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「お好み焼き 祇園 ていれぎ店」・「愛媛グルメ紀行」 719

今日は南高井町の、県道森松重信線沿いにある”お好み焼き 祇園 ていれぎ店”をご紹介しましょう。


丁度お店の、県道を隔てた向かい側には”杖ノ淵公園”があります。この辺りは、松山市内では一番””が綺麗な場所で知られています。


その綺麗な””を求めて、うどん店名店の”味十味”(あじとみ)さんや、”瓢月”さんなどが店を連ねる所です。

玄関1
このお店は”ていれぎ店”と呼び支店ですが、本店は桑原1丁目のみよしビル1階にあって、業歴50年近い老舗です。


若い頃紅葉町に住んでいましたので、まだ小さかった子供を連れて、本店にはよく通ったものです。


この”ていれぎ店”は開店して4年から5年のお店です。店名の”ていれぎ”とは、”伊予節”で松山市民には馴染のものですね。

「伊予の松山名物名所」、っと唄い始め、「三津の朝市 道後の湯」と続き、途中で「高井の里の ”ていれぎ”や」っと唄い継ぎ、最後は「薄墨桜や緋のかぶら ちょいと伊予絣」で唄い終えます。


なお”ていれぎ”を具体的に言いますと、”清流に自生するる美しい緑色の水草”のことで、このお店の周辺の水路で見ることができます。

メニュー2
さて、このお店は”関西風お好み焼き”の専門店です。


一方、近くにある”西林寺”前にある”大地”さんは”広島風”の専門店です。2つの人気店が、美味しい””を求めてこの地に集ったという感じですね。


このお店には、最近仕事のパートナーとして毎日行動を共にしている方が「お好み焼きが食べたくなったんですが、どこかいいお店ないですか?」の一言で、ご案内しました。県外の方で、先月松山に転勤されたばかりの方です。


恐らく、4~5年間は今のような仕事のパターンになります。老骨に鞭打っての毎日です。

焼く前3
ワタシが注文したのは”豚肉玉”です。値段は、初めて消費税増税後に行ったお店で800円(内税)でした。増税前が幾らだったのかは知りません。


同行している彼が注文したのは”豚肉玉”に、そば(中華そば)とトッピングしたものです。お若いので、ご飯など何時も”大盛り”です。


ワタシが”お好み焼き”というメニューに生まれて初めて接したのは、高校時代のことでした。南予から松山に下宿して松山の高校に通っていまして、その時、千舟町通りにあった”お好み焼き 平和”さんに行きました。


それと下宿先から近かった、松山商業高校正門から西に向かって小さい路地を入った所にあった”桃園”さんにもよく行きました。

乗せた4
よく混ぜて、早速鉄板に乗せました。”広島風”は、客が自分で焼くことは出来ませんが、関西風は各自で焼きます。


面白いと思ったのは、そばをトッピングで頼んだ彼は、鉄板に先ず”豚肉”を乗せて軽く焼き、その上にそばを乗せて先に焼きました。


それとは別の場所でお好み焼きを焼き、焼きあがったお好み焼きを、先に焼いておいたそばと豚肉の上に乗せたのです。

広げた5
ワタシはオーソドックスに、全部を混ぜて鉄板に乗せそれを広げて上下に焼き目を付けるという方法で焼きました。


ワタシが”広島風お好み焼き”に初めて出会ったのは、朝生田町の環状線沿いにその当時あった”ダイエー”の西側に”あいうえお”というお店が出来て、そこで出会いました。


上に書きました3店は、今は何れもありません。(平和さんは、別の場所に移転されています)

焼けた6
両面がいい色合いに焼けてきました。パートナーのそば入りも焼きあがったので、鉄板の火を落として仕上げに掛かります。


ここでも、両者に違いが出ました。


パートナーは、素焼き状態のお好み焼きを、いきなり大きなヘラで細かく切り分けていきました。

ソース塗り7
ワタシは画像の様に、取りあえず全体にお好み焼きのソースを刷毛で塗っていきます。


彼は切り分けたお好み焼きの上からタレを垂らし、かつお節やアオノリを掛け、更にマヨネーズを垂らしました。


彼はこう言います。「食べるときに、イチイチ切り分けるのは面倒なので、先に切り分けておいてお箸で食べたいんです」っと。

掛けた8
味覚は千差万別ということはよく分かっていますが、お好み焼きの焼き方や食べ方までが千差万別だとは知りませんでした。


皆さんは、果たしてどちらのタイプでしょうか?


ワタシは、高校時代に”平和”のママさんから教わった通りの焼き方・食べ方です。

マヨネーズ9
この画像の様に、マヨネーズが線状に一気に出てくる容器など、当時はありませんでした。


大阪の”アメリカ村”で有名になったお好み焼きさんの店主さんが、空中高くからマヨネーズを落とし、見事に線描することで話題になり、テレビなども盛んに採り上げた時代がありました。


そのお店のやり方がきっかけになったのかどうかは確認していませんが、今では大抵のお店で線状に絞り出すことが出来る容器にマヨネーズが入っています。

半分10
今のワタシの””なら、半分は残すだろうと思っていました。


ところが・・・なんです。画像の様に残り半分まで食べ進んだところで、そ~~っと自分の”胃袋”にお伺いを立ててみました。「残り半分にチャレンジしてもいい??」って。


すると、驚いたことに「ウン、いいよ!果敢に攻めろ!」っという応え。かくして完食しました。


やはり、一人で食べる時と複数で食べるときとでは胃液の分泌が違うようです。美味しくいただきました。





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「たかのこ の 食堂」・「愛媛グルメ紀行」 720

今日は何時もとは趣(おもむき)を変えて、鷹の子町にリニューアルオープンした”鷹の子温泉”の施設内にある”たかのこ の 食堂”さんをお訪ねしました。


ここをお訪ねしたのは、明確な目的がありました。それは、惜しまれながらも閉店された水泥町にあった”食慈家Tenma”さんの店主さんが、このお店にいらしゃるという話を随分前に聞いていまして、その事を確認したかった為です。


食慈家Tenma”さんは、過去2度ご紹介し、熱烈なファンでした。(「食慈家Tenma」 真っ当な「B級グルメ店」 59)・(「再訪16 食慈家Tenma」・「愛媛グルメ紀行」 354


しかし、熱心なファンが惜しむ中で閉店されました。その閉店後、このお店のお料理に加わっているとお聞きしていました。

建物1
この新装なった”鷹の子温泉”(今の名称は”たかのこの湯”といいます)、元々”弘法大師”が発見したという謂れが残っている由緒ある温泉です。


明治時代には”大師湯”と呼ばれていたそうで、昭和になって以降”鷹の子温泉”という名称となり、一時期は大衆演劇を上演する芝居小屋もありました。中予地域を中心に、観光バスが来る県内の一大娯楽施設でもありました。


この施設は、2012年11月11日に新しい温泉運営者”媛彦温泉”によって開業されたものです。


泉質は”アルカリ性単純温泉”で、新源泉からは地下1200mから48Cの源泉が湧出していて、”源泉掛け流し”で疲れを癒やすことができます。

玄関ロビー2
実は、ワタシの家がこの近くにあって、時折この温泉には来ています。元々温泉好きなこともありますが、知人に地質調査の専門家がいまして、その人の曰く「愛媛では泉質がずば抜けていい!」との折り紙つきなのでよく行っています。


一度温泉に入りますと、少なくとも2時間は入っています。温泉にゆっくり浸かりながら””を読むことが習慣なんです。


先日も、露天風呂に浸かりながら本を読んでいますと、隣にいたワタシより一回りほど年上と思しき方から「オニイサン・・・アンタ・・・・勉強家ヤノーー!!」って呆れられました。

厨房3
余談はさて置き、お店のフロアー係の女性に”食慈家Tenma”さんの元店主さんの消息をお尋ねしました。すると、奥の厨房に入って聞いておられました。


そして「ウチの厨房には調理師が2人いますが、そのどちらも知らないって言っています」っというお答えでした。


ちょっと力落ちし、その方が居たなら注文する積りだった”"湯上がり御膳”を諦め”ちゃんぽん”を注文しました。


お値段、何と750円です。今月23日にご紹介したばかりの”旬菜処 あずま”さんの、全9品のランチ価格が680円ですよ!(何れも、消費税増税前の価格)

湯上がり御膳メニュー4
この看板に書いてあるメニューを注文するつもりでした。ところが、このメニューを見て「ン・・・ン・・・???」って。(消費税増税前の価格)


素直に読めば「入浴券を持っている人は1600円。持っていない人は1200円?」っと取れなくもない。そこで先程のフロアー係の女性にお尋ねしました。


すると、どうやらこのお店のレジでも入浴券が買えて、同時に”湯上がり御膳”を頼めば入浴券付きで1600円で買えるということらしい。


「普通に入浴券を買えば、幾らでしたか?」っと女性にお尋ねすると、ワタシの風体を見て「はい、シルバーの方なら・・・アッ・・・」っとここで言葉を切られ「普通の方だと650円です!」っと、答え直された。


つまり”入浴券”をここで買って”湯上がり御膳”を食べれば、”湯上がり御膳”が250円お得になりますよ!っという趣旨がああいう表現になったらしい。


「ウフフフ・・・・後2ヶ月もすれば、立派なシルバーさんになりますよ!」」って、声には出さずに答えておいた。

ちゃんぽん5
さて、釣りの言葉で言うと”外道”(げどう=釣りの目的魚ではない、目的外の魚が釣れること)ですが、画像がこのお店の”ちゃんぽん”です。


まあ、見た目普通ですね。特に「オーーー!!」っと驚くような内容ではありません。


ただスープの香りが良かったので、啜ってみました。

ちゃんぽん6
「オホッ・・・!イケルではないか!」でした。


ルアーで、岸から”ハマチ”目当てで釣りに行ったところ、そのルアーに”鯛”が食いついた・・・いや、鯛は言い過ぎか?そう、”チヌ”が釣れた!っと、そういう感じでしょうか。


具材は、小柱、海老、イカ、蒲鉾、豚バラと、後は野菜類。てんこ盛りという程ではありませんが、バランスよく入っています。

ちゃんぽん7
スープの味に強烈な個性があるわけではないので、こういう施設にありがちな”万人向き”の味作りです。


ですから、却って食べやすい。スルスルスルスル、幾らでも入っていきます。


750円の価値があるかといえば、大いに疑問ですが、選択を大きく間違えたという感じもしない。

アップ8
逆に言えば、記事を作るワタシの立場から言えば、アピールするのものに欠けて、記事作りに苦労するタイプのお料理とも言えます。


このお店に対して語るべきエピソードも乏しい。


なお、画像はアップしませんが、麺は”太麺”のストレート麺。ワタシの苦手とする麺でした。

完食10
でも、何だかんだと思っている内に”完食”していました。仰々しく表示していて、その実、美味しくなくて半分も食べ残さざるをえない”ハンバーグ”よりは、数段マシでした。


でも、再訪して他のメニューも試してみたいというお店ではありませんでした。


やはり、ここは単純に”源泉掛け流しの温泉”に限る!っと、そう思いました。




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 106

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の初夏頃にアップした316号から318号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年6月21日にアップした316番目のお店、旧空港通り沿いの、高岡町に今年5月にオープンしたばかりの”ラーメン・つけ麺 鑫龍”(きんりゅう)さんです。(「ラーメン・つけ麺 鑫龍」 316

店名の””は、金という文字が3個ピラミッド状に重なっている文字。

中国では”シン”と発音し、”繁盛する”ということを意味する文字で、多くは人名や屋号に使われる文字です。

玄関2
このお店の100m東には”濃厚つけ麺 風雲丸”さん、更にその100m東には”萬楽”さんと、ラーメン屋さんが3軒並び”ラーメン激戦区”と化しました。

旧空港通りはご存知のように車の通行量が多く、近隣に会社などが多いのでそれらを見込んでのことでしょう。

飲食業において同業者が密集して立地するということは、全体としての集客力をつけるという意味でお互いにとって好ましいことです。

黒5
こちらがお店お奨めの”黒ラーメン”、お値段は630円(内税)です。

「こちらは、確か大街道のロープウェイ街にある”骨太味覚”さんに関係が・・・・」と、ワタシがたずねると。

「ええ、あのお店の味に憧れて修行させていただき、独立しました!」と明快なお答え。

お味は、ワタシが最も忌み嫌う、スープに大量の”魚粉”が投入されるスタイルでした。想像は出来ましたが、やはりダメでした。

従って再訪するお店ではありません。単に個人の好き好きの問題でしょう。


次、二番目にご紹介するお店は、2012年6月22日にご紹介した317番目のお店、道後一万の県道松山北条線沿いにある中華料理の老舗”中華料理 泰州”(たいしゅう)さんです。(「中華料理 泰州」・「愛媛グルメ紀行」 317

場所は、市内電車が通る上一万交差点からそのまま北に入って約200m足らず、道路の東側にあります。

玄関1
こちらがお店の玄関。お店は、ワタシの両親世代に近いのではないかと思われるご夫婦2人でやっておられます。

どう見ても40年以上の業暦はありそうにお見受けしました。

表紙6
料理が出てくるまで、店内を見渡していると単行本の漫画が詰まった本棚に目が行った。目が凍った。

言葉に出すのも恥ずかしくなる題名のエロ漫画が、堂々と本棚を賑わしていた・・・・・・

そして、あろうことか、お店のご主人、鶏から揚げを油を張った中華鍋に投入すると厨房を出て、それらの漫画を手にとって客が座るテーブルで読み始めた。

厨房では、フロアー係りを担当する奥さんがから揚げを取り出して盛り付けして運んでくれた。

その横でご主人、「妻が浮気をする理由」(違う題名の本だったのかも知れませんが)と題された漫画を熱心に・・・・・

なお、どういうお料理を食べたのかは覚えておりません。

このお店は再訪できません。閉店され、ワタシが好きな”ちゃんぽん食堂 てっちゃん”さんが入っておられます。


今日最後にご紹介するのは、2012年6月25日にシリーズ318番目にご紹介したお店、上にご紹介した”中華料理 泰州”さんのほんの50m程南の道後一万にある洋食屋さん”大衆食堂 太養軒”さんです。(「復活 大衆食堂 太養軒」・「愛媛グルメ紀行」 318

場所は、市内電車が通る上一万交差点からそのまま北に入って約150m足らず、道路の東側にあります。

実はこのお店、平成11年5月に長い間の営業を終えられ閉店されていました。

しかし、近隣の学生達を初めとする長年親しんできたお客さんの根強い”復活”の要望に応える形で、別の方が平成11年11月に新たに出発されたのです。

玄関1
こちちらが、お店の玄関です。駐車場もお隣に用意されています。新たに出発なさって半年を過ぎ、この地域のお客さんの心と胃袋をしっかり捉えられたということに他なりません。

客層の概ね7割が学生諸子、その他は近隣のサラリーマンや作業服の現場関係者の方々で、殆どがお若い年齢層で占められているようです。

そして大方の人が、このお店の看板メニューである”ジャンボ”と呼ばれる大盛り系のメニューを注文され、ご飯の小山に食らいついておられました。

つまり長年親しまれてきて、学生諸子の胃袋を満たしてきた”元の太養軒”さんの役割をしっかり引き継がれたということでしょう。

ミンチカツ定食4
注文したのは”ミンチカツ定食”でお値段は500円(内税)です。

上に書いた”今の太養軒”さんの功績は十分に認め、そういう立場をしっかり担っておられることには素直に敬意を表したいと思います。

しかしそれで尚、正直に書かせていただくと、このお店の料理には”ガッカリ”させられました

従って再訪しません。単にワタシの好みではなかったというだけです。繁盛されています。



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「過去記事を振り返る」 8

今日の”過去記事再掲”は、今の仕事で二度目に経験したある”感動物語”です。もちろん、実話です。


「潔さ」 (2009年12月2日掲載)


そのお客様を紹介していただいたのは、元の住宅金融公庫、今の住宅支援機構です。

マンションの所有者夫婦(債務者)から、周囲に迷惑を掛けない債権整理を相談されていて、その過程で当社をご紹介いただいたのです。

早速、そのマンションをお伺いし、所有者兼債務者のご事情やご希望をお伺いし、部屋も見せていただきました。

私たちがお部屋を見せていただくというのは、言わば”値踏み”です。


その部屋の、まあ何と綺麗に片付いていること。まるで、住宅雑誌に紹介されるモデル住宅のように、シンプルな家具や家財道具のレイアウト、磨きぬかれたフローリングの床。

奥様のお話では、ご主人が会社からリストラされたとか。

その後の就職活動は、自分の見通しの甘さ、50代という(自分では働き盛りと思っていても)年齢に対して、求人側の冷たい反応という現実に突き当たったのだと言います。

今は、道路工事現場で交通整理の旗振りをなさっているとか。

奥様ご自身も視力が極度に弱く、一人では外出できないので家計を助ける仕事が出来ないと言われました。

厳しい現実の話に立ちすくむワタシでした。


ところが、その奥様の表情や話し振りの、まあ何と明るいこと。

小柄で、目の不自由な奥様ですが、太陽の中でスクっと立ち尽くす”向日葵のようなオーラ”があるのです。

「お友達も、何んて貴女はこんなに明るいの??アッケラカン なの?」って言われるんです、とはその奥様。

「でも、クヨクヨ考えて、いい結果がやってくるの??ネエ」と。


「お城山の木々の緑が濡れるように綺麗なんだろうナ、って、想像しながら床を磨くの・・ネエ、幸せでしょう?」ってワタシに話しかけるときの満面の笑み。作り笑いでは、あの笑顔にはなりません。

西から松山城10縮小
そのマンションが売れて、引渡しの日が来ました。引越しも終わって鍵を頂きにそのマンションに出向きました。内部に入って、再度驚きました。

床も壁も風呂もトイレも台所も、そうです、部屋中がピカピカです。ゴミ一つ落ちていません。床など舐めてもいいと思うくらい完璧に磨きあがっていました。

「奥さん、掃除屋さんを入れたのですか?」とはワタシ。

「何言ってるのよ、そんなお金なんてどこにあるの?私は目が不自由だから、床に目を5センチくらいに近づけて、手の感触で確かめながら磨いたんです、それが私の仕事ですもの」とは、笑顔の奥様。


そして、「本当にお世話になりました、ありがとうございました。このマンションの売却が後2ヶ月遅れていたら、金融公庫の返済が延滞するところでした」と。

そうです、延滞する一歩手前で売却なさったのです。この”イサギヨサ”。

こういう仕事をしていますと、”感動を与えていただける”お客様にいっぱい出会えます

「こちらこそ、ありがとうございました」とは、”トホホのワタシ”でした。



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「郷里 野村町の風景」

今日は5月の連休も終盤となった5月3日に、久しぶりに我が郷里”野村町”の実家に帰りましたので、その時の風景をご紹介しましょう。


既に”両親”は亡くなりましたから、実家には誰も住んではいません。田舎ですから敷地が400坪もあります。


放っておけば”雑草天国”と化すのに、時間は要しません。当初は息子と、雑草刈に帰りましたが半日で音を上げました。

庭1
止む無く実家のご近所の農家に方に、春と秋の年2回”雑草退治”をお願いしています。


幾許(いくばく=若干の)かの謝礼をお支払いしに、年に2回実家に帰ることが習慣になりました。


家を朝の7時半に車で出発し、国道56号線を南下し実家に向かいましたが、高校1年生の時から何時も出迎えてくれていた”両親”はもういないと思いますと、還暦過ぎのワタシですが無性に涙が止まりませんでした。

庭近影2
終戦直後に、”太平洋戦争”から奇跡的な生還を果たした父が建てた家です。


考えてみますとワタシはこの””に、幼稚園児から小学校3年生までと中学校3年生の、合計”5年間”しか住んだことがありません。


高校時代から松山で下宿し生活していましたので、中学校3年生以降は、夏休みや冬休みに年に何度か帰る””でした。

桜の木3
画像の”桜の木”が、我が家の”シンボルツリー”です。


父が90歳で生涯を閉じた年の春、父と妹とワタシの3人で、この場所で”花見”をしたのが父の元気な姿の最後でした。


それから僅か2ヶ月先に、父は永久の旅立ちをしました。

ボタン4
ワタシが”還暦”を過ぎたということは、その時ワタシは”0歳児”に戻ったということでです。それが”還暦”という意味です。


ですから父が永久の旅立ちをした6月に、ワタシは5歳になります。


この地に立ちますと、ワタシは”5歳の幼児”です。

ツツジ5
ですから、このところ5歳児らしく、楽しい時は思いっきり”笑いはしゃぎ”、悲しい時は”滂沱の涙”を流します。


そして還暦を過ぎるまで、決して他人には声を荒げる事などなかったワタシが、5歳児に近づくにつれて、時に”激昂”する程、”怒りを露わに”する自分に気づきました。


理性でのコントロールが、5歳児には出来かねるかの如くです。

句碑6
この画像が、”野村ダム”の”朝霧湖湖畔”に立っている”両親の句碑”です。


この”句碑”が、結局戒名など保たぬ2人の”墓碑銘”になりました。


この”墓碑銘”が、今ではワタシの帰りを待ち望んでくれるようになりました。

鯉のぼり7
時折しも、5月5日の”子どもの日”の2日前の3日でした。


二人の”句碑”の近くから、今では”野村ダム朝霧湖”の名物となった”一連の鯉のぼり”が見えています。


湖畔近くまで降りてみました。

鯉のぼり8
皐月”の空に、翩翻(へんぽん=風にそよぐ)と翻(ひるがえ)る”鯉のぼり”。


多くの方の”幼児時代”の思い出を乗せて大空に舞っていました。


5歳児”に戻ったワタシの目にも、活きよいよく翻る”鯉のぼりの舞姿”、心ときめきました。


故郷(ふるさと)よ、ありがとう!




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「日本料理 萬ぼう」・「愛媛グルメ紀行」 721

今日は国道33号線で市内から市外に向けて、石手川を越えるところに架かっている”立花橋”の袂、立花1丁目に昨年12月に移転オープンされた”日本料理 萬ぼう”さんをご紹介しましょう。


なお”立花橋”が架けられた由来は、以下の「松山市の地名・町名由来」で採り上げております。(「松山市の地名・町名由来」・「浄瑠璃町・畑寺町・太山寺町」 32


このお店は元々、湊町にある”炉ばた料理助格・湊町本店”の隣で2年ほど営業されていたそうです。


このお店、夜は店主さん兼板長さんのお料理を肴に、銘酒をいただくというお店です。

玄関1
このお店の前は仕事でしょっちゅう通りますから、新しいお店が出来ていたことは知っていました。


そういうある日車で通りかかって、偶然に”すっぽんラーメン”の文字を目にしました。


「ん???ん???・・・”すっぽんラーメン”って???」状態で、この日お伺いしたという訳です。ランチタイムは午前11時30分からでしたが、15分早く到着してしまいました。

厨房2
ところが、その時玄関前を掃除していた女性店員さんに「どうぞ!中に入ってお待ちください。お料理は11時30分からですので多少お待ちいただきますが」っと、お店に入れて頂きました。


お店の前の駐車場は、辛うじて普通車が3台しか入りません。定刻前でしたが、既に常連のお客さんが2人入っておられました。


厨房に陣取るのは、画像に後ろ姿が写っている店主さん兼板長さんです。厨房正面には、その日のメニュがずらりと書かれています。本格的な”板前割烹”のメニューでした。

ランチメニュー3
そしてランチタイムには、画像の七品が掲げられています。その内の一つのメニューは”日替定食”です。


つまり毎日来ても、毎日違ったお料理が楽しめるという仕掛けになっています。


注文したのは、このお店に入る前から決めていた”すっぽんラーメン”です。お値段、少々お高く980円(消費税増税後・内税)です。まあ、何しろ”すっぽん”という高級食材ですから!


元々このお店の看板メニューが、”すっぽん”と”ふぐ”と、”特性いか墨しゅうまい”です。

すっぽんラーメン4
これが”すっぽんラーメン”です。これに、果物のデザートが付きます。


黒胡椒も用意されています。調理を見ていますと、予めすっぽんなどで出汁をとったスープを小鍋に移し、そこへすっぽんと野菜類を入れて煮ます。


それが出来上がる頃を見計らって、小さい寸胴鍋のお湯に”細いストレート麺”を揉みほぐしながら投入します。


湯掻く時間は、約30秒。細麺ですので、直ぐに茹で上がります。煮た野菜を彩り良く配して、出来上がりです。

ラーメン5
どうですか、この彩り鮮やかな盛り付け!さすがは、日本料理の板前さんですね。


具材は、中央に黒みがかった灰色のボールの様なものが”すっぽん”です。その上に見える黄色の小さな玉は、”すっぽんの卵”です。


その他に、チンゲンサイ(?)、キクラゲ、赤いパプリカ、太いモヤシ、白菜の厚い部分、シメジ、それに半熟の煮玉子半分などです。


何時も書くことですが、優れた料理人さんは、丼やお皿に絵を描く画家です。


なお”すっぽん”は、腕や脚の部位が使われていて、コリコリプリプリしていて、不思議な食感でした。


唸るほどの味ではありませんが、すっぽんは低カロリーで、ビタミンA、ビタミンB1が豊富な栄養食品です。

すっぽん6
先ず”スープ”を啜ってみました。・・・・・・・声になりませんでした。


出たのは、微かな”唸り声”。この”ラーメンスープ”は、ラーメン屋さんのそれではありません。全くの別物でした。


とっさに思い出したのは、国道56号線沿い伊予市にある”伊予 味芳”(いよ あじよし)さんの”中華そば”です。(「再訪79 伊予味芳」・「愛媛グルメ紀行」 458


つまり、日本料理の奥義を極めた職人さんが創りだした”スープ”です。このスープだけで、十分にこのお店をお訪ねする価値があると思います。その証拠は後ほど。


スープの出汁にはすっぽんが使われていますが、その他の食材は分かりませんでしたが、一口で言いますと”気品があって深みと旨味”が凝縮されているのです。

麺7
”は、細麺のストレート麺ですが、この””を使われているのには訳があります。なお、麺の量は100gです。通常のラーメン屋さんならおおよそ120g程度は使ってあるでしょう。


麺を100gにされたのも、細麺を使われたのも、、明確な理由があります。


先ずは、上品なスープとの相性の良さが第一でしょう。その次には、”替え玉”を注文されるお客さんを意識されています。”替え玉”は150円です。


麺を太くしたり量を120gにすると、”替え玉”を注文するお客さんが減るからです。お店の冷静な判断がそこにはあります。

漬物8
この”漬物”ですら、美味しかった。


さてその”替え玉”です。隣に陣取った2人組の内の若い男性、”替え玉”の注文を連発していました。


ワタシが1杯の”すっぽんラーメン”を食べ終わる頃には”替え玉!”っと、4回目に入っていました。

果物9
まあ、小気味いい位の見事な食べっぷりでした。


フロアー係の女性、「◯◯さんは今まで4杯が記録よね!今日は5杯目に挑戦出来そうですね!」っと、盛んに煽っていました。


「うん、今日はいい仕事が出来たケン、5杯目、イクヨ!」っと、声高らかに宣言しました。

完食10
すっっぽんラーメンのスープの見事さと、計算され尽くした麺の細さと量がそうさせるのでしょう。


なお、”替え玉”を選ばずに。200円を追加しご飯を注文すれば、残ったすっぽんのスープで”すっぽん雑炊”を作っていただけます。ワタシには到底望むべくもありませんが。


でも、気持よく”完食”しました。それを見たフロアー係の女性と板前さんには満面の笑みが。


このお店は早速”再訪リスト”にリストインです。ラーメン屋さんのラーメンとは全く違ったラーメンを堪能しました。




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「海鮮鉄板 大のじ」・「愛媛グルメ紀行」 722

今日は東部環状線沿いの束本1丁目に、昨年12月に開店された”海鮮鉄板 大のじ”さんをご紹介しましょう。


本来は夜、海鮮メニューを中心にお酒も食事もというお店ですが、開店から1ヶ月の試運転期間を終えられて、今年の1月から”ランチ”も出されるようになっています。


市内中心部を除くと、郊外型のお店では市内最大の激戦区にお店を出されました。実はこのお店、この場所で営業する飲食店としては3店目に当たります。今までの2店は、何れも短期間での撤退を余儀なくされました。


飲食店立地として一等地ということは、競争も激しいということで、お店の一体何でお客さんの"舌と心"を捉えるかという、明確な戦略が求められます。

玄関1
ここには、2011年9月に”たべ のみ処 いっとこ屋”というお店が産声を上げました。(「たべ のみ処 いっとこ屋」・「愛媛グルメ紀行」 272


そのお店が閉店した後は、大阪の”お好み焼き屋”さんが開業なさいましたが、記憶では1年とは保たずに閉店なさいました。(店名などは、余りにも短い営業でしたので覚えておりません)


その後にこのお店が、昨年12月に開店なさいました。ところが開店当初は夜だけの営業でしたので、昼間はお店の明かりが灯らず、随分寂しい状態でした。


このお店の南隣りには、”うどん処 庵”さんが、同じ業態のうどん屋さんであった”耕庵”さんが閉店後、2012年9月中旬2店目のお店として開店され、現在も営業されています。(「うどん処 庵」・「愛媛グルメ紀行」 445

店内2
このお店の”名乗り”は、”海鮮鉄板”となっていますが、海鮮類を焼かれるのは厨房内の大きな鉄板で焼かれて、それらが各自のテーブルに運ばれます。


ランチメニューも豊富ですが夜の部のメニューも充実していて、家族連れや友人知人との憩いの場としては、提供された”お料理”を中心に大いに盛り上がること請け合いです。


店内は結構広く、4人掛けや2人席、カウンター席、座敷と様々な集いに対応できる様になっています。

ランチメニュー3
こちらが”ランチメニュー”です。新鮮な魚介類がメイン食材ですから、一般のランチ価格よりはやや高めになっていることはやむを得ないでしょう。


でも”ランチメニュー”の豊富さには目を見張りました。夜のメニューに連動させて、食材コストに無駄が出ない工夫をされていると見ました。


近隣には、消費増税後も価格を据え置いた(価格を実質的には引き下げた)牛丼屋さんなどのファーストフード店がひしめき合っています。


うどん屋さん、ラーメン屋さん、牛丼店にハンバーガー店、少し足を伸ばせば回転寿司店が軒を連ね、連日しのぎを削っています。その中にあってはやや異色な存在でしょう。

ミックスフライ定食4
ワタシは迷わず”ミックスフライ定食”を注文したのです。画像がそれです。お値段860円と外税69円の、合計929円です。決してお安い価格とは言いません。


ただ、ワタシが”ミックスフライ定食”と注文した時に、フロアー係の男性(男の子と称しても似合う、若くて可愛い)が一瞬にして溢れんばかりの笑顔に変わりました。意識して笑顔を作ったのでは決してありません。


「ん??何故笑顔が弾けたのかな???」っと、心の中で思っていますと、「”ミックスフライ定食”は、実はウチの一番人気なんです!!!」っと、声まで弾けました。


まるで高校野球の球審が、9回裏の1点を守りきれば”優勝旗”を手にすることが出来るという最後の1球に「ストライク!バッター三振。試合終了ーーー!!」と言う判定に、体全身笑顔に包まれたバッテリーのそれでした。


注文した時のお店の方の反応で、ここまで素直な笑顔と態度に出会ったのは700号をとうに越えましたが初めての経験です。

ミックスフライ5
注文を告げた瞬間から、このお店とワタシのドラマの幕が開いたという感じでした。


ミックスフライ”の食材は、”クジラ”(串揚げ)、”エビ”2尾、”ハモ”2切れという内容です。


どうですか!この、誇らかにそそり立つ”エビフライ”。名古屋城の金のシャチホコ天守閣と見まごうばかりです。揚げ立てなので、その熱気で空気が揺らぎます。


豊富な生野菜サラダを背景に、3人の千両役者の揃い組です。

筍6
小物も、3人の千両役者に決して引けを取りません。


例えばこのお料理、一体何だと?思われますか。これは今が正に””である”タケノコ”ですよ。(実際に訪問したのは、4月11日)


しかも、タケノコの柔らかい部分を使われていますが、タケノコの繊維質の食感はそのままです。しかも、甘酸っぱい果汁系のソースで仕上げてあります。


ワタシには、一瞬パイナップルかな?って思って、先ほどのフロアー係の爽やか青年に確認しました。すると、笑顔で「今が旬のタケノコです!」っとキッパリと。この青年の接客力は天性のもので、それはそれでこのお店の付加価値を大きく上げています。


南隣りにある”うどん処 庵”さんのフロアー係、”柳腰の佳人”さんに決して引けをとらないでしょう。

人参7
この”ニンジン”にしても、手が込んでいます。


千切りにしたニンジンにマブされている”白い粒粒”が見えますか?そうなんです、”魚卵”をまぶしてあるのです。


ニンジンを柔らかく煮られて、油を引かないフライパンで少し炒められたのか?(ワタシは調理の素人なので、その調理法は分かりません)そこに、”魚卵”をまぶされた。それだけで、プチプチした面白い食感が生まれました。


彼にお聞きしてみますと「ええ、タラコを使っております」だった。心憎い手の掛け方ではありませんか。

蛸、マリネ8
そして、コレ!”タコのマリネ”ですよ。うーーーーん、ニクイ!!ココロニクイ!!!


プロの調理人さんって、本当に凄いと思います。頭が自然と垂れます。


画像を見ただけで、この”タコのマリネ”の美味しさが伝わるのではないでしょうか?ワタシの稚拙な撮影技術を補ってくれて余りあります。


これら全体のお料理の中で、”酢味”は、このマリネと、野菜サラダのドレッシングソースです。その酢味が、全体を引き締めております。味のバランスを考える上で、とっても重要な役割を果たしています。


この””が、まあコリコリネットリで旨いのなんのって!それに、”新タマネギ”がいい働きをしてるんですよ。

エビとハモフライ9
さあて、メインディッシュにやっと移れます。こちらが、”エビ2尾”と”ハモ2切れ”のフライです。


ハモは淡白な味の魚ですが、きちんとした味付けがなされていて、そのままでも美味しくいただけます。


勿論、手製の”タルタルソース”を付けて食べても当然に美味しい。しかも揚げ加減がいいので、エビの尻尾の残さず食べきれます。

クジラフライタルタルソース10
こちらが”クジラフライ”です。串物仕立てになっております。ワタシは、学校給食で”クジラ”を食べて育った年代です。


最近の方は、クジラの味を知らない方のほうが多いかも知れませんね。


最近世間を騒がせている”シーシェパード”は、明らかに”薄汚い人種差別団体”でしょう。彼らは日本が行っている調査捕鯨を派手に妨害すればするほど、”白豪主義者”(白人至上主義の人種差別)どもから汚れきった大金の寄付が集まる。


ただ単なる、食生活に関する歴史の違いに過ぎないものを。


さて、話が反れました。元に戻しましょう。このお店のお料理の秀逸さと接客には満悦しました。早速”再訪リスト”入りです。こういう優れたお店と遭遇する喜びがあるから、このシリーズは止められないのです。





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「麺屋 ジギー」・「愛媛グルメ紀行」 723

今日は古川南5丁目、通称椿神社裏参道沿いに先々月、(3月)に開店されたばかりの”麺屋 ジギー”さんをご紹介しましょう。

玄関1
こちらが裏参道に面したお店で、駐車場問題がやや悩ましいですね。


このお店大変個性的なお店で、お店のメニューは2種類の麺しかりません。


こういうお店は、松山では初めてではないかと思います。


つまり、出します麺は下の画像の通り”つけめん”と”油そば”だけです。

メニュー2
「メニューが二種類しかないって、随分冒険的ですね!」っと、店主さんに声をお掛けしました。他には男性が1人の2人態勢。随分と小体(こてい=小ぶり)なお店です。


「ええ、私の好きな”油そば”と”つけめん”とをお客さんに食べていただきたくて」っと店主さん。


「普通なら、これに”ラーメン”は用意されますよね」っとワタシ。


すると店主さん「ええ、確かに。ただラーメンを用意しますと、松山の人は恐らくラーメン中心に注文されると思って。でも、寒くなってくれば、”ラーメン”もメニューに採り入れるつもりです」っと。

浅草開花楼3
麺は、東京は”浅草開花楼”と言う”麺専門製造業者”から特別に仕入れておられます。


株式会社浅草開花楼”さんは、太麺から細麺まで”麺”を100種類以上作られていて、ラーメン店の特別注文にも対応される専門店です。


その”浅草開花楼”から、特別の”太麺”を仕入れられています。ですから、麺が茹で上がるまでに10分程度時間がかかります。


「メニュー数を絞りこむのは一つの戦略ですが、お客様に飽きさせないという工夫が必要ですね」っとワタシ。


「ええ、その通りです。ただ、最初から大衆受けを狙っていません。自分が好きだと思う麺を食べていただきたいだけで」っと潔いの良さ。

つけめん4
さて、この画像が”つけめん”です。お値段、内税の800円。


「丁度消費税増税の境目で開店されたんですね。内税方式は、もう珍しい部類になりましたね」っとお声を掛けました。


「ええ色々悩んだんですが、消費税が10%になるまではコレでいこうと決めました」っと店主さん。


”に目を転じますと、なる程今まで見たこともないような”太麺”です。正直に言いますと、ワタシは太麺が苦手です。ちょっと不安が頭の隅を過(よぎ)りました。

麺アップ5
このお店のチャーシューはご自慢のようで”ダブルチャーシュー”と呼ばれるもの。


つまり”豚のチャーシュー”と”鶏のチャーシュー”を使っておられます。


画像ではちょっと見づらいのですが、手前が豚チャーシューで、その奥に鶏チャーシューが一部乗っかっています。


真空低温調理”(70度で3時間)という方法で、じっくりと加熱してあります。ですから、チャーシューには焦げたり炙ったりした部分がありません。純粋にそれぞれの肉の旨味を味わってほしいという考えです。


両者を食べ比べてみると「オオオ、なる程!」っと、直ちに納得できると思います。

スープ6
こちらが、”太麺”を活かす為の”超濃厚スープ”です。様々な出汁を使っておられるのでしょう。ただ、素人にはどういう出汁を使っておられるのかは伺い知ることが出来ません。


この”超濃厚スープ”こそがこのお店の味の決め手で、このスープ作りにほぼ全精力を傾けられたと言って過言ではないでしょう。


その証拠は後ほど、分かりやすい形で提示されます。ただ、想像通り”太麺”に手こずりました。”油そば”も同じ麺を使っておられます。


油そば”はワタシがまだ学生時代、東京に住んでいた時東京で大ブームを引き起こしました。でもどうやら、それは東京という一部での現象だった様で、全国に広がるほどにはなりませんでした。


当時は当然に若かったので、太麺の油そばを何度か食べた記憶があるのですが、目の前の太麺を前にしますと、ちょっと引いてしまいます。

スープ割りご飯割り7
さて、この画像が上に書いた”スープはこのお店の宝物”という証拠です。このお店ではこの画像を”スープ割り”と”ご飯割り”と呼ばれています。


これは”つけめん”を食べ終えた時に残る”秘宝のスープ”を、最後の一滴まで啜り尽くして欲しという店主さんの思いがこもっています。


残ったスープに、スープの基本となる出汁を加えて味を薄め、そこに少々の”ご飯”を投入し混ぜて食べるものです。


これはお店のサービスで、「スープ割りとご飯割り!」っと注文するとコレが出てきます。

ご飯投入8
さて、このようにご飯をスープに投入します。そしてレンゲで混ぜに混ぜます。


要は”汁ご飯”です。ワタシが学生時代お腹を空かせた時によく食べていた”ラーメンライス”です。


これをサービスとして出される理由は「私が一番好きな食べ方なので、それをお客さんにも食べていただくて!」っと店主さんは明快です。


これが実に、実に、本当に、グレートに”旨い!!!”んです。なる程、店長さんの趣旨がドーーーンっと伝わりました。

完食9
かくして、綺麗さっぱり舐め尽くしたかの如く”完食”です。


正直言って、麺などはいらないから、この”汁飯”を単品メニューにして欲しい、そう思いました。


この”汁飯”に幾つかのバリエーションを加えれば、立派なメニューのラインナップになるはずです。


ですからこのお店、”再訪”して”油そば”に挑戦するかどうかは非常に微妙です。あの”極太麺”が・・・・・・・

ジギー10
最後に、不思議な店名”ジギー”の謎です。”米国の新聞漫画”の主人公の名前から採りました。


上の画像がウィキペディアから拝借した、”ジギー”です。動物たちに囲まれて暮らす”ジギー”、一コマ漫画です。


店主さんのお気に入りで、それを店名に採用されたという訳です。皆さん、知っていましたか?^^ 




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 107

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の初夏頃にアップした310号から312号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年6月26日にアップした319番目のお店、高井町にある、四国霊場第四十八番札所”西林寺”近くの”広島お好み焼 大地の母”さんです。(「広島お好み焼 大地の母」・「愛媛グルメ紀行」 319

このお店は”お好み焼平和高井店”の閉店を受けて、今年の1月にオープンされた新しいお店です。(記事掲載当時)

疎水には、有名な高井の”ていれぎ”が生えていて、名水の郷として名高い地域です。

この地域の名水を求めて、近隣には有力で有名な”うどん屋”さんが3軒集まっています。

豚玉7
そして、注文したのが画像の”肉玉そばの小”。

お値段は100円引きの650円(内税)です。

でもこのお店の””は、普通のお店の”普通”サイズであることが分かった。

鉄板のテーブルには火がつけられてるので、アツアツをコテで切り取りながら、フファフファいいながら食べる。

ただワタシの悪い癖で、「ああ、これは残してしまいそう・・・」と思ったら、精神的に味に集中出来なくなってしまう。

美味しいのだろうと、と思いながらも「まだこんなに残っている!」と、そちらにばかり気がとられてしまう。結局残してしまいました。

従って再訪しません。””より小さいサイズのメニューは、”お子様セット”しかないからです。


次、二番目にご紹介するお店は、2012年6月27日にご紹介した320番目のお店、旧北条の旧国道196号線(現在県道179号湯山北条線)沿いにある”中華レストラン 烏龍茶”さんです。(「中華レストラン 烏龍茶」・「愛媛グルメ紀行」 320

場所は、松山市柳原で雪雀酒造を通り越してしばらく北上すると下の画像の赤い看板が見えてきます。

玄関1
県道沿いにあって目立つ建物、広い駐車場ですから迷うことはありません。

今年で8年目というお店で、地域のお客さんを集めておられます。(掲載当時)

店内は、厨房に店主さんが中国風コック服・帽子に身を固め、大きな中華鍋を振るっておられます。

炒飯4
さて、”本日のランチ”のメインは”蟹レタス焼き飯し”でした。

画像が、”炒飯”ではなく”焼き飯し”と表記されたもので、大振りに切ったレタスの緑が鮮やかです。

さて、このお店の”蟹レタス焼き飯し”は、米粒同士の人間関係において兄弟姉妹親子の絆をバラバラに引き裂いてしまうに忍びないというシェフの情が勝ったのか・・・・。

やや、緩やかに彼らの関係を保たせて作られています。でも、それはこのお店においては些細なことです。

蟹だって、蟹缶の蟹を大胆にタップリ使ってありますし、レタスのシャキシャキ感もしっかり残っています。

量などワタシには到底無理!というほどタップリ。

このお店は再訪したいと思っています。このお店の”麺類”を試してみたいからです。


今日最後にご紹介するのは、2012年6月28日にシリーズ321番目にご紹介したお店、伊予市市場の国道56号線沿いにある洋食屋の”キッチン ichi-nichi”(いちにち)さんです。(「伊予市 キッチン ichi-nichi」・「愛媛グルメ紀行」 321

場所は、国道56線と双海や長浜へ海岸沿いで向かう国道378号線が分かれる交差点の前にあります。

向かい側にJR予讃線の”向原駅”があり、国道56線の並びには”仙波青果 バナナ館伊予店”があるところです。

店舗1
このお店は今から7年~8年前は、お好み焼きの老舗”平和”さんが営業されていました。

その”平和 伊予店”を居抜きで引き継がれ、洋食屋さんとしてスタートされたのがこの”キッチン ichi-nichi”さんです。

ササミカツ8
画像が、メインディッシュの”ササミの香草包みカツ・サルサソース”です。

メインディッシュに、後はパンかライスのチョイス、スープ、サラダが付いて、お値段は787円(内税)です。

鶏のササミは淡白な味なので、ササミに香草を入れたパン粉の衣を付けて、更にその上にチーズを乗せてフライしてあります。

ササミに香草をまぶしたパン粉で揚げたカツで、チーズとサルサソースが、淡白なササミの味を引き立たせる役割を果たしています。

上に乗せられた一片のレモンを絞りかけると、味が一層引き締まります。レモンはサルサソースにも加えられているはずです。

テーブルに置かれた瞬間に、香草とパン粉の香ばしい香りが口腔を刺激してくれます。

このお店、再訪したいと思っています。コストパフォマンス良さといい、味の良さと良い申し分ないお店でした。



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「過去記事を振り返る」 9

今日の”過去記事再掲”は、歴史と仕事が今の仕事で初めて関連を持ったお話です。です。もちろん、実話です。


ワタシのブログ”じゅんのつぶやき”の主要なジャンルの中に”歴史物”があります。今日の”再掲記事”は、当時からそういう芽が育っていたことを示すものでしょう。ワタシにとっては”歴史物”の第1号記事でした。


「古墳」 (2009年11月27日掲載)


当社から歩いて15分くらいの所に「樽味四反地遺跡」があります。

この遺跡からは、今から約1,700年前の、古墳時代初頭の大型建築物の遺構が2棟発見されています。

樽味埋蔵物道路10
<この道路の真下に「樽味四反地遺跡」が今も眠っています>

建物は総柱で床束式の高床構造と考えられ、梁行6間、桁行6間の方形の平面形態で、床面積は160㎡を超えると言われています。


邪馬台国九州説の中心施設と目されている佐賀県の「吉野ケ里遺跡」は156㎡と言われていますから、その規模の壮大さに驚かされます。

また、先日奈良県では、”纒向(まきむく)遺跡群”の中の「箸墓古墳」(はしはかこふん)で見つかった3世紀最大級の大型建物が卑弥呼の宮殿だった可能性が出てきたと、邪馬台国畿内説の人々の心を振るわせた事は記憶に新しいことです。

卑弥呼の墓
<上の画像は奈良県の「箸墓古墳」の画像です。ワタシが撮影しました。>

九州地区でもなく、畿内地区でもない、この松山の里に、全国でも有数の規模の建物が規則正しく配置され建っていたとは、”古代ロマンの夢”を掻き立てさせられます。


石手川沿いの丘陵に点在する竪穴式住居、そこに暮らす古代の人々は、この季節、冬を越すための準備に大忙しの毎日を送っていたのでしょうか。

それらの竪穴式住居の中心地に方形(四角)の高床式建物が、「居館」・「祭殿」・「倉庫」と整然と立ち並ぶ様は壮観です。

会社を一歩出れば、古代の人々に出会えるのではないかと錯覚する程、目と鼻の先にそれらはあったのです。


ところで、この「樽味四反地遺跡」に土地を持っているお客様から、埋蔵物発掘調査依頼が教育委員会からきているが、拒絶できないかという相談を受けています。

「民法」では、土地の所有権はその上下に及ぶとされています。また「大深度地下利用法」で地下40mまでは地上の所有権が及ぶことになっていますから、それらの埋蔵物が埋まっている深さの土地は所有者のものです。

発掘調査の協力依頼を断れなくはないのです。

古代のロマン”と個人の所有権との間で、「何てアドバイスしようかーー??」と悩む、”トホホのワタシ”です。



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「手延べ しらいしうどん」・「愛媛グルメ紀行」 724

今日は、大洲市にある老舗中の老舗うどん屋”手延べ しらいしうどん”さんをご紹介します。


結論から書きます。”驚愕”する”うどん屋”さんでした。


人類ならぬ”麺類”を自認するワタシをして、初めて経験せしめる”うどん”をいただきました。


このお店の事を知ったのは”大洲のひで”さんの以下のブログでした。(大洲市大洲「しらいしうどん」の季節限定メニュー「あさりと春きゃべつのうどん」を食べに行く。

玄関1
このお店に実際にお伺いしたのは、5月3日でした。久しぶりに郷里”野村町”の実家に行った帰りに寄りました。


土地勘がない者にとってはちょっと分かりづらい場所ですが、大洲市役所や大州城の近くにあります。冨士山(とみすやま)の山頂には、”サツキ”が満開を迎えていました。


大州城”にも”冨士山”(とみすやま)にも、過去には何度も訪れましたが、今回は足を伸ばしませんでした。

メニュー2
お店に入る前から、注文するメニューは決めておりました。


大洲のひで”さんの画像が余りにも美しく、美味しそうに見えた”あさりと春きゃべつのうどん”という季節限定メニューです。


お値段は内税で500円ですから、そりゃあ嬉しいですよね。

創業表示3
さて、このお店の創業は何と”昭和12年”ですよ。つまり今年で77年目という、とてつもない”老舗”なんです。


その業歴の古さに驚愕するとともに、更に目を見張ったことは、このお店のうどんは”切り麺”ではないということです。


つまり、このお店”うどん”を一本一本”手延べ”で作っておられるんです。人類ではなく”麺類”を自認するワタシをして、初めて経験せしむ”手延べうどん”です。


日本に、今の麺類の元祖ともいうべきものが中国から入ってきたのは、記録によれば”奈良時代”です。その当時は”索麺”(さくめん)と呼ばれていて、今の”素麺”(そうめん)の原型です。


その”索麺”は”手延べ方式”で作られていました。そんな古い製法が、今の時代に残っていただなんて、一種の”感動”です。

手延風景4
この写真と、その下の写真が”手延べ”方式で作られている記録です。現在も同じ方法で作られています。


つまり”小麦粉”に塩と水を加え、練って団土状の塊を一本の長い”うどん”麺に伸ばしていきます。


気の遠くなるほどの、根気のいる作業なんでしょう。”手打ちうどん”を標榜されている”うどん屋”さんでも、ほぼ例外なく”切り麺”、つまり包丁で麺を切り分ける方法を採用されています。

手延風景5
上の画像の様に、一本一本麺を手で伸ばしていく製法が残っているのは、世界的に見ても”新疆ウイグル自治区”の”ウイグル族”が作っている”ラグマン”という麺の例があるくらいでしょう。


グルテン”成分が多い”小麦粉”に”カンスイ”を加えて、手で伸ばして作ると”手延べラーメン”になりますが、”カンスイ”を加えてあるので粘り気が出来て、手で引き伸ばしやすくなるという特性を生かした製法です。


でも、”小麦粉”と”塩と水”だけでは、”手延べラーメン”の様な粘りは出ないので、”手延べ”方式で”うどん”を作るということは、実に大変な事です。


しかも、それを頑なに77年間も守り通し、次代も育っている。”驚嘆に値する”と思います。

あさりと春きゃべつのうどん6
さあて、コレが”あさりと春きゃべつのうどん”です。こんなうどん、見たことありますか?


具材は、今が旬の”春きゃべつ”と”タケノコ”と”アサリ”です。この個性豊かなうどんに目を見張りました。


老舗”のうどん屋さんですが、過去にしがみついているわけではありません。絶えず新メニューに挑戦されているのです。頭が自然に下ります。

あさりと春きゃべつのうどん7
プックリとした大きめな”アサリ”が、兎にも角にも”旨い!


アサリ”の旨味は”コハク酸”をタップリ含んでいるからです。ですからイタリアン料理でも日本料理でも、旨味を引き出すために使われる素材です。


しかも、自然の甘さが高い”春きゃべつ”を使われていることに驚きます。今までのワタシの麺道歴では経験したことがありません。甘いだけでなく、柔らかい。こういう発想にも驚嘆しました。


更に、柔らかく煮られた”タケノコ”も、シャキシャキの食感を残しています。”ニクイ!”ですね。

アップ8
どうです!今から直ぐに”大洲市”に飛んで行きたくなりませんか?


いえ、飛んで行く価値は十分にある”あさりと春きゃべつのうどん”ですよ!今しか食べられないのですよ!


それに”出汁”がこれまた、いいんです。アッサリとしているのですが、”アサリ”から出た旨味成分もあって、コクもあるんです。


全ての素材の旨味を引き出すに十分の、”出汁”の力があります。実際に食べていただくしかありませんね。

麺9
これが”手延べ方式”で作られた””です。それは見た目でも分かります。


つまり、麺には細い部分と太い部分があります。”切り麺”には見られない特徴です。


でも”手延べ方式”で作られた”うどん麺”の最大の特徴は、その滑らかな食感でしょう。舌を”ツルルン”っと滑ります。


エッジ”が立っているかどうかで表現される”讃岐うどん”とは”対極”にある”うどん麺”です。


連休中でしたので、家族連れのお客さんがどっと入って来られたので、お店の方からはお話をお聞きすることは出来ませんでした。

完食10
そりゃあもう、意地汚く”舐め取る”様に”啜り尽くす”様に食べ、飲みました。何しろ本当に旨いんですから。


勘定を払うとき、初めてお店の方に声を掛けました。「わざわざ松山から食べに来た価値がありました。ご馳走様でした!」っと。


するとお父さんとお母さん、更に息子さんと思われる若い男性が一斉にこちらを向いて、全員”笑顔・笑顔・笑顔”でした。


素晴らしいお店の事を教えていただいた”大洲のひで”さん、ありがとうございました。



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「再訪 229 うどん 空太郎(KUUTARO)」・「愛媛グルメ紀行」 725

今日は、先月(4月)22日に採り上げたばかりの”うどん 空太郎(KUUTARO)”さんを再訪しました。(うどん 空太郎(KUUTARO)」・「愛媛グルメ紀行」 713


私にとっては、やや異例の事です。


空港通りを空港に向かって走ると、大森商機㈱さんが道路の北側にありますが、そこの信号を南に折れて暫く行きますと、事務所や住宅が混在している地域にお店があります。

玄関1
こちらがお店です。今年の2月にオープンしたばかりの、まだ新しい”うどん屋”さんです。


このお店の界隈で一番ランチ客を集めているのが、中華料理の”香港”さんでしょう。”香港”さんの強さの秘訣は、値段の安さとメニューの多さでしょう。毎日通っても飽きさせません。30年選手です。(「中国料理 香港」 真っ当な「B級グルメ店」 77


また”香港”さんの向かい側には、同じうどん業態の”手打ちうどん まつや”さんがあります。業歴30年を越える老舗です。(「手打ちうどん まつや」・「愛媛グルメ紀行」 280


まつや”さんと、価格で勝負しようとすると話になりません。驚くほど安い価格帯で勝負されております。

カウンター2
しかも、空港通りの反対側(北側)の同じ通りには、集客力に於いては”香港”さんに引けをとらないイタリアンのお店”フォンターナ”さんがあります。”フォンターナ”さんも今年13年目に入りました。


つまり、強力なライバル店ひしめく中での立地で開業されました。その中にあって、生き残っていく道はあるのか?


唯一考えられるのが、”うどんの質”で勝負するという”立ち位置”でしょう。つまり”王道”を行く、です。


また、常連客になっていただいたい客さんに”飽きさせない”工夫も必要だと思います。

おでん3
お店の奥には、”おでん”と”おにぎり”が置いてありました。うどん屋さんでは定番メニューですね。


お店の一番奥の、極めて”目立たない”場所にさり気なく置いてあります。


でもこの位置に置かれたのでは、初めて入ってきたお客さんに気が付いてくれという方が無理です。おでんもおにぎりも、小腹を空かせた客にとってはありがたいし、第一お店の売上を上げるポイントでもあります。


お客さんの目線に立った”配置がまだ出来ていないようです。これも今後の課題でしょう。

メニュー4
初めてお訪ねした時は、”海老と揚げ餅のぶっかけ”をいただきました。


その時の食後感を、こう書きました。<ややエッジが立っている系ですが、見事にモッチリしています。””はこうでなきゃ!後で”麺”のアップ画像をお示ししていますが、麺に”色っぽい艶”がある。>


つまり”ぶっかけ”系の麺はよく出来ているし、”天ぷら”も秀逸な出来だと思います。

天ぷらと釜あげうどん5
そこで当日は”釜あげ”系を試してみたくて、このお店が”おすすめ”と表示してある”天ぷら釜あげうどん”を注文しました。お値段内税で980円です。(えひめうどん価格です)


このメニュー表示です。”天ぷら”と”釜あげうどん”との間に””という文字が一字入っています。


これが、実はこのメニューの”ミソ”なんです。何気なく””を入れられたのではありません。


このメニュー表示に、このお店の店主さんの「この釜あげうどんは、コウ食べていただきたい!」というメッセージが隠されているのです。(これは店長さんからお伺いした話ではなく、ワタシがそう読み解いたということです。ヒントはお母さんから頂きました)

釜あげうどん6
さて、これが”釜あげうどん”です。”釜あげうどん”の中に”三つ葉”を浮かせているお店は初めて経験しました。(紫蘇は経験済みです)


この”三つ葉”は、いいアイデアだと思いました。うどんの麺と一緒に掬い取って麺汁(めんつゆ)に漬けていただいた時、”三つ葉”の香りが鼻腔を駆け抜けます。清新な香りです。


ただ個人的嗜好から言えば、この”釜あげうどん”の””、まだまだ改善の余地ありと思いました。というのは、”釜あげうどん”の”釜あげうどん”たる所以(ゆえん)の”麺のヌメリ”が足りないと思いました。


店長さんには、「素人の個人的感想ですが」とお断りを言ってその事を伝えました。

天ぷら7
この”天ぷら”ですよ!前回にも書きましたが、店長さんが客の注文を受けると「麺、入ります」っと店員さんに告げます。


そして茹で上がりから逆算されて、あるタイミングで「天ぷら揚げて」っと指示された瞬間に”天ぷら”を揚げ始められます。あくまで”湯がきたて”と”揚げたて”にこだわっておられます。”天ぷら”の担当は店主のお母さん。


”天ぷら”のネタは、紫蘇(しそ)、人参、茄子(なす)、南京(かぼちゃ)、サツマイモ、海老、それに舞茸(まいたけ)です。


いい揚げ加減です。そして、”天ぷら”と”釜あげうどん”との間に””をいれられた趣旨を下に書きます。

塩8
ちょっと画像では見えづらいのですが、茄子の天ぷらの奥に”アルミ箔”が置いてありますが、これは””なんです。


つまり”天ぷら”は、うどんのタネとして麺汁(めんつゆ)に漬けていただいてもよし、”天ぷら”の単体として””でいただいてもよしという意味です。


このお店の”天ぷらと釜あげうどん”に於いては、”天ぷら”と”釜あげうどん”は対等な位置づけにあって、”天ぷら”が単なる”釜あげうどん”のタネ物という位置づけではないという店主さんの思い入れです。


南京”と”サツマイモ”は、自然の甘さが満ちていますし、”海老”はプリプリに揚がっていますから海老の尾までもバリマリと香ばしくいただけます。”茄子”は皮に粘りがあるので、箸では切り分けられませんが。

薬味9
薬味”、刻みネギとおろし生姜とゴマです。この瑞々しさをご覧になって下さい。


薬味の役割をきっちり果たされています。


ワタシは早い時間帯にお店に入りましたので、お母さんと店主さんのお話をタップリお伺いしました。内容は割愛しますが。

100日舞茸10
ところで、天ぷらネタの”舞茸”ですよ。香りが強くて、繊維もしっかりしています。それを店主さんに告げますと、笑顔で「ええ、”舞茸”にはちょっと拘っていまして”100日舞茸”を箱ごと仕入れて使っております。」と。


100日舞茸”とは群馬県にある”群馬まいたけセンター”の商品です。”舞茸”の名前の由来は、幻のキノコと言われていて、山中でたまたま”舞茸”を見つけた人が”舞い上がって喜んだ”ことに因んでいます。


画像がその”100日舞茸”です。画像では小さく見えますが、これが大きいんです!一抱えする程の大きさで、天ぷらを揚げる都度、大きな株から切り分けて使っておられます。


普通は、既に株から切り分け小分けされたものが流通していますが、株から切り分けられた瞬間から”香り”が逃げていってしまいます。この”舞茸の天ぷら”だけを食べに来られても、その価値は十分にあります。


このお店の”店主”さん、開業するに当たって”100の目標”を掲げられました。その中には”じゅんのつぶやき”に記事として採り上げられることも入っていたそうで、ブロガー冥利に尽きるお話です。


でも一番大きな最後の”目標”をめざして、ぜひ日々の精進に邁進して頂きたい、その事を切に願っております。




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「再訪 230 四川飯店 菜温」・「愛媛グルメ紀行」 726

今日は道後樋又の、通称”樋又通り”(県道六軒屋石手線)沿いにある中華料理の名店”四川飯店 菜温”さんの3回目のご紹介です。


初めてご紹介したのは、2013年4月24日です。(「四川飯店 菜温」・「愛媛グルメ紀行」 515


つまり、ちょうど1年前のこの頃のことでした。このお店も、ある種の”ご縁”を感じました。


2度目にご紹介したのは、2013年8月9日でした。(「再訪 145 四川飯店 菜温」・「愛媛グルメ紀行」 574

玄関1
こちらが通称樋又通りに面したお店です。今年で8年目を迎えられます。


もうこの地域にすっかり溶けこんで、城北地区を代表する”中華の名店”となっています。


この日、お店に入ったのが丁度正午でした。ワタシが何時も座るカウンター席(厨房でお料理されている様子が見える)は、満席でした。

店内メニュー2
そこで、止む無く二人がけのテーブル席に一人座りました。(消費税増税前の価格)


お昼の一番忙しい時間帯になってしまっていましたので、今日はお料理を”食べること”に専念することにしました。


画像は、お店の玄関脇に置いてある”当日の定食”メニューです。気になるメニューがありましたので、次回に注文してみようとカメラに収めておくことにしました。

麺メニュー3
こちらが””の部類のメニューです。今までの2回も麺を頼みましたが、今回も来る前から頼むメニューは決めていました。


それは”担々麺”です。様々なお店で、様々な”担々麺”をいただいてきましたが、このお店のはどういう”担々麺”なんだろう?っと、お店に伺う前から好奇心いっぱいでした。


なお過去の訪問歴から言えば、このお店の”什景湯麺”(スーチータンメン)の塩は、他のどのお店に行っても同じものには出会えないという”傑作”だと思っています。

担々麺4
期待が一気に高まった頃、この画像の”担々麺”が静かに運ばれてきました。お値段は780円です。(消費税増税前の価格)


「・・・・・・・・・」俄(にわか)には、言葉が出ませんでした。


純白に近い””で統一された器とレンゲ、その中に気品漂わせる”担々麺”が、僅かに湯気を放ちながら佇(たたず)んでいるではありませんか。

担々麺5
少し角度を変えて見てみることにしましょう。


もうこの段階で、”ゴマペースト”が入っているスープからは、微かな”ゴマの香り”が漂っています。


更に薄い茶系のスープの上に、”ラー油”を、まるでキャンバスに点描したかのように散らせてあります。


しかも、この”ラー油”から・・・・「フフフ、何なら・・・・飲んでみる?・・でも、カ・ク・ゴ・が要るわよ!」っと囁いているような。

担々麺6
今度は、少し近づいいて見てみることにしましょう。


まあこの”色使い”、ニクイ!ばかりに見事ではありませんか。決して派手ではありませんが、ビシッと決められています。


近づいた途端に、一斉にスープの”芳香”に襲われ、更に”ラー油”の心地よい刺激香に見舞われました。


ワタシの胃と舌たちが、一斉に「余計なことは放っといて、さっさと味あわせてくれ!俺たちを拷問する気か!!」っと騒ぎ始めました。

アップ7
騒ぎ立てる彼らを無視して、更に近寄って見ました。


一種の”小宇宙”がそこには出現していました。


スープとひき肉とホウレンソウとラー油が奏でる、”シンフォニー”の様でもありました。この段階で、完全に酔い痴れました。


優れた食品は、”食べる前から意思疎通が出来る”という典型です。

スープ8
レンゲで一度(ひとたび)スープを掬(すく)った瞬間でした。


優雅に展開していた”ラー油”が、一斉に器全体に散ったのです。一瞬の変化でした。


決してレンゲでスープを掻き回したのではありません。静かにスープを掬っただけでこの画像です。


スープを静かに飲んでみました。”ゴマの芳醇な香り”、”濃厚で深みのあるスープ”・・・・・コレハ!


ワタシは実は、”ゴマペースト”を大変苦手としています。ところが不思議に美味しくいただけました。

麺9
やっと””の出番がやって来ました。


このお店の”麺”は、過去記事でも書いておりますが<麺は細麺のストレート麺。この麺がスープによく絡みます。>


<この”麺”は、細身で真っ直ぐな麺なのに、揉んだり縮れ麺にしたりしなくてもスープがよく絡む、不思議です。>っと。

嫋(たおやか)やかな麺であるのに、パワー溢れるスープと、鋭い刺激を放つラー油に決して負けていません。


これって????どうやって作ったんだろう?プロの調理人の真髄を垣間見た思いがしました。

完食10
そりゃあもう、最後の一滴まで”完食”しました。大満足です。


帰りにレジで勘定を済ませるとき、一言だけ奥様と思しき方に声をお掛けしました。


「余りに美味しいので、舐めるようにスープも飲んじゃいました!」って。すると、笑顔で「何時も何時も、ありがとうございます」っと。


なお店名の”菜温”の意味です。


”は、中国語では”食べ物”(主には、おかず)全体を示す言葉だそうです。そして””は、文字通り”あたたかい”という意味で、つまり「温かいお食事召し上がって頂きたいという気持ちを込めました」だそうです。




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「再訪 231 ダイニングキッチン たゔぇるね」・「愛媛グルメ紀行」 727

今日は、来住町にある洋食店”ダイニングキッチン たゔぇるね”さんの4回目のご紹介です。


場所は、通称”農免道路”を松山自動車道高架に向かって南進すると”四国包材㈱パックセンター”という建物がある交差点を西に入ると、民家の中の4軒目にあります。


一番最初にご紹介したのは、2013年10月4日でした。(「ダイニングキッチン たゔぇるね」・「愛媛グルメ紀行」 608)この第一回目で、すっかりこのお店の虜になってしまいました。


二度目のご紹介は、2013年11月20日です。余り日を置かずにお訪ねしました。(「再訪 182 ダイニングキッチン たゔぇるね」・「愛媛グルメ紀行」 633


三回目にご紹介したのは、二回目の直ぐ後、2014年1月16日のことです。(「再訪 195 ダイニングキッチン たゔぇるね」・「愛媛グルメ紀行」 659

玄関1
こちらが、田園地帯に佇むお店の玄関です。


ワタシ、最近「気軽に行ける”洋食屋”さんで、どこかお薦めのお店は?」っと尋ねられると、真っ先にこのお店の名前を上げることにしています。


既に何人かの方は、現実にこのお店を、ワタシの情報を元にお訪ねされていると思います。その何方からも、「期待外れだった!」っという話は聞いておりません。

外メニュー2
この日も、最近になって県外から転勤して愛媛・松山に来られ、最近仕事のパートナーとしてほぼ毎日のようにお会いして、市内を飛び回っている方をお連れしました。(消費税増税前の価格)


フル年金の年齢に今年なりますし、仕事はぼちぼち”半引退”してブラブラ人生に入ろうかと思っていた矢先、ある企業の彼と出会ってパートナーを組むことになり、思いもかけず忙しい毎日になってしまいました。


まあここは、どこかの見えざる存在が「引退するのはまだ早い!」っと、ワタシの重い尻を叩いていただいたのかも知れません。


「オイ、あれをやってくれ!コレは何とかならんか?、この話をまとめてくれ!」っと、声が掛かる内が””と心得、東奔西走の毎日です。

店内3
その仕事上のパートナーと、忙しい合間を縫ってこのお店をお訪ねしました。午後1時でした。


何時もは満席になるこのお店も、落ち着きを取り戻した時間帯だったのでしょう。待ち時間なくテーブル席に座れました。


2人の注文は、当然”外メニュー”に書いてあります”本日のランチ”780円(内税です。この時は、まだ消費税が5%でした)

サラダ4
先ず”サラダ”が出てきます。


ワタシは、ランチの分野で出される”サラダ”に於いて、松山市内最高峰は、立花3丁目の国道33号線沿いのある”ストロベーキャンドル”さんだと思っています。(「ストロベリーキャンドル」 真っ当な「B級グルメ店」 62


そして、ここ”ダイニングキッチン たゔぇるね”さんに勝るとも劣らないと思いますのが、古川西2丁目にある”ぐリーンカフェM2”さんのそれだと思っています。(「再訪 175 ぐリーンカフェM2」・「愛媛グルメ紀行」 623


この3店の”サラダ”は、コースを構成する一要素という位置づけではなく、それぞれが単体で立派に通用する”サラダ”であり、単に生野菜をカットしてそれにドレッシングを掛けたというものではありません。


画像の”サラダ”にしても、一手間掛けてちゃんとお料理してあります。

スープ5
こちらは”コーンスープ”です。コクが合って、なおかつまろやか。仕事上のパートナーなんて、一瞬で飲み干しちゃいました。


彼は、年齢的には今が一番脂が乗っていて”仕事盛り”、週に最低4回は東京の本社に出張しながら、松山で猛烈に動かれています。従って、頼むご飯は何時も”大盛り!”っと。


その食べっぷりや”爽快・豪快”で、小気味いい!

ライス6
この”ライス”、まあ見て下さいよ!


一粒一粒が粒立っていて、色艶と香りがいい。


美味しい”お米”は、見ただけで分かります。イチイチ「◯◯産の△△米を使っています!」などと、”大書”しなくたって、食べてみりゃあ分かるんです。


ワタシがこうやって”能書大書”型のお店を”酷評”し続けますと”シツコイ!”っと思われる方もいらっしゃるでしょう。でも、延べ700店をコツコツと食べ歩き続けた”ワタシの確信”です。


ただし最近になって、稀に”大書能書”方に近いタイプのお店で、その”大書”を内容で遥かに上回るお店にも遭遇し、既にアップし再訪もしました。例外もあり得ることに、気が付いているところではありますが。

前菜7
さてこの画像が”前菜”です。”鶏のソテー ミートソース”です。


野菜は、ナスとブロッコリーが添えられています。”鶏”は恐らく”胸肉”をソテーされたものだと思いました。


ソテー”とは、ご承知の通り小さめのフライパンに少量の油を用いて、短時間で肉の持ち味や水分を封じ込めた料理です。


ソテー”された場合、フライパンに残り汁が出るので、それを”デグラッセ”(残り汁に酒類、ダシ汁、牛乳や生クリーム、酢、水、などの液体を溶かしてソース作ること)してソースを作ったりしますが、今回のこのお料理は別立ての”ミートソース”がタップリ掛けられています。

前菜アップ8
茄子は油通しをされていますし、ブロッコリーは湯掻いてあります。


手間ひま惜しまぬ、シェフの心意気を感じる一品⇒逸品に仕上がっていました。”ソテーされた鶏”が香ばしい!


どちらかというと淡白な鶏肉に、濃厚な”ミートソース”、これが見事にマッチしているのです。


仕事上のパートナーは、前菜までが出揃った段階で「コレは、随分内容の濃いメニューですねーーー!」っと驚きました。

メインディッシュ9
「いえいえ、まだ”メインディッシュ”が出ていませんよ!」っとワタシが言いますと「えーーー~~・・・この上にまだメインディッシュが出るんですかー!!!」っと仰天されていました。


そして画像の”メインディッシュ”が出された瞬間「こ・・・・コレハ・・・・Hさん・・・これは凄いですよ!これで、本当に780円なんですか????」っと、目を白黒させていました。


”メインディッシュ”の内容は、”シーフードの野菜 アンチョビ ガーリック風味”というもの。


オーブンで焼かれたお料理が出された瞬間から、食卓に”ニンニク”のやや焦げた匂いが充満して、食欲が一気に増進したことは言うまでもありません。

メインディッシュアップ10
シーフードとしては、貝柱、牡蠣(かき)、イワシ(?)という内容でした。野菜は、蕪(かぶ)とブロッコリーで、全体の構成の妙を見せつけられました。


アンチョビからは、発酵された”魚醤”(ぎょしょう=魚を発酵させて作られる醤油の一種)の”旨味”がタップリと全体に回っています。


そこにニンニクですよ。全体がオーブンで焼かれ、フツフツとまだ音を発てている状態で供せられるのですから、そりゃあ”旨い!”に決まっていますよ。


パートナー、前菜で大盛りのご飯たべちゃったので、このメインディッシュでご飯を追加しようか迷っている風でしたが、思いとどまったようです。


割り勘で勘定を済ませた時、彼「このお店、日曜日がお休みでしょう。で、土曜日はランチやっておられるんですか?」って聞いていました。


土曜日もランチをやっていると聞いた彼、「Hさん、これは家族と一緒に来なきゃ!」って。これでまた一人、このお店のファンが増えたようです。




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 108

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の初夏頃にアップした310号から312号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年6月29日にアップした322番目のお店、昨年の9月に開業した新しい洋食屋さん”dinig Bere(ベーレ)”さんです。(掲載当時)(「dinig Bere(ベーレ)」・「愛媛グルメ紀行」 322

場所は、今治に抜ける県道松山東部環状線の樽味町交差点を東に入った、正円寺1丁目、”愛媛大学農学部”前にあります。

玄関1
こちらがお店の玄関。

昼はランチもやっていますが、メインは夜ワインを飲みながらイタリアンテイストな食事を楽しむお店です。

豚南蛮7 
注文したのは、”豚南蛮”です。お値段は820円(消費税込み)

サラダとスープが付いています。豚に衣を付けて揚げて、ネギ・唐辛子の刻みを混ぜた甘酢を掛けた料理のようでした。

画像の左奥に見えるのは、”たらの芽”の天ぷらです。

これが実に秀逸でした。イタリアンにさり気無く和風テイストの天ぷらを添える。

”たらの芽”のほろ苦さが、酢味の南蛮にアクセントを添えていました。

このお店は再訪できません。今は、一種のスポーツバーになっています。


次、二番目にご紹介するお店は、2012年7月2日にご紹介した323番目のお店、通称樋又通り(県道六軒屋石手線)の道後樋又に最近できた”ラーメン 来来亭 松山大前店”さんです。(「ラーメン 来来亭」・「愛媛グルメ紀行」 323

このお店が出来た当時は、サークルKとの広い共同駐車場に車があふれ玄関前には順番待ちの客が長蛇の列を作っていました。

玄関2
こちらがお店の外観です。道路からは奥まったところにありますが、目立つ色彩なので直ぐに目に付きます。

このお店のラーメンの特徴は、京都風醤油味の鶏ガラスープに背脂をふんだんに浮かせていること。

更に、お店のキャッチフレーズは「表面に背脂、中は澄んだ鶏ガラベースのスープなので、コクがあるのに口当たりはスッキリ!最後まで飲み干せるスープ」ということらしい。

ラーメン5
注文したのは”ラーメン”600円で、味玉のトッピング100円を加えたのがこの画像。

この”来来亭”さんのもう一つの特徴は、お店の至る所に張り出されていますが、「麺の堅さ、醤油の濃さ、背脂の量、一味唐辛子を抜くか否か、ネギの量、チャーシューの赤身・脂身」を指定できること。

ネギ多めを選べるといっても、ラーメンのスープの風味を損ねるほど”大盛り”に盛ってしまうなんて・・・

一体このチェーン店の、味の責任者はどれほどの味に対するセンスをもちあ合わせているというのか???

この事一事だけをとっても、このチェーン店のレベルを推し量ることが出来るというもの。

従って全く再訪する意欲がわきません。チェーン店だから、という訳ではありません。


今日最後にご紹介するのは、2012年7月3日にシリーズ324番目にご紹介したお店、県道松山港線沿いの古三津2丁目にある”手打ちうどん 福磯”さんです。(「手打ちうどん 福磯」・「愛媛グルメ紀行」 324

場所は、中央通りから海の方に向かい迎賓館があったところを降りてきてファミリーマートとふるみつ食堂がある交差点を北に上れば直ぐに道路の右手に見えてきます。

玄関2
お店の名乗りは”手打ちうどん”とありますが、昇り旗にはうどんの他に定食や”ラーメン”まで。

三津地域の一種の街の食堂的な位置取りなのでしょう。

らーめん5
うどんのメニューに目が行く前に”鍋焼きラーメン”の手書きメニューに目が留まった。

「この鍋焼きって・・・・・うどんのこと???」と女将に目を向けると。

「いや、ラーメンよ!」と一言。外見は、上から見ても横から見ても、更には鍋を覗き込んでもどう見てもこれは”鍋焼きうどん”にしか見えないんです。

「・・?・・?・・?・・」ますます頭は混乱してくる。

早速食べてみた。「・・・・・・・・えーーーー、美味しい!!

このお店は再訪しました。その結果、この”鍋焼きラーメン”がこのお店では一番美味しいということが分かった。



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「過去記事を振り返る」 10

今日の”過去記事再掲”は、今の仕事で初めて経験したある”着想の素晴らしさ”に唸らされた話です。


「着想」 (2009年12月17日掲載)


その事件が起こったのは、1973年2月25日、日曜日の午後9時過ぎでした。場所は、大阪市北区にある阪急三番街、三和銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)阪急梅田北支店の”夜間金庫”でのことです。

何時ものように夜間金庫を利用している、衣料品店店長が夜間金庫のある場所まで行くと、”地図入りの看板”が置かれていたといいます。

それには、「ご利用のお客様へ 鍵の損傷事故に因り投入開閉不能となりましたので誠にご足労ですが、当銀行専用通路口の仮金庫までお回り下さい」と書いてありました。

店長が「仮金庫」の文字プレートが張られた下の現金投入口に現金を詰めた布袋を入れようとした瞬間、金庫の下のほうが崩れ、押し出されるようにして現金袋が覗いた、これが”ニセ金庫事件”発覚の瞬間でした。


犯人の失敗は、夜間金庫の利用客が多すぎて、自分で作った小さな金庫がパンクしたことです。68店舗分の、約”1千9百万円”が既に投入されていたと言います。

結局失敗はしましたが、この犯人の優れていた点は、銀行壁面のわずか20センチほどの窪みを見て、これは利用できると考えた、その”ひらめき”「着想」でしょう。


ところで、当社が仲介した土地の売買で、その土地を買われた、結婚式場を経営している社長さんの”ひらめき「着想」には唸らせれました。

結婚式場が買った土地と言うのは、市内からかなり離れた郊外の、国道から少し山の方に入った谷間をそっくり買われたのです。

谷間の前には大きな池が広がっていて、周りはミカン山と雑木林です。松山市内が遠景に見渡せる、その場所の斜面に結婚式場を建てようとは、普通は思いつかない、そういう立地です。

結婚式場1
しかし、社長さんは、その谷間と、周りの傾斜地にある雑木林、それに渡り鳥が冬場には餌場としている池、更には夜になると、松山市内の微かなネオンの輝きが見通せる、そのロケーションを見た途端に、「ここに結婚式場を建てよう!」とインスピレーションが浮かんだのだそうです。


その「着想」の凄さ・見事さが証明されたのは、結婚式場が完成した今年の秋でした。

気の早い渡り鳥たちが羽を休める池の、その周りに洒落たコテージを配して、それらを見下ろすなだらかな丘の上に建った”白亜の結婚式場”。

完成された今こそ、多くのカップルが「自然を巧みに取り込んだそのロケーション、落ち着いた結婚式場、ここで新たな人生を出発させたい」そう思うことでしょう。

松山市のお隣の”砥部町に新名所”が誕生しました。

結婚式場2
どんな物件でも”向き・不向き”がありますが、不動産業者として、その物件はどういう人たち、どういう業種に向いているかと言う「発想・着想」のセンスを磨く、いい勉強の場を与えていただいた案件となりました。


感謝の念を込めて、一組でも多くのカップルが、その結婚式場から新たな人生を踏み出していただきたいと、セツに願うワタシです。




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「再訪 232 半角屋」・「愛媛グルメ紀行」 728

今日は通称”中央通り”(県道松山港線)沿いの、中央2丁目にある”平岡ビル”1階の”半角屋”さんを再度ご紹介しましょう。


このお店を初めてご紹介したのは、先月(4月)4日でした。(「半角屋」・「愛媛グルメ紀行」 704


その時の店主さんのユニークな対応と、”半角屋”という店名の由来を再確認するために再訪しました。

玄関1
前回の訪問では中国出身の店主さんとの間で、何とも珍妙な問答がありました。


店名の由来をお聞きした途端「”ブログ”書くか?!」っと聞かれ、「ハイ、書いています」とお答えすると「それならオシエルヨ!」っと、初めから意表を突く会話が続きました。


そして「ブログの名前はナニカ?」っと言われたので”じゅんのつぶやき”だと告げますと、スマホを目の前で取り出し「あった!コレカ!」っと。

カウンター席2
そういうユニークな会話の中で、「次回は”醤油ラーメン”をいただきに来ます」とお約束をしていましたので、それを果たしに来たという訳です。


ところが、店内に入ると店主さん一人がポツネンと椅子ぬ座っておられました。お訪ねした日は土曜日の正午過ぎです。本来なら客が一番立て込む時間帯のはずです。


しかも、どう見ても前回の店主さんとは違っていました。似ている点は、お互いにお若いというところだけ。


「アレレ・・・・このお店は、確か中国の方が・・・・・???」っとつぶやきが漏れました。


すると、「ええ、”アノ方”からオーナーが変わりました。あの”ハン”さんは3月30日まで営業され、4月1日からは別のオーナーになって、私は雇われです」っと。

メニュー3
お話をまとめると、中国出身の前オーナー兼店主さんは3月30日でこのお店を今のオーナーに売って、日本の会社員となったそうです。


「いやーーー、”ハン”さんは”日本人になった”んですよ!」っと店主さん。


「エッ????”日本人になった!”って????全く意味が解せません。


新しい店主さん(雇われ)のお話を総合しますと、前店主兼オーナーの”ハン”さんは”日本国籍”まで取ったというのです。


その”ハン”さんは、まだ20代にも関わらず中々の実業家のようで、このお店のオーナー兼店主さんでもあったし、現在は会社員をやりながら、別に”焼き鳥屋”さんも市内で経営しているそうです。


「”焼き鳥屋”さんだけは売らない、続ける!っと言っておられました」とのこと。


結局”半角屋”さんの歴史と経過は分からず終いです。今の方も「繁盛するという意味だと聞いています」っという程度でした。

醤油ラーメン4
そこで「味は、以前のお店と変えたのですか?」とお聞きしてみました。何しろ他にお客さんはいませんから。


「以前の”とんかくラーメン”が、今のメニューでは”豚骨角煮ラーメン”と同じで、味も変えていません。


また”鶏だし中華そば”は、味を変えて今の”醤油ラーメン”としてお出ししています」と。


「すると、豚骨がやはりメインですね?」っという問いには「ええ、豚骨です。”醤油ラーメン”のベースも豚骨ですが、鶏ガラの割合を増やしてまろやかな味に仕上げました」と、アッサリとスープの秘密を漏らしていただきました。

醤油ラーメン5
スープを啜ってみました。なる程、深い味をしています。中々の出来具合です。


「チャーシューもお客さんのアドバイスがあって、以前は分厚く切り分けていましたが、今はやや薄く切って1枚増やしいています。ラーメンのスープも任されていますので、色々試せて面白いです」とおっしゃいます。


「しかし、お店が綺麗になりましたね。以前の店主さんには、お店を綺麗にしておかなければ味が良くてもお客さんは増えませんよ!っと言うつもりでしたが」とワタシ。


「ええ、そりゃあもう、床からゴシゴシ磨き直しましたよ。先ずはお店の掃除から始めました。エアコンも洗いましたが、どうやらかなり以前から掃除されていなかったようです」

キクラゲ6
この”キクラゲ”のコリコリした食感と味付け、美味しかった。


「それにしても、以前の店主さんの個性が際立っていましたから、経営陣や味も変わったことを如何にお客さんに告知するかが、大きなポイントですね」とワタシ。


「ええ、今日実は新しい幟旗が届いたのですが、ちょっと見直したい部分がありましたので・・・。それと、お客さんの層が偏っていて、会社員のお客さんしか来られません。近所の方と何があったのかは分かりませんが・・・・」っと、チラッと悩みも。

半熟卵7
この”半熟卵”も、チュルチュルっと口腔に吸い込まれました。ウフフ、旨い!


「ところで、この”醤油ラーメン”のお値段が500円とありましたが、外税ですか?」とワタシ。


「いえ、内税、税込価格です。お値段的にはいかがですか?」と店主さん。

アップ8
「うーーーん、この味と内容ならとってもお安い!と思いますよ。これで採算取れるんですか?」とワタシ。


「ええ、数さえ出ればラーメンの原価は低いので採算ベースにのります」とのこと。意外と、アッサリと原価のからくりも教えて頂きました。


チャーシュー”の味付けが個性的でした。やや甘辛く仕上げてありました。全体としてバランスがとれた”醤油ラーメン”だと思いました。

麺9
ただし、この””はやや”柔らかめ”に湯掻いてあり、もう少し硬めの麺の方が好きだというお客さんもいると思います。


ワタシにとっても、この点やや物足りなさが残りました。


ただ、現在の店主さん(オーナーは別)は研究熱心なご様子ですし、第一非常に素直な方にお見受けしました。

完食10
ですから、試行錯誤しながらも味のレベルを上げていかれると期待しています。


当然に”完食”です。「スープを残すお客さんもいらっしゃいますが・・・・・」っと店主さん。


「もったいないじゃないですか。第一スープに一番お金も手間も掛けておられるでしょう。ワタシは不味ければ残しますが」と答えておきました。


「もっともっとメニュー増やします。”焼き鳥”も始めようと、昨日から串打ち始めています。また試しに来てください」っと店主さんの声が弾みました。期待しましょう。




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「船頭酒家 海鮮丸」・「愛媛グルメ紀行」 729

今日は県道東部環状線(旧国道11号線)沿いの”鷹子町”にある”船頭酒家 海鮮丸”さんを初訪問しました。


最近増えている、仕事上のパートナー(相棒)と仕事をしている途中で立寄りました。”和食”は苦手なので、ワタシ一人だったら入らなかったと思います。

玄関1
ワタシたち2人が店内に入ったのは、午前11時40分でした。2人ですから、何時もならカウンター席に案内されます。

ところがカウンターには”ランチメニュー”の、メインディッシュを除く小皿類をセットしてある”お盆”に占拠されていした。


ここで「??????  ン????」状態に。

外ランチメニュー2
このお店の前の道路は良く通る道路ですが、普段のお昼時駐車場が満車になっている風景は見たことがありません。


それが、正午を回った頃になりますと、客、客、客で、たちまち満席になりました。


??????・・・」っと思いながら、周囲を良く見てみました。


すると、何とワタシたち2人を除く全員の手には”ランチパスポート”が!やっと、得心がいきました。

店内3
ワタシたち2人は、”ランチパスポート”騒動の真っ只中に、知らず知らず入っていたのです。


カウンターが、ランチセットのお盆で占拠されていた理由はこれでした。


店内は、男性2人で切り盛りされています。予め作り置きして置かなければ、この大騒動をこなせないのは当たり前です。

全体4
ランチパスポート”の威力をマザマザと見せられた思いです。この大騒動で、儲けているのはただ”ランチパスポートを企画した会社”だけでしょう。


ワタシは、決して”ランチパスポート”は使いませんが、その理由は敢えて記しません。


ワタシは生魚が苦手なので”塩サバに網焼き定食”を注文しました。このお店の”ランチメニュー”は、全て内税で750円です。


しかもお代わり自由ですし、250円追加しますと”お刺身盛り合わせ”が付きます。


これだけの品数を考えれば、お安い価格設定をされていると思いました。しかも、これで内税なんですから!

塩サバの網焼き定食5
メインディッシュの”塩サバの網焼き”の皿を含めて、全7品ですよ。それにご飯とお汁です。


ただし例の”ランチパスポート”騒動ですから、メインディッシュの皿を除く6皿はお盆に予めセットされ、長いカウンターにズラッと並べられている風景を見せられるといささかゲンナリさせられます。


でも6~7皿を用意しようと、毎日そのメニュー構成を考えることを思えば、飲食業も大変です。これが毎日続くのですから。

塩サバ6
この”塩サバの網焼き”ですよ!さすがに店名が”海鮮”というだけあって、上手に焼かれてありますし、ホッコリして美味しい。


第一塩加減がいいので、大食漢の方であればこの”塩サバ”だけでご飯が軽く2杯はいけるでしょう。


なお”船舶名”の後ろに””と付いている船が多いことはご存知でしょう。”◯△丸”という風に。これには諸説あって確かなことは分かりませんが、平安時代から始まった日本独特の風習です。


日本で中世期には子供の頃の幼名に””を付ける風習がありました。一番有名なのが”源義経”(みなもと よしつね)の幼名”牛若”でしょう。その頃の考えでは”あの世”と”この世”を隔てるものに”子供”がいると考えられていました。


船も船底の下は海で、それを”板子一枚下は地獄”と表現しますが、船も”あの世”と”この世”の間にいると考えられたので””と付ける風習が残ったという説もあります。日本固有の風習です。

スパニッシュオムレツ7
さて全7品に中で一等美味しかったのが、上に書いた”塩サバ”でしたが、二番目に美味しい!と思ったのがこの画像。


一種”スパニッシュオムレツ”に似た感じで、ジャガイモを潰してそれを卵液に浸してオムレツ風に焼いてあるお料理です。


この画像をツイッターにツイートした時、とっさに上のメニュー名を思い出せず呻吟(しんぎん=うめき苦しむ)していたところ、お互いのツイッターをフォローし合っている”ゆーだい”さんからグッドタイミングでツイートして頂きました。


大変助かりました!”ゆーだい”さん、ありがとうございました。

サラダ8
さて、美味しいと思ったのは全7品とご飯とお汁の中で、上に書いたお料理まででした。


例えばこの”サラダ”です。湯掻いたパスタとキュウリとニンジン他をざっと和えて、その上にマヨネーズを掛けただけのものです。


大量に、且つ一時期、同じ時間帯に集中するお客さんに間に合わせるためには、仕込みに余り時間など掛ける余裕がなくなることは事実でしょう。

白菜漬け9
こちらは”白菜の漬物”に削り節を掛けられたものですが、見た目の通りのもので、員数合わせの感がありました。


もちろん、当たり前の美味しいので不満はありません。


750円(内税)でこれだけ頂けるのですから、不満を言ったらバチが当たります。

揚げ餃子10
この”揚げ餃子”も然(しか)りです。


作り置きができる料理なので、便利な使われ方をしておられます。


お味噌汁に味も、うーーーーん・・・・・でした。このお店、”ランチパスポート”騒動後は、どう対応されるのでしょうか。


メニュー数は多いし、コストパフォマンスも優れているお店なので、”ランチパスポート”で捉まれた新しい客層を惹きつけて頂きたいですね。




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「再訪 233 お好み焼き 日の出」・「愛媛グルメ紀行」 730

今日は、伊予鉄高浜線”三津駅”から歩いて1分かからない、中須賀3丁目のお好み焼き”日の出”さんを再訪しました。


最近ある大きなプロジェクトに関わり、組んで仕事をしている関係で、その相棒とお昼を一緒にというケースが増えています。この日も、仕事の関係で中島へ渡り、その帰りに”三津浜焼”が食べてみたいという相棒をお連れしました。


このお店を最初にご紹介したのは、2011年3月31日でした。(「日の出」 真っ当な「B級グルメ店」・24

玄関1
この日は、午後1時を過ぎてお店に入りましたから座れました。席数は、10席に満たない小さなお店です。


ところが、ワタシたち2人のすぐ後にお店に入ってきたカップルは、店主さんの「生憎予約客が来るので、後30分位後に来てね!」っという調子で断られていました。


このお店は、三津浜生まれの三津浜育ちという元同僚に「三津浜では”イチオシ!”です」っと薦められて、3年余り前にお訪ねしたという経過があります。

メニュー2
その時に注文したのは”そば台肉入り”という”三津浜焼”です。その時のお値段は600円でした。


このお店を実際にお訪ねした日は、4月15日でした。つまり消費税が8%に増税された後でした。


ところが、”そば台肉入り”のお値段を、メニューで確認しますと3年前と同じ価格でした。つまり、このお店は苦渋の選択の結果、3%の増税分(実は5%の時も同じであった可能性が高いと思います)は、全て自分で僅かな利益を削り抜いて”被られた”のです。


ある方が、「消費税は等しく増税される、便乗値上には厳しく対処する」などと、全く”ノーテンキ”なことを言っていますが、彼らの常識は一体”那辺”(なへん=どこに)あるのでしょう???

作業3
さて、店主さんはワタシたち2人と、予約があった2人分の注文メニューに取り掛かられます。


常連のお客さんは、いきなりこのお店を訪ねても座れないことがあることを”よーーくご存知”で、予め「◯時◯分に行くから、◯◯と△△を!」っと電話注文しておき、その時刻にこのお店に入るのが暗黙の了解事項となっているようです。


ですから、狭い鉄板は絶えず”同時進行”で複数の作業が進行していくことになります。

乗せた4
それと、このお店の開業は前回の記事でも書きましたが、昭和38年です。今年で”51年”ですよ!


同じ業態のお店を”半世紀”に渡って継続することの難しさは、同じ飲食業に関わっておられる方ならご理解頂けると思います。


一部には、そういう庶民の血の滲むような営みを、全く理解できない人もいるようですが。

キャベツ乗せ5
さて今回ワタシが注文したのは”焼きうどん・肉入り”というものです。お値段550円。(なお・・・・・・・内税・・・・・です)


店主さん鉄板上では4つの注文を、それも別々の注文を、淡々とこなされていきます。店主さんは二代目です。


店主さんに「広島風と”三津浜焼”は、似ているようで違っているそうですね」っと水を向けてみました。


すると店主さん、ややぶっきらぼうに「ワシャー、広島風って食べたことないケン、そんなこと”シラン!”」っというお答え。



ここに、店主さんの”プライド”を見た思いがしました。一種爽快でした。

天カス乗せ6
焼きうどん”の上にキャベツがドッサリと乗って、その上に”天カス”と、何やら秘密の食材が乗りました。


そして”焼きうどん”とは別に、牛肉を鉄板に乗せて別々に焼いていき、最後には”焼きうどん”に混ぜます。


目が4つ付いているように、鉄板の上で微妙に進行具合が違っている作業をこなされていきます。


恐らく、闇夜に停電して真っ暗になったとしても、予定した作業は何ら滞(とどこお)りなく進行することでしょう。ここが職人技の凄さだと思いました。

和える7
最後には、大きなコテ(ヘラ)2枚を駆使して、華麗なる”コテの舞い”です。


各食材が空中を舞い、空気を含んで脂分を均等に食材に割り振るという最終工程の作業です。


ワタシはこのお店も、仕事上のパートナーと来てます。これまではパートナーに気を使い、ワタシが言う”取材”が出来ないまま昼食を共にしてきました。でもそれでは”愛媛グルメ紀行”の継続ができません。ただ漫然と食事をしたのでは記事にならないのです。


ですから、仕事上の相棒には断りを言って、取材の為に昼食を食べていることの理解を得ました。

そば台肉玉入り半分8
ですから、この画像は相棒が頼んだ”そば台肉玉入り”という”三津浜焼”ですが、「Hさん、これ写真に撮っておいたほうがいいんじゃないですか?」っと、声を掛けてもらえる関係になりました。


どうですか!この”厚み”。これは”広島風”には見られないでしょう。


これが厳然として半世紀以上続く”三津浜焼”なんです。もう、立派にオリジナルです。


<注>なお”三津浜焼き”という言葉自体は、最近の町興しの一環として新しく作られた言葉で、この辺りでは昔から単に”お好み焼き”と呼んでいました。(山西駅前”日の出食堂・きよばあば”さん談)


仕事上の相棒は、何時も”大盛り”を注文しますから、この画像はそばが”二玉”入っていますけれど。

焼きうどん9
こちらが、ワタシが頼んだ”焼きうどん・肉入り”の完成像です。


かつお節が掛かり、アオノリ粉が振りかけられ、二種類のソースが掛かっています。


このソースがスパイシーで刺激的なんです!明らかに、広島の”オタフクソース”とは別物です。オリジナルです。


これこそ、店主さんが「広島焼なんて食べたことがない!」っというプライドを支えている味です。

アップ10
単なる”モノマネ”では、半世紀なんて保つはずがありません。


かくしてこのお店、平日の午後1時過ぎに於いても「後、30分後に来てや!」っと言わしめる存在感を保っているのです。


庶民、職人、地域にへばり付いてでもしつこく生き残っている存在を、「机上の論理に破綻なし」、っと唱える『所謂(いわゆる)秀才』だと言われたかも知れない連中の、想像力欠如の政策責任者たちに、この庶民の日々の生活に少しでも思いを致してもらえれば・・・・・・でも・・・・・ハーーーー・・・・




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「広島お好み焼き ぶち」・「愛媛グルメ紀行」 731

今日は三番町5丁目、花園町交差点を東に3軒行った”水口ビル”1階に、昨年7月に開店された”広島お好み焼き ぶち”さんをご紹介します。


花園町交差点南東角には、人気のラーメン店”中華そば 伊予源氏車”があります。(「伊予源氏車」・「愛媛グルメ紀行」 216)(なお、ワタシは苦手ですが)

玄関1
珍しい店名の”ぶち”とは広島弁の強調語で、”凄い”という意味だそうです。


つまりこのお店の”お好み焼き”を食べ終わった後、自然に「ぶち旨かったのー!」っと、広島弁が漏れるくらいになりたいとの店主さんの願望がそこに込められています。


店主さん広島生まれですが大学の時に松山で過ごし、奥様も愛媛の方だそうで松山での開業となったそうです。

メニュー2
「じゃあ、広島で修行なさったのですか?」っとお尋ねしてみました。


「いえいえ、修行だなんて!私が子供の頃から食べ慣れた味をご提供したいと、自分なりに工夫して」っというお答えでした。


メニューを見ますと、”肉玉いか天そば”と大きく表示してありましたので、それを早速注文しました。


すると「麺はどれになさいます?」っと。普通の”中華麺”と”うどん”と”辛麺”の3種から選べるということなので、初めての経験として”辛麺”を選びました。


中華麺に唐辛子が練り込んであって、広島県東部ではよく使われている”麺”だそうです。

皮3
その日、ワタシは11時15分にお店に入りました。ですから、店内は店主さんとワタシの2人だけでした。


広島お好み焼き”を焼く過程を、つぶさに撮影することが出来ました。もちろん、撮影することを店主さんにお断りした上でのことです。


「全国を転々としました。そして松山で腰を落ち着けることにしました。温暖でいいところですね」っと店主さん、鉄板の上で作業をしながらの会話でした。

キャベツのせ4
さて、例によってドッサリと”キャベツ”がのります。そのキャベツの新鮮で瑞々しいことと言ったら!


この”春キャベツ”の自然な甘さが、お好み焼きをいい味に仕上げてくれるだろうことを予測出来ました。


最近行った”もんじゃ焼き”のことを話題に出しますと、「衣山にあるシネマサンシャインの施設内に入っている”徳川”というお好み焼き屋さんに、子供を連れてよく行きました。子供が喜んで”もんじゃ焼き”を食べ、そのオコボレを私がもらってビールを飲んだものです。あれはビールの”アテ”としては最高です」っと店主さんの笑顔。


このお店、夜は”鉄板焼き居酒屋”に変身されます。

いか天のせ5
画像は、広島お好み焼きには欠かせない食材である”いか天”です。


ワタシがこうやって、初対面の店主さんと気安く話をし、それを記事にすると「そういうベタベタした記事は10回も20回も通ってから書くべきだ」とコメントされた方がいます。(その時のお店の店主さんの”愛称”を、記事中で何度か使ったことを指しておられるのかも知れませんが)


ワタシは40年以上営業の仕事を続けています。初対面の方の心の内側に、スッと入って行けなくては仕事にはなりません。初対面の方に「貴方の財布を明けて、中身を見せて下さい」という仕事を何十年もしてきているのです。


初対面の方と、10年来の知り合いではないか?っと思われるには、”貴方の事をもっとよく知りたい”と願う「心」が必要です。作り物ではない「本物の心」が必要なのです。


その心が”本物”であれば、初対面であっても心を最初から心を開いてお話をして頂けます。そうでなければ、何度通おうが相手は心を開いてなどお話してくれません。

鉄板上6
さて、鉄板上に見える黄色っぽい麺が”辛麺”です。辛さの対応も人によって千差万別だという話題になりました。


「この”辛麺”は辛すぎるという方と、この程度の辛さでは物足りないという方とに分かれます」と店主さん。


「そこで私は”ハバネロ麺”があることを知りました。”ハバネロ麺”を使ってお出ししますと、やっと自分が求めている辛さに出会った、と喜んで頂けるお客さんもいます」っと店主さん。


皆さんは”辛さ”にも辛さを計る単位があることをご存知でしょうか?


辛さ”の単位は”スコヴィル”と言います。タイ国で一番辛い唐辛子は”プリッキーヌ”と呼ばれるもので、最近ワタシの友人で経験された方がいますが「半日間口の中が火傷をしたみたい」っと表現されました。


その”プリッキーヌ”のスコビル値は50,000~100,000もあるとされますが、”ハバネロ”のスコビル値はおよそ300,000と言われます。主に中南米で栽培されています。

肉玉いか天そば7
などと、様々な話をしている内に”肉玉いか天そば”が出来上がりました。”おたふくソーズ”を使っておられました。


そのことを店主さんにお尋ねしますと「ええ、そうです。松山の人は”甘口”がお好きですよね。近くにある”瓢太”さんのラーメンや、”ことり”さんの鍋焼きうどんなど。そこで、広島には様々なソースがありますが、中でも一番甘口である”おたふくソース”が松山の方には合うのではないかと思って選びました」っと。


更に「やはりお子さんやお母さんにも、来ていただきたいお店にしたかったので」っと付け加えられました。


松山でお店を出すに当っては、様々に試行錯誤されたようです。


この照りを御覧ください。美味しそうでしょう?事実美味しかった!

半分8
辛麺”の辛さは、比較的辛さに強いワタシにとってはどうということのない辛さでした。


味も、予想通りキャベツの甘味が生きていて美味しかった!キャベツと辛麺との相性も良くって!


でも、問題は「量」でした。この画像の様に”半分”までは、順調にスイスイ進みました。その頃には他のお客さんも入ってきて、店主さんが忙しくなっていました。


次第にヘラの動きが鈍ってきて・・・・・・・不安が頭を過(よぎ)りました。ああ、”蛇腹の胃袋”の助っ人さんが居てくれれば・・・っと。

最後9
やっとここまで辿り着きました。ここからが、真の戦いでした。


「たったコレダケなのに!」っとお思いになるでしょう。それが普通だと思います。


ところが、ここからがワタシにとっては難行苦行。美味しいのに・・・・・

完食10
っと!


辛うじて”完食”できました。汗をかきながら、水を飲みながらの戦いの結果です。


店主さん、チラッとこちらを向いて微笑まれました。ヤレヤレ、良かった!!!




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 109

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の真夏頃にアップした325号から327号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年7月日にアップした325番目のお店、通称中央通り(県道松山港線)沿いの久万ノ台にある”新中国料理 丸坊主”さんです。(「新中国料理 丸坊主」・「愛媛グルメ紀行」 325

場所は、松山聖陵高校の道路を挟んだ向かい側です。

玄関1
赤地の看板に黒い丸、白い文字で店名が大きく書かれていますので、ここにお店があることは車で走っていても直ぐ分かります。中華料理店です。

お店は、カラフルなバンダナを頭に巻いた店主が厨房にいて、後はお手伝いのお年を召したご婦人がフロアー係りをやっておられます。

エビチリ上5
画像は、注文した”エビチリランチ”です。

メインの”エビチリ”を見た。

「あ・・・・アレ?・・・・”エビチリ”はどこ? エビ君・・・・ど こ に 隠れたの?」って呟いた。

チリソースの中をレンゲですくってみた。あった!、エビ君がいてくれた。

このお店は再訪しません。その意欲がわかないからです。


次、二番目にご紹介するお店は、2012年7月5日にご紹介した326番目のお店、”再訪シリーズ”の第二店目のお店として採り上げた、”春光亭”さんです。(「再訪2 春光亭」・「愛媛グルメ紀行」 326

実はこのお店、先月の11日にシリーズ308番目のお店として採り上げたばかりです。「再開 春光亭」・「愛媛グルメ紀行」 308)(再掲当時)

看板1
でも11日のアップの最後で書きましたように、このお店の”らーめん”を食べ終えた瞬間、再度訪問して、早く早くまた食べたいと思ったのです。

この画像は、国道33号線の”愛媛ダイハツ販売井門店”前の中央分離帯から南の方向にお店の看板を撮ったものです。

肉そば
今回注文したのは”肉そば”と”煮玉子”で、お値段は850円+100円の計950円です。

たかが”ラーメン”に950円も・・・・高すぎるではないか?とお考えの方も多いと思います。

でもワタシはこのお店の”らーめん”、それでも安すぎるのでは?と思います。他のお店ならワタシも間違いなく「高い!」っと思うでしょうが。

前回書きましたように、このお店の”らーめん”の命はこの透明感に満ちた香気高い”スープ”にあります。

これはワタシの素人想像ですが、店主さんはこの”高級お吸い物”に近いものに更に香りとコクを加えた、一種の”芸術品”とも言える”スープ”に合う具材を徹底的に研究なさったに違いない。

普通に”チャーシュー”を入れたのでは、このスープには合わない。

鶏肉でも淡白な味の”胸肉”が一番合っていると考えられたのでは。で、それが大正解だった!

このお店は、更に再訪しました。傑出したお店だと思います。


今日最後にご紹介するのは、2012年7月6日にシリーズ327番目にご紹介したお店、今治市玉川の国道317号線沿いにある”うどんの里 やまびこ”さんです。(「今治市玉川 うどんの里 やまびこ」・「愛媛グルメ紀行」 327

場所は、合併前の玉川町庁舎、今の今治市役所玉川支所前にあります。

玄関1
こちらがお店の玄関です。

今治から松山を結ぶ国道317号線沿いの”うどん屋”さんは、石手川ダム以降ではここだけなので、昼時は混雑しています。

カレーうどん6
選んだのは、メニューの中で一際大きい文字で”大好評”と書かれている”カレーうどん”を。

こちらが注文した”カレーうどん”で、お値段は700円(内税)です。

で、”カレーうどん”をつくづく見た!

「アッ・・・・・今は・・・・真夏だったんだ!」に・・・気が付いた。「シマッタ!」と思ったときはもう遅かった。

猛烈なカレー辛さの香りが一気に鼻腔を襲った。

このお店は再訪しません。ただ単に遠いからという理由です。


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「過去記事を振り返る」 11

今日の”過去記事再掲”は、ワタシがまだ若い頃出会った方の”思い出”話です。


「一人何役?」 (2009年12月22日掲載)


今日、12月22日は”冬至”です。一年中で昼が一番短く、夜が一番長い日です。(記事記載当日)

この冬至になると、何時もその人のことを思い出します。


それは、愛媛のテレビが、歳時記のように、必ずと言っていいほど、松山のある銭湯を舞台に「ゆず湯」の光景を描き出すからです。

5月5日の端午の節句の日の「菖蒲湯」も、その銭湯をテレビカメラが写しだします。

平和通りにあるその銭湯は、温泉を引き湯していることでも有名ですが、松山でも残り少なくなった大衆浴場です。

平和温泉
ワタシが思い出すのは、その銭湯を経営している”奥様”です。ワタシが、まだ若い頃に仕事の関係で出会いました。

その方は、母親として子供を育て、ある事業を経営しているご主人の妻として夫を支え、その事業の経理を担当し、資金繰りを受け持ち、そして、その銭湯を自ら経営しておられたのです。一人、”一体何役を”こなされていたのでしょう。


銭湯は、廃油を燃やして、引き湯した温泉を加熱していました。

その為に、市内のガソリンスタンドをトラックで周り、オイル交換時に出る廃油を回収して、銭湯のボイラーに補充するのが日課でした。

指の爪先は、廃油が染みて、何時も真っ黒でした。

朝、まだ夜が明けないうちに起き出して、前日の銭湯を、隅から隅まで棒タワシで磨き上げ、お湯を沸かして、朝風呂に入るお客様を待ちます。夜も、仕舞風呂まで番台に座って、お客様を見守ります。


そして、その間、笑顔を絶やさなかったのです。(但しこの記事を書いた後、その奥様の跡を継いだ娘さんからコメントを頂きました。「何でも嫌がらずにこなしていた母ですが、唯一嫌だったのは風呂屋の番台に座ることでした)っと。

ボイラーの熱で汗を垂らし、オイルの燃えるススで顔も真っ黒、でも愚痴を聞いたことがありません、何時も笑顔です。

やはり事業家だけに、眼光鋭い時もありましたが、元々美人な奥様ですから、人を威圧するようなそれではありませんでした。


その奥様は、今年、そうまだ最近です、ご家族から天寿を全うされたと言うお知らせをを頂きました。

心を揺さぶられる程の衝撃と悲しさを覚えました。

心からご冥福を祈るばかりです。でも、毎年12月22日と5月5日には貴女の事を思い出します。

今夜は、我が家のお風呂に柚子を浮かべます。

その銭湯は、立派にお嬢様が跡を継いおられます。


今日も「柚子湯」を沸かされることでしょう。安らかにお休み下さい。




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「江戸前 一朗」・「愛媛グルメ紀行」 732

今日は二番町3丁目、三越の南側にあるお寿司屋さん”江戸前 一朗”さんを初めてお訪ねしました。


この”愛媛グルメ紀行”シリーズでお寿司屋さんをお訪ねしたことはありますが、その場合もまともに”お寿司”をメインにいただいたことはありません。

玄関1
この辺りは飲食店がひしめく、松山市内最大の激戦地です。


しかもこの界隈の特徴は、大街道東側の”夜の町”と違って、近隣の大きな会社のオフィスが集中していますので、昼間の”ランチ客”と”夜の飲み客”の両方が狙えるという立地です。


ワタシは正午の15分前にお店に入りましたが、正午過ぎにはこのお店の”ランチ”目当ての客が結構入ってきまして、お店はほぼ満席状態に。


”ランチ”のお値段は確実に1000円を越しますが、ワタシのように特殊な事情で来る客以外の客のまあ多いこと。

メニュー2
注文したのは、画像にある”限定30食”と銘打たれた”お寿司御膳”です。


”にぎり”7貫と”巻物”4貫、それに”茶碗蒸し”と”サラダと煮野菜”、”お汁”がセットになっています。


そして事前に電話予約しておけば、食後の”デザート”が付いています。

茶碗蒸し3
この画像が、一番最初に出された”茶碗蒸し”です。


器は小さいのですが、中身は超濃厚でした。おまけに”餡掛け”で供せられました。


その”餡掛け”のトロミ加減と”出汁”の、まあ旨いことといったらありません。この後のお料理の水準を十二分に予感させて頂ける逸品でした。

お寿司御膳4
こちらが”お寿司御膳”のメインである”お寿司”です。

やはり、”お寿司”が出ると場が華やぎますね。”豪華絢爛”という言葉が相応しいですね。


昨日、アメリカの”オバマ大統領”が日本の首相と夕食を共にしたのが、日本を代表する寿司の名店”すきやばし次郎”さんですね。(ワタシがこの記事を書いているのは、4月25日)


やはり”絵になるお店”です。実は恐れ多くも、ワタシも若い頃ですが”すきやばし次郎”さんで寿司を食べたことがあります。店主の小野さん、お店の裏の路地にしゃがみこんで、七輪で海苔を炙っておられたことを思い出しました。


とっても気さくな方で、ひょうひょうと”お寿司”を握って頂きました。今になって考えれば、随分贅沢をしたものです。まだ怖いもの知らずの年代でした。


このお店の”お寿司御膳”メニュー、どれも優れものです。例えば上の画像に中で”おわん”と呼ばれているメニューです。これ”味噌汁”なんです、お代わり自由の。


この”香り高い味噌汁”只者ではありません。今がまさに””のアサリとワカメを使い、味噌汁の中に更に””が混ぜ込んであります。お代わりしてしまいました。

お寿司5
さて、”にぎり”7貫の内容です。手前の緑のにぎり”絹さや”から時計回りに。”煮穴子”、”海老”、”イクラ”、”鮪(マグロ)”(赤身)、右上の白いものが”いか”で、その左下が””でしょうか?白身魚でした。


と、ここまで数えて既に7貫あります。オマケなのかどうか、もう1貫付いていました。それが”いか”の右下にある””(たけのこ)です。筍の握りは初めて目にしました。筍の食感が生きていて美味しかった。


巻物”4貫は、海苔が酢飯の内側に巻き込んである”裏巻き”とよばれるタイプで、”タクワン”と、”茄子の漬物”がそれぞれに巻き込んでありました。


もちろん、とびっきり旨いに決まっています。寿司ネタが全部違っているわけですから。それぞれのネタの持ち味を存分に堪能したことは言うまでもありません。

筍6
ガリ”(生姜)の右上にあるのが”筍のにぎり”です。海苔の下から緑の”木の芽”が顔をのぞかせていますが、これは”山椒の若葉”です。


口中で噛み締めた途端に、若々しい”山椒の香り”が鼻腔を駆け抜けました。


この”ガリ”だって、お店で生の生姜を漬け込んで作られたものだと思います。”にぎり”の一品一品に仕事がなされています。


穴子”には”詰め”(穴子を似た後煮詰めたタレ)が塗られ、””(まぐろ)には薄口だと思われる醤油が刷毛で塗られたり、刻みネギを乗せられたり、”裏巻き”だって、削り節をちょい掛けされたりと。よーーく注意して見ないと気が付かない部分でも手を抜いておられない。

御造り7
これは別注文した”お造り盛り合わせ”です。ちょっと照明が暗くて、綺麗に撮れていないのが残念ですが。


左から””(カツオ)、”桜鯛”、””(マグロの中トロ)、””(あじ)、と”さより”の全5種類です。


桜鯛”は、今が旬で一番脂が乗り切っていて美味しい季節。今を過ぎればメスは卵を孕んで脂が落ちていきます。

桜鯛8
画像中央が”桜鯛”です。淡いピンクの色が初々しい。


その左手は””です。鰹といえば、タタキとかつお節が目に浮かびがちですが、上がったばかりの”鰹”は、刺身でいただくのが一番美味しい。


一番早い”初鰹”でしょう。5月に入るともっと大量に初鰹が穫れます。””の薬味といえば”生姜”が真っ先に思い浮かびますが、このお店は、太ネギの白い部分を斜めにザクっと切ったものを薬味とされていました。


この太ネギの根元部分(根深)を斜めに切り取られたものは、サラダにも使われていて、白髪葱の様にサラされていないので、ややエグみはあるものの、ネギの強い香りを存分に楽しめました。

玉9
この画像は””(ぎょく)です。普段は小食なワタシが、別注文したものです。供せられた時は4個あったのですが、余りに美味しそうなので写真を撮ることを忘れて、1個、先に食べちゃいました。


残った3個がこの画像。もちろん自家製です。ホンノリと上品な甘さが特徴です。


甘さの秘密を探ろうと、板長さんに「海老のそぼろを使っておられますね」っと水を向けてみました。


すると、ニヤリと笑われて「ええ、それもほんの少し使ってあります」っと言ったっきり、それ以上が明かして頂けませんでした。昔は、握り寿司のといえばは””だと、相場が決まっておりました。

柚子シャーベット10
味噌汁のお代わりが終わった後に、この”柚子のシャーベット”が出されました。


これは、事前に予約注文した者だけに与えられる特権のようなもので、特別サービスです。


この”柚子のシャーベット”、生涯食べてきた中で一番濃厚な”シャーベット”でした。柚子の濃度が異様に濃いいのですが、それでいて濃厚に甘い。一体どうやって作られたのだろうと興味津々。でもそれは企業秘密に違いない。




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「再訪 234 旬菜処 あずま」・「愛媛グルメ紀行」 733

今日は、御幸町にある”旬菜処 あずま”さんの再訪記事をご紹介します。


前回記事アップしたのは、先月(4月)25日でした。(「旬菜処 あずま」・「愛媛グルメ紀行」 716


そしてこのお店を再訪したのは記事アップの翌日、4月26日のことでした。

玄関1
このお店に”玄関”の雰囲気、一体どういうものを出して頂けるのかが伝わりにくいんです。


ところが、昼時になると次から次へと常連客が押し寄せる。


前回の記事で間違っていた箇所がありました。前回の記事で” jun”さんというハンドルネームでコメントを頂いた方がおられます。そのコメントの中で、このお店の女将と板さんはご夫婦だと書いておられました。

店内2
そこで、今回お尋ねしてみました。「お二人はご夫婦ですか?」と。


すると、女将さん笑顔で「ええ、私達は夫婦です!」とおっしゃいました。” jun”さん、ご指摘ありがとうございました。


それと、”日替わりランチ”のお値段が、3月に来た時と変わっていませんでした。「消費税、どうされたんですか?」っとワタシ。


「ええ、10%になるまでは一日でも長く頑張ってみようと決めたんです!」っと。どこかの、幼稚園児より想像力が劣る政策最高責任者に聞かせてやりたい。

メニュー3
これが店内のメニューです。女将さんにお伺いすると、2種類の日替わりランチ以外でも、メニューに書いてあるものなら何でも出せると。


前回「事前に電話頂いていただ”中華そば”もお出しできます」と言われていたのは、作るのに少々時間を頂きたいという意味で、事前電話なしでも原材料は何時でも用意してあると。


そこで女将さんに確認してみた。「メニューにある”からすみスパゲッティ”もできますか?」っと。


「ええ、お時間さえ頂ければ何時でもお出し出来ます」だった。これで次回の注文が決まった。”からすみスパゲッティ”なんて食べた経験がない。次回は是非これを!っと思った。

中華そば4
さあてこの画像が、かつて道後の老舗旅館”ふなや”の総料理長を務められ、天皇陛下のお食事を作った板さんが作られた”中華そば”です。


お盆に胡椒ではなく、”一味”が置かれているには訳があります。それは、後ほど。


うず高く盛られた野菜の山。外見は、いわゆる”チャンポン”に似ています。ところが、味は全く違っていました。

中華そば5
ちょっとアングルを変えて見た”中華そば”です。香りが”ラーメン”のそれとは全く違います。


間違いなく、”中華そば”としか表現できない、昔ながらのそれです。


具材は飽くまで”野菜”がメインで、それに豚肉少々です。香りが盛んに誘いを掛けます。

スープ7
レンゲでスープを掬って香りをかぎ、そして静かに啜ってみました。


料亭で作られた”スープ”でした。板さんにお聞きしてみました。


「このスープ、鶏ガラを使っておられますか?」っと。


すると「いいえ、鶏ガラは一切使っておりません。出汁はほとんど””から採っています。和風の出汁でしょう?」っと。どうやら”イリコ”なども使われていない様子です。


ですから澄み切った上品この上ない和風のスープに仕上がっております。おまけに、”野菜”の自然な甘味がスープににじみ出ています。


このスープが、この”中華そば”の味の決め手でした。

そば6
ワタシの縮んだ胃袋が腹を立てて「黙ってさっさと食え!!さあ、撮影なんてほっぽり出して、スープを啜り込むんだ!」っと言っています。


「ちょっと待て、もう少し辛抱してくれ!」と、自分の胃袋を宥(なだ)めすかしながら、でも素早く画像を撮りました。ここがブロガーの最も辛い瞬間なのです。


何とも”気品”漂う”中華そば”ではありませんか。

アップ8
豚肉だって、タダ切って炒めただけではありません、キチンと包丁の目を入れて、スープの味が馴染むように仕事をされています。


ここからは、一気呵成に物も言わず”中華そば”に取り掛かりますた。


うーーーん、気品があるけど味が深い!具材とスープと麺が絶妙なバランスを保っている。


このお店の外観からは、店内でこんなに美味しい”中華そば”が頂けるだなんて、一体誰が想像できるでしょう???

麺9
”にも拘っておられる様子が伺えます。


この”麺”の色艶を、まあご覧になってくださいよ!もう、それは”プリプリ”なんです。ウフフフ・・・笑みが自然に漏れ出すことを静止できません。


この”中華そば”に”一味”が添えられていた理由が分かりました。”鶏ガラ”スープではないからです。


カツオ出汁”だから、胡椒ではなく”一味”だったんです。試しに”一味”を振りかけてみました。普通は胡椒すらワタシは使いません。


スープの表情が一変しました。上品な貴婦人から、裾をまくり上げた”オア姉さん”に様変わりです。挑戦的で不敵な面構えに変わりました。

完食10
そりゃあ”完食”以外にないでしょう。


美味しくて、出汁の一滴も残すマジと、眼尻決して舐め取りました。”胃袋君”も大満足の様子でした。


いや~~~ー、”飲食店”巡りも奥が広くて深い。次回は”からすみスパゲッティ”に挑戦です!!




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「再訪 235 風風亭」・「愛媛グルメ紀行」 734

今日は先月(4月)18日に採り上げたばかり、道後樋又の、通称”樋又通り”(県道六軒屋石手線)の第二森ビル1階にあります”ラーメン・お食事処 風風亭”さんを再訪いたしました。(「風風亭」・「愛媛グルメ紀行」 712


比較的短時間で再訪したということは、初回の訪問でお店を気に入ったということです。


ところがこのお店は、石手川にかかる”湯渡橋”の南側の袂、樽味1丁目に”本店”があり、その時頂いた、お店の名前を冠した”風風亭ラーメン”を必ずしも評価しませんでした。(「風風亭」 真っ当な「B級グルメ店」 95


この時店名を冠した”風風亭ラーメン”を、「ごくフツーの豚骨ラーメン」っと書いたことが、その当時毎回の様にコメントを頂いていた”アップル”さんから猛烈な反撃コメントを頂いたことが懐かしく思い出されます。

玄関1
前回お訊ねした時は”ねぎ醤油ラーメン”をいただきました。


その時の食後感を以下のように書いています。


<スープや麺や具材のバランスも素晴らしく、城北地区に”風風亭あり!”っと、既に15年頑張っておられます。>っと。

店内2
その時に、次回は”風風亭ラーメン”を注文しようと決めておりました。


と言いますのは<そして、この”醤油味のスープ”がいい!。アッサリしていますが、鶏ガラなどの出汁がしっかり効いていてコクが有ります。チャーシューから出た脂分が、スープに風味を付けました。>と、”醤油スープ”に唸ったからです。


それだからこそ、次回はこのお店の本流である”豚骨ラーメン”を意味する”風風亭ラーメン”に再チャレンジを!っと心に決めていました。

メニュー3
メニュー”を見ますと、2012年7月と2014年4月14日当時”風風亭ラーメン”は550円でした。


そして今回”風風亭ラーメン”のお値段は600円と、前回より5.5%アップ。


でも、でもやむを得ない値段でしょう。実に実に控えめのお値段設定だと思います。それは”悲しく切ない”お値段設定だと思います。

風風亭ラーメン4
さて注文しましたもの、当然に”風風亭ラーメン”です。お値段は内税で600円。


実にシンプルで控えめの佇(たたず)まいです。


具材は、トロトロの”チャーシュー”に”ゆで卵”半分、コリコリした食感が嬉しい”キクラゲ”に、シャキシャキしている太めの”モヤシ”、それに”刻みネギ”です。

風風亭ラーメン5
少し”ゴマ”が散らしてあります。風味が一段と増しています。


無駄なものは一切ありません。これ以上、足すことも引くことも出来ない構成です。


この時点で”お見事!”っと、思いました。

スープアップ6
この”豚骨スープ”を、まあご覧になって下さい。


豚骨ラーメンでも、その発祥の地”久留米ラーメン”が放つ、あの強烈な”獣臭”はありません。


洗練された”博多ラーメン”により近い種類のスープです。気品あふれる水準にまで高められています。

麺7
”は、豚骨スープに定番の”ストレート細麺”です。


ムッチリした弾力にはやや欠けていますが、このお店のスープによくマッチしています。


麺の量は、恐らく100g程度でしょう。ワタシには適量です。隣に座った青年は、”焼きそば”の大盛りを平然と食べていました。

辛子高菜8
さて、四分の一程度を食べ終えた後、余りの”上品”さ故、フッと”悪魔的”な発想が頭を過(よぎ)りました。


ここで”辛子高菜”を加えたら、この上品さがどうなるだろう???っと。


普段、麺類を食べるときは”胡椒”も”七味や一味”の類も、一切使用しません。あるがままをいただいております。

高菜混ぜた9
でも、一種”貴婦人”のような雰囲気漂わしている”風風亭ラーメン”に、あの”ピリ辛高菜”を、どっと投入したら、彼女の顔つきはどう変化するだろう?


で、トッピングしたものを全部投入して、混ぜに混ぜました。それがこの画像です。見た目も変わりましたが、味が一変しました。イヤイヤ”激変”しました。


刺激的を越えて”挑戦的”な、言わば◯◯の”情婦”と化しました。「オイ、そこの!”ナメんじゃネエヨ!”」っと、ドスの効いた声で裾まくりをしたような・・・・・


品格あるスープの中に、ピリピリと舌を攻撃する”辛子”と、十分に”発酵した高菜”のやや”酸っぱい”自己主張が加わりました。

完食10
その落差と、味の危うさ、不安定さをトコトン楽しみ抜きました。こういう頂き方は久しぶりです。


思う存分に楽しめました。気高(けだか)さと、気の強さと熟しきった酸っぱさとのせめぎ合いを。


当然に、舐め尽くすように”完食”しました。次回に頼むメニューも決まりました。


連休明けから始めるという、期間限定の”冷麺”です。3回目の”再訪”も早いと思います。




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「手打蕎麦せんり」・「愛媛グルメ紀行」 735

今日は先月(4月)2日に開業されたばかりの、新しい本格的手打蕎麦屋の”手打蕎麦せんり”さんをお訪ねしました。


場所は港町7丁目、”コミセン”正面玄関前の”マリンコミセン前ビル”1階にあります。


ここに蕎麦屋さんが出来たということは、時々コメントを頂く”ふなこ”というハンドルネームを持つ男性から教えて頂きました。教えていただいた翌日には、お店の玄関に立っていたという訳です。(実際にお訪ねしたのは4月30日)

玄関1
画像の様に玄関がビルの奥にありますので、車で走っていたら見過ごしてしまうかも知れませんね。


画像で言いますと、右奥に”蕎麦打ち”をする作業部屋があります。偶然午前10時頃お店の前を通りますと、若い店主さんが蕎麦を打っている光景を目にしました。


どうやら、”本格的手打蕎麦”を目指されているようで、ワタシの様な”蕎麦好き”には嬉しい光景でした。

テーブル席2
午前11時30分からの開店ですが、その時刻のことを知りませんでしたので、11時15分にお店に入りました。


まだ開店時刻前でしたが、「どうぞどうぞ、多少待って頂きますが」と言って、気持よくお店に入れて頂きました。


店内には店主さんと、女性のフロアー係が4人の5人体制でした。夜がメインのお店のようですが、果たしてこの多人数で蕎麦屋がやっていけるのか?ちょっと不安になりました。

メニュー3
こちらは”ランチ専用メニュー”です。ご飯物は、天丼と釜飯の2種。


そして冷たい蕎麦メニューは、”ざる蕎麦”と”鴨ざる蕎麦”と”天ざる蕎麦”の3種で、温かいメニューも3種です。


つまり、”ランチメニュー”は、8品に絞りこまれています。如何にも”本格的蕎麦屋”のそれです。


ただ、愛媛は”蕎麦”の後進県。飲食店で”そば”とだけ頼めば、先ず”中華そば”が出てくる県です。かなり実験的な試みのように思いました。

鴨ざる蕎麦大盛り4
注文しましたのは”鴨ざる蕎麦大盛り”です。蕎麦屋と一部のうどん屋に限って、普段少食のワタシが”大食漢”に変身します。


但し、この”蕎麦”の量で”大盛り”なんです。お値段は980円プラス200円の、合計1180円(内税)です。


本格的蕎麦屋を目指すお店は、どうしてもこのような価格になります。普通のサラリーマンがランチとして気楽に通えるお店ではありません。


この価格を承知の上で、このお店に通いたいという客を一体どの程度確保できるか?大胆な試みだと思います。


ワタシがお伺いした4月末日はまだ開店1ヶ月を経過していませんでしたから、ご親戚や友人知人の客がお昼ごろに入ってこられましたが。

ざる蕎麦5
さて”蕎麦”をよく見ました。「ん????ン???これは果たして”更科蕎麦”なのか???」っと、不思議に思いましたので、女性のフロアー係さんにお尋ねしました。すると、店主さんに聞いてくる、っと引っ込まれました。


そして店主さんが席まで来られましたので(その時点では客はワタシ一人)「これは”更科蕎麦”ですか?」っとお聞きしました。


すると「いえ、”更科”ほど振っていません。でも”田舎蕎麦”でもありません」というご説明でした。


上の会話の意味を分かりやすく解説しますと、「”そば殻”を”粉ふるい”で完全に振り落としている訳ではありません。また”更科”ほど振っていれば、蕎麦の色合いはもっと白くなります」という意味です。(粉ふるいとは、そば殻をふるい落とす細かい網)

蕎麦アップ6
「では、更科と田舎の中間を狙われたのですか?」っと言うワタシの問に「ええ、その通りです」っと店主さん。


今までの経験では、”中間狙い”という”蕎麦”は味わったことがありません。面白い試みだと思いました。(但しワタシの経験では、出会ったことがないタイプの”蕎麦”という意味であって、世間的にはこういうのが主流になっているのかも知れません)


更科”だと風味はいいのですが、そば粉の香りが弱い。


一方、”田舎”は、蕎麦の香りが一番楽しめますが、舌触りがやや荒くなる。ですから、その中間(中間というより、”更科”に7割方近づいているように見ました)を狙われたのかも知れません。(以上の事は、素人のワタシ個人の見方です。誤解のないように)

鴨蕎麦汁7
こちらの画像が、”鴨の抱き身”と”炙り葱”が入った”蕎麦汁”(そばつゆ)です。なお、”鴨の抱き身”とは、鴨や合鴨の”胸肉”を言います。


この”鴨ざる蕎麦”の”蕎麦汁”が、超濃厚で酸味を感じさせるものでした。店主さんは東京で修行されたそうですが、それをうかがわせる”蕎麦汁”でした。優れものの一品だと思いました。


蕎麦汁”の中身は、上に書いた2品以外に”三つ葉”と、ホンの一欠片(ひとかけ)の”柚子”の皮が潜ませてあります。いい塩梅のものでした。

炙り葱8
これが、お約束の”炙り葱”です。”鴨南蛮”で言うところの”南蛮”です。


キチンと炙ってあるので、太葱(通称”根深”)が甘く香ります。この香りも”鴨ざる蕎麦”の汁(つゆ)には必須です。


素人の想像ですが、恐らく純粋な”更科蕎麦”であれば、濃厚で酸味が効いたこの汁に負けたでしょう。

鴨抱き身9
この画像が”鴨の抱き身”(胸肉)です。


元々”抱き身”とは、鳥の胸肉一般を指していた言葉ですが、今では””と”合鴨”の胸肉を指します。


なお”合鴨”とは、野生の””と、それを家禽(かきん)化させた”アヒル”の交雑種で、野生の”鴨”肉より脂身が多いので、蕎麦屋では”真鴨”と表記されていない限り”合鴨”が多いというのが一般的です。柔らかくて食べやすいからでもあります。


ただこのお店の場合、店主さんに確認しておりませんので断定的なことは言えません。

蕎麦湯10
蕎麦湯を入れた朱の”湯桶”が出されました。残った”蕎麦汁”が入った器に、直接蕎麦湯を入れるのではありません。


蕎麦湯”を入れる、コップ大の画像の器(=そば猪口)が出されました。ということは、”鴨ざる蕎麦”の”蕎麦汁”の残量から逆算すると、蕎麦湯を2杯楽しめるという計算です。ありがたい!


一番最初に出された”晒し葱”は、この段階で2回に分けて蕎麦湯に入れます。(どう飲んでもいいのですが)


このお店の”蕎麦湯”、白く濁っているように見えませんか。”蕎麦湯”が白濁しているのは2つのケースがあります。


先ず”二八そば”の二が蕎麦粉で、八が小麦粉を使って打っているケース。もう一つが、”蕎麦湯”に蕎麦粉を加えたケースで、このお店は後者に当たります。(店主さんに確認しています)


このお店、”再訪”することにしました。シンプルな”ざる蕎麦”をいただきたいと思ったからです。




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 110

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の真夏頃にアップした331号から333号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年7月9日にアップした328番目のお店、今治市の松本3丁目にある和菓子屋の老舗”登泉堂”(とうせんどう)さんです。(「今治 登泉堂」・「愛媛グルメ紀行」 328

今の店主は四代目で、このお店の開業はナンと”100年ほど前”の明治時代に遡るそうです。

玄関1
そして、この地にお店を移したのは二代目。

二代目さんは、和菓子だけにとどまらず洋菓子やパンなどに挑戦したそうです。

盛夏の季節には行列ができます。

行列の目的は、ほぼ全員が当代(四代目)が開発した”カキ氷”です。

イチゴ5
このお店の”カキ氷”のメニューは多彩ですが、このお店に行かないと食べられないメニューは”いちご”系の3種です。

このお店の”いちご”系3種の特徴は、氷の上にかかっている”いちごペースト”にあります。

単なる”いちごシロップ”ではなく、”いちごそのもの”がカキ氷に回しかけられているのです。

そこで、ワタシが注文したのは”いちごミルク”で、お値段は640円(内税)です。

ワタシの個人的好みでは、画像の”いちごミルク”は県内最高峰のかき氷だと思っています。

このお店は”再訪したい”けど、中々遠いので・・。それに、記事にする前にも何度も何度のお訪ねしています。


二番目にご紹介するお店は、2012年7月10日にご紹介した329番目のお店、昨年の1月26日にこのシリーズの3番目のお店としてご紹介した”闘牛”さんです。(掲載当時)(「再訪3 闘牛」・「愛媛グルメ紀行」 329

このお店、松山で唯一の(今まで47軒のラーメン店さんをご紹介してきた、ワタシの知りうる限り)”正統派東京ラーメン”を出す”闘牛”さんは、ワタシが最も足しげく通ったラーメン店さんで、同時に何度でも行きたいお店というわけです。

玄関1
こちらがお店の玄関。

場所は、1回目ご紹介した時のおさらいですが、久万ノ台の”県立松山盲学校”西側、国道196号線東側に面しています。

つけそば5
当日注文したのは”つけそば”、お値段600円です。

最近でこそ、こういう”つけそば”や”つけ麺”が一種のブームになっていますが、このお店はそういう世間の喧騒に関係なく、昔から淡々とメニューに掲げていらっしゃいます。

このお店の場合、”つけそば”は麺が二玉入っています。それと”つけ汁”の量も多目です。

つけそば”がテーブルに供せられると、”つけ汁”のやや酸味の効いた鶏がらスープの香りが、先ず鼻腔に届きます。

「お・・・おほ・・・ホッ・・・」と、思わず声がこぼれる香りです。

そして、次に””のカンスイと小麦の強い香りが届きます。

素朴で奇をてらったところなど微塵もありませんが、”名品”だと思います。

ラーメン”とは一体どういう食品であるのか?を問い直すことが出来る”ラーメン店”の原点にたつお店が、この”闘牛”さんなのです。

従って、このお店は更に再訪しました。”ラーメンの原点”を確認するためです。


今日最後にご紹介するのは、2012年7月11日にシリーズ330番目にご紹介したお店、”再訪シリーズ”の4店舗目として、今年の3月5日に”愛媛グルメ紀行”シリーズでアップした”カザハヤラーメン”さんです。(掲載当時)(「再訪4 カザハヤラーメン」・「愛媛グルメ紀行」 330

このお店は”醤油ラーメン”一辺倒だったワタシに、”塩ラーメン”の素晴らしさ、美味しさを衝撃的に教えてくれたお店です。

ですから再訪シリーズを始めた時に、早く早く再訪したいと思ったお店の一つです。

玄関1
こちらがお店の玄関。

場所は前回のおさらい、旧の国道196号線(現在の県道湯山北条線)を北条市内に向かうと、粟井を過ぎて北条病院も更に過ぎた辺りの海岸側にお店はあります。

今年の8月で2年目を迎える、新進気鋭のお店です。老舗もいいのですが、こういう研究心に満ち満ちた若々しいお店もいいですね。既に堂々とした”名店”です。(掲載当時)

パスタ鴨上4 
今回は新メニュー”チャイナパスタ”が3種用意されていました。

その”チャイナパスタ”なるものの説明として「ラーメンとスパゲティーの小麦粉を独自にブレンドした新感覚の麺」とあります。

確かにこれはもう既に”ラーメン”では決してない。

器も平皿の洋皿。パスタは自家製麺している。スパゲティーより太い”スパゲトーニ”より更に太くて、しかも平たい麺。

具材は、合鴨の燻製スライスと白髪ネギとミズナと刻みネギ、更にそれらの上に粉チーズがかなり多めにかけられている。(この粉チーズが全体の味のバランスととるのに重要な役割りを果たしている)

絶品でした。

でもこのお店は再訪出来ません。既に店名を元の中華料理店に変えられて業態を変えられました。

ただし、今の中華料理店には、その後何度も再訪しています。単純に美味しいからです。なお、このメニューはもう出しておられません。


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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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