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「再訪 248 手打ち 太介うどん」・「愛媛グルメ紀行」 752

今日は”松山市総合コミュニティーセンター”の南側、湊町8丁目にある”手打ち 太介うどん”さんの、3回目のご紹介です。


過去の2回は、以下の通りです。(「手打ち 太介うどん」・「愛媛グルメ紀行」 256)・(「再訪64 手打ち 太介うどん」・「愛媛グルメ紀行」 418


このお店に初めて行った時のことは、実に鮮明に覚えています。そして、”本物のうどん”と出会った喜びに浸りました。

玄関1
こちらがお店の玄関です。車が4台も停まれば、お店の前の駐車場はいっぱいになります。


このお店が、”ホンモノの美味しいうどん”を食べさせて頂けるということは、このお店で食べた経験がある方でないとちょっと想像がつかないかも知れません。


通りがかりに、看板を見てフラッと立ち寄るといったお店ではなく、このお店の味を知っている常連客や近所のサラリーマンが、気安く訪れるといったお店です。

店内2
ワタシがこのお店に初めて訪れた時に驚かされたのは、ワタシの目の前で画像の”伸ばし機”に、小麦粉を練って一晩寝かせて熟成させた”うどんの玉”を取り出して投入したのです。


あっけにとられながらも、珍しい光景に夢中でコンデジのシャッターを切ったものです。その時の様子は、上にリンクさせた1回目の記事に載せております。


女将さんが女手一つで、うどん打ちから出汁づくり、天ぷらを客の目の前で揚げるとなど、全てをこなされています。

うどんセットメニュー3
初めてお訪ねしたのは、2012年3月29日でしたから今からもう2年以上前のことです。


そして今年4月に消費税が増税されました。ところが目の前の”メニュー”は、2年前と何ら変わっていません。そこで女将さんにお尋ねしました。「消費税を価格に乗せられなかったのですね?」っと。


すると女将さん、やや寂しげに苦笑なさって「ウフフ・・・・・だって~面倒くさくって!」っと一言。その言葉に泣かされました。様々な女将さんの思いが詰められている、と感じたものですから。

ちらし寿司4
今回注文したのは”天ぷらざるうどん”の”うどんセット”です。”天ぷらざるうどん”の単品のお値段は550円です。


それが「”うどんセット”で!」っと注文しますと50円の追加(結局600円)で、”いなり寿司”、”ばら寿司”、或いは”炊き込みご飯”のどれかを選べて、しかも”冷奴”までお通しとして出てきます。


この画像は、ワタシが選んだ”ちらし寿司”です。前回も書きましただ、酢加減が絶妙でうどん屋さんでいただく”ちらし寿司”では、個人的には最も好きな味の一つです。

冷奴5
このお通しの”冷奴”だって、別にどうってことない品かも知れません。


ですが注文がある都度、1丁の豆腐を丁寧に切り分けて、ネギを乗せ七味を振って薄口醤油を垂らします。


ここに「自分ができるサービスは、例え細(ささ)やかでも決して手抜きせず提供し続けよう!」っという、女将の強い思いが凝縮しているように思うのです。


ワタシはこの一品に、40年以上にも渡ってお店を続けてこられた、女将さんの人となりと生き方を感じ取れるという思いがします。そのことに感激するのです。

天ぷらざるうどん6
この画像が、このお店の”天ぷらざるうどん”です。何の”衒(てら)い”もありません。(もったいぶったところがない)


このお店は、”うどん湯掻きたて”、”天ぷら揚げたて”、薬味の”生姜おろしたて”を味わうことができるお店です。


それら全てを、女将さんが一つ一つ丁寧に、目の前でお料理して頂けるお店です。


このお店の店名と見まごうばかりに似た店名(でも明確に違う店名)の”セルフ業態”のうどん屋さんがありますが、そこでこのお店とほぼ同じ内容の組み合わせにすると、このお店の価格を確実に越えます。

うどん7
当然に味など、到底比較にはなりません。このお店の足元にひれ伏しても敵わない。


天ぷら”だって、まあ見て下さい。その”セルフ業態”のお店の”えび天ぷら”なんて、冷たく冷めた揚げ置きで、えびを食べるのではなく海老の周りを分厚く取り巻いた””を食べる!の感ありです。


ところがこのお店、目の前でえび天を揚げられますが、その前に”えび”に包丁目を入れられている。揚げ上がりが美しく揚がるからです。もちろん美味しく揚がるからでもあります。

えび天ぷら8
えび天の他には、ゴボウのかき揚げも乗ります。いいコンビネーションです。


それら”天ぷら”の下には、ワタシが言うところの”愛媛官能麺”が、ゆったりと控えています。


嫋(たお)やか”(=その姿がしなやかでやさしい様を言います)と言ってもいい。うどん麺は、こうじゃなくっちゃいけません。
麺9
”の色と艶とテリをご覧ください。美味しい麺の条件を満たしております。これが黙々と、女手一つで打つ続けてこられた””です。飾り立てたところなど微塵もありませんが、存在感がある””です。


口腔に麺を含むと、弾力と滑らかさという矛盾する要素を同時に持った麺だということが、舌で口腔内の全ての感覚で、それを感じ取ります。


ワタシのブログ友であり”畏友”でもある”ジンゴズンゴ”さんが看破(「かんぱ=見やぶる)した、”愛媛官能麺”が持つところの”エロティシズム”さえ感じる麺です。

完食10
例によって”完食”したシーンを示す画像ですが、この画像をよーーく見てください。


ざるうどんの”つけ汁”が入っていた、左下の椀です。そうです!”つけ汁”まで、全て啜り尽くしているでしょう?


もちろん、うどんを食べ終わった後の”つけ汁”とは言え、そのままでは濃いくて飲めません。お水を適宜足して、薄めながら飲み干したのです。まるで”そば湯”の世界です。でも、残すのは勿体無いと思ったのです。


そりゃあもう”心身ともに”満足してお店を後にしたのは言うまでもありません。



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「韓国風居酒屋 ひまわり」・「愛媛グルメ紀行」 753

今日も最近ずっと組んで仕事をしている相棒と、仕事の流れで”西垣生町”に来てお昼になりました。


何時もなら「Hさん、この辺りで何処かご推薦のお店はないですか?」という質問があり、ワタシが知っているお店をご案内するというパターンが続いていました。


すると、この日は「Hさん、実はここまで来たら行きたいお店があるんです。昨日妻と午後5時半ころ来て、食事をしようと思ったら、まだ夜の部には間がある!って断られちゃったお店があるんですよ。ネットで調べたんですが、かなりの人気店のようです」っと。

玄関1
そこで、彼から案内され訪問したのが画像の”韓国風居酒屋 ひまわり”さんです。


西垣生町の海側にある”木材団地”のかなり手前の、”今出港口バス停”から南に入った住宅地の中にあります。お店の西裏側は”大新田公園”です。


この地で開業されて20年近く経ったそうですが、ワタシは全くその存在を知りませんでした。主な営業は夜の居酒屋ですが、午前11時30分からの”ランチタイム”にも営業されています。


このお店自体を知りませんでしたから、お店に入ってメニューを見ていた段階ではこのお店の”驚くべき内容”に気がついていませんでした。

メニュー2
もちろんメニューに”ハングル文字”でルビ(フリガナ)を振ってありましたから、韓国料理のお店であることは分かります。

先ず、”韓国家庭料理”のお店というのを、お店の”名乗り”にしておられます。そこでメニューを仔細に見ました。通常ワタシたち日本人が”韓国料理”をイメージしますと、”焼肉屋”さんをイメージすると思います。

そしてその”焼肉”も、”ロースだカルビだ”と、牛肉の最高部位をウリモノにするお店が数多くあります。ですから、お値段だって高くて当たり前!っとイメージされている方が圧倒的だろうと思います。

ところがこのお店の”定食メニュー”です。トップに揚げられているのが”焼肉定食”であるのは普通に理解できます。ところが2番目に”プルコギ定食”がきて、3番目に”サムギョプサル定食”と続いています。このメニューの並びに、驚かされました。

このメニューは、”日本人へのウケ”を狙ったものではなく、お値段に関係なく本当に美味しい、或いは真正面から”韓国料理”に向き合われた結果組み立てられたものである、と感じました。

なお”プルコギ”とは、”プル=火”であり”コギ=肉”のことで、直訳すれば”焼肉”そのものですが、安い部位でも美味しく食べることができる工夫がされており、日本で一番近い料理といえば”すき焼き”でしょうか。”サムギョプサル”とは、”サム=数字の三”であり、”豚の三枚肉=豚バラ”のことです。

日本にいると、韓国では牛肉ばかり食べているのでは?と錯覚しますが、韓国では”テジ=豚”も好まれ(但し、値段が安いから好まれるという面もありますが)、広く食べられています。

ミッパンジャン3
上に書きました、”日本人向け”とされていないと感じた根拠のもう一点は、上の料理三品です。

これは、韓国の料理店ではどのお店でも見られるもので、注文していないのにサービスで出されるものです。つまり、お値段は無料です。これらを”ミッパンジャン”と呼びます。食べてしまえば、また追加してもらえます。

日本でこの三品を食べるには、別料金で注文するのが普通です。ですから、韓国から日本に観光に来て”韓国料理”のお店に彼らが入ったとします。

上の三品の中で、例えば一番手前の”ナムル”を指さして注文したとしたら別料金を要求されて、「日本人は”ケチ”だ!」っとなります。要は”文化の違い”です。

このお店は注文した品が出てくる前に、黙ってこの三品からなる”ミッパンジャン”(ミッパンジャンの種類や品数は、お店によって様々です)が出されました。韓国の食文化をストレートに、全くさり気なく当たり前に前面に出されています。

ナムル4
この画像は、”ミッパンジャン”の一部として出された”ナムル”です。


ナムル”とは、もう知っておられる方が多いと思いますし、スーパーなどでも普通に売っていますが、モヤシや山菜や野草などを塩茹でしたものを調味料とゴマ油等で”和えた”ものです。


韓国の家庭、と言ってももう田舎でのことでしょうが、”ナムル”用の野草などは、野山に自然に生えているものをそれぞれの家で採取してきて使っている時代もありました。(今もそうなのか?は分かりません)

オイキムチ5
こちらは、ご存知”オイキムチ”です。つまり”オイ=きゅうり”ですので、”きゅうりのキムチ”です。


キムチ”は、アジア食文化を代表する”発酵食品”の一つです。日本でも”醤油”や”味噌”や”日本酒”の他に、”納豆”や、”なれ鮨”などの豊富な”発酵食品”の食品群がありますね。


アジア一体に広がった”発酵技術”が、食品の保存と旨味成分の飛躍的増大をもたらし、人間に新しい食品のシーンを提供してくれています。

ペチュキムチ6
上の画像も日常生活で当たり前に見られる”キムチ”で、”ペチュキムチ”ですね。”ペチュ=白菜”ですから”白菜キムチ”のことです。


韓国における”キムチ”の種類は、200種ともそれ以上とも言われています。野菜類だけではなく、魚介類のキムチも多種多様ですし、”水のキムチ”だって”ムルキムチ”という名であります。


北朝鮮と韓国のキムチの味の一番大きな違いは、北朝鮮のキムチは”甘い”けど、韓国でも南へ行けば行くほど”辛く”なります。

南の端の”釜山”などは、北に比べて温かいので腐敗するスピードが早い。ですから、それを抑えるために塩を多めに投入してあります。ですから、南のキムチは塩辛い。

プルコギ7
上の事などを、相棒に説明していますと「Hさん、韓国料理に詳しいですねー!じゃあ、肉系で”じゅん”さんのお薦めは何ですか?」っと尋ねられました。


そこでワタシは迷わず「じゃあ”プルコギ”にしたらいいです。安いけど、韓国料理の中で安くて旨いといえば”プルコギ”ですから」っと、お答えしました。上の画像が”プルコギ”です。


なお、”韓国食事情”に詳しいのは、ワタシは言わば”好奇心の塊”であるが故です。


何でも通り一遍等のところで抑えることが出来ません。異文化でも異国の歴史でも、国内の歴史でも地誌でも、気になったらトコトン調べなければ気が落ち着かない性格なのです。

豆腐チゲ8
この画像は、ワタシが頼んだ”豆腐チゲ”です。”キムチチゲ”に比べて、具材の種類が豊富です。


キムチや豆腐はもちろん、ホルモン等の内蔵類、魚介類、じゃがいも、人参、大根等の野菜類、更には”トック”(韓国のお餅)なども入っています。


なお、韓国料理で”ご飯”が出ますが、器も箸もスプーンも、金属製です。そして”ご飯”は箸では食べません。必ずスプーンで食べます。


それは、例えばこの画像の”豆腐チゲ”や、”カルビタン”や”ソルロンタン”などの”タン=汁”料理など、多くの場合、ご飯はそれらの汁気タップリの中に投入して、美味しいスープに浸して食べるのが一般的だからです。


韓国では、ご飯を入れた金属製の器を直接手で持ってご飯を食べることは下品とされていて、必ず汁などと混ぜて金属製のスプーンで食べます。これも単なる”食文化”の違いです。

全体9
二人が注文したものプラス”ミッパンジャン”が並んだテーブルを見た相棒、「じゅんさん、コレって全体を二人でシェアして食べましょうよ!、料金は合計額の折半ということで」っと提案がありました。

韓国で考えられる”おもてなし”とは、”テーブルや机の足”が折れんばかりにテーブルいっぱいにご馳走の品数を並べることとされています。

「幾らそんなに並べられても、全部は食べきれません!」っと断っても、彼らは一向に気にする風はなく、ただ”ケンチャナヨ~”(気にするな!)で終わります。

それに彼らの日常の挨拶で、真っ先に出てくる言葉は「◯◯さん、ご飯食べたか?」です。(今の時代はそうではないかも知れません)

三度三度当たり前に食事ができる時代が、当たり前にずっと続いていた訳ではないという、韓国の過酷な国際環境(数えきれないくらいの”侵略”を受けた歴史を持つ)が生み出した産物だとも言われています。

このところ、日韓双方で互いに”嫌日感情”と”嫌韓感情”を煽り立てる風潮が目立ちます。日韓双方共に愚かなことです。それを言い立てる人は、”歴史を点”でしか捉えられない人です。

歴史は、今目の前に見えることだけで判断してはならないのです。なぜかといえば、””は過去からの連続の中の豆粒でしかありません。

瞬間に”今見えた”と思った事象は、気が遠くなるほど続いている歴史の中のホンの瞬間、断面に過ぎないのですから、瞬間的に見えることだけで判断せず連綿と続いている歴史の底流を見据えなければなりません。

完食10
さて二人で食べていますと、アッという間に”完食”していました。


相棒がこう言います。「じゅんさん、出会った頃に比べると、食欲が随分増してきたんじゃないですか?」っと。どうやらそれは間違いないようです。


ワタシは勘定を済ませながら「ノムノム マシッソヨ~」(とっても美味しかったです)と言ってお店を後にしました。


松山の地において、これ程の”ディープコリア”を体感できるお店があっただなんて!新しく貴重な”発見”です。ワタシの”愛媛グルメ紀行”に、また新たな1ページが加わりました。


<注>今回の記事は韓国の食事情の微細な部分にまで触れておりますので、記述間違いを避けるため、韓国に語学留学をした上でソウルにある”超名門大学 大学院”に留学され見事卒業された知人に、記事内容の”監修”をお願いしチェックを受けております。



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「炭火焼本舗 スーパーホルモン」・「愛媛グルメ紀行」 754

今日は県道松山川内線(旧国道11号線)沿いの、鷹子町にある”炭火焼本舗 スーパーホルモン”さんをご紹介しましょう。昨日も”韓国料理”のお店でしたが、偶然続きました。


小栗にもお店があるそうですが、ここ鷹子町では開店されて概ね1年というお店です。焼肉屋さんですから、主な営業は夜ですが、ランチも始められたのでお伺いしてみました。

玄関1
こちらが、県道松山川内線沿いのお店です。平井町と鷹子町との境目にあって、鷹子町側です。


焼肉屋さんで”ランチ”って、どういうんだろう?と思っていました。


店内は若い男性と女性の2人で切り盛りされていました。

店内2
ただし、その2人体制は昼間のことだけかも知れません。


最近の”焼肉屋”さんは綺麗です。”無煙ロースター”の普及によって、焼き肉には付き物の”油染みや匂い”とは全く無縁の世界になっています。


でも中には、「あの肉の焦げた匂いと油がないと、焼き肉は旨くない!」と言って、昔から続いている焼肉屋さんにしか
行かない方もいます。

ランチメニュー3
”ランチメニュー”は、”丼メニュー”と”七輪焼きセット”と”一品メニュー”の三部門で構成されています。


昼間から一人で”七輪焼き”を囲むのも如何なものか?っと思って”丼メニュー”から選びました。


結局無難なところで”石焼きビビンバセット”を注文。内税で750円です。

石焼きビビンバ4
この画像が、頼んだ”石焼きビビンバセット”です。


石焼きビビンバ”に、”スープ”と”キムチチゲ”が付いています。


「熱いですから、気を付けて下さい!」と声を掛けていただきましたが、店内の2人は仲間内の話はしますが、こちらからの話し掛けにはポソボソと、山羊の◯のように応えるだけ。

ビビンバ5
ビビンバは、何度か書いたことがありますが”ビビン=混ぜる”、と”パップ=ご飯”という意味ですから、見るも無残に混ぜに混ぜます。


この画像は、混ぜる前の姿。日本人と韓国人の違いは、”ビビンバ”の食べ様で直ぐに分かります。


日本人は、彼らのように豪快かつ徹底的にグチャグチャに混ぜ切ることが出来ない場合が多いからです。

スープ6
ビビンバでは、この”スープ”が重要な役割を負っています。


先ずは、上の画像の様な混ぜる前のビビンバの石の容器の内側に沿うようにスープを回し掛けます。


すると、一斉に芳しい湯気が立ち上ります、「ジュ!」っというスープが蒸発する音とともに。


それと、”ビビンバ”自体がかなり濃い味付けをしてありますので、残ったスープは舌を癒やすのに効果的なんです。

キムチチゲ7
この画像は”キムチチゲ”です。白菜キムチと、肉などでとった出汁と豆腐からできています。


この”キムチチゲ”は、ちょっと唸る程に美味しかった。これだけ単品で頼んで、後はご飯でも十分にいけます。


韓国では、これら小品は”ミッパンチャン”と言って、最初からサービスで付いています。

混ぜた8
さあて、いよいよ混ぜに混ぜました。当初の姿はもうどこにも残っていません。


スープを垂らしてありますので、ご飯にやや粘りが出ています。この粘りが石の容器でお焦げに変わります。


ビビンバの具材には、一般的な”ナムル”がタップリと入っていて、それに加えて上質の海苔と肉そぼろとタクワンが入っていました。タクワン入りは、今まで経験がありません。


なお”タクワン”は、韓国でも”タクワン”と言います。日本が植民地として朝鮮半島を支配していた残滓(ざんし=残りカス)です。


韓国では辛く悲しい負の遺産です。一方日本では、一時期朝鮮半島全域を植民地支配していた時代があったことすら、知らない世代が増えています。

お焦げ9
熱いので大汗かいて食べました。味が超濃厚(辛いのではない)なので、スープと水で代わる代わる舌を癒やしながらいただきました。


韓国料理は混ぜに混ぜた”複合の味”を楽しみます。日本では、それぞれの”素材の味”を楽しむという風に、食に対する姿勢が違います。それが文化の違いでもあるでしょう。


この”お焦げ”がパリパリしていて、極めて美味しいんです。小さいころ、祖父母の家では薪の火で、羽釜でご飯を炊いていました。その時出来る”お焦げ”の味が懐かしい。

完食10
お焦げ”の味に、自分の祖母(ばあちゃん)の姿を重ねながら懐かしく食べている内に”完食”していました。


”ご飯少なめ”と注文してはいましたが、それでも出された瞬間には”食べ残してしまう”っと思っていました。


でも不思議に自然に胃袋に収まってくれていました。”チョンマル マシッソヨ!”(本当に 美味しかったですよ!)



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「再訪 249 日の出食堂」・「愛媛グルメ紀行」 755

今日は、伊予鉄高浜線・山西駅前の”日の出食堂”さんの2回目のご紹介です。


初めてアップしたのは、4月15日の以下の記事でした。(「日の出食堂」・「愛媛グルメ紀行」 709


この初回記事に対して、「はじめてのお店なのに、きよばあば、きよばあば、とベタベタする記事はいかがか?」という疑問を呈された方がいました。


戸惑いました。指摘されたようなアプローチが、ワタシの”記事のスタイル・方法”なものですから。初回から相手の胸・心に飛び込んで記事を作る、ということを目指しています。今後もそのスタルは変わりません。

玄関1
初回訪問した時、再訪するときはコレと注文するメニューも決めていました。


最近忙しくて、中々郊外まで足を伸ばせないでいます。この日はたまたま、スケジュールが空きました。


昭和25年の開業以来、この近辺の人々や松山西高や新田高校の生徒さんたちの胃袋を満たし続けて来られました。

メニュー2
メニューは、4月1日以降、真新しくなりました。そうです!消費税の増税に対応せざるを得なくなったのです。当然でしょう。


ただ、創業以来60年余り。店内の見慣れた風景の中で、この”メニュー”だけが浮き上がって見えました。


気を取り直して、来る前から決めていた”鍋焼きうどん”を注文しました。

店内3
店内で忙しく動き回られているのは”きよばあば”さん。主に、鉄板エリアを担当されていますが、客に水も出されます。

お水を持って来られたので「女性にお年を聞くのは失礼でしょうが、お幾つになられましたか?」っとズバリお尋ねしてみまました。

すると「フフフ・・・・え?・・・・幾つに見える?」っと、いたずらっぽく微笑まれました。

「うーーーん、大正か?・・・・・・・」っとここまでワタシがつぶやきますと「ナニイヨーーン!ショーワよーー、私はねショーワよ!今年83歳になるけどね!!」っと。

大変失礼しました。昭和6年のお生まれのようです。すると「デモネー、私”学徒動員”知っとるンヨー!」っと。

おでん4
お話を聞きながら”おでん”をいただきました。


厚揚げ”と”スジ”の、まあ味の染み方が何とも言えません。1年や2年では、こういう味にはならないでしょう。


「その辛子、本気で辛いケン・・・・・気を付けて付けてね」っと、あくまでも気配り細かい。

鍋焼きうどん5
さあこれが注文した”鍋焼きうどん”です。お値段550円(内税)です。嬉しいお値段ではありませんか。


テーブルに運ばれた時は、キチンと”アルマイト”の蓋が乗せてありました。


この画像が、松山の老舗食堂では代表的メニューである、”アルマイト製鍋”に入れられた”鍋焼きうどん”です。

鍋焼きうどんアップ6
松山の”鍋焼きうどんシーン”を代表するお店、”ことり”さんと”アサヒ”さんの出汁の甘さに比べて、甘さはやや控えめです。

つまり、実にアッサリしたスープです。”出汁”が前面に出ないという作りです。


具材は、蒲鉾2種4枚、とろろ昆布、油揚げ、ネギ、すじ肉と、標準系です。特別個性的というものではありませんが、馴染む味です。

麺7
このお店は”手打ちうどん”を唱うお店ではありませんので、当然に””は製麺所から仕入れられたもの。


しかも、松山の”鍋焼きうどんシーン”にはゴクお馴染みの、柔らかい。別の表現を使えば、所謂(いわゆる)腰なし麺です。


でも、これが松山の”鍋焼きうどん”の味であり麺なんです。”麺”単独で、どうこいうという世界ではありません。トータルとして味わい慈しんでいただくものです。

完食8
そりゃあ、出汁の最後の一滴までを舐め取りました。何の不思議もありません、単純なこと、美味しいからです。


お店にはどんどん出前の注文が電話で入ります。”きよばあば”さんの息子さん世代(息子さんかどうかは確認できていません)は、自ら鉄板で”お好み焼き”を焼いて、それを”岡持ち”に入れてバイクで出前に出かけられました。


次の出前の注文がありました。”きよばあば”さんが、鉄板に油を塗り、うどん麺と中華麺を鉄板に広げられます。

手さばき9
その様子を撮影することの了解を得て、鉄板に近づいてシャッターを切りました。そこには”きよばあば”さんの、華麗な”コテの舞い姿”が!いやはや、鮮やかなコテ捌きです。


「これが”三津浜焼き”ですか?」っとワタシが口を開きますと・・・・・・・・・・「コレナー、前から”お好み焼き”ユーンヨ!”三津浜焼き”というのは、最近になって”町興し”で作られた”新しい言葉”なんよ!」っと。


「メニューには”サラダうどん”ってありますが!」っと話し掛けますと、「そうそう、その”サラダうどん”はナーーー、””からしてその”鍋焼きうどん”とは違えとるケン!一回食べに来てみてや!」っと。

手作り10
「ソーーカーー、じゃあ次は”サラダうどん”ということにしますか」っとお勘定を済ませました。


お店の出入口横には、”きよばあばの手作り”と示された”小物類”が展示されています。


この”手作り品”たちは、一体どれだけの人たちの様々な人生を見続けてきたのでしょうか。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 115

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の真夏頃にアップした343号から345号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年7月31日にアップした343番目のお店、中央1丁目、県道松山港線沿いにある”のっぴんラーメン”さんです。(「再訪10 のっぴんラーメン」・「愛媛グルメ紀行」 343

玄関1
こちらが、伊予鉄高浜線のガード下にあるお店の玄関。

ラーメン好きの方ならご存知でしょうが、このお店の最大のウリは独自に開発した”胡麻ペースト”をスープのベースに使った”胡麻味ラーメン”でしょう。

このお店を再訪しました動機は、ブログ友”乱 駆郎”さんと”ジンゴズンゴ”さんが、期せずして同じメニューの”冷たい塩ラーメン”を記事になさいました。


そしてお2人が口をそろえて”冷たいラーメン”(ジンゴズンゴさんの記事によれば「スープに満たされ、見た目は普通のラーメンなのに食べると実は冷たいラーメン」)を誉めそやされていました。

ラーメン5
それが上の画像で、お2人お薦めの”冷たい塩ラーメン”お値段720円(内税)を迷わず注文した。

確かに見た目は普通の塩ラーメンですね。具材は豚ミンチを炒めたもの、ナスの揚げたものに刻みネギとサラシネギだけと、至ってシンプル。

で、早速冷たいスープを飲んでみた。確かに初めてのスープ、新鮮だった。冷やしても味がしっかり残るように、やや濃い目でしかも微かな酸味も漂う。

「ホーーー!」と思わず声が漏れた。「ウン、悪くない!」

このスープの味を敢えて日本語で表現するとしたら”けれんみ”のない味とでも言えばいいのか。

このお店は、”再訪する”と思います。工夫研究されるお店だからです。


二番目にご紹介するお店は、2012年8月31日にご紹介した344番目のお店、”フジグラン松山”の西側にある”デオデオ松山店”の交差点を西に向かい、JRの線路を越えてしばらく行った道路沿いの南側にあります”ラーメン・餃子 かめ福”さんです。(「再訪11 ラーメン・餃子 かめ福」・「愛媛グルメ紀行」 344

この頃は、”冷たいラーメン”にハマっていた時期でした。

玄関1
こちらがお店の玄関。この地に開店して今年で11年目に入りました。(記事掲載当時)

今では、城北地区の”ラーメン”の名店としてすっかり定着しています。

冷しラーメン5
この画像が、注文した”冷しラーメン”です。お値段は670円(内税)です。

具材は、海苔、大振りのチャーシュー、ワカメ、薫玉(半分)、キムチ、モヤシ、メンマ、刻みネギ、そして実にユニークだと思った”スープ氷”(スープを冷凍して凍らせたもの)が一カケ入っています。

ラーメンを冷たい状態で最後まで味わおうとしたら、普通は氷の塊を入れる。ところが、それでは入れた氷が解けてスープの味を薄めてしまう。だから、氷が解けてもスープが薄まらないようにスープ自体を凍らせた。

その凍った”スープ”の塊を、冷やされたスープに潜ませてあります。優れたアイデアに驚かされました。

このお店も”再訪する”と思います。このお店も実に研究熱心なんです。


今日最後にご紹介するのは、2012年8月2日にシリーズ345番目にご紹介したお店、”御食事処 さくや”さんです。(「再訪12 御食事処 さくや」・「愛媛グルメ紀行」 345

通算で言えばもう60年以上になります。国道196号線沿いに新しいお店を移転してからだと3年目のお店です。(記事掲載当時)

場所は、松山から国道196号線伊予市に向かうと”エミフル松前店”を越えて、左手直ぐにあります。

玄関1
こちらが、国道56号線側から見たお店の玄関です。

このお店も”冷たいラーメン”を求めてやってまいりました。

冷しラーメン7
さて、ご主人が運んでくれたのが画像の”冷やし中華そば”600円。

そのご主人が”冷やし中華そば”を持ってきてくれてピタリと私の背後に寄り添った。

「これは初めてですか?」っと。「ええ初めて頂きます、友人の薦めでわざわざ食べにきました」とワタシ。

するとご主人、ワタシの背後から「食べ方を説明します」と説明を始められた。

以降、このお店のご主人のことを”背後くっつきおじさん”と呼ぶことにした。

スープには少し酢が入っていると見えてやや酸っぱいけど、夏には清涼感が感じ取れていい味になっている。

今まで、”のっぴんラーメン”さんと”かめ福”さんで冷たいラーメンをいただいた。

そのどちらとも違う、これまた個性的家族的な”冷やし中華そば”だった。

このお店は”再訪しない”と思います。ひと通りいただきましたから。




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「過去記事を振り返る」 17

今日のお話は、全4回の最終回です。”実際にあった銀行強盗”に基づいたお話です。


「<銀行強盗>余話」 (2010年1月29日掲載)


知人から聞いた「銀行強盗の余話」です。


「銀行強盗に入って、強盗が、よく地下金庫などに行員を案内させ、地下金庫のキーを開けさせ、”何億円もの現金”を奪って逃げると言うシーンがあるでしょう?」とは知人の支店長さん。


「アレッテ、嘘!デスヨ。テレビや映画の世界!」と言い切ります。


普通の銀行の金庫には何億円もの現金なんて置いていないというのです。

銀行
不動産の取引でも、普通は送金で決済は終わります。マレに現金でということもありますが、その際には事前に、くどい様に銀行に現金を用意しておいてほしいと伝えます。ソーイエバ。


そこで、支店長さんがこう教えてくれました。


「もし、銀行強盗に成功したいと思ったら・・・・」


「余り欲は出さず、1千万円程度の、片手で鷲摑(わしづか)みにできる金額くらいを目標にするといい」っと。


これで、現役銀行支店長さんから聞いた「ギンコーゴートー」の話は終了します。


最後に、これらの話は、「銀行強盗のススメ」というテーマではありません。


「誤解のなきよう!」、とはトホホのワタシから。



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「お食事処 天ぷら 天くに」・「愛媛グルメ紀行」 756

今日は国道56号線沿い、藤原町にある人気のお店”お食事処 天ぷら 天くに”さんを初めてお訪ねしました。


このお店のことは、このところよくコメントを頂いています”読女”さんのご紹介です。


ワタシは全くこのお店の存在を知りませんでした。更に言いますと、この”愛媛グルメ紀行”シリーズも述べ756店目ですが、その中で”天ぷら屋”さんを採り上げるのは実は初めてのことです。


自分でも「アレ?なぜ・・・・・・??」っと不思議に思います。もちろん嫌いな分野では全くないのですから。

玄関1
これが国道56号線に面した”玄関”です。目立たない店構えです。車で通っていたら、つい見過ごしてしまいがちなお店でしょう。


でも、でもなんです!このお店、”知る人ぞ知る”というレベルを超えて、舌の肥えた”食いしん坊”さんたちの、その”舌と胃袋と心”を捉えて離さない”名店”でした。ワタシがここで”心を捉えて”と書いたのには訳があります。それは後ほど。

駐車場看板2
国道沿いにあるお店ですから、駐車場問題が悩ましいところですが、お店の北側の駐車場に、お店寄りに4台分の駐車スペースを確保されております。


画像の看板、文字がかすれていますが、この看板でも駐車場の位置はおおよそ見当が付きます。


でも恐らく、このお店の駐車場事情も含めて、それぞれの時間帯の店内の様子は先刻承知というお客さんで、お店は何時も埋まっています。店内は、店主兼板長さんと女性の2人で切り盛りされていました。

穴子天定食3
ワタシは昼時の混雑を避けて、午後1時にお店に入りました。”ランチタイム”の喧騒から、ふと開放された!そういう時間帯でした。


でも店内は、勘定を済ませてお店を出るお客さん、「この時を待ってました!」っと、交代するかのようにお店に入るお客さんでざわめきめいたものがまだ残っている時間帯でもありました。ワタシたち2人は、カウンター席に座りました。


何時もは必ず撮っている”メニュー”、あるにはあるのですが、そのやや煤(すす)けた”メニュー”を見て注文するお客さんは殆どおられません。皆さん、お店にくる前から注文するメニューはほぼ決めていらしゃるようにお見受けしました。


読女”さんのお薦めは「オススメは穴子天定食。あ、鱧天定食もいいな~。」でしたので、ワタシは”穴子天定食”を注文。画像はワタシが注文した”穴子天定食”です。


で、ご覧の皆さんは、この”穴子天定食”がお幾らだとお思いでしょうか?ワタシが過去に”天ぷら屋”さんを一度もお訪ねした経験がないのは、ワタシの頭のなかで”天ぷら屋で頂く天ぷらは高い!”っという固定観念があったからでしょう。


コレだけの内容とボリュームで”700円(内税)”ですよ!!!たまげました!

穴子天4
どーーーーーーです!!この圧倒的な”ボリュームと存在感”。しかも”上品”に揚がっていて、アタリマエのことながら油っぽさは微塵もありません。


穴子”が3匹と、後はピーマン、茄子、南京(かぼちゃ)、人参等の野菜類です。


どれも、その”食材の持ち味を活かし切る”べく、軽ーーーく、軽ーーーく、揚がっています。

穴子天5
ワタシが”穴子天”を写真に撮っている後ろを、食事を済ませた一人の男性客が通り過ぎました。店主さんと目があったようです。


店主さんが「お久しぶりですねー!、お元気でしたか?」っと、その男性客に声を掛けます。


すると男性客が、「ホーーヨ、久しぶりにここに行くゆーーたら、社員がお昼は混んでいるので、少しずらせたほうがエエ、ユーテな!  オオ!!  そうやった!!  オモオーテ、時間ずらせて来たんよ!」っと。


それを聞いていたカウンター席の男性客が、それに相槌を打ちながら「ホーーヨ、ホーーヨ!ヤケン、ワシはいっつも1時頃に来ることしとるんよ」っと。


このお店は、店主さんら2人体制(但しお昼の事情しか知りません)ですので、余り混雑し過ぎないように各々のお客さん自身が気を配りながら食事に来られている様子がうかがえました。

穴子天6
冒頭に、このお店は”お客さんの心を捉えて離さない”と書きましたのは、上に書きました店主さんとお客さんとのやり取りを見ていてそう感じたからです。


20代でこの地にお店を出され、それから30年を遥かに越えられました。それは、このお店の天ぷらなどの味とリーズナブルなお値段、店主さん等お二人の飾らない、そして控えめなお人柄をトコトン愛されている多くの客さんに支えられているからこそでしょう。


それに、肝心の”天ぷら”のお味です。”穴子”は、皮目の食感と穴子の身の食感との違いが分かるような揚げ方をされています。皮目はシットリ、身はホコホコとそれぞれの持ち味に則した美味しさを味わえました。


しかも、その場で摩り下ろした大根おろしを入れた”天つゆと天ぷら”たちの相性の良さに、言葉を失ってしまいます。

鱧天7
この画像は”鱧天”の画像です。


最近(5月8日)にアップした”海鮮鉄板 大のじ”さんでは”鱧フライ”を頂きましたが、フライと天ぷらの調理法の違いが味わいにも大きな違いを見せるという、当たり前のことを感じさせてくれました。(「海鮮鉄板 大のじ」・「愛媛グルメ紀行」 722


鱧フライ”は、鱧自体にしっかり味付けがされていて、フライのパン粉のパリパリした食感に負けないようバランスが取ってありました。


一方このお店の”鱧天”は、鱧の淡白な味をそのままで味わえるように、鱧に油の香りが移りすぎないように天ぷら粉を薄くまぶしてカラッと揚げられていました。鱧は小骨が多い魚ですが、見事に骨切りされていて、骨が元からなかったのか?っと思わしめる手際でした。

味噌汁8
そして、この何でもないように見える”味噌汁”がこれまた逸品でした。いい味噌汁の条件である”出汁”がお見事です。


このお店は、天ぷらだけでなく焼き魚など、魚料理一般も出されます。和食の基本がしっかりできておられるのでしょう。腕の良い職人さんにかかったら、何でもない料理でもその存在感が違うという典型例を見せて頂いた思いです。


熱々の味噌汁を、フーフーさせながら啜る!「ああ、幸せ!」って感じる一瞬です。

ご飯9
この画像が、粒一粒が粒立っていて、照り輝いています。おいしい米の特徴でもある、いい香りがする”ご飯”です。


第一、このご飯と味噌汁と、付いている漬物だけで軽く一杯いけそうです。酒を断ってから、食欲が復活してきましたが、この”メシ”、タイミングが合ってくれました。

完食10
ですから、余りジックリ味わう間もなく”完食”しちゃいました。


「読女さん、美味しくて優しいお店を教えていただき、ありがとうございました」



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「再訪 250 ちゃんぽん食堂 てっちゃん」・「愛媛グルメ紀行」 758

今日は道後一万の県道松山北条線沿いにあるお店で、”愛媛グルメ紀行”シリーズで5度目となります”ちゃんぽん食堂 てっちゃん”のご紹介です。


これで4度ご紹介したお店が14店、5度紹介したお店は4店舗となり、”みなと食堂”さんと”麦わら”さん、”中国料理 彩華”さん、そして今回”ちゃんぽん食堂 てっちゃん”が加わりました。


そして6度ご紹介しているお店が1店、”フォンターナ”さんです。


このお店の過去4度のご紹介は以下の通りです。(「ちゃんぽん食堂 てっちゃん」・「愛媛グルメ紀行」 511)・(「再訪 138 ちゃんぽん食堂 てっちゃん」・「愛媛グルメ紀行」 566)・(「再訪 149 ちゃんぽん食堂 てっちゃん」・「愛媛グルメ紀行」 580)・(http://210「再訪 170 ちゃんぽん食堂 てっちゃん」・「愛媛グルメ紀行」 6163center.blog112.fc2.com/blog-entry-1658.html

玄関1
こちらが”玄関”の風景。若いご夫婦が、3人のお子さんを育てながら頑張っておられます。


松山観光港前で30年以上続いている”お父さん・てっちゃん”のお店を手伝うことで、この世界に入り修行を重ね、そしてご両親から”暖簾分け”されてこの地にお店を出されました。


そして、お父さんの”てっちゃん”さんから伝授された、秘伝の”ちゃんぽんスープ”をベースに、夫婦で独自の、或いは自前の”メニュー”作りに取り組まれ、一皮も二皮も剥けてこの地に根付かれています。

メニュー3
前回このお店におじゃました時は、ほぼ毎日行動を共にしている”相棒”と一緒だった上に時間的余裕がなかったので、記事にはできませんでした。


ただその時に”新メニュー”のポスターを目にして、次に来た時はコレ!っと注文するメニューは決めていました。


それが画像のポスターにある”酸辣ちゃんぽん”(サンラーちゃんぽん)です。お値段は790円(内税)です。

酸辣ちゃんぽん4
この画像が、注文した”酸辣ちゃんぽん”です。


実は下の画像で紹介しますが、中華料理のメニューの中には中国四川省の湖南料理の一つの”酸辣湯”(さんらーたん、もしくはすーらーたん)に麺を加えた””酸辣湯麺”(さんらーたんめん)とういメニューがあります。


つまり、タップリのお酢と大量の胡椒を効かせて”酸っぱ辛い”スープ麺を言います。このお店は、それを自分のお店のメニューとされて、独自に”ちゃんぽんメニュー”に生まれ変わらせました。

サンラータン麺6
この画像は、中華料理の老舗”白魂”さんの”酸辣湯麺”(サンラータンメン)です。(「再訪 204 中華料理 白魂」・「愛媛グルメ紀行」 676


このお店の”酸辣ちゃんぽん”、見た目も味も違いますが、間違いなくお酢と胡椒を使っておられて、”酸辣湯麺”(サンラータンメン)独特の””酸っぱ辛さ”を演出されることに成功されています。


このメニュー、決して”モノマネ”されたものではありません。ある日お客さんが、このお店の看板メニューである”ちゃんぽん”にお酢を掛けて食べていたのを見られたそうです。


最初は「ン????・・・・・ン??・・・・」であったそうですが、そこは調理人さん。自分でも”ちゃんぽん”に酢を加えて食べてみたそうです。「アレレ!コレっていけるんじゃない?!!!」っと思ったのがこのメニューの”誕生秘話”です。その後、試行錯誤を重ねられ完成させられました。

混ぜた5
この画像が”酸辣ちゃんぽん”を混ぜた姿です。まあとにかく”具沢山”です。


ちょっと見ただけでも大量のモミ海苔の下には、エビ、イカゲソ、豚肉、蒲鉾、キクラゲ、椎茸、タケノコ、白菜、モヤシ、人参、コーン、刻みネギなどなど。それを卵とじにしてあります。


ベースとなっているスープはお父さんの”てっちゃん秘伝のスープ”(一子相伝=一人の子にだけ伝承させる)ですが、それにお約束の”お酢”と大量の”胡椒”が効かせてあって、実に刺激的な尚且つ旨味の効いたスープに仕上がっています。

麺6
さらに””も工夫されました。このお店の名物”ちゃんぽん”の””より、やや太く幅広な麺を使われています。


スープの個性が強いだけに、強烈な存在感をアピールする”スープ”に負けないだけのしっかりした””を選ばれたのです。

お二人に、「これはよく出来ていますねーー!具材も豊かで、夫々が美味しいし、特に”椎茸”なんて特別に美味しいですね!」っと言いますと、「アレ、”じゅん”さん、それって以前にも同じこと言われていましたよ!」っと笑われました。

焼き空豆7
まだ正午前でしたので、客はワタシ一人。和やかに談笑しながら”酸辣ちゃんぽん”をいただいていて、ふと壁面のメニューに気にかかるメニューがありました。


それが画像の”焼き空豆”です。お値段150円。(内税)このお店を訪問したのは、6月2日でしたから”空豆”はまだ””のころでした。”空豆”の塩茹でしたものは、幾らでも食べていますし自宅でも作ります。


でも、空豆を鞘ごと焼いたものは初めて目にしました。「これは塩茹でではなく、そのまま焼かれたものですか?」っとお尋ねしてみました。


「ええ、それを塩か味噌でどうぞ!」っと、お二人の笑顔。実はこの日の訪問は、”5度目の記事”にする積りで取材に来ました。

焼き空豆8
5度目の記事にするなら記事の目玉として、お若くてとってもチャーミングなお二人をカメラに収め記事に使いたいと思っていました。ですから食事中、調理等の邪魔にならないタイミングを狙い、お二人を撮るつもりでした。


ワタシの”愛媛グルメ紀行”は、店主さんの笑顔が数多く登場しているのも特徴です。ワタシは初対面のお店でも、写真を撮らせていただいて記事にアップすることはよくあることです。


でもこの日は、直ぐにお客さんで埋まって写真を撮るタイミングを逸しました。そこで後日再度お訪ねし、お二人の”ツーショット”をカメラに収めさせて頂きました。それは、最後に!


さてこの”焼き空豆”です。ちゃんと””になっています、立派なメニューになっています。

空豆9
空豆”の鞘は、ご承知の様に分厚く、内部に水分を多く含んでいます。ですからそれを鞘ごと焼きますと、中の”空豆”はちょうどいい”蒸し焼き”状態に焼きあがります。


豆を覆っている皮の部分が、湯掻いた空豆よりは幾分硬めですが、塩で良し、味噌で特に良し!でした。


「これは”酒のアテ”には持ってこいですね!」っと言いますと、「え?”じゅん”さんはお酒飲まれるのですか?」っと尋ねられました。昼間しか来ないから、”酒飲み”のイメージがなかったのかも知れません。


「ええ、30年間一日も””を欠かしたことはありませんよ!ただし、先々月までの話ですが」っとワタシ。


「エッツ?お酒って止められるもんなんですか?」っと、コケティッシュ且つチャーミングな奥様。3人のお母さんとは思えない若さ。


そんな話をしている内に正午を迎え、予約客も含めてお客がどっと店内に入ってきました。そこでその日はお二人の撮影を断念し、お店を後にしました。

お二人
そしてこの画像が、後日もう一度お伺いして撮影した店主さんと奥様の”ツーショット”です。


急にお願いして、御免なさい!!!(そして、ちょっとピンぼけでゴメンナサイ!)


でも、毎日のように”新メニュー”開発に取り組まれている”店主さん”、3人のお子さんを育てながらもお店で笑顔を絶やさず、お店をしっかり支えられている”奥様”のお二人を、皆さんに是非にご紹介したかったのです。


ありがとうございました。そして、これからも美味しいお食事をよろしくお願いします。^^



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「たこめし 三原」・「愛媛グルメ紀行」 759

今日は西垣生町の”今出港”(いまずこう)を望むところにあって、”たこ料理専門店”という名乗りを持つ”たこめし 三原”さんをご紹介しましょう。


このお店は創業以来43年を経過するという老舗で、”たこ料理専門店”と松山で名乗られているお店は珍しいかも知れません。このお店の全盛期は、近くに”テイジン”松山工場があり、そこの工員や社員さんたちで”西垣生町”一帯が沸き返っていた頃です。


さて今回は会社の夏の恒例行事の一環として来ましたが、今までブログで採り上げるのは初めてです。(夜間になりますので、写真を撮る環境としては厳しかった)


食事会のスタートは午後6時30分で、ワタシは仕事の都合上30分も前に着いてしまいました。でもその頃は、外はまだ明るく撮影も出来ました。(実際に訪れたのは、6月5日)

今出港2
これは、このお店から遠望できる”今出港”(いまずこう)です。この地名”今出”(いまず)のことは、昨年40回のシリーズで書きました「松山市の地名・町名由来」の中で触れました。(「松山市の地名・町名由来」・ 「今出地区・菅沢町」 22


つまり”今出”地区は、”菅原道真公”ゆかりの地ということになります。松山には同様に”菅原道真公”ゆかりの地名が多いことでも知られています。


さて一行より早く着きましたので、お店の方に、このところの”たこの水揚げ”などのお話をおうかがいすることができました。

三原2
お店は松林の中で、高床式の見晴らし席を用意された建物となっています。現在の店主さんが創業者です。


このお店は、5月1日から9月16日までの期間のみ営業されていて、営業時間は11時30分~14時までと、17時~21時までです。お電話(089-971-0907)。


このところ”たこ漁”は不振だと風評で聞いていましたので、その当たりの事情をおうかがいしてみました.

店内3
「たこ漁が不振で、”たこ”を確保するのが中々大変だと?」っとはワタシ。


「いえ、今年”たこ”は揚がっています。2年前は不漁続きで苦労しました」っと。


「じゃあ”たこ”が不漁の時の”たこ”の確保はどうされているのですか?例えば輸入物に頼るとか?」っとワタシ。


「いえいえ!店を始めてから43年になりますが、”今出港”沖で揚がる”たこ”以外は使ったことがありません。今後、もし”今出の海”から”たこ”が揚がらなくなったら、この店は閉めます」っと、キッパリ仰った。

テーブル4
実際にお伺いしたのは6月5日で、梅雨入りしたばかりの雨模様の日でした。ですからお客さんは私たち一行以外には、別の一行が賑やかにされていただけでした。


やはり”たこ”の本格的シーズンと言えば、もっともっと暑くなった7月と8月でしょう。


暑い中を汗をかきながら、”たこ尽くし”を皆でワイワイ言いながら、生ビールのジョッキを傾けながら豪快にやる!それが一番美味しい、”季節の味わい方”でしょう。

酢だこ5
さて、一番最初に出されたのがこの画像、”酢だこ”です。


さっと湯引きされた”たこ”をそぎ切りにして、”三杯酢”でいただきます。


何の演出もありません。今の今まで生きていた”たこ”を、グラグラ湧いている熱湯にサッと潜らせて、適度な厚みでそぎ切りされていますが、三杯酢でたこの淡白な味わいが引き立ちます。もちろん、舌触り・歯ざわり共に、直前迄生きていたが故のモッチリ感が味わえます。


一同、”酢だこ”が出された直後に”乾杯”しましたが、生ビールを注文したのは9人中5人しかありませんでした。つまり、お酒を飲む人数が以前と比べると減っています。


この”酒を飲む人が減った”ということが、この日の会食の雰囲気を”様変わり”させたことに、この時点ではまだ誰も気づいてはいませんでした。

茹でよりエビ6
これは瀬戸内の海から揚がった”よりエビ”を塩水で湯掻いたものです。(よりエビだと見たのですが、違っていたらゴメンナサイです)

よりエビ”の正式名称は”よしえび”というのだそうですが、水産市場に水揚げされた多種多様な小えび類を”選り分ける”ところから付い種名です。一般的には”よりエビ”の方が通りがいいですね。


まだピチピチはねている小えびを、沸騰させた塩水にさっと潜らせ引き上げただけの、シンプルなお料理です。今の季節、つまり”初夏に旬”を迎えます。


この湯掻かれたよりエビが、一人一皿、画像の様に出されますと、瞬間的には皆しゃべりをやめて”よりエビ”の殻剥きに取り掛かります。そして一斉にむしゃぶりつく。「・・・・・・・・・・・・・ウマ・・・・・・・・・・・・」っという状態に。

蛸と海老の酢の物7
さて上の画像は”たことえびときゅうりの酢の物”です。どうです?


口腔内から、唾液がじわーーーっと滲み出てきませんか?


この”酢の物”の酢の塩梅・・・・・・・・・。隣のSさん、唸って言葉が出ない。「ナーーー、コレよ!この酢加減・・・・・」と言ったっきり。


食材の新鮮さは勿論ですが、酢と砂糖の加減は・・・・・そう”天使”が舞い降りて調整したかのような・・・・・

蛸刺身8
そして、今日のイチオシは画像の”たこの刺身”です!


ただただ、黙って”蛸刺身”の表面をご覧になって下さい。普段は生魚(刺身)を食べないワタシですが、瞬時に唾液が充満しました。


アレレ!目の錯角か?   刺身の一片が・・・・・この瑞々(みずみず)しい真白き柔肌が・・・・・・ちょっと身をよじったような・・・・・・


ネットリ・モッチリ”していて、甘みがある。かと言って、安易に考えると噛みきれずに喉につかえる。

蛸天ぷら9
そして畳み掛けるように”たこの天ぷら”が、各自一皿に取り分けられた。


と、この辺りでやっと周囲の空気が見えるようになってきた。ワタシは5月から酒を完全に断ったので、ウーロン茶でやっていた。周囲を見回すと、生ビールでスタートした5人の内”熱燗”に切り替えたのは僅か2人。


最初からのウーロン茶組4人以外にも、その日体調を崩してほとんどアルコールに手を付けなかった人が2人。つまり、飲める態勢にあったのは、実質3人しかいない。”意気が上がらない”ことおびただしい。


おまけにワタシなどは、食べるよりiPhoneで撮影して”ツイッター”上で実況中継的に画像を付けてアップを続けていた。更にツイッター上でフォローしている方との、”通信”のやりとりも忙しい。


「アレ???これってまずいな・・・・・」っと思った瞬間だった。

たこ飯10
ちょっと唐突に、画像の”たこ飯”が一斉に出された・・・・・・・・・。「え????ってことは・・・・・これで終わり!・・・??」


そう、宴会になる予定が、僅か1時間で終了した。以前はこの3倍位のお料理が出ていたような気がしたけれど、それはワタシ自身が酒を飲んではしゃぎ回り騒いでいた故の錯覚だったようです。


社長に「アレ?今日はあっけなく終わりましたね」っと言うと、「イケナイ!     皆飲まんケン・・・・・・、食べとるばっかりじゃけん・・・・・、そりゃーハヨー終わるワ!」っと、寂しそうな表情で言った。


その社長自身もウーロン茶だった・・・・・・




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 116

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の真夏頃にアップした346号から348号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年8月3日にアップした346番目のお店、”らーめん えい吉”さんです。(「再訪13 らーめん えい吉」・「愛媛グルメ紀行」 346

場所は、松前町下吾川の国道56号線沿い、家具のアイソウ伊予本店と、ビッグモーターに挟まれたところにあります。

玄関1
この日にこのお店を訪問しようと思ったのは、昨日御紹介した”御食事処 さくや”さんで”冷ラーメン”を頂いて、ひょっとしてこのお店にも冷たいラーメンがあるのではないかと期待したからです。

この頃は、ひたすら”冷たいラーメン”を求めて走り回っていた頃です。先週アップした「愛媛グルメ紀行を振り返る」も、”冷たいラーメン”一色でした。

実は、お店の国道56号線沿いに”冷麺”の昇り旗が1本だけ見えたのです。そこで店主さんに「冷たいラーメンはありませんか?」とお聞きしました。

すると「”冷麺”ならあります」という店主さんのお答え。

冷麺4
これが店主さんの”冷麺”です。

でもこれは完全に”冷たいラーメン”ではありませんか。これを”冷やしラーメン”と呼んでも何の違和感もありません。

先ほど書いた「冷たく冷やされたスープに、キリリと冷やされた麺が浮いているラーメン」そのものです。

スープを啜ってみました。「ウッ、冷たい!」と、声にならない声が出ました。しかも酢味が効いていて、清涼感溢れる鶏がらと豚骨のWスープです。

冷たいスープの秘密は手前で透明に見える”クラッシュ氷”です。

このお店は”再訪する”と思います。好きなラーメン店だからです。


二番目にご紹介するお店は、2012年8月6日にご紹介した347番目のお店、西予市宇和町明間(あかんま)にある環境省が選定した日本名水百選の一つ”観音水”の夏の風物詩”そうめん流し”です。(「宇和町観音水 そうめん流し」・「愛媛グルメ紀行」 347

肱川の支流である宇和川に沿って県道29号線は走っていますが、野村町とのほぼ中間地点の明間小学校前に宇和川を渡る”明和橋”があります。

その橋の欄干に昇り旗が出いれば、そこから約2Km入った山中で営業しているという合図。

席亭3
鍾乳洞から噴出した水が流れを作り宇和川に落ち込んでいきますが、鍾乳洞からほど無い所に”川床"風の”席亭”が設けられています。

県道を降りて、昇り旗を撮るために外に出た時は焼けるような暑さでしたが、この席亭の周辺は既にひんやりとしていました。席亭には当然クーラーなしですが、何の支障もありません。

流し素麺4
夏休みに入っていましたので、子供さん連れの家族の姿も目立っていて、子供達の嬌声が懐かしい。

ワタシや妹や弟の子供達がまだ小学生だった頃、夏休みに実家に里帰りしたら、必ず父が皆を引き連れてここにやって来たものです。

ワタシ達3人兄弟にはそれぞれ2人づつの子供がおりますので、合計6人の孫と過ごす”観音水そうめん流し”は、実家の一種の季節の風物詩でした。

そういう事情もあって、父の納骨を済ませたその足で、兄弟3人で父を偲ぶために訪れたのです。

もうここには”行かない”と思います。思いでが蘇って辛いからです。


今日最後にご紹介するのは、2012年8月7日にシリーズ348番目にご紹介したお店、郷里の西予市野村町”大野ヶ原”にある”もみの木”さんです。(「大野ヶ原 もみの木」・「愛媛グルメ紀行」 348

妹と弟と父が大野ヶ原にドライブに行くと、必ず訪れていたのが”大野ヶ原小学校”のすぐ近くの”もみの木”さんだったそうです。

玄関3
このお店は、”大野ヶ原”の第一次入植農家として30戸が入植した昭和25年に、入植者と一緒にこの地に入りお店を開きました。

大野ヶ原ではたった1軒のお店として、入植農家の家族の命綱だったのです。

開業して62年。今では二代目がお店を継いで頑張っておられます。

チーズケーキ7
甘党で、一時製菓会社に勤務した経験もある妹が「死ぬ前に3つだけ何かを食べられるとしたら、ワタシは迷うことなくここの”チーズケーキ”を3種の中の一つに選ぶ!!」と断言するものです。

これが、30分待って出されたチーズケーキとオレンジの生ジュース。単品ではそれぞれ380円と250円の合計630円ですが、飲み物とセットで頼むと600円になります。

焼き立てなので、チーズがまだ固まっていません。トロー~っと、流れ出ています。

むせ返るような、フレッシュなミルクの香りが鼻腔をくすぐります。

このお店は、多分”再訪しない”と思います。やはり、この地に立つと、父のことを想起いますので、辛いからです



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「過去記事を振り返る」 18

今日のお話は、ワタシが不動産業界に入ってまだ駆け出しの頃のお話です。(まだ、還暦前でした)


「<誤解>して、ごめんナ」 (2010年2月17日掲載)


落合恵子”さんの「積極的その日暮らし」というコラムを見ていて、少し安心しました。

と言うのは、犬好きの落合さん、犬と見れば即座に駆け寄って犬の頭を撫でる。

ある日友人と話しながら、その友人の犬の頭を撫でていたら、突然ガバッと噛まれ出血して病院に走ったとありました。


実は、ワタシは犬が嫌いというより”怖い”ンです。

新しいお宅を訪問し「犬に注意!」などと書かれていたら、すぐさま後ずさり


ワタシの解釈では、犬という動物は人間との付き合いがもっとも長い生き物で、しかも賢い。

犬を怖がっている人を見ると、必ず吠えるし噛み付くに違いない。

犬に注意」の家では、チャイムを押すと、まず「ワタシは犬が怖いので、はやく犬をつないでー!」と、用件よりも先に言ってしまいます。


犬の飼主は「アハハ^^」と、余裕を持って「あなた、ウチの犬は賢いから大丈夫!」などと言います。

その横で平然と吠えている犬がいても、デス。

犬
先日もあるお宅を訪問しました。3度目の訪問なので、先方に犬がいることは知っていましたが、それまでは飼主がいたので、その犬は一度も吠えませんでした。

その日は、たまたまご主人が不在。

吠えられたことはなかったので、その犬に怖々と近づき「ヨーシヨーシ、ホー、オマエ^^賢いゾー^^」などと、頭を撫でようとしたその瞬間でした。


ウーっ!!」と唸ってワタシの指に噛み付いた。

アッ!コラ、ヨセーッ!!!」などといいながら、ホウホウの呈で退散したのはトホホのワタシ。

ダ・カ・ラ・犬って嫌なンだ、コワインダ


ところが、落合さんのコラムを読むと、犬が本気で噛むと大量に出血するくらい、傷は深いのだとか。

「アー!あの犬、”甘噛み”(あまがみ=母犬が子犬を噛む、子犬同士でじゃれあうときに噛む、傷が付かない噛み方)ヤッタンヤー」と、その時気が付いた。

ワタシを敵とは思っていなかったのです。


イヤイヤ、スマナンダ、誤解やったー!」と、今度会ったらアヤマローット



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「再訪 251 うどん 空太郎(KUUTARO)」・「愛媛グルメ紀行」 760

今日は既に4回目となる、”うどん 空太郎(KUUTARO)”さんのご紹介です。


場所は空港通3丁目、空港通りを空港に向かって走ると、大森商機㈱さんが道路の北側にありますが、そこの信号を南に折れて暫く行きますと、道路の東側にお店があります。


過去3回のご紹介は以下の通りです。(「うどん 空太郎(KUUTARO)」・「愛媛グルメ紀行」 713)・(「再訪 229 うどん 空太郎(KUUTARO)」・「愛媛グルメ紀行」 725)・(「再訪 240 うどん 空太郎(KUUTARO)」・「愛媛グルメ紀行」 742

玄関1
6月に入ってお訪ねしたのは、前回記事に対して店主さんからお知らせを頂き、「6月から”ざるメニュー”を始めます。是非お越しください」とあったためです。(7月記事アップですが、実際にお伺いしたのは1ヶ月前の6月でした)


何時ものように、午前11時20分位にお店の駐車場に車を入れました。


すると開店時刻直ぐ後なのに、駐車場に今までより車が多い。

メニュー2
さて店内に入って、一人ですからカウンターに座りました。


すると、店主さんワタシと目が合うなり「じゅんさん、いやー、申し訳ありません。”ざる”がまだメニュー化できてないんですよ!」っと笑顔で。


まだワタシが注文を告げる前のことです。やはり、最近民放の番組に取り上げられた影響が出ているようでした。

大根3
お店の一番奥に置いてある”おでん”を取りに行きながら「やはりテレビの影響ですか?」っとお聞きしました。


すると「ええ、全然違います。急にお客様が増えて・・・・・・」っと、半ば嬉しい悲鳴。


「そうですかー^^。知名度が上がったことは嬉しいですね。それを、一時的なものにならないようにしなきゃね!」っとワタシ。

鶏天ぶっかけ4
そこで”ざるうどん”を諦め、画像の”鶏天ぶっかけの冷”を注文しました。お値段は680円(内税)です。


ワタシはこのお店のこのメニューを含めまして、今までに”愛媛グルメ紀行”シリーズで”うどん”とカテゴリーした延べ113店(113メニュー)の中で、”鶏天”を入れたメニューは一度しか経験していません。


それが、泉南3丁目、県道松山伊予線(通称椿神社裏参道)沿いに、2012年年8月にオープンしたうどん屋さん”手打ちうどん こはる”さんの”かしわ天ざる”です。(「手打ちうどん こはる」・「愛媛グルメ紀行」 388

鶏天ぶっかけ5
店主さんに注文する時「愛媛では”鶏天”を使ったうどんメニューは少ないと思いますが、香川ではあるんですね?」っとお尋ねしました。


「ええ、香川では”鶏天”はごく一般的です」っと。その横で、その鶏天を揚げておられるのはお母さん。


今日は店主さんのお父さんも厨房に入っておられますから、例によって総動員です。店内の声も元気がいい!

鶏天ぶっかけ上6
”が、「時や遅し!」っと、待ってくれています。まあ、何と色艶がいいのでしょう。照り輝いています。


鶏天”もしっかりした大きさのものが、3~4個入っていて、その存在感を示しています。


何時も言うことですが、”彩り”がいいですよね。

アップ7
レモンの黄、アスパラ天の薄緑、大根おろしの生姜、刻みネギの緑、鶏天の茶、鰹節の焦げ茶、そして純白のうどん麺とバランスよく配してあります。


”を一本割り箸で取って、割り箸で挟んで断ち切ってみようとしました。麺の弾力を見るためです。


ええ、割り箸を使って片手の指の力だけでは、麺が断ち切れませんでした。いい弾力をしています。おまけに讃岐で修行されただけに、”麺のエッジ”が立っています。


”には艶があってまろやかに見えますが、反面シャープさを残しています。

混ぜた8
そこにぶっかけの出汁を、全体に回し掛けました。


それだけではなく、出汁が全体によく馴染むようにユックリとかき混ぜました。鰹出汁の香りと、生姜の清新な香りが漂います。

混ぜたアップ9
そして最後に、”レモン”の櫛切りを全体に、特に”鶏天”にタップリと絞りました。


当然ですが、レモンを絞り入れる前と後では、別人に(アレ、別麺かな?)になります。そのどちらの風味も、それぞれに個性的で好きです。


それと、大根おろしと生姜が決定的にいい仕事をしています。うどん麺だって、シコシコムッチリという二律背反性を包蔵した仕上がりです。

完食10
お店はたて込んでいまして、厨房内はてんてこ舞い。今日は余計なことは言わず黙々と啜りました。


鶏天”は鶏の胸肉を使っておられますが、淡白な鶏肉にはキチンと下味が付いていて、インパクトが有る味でした。


さて次来ます時は”ざるメニュー”が登場していますかどうか。でも焦ることはないのです。お店の状態を見られながらでいいのです。美味しいうどんさえ頂けるなら、何時迄も待ちますよ!



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「喫茶 お好み焼 グリーンハウス」・「愛媛グルメ紀行」 761

今日も昨日に続いて、仕事の谷間となりました。そこで、行きつけのお店”フォンターナ”の店長さんと、スタッフの”Kちゃん”のお薦めで、別府町にある”喫茶 お好み焼 グリーンハウス”を訪問しました。


なお”別府町”(べふちょう)という町名の由来は、昨年”松山の地名町名由来”シリーズで触れております。(「松山市の地名・町名由来」・ 「別府町」 5


場所は”味生小学校”前の通りを、新田高校の方に北上したところにありますが、紹介がなければ通り過ぎていたと思います。

玄関1
お見の前には3台しか車が置けません。近くで車を停めて、駐車スペースが空くのを待ってお店に入りました。


看板に”お好み焼”の文字は見えますが、店構えは完全に”喫茶店”です。しかも、ワタシが若い頃多かった形態の喫茶店です。


駐車場の余裕から言えば、昔からの常連客で支えられているお店ではないかと見ましたが、その内容は後ほど。

メニュー2
お好み焼き”を注文する予定でしたが、そばやうどん入りだと残してしまう恐れがありますので”ミックス”を注文しました。お値段は600円です。(内税)


勘定を払うときに「内税ですか?外税ですか?」っとお聞きしますと「内税です!」っと。


そしてこう付け加えられました。「30年以上、店やっとるけど、今回初めて値上したんよ!30円だけ!」っと。細やかです。

ミックス3
このお店は客席に鉄板はなく、4枚も焼けばいっぱいに溢れる厨房内の小さな鉄板で全てを焼かれます。


お客さんへの提供は、事前に鉄板プレートをガスコンロで熱しておき、注文の料理が出来上がるその熱々の鉄板プレートに乗せて客席に運ばれます。もちろん、熱々をフファフファ言いながら頂くことになります。


この画像は女将さんにお断りを言って、厨房の中にちょっと入り込んで撮したもの。


注文した”ミックス”には、豚・エビ・イカが入っていますが、それらの具材が乗ったばかりです。

返した4
「これは”三津浜焼き”ですか?」っとお尋ねしますと「その”三津浜焼き”ってどういうんか知らんノヨー!まあ普通の”お好み焼き”ヤネー!」っと。


つまり”関西風”ではありませんので、”広島風”に近い。この地域に一番多い”お好み焼き”でしょう。手慣れたヘラ捌きです。


お店にはポツポツと、でも途切れなくお客さんが入ってきて注文が続きます。皆さん、我が家の台所代わりのようにリラックスされています。

ミックス焼き5
これが焼きあがった”ミックス”焼きです。「このお店は、ワタシが知っている人が高校生の頃に出来たとおうかがいしました」っと話を向けました。


すると「ソウヨネーー、もうお店開いて30年以上経つケン、その人って、もう”いい加減な年”になっとるヤロー!」っと。


「ええ、確かに”いい加減な年頃”になられています。ということは、このお店、若い頃このお店に通っていた客が、今度は子供さんを連れて通うという様子なんですね?」っとワタシ。

ソース掛け6
「ウンウン、そーそー、ソレヨ!この前なんかねー、ある常連のご夫婦が何時もの様にお店に来てくれて食べてタンヨー!    丁度そこにね、何時も来てくれている若いカップルが入ってきたんよー!」っと女将。


「するとねー、2組のカップルが、”アレーーー~~!”って、同時に声上げたんよ!年上の2人が、ナンヤ!お前たちは?」っと。


「ソウナンヨ!その2組は親子やったんよ!お互い、この店来てるって知らんかったみたいで。それが偶然この店でかち合わせすることになって・・・・」っと。要は、そういうお店なんです。

断面7
このお店の”お好み焼き”は、その出汁がやや緩く、それが特徴となっているようでした。一種”もんじゃ焼き”の雰囲気と味がしたような。


でも、その”出汁”がすこぶる美味しい。また予め掛けられているソースもスパイシーで!女将さんの勧めで、マヨネーズとソースを追加し、そこへ”一味”をタップリ振りかけました。すると、とーーーっても、刺激的に美味しくなります。


小さなテコで切り取りながら、フーフーと息を吹きかけながら、熱々をいただくときの幸福感!いいですね。

こんにゃく8
食べている途中で、このお店を薦めてくれた”Kちゃん”の、更なる”オススメ”を思い出しました。それが画像の”こんにゃく”です。


早速探し出しました。アッタ!   そこで女将さんに「このお店薦めてくれた人がね!お好み焼きの”こんにゃく”が美味しいケン、ぜひ味わってみて!って言われてたんです」と伝えました。


すると「ウンウン、その食感がね!コリコリプリプリしてて面白い!おも~~たケン入れとるんヨー!じゃけんね、”こんにゃく”多めに入れてくれ、ユーーお客さん結構おってね、その人には多めに入れてあげるんよ!」っと屈託がない。

完食9
などと、調理の邪魔にならない程度にお話をしながら食べていると、アッという間に”完食”していました。


そしてちょっと後悔しました。これなら”そば入り”でもイケたのに!って。


特別喉掘って美味しい!って、震えるほどではありませんが、お店の中を滔々(とうとう)として流れる時間を女将さんと共有しながらいただく”お好み焼き”は、それはそれで格別でした。

布袋様10
さて、この画像ですよ。”フォンターナ”のスタッフ”Kちゃん”が、ワタシに喉掘って言ったんです。これは、このお店の前を通る道路より、一本西側を通る”県道砥部伊予松山線”沿いに見える”布袋様”(ほていさま)です。


「私、あの道路通ってあの笑顔見る度に、”ああーじゅんさんやー!じゅんさんがオルーー!”って思うんですー!!」とはスタッフ”Kちゃん”の弁。


布袋様”は、日本では”七福神”の一人で、肥満体のあの体と笑顔は”広い度量や円満な人格”を表すとされ、布袋様が何時も持っている袋は”堪忍袋”です。


「あやかりたい、アヤカリタイ!」っと思いました。



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「お好み焼 レオ」・「愛媛グルメ紀行」 762

今日は桑原の住宅地の中にある、すっかり町に溶けんでいますお好み焼き屋さん”お好み焼 レオ”さんをご紹介しましょう。

このお店の存在は、会社の若き同僚に教えてもらいました。彼はこの辺りで、子供の頃を過ごしており、彼にとってはとっても懐かしいお店の様でした。


またこのお店の事は、フログ友であり”畏友”でもある:”ジンゴズンゴ”さんも、そのブログで採り上げられています。正に”名記事”に仕上げてありました。(桑原で愛し愛される『お好み焼き屋 レオ』

玄関1
これが住宅兼お店です。場所は、東部環状線の枝松交差点を北上した一つ目の信号を、”繁多寺”の方に東進します。


その東進途中、南向きの傾斜地を北に向けて上がったところにあります。通りがかりに、フラッと立ち寄るというお店ではありません。


この地域の子供達、そして子供時代にこのお店でお世話になって育った大人たち、近隣のお客さん達に支えられて早40年以上経過しました。

店内2
お店は、ワタシより8歳年上のご主人と2歳年上の奥様の2人でお店をやっておられます。

平日の午前11時20分にお伺いしましたが(開店は午前11時)、ワタシが食べ終える概ね40分間の間はワタシ一人の客でした。

そこで、珍しく愛らしい店名”レオ”の由来を早速お伺いしました。するとご主人、暫くワタシを凝視され(見つめられて)こう言われました。

「どうやら、その事をお話してご理解いただけそうに思いました。ええ、お話させていただきます」っと。

そして「普通の方なら、手塚治虫さんの”ジャングル大帝”の”レオ”を思い浮かべられるでしょう。それしか浮かばない方には、ええその通りですよ!っとお話してるんです」っと、話を続けられました。

実はワタシの上の質問(ほとんどどのお店に対してもぶつける質問です)が、この後思いも掛けない展開の”スタートボタン”だったことに気がついたのは、お店を出た後のことでした。

メニュー3
店主さんの”一代記”は後で記することにして、先ずは注文しなけばなりませんので”メニュー”を見ました。


ウーーーーン・・・・・、シンプルなメニューのようで・・・・・・初めてのワタシには・・・


「そう! ”豚入りお好み焼・そば入り”をお願いします。小食なので少な目って出来ますか?。それと、お好み焼は自分でこのテーブルの鉄板で焼くんですか?」っとワタシ。


お値段、何と”350円”ですよ!しかかも内税です。こんな価格、ありえます??


すると「少な目って言われても、最初から”そば”は半分の量なんすから、エエ大丈夫ですよ!」っとご主人。

免許4
すると、ワタシが座ったテーブルの鉄板に火を入れて、奥様が鉄板に油を引き始められた。  「ン・・・??」っと、ワタシ。

その間にご主人は奥に引っ込まれて、そして画像の”国家資格免許証”を持って来られた。 「コレが店名由来・・・か?」っと、ワタシ無言でそれを見た。

「これは国家資格”第1級無線通信士”の免許証で、これは更に”国際免許”でもあります。私は元々”物理学”や”工学”が好きでした」っと、淡々と述懐(じゅっかい=思いを込めて振り返り語ること)され始めた。(免許証の次頁は英文だった)

「その当時のことです。お客さんなら”江崎玲於奈”さんをご存知でしょう?」っと、いきなり話題が飛んだ。

「ええ知っています。アノ”ノーベル賞”受賞者の”江崎玲於奈博士”でしょう?」っとワタシ。

「やっぱり貴方には通じた!これが、この話題をお話して通じる人がほとんどいないというのが現実なんです!」っと、悲憤慷慨(ひふんこうがい=世の中の非や矛盾に嘆き、怒ること)気味になられたご主人。

そば5
と、ご主人の話の横で奥様が淡々と”豚入りお好み焼・そば入り”の準備に取り掛かられた。ご主人の話を聞きながらその作業を見ていますと、先ず”そば”は最初から半分しかない!っという意味が分かった。

市販の”中華麺”の一袋を、最初から大胆に真半分に袋ごと切ってあり、その”半玉”を鉄板に乗せた。

ご主人の話に戻る。「日本が、丁度”真空管”の世界から”トランジスタ”の世界に移行しようという時代でした。”江崎玲於奈”先生が、貴方ならご存知でしょう?”PN”の意味を?・・・・・・ホラ”PN接合型ダイオード”ですよ、後の!!」っと、いきなり”物理学”、しかも唐突に”量子力学”の話に突入した。

ウッ・・・・・”PN”・・・・・・・????」っと、心の中は疑問記号だらけに。

「江崎玲於奈先生が”PN理論”を唱えられて、日本の、いや世界の”物理学”が大きく変わり飛躍しようとしていた時代ですよ!」っとご主人の話、益々熱を帯びた。

作業6
量子力学”の話が展開するその横で、豚入りの”豚肉”が・・・・・奥様の華麗なコテさばきで踊っていた。


「私も物理学や工学が好きで、一時期勉強していた頃があるって言ったでしょう?それでね江崎先生にあやかって、自分に子供ができたら、絶対に”レオ”って言う名前にしようと決めていたんです!!」っと、キッパリ。


「ところが、男の子ができなかった。女の子だった・・・・・・・。だからせめて店名を”レオ”にしたんですよ!」っと。

作業7
奥様、相変わらず無言で、お好み焼を焼く作業に没頭されている。まるで”出張お好み焼”の様相を呈していた。

ご主人、それを横目にしながら再び奥に引っ込んで、両手で持たなければ持てないような重く分厚い”物理学”と”工学”の専門書を持って来られ、それをワタシの前で開けられた。その本にはビッシリと細かい字と記号で書き込みがなされていた。

「ウッ!!・・・・・アノー・・・・ワタシは”化学”(ばけがく)は得意なのですが・・・・”物理”は最も苦手としていまして・・・・・」っと言い淀んだ。

するとご主人、切り替えが早かった。「・・・・・そして、私は”第1級無線通信士”の国家資格をとったんですよ」っと、いきなり”国際免許”に話題が飛んだ。

「そしてねーー、”商船”に乗りましてね、世界各国を飛び回りました。私は”国家資格者で国際免許取得者”ですから、商船の”無線通信士兼事務長”も務めた。それには、少なくとも”英単語30万語”を覚え理解できなければ務まりません」っとご主人、再び話に熱を帯びてきた。

焼けた8
そうこうしている内に、奥さんの作業は佳境を迎え、もう少しで焼きあがるところまで来てしまった。それを見たご主人、話をスピードアップされた。

「ええ、事務長と言えば入国事務を一手に引き受けてやるんですよ!」っと言いながら、今度は英文の”入国手続書類”を持ち出された。

「私達は、言わば”民間大使”の役までやってきた訳です」っと話を結ばれた。

っと、不思議といえば不思議。奥様そのタイミングを待ち構えていたように「サーーーテ!焼き上がりましたよ!!」っと笑顔で、お好み焼を裏表ひっくり返して、鉄板中央にスライドされた。

青のり乗せ9
今度は奥様の出番だった。ご主人はここまで話されると、奥に引っ込まれてしまった。

「サーーー、タレと青のりと鰹節と、お好みでマヨネーズなど掛けて召し上がって下さい」っと。既に奥様の大きなコテで、お好み焼は綺麗に切り分けられていた。

「私達はね!夫婦で色々な所に旅行するのが趣味なんよ!今年はね、”隠岐の島”へ行ってきた。ホレ!”隠岐の島”って昔”偉い人”が島流しになった島のことよ!」っと奥様。

「ええ、”鎌倉時代”に足利幕府によって島流しにされた、南朝の”後醍醐天皇”でしょう?」っとワタシ。

「アレ?お客さん、詳しいねー!その人よ!」っと、ここでも話が合った。話していると、ご出身はワタシと同郷の”野村町”だった。

2歳年上の、同郷のお姉さん、そりゃあ話が子供の頃に一足飛びしたことは言うまでもありません。

マヨネーズ10
え???「”お好み焼”のお味はどうだったか???」って・・・・・・ですか?


そりゃまあー、ソノーー・・・・っと言いますか、”350円”ですよ!エエ。ただ一つ明確だったことは、お好み焼に塗る”ソース”が超濃厚なので、塗り過ぎたらそれはとーーーっても辛い!ですよ、お気をつけ下さい。


量的には、丁度”小腹”を満たすにはいい感じです。”お好み焼”自体の味としては、小麦粉がやや水っぽいので、喉掘って言うほどではありませんでした。


でも・・・・・・ワタシはあのお店に・・・・・一体何をしに行ったのか??最後まで狐に包まれた気分でお店を後にしました。


<追記・予告>:一昨日(7月15日)、”うどん 空太郎(KUUTARO)”さんの記事をアップしました。実はその日(15日)に、5回目の記事を書くためにお店を訪問しました。


そこで、予てより予告して頂いていた”ざるうどん”が、その日、つまり15日から”メニュー”に載っていました。その”ざるうどん”、上々の出来でした。私のその時の記事は、後日できるだけ早くアップする予定です。


それまで待ちきれない方は、どうぞお訪ねして”ざるうどん”をお試し下さい。頷(うなず)かれると思います。その際、もう一つお薦めのメニューが誕生していました。それは”舞茸の天ぷら”(単品メニューとして)です。喉が唸ること請け合いです!!




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「再訪 252 本場中華料理 長楽」・「愛媛グルメ紀行」 763

今日は久しぶりに仕事の谷間に当たりました。忙しい時は、近場のお店しか訪問できません。


そこで、山西町の”本場中華料理 長楽”さんの3度目のご紹介ということで、三津の清住との町境、”済生会病院”の正面まで足を伸ばしました。過去のご紹介は以下の通りです。(「長楽」 真っ当な「B級グルメ店」 78)・(「再訪31 本場中華料理 長楽」・「愛媛グルメ紀行」 373


私は通常枝松界隈にいますから、南環状線からフライブルグ通りを経て新しい空港通りを西に折れ、弁天山トンネル手前を新田高校の方角へ北上します。言わば、松山の東の端から西の端まで、市内を斜めに横断することになります。

玄関1
これが、”済生会病院”の正門に面したお店の玄関です。


この店の店主さんは前回の記事で採り上げたように、親の代で”第二次世界大戦・太平洋戦争”に巻き込まれ、その騒ぎの中で中国大陸に渡られていました。


そして”敗戦”の日を、中国・福建省・”長楽市”で迎えられました。


なおこの話は、お店の奥様に店名由来をおうかがいして「”長楽”は、中国の故郷です」っというお話から、私が想像したことで、事実と違っている部分があるかも知れません。


このお店の店主さんが日本の土を踏んだ時、僅か14~15歳。まだ中学生でした。よくぞご無事で帰還されました。

メニュー2
辛うじて命を拾い、ご自分の本来の郷里、日本の地に降り立った時「これから先、どうやって生きていくか?」という問題に直面されたのではないか?と想像します。


そこで九州で”中華料理”を学び、この地に店を出し(当初の出店場所は三津)三津地区の貴重な台所となりました。


前回いただいたのは”棒棒鶏冷麺”(バンバンジーレイメン)でした。メニュー表は、その2年前のものと同じでしたので今回は普通の”冷麺”を注文しました。お値段、2年前と同じ750円(内税)です。

冷麺3
さて上の画像が、季節限定メニューである”冷麺”です。


この画像を自分で見直してみて、このアングルと同じアングルで前回も”棒棒鶏冷麺”を撮したことをリアルに思い出しました。つまり、同じ席に座ったということです。


お料理が出されたのを見て、ちょっと後悔しました。と言いますのは、前回の”棒々鶏冷麺”と余り変わったところがなかったからです。でも食べてみて、全く別のお料理だということが分かり、それは単なる杞憂に終わりました。

冷麺4
日本の中華料理店の、夏の風物詩的なシーンが目の前にありました。


「ニッポンの夏」という名キャッチコピーで一躍有名になった”金鳥の蚊取り線香”の、あのプーンと漂ってくる線香の香りを嗅げば「ああ、そうかー!もう夏なんだ!」って条件反射的に思います。


同じように、中華料理店はもちろん町中の食堂や喫茶店、果てまたラーメン店でさえも、この季節になりますとテーブルやカウンターではお馴染みの風景がコレです。

冷麺5
言葉が適切かどうか分かりませんが、”正調冷麺”ここにあり!っという佇(たたず)まいです。


先ず彩りをご覧になって下さい。錦糸卵の黄、紅しょうがの赤、キュウリの緑、ハムの茶、棒々鶏の白と鮮やかに花開きました。


正に”定番”に徹したの感ありです。安心して、馴染んだ味を味わうことができる。それは見た瞬間から分かります。

冷麺5
上の画像が、前回いただいた”棒棒鶏冷麺”(バンバンジーレイメン)です。


このお料理は、明確に主役を決めて後は脇役に徹しさせる食材の扱いと盛り付けです。


前回の食後感は、以下のように表現しました。<このお店の”棒棒鶏冷麺”は、粗野な感じすらしました。でも力強さを同時に感じました。>


<”棒棒鶏”も、これでもか!という位の迫力で盛られています。鶏の皮の粘り、皮と肉の間のゼラチンのトロミ、そして蒸された鶏肉。そのままでは淡泊な味の鶏肉が、濃い目・酸っぱ目のタレで引き締まった味に変身している。>っと。


そしてそこに、このお店のオーナーシェフの苦闘を私は感じ取ったのです。

ハム6
一方こちらの”冷麺”には落ち着きと余裕が見て取れます。ほとんどのお客さんが「やっぱり、夏は”長楽の冷麺”だよなー!これを食べんと夏が来た気がセン!」っと、呟いている・・・・・・・ような・・・・・・。


麺と具材とスープのバランスがすこぶるいいですね。それぞれの食材も、キチンと存在感をアピールできる力量を持っています。


ハム”だって、ありふれた食材ではありますが、鮮やかな切り口を見せてボリューム満点です。

バンバンジー7
もちろん、お得意の”棒々鶏”(蒸し鶏)も健在です。全体に”生姜”の香りが行き届いていて、清新な香りが夏を彩ってくれています。


キュウリだって、もうシャキシャキですよ。瑞々しいから、キュウリ独特の香りも充満します。


スープは勿論”酢味”なんですが、酸っぱすぎずまろやかです。これなら、劣勢の私の胃でも、難なく喜んで受け入れてくれました。

麺8
特にこの””、いい”麺”を使われています。モッチリ感にあふれていて、スープの酢味や力強い具材たちに負けてはいません。


”の艶と言いますか、テリを見ただけでその”麺”の持っている力が分かります。この料理は”サラダ”ではないのですから、主役はあくまで””なんだ!っということがよく分かる。


店内は、地域の家族連れ、仕事中の作業着のお兄さんたち、おじいちゃんとおばあちゃん、それはもう様々ですが、皆さん”勝手知ったる我が家”といった風に、それぞれのお気に入りを食べておられました。

完食9
ですから、アッという間に”完食”ですよ。


何時ものワタシなら、スープも残さず飲み干してしまうのですが、酢味だけが苦手なので少し残しました。


仕事が順調だと、食欲まで順調のようです。満足しきってお店を後にしました。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 117

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の真夏頃にアップした349号から351号までのお店です。


先ず最初”に振り返るお店は、2012年8月8日にアップした349番目のお店、昨年4月にオープンしたばかりの”ごはんとお酒 なが坂”さんです。(記事掲載当時)(「ごはんとお酒 なが坂」・「愛媛グルメ紀行」 349

場所は、JR松山駅前、”キスケボックス”の第二駐車場東にあります。

このお店は、二番町3丁目のダンダンスクエアビル1Fにある”居酒屋 代官町 なが坂”の姉妹店です。

玄関1
玄関横のこの大きな看板を見ますと、お昼は”定食”を中心としたランチ類を、夜は居酒屋に変わるという”二毛作店舗”のようです。

キャッチフレーズは、”上物地魚”と”上物地菜”を使った活きのいいお店ということらしい。

定食上5
こちらが、その”手振り塩”と銘打たれた”塩鯖定食”お値段780円です。

焼かれた”塩鯖”半身と、煮物と”ニラのお浸し”、”なめこ汁”に”香の物”とご飯です。ご飯は少なくと注文しました。

このお店の問題は、お料理以前にありました。厨房を前にしたカウンターの上に、数々の”鍋類”や丼が置いてあるけど、その上が”埃と塵”だらけ。(これでも比較的目立たない部分を示した)

食べる間、気になっていた。このお店の長坂氏の父親は、愛媛の飲食業界を代表する伝説的な人物。その故創業者が見たら、涙を流されるに違いないと思うと悲しかった。

食べ終えて席を立つとき、厨房の中の板さんに一言声を掛けた。「美味しく料理をいただきました、ご馳走様でした」と。

そして「でも、このカウンターの上の塵や埃、コレでは美味しいお料理に申し分けなく思いませんか?」と。

開業以来、一度も掃除をしていない、しかも客の目に触れる場所が・・・・。飲食店は、味はもちろん大切な要素だけど、それ以前に清潔であるべきでしょう。

板さんの目が凍った。「すいませんでした、そしてありがとうございました」と、声を絞り出された。

ワタシは重箱の隅をつつくつもりはない。恩顧ある故創業者にせめてものご恩返しのつもりで、敢えて「うるさい小言親父の役」を引き受けた。

このお店を”再訪する気にはなれません”。理由は推して知るべしというものでしょう。

<注>なお、上の記事は、記事記載当時の状況です。現在は、当然清潔にされていると思います


二番目にご紹介するお店は、2012年8月9日にご紹介した350番目のお店、今の空港通りの前の空港通りが開通するまで”空港通り”と呼ばれていた通り沿いの南斉院町にあります”うどん きり麺や”さんです。(「再訪14 うどん きり麺や」・「愛媛グルメ紀行」 350

このお店は一度既にご紹介しています。(「うどん きり麺や」 ・「愛媛グルメ紀行」 132

玄関1
こちらが目立たない玄関。ご主人は元々小田町のご出身で、自分で麺を打ち、それをインターネットで販売し始めたのがきっかけでこの道に入られました。

”冷たいうどん”はお店の窓に内側から”冷え冷え”300円とさり気無く表示されています。(ただし、これは夏季限定価格。レギュラーシーズンは350円、それでも驚くほど安い!)

ひやかけ6
アノー、冷たいスープに冷たいうどんの麺・・・・そういう感じのものがあると聞いてやってきたのですが」と言いよどみながらお尋ねすると。

「それなら”ひやかけ”がそれです」というお答え。お値段、何と、ナント、350円。涙が出そうになる値段ではありませんか。

さて、これが問題の”ひやかけ”(ワタシは当然普通盛り)だ。・・・・・・何の衒(てら)いもない。

スープをレンゲで啜ってみた。「これは・・・・・・お   い   し   い    」呻(うめ)くように呟いたワタシ。

麺は店主が打った”極細麺”。でも麺に力がある。固くはない、柔らかすぎることもない。

このお店、これ以降既に”再訪しました”。まだまだ再訪を繰り返すでしょう。


今日最後にご紹介するのは、2012年8月10日にシリーズ351目にご紹介したお店、伊予郡砥部町川井にあるうどん屋”なかまる”さんです。(「なかまる」・「愛媛グルメ紀行」 351

場所は、国道33号線を松山から久万高原町に向かい、砥部バッティングセンターを越えた信号の無い交差店内に”焼肉 やぐら”さんが1階に入っているやぐらビルを右折し道なりに行くと、普通の住宅地の中にあります。

玄関1
こちらが玄関、全く目立ちません。

注文した後でメニューを見た。こういう手順は珍しい。来る前から注文はファットマンさんお薦めの”錦糸卵のぶっかけ”に決めていた。お値段はナント550円。嬉しいですね。

錦糸卵のぶっかけ5
こちらが、出汁で満たされた”錦糸卵のぶっかけ”の居住まい。どうです、堂々とした存在感ではありませんか。

麺が隠れるように錦糸卵が散りばめられ、周囲をもみ海苔で覆ってある。刻みネギに生姜、レモン一切れ、胡麻、ミニトマトと生姜を乗せるお皿代わりになっているキュウリが一片。

そして、目立たないけど一番重要な役割りを背負っていることが後に判明した固めの”天かす”。

さて、肝心なお味です。先ず出汁がいい。シッカリとってある。冷たい麺をきちんと食べさせてもらえる出汁。

具材のバランスもいい。レモンの香りが漂い、生姜の清涼感が食欲を増進させる。海苔の香りも生きている。

そして”錦糸卵”にはしっかり味付けされている。更に更に、驚いたのは”固めの天かす”、これが香ばしく全体の味の方向をリードしている。お見事です。店主さんのセンスの良さを感じた一瞬でした。

従って、このお店は既に”再訪しました”。これから先も、再訪すると思います。



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「過去記事を振り返る」 19

今日のお話も、ワタシが不動産業界に入ってまだ駆け出しの頃のお話です。この時代のお話は、暫くつづきます。


「<サービス>の質」 (2010年3月10日掲載)



あるビジネスホテルに何度か泊まったことがあります。


初めて宿泊したとき、朝刊サービスの希望を聞かれたので「○○新聞」と答えておいた。

当然、翌朝のドアの隙間から指定した朝刊が入っていました。

驚いたのは二度目に泊まったときです。

今度は朝刊サービスの希望は尋ねられませんでした。

ところが、翌朝のドアの隙間には「○○新聞」がちゃんと差し入れてあった。


前回宿泊して1年以上経過していました。

それからも、1年1回程度宿泊する機会がありましたが、同じ朝刊サービスが続きました。


後で調べると、そのホテルの顧客データベース活用は、ホテル業界でも草分けとして有名とあった。

朝刊サービスのデータベース化だけではなく、全ての苦情もデータベース化されていて、”サービスの質”の向上に余念がない。

しかし、これは競争が厳しいホテル業界としては当たり前のことでしょう。


ところで、自家製麺で有名な、松山では数少ない東京ラーメンの名店は「闘牛」というラーメン屋さん。

このお店がまだ花園町にあったころ、評判を聞きつけて初めて食べに行きました。

私好みの“アッサリ系醤油ラーメン”です。

出されたラーメン、評判に違わぬ(たがわぬ)美味しさに舌鼓を打ちました。

闘牛ラーメン縮小
ただ、スープは全部飲み干しましたが、具材の中の”カイワレ”だけは残しました。

あまり好きではないからです。


その後3度目に食べに行ったときのことです。

出されたラーメンに”カイワレ”が入っていませんでした。同行した友人のラーメンには入っています。

闘牛卵ラーメン縮小
そうです、そのお店は”3度目のワタシの顔と好みをもう覚えていた”のです。

名店とはこういうものだと、唸らされました。


さて、このお店の東京ラーメンの味を堪能させたくて、同僚の女性職員3人を誘って食べに行きました。

途中の会話は、ワ・タ・シ・イチオシ東京ラーメンの“アッサリ系醤油味”の話題で盛り上がったのは言うまでもありません。

ワタシは黙って座っても”醤油ラーメン”が出てきます。

店員さんが3人に「何になさいますか?」と尋ねた。

すると、女性社員3人は、一斉に言った。


「味噌ラーメン!」




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「マルブン 小松本店」・「愛媛グルメ紀行」 765

今日は仕事の関係で今治に出向きました。その帰りに、予てからお伺いしたいと思っていた西条市小松町の老舗洋食屋さんの”マルブン 小松本店”さんまで寄り道しました。


場所は、国道11号線からJR予讃線小松駅に向かって入った、小松駅前にあります。このお店(会社)はホームページをお持ちですので、お店の沿革などはそちらをご覧になると詳しく載っています。(MARUBUN(マルブン)


なおこのお店の支店に当たる、松山市内朝生田町にある”トラットリア ナトゥーレ ナトゥーラ”さんは、この”愛媛グルメ紀行の200号”を飾るお店として採り上げさせて頂いております。(「TRATTORIA nature natura」・「愛媛グルメ紀行」 200


今日は旧来のお客さんの注文での今治訪問でしたから、ワタシ一人での行動でした。

建物1
こちらが小松駅前にある”マルブン 小松本店”です。創業は大正12年5月、”丸文食堂”として産声を上げておられます。”駅前食堂”としてのスタートです。


創業以来”91年”の歳月を重ねられ、現在では松山市内や新居浜市など複数店舗を展開されている他、マルブン出身のシェフさんが次々と独立開業なさっていて、愛媛洋食業界の”人材育成”という面でも愛媛の地に大きな貢献をされておられます。


店名の”マルブン”は、初代(創業者)の”眞鍋文吉”氏から採られていることはよく知られていますね。


現在の代表者は既に四代目で、更に五代目さんも四代目社長の片腕として御活躍中です。仕事柄、お二人にはお会いしたこともあります。

外メニュー2
お店の玄関脇には黒板書きした、”今のお薦めメニュー”がありました。それは大きく分けて2種のメニュー群でした。


その一種は、現在(実際の訪問日は6月19日)”ペペロンチーノフェア”を開催さてていて、それに合わせて3種のペペロンチーノメニューが用意されていました。


もう一種は、この季節に合わせたような”冷製メニュー”を3種用意されていました。その内容は、”スープ”2種と”スパゲッティ”1種のメニューです。

店内3
ワタシは午前11時40分にお店に入りました。その時はまだ席に余裕がりましたが、正午を過ぎますとアッという間に席が埋め尽くされました。


当日は平日(木曜日)です。でも正午現在で残されてる席は、カウンター席に僅かばかりです。(ワタシは一人ですのでカウンター席の一番奥に陣取りました)


このお店のお客さんの特徴は(ただし、当日の正午現在だけの印象ですが)、お若いカップルもしくはグループ客と年配の家族・ご夫婦客に二分されていました。


そして店内スタッフの指揮を執るのは、女性の”ドルチェ主任”さんです。実に小気味良くてきぱきと指示を出され、目配り・気配りを怠らず、微かな緊張感を保ちながらも心地よい食事空間を作っておられました。

スモークチキンとアスパラのペペロンチーノ4
さて、注文は迷いに迷いました。つまり、”ペペロンチーノフェア”に合わせたメニューを選択するか?””を考えて”冷製スパゲッティ”にするか?


迷いに迷った結果、このところ”ペペロンチーノ”に凝っていましたので、”スモークチキンとアスパラのペペロンチーノ”レギュラーサイズを注文しました。お値段は927円です。


”レギュラーサイズ”があるということは、”大盛サイズ”もあるということで、その場合は小皿に各自が取り分けられるということを前提として、最初から”トング”(麺を挟んで取り分ける食器)が付いています。


最近でも、松山は天山町の”イタリアンキッチン 伊太めし屋”さんで、2日連続お伺いし、2種の”ペペロンチーノ”をご紹介したばかりです。それらと食べ比べてみたいという気持ちもあありました。

スモークチキンとアスパラのペペロンチーノ5
さて”スモークチキンとアスパラのペペロンチーノ”が供せられた瞬間から、焦がしニンニクと鷹の爪の刺激臭、それに滋味豊かなオリーブオイルの香りが一斉に鼻孔に届きました。


その瞬間に、ワタシの舌が胃が「早く食べろ!!、余計な撮影なんてオッポッといて!」っと、ワタシを責め立てました。


それに加えて、”スモークチキン”の燻製の香りに辺りは包まれます。胃液がドット分泌されていることが、生理的に分かりました。

ペペロンチーノアップ6
フォンターナ”さんや”伊太めし屋”さんのような、スープタップリというペペロンチーノとは大きく様相が違っていました。


言わば基本に忠実といいますか、ニンニクと鷹の爪とオリーブオイルがアルデンテに湯掻かれたスパゲッティにマッタリと絡んで、そこに”アスパラ”の個性的な香りがアクセントに加わっています。


流石(さすが)、一世紀近くに渡って育まれてきた”伝統”に、新しい地物の旬の食材を組み合わせて、このお店でしか頂けない”逸品”に仕上げられています。


気がついてみたら、声を失いながら、アッという間に完食していました。この”完食”までのスピード感が、私自身が自分で意外に思った行動を取らせました。

しらすと青菜の冷製わさびじょうゆスパゲティ7
食べ終えた瞬間、女性スタッフを目で追っかけていました。そして迷うこと無く「次!”しらすと青菜の冷製わさびじょうゆスパゲッティ”を!」っと、追加注文が終わっていました。


本格的蕎麦屋と美味しいうどん店で、ダブルの注文をした経験はありますが、洋食屋さん、イタリアンのお店での”パスタ2種注文”は初めての経験です。


ダブルで注文した動機は、以下にありました。”わさびじょうゆ”を使ったパスタは、実は一度経験しています。(「再訪 210 トラットリア ヴェント・ディ・マーレ」・「愛媛グルメ紀行」 683


その”トラットリア ヴェント・ディ・マーレ”さんでいただいたパスタは、”パスタ・パンチェッタと水菜のわさび風味”と言うものでしたが、あの和風出汁とわさびじょうゆのハーモニーの見事さは未だに忘れることが出来なかったので、「このお店のこのメニューはどうなんだろう?」っという好奇心を抑えることが出来なかったのです。

しらすと青菜の冷製わさびじょうゆスパゲティ8
さあ、”しらすと青菜の冷製わさびじょうゆスパゲッティ”を味わってみます。上に掛けられた大量の”モミ海苔”と、”しらす”から、キチンと”磯の香”が届けられています。


そして、見ただけでため息が出たのは”水菜”の、見事なまでのシャキシャキ感と色彩感です。シャキシャキではなく、パリパリ・バリバリと言ってもいいと思いました。


そして”わさびじょうゆ”の揮発性を秘めた刺激臭と、和風の深い味わいに満ちた”出汁”との相性(あいしょう)、コレって正に”相思相愛の仲”でした。”ベストマッチ”と言っても正解でしょう。


しかも、水菜をバリバリと食べますと、フッと口腔内に苦味が走る。ココロニクイばかりのバランスの良さです。

しらすと青菜アップ9
もう65歳を先月越えましたが、ワタシの全人生の”パスタ食歴”の中で、一生涯、”鮮烈な記憶”として残るパスタが幾つかあります。


それの筆頭は、大学生時代に東京渋谷道玄坂で出会った”壁の穴”の”和風パスタ”(例えば、”タラコスパゲッティ”等々)です。ハンマーで後頭部を思いっきり殴られた思いがしたものです。


そして、後は地元の”伊太めし屋”さんと”フォンターナ”さんの、各種スパゲッティメニューの数々です。


でもこのお店の”しらすと青菜の冷製わさびじょうゆスパゲッティ”、息が詰まって息苦しくなるほどの興奮を覚えさせられました。


あの爽やかな”わさびじょうゆ”の風味と”じゃこ”との相性や、”水菜”の生き生きした命、海の恵みを集めた”海苔”の磯の香、それらを一本のフォークでスパゲッティと一緒に食べる!無上の喜びでした

ペペロンチーノ完食10 しらすと青菜完食11
だから、どうです! 見事に”二皿完食”です! 


この画像を撮っている瞬間、耳元で女性スタッフに囁かれた。「もう一品・・・・・い・か・が・で・す・か?」っと。(それは、或いは”白昼夢”だったのかも知れませんが)


その言葉に、危うく誘い込まれそうになった。  うーーーーん、”イタリアンの魔都だ!”計り知れませんでした。




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「再訪 253 四川飯店 菜温」・「愛媛グルメ紀行」 766

今日も仕事上の相棒とのランチになりました。仕事の流れから、道後樋又の、通称”樋又通り”(県道六軒屋石手線)沿いにある中華料理の名店”四川飯店 菜温”さんの4回目のご紹介です。


恐らく”ランチタイム”をどう過ごすか?については、これ以降3年~4年間は、このパターンが続くでしょう。


全力を注ぐに足りる仕事があり、同時に”ライフワークのブログ”をアップし続けることができる。ありがたいことです。

玄関1
これが、”愛媛グルメ紀行”ではすっかりお馴染みになった”玄関”です。


過去3回は、以下の通りアップしてきました。(「四川飯店 菜温」・「愛媛グルメ紀行」 515)・(「再訪 145 四川飯店 菜温」・「愛媛グルメ紀行」 574)・(「再訪 230 四川飯店 菜温」・「愛媛グルメ紀行」 726

メニュー2
今までの3回の訪問、このお店の”麺メニュー”の上位3メニューを注文しております。


そこで今回は、このお店の麺メニューの4番目のメニューである”什景炒麺”(スーチーチャオミェン)を注文しました。


これを日本語的に表現すると”五目焼きそば”になります。

五目焼きそば3
”什景炒麺”(スーチーチャオミェン)は、一体どういう姿で登場するのか?期待を込めて待っていたのが上の画像です。


まあ何と上品な”焼きそば”なんでしょう。と言いますか、日本語の”焼きそば”から思い描く姿とは全く別のお料理が出てきました。


麺の上にマッタリと”カタクリ餡”が掛かっており、気品すら漂っていました。


朝靄(あさもや)をついて山に上り、ふと下界を見下ろした時に広がっていた”雲海”の中から顔をのぞかせている、”小さき峰々”を思い出しました。

五目焼きそば5
具材は”五目”という位ですから、バラエティーに富んでいます。


先ず大ぶりのエビ、鶏肉、イカ、豚肉、鶉卵、キクラゲ、白菜等々、ワタシが確認できない具材も。


この状態では””にはどういう麺を使い、どう調理されているのか?が分かりません。見ているだけで期待が高まり、唾液が充満してきました。


先ずレンゲで、”カタクリ餡”のタップリ掛かったスープを啜ってみました。声を失う味です。この店の”スープ”は、数多の中華料理店の中でも、ちょっと群を抜く美味しさを誇っています。


ワタシの素人的知識ではありますが、スープの中での最高峰、”上湯スープ”(シャンタンスープ)を使っておられると想像しているのですが、それをベースにカタクリ餡でとじておられますから、スープの”品格ある旨味”がピュアなまま凝縮されています。

五目やきそば5
ところで、既に5回紹介しました中華の名店”中国料理 彩華”さんの”五目焼きそば”が上の画像です。「再訪 137 中国料理 彩華」・「愛媛グルメ紀行」 565


このお店と同じく”カタクリ餡”を掛けてありますが、見た目は大きく違いますし味わいもかなり違っています。


中国料理 彩華”さんの”五目焼きそば”は、まるで”やんちゃ坊主”が”オモチャ箱”をひっくり返した!の感アリではありませんか。


両店の”五目そば”は、共に混ぜる前の姿です。

鶏肉7
そしてこのお店の、気品あふれる気高きスープを象徴するものが、画像の”蒸鶏”ではないかと思いました。


淡白な”鶏肉”に、敢えて濃い味付けをせず、調理法も”蒸鶏”に仕上げてあります。鶏肉の部位の中でも特に淡白な部位を用い、焼くでない炒めるでない燻(くす)べるでなく”蒸す”。


これがパワーのあるスープ、別の言い方をすれば雑味をも含むスープであったなら、この”蒸鶏”はその魅力を発揮出来なかったに違いない。比喩的な言い方をすれば、安っぽい、或いは品のない香水を振りまかなかったからこそ、繊細な”蒸鶏”を味わう妨げにならなかった。

麺8
そしてこのお料理のもう一方の主役””は、”細揚げ麺”を使われていました。この”揚げ麺”だって、調理過程、調理後の過程を計算され尽くして揚げられています。

つまり食卓に供せられた瞬間は、””は香ばしくパリパリに仕上げられています。香ばしい小麦粉の香りと乾いた食感が楽しめます。

そして、カタクリ餡のスープに絡んで次第にシットリとた落ち着きを見せ始め、次の瞬間”旨味”が凝縮されたスープを、””の一本一本が全身に纏(まと)うと、この””は最高潮を迎えます。

そうなりますと麺を啜(すす)るだけで、麺にマッタリとまとわり付いたスープまで同時にズルズル啜ることになります。

中国料理 彩華”さんの様に、予め中華鍋の中で麺とスープを馴染ませておく方法と、このお店のように、食べている過程で麺がスープに馴染んていく、その変化をもお客さんに楽しんで頂く、そういう違いを見た思いです。どちらが優れている?などという問題ではありません。

完食9
麺を啜れば、それに連れてスープも啜れるようにはなっていますが、それでもスープをそれで全部飲み干せる訳ではありません。

器の底に残ったスープは、丁寧にレンゲですくって舐め取るように”完食”しました。

それはこの”スープ”に、シェフの手間暇と材料費と熱き思いの全てが込められていると思うからです。シェフへの”敬意”です。

考えてみましたら”中国料理 彩華”さんも、このお店”四川飯店 菜温”さんも、店主(シェフ)さんともフロアー係さんとも会話らしい会話は、過去の訪問履歴の中でも交わしたことがありません。

コメントを頂く方の中で時折、「店主さんと話が出来たお店の評価が甘い」、もしくは「お店側の宣伝文句に踊らされている」というご指摘がありますが、余りにも皮相(ひそう=上辺だけ)な見方と言わざるを得ません。

持論で、今までに何度も書いておりますが、お店の方と何一つ会話が成り立たなくても、「優れた食品とは会話が成り立つ」のです。そうです!食品自体との会話・対話が成り立つのです。

このお店は、その典型例です。



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「再訪 254 びっくり焼き亭」・「愛媛グルメ紀行」 767

今日は通称”農免道路"沿いの来住町にある、”びっくり焼き亭”さんの二度目のご紹介です。初めてご紹介したのは、以下の通りでした。(「びっくり焼亭」・「愛媛グルメ紀行」 118


この日も、仕事上の相棒と一緒のランチとなりました。


このお店のキャッチフレーズは”博多屋台名物”ということでしたので、福岡県出身の相棒に紹介しようと思ったのです。

玄関1
こちらが”農免道路”沿いのお店の玄関です。この道路は、国道11号線の南久米町にある交差点を一路南下し、森松の県道森松重信線まで抜ける道路で、車の通行量が極めて多いことでも知られています。


言わば国道11号線と33号線、及び56号線をつなぎ抜ける間道に当たります。


このお店は夜がメインのお店ですが、昼間は”びっくり焼き定食”をウリにしたランチもやっておられます。

店内2
店内も広いわけではなく、お店の前の駐車場も車が4~5台停まれば満車になります。


通りがかりにフラッと立ち寄るというお店ではなく、この辺りの会社社員の(主に男性)の貴重な”エネルギー補給基地”的な役割を担っておられます。


「博多名物ってあるんですから、”びっくり焼き”って知ってるでしょう?」っとワタシ。


「イヤーーー、福岡出身ですから博多は馴染みの町ですが、私知らんですよー!」っと、相棒はかなりお店に対して懐疑的でした。

メニュー3
「ところでHさん、一体何が”びっくり”なんですかーー?」っと相棒。


「まあ、黙って注文し食べてみてください。その内に、”びっくり”の内容が分かりますから!」っとワタシ。


そこで、相棒は”びっくり焼き定食・ご飯大盛り”(値段950円)を、ワタシは”ホームラン焼き”と”特選焼き餃子”と”ご飯”を(合計1050円)を注文しました。

びっくり棒とびっくり辛子4
注文したお料理が出てくる前に、”びっくり焼き”の食べ方を相棒に説明しました。


画像の木片は”びっくり棒”と呼ばれ、容器に入っている赤いものは”びっくり辛子”と呼ばれるものです。


「”びっくり焼き”は熱い鉄板プレートの上に乗って出されますから、鉄板プレートを乗せている板の片方の底にこの”びっくり棒”を敷いて、プレート全体が傾くように置いて。そして、傾いた鉄板プレートの下の部分にこの”びっくり辛子”を乗せて、全体の汁とよく混ぜて食べて下さい!」っとワタシ。

びっくり焼き5
さてこの画像が、びっくり棒を片方の下に支えとして敷いた鉄板プレートの様子です。鉄板プレートの上には、”鹿児島県産黒豚”と、タップリのキャベツがジュージューと音をたて湯気を出し、そしてタレの香りが胃壁を直撃しています。


「じゅんさん、この食べ方は”びっくり”ですねーー!!」っと相棒。”びっくり第一号”が早速出ました。


鉄板プレートが傾いていますから、その下の方にタレと黒豚を鉄板で焼いた時に出る”美味しい脂”が集まります。

びっくり焼き6
そこに相棒、すかさず”びっくり辛子”を大胆に投入して、全体を混ぜに混ぜました。混ぜて食べたほうが多いお料理は、親の敵(かたき)に出会ったかの様に、徹底的にかき混ぜます。


それを早速食べた相棒、「じゅんさん!これはイケますよ!!いやーー、参ったな!こういうのって、ワタシ知らんやった!”びっくり”です」っと、ここで”びっくり第二号”が方言混じりで飛び出した。


そして更に、「じゅんさん、ご飯大盛り頼んじゃって、アーーコレリャー失敗しちゃったかな?って思いましたけど、これだったら幾らでもご飯たべられちゃいますね、イヤーー!”びっくり”ですね、コレって!」っと、”びっくり第三号”が飛び出すのにわけなかった。

餃子7
びっくり”を連発する相棒を尻目に、ワタシは別注した”特選焼き餃子”に取り掛かりました。


”博多名物”の”鉄鍋餃子”や”一口餃子”とも違っていました。それに、焼き色がほんの僅かしか付いていません。


こういう”肌白餃子”は初めてですが、これがナント、モッチリしてて、餃子の餡も、とーーーーってもジューシーで旨かった!ここに、冷えた生ビールジョッキでもあれば、怖いもんナシ!

ホームラン焼き8
さてこれがワタシの注文した”ホームラン焼き”です。”ホームラン”とは”ホルモン”の事を意味しています。


これを注文した時、店主さんが「”ホームラン焼き”はビールのおつまみには最適に作ってありますが・・・・・・・ご飯には・・・・・、キャベツも入っていないし・・・・・・」っと。


でも、そういう店主さんの不安顔を無視するかのように”ホームラン焼き”の鉄板は、ジュージューバチバチ!!まあ、ナント忙しない音を立てています。

ホームラン焼き9
これは”びっくり棒”を下に敷いた画像です。タレと脂が傾いている下の方に流れてきます。


レモン”が2櫛乗っていて、その内の1櫛は既に絞ってあります。残りの1櫛は、味を調整しながら全体に絞り掛けます。


それで、”びっくり焼き”を食べる時と同じ要領で”びっくり辛子”を鉄板に溶き入れて食べてみました。これは見事に失敗でした。    「辛~~~~い!!!」  唐辛子で口腔を火傷する?かの如くでした。


そして、流石に”ビールのおつまみ”として作らただけあって、味付けが超濃厚で塩気と唐辛子の両方の違った辛さに襲われました。

ホームラン焼き10
もう相棒の存在などすっかり頭にはなく「アフ・・・・アフフ・・・・アツ・・・・アツツ・・・・オチチ・・・・アフフ・・」っと言葉にならないまま、ご飯をかっこみました。


まあ、これ以降”少食”などと書いたら嘘になる位に、無我夢中でご飯をかっこみ、ホルモンを噛み締め、アフフ、アフフ、まあ品がある食べ方とは言えません。


でも気がついてみたら、ほぼ完食していました。と、そこに相棒の顔が迫って来ました。


「じゅんさん、エーーーー!・・・・・食べましたねーーー”びっくり”ですーーー!!」



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 118

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の真夏頃にアップした352号から354号までのお店です。


先ず最初”に振り返るお店は、2012年8月13日にアップした352番目のお店、会社のビアパーティーを、”道後温泉 ふなや”「詠風庭」の中を流れる川のせせらぎを聴きながら楽しむという趣向で”ふなや”さんです。(「道後温泉 ふなや」・「愛媛グルメ紀行」 352

道後温泉 ふなや”さんと言えば皇族方がお泊りになる格式の高い旅館として名高い。

その歴史も、江戸時代寛永年間(1624年~1645年)より日本最古の温泉、道後温泉に隣接し営業してきたといいますから、何と今から400年近い歴史を誇っています。

夜景1
その歴史と格式を誇る温泉旅館がビアパーティー用に用意しているのが、”詠風庭”の中を流れる川の”川席”。

部屋に入ると、周囲の戸は開け放たれており、周囲の”詠風庭”の夜景や川のせせらぎを楽しむことが出来る。

と同時に、プ~ンと”蚊取り線香の匂いが漂っていた。否が応でも”日本の夏”です。

煮物5
お料理は朱の漆塗りの容器、しかも三段重ねで出された。画像は”上段”と呼ばれ、主に煮物が盛り込まれている。

はも6
こちらは”中段”で、荒焚き、栄螺(さざえ)塩茹で、鱧湯引き、新蓮根、おくら、梅肉醤油、南蛮漬けとある。

この他にも、下段にはご飯物が添えられていました。贅沢の極みでした。

ただ、このお店にはもう”来れない”でしょう。会社で使わない限り。

<追記>ここ”道後温泉 ふなや”さんの”川席”におきまして、一昨日(7月24日)に会社で再び”ビアパーティー”を行いました。その時の様子は、後日アップします。


二番目にご紹介するお店は、2012年8月14日にご紹介した353目のお店、中華料理の名店”龍(ロン)”さんの再度ご紹介です。(「再訪15 龍(ロン)」・「愛媛グルメ紀行」 353

このお店は既にご紹介しています。(「中国料理 龍(ロン)」 真っ当な「B級グルメ店」 51

場所は前回のおさらいで、「県道松山伊予線」の小野川に架かる”吉木橋”を南に進みますと、椿参道に”赤い大鳥居”が見えてきますが、その信号の南西角にあります。

玄関1
こちらがお店の玄関です。

開業してまだ9年目のお店ですが、ワタシの個人的見解では既に城南地区では最高の中華料理店の地位を固められているのではないかと考えています。(記事掲載当時)

坦々麺ランチ4
ワタシが当日頼んだメニューは”坦々麺”のランチです。

メインの”坦々麺”にご飯と小鉢と”杏仁豆腐”が付いてお値段は750円(内税)です。

お約束通りに、豚肉のそぼろとネギの代わりのタマネギみじん切り、ザーサイ、タップリのラー油、後は中国野菜の青梗菜(?)が乗せられています。

スープを啜り、麺を食べてみましたが、思ったほど辛くも痺れも感じない。どちらかというと日本風にアレンジされたものかも知れません。

ただ、麺料理の基本である”麺”も”スープ”も、これは群を抜いて美味しい。

従ってこのお店は既に”再訪しました”。更に再訪を繰り返すでしょう。


今日最後にご紹介するのは、2012年8月15日にシリーズ354目にご紹介したお店、国道11号線から左折した、水泥町にある”食慈家Tenma”(しょくじや てんま)さんです。(「再訪16 食慈家Tenma」・「愛媛グルメ紀行」 354

このお店は、昨年6月7日に”愛媛グルメ紀行”シリーズの60番目のお店としてご紹介しています。(「食慈家Tenma」 真っ当な「B級グルメ店」 59

玄関1
「悪社川」に架かる「天神橋」を渡ったところの「友愛病院」の向かい側にお店はあります。

1年余り経って再訪してみると、お昼時店には客が次々と押し寄せ、厨房のシェフとフロアー係りの合計3人は戦場に立つ戦士のようにてんてこ舞いしている。

「お時間さえよければ単品もご用意できるのですが・・・・・・今ではお昼は”ランチ”をお願いしていて・・・」っと。

チキングリルランチ9
週替わりAランチのお肉の方”チキングリル”を注文した。お値段は800円(消費税込み)

メインディッシュの前に”前菜”が出ます。その”前菜”の仕事ぶりに感動させられます。

チキングリルを運ばれた瞬間、チキンの皮の焦げた香ばしい香りが漂う。温野菜も手抜きしていない。

先ず、チキンの皮のパリパリ感を楽しむ。口腔には、火で炙られて焦げた皮の香ばしさが充満する。

そして、次に皮の内側の鶏肉のジューシーさを堪能する。とにかく手の込んだレベルが高い仕事をされています。

ところがこのお店は”再訪出来ません”。既にお店を閉じられました。今は”鷹の子温泉”のレストランで腕をふるっておられるとか。一度そこにお邪魔したいと思っています。

<追記>その後、”鷹の子温泉ホテル”のレストラン等をお訪ねしまし、一時的にホテルのレストランにおられたことまでは分かりましたが、その後のことが分かりません。どなたか、ご存じの方があればお教えいただければ嬉しです。




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「過去記事を振り返る」 20

今日のお話も、ワタシが不動産業界に入ってまだ駆け出しの頃のお話です。この時代のお話は、暫くつづきます。


「<食文化>あれこれ、その2」 (2010年3月16日掲載)



「<食文化>あれこれ、その1」は割愛します。今日振り返りますのは、その2です。

食文化には、その国と地域の長い歴史があり、それぞれ異なって当たり前。

それを自分の文化・価値観で他の食文化を批判するのは見当違いというもの。


日本の捕鯨に関して、海外で“鯨を食べるのは野蛮人”という一方的な価値観を強要し日本を非難する国や団体がいる。

手前勝手というか狭量(きょうりょう=心がせまい)というだけでなく、「シー・シェパード」に至っては日本の調査捕鯨船を暴力的に妨害する。

シーシェパード2
「シー・シェパード」の船長の一人が逮捕されたが、遅きに失する。


ワタシの個人的見解では、「エコテロ」といわれる「シー・シェパード」には”人種差別”の匂いがする。

シーシェパード3
今年の第82米アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門でオスカーを射止めたのは愛知県太地町のイルカ漁を批判した「ザ・コーヴ(入り江)」。

岩に似せて設置されたカメラでイルカ漁を隠し撮りし、ことさらイルカ漁の残忍さをうったえた。


でも、アメリカでもオーストラリアでも、1月から1歳未満の子羊を”ラム”といって、その柔らかい肉質を絶賛するではないか。

特に、生後4週間から6週間の乳離れしていない子羊の肉を“ミルクフェッドラム”といって珍重する。

イルカ漁を残忍といって、乳離れしていない子羊の丸焼き料理を残忍ではないと強弁する。

詭弁”(きべん=屁理屈)に過ぎない。

単なる食文化の違いに過ぎないではないか。


絶対的な“ゴッド”(神)がいる一神教の国々と、八百万(やおよろず)の文物に神が宿ると考える多神教の日本。

どちらかが絶対的優位で、優位なものが劣後するものを批判し指導するというのは、”思い上がり”以外の何者でもない。


「エコテロ」の「シー・シェパード」は、派手に日本を攻撃すればする程、白人社会から寄付が集まる。

「エコ」の名を借りた”ゆすり・たかり集団”で、日本攻撃は正に彼らの商売に過ぎない。

彼らに”いかがわしさ”を感じるのはワタシだけだろうか?


クジラフライタルタルソース10
さて上の画像は、”クジラフライ”です。串物仕立てになっております。ワタシは、学校給食で”クジラ”を食べて育った年代です。

これが単に懐かしい食べ物というだけではなく、本当に美味しいんです。「シッシシッシ!!シーナントカ!!・・・・人種差別者どもにとやかく言われる筋合いではないわい!




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「餃子の王将 南久米店」・「愛媛グルメ紀行」 768

今日は国道11号線沿いの、南久米町にある商業施設の中に先月(6月)13日にオープンした”餃子の王将 南久米店”さんをご紹介します。(実際に訪問した日は、6月24日)


言わずと知れた、全国展開している中華料理の大手チェーン店です。直営店442店、フランチャイズ店223店、合計665店を展開している飲食店です。(25年3月末データ)


このお店をご紹介するについては、ワタシは一つの大きな”感慨”を持っています。それは後ほど。


また、似たような店名に”大阪大将”さんがありますが、両社の違いなどは以下の記事で取り上げていますのでご参照下さい。(「大阪王将」・「愛媛グルメ紀行」 138

店内2
さて、冒頭でこのお店が今の時期、この場所に開店なさったことについて”感慨”があると書きました。

実はこの時期・この場所での愛媛県初進出の”きっかけ”となったのは、ワタシが”餃子の王将”(株式会社 王将フードサービス)の本部に書いた一本の”手紙”でした。

なお”餃子の王将”さんは、かつて空港通りに出店されていた時期があり、ワタシは”餃子”を食べによく通っていました。ファンだったんです。ところがある事情で撤退されていました。

そこで、あの”安くて旨い餃子”が食べたいとの一心で、株式会社 王将フードサービスさん(本部は京都)に”一ファン”として直接手紙を書きました。「もう一度あの餃子が食べたい」と。

その後色々なことがありましたが、この度、再度の出店となったのです。もちろん、ワタシが手紙を書かなくても独自の判断で、早晩出店されたでしょうが、この時期・この場所というのはなかったと思います。(詳しい経緯は書けません)

一人の”ブロガー”が一部上場企業の飲食店を、一枚の”手紙”で誘致することなどありえないとお思いでしょう。(不動産という仕事を意識せずに手紙を書いたと言うと、嘘になりますが)でも、それが現に実現したのです。

メニュー3
さてこれが”メニュー”の一部です。”餃子の王将”さんの最大のウリは、何と言っても店内で”手作りした餃子”でしょう。

ここで、”ナショナルチェーン(飲食店)”の味作りに付いてご説明しておきましょう。(また”うんちく”になって御免なさい)全国展開してる”ナショナルチェーン”、出店した各お店の味作りについての違いは、大きく言えば2つに分かれます。

それは、「全国各地のお店の味がマチマチでは困る。でも料理を人手に任せていたのでは、必ず味にバラつきが出る」という命題をクリアーするために、”調理過程”を人手に頼らず”機械等のシステムで作る”という方向です。

これだと、全国どこへ行ってどのお店に入ろうが、”本部で決めたレシピと味”が味わえるというもので、有名な某ちゃんぽんチェーン店さんなどはこちらに入ります。

一方、「食べ物は人が作るものだから、作り手によって味が変わるには当たり前!だから、ウチはとことん職人が、皆さんから丸見えになる”オープンキッチン”で作ります。”職人が鍋を振り”ます」という方向です。

この代表例が”餃子の王将”さんです。どちらが優れているか?という問題ではなく、味を提供する側の”料理観”の問題でしょう。

セット4
さてワタシが注文したのは、”餃子”と”天津飯”です。恐らく”餃子の王将”さんのゴールデンコンビでしょう。


お値段です。大ぶりの”餃子”が6個で216円(内税)です。消費税を考えなければ”200円”ですよ!


また画像の”天津飯”は、スープ付きで410円(内税)です。ですから、画像の合計価格は”626円”ですよ!!


しかも、多くの他のチェーン店は”冷凍餃子”を使いますが、このお店、朝から晩まで一日中”餃子餡”を餃子の皮に詰めている光景を目にします。このチェーン店のモットー、、「より美味しく、より安く、よりスピーディに」が現場で反映されてることが確認できるシーンです。

天津飯5
さて、これが”天津飯”です。まるで、”中華カタクリ餡”の湖に浮かぶ”小島”です。琵琶湖における”竹生島”?、これはいささかオーバーか?


厨房内はお店をオープンして約1週間でしたから、まだ応援部隊が駆けつけていて大人数でこなされていました。


何しろ、オープン間もなくということもあって、連日お客さんが詰めかけています。ワタシは開店時刻の午前11時にお店に入りましたが、正午過ぎにはほぼ満席になり、それを過ぎると用意された待席と玄関に客が並んでいました。

天津飯アップ6
ですから、”活気”という点では、生き生きした雰囲気をお店の従業員もお客さんも共有できると思います。


厨房のオープンキッチンでは、複数の大きな中華鍋が舞っています。その調理過程の、鍋と大きな中華お玉のこすれあう音が心地いい。


さて”天津飯”のお味です。ここから先は、個人の味覚の世界ですから単なるワタシの感想ですが、喉掘って唸るほどのものではないと思いました。

天津飯7
ただ、”半熟トロトロ”の卵と、ご飯と中華餡とのバランスには納得です。


400円でこれと同じレベルのものは、一時的には提供できても長期的に安定してお客さんに提供し続けることは不可能だと思いました。


このチェーン店は、お店を出す条件が整った土地が見つかっても、厨房に立って”鍋を振る”職人さんが間に合わないと開店できないのです。職人の代替は利きませんし、アルバイトで間に合わせることも出来ません。

餃子8
さてこれが、店名にも織り込まれております”餃子”です。6個で200円です。もう今どき、この価格で提供できるところはないでしょう。


サイズだって大きいでしょう。焼き方だって、焼き過ぎたり、餃子を焼く鉄板の掃除が不十分で焦げが餃子に付いているわけでもありません。


ウフフフ・・・これが食べたくて”手紙”を書いたのですから、そりゃあ頬が緩みますよ。「あの餃子をもう一度食べたいから、松山にお店を出して欲しい」という手紙を本部に書こうという発想は、先ず普通の方はしないでしょう。


また、そういう個人が書いた手紙に反応し返事をくれる企業も珍しいでしょう。(ワタシの場合、他にも同じ例はありますが)

餃子9
じっくり味わいました。もちろん、この”餃子”よりずっと美味しい”餃子”があることも、またその味も知っています。


この”餃子”が最高の味だと言っているのではありません。


ポケットに転がる100円硬貨2枚で食べることができる。しかも餡を皮に包みたての餃子が、今焼きあがったばかりです。

餃子10
ワタシはそれだけで、単純に嬉しいし、幸せ感に包まれます。


皮はモッチリしていて、皮の底はパリパリの焼き目が付いています。更に中身の””は野菜中心で”ジューシー”です。


ワタシは余り全国展開のチェーン店には行きません。全国何処で食べても同じ味というなら、わざわざ記事にすることはないからです。


でもこのお店は別です。自分の思いがこうやって実現した。そしてそれを口にできる。格別の味でした。



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「再訪 255 うどん 空太郎(KUUTARO)」・「愛媛グルメ紀行」 769

今日はとうとう”5回目”となる、”うどん 空太郎(KUUTARO)”さんのご紹介です。初めてご紹介したのは、まだ今年、4月22日のことでした。(「うどん 空太郎(KUUTARO)」・「愛媛グルメ紀行」 713


このお店の場所も、今までに4回書いています。つまり空港通3丁目、大森商機㈱さんがある信号を南に折れて暫く行った道路の東側です。

お店1
初めてのご紹介以外の記事は以下の通り。(「再訪 229 うどん 空太郎(KUUTARO)」・「愛媛グルメ紀行」 725)・(「再訪 240 うどん 空太郎(KUUTARO)」・「愛媛グルメ紀行」 742)・(「再訪 251 うどん 空太郎(KUUTARO)」・「愛媛グルメ紀行」 760


これで4度ご紹介したお店が13店、5度紹介したお店は5店舗となりました。


つまり5回紹介したお店は、”みなと食堂”さん、”麦わら”さん、”中国料理 彩華”さん、”ちゃんぽん食堂 てっちゃん”さん、そして今回このお店”うどん 空太郎(KUUTARO)”さんが加わりました。(なお、7度ご紹介しているお店が1店のみ、”フォンターナ”さんです)

カウンター2
丁度このお店の4回目訪問記事をアップした、7月15日その日に、5回目の記事にすべく再訪しました。


お店に入りますと店主さんがワタシを見つけ、開口一番にこう言いました。「じゅんさん!、間に合ってよかった!!!」っと。


「???・・・・・エッ?・・・間に合ったって・・・・何が?」っとワタシ。


「え??”お約束していた”ざるうどん”ですよ!  中々納得できるものにならなくて、色々やっていて、やっと今日から”メニュー”に出したんですよ!!」っと、爆発するような笑顔でした。

メニュー3
慌ててメニューを見ました。


「オホホホホーーー・・・、ちゃんとメニューに乗っていますね!それが”今日”だったんですね!・・・・・何か恐ろしいほどのタイミングの良さですね!!」


そして更にメニューをよく見ました。すると”舞茸の天ぷら”も単品メニューとして登場しているではありませんか。これを望んでいました。


「じゃあ、初物尽くしということで”ざるうどん”と”舞茸の天ぷら(1個)”といきますか!!」っと、注文が決まった。ざるうどんが550円、舞茸の天ぷら1個が150円(内税)です。

ざるうどんと舞茸天ぷら4
この画像が、注文した”ざるうどん”と”舞茸の天ぷら”です。うーーん、期待の役者が舞台に勢揃いした!


ですから、その様子はまさに”壮観”でした。元々6月に入れば”ざるうどん”を出す予定でした。


ところが民放番組での放送とその後の混雑、そして納得できる”ざるうどん麺”が出来ない。”漬け汁”(つけつゆ)にも、意外に手こずった。


その中で神経を研ぎ澄ませて何度も何度も試作を重ね、やっと自分でも納得できる麺と汁が出来上がった。急いでメニューを作り直し印刷仕上がって、やっとその日が”デビューの晴れ舞台”だった。


だからこそ「間に合った!」だった。急いで写真を写し、ソソクサと””を一本掬い上げて口に含んでみた。

ざるうどん5
「 おっ!おおおお!!オホーー!!!  」


”が口腔内を”官能的”に刺激する。ムッチリ・・・・・・。「ウフーーー、この食感ですよ!」っと、つい、声が漏れた。


店主さんとお母さんが、真剣な表情でこちらを覗きこまれていましたが、フッと自然な柔らかい笑顔に変わった。

麺アップ6
「ここに、彩りの一つとして”キュウリ”を刻まれて乗せられましたね」っとワタシ。   「エエ・・・・」っとお二人。


「こうやって、汁(つゆ)に漬けずに麺をいただきますと、”キュウリ”の清新な”移り香”が!これですよ!初夏でないと香らない、キュウリの初々しい香りが麺に移っていますね。季節をいただいてる実感がします」


「あーーー~~・・・・”移り香”ですか・・・・・・」っとお二人。


「しかもこの””、艷やかでもち肌、それでいて麺が生き生きピチピチ跳ねている。いい食感ですねーー。ワタシの喉が快感で震えている・・・・」っと、後は言葉になりませんでした。

舞茸天ぷら7
そしてこの画像が”舞茸の天ぷら”です。2回目に訪問した時、この”天ぷら”をいただき、更に舞茸の株を見せて頂きました。


群馬県にある”群馬まいたけセンター”から、特別に仕入れている”100日舞茸”の香りの良さは、ちょっと他では味わえません。


この天ぷらを””でいただくと、天ぷらの衣の軽いサクサク感と、舞茸の強い香りを同時に楽しめます。


更に残りの舞茸の天ぷらを、漬け汁(つけつゆ)に浸していただきますと、天ぷらの衣が汁(つゆ)で緩んで舞茸の香りを汁に伝えます。漬け汁が、別の汁の表情に変わる瞬間を楽しめます。

薬味8
上の画像では、右手前の”おろし生姜”だけを覚えておいて下さい、イメージしておいて下さい。


完食9
さて、上の画像が”完食”した跡を示すものです。ここで見ていただきたいのは、”漬け汁”が入っていた”猪口”(ちょこ)と、その右側に置いてある”徳利状の容器”です。


大方の人は、”ざるうどん”を啜った後に残った”漬け汁”(つけつゆ)は残されると思います。


でも、ワタシは漬け汁が美味しかったら、残さず飲み干ししてしまう。右横の徳利状の入れ物は、うどんを湯掻いたあとのお湯をお願いして入れてもらったもの。


うどんを啜り終わった後の出汁(汁)は、やや濃い目なので、出して頂いたお湯をホンの少しだけ足して飲みます。すると、うどんを啜っていた時には分かりにくかった”出汁の風味”が、温め伸ばされた”出汁(汁)”から漂ってきます。これを楽しみたかった。


最後に、猪口に残った3分の1の汁にお湯を注いで、それを全部飲み干します。その時なんです!”生姜”の香りが口腔内に充満します。口腔内を綺麗さっぱり洗い流してくれるかのように。生姜には、こういう活用の方法もあるのです。

店主10
店主さんやお母さん、ワタシを不思議な生物のように思ったのか・・・・マジマジと見つめられました。少し恥ずかしかった。


「店主さん、写真を一枚お願いしたいのですが!」っと言って写したのが上の画像。


採光の関係で綺麗に写っていません。店主さん、ゴメンナサイ。これからも、よろしくお願いします



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「再訪 256 らーめん 春光亭」・「愛媛グルメ紀行」 770

今日は、井門町の松山インターに程近いらーめん専門店、”らーめん 春光亭”さんの3回目のご紹介です。過去2回のご紹介は以下の通りです。(「再開 春光亭」・「愛媛グルメ紀行」 308)・(「再訪2 春光亭」・「愛媛グルメ紀行」 326


過去2回の記事でも書いていますが、このお店のメニュー、基本的には”汁そば”という1種類しかありません。しかもその”汁そば”の味のユニークさたるや、松山広しと言えども”唯一無二”です。

玄関1
世間にある、いかなる名前の”らーめん”、”ラーメン”、”中華そば”、”支那そば”、”らうめん”、・・・・・・・・etcどの味とも似ている味はありません。


そうです、このお店に来るしか”汁そば”は食べられないし、「それに似た代替メニューはどのお店にも無い!」っと、ワタシは断言します。


しかもこのお店の店主さんのキャラクターもまた”唯一無比”なるもので、千葉県に住む妹を連れてこのお店に来た時、妹をして「私が無償で、ボランティアでいいから、厨房の中でもフロアーでも洗い物係でも、モーー、何でもいいから手伝ってあげたい!」っと言わしめた程の、愛すべきキャラなんです。


そのお店、その店主さんが「”冷やしてそば”を出す!」っと聞いた日には、そりゃあ何をおいてもほっとけないでしょう。

メニュー2
お店に入って先ず驚いたことは、今まで”汁そば”というメニューしか出していませんでしたが(”肉そば”というメニューもありましたが、中に入っている鶏肉の量が違うだけ)、「7月から8月末迄は”冷やしそば”のメニューだけです」という趣旨の張り紙が玄関のドアガラスに貼ってあったことです。


事実、店内のメニュー表にも”冷やしそば”のメニューしか表示してありません。この号で”愛媛グルメ紀行”も770号になりますが、お店のメニューが実質1種類しかないというお店は他に1軒だけしか知りません。


たった1種類のメニューだけで40年を越したお店は、2011年3月22日にアップした、二番町にある”COFFEE & LUNCH ボルガノ”さんだけです。(「キッチンボルガノ」 真っ当な「B級グルメ店」⑰


その(”ボルガノ”さんの唯一のメニューは”ハンバーグ・ステーキ”)です。今月(8月)19日に2回目をアップする予定です。

カウンター席3
お店には午前11時30分に入りました。丁度一人の若い女性客が「とっても美味しかったです!」っと感慨深げに勘定を済ませてお店から出るところでした。従って、ワタシが食べ終えるまでは店主さんとワタシだけという時間でした。


そこで、”冷たいそば”の”煮玉子”トッピングという注文をした後で、店主さんに”冷たいそば”一本でこの夏を乗り切ろうと考えるに至った経緯をお尋ねしました。


ワタシは記事には2回しか書いていませんが、もっと数多くこのお店には来ていますので、店主さんはワタシの顔を覚えておられたのだろうと思います。


店主さん、静かに語り始められました。


「実は・・・・・・・・・」っと、”冷たいそば”に取り組むに至った経過といいますか理由をお話いただきました。かなり大きな決断をされたようです。そのお話の内容につきましては、残念ながら文章化は出来ません。マナーを守りたいからです。


ですが、店主さんの重い決断をしっかり受け止めて「心して”冷たいそば”をいただかなきゃ!」っと、心引き締まりました。

冷やしそば4
そして供せられたのがこの画像の”冷たいそば+煮玉子”です。お値段750円+100円です。(内税)


ちょっと息を呑みました。・・・・・・・・・・黙って”冷たいそば”に魅入りました。第一印象は”潔い!”でした。


まず、極めて上質な”和風出汁”の香りが鼻腔に優しく届きました。


店主さんともお話したのですが、このお店の”汁そば”の出汁は、明らかにうどん出汁、或いは蕎麦汁に近い”和風出汁”ですし、麺も”細うどん”や”きしめん”に近い”平打麺”を使っておられましたので、”冷たいそば”にすると、それらの特徴が一層際立つと予測はできました。


おまけに普通のお店の”ラーメン”ですと、”チャーシュー”は多くの場合”煮豚”使っておられます。ところがこのお店は、淡白で上品な”鶏胸肉”を使っておられます。

冷やしそば5
上に書きました一般的なチャーシューだと、スープと麺を冷たくして出した時、煮豚の脂が冷やされることで固まってしまい、脂の旨味が殺されてしまいます。”冷たいラーメン”を出しておられるお店の、共通した悩みではないか?と思います。


その点このお店は、”鶏胸肉”を使っておられますから””が豚肉ほどありません。つまり旨味の元である””が固まるという事態にはならないということです。


そのまま冷やしても”冷たいそば”に生まれ変わりやすいということです。ですから、見事な変身ぶりで、もう何十年もお店で出し続けてきた”お店の伝説的看板メニュー”と言っても過言ではない出来上がり具合でした。その位完成度が高いメニューになっていました。


しかも、食べてみて直ぐに分かりましたが”汁そば”とは””が変わっていると思いましたので確認しました。


すると「はい、製麺所を変えまして別の麺にしました。”冷たいそば”のシーズンが終わった後も、”この麺”でやりたいと思っています」っというお応えでした。トコトン研究された結果の、このメニューだったのです。

鶏胸肉6
まあご覧になって下さい!この膨(ふく)よかで優しい”鶏胸肉”を。

このお店の”そば”の強烈な個性を構成している要素は4点あると思っています。

それは先ず第一に、透明感と豊かなコクという相矛盾する要素を見事に調整・統合された上質な”和風出汁”でしょう。

そして、カンスイを極力抑えた”平打ち麺”、気品あふれる”鶏胸肉”、そして彩りと独特の食感を演出する”水菜”でしょう。

このオリジナル四要素が合わさったことによって、このお店の”そば”(もう”ラーメン”とは表記出来ない)は,市内で唯一無二の個性的”汁そば”になった。

ミニトマトアップ7
そしてこの画像の”ミニトマト”です。単に彩りを考えてのものではありません。


この”ミニトマト”は凍らせてあります。このことを店主さんにお尋ねしてみました。


すると、「ええ、この”冷やしそば”を考える過程で、大阪方面を食べ歩いて研究していた過程でこの”ミニトマト”に出会いました。これは採り入れたいと、直ぐに思いました」っとのお話でした。(食べ歩いた地域が間違っていたらゴメンナサイですが)


冷たくて彩りが良くて、この”冷たいそば”の個性を高めてくれています。上手くバランスも取れています。優れたアイデアは直ちに取り入れる柔軟さもお持ちなのでしょう。

煮玉子8
こちらはトッピングとして注文した”煮玉子”です。


この”煮玉子”は、それは見事な”半熟”になっています。ネットリとした黄身の食味と、ツルリンプリンとした白身の食感が面白い。


手間暇かけて、一個ずつ殻を剥いた”煮玉子”を、僅か100円で提供されています。言葉が続きません。

麺9
この””が、製麺所を変え”麺”のレシピを変えて打たせた新しい”平打ち麺”です。


冷やすために、湯掻いた後一度流水に晒して麺の熱を取っても、”麺”のモチモチ感が損なわれない””が誕生していまいた。店主さんの飽くなき探究心に頭が下がります。

完食10
もう無我夢中でいただきました。唸りました。


店主さんと目が合いました。ワタシ、黙って大きく頷きました、二度も三度も。


店主さん、例によって玄関の扉を自分で開けてワタシを送り出して頂きました。「この味で良かったですか?」っと呟きながら。


ワタシは無言で大きく大きく、力強く頷きました。親指を一本立てて、ギュッと突き出しながら。笑顔と笑顔が重なった瞬間でした。



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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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