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「寿司 笑福」・「愛媛グルメ紀行」 701

前回(先週の金曜日)、この”愛媛グルメ紀行”も”700号”に達しました。


今日から、当面の目標である”1000号”目指して、気持ちを新たに第一歩を踏み出すことにしましょう。今日は、自分への”ご褒美”の積りでお訪ねしたお店です。


それは、東野1丁目にの県道松山東部環状線沿いにある”寿司 笑福”さんです。元々、久米八幡から石手寺に向かう県道沿いの正円寺にありました。

玄関1
県道松山東部環状線の開通とともにこの地に移転オープンして、通算で13年というお店です。


700号を越えた”愛媛グルメ紀行”でも、お訪ねすることが極めて少ない”お寿司屋”さんです。


それは、単に”ランチ”価格からすれば気軽には行けない価格だからです。


今回の様に、節目を迎えた後とか、知り合いの職人さんがやっているお店だとか、ワタシにとっては”ハレ”(ハレとは、晴れ舞台に立つとか晴れ着を着るとか、特別の日を表す言葉です)の日だけにお訪ねしてみようと思い立つ業態です。

カウンター2
さて、開店時刻直後にお店に入りましたらか、その日の来店客第一号と思いましたが、既にカウンター席に一人のお客さんがいらっしゃって、食事を終えるところでした。常連のお客さんの様でした。


長い白木のカウンター席は、全部で10席程。後は小上がりの部屋が幾つかあるといったお店です。


カウンターの向こう側の厨房に立つ職人さんは、店主の”村上省三”さんを含めて3人です。店主の村上さんは、左のお名前で”フェイスブック”をしておられます。


なお、店主さんのお名前を記したのは、店内に入れば誰にでも分かるように、フェイスブックとお名前を表示されているからです。


”フェイスブック”での予約や特別注文も受け付けられています。お寿司屋さんも、時代に合わせて変化なさっていることを痛感しました。

メニュー3
こちらが”ランチメニュー”です。大きく分けて、にぎり寿司とちらし寿司の2種のメニューが用意されています。(消費税増税前の価格)


ワタシは”ちらし並”を注文しました。


赤だし”と”天ぷら”と”茶碗蒸し”が付いていて1,500円。(内税)です。気軽に通えるお値段ではありません。

骨4
注文したお料理を待っている間、店内を見回していますと目の前に、画像の”骨細工”が飾ってあることに気が付きました。


初めて目にする光景でしたが、一目見て、魚の骨で作られたものであることは分かりました。でも、どういう魚を使われているのか、目の前の若い職人さんに聞いてみました。


すると「それは”太刀魚”の骨で作ったものです!それぞれが、一匹の太刀魚の骨で出来ています」っというお答え。職人さんの遊び心のなせる技のようでした。

ちらし重5
さてメインの”ちらし寿司”は、画像のような”蒔絵を施した漆器”の器に入ったものが出てまいります。


ワタシの尊敬する職人さんに、久万高原町にお住まいの”兒玉ご夫妻”がいます。(兒玉高次・日南子「木と漆」展から 1


英語の表記では、「漆器」は”japan”と表記されます。つまり「漆器」は、日本の伝統文化を象徴する”工芸品”であり”美術品”です。


ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」、特にそれを象徴する”寿司”が、英語では”japan”と表記される”漆器”に盛られて供せられました。

ちらし並6
これが”ちらし”です。これでも””ですよ!


全部で6種類のちらし具材の魚が入っています。


日本を代表する工芸品である”漆器”(蒔絵を施されている)に盛られている様は、漆器という”宝石箱”にありったけの”宝石”をぶちまけたかの様でした。


これ程、”豪華絢爛”という言葉に相応しいお料理はないでしょう。

アップ7
酢飯全体に出汁がまぶせてありますので、お箸では食べにくい。


そこで、木製のスプーンが付いています。そのスプーンで掬(すく)っていただきます。


マグロや寒鰤など季節の旬のお魚が、”押し合いへし合い”状態なんです。豪華であるとともに、やはり”贅沢の極み”ですね。

赤出し8
こちらは、言わずと知れた”赤出し”です。どうです!


豆味噌の代表選手”赤味噌”の、深く味わいのある汁に、そこはかとなく浮かぶ、香り清新な”三つ葉”です。


赤出し”を含めて、味噌汁は味噌と出汁とネギや三つ葉など香り立つ野菜の風味を楽しむお料理です。


この”赤出し”の中には、見事な”鯛のあら炊き”が入っています。そりゃあ、そりゃあ当たり前に唸りますよ。

天ぷら9
こちらが”天ぷら”の盛り合わせです。厨房の3人にはそれぞれ違った役割があって、”ちらし”は店主さんが作られます。


この”天ぷら”、お若い職人さんの担当でした。”天ぷら”を揚げる油の温度は概ね170度前後。カラッと上がってアツアツが出てまいりました。


大葉に南京(かぼちゃ)に、キス、海老、サツマイモの天ぷらでした。天つゆにタップリのおろし大根と少々の生姜を入れて頂きます。


いやはや、寿司に天ぷら・・・・・・豪華ですね。豪華すぎて、やや落ち着きませんでした。

茶碗蒸し10
最後に上品な”茶碗蒸し”ですよ。蓋をとった途端にいい”出汁”の香りと”三つ葉”の香りが鼻腔に届きます。


茶碗蒸しは、和風出汁に卵液を入れ蒸して香りを封じ込めてあります。出汁のプリンと言った風に。


茶碗蒸しの具材には、お約束の”三つ葉”、”鶏肉”、”椎茸”、”海老”、そして”銀杏”がちゃんと入っています。


具材のそれぞれの持ち味と、蒸して封じ込めた出汁でバランスよく味わいます。当然のことですが、美味しくいただきました。


さあ、1000号まで後299回の旅、今日新たにスタートしました。



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「再訪 223 地恵地楽ダイニング 青空食堂」・「愛媛グルメ紀行」 702

今日も、近場の”地恵地楽ダイニング 青空食堂”さんの3度目のご紹介です。


このお店は、先月の21日にご紹介したばかりです。(「再訪 220 地恵地楽ダイニング 青空食堂」・「愛媛グルメ紀行」 696


なお初めてご紹介したのは、2013年3月14日です。(「地恵地楽ダイニング 青空食堂」・「愛媛グルメ紀行」 495


短期間の間に再訪した理由は、初回訪問時と2回目の訪問時の、食に関する印象が余りにも違ったからです。そのポイントは2つありました。

玄関1
一つ目のポイントは、”本日の”と紹介されていたメニューが、本当に”本日の”と言えるのかどうか?メニューの表示が果たして適正のか?っという点でした。


2つ目のポイントは、”本日の”っと表示されたメニューの中で、ワタシが注文した”ハンバーグデミグラスソース”の味が、余りにも”ワタシの好みとは大きくかけ離れていた”っと感じたことです。


連日満席になる人気店において、メニュー表示に誤魔化しがあるはずがない!っという思いと、あの”ハンバーグ”だけがワタシの好みや評価から遠く離れたレベルであって、アレはメニュー選択の間違いに違いない!っと、その2点を確かめるために短期間での再訪となったわけです。

契約農家2
特に落胆させられたのは、前回の訪問でいただいた”ハンバーグデミグラスソース”の味というか、出来栄えが余りにもひどく(ワタシの嗜好では、という意味です。一般的にそう言えるという意味ではありません)半分以上食べ残してしまいました。


小食だから食べ残したのではなく、”不味かった”(飽くまでも個人の感想)から半分も食べることが出来なかったのです。珍しい経験です。


連日駐車場は満車になるお店です。つまり多くのファンを惹きつけてやまない魅力があるはずです。そういうお店が、あの程度の味のメニューを出すはずがない。


ただ単にメニュー選択の誤り、あるいはワタシの味覚との相性が悪かっただけで、他のメニューは満足するかもしれない、っと一種悲壮な思いを込めてそれを探しにやって来ました。


ワタシは既に、通算700店を超えるお店をお訪ねして、様々な味やサービスや人間性に触れてきました。


その中で、「初回と2回めで印象が余りにも異なっていました!」、っと書き飛ばしたままでは通り過ぎることが出来ませんでした。確認せずして、この手のブログを書き続ける資格はないと思ったのです。

メニュー3
さて”メニュー”表記に対する疑問点です。簡単なことでした。再訪して、たちどころにその疑問点は霧散しました。(消費税増税前の価格)


つまり、初回見たメニューで”本日の”という部分が他の部分と違って、円形を描いてやや黒く表示されていたため、ワタシが早とちりして、ワタシが名づけた”紙芝居”方式の表記だと思い込んでしまったことによる誤解でした。


単純に、このお店は毎日、当日のメニューを新たに印刷されて、それをメニュー表に挟んでおられるだけでした。


従って”本日の”という部分は、正に毎日その内容が変わっていたということです。メニューのファイルから、当日印刷された当日のメニュー表を取り出して確認しました。


こう言う、毎日当日のメニューを印刷して店内に掲示する方式は他のお店でも例があります。例えば砥部町の国道33号船沿いにある”蔵グルメ あこう”さんなどです。(「蔵グルメ あこう」・「愛媛グルメ紀行」 210)(このお店は、味以前の問題で、二度とお訪ねすることはありません)


個人経営のお店では、こういう煩雑なことは出来ないでしょうが、企業が経営されていて大量のお客さんの入店を前提にされておるお店ではあり得ることです。それに前回気が付かなかっただけでした。


なお、当日注文したのは”本日のベジパスタランチ”と銘打たれた4種のメニューの中から”地鶏燻製とキャベツのペペロンチーノ”とネーミングされたもの。お値段980円。

旬野菜3種盛り4
ただ、敢えて言いますと、画像の”旬野菜3種盛り”と名づけらたメニューですが、実質的に”本日の”に値するのは右上に配された”小鉢”の中身だけです。


他の2品は、同じメニューでした。まあ、これはアリでしょう。


ただ個人的嗜好から言えば、「仰々しく”本日の”っと言うほどのものではないではないか!」っと思うだけです。

サラダ5
画像は、言わずと知れた”サラダ”です。


ハイ、確かに新鮮でシャキシャキ感満載で結構だと思いました。


ただ”ストロベリーキャンドル”さんや””たう゛ぇるね”さんのそれのような、身震いするほどの感動はありませんでしたが。

サツマイモの春雨サラダ6
こちらが”旬野菜3種盛り”と名づけらたメニューの中で、唯一”本日の”っと言える”サツマイモの春雨サラダ”です。


確かに普通の”春雨”より、幅広で、ムチムチした食感に特筆すべきものがありました。


このお店は、日々”創意工夫”を怠らないお店であることを感じました。

フリッタータ7
こちらが”旬野菜たっぷりのオムレツ”とネーミングされたものです。


ようは”フリッタータ”です。


前回も書きましたように、<味は薄味で、素材の野菜の味を巧みに引き出されていました>っと言う優れものでした。

地鶏燻製とキャベツのペペロンチーノ8
こちらが”メインディッシュ”である”地鶏燻製とキャベツのペペロンチーノ”です。


味を言いますと、前回の”ハンバーグデミグラスソース”ほど惨めな味ではなく、かと言って期待を大きく上回るほどのものでもありませんでした。


極々フツーの味でした。ただ、ワタシには”ペペロンチーノ”に呼ぶに相応しい”ニンニク”の香りも”唐辛子”のピリ辛感も感じませんでした。


もうこのお店の味程度のパスタを出すお店は、数限りなくあります。その意味から言えば、このお店のパスタは極々平均的なお味だと思いました。

アップ10
ただ、一つだけ小さく唸ったのは”地鶏燻製”の旨さです。


これが唯一の全メニューの中の救いでした。実に秀逸でした。これだけで980円払うに相応しいかというと疑問は残りますが。


短期間の再訪で分かった事は、ただ単にワタシの個人的偏見的感性には合わないお店であるということとです。


でも、連日”門前市を成す”(店の前に人が群がる様)状態であることは動かせない事実です。これだから、飲食業態は奥が深く幅も広い。


但し、ワタシ個人としてはもう再訪することはないと思います。





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「イタリア家庭料理の店 Sicilia」・「愛媛グルメ紀行」 703

今日は三番町3丁目の”びりけんびる”1階にあるイタリアンレストランの老舗”イタリア家庭料理の店 Sicilia”(シシリア)さんをご紹介します。


なお”シシリア”は英語読みで、イタリア語読みは”シチリア”といい、イタリア半島の西南に位置する島の名前です。


昨年12月で38年を越え、今は39年目に入ったという老舗です。松山でのイタリアンの老舗といえば、他には”イタリア料理 でゅえっと”さんが有名ですね。

玄関1
でゅえっと”さんは、ワタシが高校生時代からありましたから、この画像の”シシリア”さんより更に古いと思います。


ワタシも、数十年ぶりにこのお店をお訪ねしました。


今まで既に、延べ700軒を超えているのですが、この日まで思い浮かびませんでした。ということは、以前お訪ねした時には、特別な印象が残らなかったということです。

カウンター2
午前11時30分にお店に入りました。お店は午前11時からやっておられます。


その日の第一号のお客の様でした。そして、ワタシが食事を終えて勘定を払ってお店を出るまで、誰一人お店に入ってこられた客はいません。


たまたまなのでしょう。でも、女性が押しかけないとお店は繁盛出来ません。どうやら女性にとっって魅力的なお店ではなさそうです。ただし、ワタシがお伺いした日のランチタイムの印象です。夜は分かりません。

メニュー3
イタリア家庭料理”のお店という名乗りですので、様々なメニューを用意されているのでしょうが、ランチタイムのスパゲティメニューは9種しかりかありません。(消費税増税前の価格)


日替わりメニュー的なものもありません。少なくともランチタイムに力をいれている様子は感じられませんでした。


そこで選択肢が少ない中で選んだメニューが”明太子入りペペロンチーノ”というもの。お値段、単品で1200円もします。普通のサラリーマンが足を運ぶお店でもなさそうです。


第一、このメニューに1200円の価値があるのかどうか?味わってみることにしました。当然に、評価の”バー”は値段相応に高くなります。

明太子入りペペロンチーノ4
さてこれが”明太子入りペペロンチーノ”というもの。


ペペロンチーノ”の正式な名称は”アーリオ・オリオ・ペペロンチーノ”と言って、アーリオがニンニクの事です。そしてオリオがオリーブ・オイルのことで、ペペロンチーノは唐辛子のことを意味します。


このメニューの中にも、固く揚げられた人ニンニクが入っている他、唐辛子(鷹の爪)もしっかり入っていますし、オリーブ・オイルも、これでもかっという程にタップリ入っています。

明太子入りペペロンチーノ5
スプーンで麺を掬って食べてみて驚きました。一言で言えば”スパゲティ焼きそば風”です。


何とナントなんと!スパゲティの麺をオリーブ・オイルで炒めてあるではありませんか。(素人のワタシはそう感じた)


しかも想像では、オリーブ・オイルがタップリ入ったフライパンに入れられる以前に、恐らく”麺は死んでいた”。(そう感じた)


死んだ麺をフライパンでオリーブ・オイルで和えた(炒めたに近い)から、麺とオイルが馴染まなかった。

明太子入りペペロンチーノ6
オリーブ・オイルに麺が全然馴染んでいないので、口元がオリーブ・オイルまみれになってしまった。


同時に、オリーブ・オイルとニンニクと唐辛子も、仲良しにはなっていない。他人同士のようによそよそしい。


麺、ニンニク、唐辛子、オリーブ・オイル、明太子が完全に馴染んでいない、他人同士のよそよそしさは最後まで消えなかった。

明太子7
この”明太子”なんて、完全に浮き上がっています。他の星からやって来た”異星人”の如くです。完全にそっぽ向いていた。


ここは、ワタシが仲人役をしなきゃいけないんだと、その役を買って出た。そもそもワタシはお節介焼き人間なんです。


彼女はやや顔を赤らめた・・・・・・。ちょっと身を引いた・・・・ような・・・・・


はて、ワタシで仲人役が務まるか?

ニンニクと唐辛子8
ニンニク君が冷たい目でこちらを見ていた。唐辛子さんは見向きもしなかった。


スパゲティの麺は、オリーブ・オイルにまみれて・・・・、よく言えば照り輝いている。


カリカリベチャベチャの麺に、スプーンとフォークを使って何とか「ネエネエ、皆さん、仲良くしましょうよ!」っと働きかけた。反応は・・・・・・なかった。

アップ9
相変わらず全員が”シラッと”している。


不安が胸を過(よぎ)る。


茹で上がりを直ぐにフライパンに入れなかったから・・・・・不貞腐れちゃったか?それとも、本当に死んじゃったか?


ワタシには彼らの仲人役は荷が重すぎた。家庭裁判所をお勧めすればよかったのか?

混ぜた10
ようやくここまで混ぜた。これで精一杯だった。

ここで、”乾麺”についての超個人的独断的偏見的見解をご紹介しておきましょう。

工場で”乾麺”が大量に作られる様になって、”スパゲティ”などのパスタが世界的な規模で広まりました。余り古い話ではありません。

そこで、工場で作られたスパゲティの”乾麺”とはどういうものなのか?

一言で言えば、”乾麺は冬眠状態となったもの”です。死んでいるのではなく生きていて”冬眠”しているだけです。

では”乾麺を湯掻く”というのは、どういうことなのか?

冬眠していた熊”が周りの気温が上がって冬眠から目を覚ますように、湯掻いてあげて”乾麺”を冬眠状態から呼吸し活動する状態に戻すことです。

次に茹で上がった麺をフライパンで、オリーブ・オイルや具材と軽く和えることは、どうことなのか?

長い間冬眠していた麺に栄養を与えて、体力を回復させてやることです。この作業を素早くしないと、冬眠から覚めた麺が餓死してしまいます。”茹で置き”とは、麺を”餓死”させることです。

そして、湯掻いてオリーブ・オイルや具材と和える時に、”茹で汁”を僅かに加えてやる意味は何なのか?

それは、スパゲティなどの麺に、自分の”出自を思い出さてやる”ということです。自分は小麦粉と塩から生まれたのだということを、茹で汁を加える事で思い出させるのです。

自分は、風が吹き渡る草原で生まれたという記憶。更には、生きとし生けるもの全てを生み出した”母なる海”を思い起こさせる。

それらの過去を思い出した麺は、生き生きと輝き、プリプリと命の動悸を放つのです。ワタシたちは、このようにして”冬眠から蘇った麺”を頂いているのです。

文中で麺が死んでいるという表現を使ったのは、上に書いた意味があってそういう言葉を使っています。

さて、このお店の麺は・・・・・・・生きていたのか?・・・・・

かくして、”古色蒼然”としたお店の中のカウンター席で、一人孤独に葛藤し仲人役を果さんと格闘しましたが・・・・・徒労に終わったのでした。





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「半角屋」・「愛媛グルメ紀行」 704

今日は、県道松山港線(通称、中央通り)と松山西環状線が交差する交差点近くにある”とんかくラーメン”と言った、一風変わっている”名乗り”のラーメン屋さん”半角屋”さんをご紹介しましょう。


先月21日にご紹介した”高市食堂”さんの2軒東に、昨年5月に開店されました。(「再訪 208 高市食堂」・「愛媛グルメ紀行」 680


この場所は、2012年3月19日にご紹介した”中華料理 風道(ふうどう)”さんがあった所です。(「中華料理 風道(ふうどう)」・「愛媛グルメ紀行」 249


しかし、中央通りと西環状線から国道196号線が重なる交差点に連なる立地にあります。


立地条件が恵まれているということは、同時に生存競争が激しいことを意味します。

玄関1
こちらが、通称中央通りの南側から見たお店の玄関です。


交差点角には、市内でも有数の老舗食堂”高市食堂”さんがあり、その隣は伯方島”塩ラーメン さんわ”さんがあります。


更には店の、道路を隔てた向かい側には全国チェーン店の”丸源ラーメン”さんもあるという立地です。

店内2
お店に入ったのは午前11時30分です。客はワタシ一人でした。


厨房の内側にいたのは若い店主さんで、この時間帯は一人でやっておられるようでした。


店内を見渡すと以前の”中華料理店 風道”さんを居抜きのまま、そのまま使っておられるようで、かなり汚れが目立ちました。


店主さんに「このお店、開店されたのは何時ですか?」っとお尋ねすると「去年の丁度この頃ね、1年」っというお答えでした。(お店をお伺いしたのは3月8日、細かく言えば10ヶ月前。でも、細かいことに拘らないのが、このお店の際立った個性でしょう)

メニュー3
メニューを見て店主さんにお尋ねしました。「メニューに書いてある”半角屋ラーメン”と”とんかくラーメン”とは、どう違うんですか?」っと。(消費税増税前の価格)


すると店主さん「ラーメンの基本は同じネ。上に乗るものの違いネ!ラーメンとチャーシューメンの違いネ」っと。


そこで店名を冠した”半角屋ラーメン”を注文しました。お値段は580円です。


そして店主さんに「どちらで修行なさいましたか?」っとお尋ねしますと一言「マチ  ネ!」だった。

半角屋ラーメン4
この画像が”半角屋ラーメン”です。スープは”豚骨スープ”でした。以前は苦手としていましたが、今苦手意識は全くありません。(ただし、久留米ラーメンを除きます)


ラーメンを丼に入れる前に、キチンと丼をお湯の中に浸け温め、それを取り出し丁寧に水分を拭われます。


店主さんに「鶏ガラのラーメンもあるんですね!」っと言いますと「アッ 鶏ガラの方が良かったカ?」っと店主さん。


「いやいや、鶏ガララーメンは次回来た時にいただきましょう!」っと言いますと、店主さんに笑顔が。

半角屋ラーメン5
具材は至ってシンプル。刻みネギと分厚いチャーシューとキクラゲを刻んだもの、それに半熟卵だけです。


スープをレンゲで啜ってみました。「フーーー・・・美味しい!」っと言った感想です。もちろん、スープを啜る前に、iPhoneで写真を撮りました。店主さんには了解をとった上で。


そして旨味あるラーメンを啜りながら、珍しい店名の由来をお尋ねしてみました。ワタシのこの質問が、それ以降”予想もしなかった話の展開”を呼んだのです。


ワタシの質問に対する、店主さんの思いもかけない反応、こう切りだされました。「ブログ書くか?」っと一言。


こういうお店の反応は初めてでした。ある方が匿名で「ブロガーの客に愛想を言うほうが得策で、あなたがご機嫌で帰った後お店の人がほっとしてるんじゃないですか?」っと最近コメントして頂きました。


この”匿名”さんがどういう立場の方かは存じませんが、お店の側に失礼な発想でしょう。


お店に、その”匿名さん”が言う貧しい発想などありはしないでしょう。このお店は、極端な”例外”です。


さて話を本題に戻しましょう。一種フェイントを掛けられたようで戸惑いましたが「はい、書いています。このお店で704軒目になります」っと。


ホーー、スゴイネ!話すヨ!」っと。

アップ6
「昔、”東南アジアで繁盛したお店の名前”ネ。その繁盛を願ってネ!」っと店主さん。


「昔って、何時頃の事ですか?」っと言うワタシの問いかけに、店主さんから、思いも掛けない言葉が飛び出しました。


「ソレ、”シュインセンボウエキジダイ”ね!」っと。


「え???”シュインセンボウエキ時代”って、あの”朱印船貿易時代”のことですか?」っと、やや困惑しながら質問を続けました。


「そう、その”シュインセンボウエキジダイ”ネ。エドジダイ  ネ」


「お若い店主さんから、まさか”朱印船貿易”という言葉が出てくるとは思いませんでした!」っとワタシ。


歴史!好きだから」っと店主さん。更に「歴史勉強したヨ!」っと。どうやら大学で歴史を学ばれた様なお話でした。

チャーシュー7
この”チャーシュー”が旨い!味が深い。チャーシューが厚くって!!


先ほどの会話の続き。「実はワタシも歴史好きなんですよ。今も中国史勉強しています」っとワタシ。


中国のどの時代を勉強してる?」っと店主さん。


「今は丁度、”趙匡胤”(ちょう きょういん)が建てた””の時代に入っています」っ言うと、店主さん「”北宋”カ!」っと言った。


腰を抜かしそうになった。ワタシが””を勉強しているということを聞いて、「”北宋”か?」っという反応を示す人が一体どのくらいいるでしょう???


実は、中国史に於いて””を国号とした国は時代を越えて幾つかあって、一番古くは、紀元400年頃の”南北朝時代”に、華南には””、斉、梁、陳の4つの王朝が興亡しましたが、その中の””です。


一番有名なのは、960年に”太祖趙匡胤”(たいそ・ちょう きょういん)が建てた””です。この””も後に南北に別れ、その華北に出来たのが”北宋”です。


ワタシはこのブログで、一つのジャンルとして”歴史”をテーマに書いていまして、”愛媛の歴史”を中心に”日本の歴史”も書いています。


ただ、本来ワタシが勉強しているのは”中国史”ナンです。(但し全て独学)

半熟卵8
さて”半熟卵”は、チュルンっと口の中に吸い込まれました。


店名の由来をお聞きしたことから、会話が思わぬ方向に。上の会話の内容で想像したことは、店主さんの母国は中国で、しかも恐らく華北地方ではないかということ。


このところ、ストレートに「貴方のお国はどちらですか?」っと聞くことをはばかる風潮になっていることを憂います。

麺9
麺は、細麺のストレート麺です。


麺、具材、スープのバランスがよく、”マチ”で修行したという割によく出来ていると感じました。


なお、店主さんと歴史談義になったきっかけとなった”半角屋”という屋号の由来です。調べてみましたが、全く分かりませんでした。これは一つ”宿題”になりました。


店主さんから「ブログ、どうやったらワカルカ?」っと尋ねられましたので「グーグルでもヤフーでも、平仮名で じゅんのつぶやき の8文字で検索していただくと、概ね100万件以上ヒットする中で、必ずトップに来ます」っとお答えしました。


すると、目の前でスマートフォンを取り出して検索を始められた。「デタ!コレカ?」っと、行動が早い、分かりやすい。

完食10
そして、完食した丼を撮していたら「カンショクのシューコ、トルカ」っと微笑まれた。


その時、別の客がお店に入ってこられたのを機に勘定をすませました。


「次は、鶏ガラスープの”中華そば”をいただきに来ますよ!」っと約束してお店を後にしました。


大変不可思議な経験をさせて頂きました。但し、次回には「日本では、店内をもっと小綺麗にしなければ、味がよくても客は減りますよ!」っと言うつもりです。


このお店の店主さんは、日本に於ける飲食店事情をほとんど理解されていません。


このままでは、このお店の行方は、風前の灯”でしょう。この国日本では”中華意識”(世界の中心は中国であるという、一種の国粋思想)など、通用しないという現実を認めない限り、この国での飲食業での永続はおぼつかないでしょう。




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 102

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の初夏頃にアップした304号から306号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年6月5日にアップした304番目のお店、2012年4月13日にオープンした”四川の泰”(しせんのたい)さんです。(「四川の泰(たい)」・「愛媛グルメ紀行」 304

玄関1
場所は樽味2丁目、「愛媛大学農学部」の近くです。

国道317号線につながる県道松山東環状線の、愛媛大学農学部西信号から西に入った”ベルエアー樽味”というマンションの1階にあります。

このお店の名乗りは”CHINESE DINING”で、”四川料理”をメインとする中華料理店です。

このお店は、”エミフル松前”のフードコート内に炒飯専門店として”四川の泰”という同じ店名でお店を出しておられる他、衣山の”パルティ・フジ衣山”の中にも出店なさっています。

坦々麺5 
メニューは、ランチメニューから選びました。このお店の自信作(お薦めメニュー)の”四川坦々麺”です。お値段は720円(内税)です。

見た目は大変に洗練された姿で登場しました。

甘辛く炒められたミンチや、廻し掛けられたタップリのラー油、”坦々麺”お約束通りの姿です。

で、そのお味ですが・・・・・・上品に仕上げれれています。中華料理専門店の洗練された味です。でも、デモ、どこか違うような・・・・・

但し、このお店は不覚にも再訪しました。そして、後悔しました。


次、二番目にご紹介するお店は、2012年6月6日にご紹介した305番目のお店、2012年3月14日に新しくオープンした”愛 LVE ハンバーグ”さんをご紹介しましょう。(「愛 LOVE ハンバーグ」・「愛媛グルメ紀行」 305

場所は、南環状線沿いの朝生田町4丁目にある”トイザらス”や”西村ジョイホームプロ朝生田店”が入っている”第一自動車教習所ビル”の1階です。

玄関2
玄関を入って、一番奥のところにお店はあります。

店名の、”LOVE”という文字の””(オー)の部分がハートマークのロゴになっています。

このお店は道後の”丸正”というお肉屋さんが、得意なお肉を使ってお客さんに直接食べていただこうと開店されました。

ハンバーグ8
そこで、お店の自信作で看板商品でもある”赤丸ハンバーグ”を頼みました。お値段は895円(内税)、ハンバーグは150gです。

ハートマークのソース皿と、シャキシャキしたモヤシ、そしてタマネギ1個分を輪切りにして鉄板で焼かれたものがアツアツの鉄皿に乗せられています。

牛肉が焦げた、いい香りが辺りに充満します。音と匂いと見た目で食欲が刺激されます。

満腹になり、完璧に大満足でした。

是非、是非成功して頂きたいと願うお店の一つです

従って、既に再訪を繰り返しています。2回目の再訪の時に、衝撃的なことが起こりました。


今日最後にご紹介するのは、2012年6月7日にシリーズ306番目にご紹介したお店、伊予郡砥部町の国道33号線沿いにある”食堂ちとせ”さんをご紹介しましょう。(「砥部町 食堂ちとせ」・「愛媛グルメ紀行」 306

場所は、国道33号線を久万高原町を目指し砥部町役場を通り越し、三坂峠入り口のやや手前にあります。

看板1
目印は、この大きな”看板”がありますので迷うことはないでしょう。

開業以来43年、国道33号線が今のように拡幅されるまではもっと国道にへばりつくように接していました。

旧の砥部町から離れているので、お客さんの大半は車でやってこられる方。メニューは大きく分けて二つのグループに分かれています。

一つは、昔ながらの”中華そば”や”鍋焼きうどん”、更には”親子丼”などの食堂メニューが並びます。

もう一つのグループは、”鶏唐揚げ定食”や”鶏甘酢定食”、あるいは”豚生姜焼定食”などの定食類です。

中華そば7
ワタシは、このお店の”看板メニュー”である”中華そば”を注文しました。お値段は500円(内税)です。

スープの出しは鶏がらから丁寧にとってあり、透明で澄んだ色をしています。

そして、具材は太目のモヤシ、キャベツ、豚肉、カマボコ、ニンジン、胡麻と刻みネギです。

野菜中心のヘルシー”中華そば”で、多くのお客さんはこれと”いなり寿司”をチョイスされているようでした。

ただ、コレと特定は出来ないのですが、どうしても物足りなさが残ってしまいました。

従って、このお店は再訪いたしません。その意欲がわかなかったからです。



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「過去記事を振り返る」 4

今週の月曜日からは、今までに予告していましたように、ワタシが”ブログ”というものを書き始めた頃からの”過去記事”の中で、自分が気にっている記事だけを選んで毎週月曜日の午前7時にアップしていきます。


ブログというものを始めた当初は、行間もビッシリと詰まっていて画像もなく、随分読みにくい記事であったことに気が付きました。そこで、出来るだけ画像も添えて読みやすく工夫したものとして、再度ご紹介していきたいと思います。一部を書き直したものもあります。


なお添える”画像”は、出来るだけオリジナルを使いたいと思っていますが、間に合わなければインターネットからの”引用画像”もあることを、事前にお断りしておきます。(一々、引用先は表示しません)


今日の”過去記事再掲”は、今の仕事で初めて出会った困難と、その結果のお話です。


「スイカ」 (2009年11月18日掲載)


私がこの業界に入った頃です。

その頃当社は、ある大規模な開発にからむ計画にタッチしていました。

地権者のほぼ全員の承諾書をいただけるまでになりました。

その間、2年の歳月を要しましたが。しかし、どうしても承諾をいただけない地権者が一人だけ残っていたのです。開発計画地域のほぼ中央に位置する、”Yさん”です。

春になって菜の花の黄色が目に鮮やかな季節の中を、毎日Yさんの家を訪ねました。

菜の花
当初は「アンタは用事があるかも知れんが、コッチには用事などない」の一点張り。

門前払いです。半年の時間が経過し、真夏の太陽が照り付けていたある日、Yさんは初めて「ワシはナ、開発なんて大嫌い、この田舎と自然が好きナンヨ」

「金なんて、余計なものはいらんのヨ、今の生活が出来れば、それ以上金があっても何に使う?」とYさんが初めて、自分の胸の内を語って頂きました。

正論ですよね。反論する余地なんて全くありませんでした。

でも、それ以降も毎日通いました。もう、Yさんを説得しようなどと言う気持ちは失せていました。

ただ、毎日木陰の下で、のんびりとYさんと子供の頃の話や、草花の話をするのが楽しくなっていたのです。そういう話をする時のYさんの笑顔、いい顔をしてるんです。


そうして、仕事の話など忘れてしまっていた、夏も終わりのある日、「アンタ、スイカ食べるか?」とYさん。

スイカ
ワーー、私、スイカ大好物なんです」とはワタシ。

そのスイカの美味しかったこと。その帰り際に「明日、書類、モットイデヤ。もうエーヤロ、印鑑用意しとくヨ」とYさん。

その帰り道、不思議に「ワーー、ヤッター!」そういう喝采の気持ちはにはなりませんでしたが、しかしそれでも、全地権者の承諾が得られたという重みを感じながら、その結果を会社に報告したのです。

その時です、「アア、これでワタシもこの業界で生きていけるのかな」という自信めいたものが芽生えたのは。


ところで、その大規模開発の行方はと言いますと、その後色々ありまして、志半ばで計画頓挫に追い込まれました。Yさんに計画頓挫の報告に行きました。

すると、Yさんは満面に笑みをたたえ「じゅんさん、イチジク食べるか?うちで作ってるんやけど」そのイチジクを美味しくいただいた”トホホのワタシ”でした。




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「再訪 224 堀江港 みなと食堂」・「愛媛グルメ紀行」 705

今日は、堀江港にある老舗食堂”みなと食堂”さんの5度目のご紹介です。


過去4回は以下の通りです。(「堀江港 みなと食堂」・「愛媛グルメ紀行」 277)・(「再訪39 堀江港 みなと食堂」・「愛媛グルメ紀行」 384)・(「再訪 107 堀江港 みなと食堂」・「愛媛グルメ紀行」 523)・(「再訪 194 堀江港 みなと食堂」・「愛媛グルメ紀行」 655


実は”愛媛グルメ紀行”も、通算700号を越えました。700号までは、自分で決めたルール”同じお店は4回までしか記事にしない”(それ以上の回数を訪問しても)を頑なに守ってきました。


ただ700回を越え、当面の目標である”1000号”を目指すに当たって、4回までしか記事にしないという自らのルールを広げ、何度でも気に入ったお店は記事にすることにしました。この号を含めて、残り296回、4回記事にした”お気に入りのお店”の助けも借りることにしました。


このお店は、”4回目以降も記事にする”と、自主ルールを変更した”第一号店”に選びました。(今までに4回記事アップしたお店は、実質13店舗です)

玄関1
さて、これが堀江港に面するお店の玄関です。このお店に来ますと、全ての光景が私の目には”セピア色”に見えてしまいます。


このお店、昭和41年にこの堀江港で誕生の産声をあげたのです。今から48年前のことです。


半世紀近い歳月を、周囲の環境の激変(堀江航路の廃止、国道196号線の付け替えなど)にも関わらず、親子3代に渡って守り続けておられます。

店内2
堀江航路の廃止が一番の危機でした。ところが、その逆境を見事に跳ね除け、堀江航路があった時代よりお客さんを増やしているという所に、このお店の凄さがあります。”尊敬しているお店”の一つです。


そしてこのお店の”三代目”さんの、夢を語る時の”キラキラ光る目”が大好きです。


当日は、お話できるチャンスがありませんでして、それが残念でした。

メニュー3
今までお伺いした4回は、全て”麺類”を注文していただきました。(消費税増税前の価格)


今回は、初めてのご飯物”オムライス”を注文しました。


先月(3月26日)にアップした、一世紀を超える老舗食堂”松屋”さんの”オムライス”で、俄然老舗食堂が提供されている”オムライス”に開眼したからです。(「再訪 221 松屋」・「愛媛グルメ紀行」 698

オムライス遠景4
カウンター席に置かれた、レトロなお店のレトロなメニュー”オムライス”。


これはこれで、一つの””になっていると思いました。


今から100年(一世紀)余り昔に誕生した”オムライス”というメニュー、当時の人は”ハイカラ”な”チキンライス”を薄焼き卵で包んで、真っ赤な”ケッチャップ”を身にまとった”オムライス”、憧れのメニューであったことでしょう。

オムライス5
今、目の前ある”オムライス”は、三代目さんの手になるものです。


伝統的正統的な紡錘形をしたオムライスに、力強くケチャップが塗られています。これも一種の”絵画”でしょう。


オムライスの元祖説がある、銀座”煉瓦亭”のスタート時のそれは、元々”賄いメシ”(従業員用の食事)からスタートしたと言われており、今の形になったのはずっと後のこと。

アップ7
さて近づいて目を凝らせてみた瞬間、””が戻りました。


思わず”ビューティフル!”っという声が漏れてしまいました。三代目さんの背中越しに、オムライス作りを観察しようと思ったのですが、手元は見えませんでした。


薄焼き卵の鮮やかな””と、力強い、太いトマトケッチャップの””、福神漬けの””の対比が見事です。


ケッチャップと卵の香りが微かに漂ってきて、食欲をそそります。ご飯は普通の分量です。


この”オムライス”を食べてみて唸った事が三点あります。順次説明します。

半熟8
先ず第一点は、”チキンライス”を覆っておる薄焼き卵です。


この画像をよく御覧ください。基本ではないかと言ってしまえばそれまでですが、この薄い卵の内側はあくまで”半熟”に仕上げてあります。


半熟卵のトロトロ感が分かりますでしょうか?それが、一部だけではなく全体にそう仕上げてあります。当たり前のことが当たり前にキチンと出来ている。


ですから、オムライス全体がシットリとした食感が残っています。もちろん表面を焦がすことなく仕上げてあります。

チキン9
そして第二点は、中身のチキンライスの味の決め手となっているこの画像の”鶏肉”です。


普通のお店で食べた時の”鶏肉”を思い出していただきたい。一般的なお店の”鶏肉”とは全く違った特質があります。


食べた時、瞬時にこの”鶏肉”の正体は分かりましたが、三代目のお父さん、つまり二代目さんに確認しました。


この”鶏肉”は”親鳥”を使っておられます。実は、「鶏肉は、飼育日数が長ければ長いほど肉の旨みが増す」という厳然とした法則があるのです。ところが飼育日数が長ければ、当然にコストがかかります。


しかも、最近の方は飼育日数が短い若鶏(ブロイラー)の”柔らかい鶏肉”に慣れています。しかも安く手に入ります。


「ウチは昔から”親鳥”を使っています。それを分かっていただける方が減りましたし、この”鶏肉”は硬くて食べにくい、と言われるお客さんも増えています。でも、多分ウチは将来も”親鳥”を使い続けるとおもいます」と、二代目さんはキッパリと言われました。

断面10
これが”オムライス”の断面です。


「噛めば噛むほど、コクと旨みが出てくる味わい深い」の”親鳥鶏肉”を噛み締めながら、この”オムライス”の三番目に唸った点を書きます。


それは”バランス”の良さです!彩りも鮮やかですが、味全体がぼやけていません。しっかりと、卵の味とチキンライスの味、取り分け”親鳥の鶏肉”と、全体に回しかけられているケッチャップの深い味。それらのバランスが見事です。

完食11
当然に”完食”しました。不思議な事に、完食した瞬間、元の”セピア色”に色が戻っていました。


結局三代目さんとはお話は出来ませんでしたが、お作りになった”オムライス”を通じて十分すぎるほどの会話ができました。


これでこのお店、5回目の記事なのですが今後も再訪し続けることになります。


ご馳走様でした、三代目さん!




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「再訪 225 うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 706

今日は古川西2丁目にあって、今まで既に4回後紹介しています、城南地区のうどん屋さんの”名店”の位置を不動のものとされている”うどん 麦わら”さんの5回目のご紹介です。


今までご紹介した記事は以下の通りです。(「うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 370)・(「再訪 86 うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 485)・(「再訪 112 うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 531)・(「再訪 121 うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 546


愛媛グルメ紀行”も通算700号を越えました。それを機に、今まで頑なに同じお店は4回までしかご紹介しないと自分で決めていた””を取っ払って、気に入ったお店は何度でもご紹介させていただこうと決めました。


今まで4回記事にしたお店は、実質13店です。そして5回目をご紹介する二番目に選んだのがこのお店です。背中を押していただいたのは、ブログ友:”ファットマン”さんの以下の記事です。(麦わらにお蕎麦があるの知ってましたか


但し、実は今までに既に5回ご紹介したお店があります。今では週に1回は必ず訪問している”フォンターナ”さんです。お店の名前を出してご紹介しましたのは過去4回。それ以外に”愛媛グルメ紀行”が400回を迎えた時に、店名を敢えて出さずに以下の記事としてアップしております。(「今日で400号!出会いと旅立ち」・「愛媛グルメ紀行」400


ですから”麦わら”さんは、5回ご紹介するお店としては実質的には3店舗目です。以降はそのカウントの仕方で統一します。

玄関1
さてこのお店、”ファットマン”さんの記事を拝見した後、3月26日に”蕎麦”をいただきに訪問しました。


その時の経過は”ツイッター”にアップしましたが、もう一度整理しておきましょう。


このお店で”蕎麦”を出していると聞いたのは、”ファットマン”さんの3月22日の記事です。それから4日後の26日にお訪ねしました。

カウンター席2
ところが、3月26日には”仰天”させられました。早速”そば”を注文したところ、フロアー係の女性が「生憎、昨日から”そば”を切らしていまして、今日は”そば”がお出しできません」っと。

「え?????えええ???”そばを切らせている”って????」。フロアー係さんの言葉の意味が理解できませんでしたので、その瞬間”絶句”してしまいました。

「このお店で”そば”を出し始めたとお聞きして、その”そば”をいただきに来たのに・・・・・”そばがない!”って・・・・・」っと、後は言葉になりませんでした。

古い話で恐縮ですが、”井上陽水”が歌って大ヒットした”傘がない”という歌は、スローなテンポでこう歌い出します。

「だけども~問題は~ー 今日の雨~ 傘がないー・・・」

ワタシは、ちょっとブルーな心理で「だけども~問題は~ー 蕎麦食べに来て~ 蕎麦がないー・・・」って・・・・つぶやきました。

メニュー3
ワタシは、以上のフロアー係さんとのやり取りの中で、決して”非難がましい”言葉や態度は取りませんでした。

これが、企業が運営する大型店であれば決して黙ってはいなかったでしょう。「そんなこと。あっていいのか!?」っと、明確に声を出して非難したでしょう。黙って店を去ることなど決してワタシはしませんので。

ところが、このお店で非難がましい気持ちにはなりませんでした。ええ、明確な”依怙贔屓”(えこひいき)です。好きなお店ですので。

確かに企業経営の大型店には厳しく、個人経営で好きなお店には甘い。当然でしょう

店主さんが、厨房から出てこられ「私の完全なミスです。そば粉の在高(ありだか)に気が付かなかっただなんて・・・言い訳なんて出来ません。見通しの甘さで、大変ご迷惑をお掛けしました!」っと。

でも、ワタシはこう店主さんに言いました。「人間、誰だって見通しを誤ることはありますよ。今日は”そば”をいただけなかった。でも、お陰様で好きな”うどん”を一回多く食べることが出来ます。ありがたいことですよ!」っと。

これ”本心”です。ワタシの”愛媛グルメ紀行”は、好きなお店(味、或いは店主さんのお人柄、お店のお客さんに対する接遇など)には甘く、そうでないお店には厳しい、そういう個人的偏見と価値観で書いております。

時折、”匿名”でコメント頂く方に多いのですが、「見方、評価が公平でない、偏っているのではないか?個人の単なる好き嫌いを評価のベースに書いているのではないか?」などという、それこそ見当違いも甚だしいコメントを頂くことがあります。

ワタシは”食味評論家”などという、訳の分からない職業ではありません。個人の嗜好で書いている個人的ブログです。どうか誤解のないように願います。

公平・客観的な見方など在り得ないと考えていますので、お伺いしたお店に”点数”を付けるなどいうことは恐れ多いことだと考えています。

ざる大盛り4
さて、注文したには”ざる大盛り”です。これで610円ですよ。


ワタシが現在で、唯一注文できる”大盛り”メニューが”蕎麦”の世界だけです。


このお店の”そば粉”は国産そば粉だそうですが、その”産地”は粉屋さんまかせで分からないそうです。


しかし、この価格で国産そば粉を使っておられるとしたら、利益など全く配慮されていないと思います。でもワタシは、お店には適正な利益は必要だと考えています。


何故かといえば、支持を得たお客様にはそのメニューを提供し続ける責任が生じると考えているからです。採算に合わないメニューが永続できるほど甘い業界ではありません。


この”そば”は、”二八”(にはち=そば粉8に対して小麦粉2)で打っておられます。現在は店主さん自らが”そば”を打っておられます。

ざる横5
「そば打ちを専門に学ばれたのですか?」っという問に「いえ、先輩などの技を見よう見まねで」っと店主さん。


「そばもうどんも、自分で手打ちだなんて・・・それって大変でしょう。そばとうどんの打ち方は基本がまるで違うでしょうし」っとワタシ。


「実はそうなんですよ。最初は気軽に、”そば出しています!”っていうくらい、気軽な気持ちで出していました。ところが・・・・・・」っとここからは、店主さん”絶句”されました。


「やればやるほど、恐ろしくなってきました。例えば保健所です。”そば”はアレルギー体質の方にとっては危険な食品だということが分かってきました。まな板も麺棒も包丁も、うどんとは完全に別に作らないと大変な問題になることに気が付きました」

薬味6
「そばを二八で打っていますのも、元のうどんに戻れるからです。そば粉10割だなんて、私には打てませんし、危険すぎます。正直言って、様子を見た上で、粉屋に出来合いの”打たれたそば”を仕入れようか?っとも悩んでいるところです」っと、店主さん。


店主さんの”懊悩”、痛いほどよく分かります。”蕎麦”は、確かに”うどん”とは、全く別の世界の食品です。


類稀なるセンスと努力魂をお持ちです。ご自分の””を大切に育てるべく、蕎麦を”手打ち”されるのは店主さんの意思次第でしょう。

そば汁7
この”そば汁”(そばつゆ)だって、いい出汁を使っておられて旨い!


ただし関東系の辛さはなく、関西系のやや甘めの”そば汁”に仕上がっていました。


そして、この”やや甘め”という加減が、最後になってある意味を持つことになりました。

そばアップ8
丁寧に打たれたそばは、”田舎蕎麦”の系譜でした。一番多いタイプかも知れません。


そば殻ごと挽き込んでありますから、粗野な感じはしますが一番蕎麦の香りがする蕎麦です。


でも、その意味ではやや蕎麦の香りが弱いように感じました。

麺9
でも、全体としては大変美味しくこのお店の”そば”をいただき、満足させられました。


蕎麦職人としての修行を積まれていないとは言え、やはり毎日””と葛藤し真剣に向き合われていることを感じせていただける”そば”でした。


でも”問題”は、この後に出てきたのです。それは、ワタシがフロアー係の女性に「そば湯をお願いします」っと言った瞬間から起こりました。フロアー係の女性、戸惑いの表情に変わりました。


厨房に「そば湯・・・・・」っと告げたようです。店主さんが慌てて出てこられました。「誠に相済みませんが、ウチの場合、そばを大釜で湯掻いておらず、◯◯に入れて湯掻いております」(◯◯という金属製の小さい網状の器具名は聞こ漏らしました)


「ですから、ウチではそば湯が取れないので・・・・・・」っと。

完食10
やむを得ないので、そば湯なしで残った”そば汁”を、全部飲み干しました。”そば汁”が美味しいから、残すなんて勿体無くて出来ません。


ここで先に書きました”やや甘目のそば汁”が活きました。関東系の辛い汁なら、そば湯なしでは飲み干せません。


勘定を済ませるとき、店主さんにこうお話しました。「美味しく打たれたそばだと思いました。満足していただきました。ただ、”そば湯”は惜しいですね!せっかく素晴らしい”そば汁”を作られているのですから、それを最後まで満喫できないのはいかにも残念ですし、もったいないと思いました」っと。


店主さん「ありがとうございました。”そば湯”の件、何とか工夫してみたいと思います」っと。研究熱心な店主さんですから、そのチャレンジの成果に期待したいと思います。


しかし正直に言いましょう。あくまで調理業界ど素人の感想です。既に”手打ちうどん”の名店としての存在感はこの地域で不動のものとして確立されていると思います。


そいういう”うどん名店”で、”蕎麦メニューにある”という位置づけなら、或いは”そば湯”が提供できないのなら、中途半端に”手打ち”拘らないほうがいいと思います。


店主さんが、迷っておられる”手打ちそば”を続けようか?それとも”うどん屋”の背骨を維持すべく、”うどん道”に徹するのか、後は、店主さんご自身が”うどん”と”そば”の位置づけを整理し決断されることだと思います。


ワタシはこのお店の大ファンです。このお店の”うどん”は”色艶がある”愛媛独特の”うどんの世界”を形作っていただきました。その”うどん道”に徹して頂きたい!それが,このお店の一ファンとしての切ない願いです。




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「笠組本店」・「愛媛グルメ紀行」 707

今日は、二番町3丁目にある”笠組本店”さんを初めて訪問しました。三越の二番町側を南に少し行った所にあります。


周囲は飲食店の、一大密集地です。お店の向かいには”博多一風堂”さんがあります。


この松山における一大飲食店ゾーン、言わば”玉石混交”(ぎょくせきこんこう=宝石もあれば、ただの石ころも混じっている)地域です。お店の興廃(こうはい=はやりすたれ)も、実に激しい地域です。

玄関1
こちらがお店の玄関です。


このお店夜の営業がメインで、ランチタイムには、下にお示しする”外看板”に見える様に”中華そば”と”チャーシュー麺”をメインに営業されています。


この”笠組本店”以外に、二番町3丁目で鉄板焼きのお店”iron grill"(笠組アイアングリル)というお店もやっておられます。

外看板2
これがランチタイムメニューを示す”外看板”です。偶然に通りかかって見つけました。(消費税増税前の価格)


店内は広く、大型店に属するでしょう。ランチタイムに、限定メニューを出す傍ら、夜の営業の仕込みタイムも兼ねておられます。


従って店内の厨房の内側には、若い方を中心にかなりの人数が揃っており、ランチ対応組と、夜の仕込み対応組に分かれて、効率的に動かれている様子が伺えました。

カウンター3
ワタシは例によって一人ですから、長い長いカウンター席の玄関側(一番端っこ)に座りました。


目の前に立った、揃いの”法被”(はっぴ)を身にまとったお若い方に「なぜ・・・”笠組”なんですか?」っと、店名由来をお尋ねしました。


すると「ええ、オーナーが小笠原なんで、そこから”笠組”っと!」っというお答え。


この店の夜の営業はというと、”魚メインの和食”だそうで、お店のキャッチコピーは”人に季節に海に大地に感謝”だと。

メニュー4
厨房に陣取る人たちの”法被姿”(はっぴすがた)の出で立ちは、まるで江戸時代の江戸の町の”粋な御兄さん”(いきなおあにいさん)を代表する”江戸町火消”の”め組”の面々を彷彿とさせます。


さて、ここはシンプルメニューで、ランチメニューの看板でもある”中華そば”を注文しました。お値段は600円です。(消費税増税前の価格)


この”中華そば”には、「魚と野菜の旨味を戴いた優しい懐かしい味」っというキャッチコピー(謳い文句)が、流行りの”下手ウマ文字”で表記されています。

中華そば5
さて、ここで”中華そば”の味に集中してみましょう。余り好まない”能書”形のお店ですが、美味しければ何の文句もありません。


ワタシが”能書大書”形のお店を好まないのは、その”能書”に見合ったお味には中々出会えないからです。所謂(いわゆる)”看板倒れ”のお店の、まあ多いこと。


と・こ・ろ・が・・・・・・、ところが”案に相違して”して、先ず”スープ”の味に唸らされました。

中華そば6
瀬戸内の”イリコ”と、北海道の”利尻昆布”、更には県内産の”椎茸”などをふんだんに使って、”スッキリした切れ味”にも関わらず、奥行きの深い出汁”に仕上がっているではりませんか!


この”スープ”だけで、600円の価値があると思いました。


具材は至ってシンプルで、”チャーシュー”と”刻みネギ”と”キクラゲ”と”シナチク”と、そして”中華そば”にはお決まりの”ナルト”が一片。


これが”中華そば”ワールドに於ける”必要十分条件”を満たした作りです。


必要十分条件”の定義は、確か高校で習いましたよね。その”定義”を思い起こしていただきたい。

チャーシュー7
具材の中では、取り分け画像の”チャーシュー”ですよ!


これが実に優れもの。もちろん自家製です。


キチンと炙ってありますから、豚の脂身の香ばしさが香り立ちます。


おまけに、口に入れると”ハラリっと溶けてしまいます”。これが優れた”チャーシュー”の必要条件です。

アップ8
シンプルな具材であるにも関わらず、中々彩り豊かに配されています。


久しぶりに”ナルト”を目にしました。ナルトの起源は諸説あるようですが、”鳴門巻き”が起源という説が有力なようです。


つまり、鳴門の渦潮をイメージしたものですが、実際は全国消費の9割は静岡産。


一緒に入っている”キクラゲ”の、こりこりした食感と、ナルトの柔肌の感触との対比が面白い。

麺9
”は細麺のストレート麺。湯掻く前に、緩やかに揉まれてややカーブを描いた麺に、スープがよく絡みます。


やや硬めに湯掻いてあって、全体のバランスに優れていました。色鮮やかな黄色い麺が懐かしい。


懐かしいと言っても、単純に”屋台”で出されていた”中華そば”とは違って、随分上品な味に仕上がっていて、余計な雑味は一切ありません。

完食10
そりゃあ、スープの一滴も残さず”完食”ですよ。


歴史ある町の食堂の”中華そば”とは一線を画する、和食屋の創り出した”中華そば”、”能書”に決して負けてはいませんでした。


ただ、間違いなく美味しかったのですが、再訪しようとしても他のメニューは”チャーシュー麺”しかありませんので、””的な変化がありません。再訪したとしても”記事”には出来ないメニュー構成ですね。





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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 103

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の初夏頃にアップした304号から306号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年6月8日にアップした307番目のお店、空港通3丁目にある”大森商機㈱”と”竹宮皮フ科”の交差点を北に上ると、道路の東側(右側)に見えてくる”コーポ王赤”の1階にあります”フォンターナ”さんです。

307番目にご紹介したお店ですが、同時に300号を越えてから書くことにした”再訪シリーズ”の1番目に選んだお店でもあります。

このお店を最初にご紹介したのは、2012年3月7日に241番目のお店としてアップしました。「フォンターナ」・「愛媛グルメ紀行」 241

玄関1
こちらがお店の玄関。

今では毎週1回以上は必ずお伺いする、ワタシにとっては”とっておきのお店”になりました。

ですから、無数に行っていますが記事には採り上げません。今まで4回(実質は5回)ご紹介したお店だからです。

スパ4
当日ワタシが頂いたのは、5月のランチメニューの金曜日メニューである”キノコのクリームソース”です。

このソースは、生クリームと牛乳がベースとなっていて、そこにキノコの旨味がタップリと滲み出しています。

生クリーム?ちょっと重いんじゃない?って、最初は想像していましたが、これが驚いたことにアッサリ味なんです。

従って、毎週(主には週の前半)午前11時30分、定刻出勤のように再訪を続けているお店です。ワタシの”心のオアシス”的存在のお店になっていただきました。


次、二番目にご紹介するお店は、2012年6月11日にご紹介した308番目のお店、井門町の松山インターに程近いらーめん専門店”春光亭”さんです。(「再開 春光亭」・「愛媛グルメ紀行」 308

実はこのお店、2年9ヶ月ほどお休みしていて、久しぶり再開となったお店です。

玄関1
こちらがお店の玄関です。

お店の前には駐車スペースが2台しかありませんので、埋まっている場合は近くで駐車場が空くのを待つことになります。

このお店は、”ラーメン”とせずに”らーめん”としているのには訳があります、それは後ほど。

他のラーメン店が”らーめん”と気取りやおしゃれを意識して名乗っているのとは、まるで次元が違う理由があるのです。

汁そば5
メニューは基本的には”肉そば”と”汁そば”のただ2つのみ。

後は、トッピングに”煮玉子”があるだけ。別途大盛りも選べるという超超シンプルメニューです。

画像にものが”汁そば”、お値段は700円(内税)です。

衝撃と、魂を揺さぶられるような感動の超オリジナルらーめん”との出会いでした。

第二の衝撃は、この器から立ち昇っているスープの香り

ウッ!・・・・・え?・・・・・コ  レ  ハ・・・・・」絶句して声も出なかった。

従って、早々に再訪を果たしました。このお店でしか絶亭にいただけない”超絶的オリジナル”な”らーめん”でした。


今日最後にご紹介するのは、2012年6月12日にシリーズ309番目にご紹介したお店、余戸中6丁目、伊予鉄郡中線沿いに走る県道松山松前伊予線のゼットワイ余戸店内にある”めん工房 家族庵”さんです。(「めん工房 家族庵」・「愛媛グルメ紀行」 309

場所は、郡中線余戸駅近くでフジが運営する”ゼットワイ余戸店”の2階にありました。(今は別の店名で、東環状線沿いの束本町に移転されています)

アプローチ1
こちらが、ゼットワイ余戸店の共同駐車場から見たお店へのアプローチです。

施設全体の集客力がお店の経営を大きく左右すると思いますが、このお店は更に2階にあるという立地の壁を乗り越えなければなりません。

結論から言いますと、その””を乗り越えられなかったということでしょう。

釜揚げ上4
そこで、自家製麺をウリモノとしているならうどんそのものを味わえる”釜揚げうどん”しかないだろうと、それを注文しました。

それにしても、うどんもそばもラーメンも自家製麺なさっているとしたら、これまで出会ったことがなく、それはそれで凄いと思いますが・・・・

なお、このお店は注文が入ってからその都度””を湯掻きますので、その待ち時間が15分前後かかります。美味しいうどんが食べられるなら、何等厭(いと)う時間ではありません。

でも、この時は平凡な味に思えました。あのまま余戸で営業を続けられていたとしたら、再訪することはなかったと思います。

ところが、束本町に移転された以降再訪しました。そして、見直しました。



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「過去記事を振り返る」 5

今日の”過去記事再掲”は、今の仕事で初めて味わった、ある”感動の物語”です。


「嫁入り支度」 (2009年11月20日掲載)


因幡晃”がアカペラで歌った「秋田長持歌」は、私の心の中に何時も生き続けています。

娘を嫁に出すときの男親(オヤ)の心持を、嬉ながらも切なく歌います。「蝶よナーハーエ、花よとナーハーヨ、育てた娘ナーハーエ・・・・・


私が扱った中古住宅の売却での話しです。人気のある住宅地で売り物件があるというので見せていただきました。

その物件を見て、言葉を失ったのです。

普通、中古住宅物件は、どうしても、今まで住んでいた人の生活の匂い(生活の跡)を感じます。

しかし、その家は違っていました。屋根や外壁は拭き付けがなされており、台所のシステムキッチンも風呂場のジェットバスとテレビ付き浴槽も新品です。

当然畳や襖も張替えが終わっていました。中古住宅の販売業者が物件を買取り、改装して商品に仕上げたと言うのではないのです。


思わず、売主に聞きました。「なぜ、ここまで完璧に綺麗に磨き上げたのですか?改装にお金を掛けたからと言って、その改装費がそのまま売却価格に上乗せして売れるという保証はありませんよ」と。

すると、その売主は「長い間一緒に暮らしてきた大切な娘を嫁にやるときに、化粧させ、花嫁衣裳を身にまとわせ、そして長持ちに嫁入り道具を一杯にして送り出してやりたい、そう思わない親がありますか?」と。

花嫁6
その中古住宅は、売主の心意気に感動した買主に、「いい嫁と出会えました、ありがとうございます」の感謝の言葉ともに買取られました。

「ソーーカー、私たち不動産業者は、ナコード役なんだ・・・・」とはワタシ。


「秋田長持歌」は、こう歌い終えます。

今度ナーハーヨ、あなたにナーハーヨ、揃えてくれてやるナーハーエ


ワタシのムスメはまだ嫁にやりません


実はこのお話には、嫁に貰われていくことになった””この家を巡っての思いがけないドラマ”があったのです。


それは「過去記事を振り返る」 6 として、来週月曜日、4月21日にご紹介しましょう。



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「日の出食堂」・「愛媛グルメ紀行」 709

今日は古三津5丁目、伊予鉄高浜線の”山西駅”の駅前にある”日の出食堂”さんをご紹介しましょう。


このお店は、様々なお店の情報を頂いている”のしうめ”さんの:(ふりかえれば 「日の出食堂」さん♪)この記事を拝見して、直ぐに飛んで行きました。

玄関2
さて、これがお店の玄関です。地元の方でないと、先ずは分からない・知らないお店でしょう。


第一、このお店に至る道筋が分かりにくい。ワタシ、不動産屋ですが、実は真っ当な”方向音痴”なんです。


のしうめ”さんの記事を頼りに、何となく車で走っていて偶然にたどり着きました。

店内2
さあて、これが店内の様子です。このお店”きよばあば”が取り仕切っているお店です。


恐らくワタシの母親年代ですが、立派に現役です。この”きよばあば”は、お料理自慢だけではありません。


手芸品などの”小物”を手作りし、玄関脇で”きよばあばばの手作り”と銘打って販売なさっています。

お好み焼きメニュー3
このお店は、昭和25年に誕生しました。ワタシより1歳年下です。(消費税増税前の価格)


第二次世界大戦の敗戦後(終戦などでは決してありません)、一斉に戦場から命からがら帰国した父親世代の兵士たち。


国内が焼け野が原になり、水も食料も満足になかった時期を辛うじて生きながらえた母たちの世代に、やっと春が訪れた時期に、このお店が産声を上げました。

おでん涙
さて、ワタシがこのお店のメニューをiPhone5で撮影していますと、「アッ  アッ  アッ・・・・その値段・・・」っと、”きよばあば”が呻かれました。(つまりこの価格表、消費税増税前の価格なんです。お伺いしたのは3月中でしたから)


「エッ??」っとワタシ。


「ウチなーー、もう20年以上も値段上げてないンヨー!デモナー!今度ばっかりは、お客さんの方からナーー、4月から消費税・・・・・・アゲナ   イカンヤローーー!言うんよ!」っと。


その”きよばあば”のうめき声を聞いた”おでん”たち、静かに涙を流した。「俺ら、一本100円せんのが・・・自慢やったのに・・・・・ク・ヤ・シ・イ!」っと。

お好み焼き5
このお店、”町の食堂”ですから、ご飯物から麺類まで、そのメニューの幅広さと多さに目を見張ります。


ですから、このお店”お好み焼き”ならぬ”三津浜焼き”のメニューも充実しています。”


広島風お好み焼き”と”三津浜焼き”の違いは、以下の記事をご参照していただければ幸いです。(「モダン」 真っ当な「B級グルメ店」④


この画像は、年季が入った”鉄板”で、出前注文に応じて”三津浜焼きを焼き始めた”きよばあば”の手元を、許しを得て撮影したもの。


「この鉄板、中々の年代モノですね!」っというワタシの問に、「ウン、この”鉄板ナ!”、鋼船の”船底”に使っている”鉄板”なんよ!普通の鉄板より分厚い。お客さんでナ!造船関係の人が居て、特別に加工してモロタンヨ!でも、もう擦り減ってシモーーテ!」っと”きよばあば”、手の動きは止めないままに述懐なさった。

中華そばとお好み焼き6
さて、この画像がこのお店の、還暦をとうに過ぎた”中華そば”です。


画像の奥に見えるには、出前の注文で”三津浜焼き”を焼く”きよばあば”の遠景です。間近で写した画像もありますが、ここは遠景のほうが””になるとの判断です。


画面の奥(上)で、軽快な動きを見せる”きよばあば”、素敵に現役です。皆さん”きよばあば”が大好きなんですね!

中華そば7
どうですか!この”中華そば”。もう器からはみ出しそうでしょう!


もうお店のありったけの具材を、”ぜーーーー~~~ぶ、投入した!”そういう感じでしょう。


これが500円ですよ。え?涙が・・・・実際・・・・本当に・・・・アハーーー「きよばあば!最近やたらと涙もろくなっちゃって!」って、告白したくなりました。

中華そば8
そのスープ、個性豊か!っと言うほどではありません。ただただ懐かしい味と言っておきましょう。


野菜とイリコ、魚の練り製品、豚バラなどから出た出汁の味が優しい。


ワタシの次に入ってきた、地元の男性2人「”中華そば”2つと”稲荷”2つ!」っと注文して、出来上がったものを無心で食べられていた。「ナ!、コレ、美味かろ!ナ!」っと、互いに話しながら。

麺9
”は、地元の製麺所から仕入れられた、極フツーの麺。麺にコシが!などという世界のそれではりません。


でも、スープ、具材ともバランスが取れていて馴染む味です。


食が細いワタシでも、スルスルスルスルと、難なく吸い込まれていきます。


何時迄も何時迄も、日本に残しておきたい風景と味と”きよばあば”でした。

完食10
ですから、おでん2本を含めて舐めるように”完食”ですよ。

その頃、また一人ワタシの姉世代(実際にはいませんが)の女性が一人、「お好み焼き、うどん台で!」っと注文が。


更には、別の出前の電話が。この地域に無くてはならないお店なんですね。


きよばあば、ご馳走様でした!




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「笑姫(えひめ)きっちん」・「愛媛グルメ紀行」 710

今日は大街道3丁目のロープウェイ街に、昨年12月に開店されたばかりの”笑姫(えひめ)きっちん”さんというお店をご紹介します。有名なラーメン店”ラーメン骨太味覚”さんの東隣です。


このお店はある種異色なお店で、経営母体は”株式会社プチメゾン”という、今治に本社があるお店です。


この会社のリクルート情報によれば<「観光客を中心に、愛媛の「食」のアンテナショップとして松山市のロープウェイ街と今治市の中心部に飲食店を構えます。>っという会社で、社員5名~10名でスタートされたばかりのようです。


このお店(会社)、元々今治市民有志で作る”今治焼豚玉子飯世界普及委員会”がその土台となり、会が世に問うた”今治焼豚玉子飯”が、姫路で行われた第6回B-1グランプリで、初出展にして第5位に入賞。


その後、2012年(平成244年2012近畿・中国・四国B-1グランプリin鳥取では念願の「ゴールドグランプリ」(優勝、但し地域大会のことですが)を獲得したことが、このお店開店の原動力となりました。

玄関1
こちらが、松山市ロープウェイ街の、ちょいと内に入ったお店の玄関。目立つようで目立ちにくい。


宣伝のしようによっては”観光客”を集めることは可能な立地でしょう。


ただ、松山の一般市民の”台所"足りうるか?その真価を問われるのは、正にこれからでしょう。

店外メニュー2
これが玄関脇に掲げてある”メニュー”看板です。メニューの一部を示されています。(消費税増税前の価格)


元々スタートが”今治焼豚玉子飯”という”ローカル食”です。しかも、それを生み出したと言われるお店は既にありません。


単なる、一地方の中華料理店”五番閣"というお店の”賄い食”(従業員用の瞬時に作るメニュー)であったものです。


そういう背景の中で、「ご当地グルメでまちおこしの祭典! B-1グランプリ」という催しが、始まりました。それに乗っかって、一定の成功を収めたのが”今治焼豚玉子飯”です。


ところが、一種の”イベント食品”の域をでなかったものを、愛媛県各地の同じ立場の食品を糾合(きゅうごう=ある目的のもとに集めること)することで、大きなマーケットになり得ると判断されのがこの会社で、このお店はそれを試す”アンテナショップ”の役割を背負って出発なさった。

店内3
こちらが、午前11時30分のお店の様子。店内には2組の客が。


ワタシは一人なので、例によってカウンター席の玄関側に座りました。店内のスタッフは、男性ばかり3人でした。


今治焼豚玉子飯”だけをメニューにしたのでは、お店の運営は成り立ちません。お祭りの屋台の主役を張れても、レストランないしは食堂、更にはパブの柱にはなりません。

挨拶4
そこでこの会社のオーナーが考えられたのは”地域おこしグルメ”でした。県内の8運営事業体に話を持ちかけられました。


それは、”愛媛ご当地グルメコミュニティ加盟店”です。先ずは、元々のスタート母体である”今治焼豚玉子飯世界普及委員会”です。


以下、”今治バリラーひろめ隊”、”しまなみご当地グルメ研究会”、”八幡浜市商工観光課”、”宇和島市・遊子漁業協同組合女性部”、”うちこフレッシュパークからり”、”西条てっぱんナポリタン友の会”、そして”新居浜市・eワーク愛媛”の8団体です。


それぞれの食品は、当地に行けば味わうことが出来ます。ただこのお店のミソは、それらをこのお店一店で全て味わうことが出来るというもの。言わば”アンテナショップ”の役割を一身で引き受けよいうというアイデア。


なかなか斬新です。「このお店に来て、それぞれの地域の味を知って頂き、惹いてはそれを様々に提供している地元にも足を運んで頂きたのです」っと、お店の方はおっしゃいます。

今治焼豚玉子飯5
これが”今治焼豚玉子飯”のハーフです。通常サイズはこれの倍で、玉子も2個付きです。お値段、通常サイズ750円のところを、ハーフで500円です。(消費税増税前の価格)


ただ材料は、ご飯に焼豚に、半熟玉子・・・・・・・そ、それだけなんです。美味しいとか美味しく無いという世界の枠外の食品でしょう。これで500円は、涙がでるほど高い!内容と値段のバランスがとれていません。


この食品のミソ、オヘソ、肝心要は”タレ”です。それがマア全てと言っても言い過ぎではないかも知れません。

今治焼豚玉子飯6
その”タレ”を作っている会社は、今治の”山蔵”(さんぞう)という社名の会社が作っています。そのことをお店の型にお話すると、ワタシの顔をマジマジと見て「お客さん!よくご存知ですねー!実はそうなんです」っと。


なお、”山蔵”さんは、北条の国道196号線沿いに”いろは亭”というアンテナショップを出されていて記事にもアップしています。(「いろは亭」・「愛媛グルメ紀行」 129


そしてこう続けられました。「ウチにだけしか卸さないという契約で作ってもらっています。ここと、今治の店と、イベント会場でしか食べることができません!」っと。


そして、「その今治焼豚玉子飯、全体に混ぜて、マア卵かけご飯の要領で食べてください」っと、食べ方を教えて頂きました。

混ぜた7
その、混ぜに混ぜた結果がコレ!韓国には”ビビンバップ”というご飯があって、様々な具材とご飯とワカメスープをグチャグチャに混ぜて、その複合の味を楽しむ食品がありますが、あの味には遠く及ばないところです。


美的にどうこう言うのではなく、複合の味を楽しむものですが、それにしても単純です。良く言えばシンプル。


ワザワザ、お店のカウンターで食べるほどのものではありません。屋外のイベント会場が似合っていると思いました。

大三島ソースオムそば8
さすがの少食のワタシでも、上のハーフは5分で食べ終えました。物足りないので、メニューをめくりました。


そして、お店の方のお聞きして”ハーフ”サイズに対応できるメニューを注文しました。


それが画像の”大三島のソースオムそば・ハーフ”です。レギュラーサイズ700円のところ、350円。これは納得価格です。


しかも、見た目ビューティフルではありませんか!

大三島ソースオムそば9
この”大三島ソースオムそば”は、しまなみ海道の名物母ちゃん”今井”さんの発案になる食品で、通常ケチャップとマヨネーズを掛けていた”オムそば”に、「ソースを掛けたらどうなるんやろ?」っという発想で生まれました。


しかもソースは”今治黄金ソース”を使いました。


お店の方は、「私達は、単に食品・お料理を提供するだけではなく、その食品にまつわる”ストーリー”もお伝えしたいのです」っと言われます。いいお話ではありませんか。


ワタシの書いています、この”愛媛グルメ紀行”の精神にも合致します。

半分10
この画像が、”今治黄金ソース”で和えたオムそばです。香り高い逸品でした。これならお金を取れると思いました。


しかも、オムそばの皮の薄焼きの玉子です。ちゃんと内側が”半熟”に仕上げてあります。


その点をお話しますと「ソコ、ええ、そこなんですよー!難しいのは。この技術の伝授が中々なんですよ!」っと店長格さん。


このお店、夜は地元食材をふんだんに使ったピザやパスタなどの”イタリアンレストラン”に様変わりします。ワイン類も豊富。店内も随分お洒落。


ぜひぜひ成功して頂きたいですね。期待しています。




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「ワンダーグリル」・「愛媛グルメ紀行」 711

今日は東野2丁目、県道松山東部環状線(国道317号線に続く)沿いにある”ワンダーグリル”さんを初めてお訪ねしました。


ここは何度かお店が入れ替わり、このお店は今年2月1日に開業されたばかりです。


このお店の名乗りは”伝説のステーキ・ハンバーグのお店”という大層なもの。

看板1
しかもこの巨大看板、”世界料理コンテスト 金メダリストプロデュース”と銘打ってあります。


こういう”能書大書”(のうがきたいしょ)型のお店、好きなタイプではありませんが、お料理は食べてみないと話になりません。


最近、組んで仕事をしているお客さんとお店に入ってみました。

建物2
こちらがお店の外観。丁度、お訪ねしたのが正午という時間帯もあって、駐車場は満車でした。


しかも玄関を入ると待ち席が用意されていて、ウエイティングシートも用意されていますた。私達の待ち順位は4番目。


松山人の”新しい物好き”の面目躍如といったところでしょうか。

店名プレート3
綺麗な店舗です。フロアー係の女性も多く、大型店に属するタイプです。


何故か?今までのお店は長持ちしませんでした。前のお店を”居抜き”で使われています。


出店コストは、かなり抑えることが出来たと、不動産屋的には判断しました。

メニュー4
ところが、メニューを見て驚きました。(このお店は、外税表示です。消費増税前)


ランチメニューはありません。単品メニューが並んでいますが、ご飯とかパンとかは別立てのメニューになっています。


それをトータルすると、郊外型レストランとしてはかなり高額になります。他県から来たお客さん、値段に驚いておられました。ただし、お値段に見合う味であればいいのです。

ハンバーグ&フォアグラパイ皮包み上5
私はご飯もスープもサラダもいりませんので、”ハンバーグ&フォアグラパイ皮包み”と名付けられたメニューを注文しました。


単品でお値段1,080円。しかも外税ですから、税込みですと1,134円です。これが4月からだと、1,166円になります。


ハンバーグ”をパイ皮で包んだお料理、しかもそこに”フォアグラ”が加わっているお料理は初めてでしたので、期待が高まりました。

ハンバーグ&フォアグラパイ皮包み6
同行したお客さんは、これにご飯大盛りとサラダとスープのセットで、プラス300円でした。


チラッとそのサラダとスープを見ましたが、頼まなくて良かった!っと思うレベル。


ワタシが頼んだ”ハンバーグ&フォアグラパイ皮包み”には、付け合せの温野菜として、人参とポテトといんげん豆が付いていました。

パイ皮アップ7
こうやって”ハンバーグ&フォアグラパイ皮包み”をアップで見ますと、”北京ダック”(北京烤鴨)に似ています。


北京ダック”はご承知のように、炉の中でパリパリに焼いたアヒルの皮を削ぎ切りにし、薄い皮(薄餅=バオビン)に、ネギやキュウリ等を包んで食べる料理です。贅沢な料理で、皮を食べて、アヒルの身は食べないことが多いとか。


見ているだけで食欲をそそりました。唾液が自然口中に充満します。

いんげん豆8
こちらは、温野菜の中のいんげん豆。


他に人参とポテトも色鮮やかでした。


もちろん、味も結構なものでした。ただし、高いのですから、美味しくて当たり前。

断面9
そして、メインディッシュの”ハンバーグ&フォアグラパイ皮包み”ですよ!


例によって、ナイフで半分に切り分けて見ました。


「ン・・・・?  ン・・・ン???”肉汁”は・・・・ドコ???」


食べてみました。ハンバーグには必須の香辛料”ナツメグ”独特の甘い芳香が漂いました。でも、ハンバーグの出来としては、少なくともワタシの好みではありませんでした。

フォアグラアップ10
こちらはパイ皮をめくって、パイ皮とハンバーグとの間に挟んである4片の”フォアグラ”の内の2片です。


このフォアグラ、薄かったけどそれなりに美味しかった。目を剥くほどではないけれど。


やはり、お味と値段とのバランスがいかがか?少なくとも、再訪して他のメニューも試して見ようとは全く思いませんでした。


能書大書”型のお店の典型、ワタシにはそう映りました。




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「風風亭」・「愛媛グルメ紀行」 712

今日は道後樋又の、通称”樋又通り”(県道六軒屋石手線)の第二森ビル1階にあります”ラーメン・お食事処 風風亭”さんをご紹介します。


実はこのお店の本店、、石手川にかかる”湯渡橋”の南側の袂、樽味1丁目にある”風風亭”さんは、2011年7月27日にご紹介しています。(「風風亭」 真っ当な「B級グルメ店」 95


同じ店名ですが、別の場所でのお店ですので”再訪”とはしません。”風風亭”さんは、上に書いた樽味1丁目を本店として、このお店は本店で修行された方が暖簾分けの形で、この地に15年前に開業なさいました。


その他には、北条にも同じ”風風亭”さんがあります。国道196号線沿いです。

玄関1
これが樋又通りに面したお店の玄関です。


おおよそ2年9ヶ月前に樽味1丁目にある本店さんをお訪ねした時は、豚骨スープの”風風ラーメン”をいただきました。


その時の味の印象を以下のように書きました。<味は、唸るというほどのものではなく、ごくフツーの豚骨ラーメンでした。>


するとこの表現に対して、濃厚でなおかつ的確なご意見を寄せていただいていた、当時常連のコメンターさんがいたことを懐かしく思い出します。

メニュー2
このメニューなど、本店さんのものをほとんど全て踏襲されています。(もちろん、違ったメニューもありますが)(消費税増税前の価格)


値段だって、その時のメニューと同じでした。このお店もやはり、”消費税”は自らの収益を減らしてでも被られているお店の一つです。


中小零細企業は、ほぼ例外なく上に書いた対応を取らざるをえないのが現実なんです。なぜこんな簡単で悲しい現実を、政策責任者は分からないのか?見て見ぬ振りもいい加減にしてほしいものです。(なお、消費税がいけないと言っているのでは決してありません)

メニュー3
このお店で頼んだのは”ねぎ醤油ラーメン”です。お値段650円です。


メニューには、”白ねぎたっぷり!”っと表現してありますので、”白髪ねぎ”が盛ってあるのでしょう。


この”白髪ねぎ”の使い方で唸ったのは、石手川に架かる岩堰橋の少し手前にあるの”一閃(いっせん)”さんの、”とりねぎらーめん”です。(「再訪51 一閃」・「愛媛グルメ紀行」 401”)


さあ、アノ”とりねぎらーめん”とどう違うか?待っている間、ドキドキしていました。

ねぎ醤油ラーメン4
さてこれが、ドキドキしながら登場を待った”ねぎ醤油ラーメン”です。カラフルで色鮮やかでした。


右側に配したのスプーンがアクセントになり、中央に”白髪ねぎ”のを、周囲に刻みねぎのとチャーシューのを、右側には蒲鉾のとゆで卵のを配されています。


画像では見えていませんが、白髪ねぎの下にはキクラゲのと、モヤシのも配してあり、心憎いばかりです。

ねぎ醤油ラーメン5
うず高く盛られた”白髪ねぎ”の清新な香りが鼻腔に届きます。”一閃”さんのそれは、洗練されたアク抜きがされていました。


このお店の白髪ねぎは、一閃さんのものより、僅かにエグみを残されていて、ややワイルドな味に仕上げてあり、コレはコレで際立つ個性だと思いました。


スープや麺や具材のバランスも素晴らしく、城北地区に”風風亭あり!”っと、既に15年頑張っておられます。

チャーシュー6
この”炙りチャーシュー”が、特に優れものでした。お店では”やわらか”と表現してありますが、口に運ぶと、トロットロに口中で溶けてしまいます。


しかもきちんと炙ってあるので、実に香ばしい。ラーメンに於けるメインディッシュの役割をしっかりと担われていました。

ゆで卵7
こちらは”ゆで卵”と”蒲鉾”です。可愛いでしょう!


昔の中華そばには”ナルト”(赤が渦巻状になっている)が付き物でしたが、最近ではこの”蒲鉾”方式が多くなりましたね。


いや!寧ろ”蒲鉾類”が入っていないお店が増えたようにも思います。味的に大きな意味合いはないと思いましが、彩りとしては有効だと思います。

スープ8
この”醤油味のスープ”がいい!


最近では”豚骨”も””のスープもいただけますが(味噌は苦手です)、一番好きなのはやはり昔懐かしい”醤油ラーメン”なんです。


アッサリしていますが、鶏ガラなどの出汁がしっかり効いていてコクが有ります。チャーシューから出た脂分が、スープに風味を付けました。


それに、シャキシャキしたモヤシと、コリコリしたキクラゲの食感も秀逸でした。

ねぎ9
そして、何と言っても味全体の個性を演出しているのが、ややウィルドに仕上げられた”白髪ねぎ”です。


恐らく、”白髪ねぎ”が入っていない普通の”醤油ラーメン”とは、全く別の食品になっていると思います。


刻みねぎは”薬味”の役割ですが、白髪ねぎは味の方向性を大きく決定づける主役です。

完食10
難なく”完食”しました。


スープに美味しさの全てが抽出されていますので、ワタシの場合、当然といえば当然。(命を削りつつ)


これはこのお店でもう一度、3店舗ある”風風亭”さんの看板メニューである”風風ラーメン”に再チャレンジせずにはおれないと思いました。


なお、このお店の店主さんとは一言も口を利いていませんが”ベタほめ”しました。お店がワタシの相手をしてくれるかどうか?っというその程度の基準で書いているのではありません。




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 104

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の初夏頃にアップした310号から312号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年6月13日にアップした310番目のお店、道後湯之町の、通称護国神社通り沿いのスーパー”ダック松山”前にある”中華料理 太白”さんをです。(「中華料理 太白」・「愛媛グルメ紀行」 310

このお店、ワタシはこのシリーズを書いていなかったら先ず訪ねていないと思います。

とても入る勇気が起こらないお店の構えでした。

玄関1
こちらが、このお店の玄関と言いますか店構えです。

この店構えです。とてもお店に入る気にはならず、そのまま引き返しました。そして、2~3日経って勇気を出してお店のドアを開いたのです。

炒飯6
このシリーズも300軒を越えましたが、今まで一度も注文したことがない”炒飯”を頼みました。お値段500円でした。

嫌いではないのですが、今まで一度も注文しようと思ったことがありません。注文しなかった特別な理由はありませんが。

「このお店は何年前からやっておられるのですか?」と尋ねてみた。

「えーーっと、そうー、42年になる。ワタシと主人が結婚してお店出したんよー。そうしたら一年で妊娠して子供を生んだんよー」

「間をおかずに、また直ぐに次の子が出来て、ソウヨナー、7年か8年は昼と夜は人を一人雇って。ワタシは背中に子供オブって洗い場を手伝って・・・」

「じゃあこのお店で2人のお子さんを育てられた」とワタシ。

「うん、ソーヨナー、お陰で何とか育てられたー」と、ワタシに応えながら。

このお店、もう再訪できません。その後閉店されたからです。残念です。


次、二番目にご紹介するお店は、2012年6月14日にご紹介した311番目のお店、国道11号線の来住町にあるカレー専門店”カレーハウス いんでいら”さんです。(「カレーハウス いんでいら」・「愛媛グルメ紀行」 311

場所は、国道11号線を東温市に向かうと国道沿いに三菱自動車の販売店がありますが、その東角を1軒北に入ったところにあります。ユニクロ松山久米店手前です。

建物1
こちらが、お店がある建物です。おまけにお店は2階にあって、1階は車のガレージになっていますし、そのガレージには通常シャッターが下りています。

近くに行っても2階が現在営業中かどうかが分かりにくいので、近所の方やこのお店を知っている方がお客さんの中心となっています。

カレー上5
欧風の”海老カレー”を注文しました。お値段730円。

すると、お店の女性が「”欧風海老カレー”は、皆さんが一般的に思っておられるエビフライ式のものではなく、剥き海老がカレーのルーに入っているものですが、それでいいですか?」と確認された。

そこで「アノー、エビフライが乗かっているものはあるのですか?」と訪ねると。

「それなら”インド風海老カレー”がそれに当たりますので、それになさいますか?」と、再度尋ねられた。

「アッ・・・・余りカレーの辛さが強いのは苦手なんんですが・・・・」とワタシ。

「それなら、ルーだけは欧風になさるといいですよ」と勧められた。中々複雑な注文になった。

暑い夏で食欲を落としているときでも、複雑なスパイスの香りが人間の本能である食欲を誘ってくれる。

フハフハ言いながら、奥深い辛さと言うか、食欲を根本から刺激するような味を楽しんだ。

カリカリに揚げられた海老の香ばしさも堪能した。

でも、カレーは苦手な部類なので、再訪はしません。自宅からすぐ近くにあるお店ではありますが。


今日最後にご紹介するのは、2012年6月15日にシリーズ312番目にご紹介したお店、松山空港近くの東垣生町にある”うどん屋 どんべい”さんです。(「恐るべし! うどん屋 どんべい」・「愛媛グルメ紀行」 312

このお店を”恐るべき”と書きましたのは以下に理由が。

店舗2
こちらがそのお店。

ここから西の方角にある工場群や倉庫群に関係する方でないと、このお店の存在は知らないかもしれないですね。

ですから、当然お客さんは上に書いた関係者の方がほとんどと言うお店です。

冷凍うどん4
厨房のうどんを湯掻く大きな釜の前に、”デーーーーーン!”と置かれているのは、何と、なんと、ナント”業務用冷凍うどん”を入れた大きなビニール袋が鎮座しているではありませんか。

ウッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!〇▼□・・・△▲・・・・!

絶句したまま・・・・・・しばらく声も出ませんでした。うどん屋巡り43軒目にして、始めてお目にかかった光景。

しかも、厨房に入っている女性(おばさんと言ったほうが・・・・)2人、何の悪びれた風もない。

当然に再訪する勇気は起こりません。せめて厨房で、客には見えないようにしてほしかった。




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「過去記事を振り返る」 6

今日の”過去記事再掲”は、今の仕事で初めて経験したある中古住宅を巡っての”ホノボノとさせられるドラマ”です。


このお話は、先週ご紹介した「「嫁入り支度」の続編です。

紅白椿と桜2


「花」 (2009年12月5日掲載)


喜納昌吉さんの代表曲に「花」があります。


~川は流れて どこどこ行くの~

~人も流れて どこどこ行くの~

~そんな流れが つくころには~

~花として 花として 咲かせてあげたい~

そう歌い始めます。



人は、生きてきて、精一杯 生きてきて

そして、どこに 行き着くのか

その行方を あらかじめ分る人は 誰もいません

その 行き着く 過程の中で

誰と関わるのか どういう形で 関わるのか

それも 分りません。



ある中古住宅を仲介しました。きっかけは、若いカップルが当社の広告を見て、現地に来られたことから始まりました。

大きな住宅で、部屋も使いきれないくらい。結婚予定のカップルには不釣合いな位に、大きくて広くて磨き上げられた住宅でした。

ちょっと 見るだけ   かまいませんか?」 それが最初の一言でした。

二人が部屋を見て廻って

カップルの彼女が 突然 「あっ   この部屋 ”バーチャン”に  エーナー」っと


「えーー? バーチャン って、 俺ら 来月 結婚するんやで」とはその彼

「ウチなー、 バーチャンっ子なんよ、 バーチャン 大好き」と、彼女

「俺ら 結婚したら 二人で住む家 探してるんやろ?」

「ウン でもナー ウチ オーゼーで暮らすんが 好きなんよ ○○君の おばーちゃん 大好き

「エーーー? おばーちゃん 凄く トシ やでーー 施設に 入ってもらうって・・・・」

「施設なんて エーヤン ウチ おばーちゃんのメンドウ みたいンヨ!


二人の会話が続きます。

「○○君のオトーチャンと オカーチャン にも 見てもらおう みんなで 一緒に住めるんヤン この家」

「・・・・そーや  ナーー   なら、 この部屋 父ちゃんと母ちゃんの部屋に  エーナー」


翌日、カップルの彼の両親が その家を見に来ました。

「若いモンが  トンデモナイこと 言うんでナ  見にきただけよ 買うんじゃないから」とは彼の両親。

彼の両親 部屋中を ため息をつきながら 見て廻りました。

「この部屋 明るくて バーチャンに 確かに イイナー・・・」とは彼のお父さん。

「ナニ言うてるの   買うんじゃないって ユータやん」とは彼のお母さん。

「でも、この家なら バーチャンと 一緒に住めるヤン!」とは彼女。


「えーーー!! それって  今まで話してきたことと  全然違うじゃん・・・・でも おばーちゃん 喜ぶよネ!

お母さんの顔が・・・段々・・・変わってきました。


一つの家が この家庭の 人生設計を 変えたようです。

色々 その後 経緯がありましたが 夫婦、親子 彼女の母親 おばーちゃん みんなのお金を出し合ってとうとう 大家族で住むことになりました。


「花」


~心に中に 心の中に 花を咲かそうよ~

~泣きなさい 笑いなさい~

~いついつまでも いついつまでも 花をつかもうよ~

リフレーン

で  歌い終わります。

黄水仙7
上にご紹介したお話は、4月14日の「過去記事を振り返る」 5 でご紹介した話の続編です。その時は、この中古住宅を売った方のお話として書きました。


今回のお話は、その中古住宅を買ったご家族のお話として書きました。その間を取り持った仲人役がワタシだったということです。




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「うどん 空太郎(KUUTARO)」・「愛媛グルメ紀行」 713

今日は、毎週1回は行っている”フォンターナ”店長さんに教えていただいたうどん屋さん、”うどん 空太郎(KUUTARO)”さんをご紹介しましょう。


なおこの記事は、当初は5月14日にアップする予定でしたが、予定を繰り上げ今日アップするものです。


空港通りを空港に向かって走ると、大森商機㈱さんが道路の北側にありますが、そこの信号を南に折れて暫く行きますと、今年2月に開店されたばかりのお店があります。住所は空港通3丁目に当たるのでしょうか。


なおこのお店を紹介していただいた”フォンターナ”さんは、上に書いた大森商機㈱の信号を北に折れてしばらく行った所にあります。この2つのお店は、奇しくも同じ道路の延長線沿いの北と南にあることになります。

玄関1
こちらがお店の玄関です。周辺は、住宅地と事務所等が混在している所です。


決して目立つ立地ではありませんが、このお店は今年2月18日に開店されましたので、それから2ヶ月というところでお邪魔したことになります。(実際に訪れたのは4月17日)


でも駐車場を12台確保され、評判を聞きつけた遠来の客にも対応出来る体制をとっておられます。賢明な策だと思います。

店内2
これが店内で、午前11時から午後3時までの営業です。ワタシがお訪ねしたのは、午前11時15分です。

店内には若い店主さんとそのお母さん(と言っても、私より遥かにお若い)の2人が厨房に入り、他には若い女性2人の体制でした。

お聞きしたところ、脱サラされて未知の分野に踏み出されたそうです。そういうお話をしているところに、若いセールスマン風の男性が入ってこられました。

そして盛んにコンデジでメニューや店内の風景を撮影され、お母さんに話し掛けられました。どうやら、同じ”ブロガー”さんの様で、ワタシと全く同じような動きでした。

ですから、彼に「ブログをお書きですか?」っとワタシがお尋ねしたところ「はい、うどんのブログを書いています」と言って、何とブログ専用の名刺を出されました。

そのブログ名は”鈴丸★小麦粉日記”とありました。(鈴丸★小麦粉日記

ブログを書いているという人に、ワタシが取材に行ったお店で出会ったのも初めてなら、”ブログ専用名刺”を作っている人がいるということも初めてでした。

ところがこのお店、実はこの後思いも掛けない”展開”を呼んだのです。まるで”初めて尽くし”のお店になりました。その内容は後ほど。

メニュー3
このお店の店主さん、うどん屋さんを始める前はある青果市場で働くサラリーマンでした。そこで一念発起され、脱サラをし、香川県にある”大和製作所”という”うどん学校”を併営されてるところを卒業なさいました。


その後坂出の”亀城庵”で修行を積まれ、今年の2月18日に当地で開店されたということでした。


なお、先ほど書いた”ブロガー”さんは大阪の方で、仕事の関係上四国には再々来ていて、香川県に行くと朝昼晩、”うどん漬け”になるという方です。


その彼が「ところで、貴方もブログを?それは何というブログ名なんですか?」っと聞かれたので、「”じゅんのつぶやき”と言います」っと答えますと、その場でスマホを取り出されて検索され「アッ!あった!これですね!」っと早い。


このことが、実はその後の意外な展開に結びつきました。

海老と揚げ餅のぶっかけ4
なおワタシが注文したのは、お店で”イチ押し”っと表示されていた”海老と揚げ餅のぶっかけ”です。お値段内税で780円です。

このお店は、自分のお店で””を打っている”自家製”ですし、お客さんの注文があってから湯掻き始めます。つまり、ワタシが何時も言う”生きた麺”を食べさせていただけます。


そういうお店ですから、当然”小麦粉”は100%国内産をお使いですし、”海老天”などの天婦羅類も注文があってから揚げ始められます。


と言うより、うどんの麺を湯掻き始められると、その湯掻き上がりを逆算されて”天婦羅ネタ”を揚げ始めに掛かられます。


全て、湯がきたて、揚げたてを食べてもらいたいが為の計算され尽くした工程です。

ぶっかけ5
画像の”ぶっかけ”は、温かいものと冷たいものを選ぶことが出来ますので、ワタシは冷たい方を選びました。


どうです!この見事な”配色”。ワタシが常に言う、料理は丼ないしはお皿に描いた”絵画”だと。


料理人さんには絵心が必要なんです。それを見事に実現され、表現されています。いいセンスなさっていますね。


麺はキリキリに冷やし締められて、出汁も冷たい。その上に揚げたての海老と揚げ餅、それに彩りのカイワレと刻み海苔と薬味の大根おろしにおろし生姜。見ただけでウットリしました。


そこに冷やされた”出汁”をタップリと回し掛けます。その瞬間に揚げたての海老と揚げ餅が”ジュッ!”と心地いい音をたてるんです。


出汁”は、煮立てた出汁ではなく、水にじっくり漬け込んで採った”水出し”ですし、醤油は三津の老舗”田中屋”のものを使ってあります。


しかも化学調味料は一切使われていません。ワタシは化学調味料の使用を否定する立場ではありませんが、店主さんの心意気に敬意を評したいと思います。


そりゃあ、食べる前から自然に笑顔が漏れようというものでしょう。

アップ6
先ず麺を食べてみました。ウフフフ・・・・・・


ややエッジが立っている系ですが、見事にモッチリしています。””はこうでなきゃ!後で””のアップ画像をお示ししていますが、麺に”色っぽい艶”がある。


ワタシの個人的感想では、麺に関して言えば”麦わら”さんの”うどん麺”が極めて優れていると思います。このお店の麺と”麦わら”さんの麺を並べて食べてみたいという、贅沢な思いが頭を過(よぎ)りました。


海老”は程よく揚がっていて、その身はプリプリです。尾まで、全て食べ尽くしました。残すなんて勿体無くて。

出汁掛けた
この画像は、”出汁”を回し掛けた直後の画像です。


海老”に続いて、”揚げ餅”も食べてみました。周囲はパリパリ、中は文字通り”モッチリ・ムッチリ”で、旨いのナンノッテ!


大根おろしにとおろし生姜に、いい仕事をさせているんです。もちろんカイワレのピリピリ感も刺激的だし、刻み海苔の風味もいい。ワタシは個人的にはカイワレが苦手で、出されると大抵の場合食べ残しますが、自然に全部胃に収まりました。


お母さんが「何かご意見があれば、何でも仰って下さい。少しでも改善したいんです!」と。そこで「”ざるうどん”系がメニューにないですね」っとお答えしました。


すると「エエ、他のお客様にもよく言われるのですが、先ずは”ぶっかけ”メインでやってみたくって。でも、今度お越しになるまでに”ざる”に挑戦してみます!」っとの反応でした。

麺アップ9
この”麺の色艶”ドーーーデス!これが、ワタシの言う”官能的な麺”です。


店主さんが、「いかがでしたか?」っとレジの時に聞かれましたので「麺に””があって、とっても良かったです!」っとお答えしました。


すると「香川で習った時は、もう少し硬めの麺でした。でも、湯で時間を調整して今のような麺にしてみました」っと。いいじゃないですか、ここは香川ではなく”愛媛”なんですから。


優れた”愛媛の麺”作りに邁進していただきたいと思いました。ワタシの畏友(いゆう=尊敬する友):”ジンゴズンゴ”さんのような、”エロティック”な文章表現力がワタシにはありませんので、ありきたりな表現になりますが、この”色艶のある麺”に磨きをかけていただきたい。

完食10
すっかり”完食”したワタシの丼を店主さんとお母さんがご覧になって、満面の笑みが広がりました。

実は、冒頭で書きました”意外な展開”とは、この日の夜起こったのです。上に書いた原稿はほぼ書き上がっていました。

そして仕事を終え帰宅し夜パソコンを開くと、昼間お邪魔したお店の店主さんから、管理人だけが読める”コメント”が届いていました。そこには以下の内容のことが書かれていました。”仰天”させられました。

<本日はご来店ありがとうございました。うどん空太郎の店主です。従業員が「じゅんのつぶやき」っというお話が聞こえたそうで、嬉しくてコメントさせていただきました。>

<いつもブログを拝見し参考にしています。いつか自分の店が「じゅんのつぶやき」に掲載になった時には良いコメントを頂けるお店にしないと!っと妄想しながらブログを見ておりました。是非またご来店頂けましたらお話を聞かせていただけたらと思います。>っと、そういう内容のコメントでした。

正直に告白します。ワタシ、実は不遜にも「こういう事態が起きたら嬉しいな!」っと妄想したことがあります。でもまさかそれが実現するなんて・・・・・・・飽くまでも”妄想”に過ぎないことが・・・・・

運命の出会いをした”フォンターナ”店長さんからご紹介されたお店で、ワタシの”不遜な妄想”が実現するなんて、世の中に巡り合わせの不思議さを思わざるを得ません。

なお、誤解が起こらないように敢えて書いておきますが、店主さんからこういうコメントを貰ったから、いい評価をしたのでは決してありません。ワタシはその程度の感覚・覚悟でこのブログを書いてるのではないことを、最後に申し添えておきます。




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「再訪 226 フォンターナ」・「愛媛グルメ紀行」 714

今日は、ワタシの大切なお店でありスパゲティの名店でもある”フォンターナ”さんの6度目のご紹介です。もちろん、6度もご紹介するお店は初めてです。


過去記事で、何時ご紹介したのかは何度も触れていますので一々は触れませんが、最後に記事としてご紹介したのは2013年3月26日でした。(「再訪 98 フォンターナ」・「愛媛グルメ紀行」 501


では何故この時期に6度目のご紹介をすることになったのか?は、昨日アップしたばかりの”うどん 空太郎(KUUTARO)”さんとの出会いの興奮が収まっていないからです。 


昨日も書いたばかりですが、”うどん 空太郎(KUUTARO)”さんの存在を教えていただいたのが”フォンターナ”店長さんに他ならないからです。

玄関1
ワタシにとっては、見慣れた”玄関”です。それはそうでしょう、週に1回は必ずおじゃましているお店だからです。


それと、この日にこのお店をお訪ねした理由がもう一つあります。それは、この日(実際にお訪ねしたのは4月18日)が、このお店の”開店12周年記念”の日であったからです。


実はこの日が、このお店の開店12周年に当たるということは完全に忘れていました。


ところがそういうワタシの頭の状態を予期して、ツイッター友である”ジンゴズンゴ”さんが気を利かして頂いてワタシに知らせていただいたのです。「まさか・・・・忘れている訳ではないでしょうね!」っと。

花束2
正に、その「まさか」だったのです。慌ててお花屋さんに”花束”を注文し、お店をお訪ねしたという訳です。


ジンゴズンゴ”さんは、勤務の関係で夜の訪問となり、彼らしい”ケーキ”をプレゼントしたそうです。


画像は、お祝いにお持ちした”花束”です。


実はこのお店、ワタシにとっては単に食事をする場所だけではなくなっています。店長さんにブログ上の悩みを聞いいてもらったり、記事の中で書いたお料理について、プロの調理人としてのアドバイスを頂いたり、従業員の皆さんの優しい笑顔に癒やされたりと、様々な点でワタシの”心のオアシス”の役割を果たして頂いております。

店長
画像に写っているのが”店長”さんです。このお店は上に書いた以外にも、ワタシにとっては重要な場所になっています。


それは、このお店で実に多くのワタシのブログの読者さんとの出会いの場になっているからです。”くく”さんご夫婦と出会ったのもこのお店でした。


来週には、やはり時々コメントを頂いている”ふなこ”さんとこのお店で待ち合わせて初対面を果たす予定になっています。


それ以外でも、ワタシが食事をしていると、同じカウンターにお一人で座って食事をしていた女性から「じゅんさんですか?」っと声を掛けられたこともあります。


「何故、ワタシだと分かったのですか?」っとお聞きすると、「じゅんさんがお店に入ってこられた瞬間の、店長さんの笑顔がとびっきり素敵だったから」だと。

メニュー4
さて”メニュー”です。実はワタシ、このお店の”全メニュー制覇”を果たしております。奥様によりますと、”全メニュー制覇”は、今のところワタシだけだそうです。


全メニュー制覇”を思い立ったのは、店長さんがワタシのブログ記事の”全記事読破”に挑戦して頂いているからです。


既に1800記事を遙かに超えています。それを全部読み通す事など、お忙しい中ですから本来出来ようはずもないことです。それを、愚直に現在も挑戦して頂いています。


なお、過去にワタシの全記事読破をしていただいた方が一人だけいらっしゃいます。コメントを頂いている”百蔵”さんです。頭が下がります。

10周年記念カード5
画像のカードが、2年前”開店10周年記念”の時のものです。その時も駆けつけてお祝いしました。


思えば、このお店を初めてお訪ねしたのは”10周年記念日”の前の月。2012年2月だったと思います。そしてその初回訪問のことを記事にしたのが2012年3月7日でした。(「フォンターナ」・「愛媛グルメ紀行」 241


初めてお尋ねした時から”奇跡的な出会い”だということを予感していました。ですから、2日続けて訪問したものです。その予感は、今や確信に変わったのです。

あさりとイカのスパゲティ6
さて、お料理に入りましょう。ワタシが頼んだのは”あさりとイカのスパゲティ”で、1000円です。


このスパゲティには”ニンニク風味の和風スパゲティ”という副題がついています。


和風味ですが、ニンニクと鷹の爪が隠し味的に使われています。それに和風出汁と良質のオリーブオイルとのコンビネーションが絶妙です。

あさりとイカアップ7
”あさり”からもいい出汁が出ていますし、”イカ”はフンワリとプリプリの両方の食感を保っています。


刻みネギは和風味の演出に効果的です。言わば和風とイタリアンの高度な融合です。ただ単に食材を混ぜ合わせてもこうはなりません。当たり前といえば当たり前ですが、それをさり気なく出しておられます。


このお店は、巷で闊歩(ちまたでかっぽ=心ある人には冷笑されていることに気がつかないお店)している”能書大書型”(のうがきたいしょがた)のお店の対局に位置するお店でしょう。


美味しければ、「ウチのお店のお料理は美味しいんだぞーー!!」っと大声で叫ばなくても客は詰めかけるのです。ワタシの持論は、味に自信がないから”能書”(のうがき=自分の店の味の素晴らしさ等を壁面に大きくベタベタ書いている)を大書するのです。美味しい不味いは、客が判断することです。


昨日ご紹介した”うどん 空太郎(KUUTARO)”さんの店主がこの記事をご覧になったとしたら、店主さんに申し上げたい。


両方のお店は、東西に通っている空港通りが”大森商機”角交差点で南北に交わる、同じ道の”フォンターナ”が北側、”空太郎”さんが南側に位置しています。折り紙で言いますと、空港通りに折り目を付けて南北を折り合わせると、その対照点に位置しています。


何が言いたいかと言いますと、立地条件はほぼ同じです。両店とも決して立地に恵まれているとはいえません。しかし、味に磨きを掛け、接客に心を込めて当たれば必ずお客様には通じます。自信を持って自分の味に一層の磨きを掛けることです。

サラダ8
この画像は、”ランチセット”に付いている”サラダ”です。


冒頭で書きました、この日の開店記念日をワタシに知らせていただいた、ワタシの”畏友”:”ジンゴズンゴ”さんとの出会いと現在の交流も、このお店の存在がなかったら果たして今の通りであったろうか?っと思うと、やはりこのお店の存在抜きには在り得なかったと思います。


ジンゴズンゴ”さんは、年下ではありますが大変に冷静で理性的な方なので、時折ワタシがとんでもない”暴走”をしたときなどは完璧なブレーキ役になって頂いておりますし、楽しい旅のナビゲータも再々つとめて頂いております。

エビとツナのクリームソース9
この画像は”ランチメニュー”の中の”金曜日バージュヨン”である”エビとツナのクリームソース”です。


このお店は人と人を結びつけ、出会いの場を与えてくれる”ステーション”(駅)でもあるのです。

デザートとコーヒー10
最後に、このお店が果たして頂いている別の役割はワタシにとって極めて大きいものがあります。それは、このお店に来れば、通常は記事にしなくて済むということです。


通常のワタシのお昼は、食欲を満たすというより”取材”に全神経を使って店内を観察し、お料理の手順を覗き見て、可能なら店主さんとお話をしたい。そういう気持ちで食事をしています。


そうしますと、緊張の連続です。神経を研ぎ澄ましていなければ、いい取材はできません。取材が終われば、画像を整理し選択し、それに取材結果を反映スべく文章に起こします。求められるエネルギーは並大抵ではありません。


ところが、このお店で食事をする時はその負担が全くありません。週に1回は必ずお伺いしていますが、それはそういう意味合いがあるからです。


また来年も、再来年も、ワタシの体力が続く間は”フォンターナ”詣では続きます。


「”フォンターナ”さん、12周年記念、お め で と う !!!





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「居酒屋 とんま」・「愛媛グルメ紀行」 715

今日は道後樋又の、通称”樋又通り”(県道六軒屋石手線)に面している居酒屋”とんま”さんをご紹介しましょう。


このところ想定外の忙しさに見舞われていまって、近場のお店にしか行けない状況が続いています。今日も”樋又通り”から新しいお店の情報をお伝えしましょう。

玄関1
このお店、先ずは店名でしょう!”とんま”なんですよ。由来をお伺いせずして、お訪ねした目的は果たせないでしょう。


お店に入って注文をした後、直ぐに厨房にいらしゃる店主さんにお尋ねしました。「大変に珍しい”店名”ですが、一体これは?」っと。


すると店主さん、言下にこう仰いました。「ウフフ、ええ、私の人生そのものですよ!」っと。

外メニュー2
玄関脇には、この”外メニュー”が置いてあります。紙テープでベタベタ貼り付けて、飾り立てたところは一切ありません。(消費税増税前の価格)


店主さんは続けられます。「ここで店を開いてまだ21年、まだ駆け出しですよ!」っと。


「ところが、気が付いてみると今年が”還暦”ですよ。僅かな期間働いたサラリーマン時代の年金が、今年からもらえるんです。フフ、足しなんかにはなりゃしませんけどね!」っと。

店内3
「このお店は、お寿司屋さんなんですか?」っと、ワタシ。


「いえいえ、そう見えるかも知れませんが、マア、そう・・・”何でも屋”ですよ!」


「定食類も出しますし、酒の肴も出します。まあ、気取らない”居酒屋”ですよ」


「そりゃあ、経済成長していた時代は賑わいました。ウチだけじゃありませんよ。以前はこの通りにも、随分多くの飲食店がありましたよ」

水槽4
店主さんと話していて、フト・・「誰かに見られている!」っと、視線を感じました。「え?ナニ?誰?????」っと。


店内を見回して気が付きました。そう”水槽”の彼らの”片目の視線”でした。粘りつくような強い、片目の視線・視線でした。


思わず言い訳してしまいました。「え???イヤイヤ、違うよ!君たちを食べに来たわけじゃないからね!」っと。


ところが彼ら、ワタシが食事を終えて勘定を済ませるまで、視線を外すことはありませんでした。


「気のせいだろう!」ですって?イエイエ、真面目に言っているんです。ワタシの動きに合わせるように、彼らに片目の動き、皆合っていたんです。

あじフライ定食5
さて、コレが注文した”あじフライ定食”です。お値段、680円です。(内税・消費税増税前の価格)


「いよいよ消費税が上がりますね」っとワタシが話し掛けますと、それに関する店主さんの気持ちが一気に横溢(おういつ=あふれだす)しました。(このお店は消費税増税前に訪問しています)


「今までの消費税・・・一度も価格を引き上げたことなんてありません。人一倍儲けたいだなんて、考えたこともありません。出来るだけ安いお値段で、私が出来ますものを提供したい!その一心でやって来ました」

あじフライ6
こちらが”あじフライ”です。このお店独特の”甘辛いタレ”が掛かっています。香ばしくカラッと上がった”あじフライ”2枚が輝いて見えました。


「そりゃあ、3%から5%に上がった時だって、仕入れ値は全て消費税を含んだ価格になりました。すると、お値段を据え置くということは、お店の利益を削りだすことに他なりません」


「でも、8%から10%に!・・・・・私たちがやっている個人飲食店で、10%の原価アップを吸収できるお店なんてありません。そんな利益率・・・・・今のお値段でそんなことが・・・・・・・・・・・」っと、後は言葉になりませんでした。

味噌汁7
味噌汁”も美味しかった。


うめき声に変わって店主さんの声・・・・・・・・。返す言葉がありませんでした。恐らく、こんな本音を初対面の客に話した経験などなかったでしょう。実に寡黙な店主さんです。ワタシより5歳も年下。


なお誤解される方がおられるかも知れないのでここで書いておきますが、ワタシがブログを書いているなどとは一言も言っていません。もちろん、iPhoneで画像を撮っていますから”普通”ではない、とは思われたでしょう。


でも最近スマホで写真を撮っている光景は、日常の光景になっています。「ブログを書いてそうだから、そういう客にはおべんちゃらを言っておくと無難」っと、コメント頂いた方がいますが、それは"お店にとって失礼"というものです。


厳しい言い方をするなら、そういうコメントは”下衆の勘ぐり、ここに極まれり!”というものでしょう。


想像するに、ワタシの年格好と風体に、ふと日頃思い溜めていたものが一瞬に噴出したのではないでしょうか。

サラダ8
この”サラダ”だって、手を抜かず丁寧に作っておられます。声猛々に”能書大書”するお店に比べて清々しい。


「大型店はに厳しくて、自分の相手をしてくれる小さなお店を”ベタほめする”」と、コメントで書かれたこともあります。その程度の基準で書いている訳ではありませんが、そういう見方をされるということは、まだまだワタシの”筆力”が足りないということです。更に励みます。


店主さんが続けられます。「”食品”は、お金持ちの人でもそうでない人でも、何方でも買わざるを得ません。せめて、その”食品”くらいは、何故消費税の対象外とできなかったのでしょう?」っと。


ただし、この記事をアップする日は既に消費税騒動に、一定の落ち着きが出ているかも知れません。この国の政策責任者の”現場想像力”の決定的な欠落には目を覆うばかりです。


そこに、4人組のお客さんがお店に入ってこられました。その時点で店主さんとの会話は終わりです。

玉子焼き9
フ~~~・・・・・この”玉子焼き”、そう、美味しかった!文句なしに。


店主さんとの会話は、自然な雰囲気で静かに控えめに話が進みました。


政治的な問題を、声を高めて話す考えは全くありません。

盛り塩10
勘定を済ませてお店を出た時、玄関脇に”盛り塩”がしてあることに気が付きました。


この”盛り塩”には、様々な由来説がありまが、”飲食店”に於いては”人寄せの為の縁起担ぎとしての盛り塩”という趣旨で飾ってあります。


この縁起担ぎ、笑い飛ばすことはできません。


切なく祈りながら、「少しでもお安い値段で、一人でも多くの方に喜んでいただきたい、自分が出来る人様への”貢献”はこれしかないんです!」っと絞りだすような声で応えられた店主さんの思いが、ここに全て込められているからです。





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「旬菜処 あずま」・「愛媛グルメ紀行」 716

今日は、御幸町にある”旬菜処 あずま”さんをご紹介します。


このお店は、700号を超える中で初めてお店の”ツイッター”発信を拝見してお訪ねしました。ワタシが”ツイッター”なるものを始めたのは、昨年(2013年)9月7日でした。


そしてこの記事を書いている現在(2014年3月10日)で、”1060本”をツイートしています。ワタシの主舞台は、あくまで”ブログ”です。ブログの記事数なら、既に1800号をとうに超えています。


ブログ”を主舞台に書いているワタシが、なぜ”ツイッター”を始めたのか?それは、ある方と、ネット上で常に交流したかったが故です。

玄関1
ワタシはある意味、特殊な目的で”ツイッター”を始めました。しかし、始めてからというもの、初期の目的を大きく広げる形で、多くの方との繋がりが出来ました。


その繋がりの一つとして、このお店をお訪ねすることになりました。実は、このお店をお訪ねした理由は、”ツイッター”がきっかけではありますが、別の理由がありました。


それは若い頃の記憶です。この地域は、前前職の頃の20代後半と40歳になったばかりのそれぞれ5年間、通算で10年間深い繋がりがありました。


その当時には、先月つまり3月26日にご紹介した山越の”松屋”さん(「再訪 221 松屋」・「愛媛グルメ紀行」 698)の、”大川”を隔てた北側に”あずま”というお店がありました。

外メニュー2
そのお店が、御幸町に移転されたのではないか?っと、憶測してこのお店をお訪ねしたというところもあります。


このお店は、毎朝”ツイッター”で、”本日の日替わりランチ”というこの外看板を画像に撮し、それを日曜日を除く毎日ツイートされています。


(A)ランチと(B)ランチの2種類用意されています。お値段は何れも680円です。これがどれだけお値打品かは、おいおい記事でご紹介しましょう。(消費税増税前の価格)


このお店の”ツイッター”を”フォロー”している数は160です。全ツイート数は、僅かに286に過ぎません。


ワタシの様に、全ツイート数が1060というのに対して”フォロー”している数は14とは、大きく様相が異なります。

店内3
こちらが店内の様子。先ず、ワタシが想像していた”あずま”さんではありませんでした。


店主さんは(つまりツイートされている方)、ワタシとほぼ同年代の女性で、厨房を担当する板さんは店主さんの雇われ人のようでした。


ところがこの”板さん”の経歴が、店主の女将さんによれば、「板さんは大阪で修行され、長く、道後の旅館”ふなや”の料理長を努めていました。平成5年に天皇陛下が来られて、道後の”ふなや”にお泊りになった時、料理を担当した”料理長”です!」っと。


このお店、ずっと市内中心部で営業されていて、ここ御幸町に移ったのは3年前だとか。御幸町の”グランセル松山”というマンションの1階にあって、決して主要道路に面している訳でもありません。不動産屋的に言いますと”三流立地”にあります。


ところが、正午を過ぎる辺りから常連客や、常連客に紹介されたというグループ客が次々と押し寄せます。まるでマジックを見ているようでした。

ミンチカツランチ4
ワタシが選んだのは、当日の2種のランチメニューの中で(B)ランチと呼ばれる”ミンチカツランチ”です。


メインの”ミンチカツ”を含んで、味噌汁と”小鉢”3種、ご飯に漬物に”メロン”のミニデザート、そして食後のコーヒーまで付いて680円ですよ。


しかも、”小鉢”の内容は全て”野菜中心”。


このお店のキャッチコピーによれば30品目以上を使った”ヘルシーメニュー”とあります。それが決して大げさでない内容を持っています。


どこかのお店(言葉通り”門前市をなすという盛況ぶり)”のように、”ネーミング”で幻惑する手法とは次元が違います。””が違うと感じました。


また広い店内を擁し、主に女子会等の団体にしか目線のない?(送迎用のバスまで持っている)大型店とは、飲食店としての”覚悟”が違います。大型店と小規模なお店という、店舗の規模だけで価値判断をしている程、ワタシの””も低くはありません。

ミンチカツ5
これがメインディッシュの”ミンチカツ”です。何処にでもあるような”ミンチカツ”に見えます。


この”ミンチカツ”には、ソースの類が掛かっていません。ソースで食べるのではなく、ミンチカツの中身で食べさせようというもの。


ミンチカツ”そのものにしっかり味が付いています。そのまま食べたほうが美味しいので、何も掛けておられません。大層な名前を付けた”ハンバーグ”とは、料理の水準がまるで違います。ええ、もちろんこのお店の方が数段上です。

ミンチカツ断面6
こちらが、目立たないけど出色(しゅっしょく)の出来の”ミンチカツ”の断面です。


揚げ加減も絶妙で、パリパリのパン粉も香ばしい。


ミンチカツの中身、お肉と玉ねぎなどの割合も見事です。シンプルに美味しい!また食べに来たくなる美味しさです。

茄子田舎煮そぼろあん掛け7
こちらの”小鉢”は、”茄子田舎煮そぼろあん掛け”とよばれるものです。


中身は、里芋と人参と茄子とグリーンピースと鶏そぼろ肉を餡掛けにしてあります。


この””のトロミの加減と、それぞれのお野菜の煮加減がいいんです。


派手さはありませんが、やはりプロの技量が問われるお料理でしょう。

切り干し大根煮物他8
こちらの”小鉢”2種の右手には”切り干し大根の煮物”です。切り干し大根と人参を、いい出汁加減で煮ておられます。


もう一品の”小鉢”も、高菜(?)他何種かの野菜類が卵とじ風に煮られております。


揚げたり焼いたりという派手な演出こそありませんが、味の誤魔化しが効きにくい”小鉢”2種、”さすが!”ですっと、合いの手を入れたくなる逸品です。


目立たない立地で、しかも前面道路からはやや引いた位置にあるお店、常連客が次々とやって来ます。女将は「今日はどっちにする?エー、それともビー?」っと声を掛ける。

ご飯9
更には、常連客から紹介されたというグループ客がお店に入る。その常連客は既にお店に入って彼らを待っていた様子。


「皆がちょっと遅れたケン、女将、お料理全部100円増しで取ってエエヨ!」っと常連客と女将の会話が続く。


このお店に客が集まる理由は何なのか?安いからか?美味しいからか?女将のちょっと素人っぽい接客がいいのか?食事のバランスがいいからか?


恐らくは、それら全ての総合点でしょう。おまけに、ややたどたどしい”ツイッター”も、微笑ましい効果を発揮しているようです。


ご飯”だって、”◯◯の銘柄米だ!”などと声高々に言い募る店もあれば、このお店の様に、何も言わなくても”旨いご飯”をさり気なく出すお店もある。


概ねお店の外装や内装で、お店や料理の内容や生産地等を恥ずかしげもなく”能書・大書”(のうがき・たいしょ)するお店ほど、その中身が整っていません。


気が小さい犬の代表である”スピッツ”がキャンキャンと声猛々に吠える現象に似ているというのが、ワタシの”持論”です。今まで700軒を超えるお店を回っていますが、先ず間違えた試しがありません。

メロンと漬物10
画像の漬物とメロンだって、量はたかが知れています。


でも、メロンもちゃんとカットされて、果肉の部分だけを食べることが出来るように仕上げてあります。「当たり前ではないか」という声もあるでしょう。


でも意外と、当たり前の事が当たり前に出来ず、能書きだけ大書するお店のマア何と多いこと!


この後、温かいコーヒーが出ました。何時もはコーヒーを飲まないワタシですが、ゆっくり味わっていただきました。


女将さん、「次に来られるとき、事前に電話していただければ、2種のランチ以外の物でもご用意します!」っと。


この一言で、次回のメニューが決まった。それは、道後”ふなや”の料理長をを務めた板さんが作る”中華そば”に決定!!




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 105

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の初夏頃にアップした313号から315号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年6月18日にアップした313番目のお店、東雲町にある蕎麦屋の老舗中の老舗、”生そば 仁科”さんです。(「生そば 仁科」・「愛媛グルメ紀行」 313

玄関1
こちらがお店の玄関です。

こちらのお店、開業の年をお尋ねしましたが「うーーん・・・?何年やったか・・・・もう忘れた!」という答え。

お店は、お2人ともトウに80歳は越えているとお見受けするご夫婦で戦後間もない頃に開業され、今もお2人でやっておられます。

第二次世界大戦を生き延びた後、蕎麦屋を開業され今日(こんにち)も週一の休業日以外は毎日お店を開けられ、お客様を受け入れられているのです。

ワタシの知る限り、この中予界隈では一番古い蕎麦屋さんの一つではないかと思います。

ざるそば上4
こちらが”ざるそば大”です。お値段、大盛りですので650円です。

大盛りにしてもこの量。ここのお蕎麦は、5月14日に286番目のお店として紹介した”にしきそば”さんと同様の”更科蕎麦”を出します。

奥さんは少しお耳が遠いけれど、キチンと客の注文を受けご主人にそれを通し、お茶を出して、出来た蕎麦を運び、下げ、勘定を済ませ、客が玄関を出るのを玄関まで出て客を見送る。

ご主人はと言うと、とても大正時代生まれ(と思うだけで、間違っていたらゴメンなさいですが)とは思えない声の張りで、「三番さん、ざる大、あがり!」と元気のいい声で奥さんに伝える。

自然に頭が下がるお店です。従って、再訪したいと思っています。しかも、是非にと。


次、二番目にご紹介するお店は、2012年6月19日にご紹介した314番目のお店、南吉田町の県道伊予松山港線沿いにある”ごはん亭 しんさく”さんです。(「ごはん亭 しんさく」・「愛媛グルメ紀行」 314

場所は、旧空港通りの”松山空港”寄りに”スーパーABC空港店”がありますが、そこの交差点を南に下って400mほどのところにあります。

玄関2
このお店の前を通る県道は、国道33号線と国道11号線を結ぶ県道伊予川内線と並んで、通称”トラック街道”と呼ばれます。

そしてこのお店は古くから、そういう物流を担う方たちや近隣の工場や倉庫などの事務所の方々の”食堂”の役目をずっと担ってきたお店です。

チャンポン5
さて麺食いのワタシは、定食屋さんでもメインは麺類、”チャンポン”を注文しました。お値段は490円(内税)です。

その他に、美味しそうに見えた”鯖の味噌煮”をチョイス。こちらは210円です。〆て700円。

チャンポン”はお店のキャッチフレーズ通りに野菜タップリです。

あちこちに全国チェーン店である”〇〇食堂”というお店が出る遥か以前から、このお店はこういうスタイルでお店をやってこられたのです。

ただ、再訪はしません。特別な理由はありませんが、逆にどうしても!っという気持ちが沸かなかったことも事実です。


今日最後にご紹介するのは、2012年6月20日にシリーズ315番目にご紹介したお店、畑寺2丁目の川又ビル1階にある”馳走家 子規亭”さんです。(「馳走家 子規亭」・「愛媛グルメ紀行」 315

場所は、南環状線沿いにある”束本集会所"の信号を東に入って、県道松山東部環状線畑寺交差点に至る50m手前にあります。

この地にお店を出して今年の7月でもう10年が経過します。(記事記載当時)

玄関1
こちらがお店の玄関です。

こちらのご主人、板さんは元々勝山町にあった”漱石亭”で包丁を握っておられ、10年前に独立され縁あってこの場所に開業されました。

ですから、日本料理を本格的に修業された板前さんです。

ランチ3
こちらが当日の”毎日ランチ”で、メインは”鯛のみぞれあんかけ”か”メンチカツ”のどちらかから選べます。お値段は600円ですから、常識はずれの安さです。

ワタシはお魚が苦手なので、迷わず”メンチカツ”をチョイス。

ワタシが初めて”メンチカツ”を食べたのは、創業が大正14年の老舗洋食店”香味屋 根岸本店”の新宿支店でした。

つまり、”メンチカツ”は洋食のカテゴリーに入るメニューですが、この和食の”子規亭”さんは果敢にそれに挑まれました。

驚くほどのコストパフォマンスの良さだけでなく、味の方も申し分ありません。当然に再訪しました。今後も再訪を繰り返すでしょう。



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「過去記事を振り返る」 7

今日の”過去記事再掲”は、今の仕事で初めて経験したある”悲喜劇”です。もちろん、実話です。


「マルチ」 (2009年12月1日掲載)


先日の新聞で、「仮想土地マルチ処分」という見出しと、その内容に驚かされました。不動産の世界にまでマルチが広がっていただなんて。

再生産不可能な、不動産という「固定資産」の世界で、3次元の仮想空間「エクシングワールド」を開設し、その土地(実際の土地ではなく、あくまで仮想の土地)を転売したり貸したりすれば収入が得られるという”土地投資話”で会員を集めたといいます。


勿論それは導入部分で、その背景には”マルチ”ですから、新たな会員を募ればそれに応じてボーナスが得られるとうたい、2年余りで100億円を上回る金を集めたとか。


ところで、当社のお客様の一人に、有名な”マルチ事件”に関係した経験を持つ”Mさん”がいます。

悪名高い詐欺師のKが「WOF」という会社を作り、”エビ養殖詐欺事件”を起こした時のことです。

エビフライ4

1口10万円を出資すれば1年で2倍になる」と宣伝し、約3万5千人から約849億円を集めたとされる、あの事件です。


Mさん”は、事件が表面化する前からそのカラクリを見破り、それを摘発すると息巻いていました。

「こんなに明らかな”マルチ”に引っかかる人がまだいる」と嘆きながら、摘発の準備を進めていたのです。

結果的には、摘発の前に事件が表面化し、稀代の詐欺師は逮捕されました。


さて、その”Mさん”です。

それから半年くらい後のある日、当社に駆け込まれたのです。

「アノー、この女に内容証明を書いてヤー」とはMさん。


どういう内容の内容証明かを尋ねると、「貴女に渡してあるお金は、愛情の証に渡したのではなく、あくまでも貸したのだから返済してほしい」という督促状なのだという。

そのお金のやり取りを聞くと「抜群の効用がある化粧品が発明されて、彼女がそれを友人達に売っている、しかもその友人達が新たなお客を集めたら、”莫大なボーナスが入る仕組み”」だとか。

「えーー???それって”マルチ”じゃないの??」とはワタシ。

「いや、彼女は”凄い美人ナンヨー”、あの美人が”マルチ”をするはずがない」とはMさん。


内容証明書は書いてあげましたが、その投資したお金が返ってきたかどうかを尋ねる勇気のない、”トホホのワタシ”です。



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「再訪227 にしきそば」・「愛媛グルメ紀行」 717

今日は国道11号線沿いの東温市牛渕にある老舗お蕎麦屋の”にしきそば”さんの、三度目のご紹介です。


このお店を初めてご紹介したのは、2012年5月14日のことでした。(「にしきそば」・「愛媛グルメ紀行」 286


二回目にご紹介したのは、2012年8月20日でした。(「再訪19 にしきそば」・「愛媛グルメ紀行」 357


今回3回目のご紹介の当っては、ブログ友:”ファットマン”さんの以下の記事の後押しがあったからです。(にしきそばで更科蕎麦、庵では突然のカレー押しに驚く

玄関1
このお店、元々”再訪リスト”に入れていたお店です。


と言いますのは、松山市を中心とした中予市区で”更科そば”を食べさせていただける貴重で数少ないお店であるからです。


何時も書くことですが、蕎麦の実の何処の部分を使ってそば粉にするか、によって”蕎麦”は大きく言えば”田舎そば”、”更科そば”、そして”藪そば”に分けられます。


その内容は、このお店の2回の過去記事で詳しく書いていますので今回は触れません。

メニュー3
このお店、創業35年という老舗です。しかし、”蕎麦専門店”にありがちな”敷居の高さ”など微塵もありません。


メニューにしても、うどんあり丼ものあり、更には洋食ありというお店です。


しかも、フロアー長的な”看板娘”さんの接客に唸らされるお店です。ある家族連れの客が勘定を済ませようとした時です。


「◯◯さん!お元気なご様子を見せて頂いて、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。」っと。スッと自然に言葉が出ていました。言葉だけの、作り事では出ない言葉とタイミングです。


なお、メニュー表の値段を消したのは、このお店をお訪ねしたのは3月末で、4月以降の消費税増税後は値段を改定されるからです。新しい看板やメニュー表も準備できていましたので。

冷やし梅おろしそば4
さて、注文したのは”冷やし梅おろしそば”です。何気なく注文していました。


そして画像のものが出された瞬間に「ああ~・・・失敗しちゃった!」っと思いました。


ワタシは徹底的に”酸っぱさ”に弱い。その上”カイワレ”を大の苦手としています。


しかも”更科そば”の味の第一の特質はと言いますと、”上品な香り”にあります。それを楽しむのに、梅干しの酸っぱさとカイワレのピリ辛さは・・・・・・合うのか?っと。

梅おろしそば5
もちろん、蕎麦の”薬味”の代表的なものに”辛味大根”があり”七味唐辛子”があり、極めつけの”わさび”があります。


梅干しだってカイワレだって、決して”薬味”として相応しくないという訳ではありません。”梅干し”が大好きだって言う方も多いでしょうし、ワタシが大好きなラーメン店”闘牛”さんでも延々と”カイワレ”を使い続けておられます。


ただ、自分は”酸っぱさ”に弱いということを忘れていただけのことです。


この”更科そば”の肌合い、色合いをご覧になって下さい。貴婦人の如くの”高貴な真白き肌”をしています。喉が鳴りました。

混ぜた6
で、この”冷やし梅おろしそば”、一応ぶっかけとなっていますから、汁(つゆ)を丼に回し掛けて、丼の中身をとことん混ぜます。混ぜに混ぜます。


その結果がこの画像です。「う~~ーーーン・・・・・・・・やはり”蕎麦”にぶっけかスタイルは似合わないなあー!」っと、正直に思いました。


この瞬間に「追加で”ざるそば”を注文しよう!」っと決めました。

残った
そこで気持ちが吹っ切れましたので、一気呵成・積極果敢・意気軒昂”冷やし梅おろしそば”にチャレンジしました。


確かに汁(つゆ)には、梅干しの果肉1個分がまるまる入っていますので”酸っぱい”には違いない。


でもこの号で717号になりますが、ワタシが酸っぱさで立ち往生したうどん屋の”水車”さんの”中華風 冷麺うどん”に比べたら天使の如き優しい”酸っぱさ”でした。(「再訪26 水車」・「愛媛グルメ紀行」 366


蕎麦は全部いただきました。でも、やはり””(つゆ)とカイワレが残りました。この時点で、”看板娘”さん、そば湯を運んでいただきましたが、追加の”ざるそば”を注文し、そば湯はその時でいいことも伝えました。


普段は超少食なワタシですが、不思議に”蕎麦屋”さんでだけは、容易に”にわか大食漢”に変身するのです。

ざるそば7
さあて、こちらが”ざるそば”の普通盛りです。このお店を初めてお訪ねした時は、これの”大盛り”を注文しました。


つまり、蕎麦の並であれば、2枚位は難なくいけるということは経験済みだったんです。


この”清楚な佇まい”を前にすると、不思議に心が落ち着き雑念が消えていきます。

ざるそばアップ8
そこで撮影をさっさと切り上げ、蕎麦を1本箸に取り口に取り噛んでみました。


すると口中から鼻腔にかけて、高原を一陣の風が吹く抜けていくかの如く、楚々とした蕎麦の香りに満たされました。


これぞ”蕎麦食い”の醍醐味でしょう。薬味も汁(つゆ)も、なにも付けず”更科そば”だけが持っている”品のいい香り”、これを楽しみます。

麺9
この”真白き柔肌”の色と艶をご覧になって下さい。


優れた”うどん麺”が持っている、一種エロティックな”官能美”ではありません。


まだ異性を知らない”色艶”。それとは正反対に、甘いも辛いも嗅ぎ分けられる、でもその甘美・痛痒な経験を決して表には出さない”気品溢れる肌合い”。


それを同時に併せ持つのが”更科そば”の真骨頂です。(画像の表現力に才がないのが、恨めしい)

完食10
かくして、あっという間に”完食”しました。


今日だけは、ワタシの胃袋君、寛容でした。「胃袋君、ありがとう!」っと、感謝の意を捧げました。


「4月に入ったら新しいメニュー表も出来上がります。新しくなったメニュー表も、ぜひ写真に撮りに来て下さい!」っという”看板娘”さんの言葉。写真を撮っているワタシの姿を見て、”ブログ”などを書いていると見抜かれたのでしょう。


その”殺し文句”にイチコロでした。早速iPhone5の”再訪リスト”に再入力しました。




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「再訪 228 とんかつ 清まる」・「愛媛グルメ紀行」 718

今日は、道後北代の”中西ビル”1階にあるとんかつ屋さんの”とんかつ 清まる”さんの二度目のご紹介です。


初めてご紹介したのは、2011年6月15日のことでした。(「とんかつ 清丸」 真っ当な「B級グルメ店」 65


このお店で延べ718店のお店をご紹介してきましたが、”とんかつ屋”さんを採り上げるのはこのお店と、2011年9月8日にご紹介した”かつ花”というお店の2店だけです。(「かつ花」・「愛媛グルメ紀行」 125

玄関1
これが、通称”樋又通り”に面した”玄関”です。


なお”とんかつ”というお料理が嫌いという訳ではありません。


ただ、ワタシにとっては捉えどころがないお料理です。どのポイントをどう見ればいいのか?他のお店の”とんかつ”と、どう違うと表現したらいいのか?そこが分からないのです。

店内2
例えば、このお店の”異色路線”とでも言いますか。画像の中央に見えるのは”とんかつケーキ”というメニュー。


他の”とんかつ屋”さんでは、先ずお目にかかれないメニューが、このお店のウリモノで各種マスコミの取材を数多く受けています。


で・・・・・、それが毎日食べる”ランチメニュー”になり得るのか?そこが理解できないのです。


”とんかつ”を揚げ始めて今年で26年目。松山市内で、とんかつ分野ではもう立派な老舗です。

メニュー3
前回いただいたのは”ヒレカツセット”で、ヒレカツ150gとサラダとご飯と味噌汁がセットになって、お値段1050円でした。(消費増税がある前日にお訪ねしました。従って、全てのメニューは消費税増税前の価格です)


ヒレカツは、軽く”サクサク”に揚がっいて美味しかったのですが、寧ろワタシがイメージしているとんかつに比べますと、アッサリ上品すぎた感がありました。


そこで、今回はオーソドックスな”とんかつセット”を注文しました。消費税増税前日のお値段は、デザートまで付いて800円でした。


実はこのお店、最近パートナーとして活動しているある大手会社の社員さんに「松山で美味しいとんかつ屋さん、教えてください」っと言われて、お連れしました。

とんかつセット4
これが800円の”とんかつセット”です。とんかつに味噌汁、お漬物、ご飯とデザート(或いはコーヒー)が付いています。


うーーーん、この段階で迷うんです、何時も。


一体何をポイント=軸にして、記事を構成すればいいのか?


既に有名店であるこのお店、昼時になると席が埋まります。店内の人員も増えています。店主さんとの会話など望むべくもありません。

味噌汁5
この”味噌汁”は、至って普通です。記事になるものではありません。


以前にお伺いした時は、お客さんがたまたま他にいなかったこともあったのでしょう、店主さん(女性)が「どこの会社にお勤めですか?その会社は何処にありりますか?」っと、いきなり質問攻めでした。


「◯◯という会社に務めています。住所は△△です」っと言いますと、即座に「そのエリアは、当店の出前エリアです!」っと言いながら、”出前用メニュー”を差し出され、「会社の事務所にこのメニューを、目につきやすい所に置いて下さい」っと、猛烈な営業をされました。

サラダ6
これは”とんかつ”に付いているサラダ。これも、記事になるものではありません。当たり前に美味しいとしか、表現のしようがありません。


何時もコレに困るんです。”とんかつ”大好きな方なら、ここでドドドッと、語るべき内容が迸り出る出ることでしょう。


でもこの段階でも、語るべき言葉が見当たりません。何時もの”饒舌”(じょうぜつ=おしゃべりな)ワタシでは無くなってしまします。

とんかつ7
最近毎日のように行動を共にしている、仕事上のパートナーは「ウンウン、これは、Hさん、美味しいですよ!」っと言いながら、大盛りのご飯をあっという間に平らげました。


まだワタシが、モタモタ写真を撮っている間に。


いや、そりゃあ美味しいんですよ、サクサクに揚がっていますし、適度な脂身も美味しさのポイントになっています。

アップ8
前回も書きましたように、使っている食用油は、植物油の代表格である”キャノーラ油”(菜種油)100%ですよ。


ですから、画像で見ていただければ分かるように、油っこさを感じることなく、スイスイと食が進みます。


使われている”豚肉”も”食用油”も、最高品質ですので、800円でこの内容とお味なら、一点の非も付けようがありません。

断面9
でも・・・・・”ストーリー”にならない・・・・・・・。物語になりません。


ワタシのブログ”愛媛グルメ紀行”は、単に食べ物の旨い不味いを書いているのではありません。


店主さんとの会話は、ワタシの記事には大変重要な要素ですが、だからと言って店主さんとの会話ができなかったお店の感想を、意図して貶(おとし)めたことなど一度もありません。


一度も会話を交わさずとも、優れた食品であれば、その食品を通じて店主さんとの無言の会話が成り立つと考えています。

デザート10
ところが・・・・自分でも不思議なんですが・・・”とんかつ屋”さんとだけは、どういう会話も成り立たないんです。


この美味しいお料理で”物語”を構成出来ない非才を詫びるばかりです。


このお店の店主さんのバイタリティーは尊敬していますし、メニュー開発力も凄い!値段もコストパフォーマンスに優れていて、それでいて美味しい。


しかも、市内の大部分を出前エリアとされていて、利用する側にとってはありがたい存在です。駐車場問題を克服されて、もう一弾の飛躍を”清まる”ファンとしては願うばかりです。




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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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