに刻み乗りと刻みネギが振りかけられて、それぞれの香りが効いています。


ご飯もパラパラ目に炊いてあって、小食のワタシでもスイスイお腹に収まっていきます。


ご飯と焼き鳥ネタの割合も、ワタシには丁度いい加減でしたが、”丼ツユ”がタップリ廻し掛けられたご飯ですから、若い方ならこの倍くらいの量でも美味しくいただけると思います。

サラダ7
こちらは、ドレッシングが掛けられ冷された”サラダ”です。


美味しくいただきました。

みそ汁8
このみそ汁が美味しかった。


舌を火傷しそうになるくらい熱々で、豆腐とワカメの具材がタップリです。

つくねアップ9
こちらが”つくね”のアップ画像です。


この”つくね”、味が乗っていて一番美味しくいただきました。

鶏アップ10
これは、”ネギ間”の若鶏肉でしょう。


こちらはサッパリとした味でした。というより、肉としての旨味パワーには欠けました。


でも、このセットでワンコインでお釣りが来るというのは、サラリーマンとしてはありがたいですね。





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「再訪 84 レストラン&喫茶 モカチャーゼ」・「愛媛グルメ紀行」 」 478

今日は、今月の5日に”愛媛グルメ紀行”469号でアップしたばかりの、松前町北黒田にある”レストラン&喫茶 モカチャーゼ”さんを”再訪シリーズ”84番目のお店としてご紹介しましょう。(「レストラン&喫茶 モカチャーゼ」・「愛媛グルメ紀行」 469


前回お伺いした時は”チャンポンラーメン”醤油味をいただき感動させられました。その時店主さんとお話が出来て、店主さんのご専門は”洋食”であることを知りました。


そこで、今回はその忘れ物”洋食”をいただきに再訪したという訳です。

玄関1
これがお店の全容です。


場所はおさらいですが、国道56号線を松山市内から伊予市に向かっていると、国道の東に”長崎ちゃんぽん リンガーハット”があります。


そのお店を通過すると直ぐに交差点がありますが、その交差点を西に(進行方向に向かって右折)入ると、直ぐに道路の北側にあります。阿川石油GSの裏手です。

メニュー2
これがお店のメニューです。


注文を聞きに来られた奥様に「前回お伺いしたとき、店名の由来を聞き漏らしました」と話しかけますと「ああ、あの時の・・・・」と思い出していただきました。


「それで、今回もチャンポンでいいのですか?」と、奥様。


「いいえ、前回お伺いしたとき、ご主人の専門は”洋食”であるとお聞きしました。ですから、今回は”洋食”と言えば定番の”海老フライハンバーグ”をお願いします、と注文しました。


すると、店主さんも厨房から顔を出され笑顔で会釈なさいました。

ハンバーグエビフライランチ3
これが注文した”海老フライハンバーグ”です。お値段は1200円。

奥様は注文をご主人に伝えた後、恐縮なさったお顔で”店名の由来”を話していただきました。

「いえね、子供の”命名”と同じなんですよ。”モカ”はコーヒーの種類で、これは私たちで決めていました」と話し出されました。

「それでね、その後の”チャーゼ”は、高野山で修行なされた高名なお坊さんが八幡浜の方にいらっしゃいましてね」と続けられます。

「その方に、初めてレスト喫茶を開店する場合の店名についてご相談したんです。そうしますとね、初めての場合、色々な要素を判断していただき”チャーゼ”はどうか?って。その名前に主人も私も<いいわね!>となってね」と、奥様。

「ですから、その言葉自体に特別な意味はないんです」っと。

これで宿題の一つは解けました。

ハンバーグエビフライ4
これが、ご主人が<中学を出て、直ぐに”大衆食堂”で修行なさった>という専門分野の”洋食”の代表的メニューです。


ハンバーグ”に”海老フライ”、それに”ヒレカツ”が2枚付いています。


付け合せは、お約束の”温野菜”に、涙が出るほど懐かしい”ケチャップ炒めの作り置きスパゲティー”です。


その他には、サラダに手作りソースとマヨネーズ、味噌汁に”少なめに”とお願いした”ライス”とお茶です。


ハンバーグと海老フライに、スープを出さずに”味噌汁”にしたところなどは、修行された”大衆食堂”の匂いを感じさせてくれます。

ハンバーグ5
これが、メニューにも”当店おすすめ”と銘打たれた”ハンバーグ”です。熱々の鉄板で供せられます。

さっそく、味わってみました。掛かっているソースもオリジナルな手作りソースです。

で、お味は?

「ウッ!」っと、呼吸が一時的に止まるほどの超濃厚さ!!

今回は、店主さんは厨房から出てこられませんでした。

でも出されたお料理が、店主さん御自身の声となって響いてきました。

エビフライ6
こちらも”洋食”のチャンピオン的メニューである”海老フライ”です。

手作りの”タルタルソース的マヨネーズ”でいただきます。

味が”超超濃厚”(塩辛いのでは決してなく、脛肉や香味野菜で作られたオリジナルソースの味が濃い)なソース味については、店主さんが「お客さん、最近”(やわ)”な仕事ばかりなさっていますね!」って言われた思いがしました。

「力仕事をされてお腹を空かしたお客さんは、しっかりご飯を食べなきゃ、午後の仕事が出来ないんですよ」と、濃厚なソースがワタシに語りかけてくれるように聞こえました。

「ですからねー、大衆食堂の洋食は”ご飯をたっぷり食べる”ための”おかず”なんですよ!」っと話しかけてくれたような・・・・・。

ヒレカツ7
こちらが”ヒレカツ”2枚。

このヒレカツに漬けるソースが更に”超超超濃厚!

「その濃さでないと”どんぶり飯”を何杯もかっこめないでしょう!」と、濃厚スースが語ってくれます。

「そりゃあ、私だって上品な”薄味ソース”を作ったこともありますよ。でもね、そうすると大衆食堂のオヤジさんがね<そんなボケた味のソース作ってどうするんだ!!>って怒鳴られたもんですよ」っと語りかけてくれたような・・・・。

今日の会話は、店主さんと直接会話したわけではなく、店主さんがお料理を通してワタシに語りかけていただいた、そう感じました。

サラダ8
こちらも手抜きせず、きちんと型抜きした”ポテトサラダ”と生野菜にドレッシングが掛けられています。


優れたお料理は、そのお料理されたもの自身が語りかけてくれる、ワタシはそう思っています。

味噌汁10
この”味噌汁”だって、まあ驚くほどの”具沢山”なんです。

大きな麩(ふ)が浮いていますが、その下には豆腐はもちろん、ニンジンからワカメから具材がタップリ詰まっています。御出汁もよく出ていて、実に豊かで美味しい。

出されたものは、舐め取ったように綺麗さっぱり平らげました。

お皿を下げにこられた奥様が「マア、綺麗に全部食べていただいて!]と、笑顔が輝いたほどです。

「ご馳走様でした、美味しくいただきました」と勘定を済ませますと、厨房から店主さんが笑顔で顔をのぞかされて「またいらっしゃって下さい!」と、声を掛けていただきました。

気持ちよくお店を後にしたことは当然です。ただし、この記事をご覧の方に一つだけ御注意を!

最近”(やわ)”な仕事ばかりをされている方は、味がとっても濃いと感じるかも。逆にガッツリご飯をいただく方にとってはありがたいお店だと思います。

このお店のご飯が超大盛りだと、様々な方がブログで書いておられます。

ですが、それはそれなりの理由があってのことです。

つまり、「この超濃厚ソースで味わうメニューならおかずになって、大盛りのご飯を平らげることができる。どうぞお腹いっぱいご飯を食べていただき、午後からもしっかり頑張ってください」という、このお店ならではのメッセージが込められているのです。




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「pizzeria girasole(ピッツェリア ジラソーレ)」・「愛媛グルメ紀行」 479

今日は伊予郡松前町鶴吉にある、新しく昨年3月末にオープンしたばかりなのに、一気に地域人気店となった”イタリアン食堂”と自らが名乗りを付けられた”pizzeria girasole(ピッツェリア ジラソーレ)”さんをご紹介しましょう。


場所は国道56号線を伊予市方面に南下し、”エミフルまさき”東南角の交差点を県道八倉松前線に沿って東に向かいますと、交差点から400m東に入ったところにあります。


以前は”パン工場・サイキ”さんがあった所です。お店の裏には”よっちゃんバッティングセンター”があります。

店舗1
今、”ピッツアハウス”(ピザ専門店)として一躍脚光を浴びているお店といって過言ではないと思います。

店名の”pizzeria”(ピッツェリア)は”ピザハウス”という意味、”girasole”(ジラソーレ)はイタリア語で”ひまわり”のことです。

県道沿いとは言え、松前町でも鶴吉と言えば完全な田園地帯、周囲には農地が広がります。その中で、昨年3月の終わりに忽然と姿を現したこのお店。

土日のお昼時は待ち席が用意され、店内満席状態の中で玄関で数人が待っているという状態です。

店内2
こちらが店内の、カウンター席から写した光景。満席なので、客席に向けてはカメラを向けることが憚(はばか)られる感じです。


天井は高く吹き抜けになっていて、店名の”girasole”(ジラソーレ)ひまわりそのままの明るく開放的なお店です。


店内は、一体どこからこんな田舎に集まってきたのかと驚くほどの、人、人、人です。


店内の厨房には若くて新進気鋭のオーナーシェフを先頭に、シェフの補助を勤める調理人さんと、後は若い女性2人のフロアースタッフで運営されていました。

メニュー3
ピザの専門店ですが、他にもパスタ料理や、飲み物。夜は”ディナーコース”が2000円から用意されていて、ワインを飲みながら気軽に、しかもお手軽価格で食事を楽しめるようになっいます。


ただし店内の客席数も多く、客が詰め掛けるので、メニューの数は絞り込まれている様子で、最小のスタッフ数で運営できるという工夫がなされています。

世界大会4
この画像に中に、天井付近に2枚の写真が飾られていますが、これは若きオーナーシェフが”ピッツア世界大会”に出場した時の記念写真。


店内には、イタリア語の各種賞状が何枚も飾られていて、シェフの修行暦が記されています。


細かい話は、店内が満席状態ですから聞き出すことはご迷惑が掛かるので、黙ってシェフやスタッフの所作(しょさ=動き)を見て観察しました。


この画像の中で、写真の下に大きなアルミのヘラのようなものが吊るしてありますが、これで釜の中にピザ生地を入れて強い上火でピザを焼くための巨大ヘラ”アルミピザピール”です。

釜5
これがピザを焼く””です。釜の温度は500度近いと言われますので、僅か2分前後で焼き上げれていました。

注文がある都度、ピザ生地を手で広げ延ばして形を整え、その上に具材やチーズを乗せます。

そして、上の画像にあった巨大な”アルミピザピール”の上にピザ生地を乗せ、釜に入れます。

入れた当初は、釜の中に入れたままピザ生地の表面を観察されていますが、ものの30秒程度で再度”アルミピザピール”で掬い上げ、釜の上部まで近づけ、またサッと下に下ろします。

これを数度繰り返すと、見る見るうちにピザ生地の表面の色が変わって、所々に焦げ目が付いて来たらもう出来上がり。

目の前で焼かれるのを観察していましたが、3分は掛かっていなかったと見ました。シェフの体の動きにリズム感があって、熟達した技を拝見しました。

なお、ワタシは”アンティランチ”と呼ばれているメニューで、前菜の盛り合わせと後はパスタかピッツアの中から選ぶメニューを注文しました。お値段は980円です。

選んだのは、”本日のパスタ”を注文しました。本日のパスタは”エビとしめじのペペロンチーノ”です。

前菜6
こちらが”前菜”です。例によって、お料理はシェフがお皿の上で描く”絵画”です。見事ではありませんか。


右奥には、フォカッチャ(イタリアンのパン)が見られます。

タルト7
こちらは”フリッタータ”ではないかと思います。(違っていたらごめんなさいですが)


イタリア風オムレツのことです。


フリッタータの左手には”生ハム”が見えています。

ピーマンと肉8
こちらは、ソテーされたポークをパプリカで巻いてある料理ではないかと思います。


若い女性スタッフが、前菜の一つ一つを説明してくれたのですが、聞き取りにくくて、内容が分りませんでした。

菜の花9
ところが、満席状態で、待ち席まで客が溢れています。


料理の説明を、一つ一つ再確認することも、内容のメモを書いてもらうこともマナー違反状態。


こちらは”菜の花のフリッター”です。菜の花に小麦粉を牛乳で溶いた衣を付けて揚げてあります。

エビとしめじのペペロンチーノ10
そしてこちらが、”エビとしめじのペペロンチーノ”です。前菜も含めてお値段は980円です。

シェフを見ていて感心したことは、パスタは一人前ごとに縦長い箱状の金属網が大鍋に中に何個も入るような仕掛けになっていて、注文がある都度パスタを個々の金属網の箱に投入しています。

そして、大鍋の縁に金属製の桟(さん)が取り付けられていて、その上にパスタを入れる皿が何枚も積み重ねられています。湯気で皿の温度を上げているのです。

湯掻かれたパスタを皿に盛りつける直前に、温められた皿は桟から取り上げられ水気を拭きとって、パスタを盛ります。

うどんが湯掻かれて、うどんを丼に入れる前にその丼を湯に潜らせて温める、あの作業が一度に出来る工夫がなされているのです。

温かい料理は温かいお皿で、冷たいお料理は冷たく冷されたお皿で供するという原則です。

アップ11
そして、何と言ってもこの”エビとしめじのペペロンチーノ”のまあ何と美味しかったことか。

唐辛子とニンニクの香りが一斉に鼻腔を襲います。その心地よさと言ったら言葉になりません。

パスタは、大好きなお店”フォンターナ”さんと、天山の”イタリアンキッチン伊太めし屋”さんがこの地域の双璧をなすと確信しています。

しかし、このお店でいただいたパスタ、”恐るべし!”間違いなくその双璧に迫る勢いがあると感じました。

ペペロンチーノをいただきながら、その美味しさ・見事さに”寒気”がしました。背筋が震えました。

しかも、パスタはこのお店にとってはサイドメニュー的存在。

これは、大急ぎで再訪し、目の前の釜で焼き上げられるピッツアの味を確かめなければと、松山へ帰る社中の中でも興奮が納まりませんでした。

興味津々のお店の出現です。



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「軽食喫茶 なかむら」・「愛媛グルメ紀行」 480

今日は砥部町大南の国道33号線沿いにある”軽食喫茶 なかむら”さんをご紹介しましょう。


このお店を訪問した動機は、一昨日2月19日に”再訪シリーズ”84番目(延べ478番目)のお店としてご紹介した、松前町の”レストラン&喫茶 モカチャーゼ”のオーナーシェフさんが大衆食堂で修行した頃にお仲間だった方がやっているお店とお聞きしたからです。


ただし、お店の名前は”中村”と言ったのではないか?といううる覚え。場所は、国道33号線から旧砥部町内に入る分かれ道付近とお聞きしたような。

玄関1
でも店名も場所も曖昧な中で、砥部町の住宅地図でそれらしきものに目をつけやってきたと言う訳です。


こちらがお店の全容です。”砥部焼観光センター 炎の郷”の少し手前、道路の南側にあります。

店内2
お店に入ると、モカチャーゼさんの店主さんと同年代の男性はいませんでした。その代わりに、ワタシよりやや年下とお見受けした女性2人でお店をやっておられました。


注文を取りに来られた方に、「松前でレスト喫茶をしている”モカチャーゼ”というお店を知っているかどうか?」をお伺いしてみました。すると知らないというお答えでした。


やはりうる覚えでは心もとないなって、思ってメニューを拝見しました。

メニュー3
メニューには昔懐かしい”喫茶店の軽食”メニューが並んでいました。


「懐かしいメニューが並んでいますね。このお店は何時頃からやっておられるのでしょうか?」とお尋ねしてみました。


「そうですねー、もう30年近くになりましたか・・・・」っと。でも注文を取りにこられた方は従業員さんらしく、正確なことは分らないという対応でした。

ランチ4
注文したのは、一昨日”モカチャーゼ”さんで注文したものと同じ”エビフライ+ハンバーグ”のランチです。お値段は、このお店では最も高い880円です。


モカチャーゼさんと同じメニューを注文したのは、修行をしたお店が同じであれば似たようなものが出てくるかも知れないと思ったのです。


でも出されたものは、完全に”喫茶店の軽食的料理”でした。これは明らかにコック修行した方が出すメニューとは違うことに気が付きました。


ただ、メインのハンバーグとエビフライ2尾、それに味噌汁と漬物と煮物が付いていて、バランスのとれた構成でした。

ハンバーグ他5
こちらが、昔から喫茶店で出されていた典型的なハンバーグとエビフライ、それに型抜きしたポテトサラダと野菜サラダにゆで卵2切れ。


昔ながらの喫茶メニューで抜けているものは、作り置きのケチャップ炒めスパ位でしょうか。


ワタシの様な年代の者にとっては、若い頃を思い起こさせてもらえるお店ですね。

ハンバーグ6
こちらがメインの”ハンバーグ”です。フライパンで焼かれたのか、少し焦げ気味でした。


最初からお箸だけしか付いていません。ナイフやフォークで食べられることは想定しておられません。


確かに焼きたて揚げたてなのですが、湯気が立ち昇るというほどでもありません。

エビフライ7
エビフライはダイエット中のエビを使われたのか、極めてスリム。


1本が単独では立てない細さなので、ハンバーグを枕にして辛うじて支えられていました。


それでもエビフライを齧(かじ)ってみますと、中味エビは厚めの衣でかろうじて真っ直ぐに揚がってる。


厚めの衣で支えなければ、たちまち「ごめんなさい」と頭を垂れるほどのスリムさです。


ハンバーグもエビフライも、唸るほどのものは全くなく、極々普通の味。

煮物9
この”煮物”は美味しかった。所謂(いわゆる)”お袋の味”という典型的な味付けのようにお見受けしました。


中味はカボチャと竹輪とシイタケの煮含め。カボチャが甘くて甘くて、スウィーツのようでした。

味噌汁9
こちらの”味噌汁”も煮詰まり過ぎかな?って思える程。でも、この味噌汁があったからこそ、普通サイズのご飯を残すことなく全部食べることができた。

勘定を払うとき注文を取りに来られた女性が、もう一人の女性を指差して「この方が経営者です。先ほどの松前町のお店の話をしてみて」と。

それから、まあ30分近くも「年の頃合は60歳程度、コックの修行をした経験がある、砥部のこの当りで長くレスト喫茶を行っている」と、それだけに曖昧な情報でお店探しが始まりました。

「あのお店は古いけどどう?」と、店名を出されながら「でも、あそこは普通の喫茶店でコックさんはいないわねー」とか「あそこにあったお店、確かコックさんがいたけど、10年くらいで辞められたしー」っと。

この話の過程で、おおよそ7から8店舗の名前が出ては消えの繰り返し。すっかり恐縮してしまい、時間を取らせた事をお詫びしてお店を後にしました。

人情溢れる対応、心こもった対応には恐縮しつつもありがたかった。

なるほど、30年間、お店が保っているには保っているだけの理由があるのですねー。



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「再訪 85 pizzeria girasole(ピッツェリア ジラソーレ)」・「愛媛グルメ紀行」 481

今日は、一昨日ご紹介したばかりの”pizzeria girasole(ピッツェリア ジラソーレ)”さんの”再訪シリーズ”としてのご紹介です。(「pizzeria girasole(ピッツェリア ジラソーレ)」・「愛媛グルメ紀行」 479


愛媛グルメ紀行”シリーズも481号となりましたが、”再訪シリーズ”として採り上げる最短記録となりました。


場所はおさらいですが、国道56号線を伊予市方面に南下し、”エミフルまさき”東南角の交差点を県道八倉松前線に沿って東に向かいますと、交差点から400mほど東に入ったところにあります。


伊予鉄バスの”鶴吉バス停”のまん前です。

店舗1
こちらが、松前町の田園風景に溶け込んだお店の様子です。


1日を置いて再訪した目的は、大きく分けて二つあります。その一つは、前回お伺いしたのが土曜日の正午前後。お客は待ち席まで群がっていました。


その集客能力は、平日の正午前後でどう変わるのかを確認することが先ず第一の目的でした。


次に、一昨日はこのお店の最大のウリであるピッツアではなくパスタをチョイスしました。お客さんの7割方が注文されている”ピッツア”のお味を確かめるためと言うのが第二の目標でした。

カウンター2
訪れたのは水曜日の午前11時30分です。


店内を見渡すと、4人掛けの椅子とテーブル席が7席、合計28人座れます。その他にカウンター席に4人ないし詰めれば5人座れます。つまり収容能力は、32人から33人のお店です。


その時間帯に店内にいたお客さんは2つの女性グループが2組、合計8人の入りでした。そしてカウンター席にはワタシ一人と言う客の配置。


さあ、これが正午までの30分間でどう変化するか、注意深く観察しました。

ビザメニュー3
こちらが”ピッツアメニュー”です。”ピッツアメニュー”は、僅か4種類しかありません。

パスタメニュー”も同様のメニュー数です。極度にメニュー数を絞り込んであります。

少人数のスタッフ数で、多数の客に対応する工夫でしょう。

ただし、メニューを絞り込むデメリットもあります。客は、選択肢が少ないと飽きるからです。

でもそこは、毎日の日替わりメニューで変化を付けられ、毎日来られても飽きられない工夫がなされています。また、日替わりメニューに使う食材は、パスタとピッツアで同じものを使い回しする、コスト削減意識もしっかり身につけられいます。

前回は、シェフの華麗なビザ釜前の”アルミピザピール”捌(さば)きに目を奪われすぎて、一種の催眠状態にあったのではないかを後で思いました。

ですから、今日は敢えてシェフの華麗な手技を見ないように意識して、味とお客さんの変化に集中しようと思って臨んだのです。

前菜4
なお注文したのは、このお店で”アンティランチ”と名づけられている、パスタあるいはピッツアから1品選び、後は付いている”前菜”との組み合わせで980円です。


そして選んだメインは、もちろんピッツアでも基本であり、なおかつシンプルでもある”マルゲリータ”を選びました。


上の画像は当日の”前菜”です。一昨日頂いたものとは、多少変化を付けておられました。

紫芋5
こちらは”紫芋のソテー”です。


彩りにパセリが散らされていました。

フリタータ6
こちらは一昨日も出された”フリタータ”(イタリアンオムレツ)です。


これは前回のものと同じのようでした。フアフアとした食感でトマトソース味が、全体の味を引き締めています。

スモークサーモン7
こちらは、前回には付いていなかった”スモークサーモン”です。


ネットリした食感と燻製された香りが持ち味。


このお店のシェフは、愛媛県ではイタリアン店としては名高い”マルブン”さんで修行をされた方。


玄関脇に飾ってあったのですが、イタリア語で書かれている”賛書き”でそれに気が付きました。


賛書き”とは、書画や色紙に”〇〇さん江”と書いてある賛辞の言葉です。このお店の開店に際し、修行していた”マルブン”さんから頂いたものだそうです。

生ハム8
こちらは前回も付いていた”生ハム”です。


このお店の若きイケメンであるシェフの優れていると思う点は、ピッツアでは愛媛の名店として名高い”マルブン”さんで修行され、しかも技術的には”ピッツア世界大会”に出場するという高い目標を掲げられて実現されたことが一点あります。


しかし技術の習得、更には世界的水準への高い技術力を身につけられただけではなく、イタリアンの”ピッツエリア”の営業のシステムも自分のものとされ独立された、その点も凄いことだと思いました。


食材の仕入れからメニューの決定、お店のレイアウトの設計から効率よい厨房の構成を考え、スタッフを雇い教育する。


そして一日の流れの中で、それぞれの役割分担を決めて、細やかなサービスを提供するシステムも勉強されて実践されている。

ピーマンのフリタータ9
こちらは”ピーマンのフリッター”です。


天婦羅の衣とは違って、小麦粉を牛乳で溶いてありますので軽く揚げられています。

マルゲリータ10
こちらがナポリピッツァの代表でもある”マルゲリータ”です。イタリア王妃”マルゲリータ・ディ・サヴォイア=ジェノヴァ”の名前を冠していることでも知られています。


材料は極めて単純、薄く延ばしたピッツア生地に、バジリコの緑、モッツァレラチーズの白、トマトソースの赤をまるでイタリアの国旗を表しているように並べます。


作り方は一昨日に詳しく書きましたとおり、注文がある都度、ピザ生地を手で広げ延ばして形を整え、その上に具材やチーズを乗せます。


そして、巨大な”アルミピザピール”の上にピザ生地を乗せ、釜に入れます。


入れた当初は、釜の中に入れたままピザ生地の表面を観察されていますが、ものの30秒程度で再度”アルミピザピール”で掬い上げ、釜の上部まで近づけ、またサッと下に下ろします。


これを数度繰り返すと、見る見るうちにピザ生地の表面の色が変わって、所々に焦げ目が付いて来たらもう出来上がり。3分とはかかっていません。

アップ11
期待に胸膨らませて食べてみました。その第一印象「ん・・・・?・・・ん、こ れ は・・・・?

ワタシが抱いていた”美味しいピッツア”とは全く違っていました。ワタシが美味しいと認識していたピッツアは、下の画像でご紹介する”ラ・メール”さんの、生地はパリパリ、ガーリックとチーズはネットリとしたもの。

ところがこのピッツアは、生地自体が実にモッチリと艶と弾力があるのです。

生地を釜に入れた瞬間、ピッツア生地とチーズとトマトソースが瞬時に同時に恋に陥って3人が蕩けあってしまった。瞬時に3人が合体した。3人が同時に合体と言うのはモラルの上で・・・・などど逡巡(しゅんじゅん=思い悩む)した形跡は全く見られない。

ですから、実にモチモチした食感を、生涯くっ付き合体したままでいたいと思い定めた生地とチーズとトマトソースを口腔でヤキモチを焼きながらいただく。

第一、ピッツアの周囲の外周は、中心部の熱烈に恋に陥った3人の熱き合体に、嫉妬で身を焦がした。

その嫉妬の余りの激しさに、我が身を焦がして、実に香ばしくなった。

熱烈に合体したままの中心部の熱々を頂きながら、我が身を嫉妬で焦がした外周部分を香ばしくいただく。

これは想定していた味ではなかったけど、なるほど、ピザにはこういう食べ方があるのかと納得した。

そして満足もしました。

ガーリックピザ4
ワタシが想像していたピッツアは、伊予市双海町串にある”ラ・メール”さんの上のようなピッツアでした。メニュー名は”ガーリックピザ”です。


このピッツアの生地はパリパリです。こちらの生地君は、生地の役割りを全うしようと冷静だ。


「オレは、燃え上がり蕩けてしまったチーズとガーリックを下でしっかり支えなきゃ!」と覚悟を定めているから、決して生地君はチーズなどとともに燃え上がって合体したりはしない。


こういうピッツア生地の生き方もあって、それはそれで、その潔さに好感が持てる。

ワンピース12
こちらの”マリゲリータ”は、瞬時に燃え上がり固く結びつき合体した熱々の中心部と、それに嫉妬の炎で我が身を焦がした外周のちょっとほろ苦く焦げた部分を交互にいただく。


一回目の訪問時に覚えた興奮は完全に収まった。あの時は、先にも書きましたがシェフのリズミカルで軽々しい身のこなし、”アルミピザピール”の華麗な手捌きに、一種の催眠術を掛けられたように酔いしれていた。


その酔いが冷めた今、果たしてこのお店を3回4回と訪問するかどうかを考えた。


現時点で3回目4回目を訪問するとすれば、記事にできないことを承知で来る事になる。


でも”愛媛グルメ紀行”を書き続けている以上、絶えず新しいお店を訪問したいという気持ちが優先する。


もちろん、記事にはできないことを承知で月に4回程度行っているお店はある。しかし、そのお店は、取材から頭も心も開放され、頭に中を空っぽにするためにお伺いしている。


従って、連続訪問したこのお店、優れたお店だとは思うけれど、記事に出来ないことを承知で何度もという点については保留というのが現時点でのワタシの感想と言うところで”再訪シリース”の記事を締めくくる事にしましょう。


なお、最後に勘定を済ませてお店を出た正午現在の客の入りは、椅子・テーブル席へ26人座られていた。
平日の正午現在で80%を越える客が詰め掛けているという事実も確認できた。


繁盛店が出現したことは間違いない。




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 46

今週の土日も”愛媛グルメ紀行”を振り返ってみましょう。今日は一昨年の秋、シリーズの137番目から139番目にアップしたものを振り返ります。



先ず最初は、一昨年9月27日にアップしたシリーズ137番目のお店です。それは、朝生田町の南環状線に、一昨年6月にオープンした老舗の洋食屋”欧風家庭料理 サンタ・サンタ”さんです。(「欧風家庭料理 サンタ・サンタ」・「愛媛グルメ紀行」 136

実は、このお店、ただの洋食屋さんではないのです。

サンタ・サンタ”が、産声を上げたのは”1988年”、今から25年前、大街道の真っ只中でした。

玄関1
それ以降、この”サンタ・サンタ”を運営する会社は飛躍的な成長を遂げ、今では、松山市内のあちこちに、この会社が運営する飲食店が出来て、それぞれ地域の話題をさらうことになりました。

たとえば、衣山シネマサンシャインにある”ピッツエリア マルデナポリ”だとか、はなみずき通りにある”ピッツエリア リストランテ トスカーナの休日”や”海の蔵・山の蔵 源八”など、数え上げていたらきりがありません。

ハンバーグデミソース5
その日も、大街道で何時も注文していた”ハンバーグランチ”を注文しました。お値段は、998円。

メインディッシュの前に、サラダとスープが出されます。またドリンクは自分で選べます。

デミグラスソースの完成度の高さ、ハンバーグの肉質の良さ、練り加減の程よさ、香辛料のバランスのよさ、どれをとっても言うことなし!

肉を喰らう”(ただしミンチですが)喜びに、体中が無意識に反応します。

口の中が、肉そのものの濃厚な旨みと、デミグラスソースの肉系と野菜系の美味さが凝縮された複合の旨み、それらが充満しました。

しかし、再訪はいたしません。これらのお店を運営している会社に、どうしてもと言いますか何故か好感が持てないからです。



第二番目は、一昨年9月28日にシリーズ138番目のお店としてご紹介した、国道11号線を東温市に向かう途中、久米窪田の信号を右折し県道東部環状線を南下していると、”東鷹の子団地”の入口付近にあるカフェの”MahhaMan CAFE'(マッハマン カフェ)”さんです。(「マッハマン カフェ」 ・「愛媛グルメ紀行」 137

県道を南下していると、左手にお洒落な2階建ての建物が見えてきます。

玄関1
ちょっと見には、”カフェ”には見えにくい外観ではないかと思います。

それが証拠に、お店の前で「このお店がお目当てのカフェなのか?」とウロウロしていると、若い女性スタッフが気を利かせて「お店の入口はこちらです」と、案内していただきました。

お店に入ると、最初に禁煙か喫煙かを尋ねられ、禁煙と答えると2階に案内されます。

最近分煙が進んでいるとはいえ、禁煙席と喫煙席を、1階と2階で分けているのは珍しいですね。

それだけ、お店の空間に余裕がある証であり、更にはオーナーシェフの料理人として料理に取り組む姿勢の厳しさを感じ取れて、入店してからの2分間でこのお店に好印象を持ちました。

ガーリックライスオムライスデミソース6
まあ、ご覧になって下さい、この”ガーリックライスオムカレー”の雄姿を。

茶色のカレールーの背景に、真ん中に盛り上がる淡い黄色の卵の色と刻みパセリの鮮やかなグリーンと生クリームの純白が映えます。

スプーンを入れる前から、ガーリックの香ばしさに食欲がそそられ、深みのある茶色をベースにした鮮やかな配色に魅入られました。

期待以上のバランスの取れたカレーに、純粋に舌鼓を打ちました。

焦げ目のついたガーリックの味と、デミグラスベースのカレールが喧嘩していないのです。

このお店はぜひ再訪したいと思います。シェフのセンスをもう一度楽しみたいからです。



最後は、昨年9月29日にシリーズ139番目のお店としてご紹介した、西部環状線沿いの南江戸3丁目にオープンしている”大阪王将”さんです。(「大阪王将」・「愛媛グルメ紀行」 138

言わずと知れた中華レストラン系の全国大手の一つです。

この「愛媛グルメ紀行」の趣旨は、飛び込んだ飲食店の雰囲気を楽しみ、メニューを吟味し、作り手の店主やシェフの一挙一動に目を凝らし、フロアー係りのサービスを観察して、そのお店をとことん味わい尽くそうというところにあります。

もちろん、厨房にいる作り手の顔を見ながら出された料理を食べ、美味しかったら「感動しました」と素直に感想を伝え、美味しいものを提供する側と「感動を共有する」ところに、目線を置いて伝えていきたいと考えています。

玄関1
ところが、全国展開する”ナショナルチェーン店”は、少なくとも店のオーナーの顔が見えません。

少なくとも、作り手と”食の感動を共にする”ことは不可能です。

さて、”大阪王将”さんです。

京都が本部の”餃子の王将”さんとは、全く違う法人です。

元はと言えば、昭和42年12月25日に京都市の四条大宮にて開業し、その後全国に展開中の王将フードサービスが展開するお店が”餃子の王将”さんです。

一方”イートアンド”が運営する”大阪王将”さんは、”餃子の王将”さんの親戚が独立して展開されているお店です。

両社のチェーン店運営方式の一番大きな点は、”餃子の王将”さんは直営店が多いこと。一方”大阪王将”さんはフランチャイズ店が多いことでしょうか。

中華丼4
ワタシが頼んだのは、”中華丼”と、ウリモノの”餃子”1人前です。

お値段は、それぞれ590円と210円です。

さすがウリモノの餃子の値段設定は”安い!

関西圏ですから、中華丼の餡は”甘酢餡”です。これが関東に行くと"塩ダレ"系に変わるといいます。

さすが、ナショナルチェーンのお店、味はまとまりがあって美味しく仕上がっています。

破綻のない味とでも言いましょうか。

でも、このお店は再訪しません。ワタシがこのブログで皆さんにお伝えする情報は限れらているからです。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 47

さあ、今日の日曜日も”愛媛グルメ紀行”シリーズを振り返りましょう。

今日は一昨年秋にアップした140番目のお店から142番目のお店です。



先ず最初は、一昨年9月30日にアップした140番目のお店、合併前の”旧北条市小川”、今の”松山市小川”にあって、196号線(旧道)沿いにあるおうどん屋さん”手打ちうどん 一楽”さんです。(「手打ちうどん 一楽」・「愛媛グルメ紀行」 139

このお店は、母がまだ生きていた頃、父と母が揃って、月に一度の川柳の句会に北条に通っていました。

その月に一度の”北条川柳句会”に、南予から出向いた二人が必ず立ち寄るお店がこのお店でした。

玄関1
今は、北条の交通の中心は196号線バイパスになり、こちらの旧道は地域の方々の生活道になっています。

店の前が広い駐車場になっていて、お店はその奥に立っています。

両親がなぜ、立ち寄っていたかといいますと、このお店の奥さん(女将さん)が、同郷の西予市のご出身で、一時期父と同じ職場で働いていたことがあると、両親から聞いていました。

今は、その二人とも居ません。一昨年と昨年、相次いで永久の旅立ちをしました。

鍋焼きうどん6
ワタシが注文したのは”鍋焼きうどん”です。お値段はは500円です。

具材は、カマボコ、甘辛く煮込んだ牛肉、アゲ、ニラ、ワカメ、生卵、エノキ、ナルトです。

麺がうれしいほど柔らかい。

讃岐うどん命!”派の方には合わないかも。

でも、愛媛の優しい柔らかさのうどんです。

このお店は再訪しません。ここに寄りますと、濃厚に両親にことを思い出してきて悲しくなるからです。



次にご紹介するのは141番目のお店で、一昨年10月3日にご紹介した今年で開店5年目を迎えようとしている、今評判の”久留米ラーメン 光屋(みつや)”さんです。(「久留米ラーメン 光屋(みつや)」・「愛媛グルメ紀行」 140

場所は、今治市の常磐町通りの中ほどにあります。

玄関1
この日から4日間、”豚骨ラーメン”について考えてみるために、先ず最初に訪れました。

”豚骨ラーメン”を集中的に考えたいと思った動機は、このシリーズで採り上げた”久留米ラーメン松山分校”さんで、ラーメンのスープの”獣の匂い”が強すぎて飲みきれなかった経験からきています。

”久留米ラーメン松山分校”さんでは、珍しくスープを大量に残してしまいました。

そこで、スープが飲めなかった理由は、”久留米ラーメン松山分校”さんのスープが理由なのか、それとも”久留米ラーメン”のスープ一般がそうなのか、確かめてみたくなりました。

ラーメン上5
ところで、”豚骨ラーメン”の起源とその伝搬(でんぱん=伝わること)です。

各説がありますが、”久留米ラーメン”が”豚骨ラーメン”の”元祖”であることは確かなようです。

昭和12年、屋台でスタートした”南京千両”の主人、宮本氏が横浜の南京町や東京で”支那そば”を研究し、出身地の”長崎ちゃんぽん”のスープをヒントに、今日の”豚骨スープ”を作ったと言われています。

この”豚骨ラーメン”が、熊本と福岡博多に伝わり、それぞれ”熊本ラーメン”と”博多ラーメン”として広がっていきます。

”博多ラーメン”として話題を集めたことが、その後”豚骨ラーメン”を全国に広めることになります。

さて、結論ですが”久留米ラーメン”のスープに、独特の”獣臭”があるのは、”久留米ラーメン松山分校”さんだからではありませんでした。

こちらの”久留米ラーメン 光屋(みつや)”さんのスープにも、あの”獣臭(けだものの臭さ)”が充満していました。

そもそも、この”独特の臭気”が”久留米ラーメン”そのものなのですから、好きな人にはたまらない味として根強いファンを持ち続けているのでしょう。

このお店は、当然に再訪しません。とてもとても”久留米ラーメン”のあのスープには馴染めないからです。



最後にご紹介するのは、一昨年10月4日にシリーズ142番目のお店としてご紹介した、朝生田町の南環状線沿いに、昨年7月の下旬にオープンしたばかりの”味千拉麺”さんです。(「味千拉麺 朝生田店」 ・「愛媛グルメ紀行」 141

昨日は”久留米ラーメン”を採り上げましたが、今日は”久留米ラーメン”の影響を大きく受けながらも独特のラーメンに育った”熊本ラーメン”を採り上げます。

このお店は”ナショナルチェーン”のお店で、ラーメン分野では全国区でしょう。

出発は熊本で、久留米から伝わった豚骨ラーメンに、”味千拉麺”の創始者が”ニンニク”の風味を加えて、現在の”熊本ラーメン”の基礎を作ったということです。

玄関1
お店にお伺いした時は、まだ店の玄関は工事中でした。

テーブルの卓上には、今の”熊本ラーメン”の基礎を築くキーポイントとなった”秘伝揚げニンニク”が、壷に入ってお客さんを待っていました。

醤油豚骨ラーメン5
醤油好きのワタシは迷わず、”豚骨醤油ラーメン”を注文。お値段は、700円です。

スープは、白濁した豚骨スープに醤油が混じっているので、やや茶系の色をしています。

豚骨特有の匂いがしませんでしたので、ホッとしました。

意外に(失礼しました)「イ・ケ・ル!」でした。

麺は中太ストレート麺で、具材のキクラゲとメンマとチャーシュー、それにゆで卵半分と刻みネギです。

具材の”メンマ”(シナチク)が絶品です。

極め付きは、”秘伝上げニンニク”のパウダーです。

ニンニクくささは余り感じなくて、スープに濃く(コク)と深みが出ます。

これが、熊本県人が誇る”熊本ラーメン”です。

さて、このお店は再訪しません。理由は2点です。先ず豚骨ラーメン自体が好みではないこと、それにこのお店がナショナルチェーン店であることです。ワタシがわざわざ取り上げるまでもなく、多くの方にとってお馴染みのお店だと思います。



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「ランチの店 ひまわり」 「愛媛グルメ紀行」 482

国道56号線を市内から伊予市に向かい、重信川を越える”出合大橋”を過ぎて松前町に入った直ぐの国道沿いに”ミニショップ ていきびん”さんがあります。以前に”愛媛グルメ紀行”でもアップしたことがあります。


松前町西高柳の”豚太郎松前町店”の向かい側です。その信号を松山方面から来ると左折し東に向いて入ると、進行方向に向かって左手に大きなモダンな家が見えます、


そこが、土日を除いて平日の午前11時から午後3時までの4時間だけ営業されている伊予郡松前町上高柳にある”ランチの店 ひまわり”さんがあり、今日はそのお店をご紹介しましょう。


このお店を知ったのは、お互いのブログをリンクしあっている;”きくりん”さん(ブログ名:愛媛さすらい日記)さんの昨年12月26日に記事で知りました。

看板1
こちらがお店の看板です。完全に一般の家で、しかこ広い敷地に大きな建屋が立っています。


その一部を開放されて、お客様を迎え入れておられます。


元はと言えば、今から23年前の平成2年に、お父さんが自宅の一部を開放してランチのお店を始めたのが開業のきっかけです、


そこで、住宅会社のモデル住宅をご家族で散々に見回った結果、この家の広さと作り、間取りなら夢がかなうと購入されお店を開業されたという経緯です。

店内3
南向きの明るい部屋が客席になっています。


温かくなれば、家の庭に迫り出したテラスと言うか、サンルームでも食事が楽しめます。


最初はご夫婦で、見よう見まねでお料理に取り掛かられ、残念な事にご主人は志半ばして他界され、今ではあお母さんと娘さんが二人三脚で続けられています。


お母さん「考えてみれば、23年なんてあっという間だった」と、開業当時のことを回想されます。

メニュー4
メニューは洋食中心ですが、主に出るのが”日替わりランチ”680円です。


その他にも、ヒレカツランチやエビフライランチ、更にはカレーライスやオムカレー、やひまわりラーメンまで用意されています。


でもこのメニューだけは、このお店に来ないと頂けないといったメニューはありません。


昨日、”再訪シリーズ”の85番目にご紹介したばかりの”pizzeria girasole(ピッツェリア ジラソーレ)”さんはお近くにありますし、店名は日本語にすると同じ”ひまわり”さんです。


でも、お店の立ち位置、戦略、メニュー構成、シェフのお店での位置づけ等々はまるで対極に位置するお店でしょう。


一日に4時間だけ、常連の客を相手にコツコツと続けられ20年を3年越しました。それなりの存在意義がこの地域で認められなければ今まで生き延びておられようはずがりません。

ランチ5
ワタシが頼んだのは”日替わりランチ”680円です。


その内容は、炒飯に唐揚げ2個、サラダつき、そして卵スープとマカロニサラダです。


メニュー構成も至って平凡です、なお、炒飯はご飯少な目と注文したものです。

炒飯他6
こちらが少なめにと指定した”炒飯”と、小ぶりの鶏唐揚げが2個、それに生野菜サラダと福神付け。


どこと言って目を引くものはありませんが、南側の広く高く取った窓からは心地よい陽光が注ぎ込みます。


ジャズのスタンダードナンバーやボサノバなどの有線放送のBJMがお店に心地よい空間を作り出してくれています。


店内の客は、お母さんのお知り合いが久しぶりに訪ねられたのか、お二人で昔話に花が開いています。

炒飯アップ7
炒飯”の出来から言えば、明らかに火力不足・鍋振り不足と言えるかも知れません。


つまり”炒飯”の命である、米と米を完全にパラパラに他人同士にするという行為が徹底できかねたのかも。米と米に情が移ったのか。


また鍋振りは、女性の腕の力では中々に困難。その結果ご飯と塩を含む調味料が均一に交じり合っていない部分も多少はあります、でも気になるほどではありません。


”炒飯”の出来としては、どちらかというと家庭料理に近いかも。でもこのお店はそれで十分なのだと思います。お客さんは皆さん、納得され満足されて通われているのですから。

唐揚8
こちらの”鶏唐揚げ”は非常に美味しかった。


衣に香辛料が染み込んでいて、パンチの効いた刺激的な味に仕上がっていました。

マカロニサラダ9
マカロニサラダは、言わば”お袋の味”とでも形容しましょうか。


付けあわせで付いていたネーブルは濃厚でした。流石は柑橘県の面目躍如といったところでしょう。


このお店に何を求めて客は来るのでしょうか?


多分、客それぞれに違うのでしょう。違っていて当然かも知れません。昨日採り上げた”pizzeria girasole(ピッツェリア ジラソーレ)”さんのように、メニューを徹底的に絞り込んで、自分が食べさせたいメッセージを明確に打ち出しているお店もあります。

スープ10
でも。このお店は母娘で「出来ますものはコレだけです」とさり気無くメッセージし、それと折り合いが付くお客さんだけが納得してこのお店に寛(くつろ)ぎと安らぎを求めて集まって来られるのです。


完全に棲み分けが出来ているのでしょう。


それにしても、実に心落ち着くユッタリした時間を過ごせましたことに感謝感謝です。




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「麺屋 壱」・「愛媛グルメ紀行」 483

今日は北斉院町の”パルティ・フジ北斉院”の商業施設内に、昨年12月にオープしたばかりのラーメン店”麺屋 壱”さんをご紹介しましょう。


市立味生小学校に向かって道路を北上すると、道路の両側に広がる施設の西側で開店されました。


このお店のことは、ブログ友:”乱 駆郎”さん(ブログ名:門前雀羅)の1月28日アップの記事で知りました。

玄関1
乱さんの記事でも触れておられましたが、新居浜に1号店がありこのお店が2号店という。


お店のオーナーシェフが東京で”ラーメン修行”され、それらの経験を活かそうと、生まれ故郷の新居浜で初めてお店出された。


その成功体験を、さらに県都松山で試そうと、この地に2号店を開店されたという訳です。

券買機2
店内に入ると、先ず玄関を入ったところに”券買機”が置いてあります。


店内の客もまだ慣れていないのか、そこで一様に立ち止まって戸惑いの表情を浮かべます。


直ぐに店長さんらしき男性が近寄ってきて、丁寧に”券買機”でお好きなメニュー券を買って席に付き注文するというシステムを説明されていました。


このお店には様々なトッピングが用意されていますが、そてらのトッピングまで”券買機”で券を買います。たとえば”煮玉子”券100円と、”醤油ラーメン並”券(それも大、中、並に分かれている)650円という風に。


これが至って煩雑でした。この”券買機”システムは都会地のお客さんが多い店で、キャッシャーの人員を減らすための工夫であり、松山程度の町で必要かな?と思いました。


しかし、オーナーさんはあくまで東京で学んだことを試してみたいのではないか?と想像しました。

厨房3
こちらが厨房。昼間は厨房に2人の若い男性、そして店長兼フロアー係り兼キャッシャー係りの若い男性1人の3人体制でやっておられました。


このお店は夜は居酒屋に変身する、所謂(いわゆる)二毛作店です。都会では当たり前の運営システム。


厨房の長い壁には、酒の肴的なメニューが書き出されています。しかし、ここ松山で二毛作店で採算を合わせることが可能かどうか。


都会と地方都市では客の絶対数だけでなく、客密度が全く違います。都会でこそ運営できるシステムが、そのまま地方都市でも効率的と言えるか、そこが問題かも知れません。


でもスタートされたばかりなので、その結果はまだ誰にも分りません。松山でも深夜人口が増えて都会化しつつあるのは現実ですから、意外に大繁盛と言う結果になるかも知れません。

メニュー4
第一号店の新居浜での人気メニューは、乱さんも採り上げられご自分でも注文された<しょうゆ・魚(かつお味)・味噌と三種類ある中から"魚ラーメン(680円)"をチョイス>(乱さんの記事の一部を引用)”魚ラーメン”ということらしい。


それは”券買機”でもハッキリ書いてありました。ところがこの”魚ラーメン”、乱さんの言葉をそっくりお借りすれば<私が食べた魚ラーメンはじゅんさんの苦手なバリバリ魚粉系でした>とありました。


当然にそれを避け、”醤油ラーメン並”と、トッピングに”煮玉子”を選びました。合計750円。

醤油ラーメン5
これが注文した”醤油ラーメン並”+”煮玉子”です。


厨房で、ラーメンを作る過程を観察していて気が付いたことは、所謂(いわゆる)”チャッチャ系”といわれる”豚の背油”をスープの表面に大量に降らせる作業が目に付きました。


チャッチャ系の元祖”は、1960年1月20日、屋台時代から始まった東京の”ホープ軒”。今から53年前に産声をあげたお店の伝統です。今では千駄ヶ谷にお店を構えられておられます。


所謂(いわゆる)”チャッチャ系ラーメン”では、”麺”は腰が命の”中太麺”、チャーシューも自家製、そしてスープは”醤油トンコツ”と、相場が決まっています。


タクシー運転手さん、トラックの運転手さんの間でその評判はあっという間に広がりました。


濃厚な”豚の背油”が、体の芯まで冷えた彼らの夜のエネルギー補給源として救世主となったのです。

醤油ラーメン6
画像に見える、スープの波間に漂っている白くゼラチン状に見えるのが”背油”です。


スープを啜ってみました。ギトギト系にも関わらず、意外とスンナリ食道を駆け抜ける。


決して油っぽさも、くどさもないのです。中太麺に負けないしっかりした”醤油トンコツスープ”の旨味を閉じ込める役割りをしっかり担っています。

背油7
具材は至ってシンプル。トッピングした”煮玉子”以外には、パリッと乾かせてある海苔(この海苔の風味がいいんです)と、シナチクと少な目の刻みネギ。



味こそ千差万別、好き嫌いが大きく分かれる世界。でも、この背油の奥に閉じ込められたスープの奥深い味に満足しました。

チャーシュー8
この”チャーシュー”が、”ホープ軒”のウリと同様に、自家製かどうかは分りません。


でも、厨房の大きなスライサーで大きい肉塊を小気味良くスライスしている様を見ると、自家製であると感じました。


脂身と赤みの部分のバランスが実に程よい加減でした。

煮卵9
こちらの”煮玉子”も、中味は半熟のトロトロでした。


どこかのラーメン店で”温泉玉子”を出された時は正直驚きました。温泉玉子はスーパーで幾らでも売っている。職人のプライドを思うとき、悲しかった。

麺10
”は、お約束どおり”中太縮れ麺”です。


スープによく絡んで喉を通過します。


モッチリした艶のある食感は、良く出来た麺だと思いました。


そしてこの”醤油ラーメン”で一番秀逸だと思ったのは、全体のバランスの良さです。スープ、具材、麺の全てが主役でした。お見事と言う他ありません。

完食11
あれだけ濃厚そうでギトギトに見えたこのラーメン、自分でも全く意識しないうちに完食していました。


ちょっと自分自身で驚きでした。


勘定を払う時、店長兼フロアー係り券キャッシャー係りの若い男性に「大変に美味しかったです。ご馳走様でした」と挨拶したことは言うまでもないことです。


その時彼は、完食した器に視線を移し、こぼれんばかりの笑顔で「またいらっしゃって下さい、ありがとうございました」と心地よい挨拶をなさいました。


今度は”つけ麺”に挑戦してみようと、早速”iPhone5”の”再訪メモ”に入力しました。




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「鉄板焼・お好み焼 椿や」・「愛媛グルメ紀行」 484

今日は、通称”はなみずき通り”沿いの古川北4丁目にある鉄板焼・お好み焼きの”鉄板焼・お好み焼 椿や”さんをご紹介しましょう。


場所は、”はなみずき通り”のかなり南で、”椿神社”の裏参道との交差点東側にあります。


この”はなみずき通り”は、松山でも有数の飲食店激戦区です。


トスカーナの休日”や”海の蔵・山の蔵 源八”という有力店を展開する”〇カンパニー”を始め、庶民派を代表する定食屋さんの”ごはんや はなみずき食堂”や交通整理人が常駐する”丸亀製麺松山店”など、客を集める仕掛け・仕組みを作った有力店がひしめいています。

玄関1
こちらが、はなみずき通りの西側から見たお店です。間口が広く、奥行きは極端に短いという一種の変形地に店舗が建っています。


この超激戦区で産声を上げて、今年で3年半を迎えます。はなみずき通りにはもう一軒お好み焼き屋さんがありますが、このお店、激戦区にあって健闘中です。

店内2
こちらが、午前11時30分現在の店内の様子です。


収用人員は概ね30名程度とお見受けしましたが、正午を廻るとほぼ8割程度の客席が埋まります。


客層は幅広く、男性の一人客から夫婦、職場のグループといった様々な客層で埋まります。

メニュー3
このお店の特徴は、大きなメイン鉄板でご主人が同時並行的に鉄板料理を扱いますが、その他にたこ焼き用の鉄板も用意されテイクアウトの体制も整っています。


メインのメニューは、広島風と関西風の”お好み焼き”ですが、その他鉄板で焼かれる”焼きそば”と”焼きうどん”も人気メニューです。


また、夜になると各種鉄板焼き料理を出す居酒屋に変身されるという、所謂(いわゆる)”二毛作店舗”でもあります。


お店の陣容は、メイン鉄板を陣取るご主人とその奥様(多分?)、それに若い女性2名の4人体制で昼間は対応されているようでした。

鉄板上4
ワタシはこのお店の看板メニューである”ホルモンうどん”850円を注文しました。


メニューにも表示してありましたが、”ホルモンうどん”と言えば岡山県津山地方で”B級グルメ”として売り出し中で、各地で開かれる”B級グルメ大会”の常連さんの一つです。


先ずメインの鉄板でキャベツ中心の野菜と、それとは別に大きめのホルモンが焼かれています。


ホルモン自身からかなり油が出ますので、鉄板には余り油を引きません。それが”ホルモンうどん”の特徴の一つでもあります。

うどん5
そして鉄板にうどんを乗せ、特性のホルモンうどんのタレで炒めます。


うどんに味が染みたら野菜類に合わせて、鉄板の上で全体を煽(あお)るように炒めます。


この時の、店主さんのヘラ捌(さば)きが絶妙です。野菜の水分はこのとき飛ばします。

うどん6
最後に、別に鉄板で炒めておいたホルモンを全体の中に混ぜいれ、最後に大きく煽りながら炒めて出来上がりです。


ホルモンは主に牛の大腸と小腸からなりますが、それらの他、胃、甘草、心臓、腎臓、子宮、肺など多様な部位からなります。


このホルモンから出る独特な旨味がうどんと絡み合い、さらに深みのあるタレとベストマッチして、単なる焼きうどんとは全く別の味の世界を作ってくれるのです。

焼きうどん7
各自の椅子に前には、自分でもお好み焼きが焼けるように鉄板がありますが、焼きそばやホルモンうどん類は、メインの鉄板で作られ、各自の椅子の前の鉄板に運ばれます。


メインの鉄板で料理が始まりますと、フロアー係りの若い女性が各自の鉄板に火を入れ、予め鉄板を熱してくれます。


そして、メインの鉄板から料理が移されますと、各自の鉄板の火は落とされ、焼き過ぎないように調整してくれます。

アップ8
具材は至ってシンプルで、大きめに切られたキャベツがほとんどで、後は長ネギ、ホルモン、タマネギ、そして彩りに紅生姜と青海苔が乗せられています。


ホルモンうどん”が目の前の鉄板に移された瞬間から、香ばしいタレの香りとホルモンの香り、それに紅生姜の香りが鼻腔をくすぐります。


味わう前に香りで満足させてくれます。

取り皿9
取り皿が用意されていますから、熱々を「ホッ!ホッ!」ツと言いながらいただきます。


まあ、ホルモンから滲み出た油の旨さ、そして独自のタレが程よく絡んだうどんの濃厚な旨さ、キャベツのシャキシャキ感、紅生姜のスッパさが渾然一体となって口腔内で踊ります。


津山地方では、肉食が禁じられていた江戸時代でも「養生喰い」と称して、牛肉を食べていた日本でも数少ない地方です。(他には滋賀県彦根市)


「養生喰い」とは、牛を食べ物としてではなく””として食べるのだという理屈です。まあ、御上に対する庶民の生きる知恵でした。


その”養生喰い”の伝統が脈々と受け継がれて、今日の”ホルモンうどん”が産まれたのです。

完食10
コリコリプリプリしたホルモンの食感を味わい楽しんでいる内に、あっという間に完食です。



確かに、牛のホルモンは”薬”に違いない。しかも”良薬口に旨し!”です。


滋味深い世界を堪能しました。





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「再訪 86 うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 485

今日は”再訪シリーズ”86番目のお店として、昨年9月6日に”愛媛グルメ紀行”シリーズ370番目にご紹介したうどん店”うどん 麦わら”さんを再度ご紹介しましょう。(「うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 370


場所は通称椿神社裏参道を南下し、椿神社西大鳥居がある交差点を西に曲がりドラッグストアー”マック”の南側の西沢ビル1階にあります。町名は古川西2丁目です。


このお店一昨年4月に開店した比較的新しいお店ですが、今ではすっかり地域のお客さんの支持を得ておられます。

玄関1
こちらがお店の玄関の佇(たたず)まいです。実にスッキリした設(しつら)えで、過剰な演出は一切ありません。

このお店、昨年9月にお伺いしたとき、”冷かけ”の中の”冷えび天”をいただきました。その時の印象を以下の様に書いています。

<麺は細麺で、艶があって照り輝いています。もちろん、モチモチした弾力もある。ワタシ好みの麺でした、そりゃあ嬉しいですよ。

えび天もプリプリ!撮影でモタモタしたため、衣が出汁を吸ってややふやけていましたが、これはワタシのせいなので責められない。

麺と出汁とえび天のバランスがすこぶるいいのです。特に出汁は出色の出来だと唸りました。>と。

そして最近になって、ブログ友:”ファットマン”さん(ブログ名:ファットマン松山B級グルメ日記)が立て続けにアップされていて、その記事に背中を押されるように再訪の運びとなりました。

店内2
こちらが店内の様子ですが、御簾(みす=すだれ)の奥で店主さんがうどんを打っている様子がうかがえます。


そうなんです、このお店は手打ちのお店で、打ちたてのうどんをその場で湯掻いて出してくれます。


美味しいうどん屋さんの鉄則です。

メニュー3
さて、こちらがメニューです。このメニューの裏には丼物のメニューも充実していて、メニュー数はうどん専門店としては多い方ではないでしょうか。


お店は、若い男性店主さんと、同じく若い女性のフロアー係り2人の合計3人でやっておられました。


お客さんの層は豊富で、若い男性の職場グループから夫婦連れ、女性の一人客まで様々です。

昆布4
前回訪問した時もご紹介しましたが、出汁をとった後の”昆布”は、このように自由にお持ち帰り下さいと書いてあります。


お店によっては出汁をとった後の昆布は、細かく刻んで甘辛く煮て”付き出し”として利用するお店もありますが、このお店は気前がいい。


”愛媛グルメ紀行”シリーズで、うどん屋さんは述べ69店舗お伺いしていますが、「昆布を自由に持ち帰り下さい」と書いているお店はこのお店だけです。

おでん桶5
こちらは”おでん桶”、愛媛のうどん屋さんやラーメン屋さんでは定番となっていますが、玄関前で鎮座しています。


いい出汁を使ってあることが、おでん桶から漂っている香りだけで分ります。

おでん6
こちらが厚揚げと卵。実に上品な出汁が効いていて、自然に笑顔で頬張ります。


うどんは、注文があった都度湯掻いていますから出来上がるまでの小腹満たしには格好です。お値段は1本90円。

鍋焼き7
さて今回注文したのは、このお店では”煮込み”と呼んでいる”鍋焼きうどん”、お値段650円です。


これに決めたのは、”ファットマン”さんが実に美味しそうに描写されていたからです。


カウンター席に供せられた時は、まだ出汁がグラグラ沸き立っていて手が出ません。


デジカメで撮影し終わった頃に、やっとそのグラグラも落ち着いてきました。


グラグラは収まったとは言え、そのままでは熱くて食べられないとの判断でしょう、取り皿の小鉢が用意されています。

鍋焼き8
具材は至ってシンプル。カマボコと半熟状態になった卵、長ネギ、ワカメ、そして牛筋肉です。


この牛筋肉が、出汁に深みを与える重要な役割りを負っています。


実はこの後、食べ終えるまでずっと、ずーーーーーーーっと!、低い唸り声が出続ける事になります。

アップ9
出汁が出色の味であることは前回お伺いしたときから承知しています。

ところが、前回は冷たい出汁と海老天の組み合わせでした。

今回は熱々の出汁に、筋肉から滲み出した旨味が加わって飛び上がるくらいに美味しいのです。

そして更に驚くのは、その特筆すべき旨味のある出汁にピッタリ寄り添ううどんの麺

この出汁にはこの麺しか合わない、出汁と麺が相思相愛関係にあることに気が付いたのです。

この二人、熱愛宣言を発しています「運命の貴方に出会って、この世に生まれてよかった!!」と互いに熱い吐息を漏らしているんです。

麺10
麺自体の出来から言えば、ワタシの個人的価値観では萱町のうどん屋さんの”どん”さんと、南高井のうどん屋さんの”味十味”(あじとみ)さんが中予地区では双璧をなすと考えています。

また”鍋焼きうどん”の出汁の見事さから言えば、余戸地区から束本の東環状線沿いに移転された”うどん処 庵”さんが出色でしょう。

しかし麺と出汁の相性の良さ、バランスと総合力ではここの”煮込み”、つまり”鍋焼きうどん”が断然抜きん出ています。

”愛媛グルメ紀行”シリーズ、延べ485店舗中で、うどん店は延べ69店舗。その限られた中での比較にはなりますが、”鍋焼きうどん”でこのお店のものに勝るものは無いと思いました。

完食11
この記事がアップされるのは2月28日です。

この”鍋焼きうどん”を頂きながら、2月が28日しかないことがいかに悔しいかを考え続けました。普通の月のように、後2日ないし3日あれば、この”鍋焼きうどん”の素晴らしさをもっと的確に描写できたのに・・・・と思うと悔しくて悔しくて。

この出汁、一滴も残すまじ!」とばかりに、まだ熱いうどんの容器を両手に持って直接口に付け、一気に出汁を飲み干しました。

気がついてみたら、熱々の時に使う”小鉢”には一度もお世話にならなかった。小鉢に移す余裕すらなく、ただひたすら唸り続けて一気に完食しました。

「ウーーーーーン・・・・・美味しすぎて言葉になりません!」と、勘定をする時に、搾り出すように声を出しました。

うどんを打っていた店主さんが、作業の手を止めて部屋から出てこられました。その顔は、笑顔でクシャクシャに歪んでおられました。

3人が声を揃えて、「ありがとうございました」と深々とお辞儀をされました。

美味しいおうどんを食べさせていただいたのはこちらです。お礼を言うにはワタシなのです。

お店のドアを開けてお店の外に出るとき、ワタシの背中にもう一度大きな声で「ありがとうございました」と声が揃っていました。

「本当にご馳走様でした。そしてありがとうございました」と、ワタシも声を揃えました。





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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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