「過去記事を振り返る」 24

今日のお話は、ワタシがまだ”若き時代””のお話です。


「東京→愛媛 1,000km(後編)」 (2010年4月13日掲載)

私がまだ”大学生の頃”のお話。大学時代の夏休み、自転車旅行7日間、先週アップしたものの続きです。


3日目は、愛知県”岡崎市”の荒寺の床の下で野宿しました。

鈴鹿峠
4日目は、全行程の中で”箱根峠越え”に次ぐ二番目の難所”鈴鹿峠”を越えて”大阪府枚方市”の妹の寮に泊めてもらいました。

妹は高校を卒業しその時は既に社会人で、貧乏旅行のワタシの姿を見かねて、そっと”小遣い”をくれました。妹を拝みました。


5日目に兵庫県の姫路から”小豆島”に船で渡りました。

小豆島2
港の雑貨店”2階に、夕食風呂付で”無料”で泊めてもらいました。

お金は殆ど持っていませんでしたから、野宿か人の情にすがるしかないのです。

宿泊代は7日間で0円。


翌朝早く、雑貨店でおにぎりを頂き出発しました。

小豆島の”草壁港”から高松に向かうつもりでした。


フェリー乗り場に着いたときには、既にフェリーは出船して港の中で方向を高松方面に舵を切るところでした。

あーあ、間に合わなかった・・・」と溜め息を付いた、その時です。


港の切符売り場にいたおばちゃんが「ニーチャン、あの船に乗りたかったン?」って私に話しかけたのです。

「ウン、でも・・・・間に合ワナンダ」という私を尻目に、”ドラ”を持ったおばちゃん、急に桟橋に走って叫んだ。


ドラをジャンジャン叩き鳴らし「オーイ、戻ってコーイ!」っと大声で。

「えー?オバチャン、もうエエンヨ、次まで待つから」

「あんた、アレに乗りたいンヤロ?」と、二人でやり取りをしていると、汽笛を「ボー!」と鳴らしたフェリーがゆっくり港に引き返して来たのです。

小豆島フェリー
乗船客は、怒るどころか、皆さん「ガクセーサン、良かったナー!」って。

本当に信じられないくらいノドカな時代があったのです。


6日目は松山、7日目に当時の東宇和郡野村町の郷里に着きました。


かくして、6泊7日、全1,000Kmの”自転車ミニ冒険旅”は終わりを告げました。

人と人の”善意”で、社会全体が支えられていた時代のお話でした。



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「カレーうどんを考える」・「愛媛グルメ紀行」 789

今日は”愛媛グルメ紀行”が始まって以来、初めての試みです。と言いますのは、今日は特定のお店のご紹介ではなく、ワタシの個人的な”カレーうどん観”をご紹介しようと思います。


ワタシは通常、その日の朝のうちに当日の”ランチタイム”をどこで過ごすのかを決めております。取材のためにお昼をいただいておりますから、”行き当たりばったり”ということはほとんどありません。


この日も午前中の仕事の流れから言えば、短時間で”ランチ”を済ませなければ時間のやり繰りがつかない事情でしたので、過去に3回訪問して記事でもご紹介したお気に入りの”うどん屋”さんに飛び込みました。(記事にしたのは3回ですが、過去に何十回と無く行っているお店です)

カレーうどん4
そこで、今までそのお店では一度も注文したことななかった、画像の”カレーうどん”を注文しました。お値段は720円(内税)でした。


すると画像の”カレーうどん”が出されたのです。注文して僅か1分~2分の間に出されました。


ここで「ウッ!」っと、一瞬声を詰まらせました。ワタシがイメージしていた”カレーうどん”とは、かなり様相を異にしていたからです。

カレーうどん5
カレー”の香りが濃厚に周囲を満たしました。しかも、かなり個性的な”カレー”の彩りと香りでした。


冒頭で書きましたようにこの”うどん屋”さんは、ワタシにとっては上位5店に入る程のお気に入りのお店です。今まで選んだ3回は、どれも”喉掘って”注文したメニューを味わいました。

アップ6
ワタシの”うどん屋のカレーうどん”に対する認識は、主役は飽くまでも””であって、”カレー出汁”はどこまでも麺の引き立て役でなければならないというものです。


言うまでもないことですが、上の考えは飽くまでも”ワタシのカレーうどん観”であって、決してそれが一般的だなどとは思っておりません。読んでおられる方の数だけ”カレーうどん観”はあるでしょう。


さてこのお店の”カレーうどん”に戻りましょう。”カレー出汁”が丼の全体を覆い尽くしていて””が見えません。(一部見えてはいますが)

カレーアップ7
先ず”カレー”ですが、このお店のこの”カレーうどん”、”カレー自体”は個性的だとは思いますが極めて”美味しい”のです。


単独で食べれば、全く違和感なく「これは、旨い!」っと思えるカレーなんです。ところが、”カレー出汁”として味わえば、・・・・・・・・・・。


カレー出汁”とうどんの””が、ワタシの感覚で言えば馴染んでいない。カレーが麺に”染み込んでいない”ということです。


例えば、麺とカレー出汁が馴染んでいない(と、ワタシが感じた)もう一つの例を下にお示ししましょう。

カレーうどん6
これは、あるうどん屋の”カレーうどん”です。


カレールー”の色は、典型的な”ターメリック”が効いた色と香りがしています。色合いはまさに、「これぞカレーうどん!」です。


ところが、このお店のこの”カレーうどん”も、最初から最後まで”カレーに馴染んでいない麺”を啜る一方、レンゲで”緩いカレールー”を飲むという感じで食べました。

混ぜた8
このお店の”カレーうどん”も、麺は麺、カレールーはカレールーとして食べることに終始していました。


そこで、「エイヤー!」っと、思いっきり混ぜに混ぜてみました。こうすると、カレールーが麺に染みこんで、”カレーの香り立つ麺”に変身してくれるかもしれないと思ったからです。


ところが、”生白い麺”は・・・・・・・・・・・、そう、”生白い麺”のままでしたし、(ただし、うどん麺として単独では、とっても美味しい麺です!)うどん麺からはカレーのスパイシーな香りが伝わってきません。

混ぜたアップ9
マッシュルーム”だって、プリプリしてて美味しいのに・・・・・・。


カレールー”はどこまでも誇り高くそびえて、刺激的な芳香を放っています。


でも、どれだけ混ぜても”うどん麺”とは親しくなってくれません。まるで唯我独尊の体です。

麺10
”は麺で、「間違えないでね!ワタシはカレーが掛かったご飯代わりなんかじゃナクッテヨ!ワタシは”うどん”なんだから!」っと、自己主張を変えません。


カレールー”はそれ自体として大変に美味しいし、うどんの麺は、それはもう”麺に醤油”ぶっかけただけで食べることができるくらいに、喉掘って旨い!


なのに、彼と彼女、「ワタシたち、出会ったことが間違いだったの?」っと、ため息をついた・・・・・・ヨウナ・・・・・。

カレーうどん7
さあ、上の画像が、ワタシが考える”カレーうどん”です。”カレールー”は、どこまでいっても””の引き立て役でなければならない。


カレー出汁”は、あくまで”出汁”に徹しなければならない。その為には”ズルズル”に緩くっていいんです。


うどんを食べるための”出汁”が、”カレーの香り”に埋没してはダメなんです。

カレーうどんアップ8
この”カレーうどん”を評した時、最初にこう書いております。<カレーの風味が一斉に鼻腔に届きますが、それと同時に出汁の美味しさも届きます。>っと。そうです!”出汁”の香りも生きていなきゃ!!


ですから、次にこう書いています。<トロミがついたカレー味の出汁が、麺によく絡むのです。>っと。絡みに絡まなきゃダメなんです!


そしてこう書いています。<箸でカレーうどんを掬いますと、麺と長ネギ、鶏肉、ニンジンなどとカレー味の出汁が絡んで口腔に同時に入ってきます。>っと。


このお店のカレーうどんは、お箸でうどん麺を掬うとマッシュルームが箸を滑り落ちます。

スープ9
これが、”うどん麺”に馴染む”カレー出汁”です。うどん麺に染みこむ(うどん麺を黄色く染めてしまいます)”カレー出汁”です。


上の画像の”カレー出汁”を、例えばご飯の上に掛けますね。すると”ベチャベチャ”の”カレー汁飯”が出来上がります。


一方、冒頭にアップしたこのお店の”カレー出汁”をご飯の上に掛けたといます。するとそこには、立派な”カレーライス”が誕生します。その違いです。

麺10
こらが、麺を掬うと同時に絡んでズルズルと上がってくる具材とカレー出汁。”カレーうどん”は、こうあってほしい。それがワタシの”カレーうどん観”です。

上の画像の様な”カレーうどん”であれば、カレーうどんライス”というメニューになり得ます。

カレーうどんライス”などというメニューはご存じないかも知れませんね。何の変哲もない”カレーうどん”に、丼に入った”ライス”が付いているものです。

食べ方は、ライスを手前に置き、カレーうどんをその向こうに置きます。そして、カレーうどんを2~3本づつ箸ですくってライスの上を通過させながら食べるのです。

当然、カレー出汁がボトボトとライスの上に落ちます。そのカレー出汁の染みたライスの表面を箸ですくって、”カレーうどんをおかず”に、カレー出汁の染みたライスを食べるというものです。

最後は、カレーうどんの中の肉片を数片とうどんを2~3本、それにカレー出汁を三分の一ほど残したものをライスにかけて、更に混ぜてグチャグチャと味の染みたライスをかっ込む。

ワタシの”カレーうどん”は、お金がなかった青春時代の記憶に焼きついた”時代の風景”なんです。

では、最後におうかがいしましょう。「貴方にとっての”カレーうどん”って、どうものですか?」



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「酒房倶楽部 明酔百鮮」・「愛媛グルメ紀行」 790

今日はロープウェイ街にある”酒房倶楽部 明酔百鮮”というお店を訪ねました。仕事の相棒と、仕事の流れでこの辺りにお昼にいたからです。


ちょっと見、夜中心のお店に見えました。この通りを何度も通っていますが、この時までお店の存在すら気が付いていませんでした。


ところが時間があまりない中で、歩いて移動していましたので近隣に適当なお店が見当たらず、「エイヤー!」っと、お店に飛び込んでみました。余りこういうお店選び(行き当たりばったり)はしないのですが・・・・・

玄関1
玄関脇のポスターに”愛媛牛”と出ていました。「Hさん、”愛媛牛”って、愛媛のブランド牛なんですか?」って相棒に聞かれました。


その時は、「恐らくそうなんでしょうけど、正直、聞いたことありませんね!」っと答えながらお店に入りました。


ですから、この記事を書くに際して”愛媛牛”をグーグル検索してみました。すると、”愛媛牛”に関する愛媛県庁のホームページがありました。

店内2
そこには”愛媛ブランド牛”というキャッチコピーの下で、「2015年 発売開始予定」っとあって、更に「県畜産研究センターでは”愛媛ブランド牛”を育成するため、日夜研究に励んでいます。」っとありました。


この段階で「?????・・・・・」っと、チョコッと心の中で?マークが点灯しました。


<注:追記>上の記事で”愛媛牛”と書いて、その内容が分からないと書きました件は、朝一番で正しい情報の連絡をいただきました。正しくは””というブランドで既に生産発売されているそうです。黒毛和牛とホルスタイン種を交配した「国産F1種」だそうです。ここに訂正してお詫びします。(お知らせ頂いた読者様、ありがとうございました。^^)


さて、店内は厨房内に使い込んだ鉄板が据わっていて、客席はカウンター席中心の小体なお店でした。店主さん一人でやっておられるようで、訪問当日は平日の正午前。客はワタシたち2人でした。

メニュー3
さっそく”メニュー”を見ました。お店に入るまで、どういう類のお店なのか?ちょっと謎めいていました。


メニューを見ますと、どうやら”鉄板焼き”のお店で、メインメニューは”鉄板焼ステーキ”のようで、それに派生するメニューが並んでいました。


それと同時に、”広島お好み焼き”のメニューも別に表示されています。夜メインのお店の様ですが(お酒のボトルが並んでいましたので)、昼間はお好み焼きやハンバーグ、豚肉しょうが焼きまで幅広く対応されているようでした。


また店内を詳細に見回せば、”アンティーク小物”や”骨董品”の類が所狭しと並べられています。

レジスター4
その”極め付き”は、この画像の”木製レジスター”です。


「様々な”アンティーク”は、ご趣味ですか?」っとお尋ねしてみました。


すると「はい、元々古いものを集めるのが好きなので。でもその”木製レジスター”はウチで元々使っていたものです。ウチは、この場所で長年”おみやげ屋”をやっていまして、古くからソレを店頭で使っていました」っというお応え。


更に「このお店は約10年ほど前に、ここロープウェイ街が整備される少し前に始めました」っとのこと。

野菜炒め5
そこで相棒は”ハンバーグ定食”を、そしてワタシは”豚のしょうが焼き定食”を注文しました。お値段は、それぞれ700円と600円(内税)です。街中のお店としては、お安い値段設定でしょう。


注文が通りますと、早速鉄板の上で野菜(キャベツ)を炒められ、そこに卵を2個落とされ、更に鶏の唐揚げと小さなウインナーソーセージを鉄板に乗せられました。


静かなコテ捌(さば)きでした。お話をお伺いしながらの作業です。

野菜乗せ6
許可を得て、鉄板上での調理過程を撮っていますと、「お客さんはどちらからいらっしゃいました?」っという店主さんのお尋ね。


「ええ、ここ松山ですよ」っとワタシがお答えすると、やや意外そうな表情に。そこで、「お客さんは、この辺りの人が多いんですか?」っとワタシ。


「いえ、観光客が多いですね!今日は平日ですからそうでもありませんが、土日は多いですよ。その観光客ですが、最近多いのは中国と韓国からの観光客ですね!」っと店主さん。


「ですから、ウチのメインは”愛媛牛”と”姫っこ地鶏”の二本柱ですね!」とのこと。この段階では”愛媛牛”の何たるや?を知りませんでしたので、会話はその段階で終わりました。

豚のしょうが焼き定食7
ちょうどそのタイミングで、鉄板の上で軽く炒めた豚肉を鉄板プレートに乗せて、生姜のタレを掛けて”豚のしょうが焼き定食”が完成し、目の前に出されました。


一見すると、若い頃盛んに食べた”喫茶店の豚しょうが焼き定食”に雰囲気が似ていました。それだけで、何だか懐かしくなりました。


ここまできますと、周囲の”レトロ調の調度品”とお料理が妙にマッチしていることに気が付きました。

豚のしょうが焼き8
どうやら、殊更に鉄板を使って調理しないと出来ないお料理ではないようでしたが、目の前で静かに目立たない中で進行する鉄板焼きパフォーマンスも、”レトロ調”を醸(かも)しだすための”演出”だったのかも知れません。


ちょっと考えますと”観光客相手”、及び昔から続いていた”おみやげ屋”さんのイメージからは、”やらずぶったくり”がフト、イメージされます。たった1回こっきりの客に対するそれです。


でもお料理の内容とお値段設定から言えば、「当方で出来ますもの、ありのままにお出しいたしますのでどうぞお召し上がり下さい」っと、言わば虚心坦懐に臨まれている姿を見た思いです。

鶏からウインナー9
特別な創意工夫を!っという感じではなく、このお値段で安定して提供し続けることができるものを出されたという感じです。


この”ウインナーソーセージ”って、小学生のお弁当のオカズ人気ベストテン名前を連ねそうで、自然に笑みが漏れました。


味付けも過不足なく、結構多めに見えたご飯も、この鉄板プレートのオカズで難なく完食しました。

豚アップ10
喉掘っていう程のものではありませんでしたが、そのコストパフォマンスと味のバランスの良さで、単なる観光地の、観光客目当ての料理屋さんと言った内容ではありませんでした。


ただ地域の一見客にとっては、狭い店内で厨房の内側の店主さんと客との物理的空間が狭い中、どちらかというと寡黙タイプの店主さんと顔つき合わせてお料理を頂くには、ややプレッシャーがあるのかな?っと。


少し常連になって、その日の天候やスポーツの試合結果などを気軽に話しながら鉄板焼きを頂く。どうやら、そのようなお店のようにお見受けしました。


最後に、その時”愛媛牛”についての知識が全くありませんでしたので、まだ開発過程と県のホームページで言う”愛媛牛”との関連をお伺いすることが出来ませんでした。


課題を残した感がありますので、再チャレンジするかどうか?については・・・・・・しないとと思います。



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「再訪 270 瓢華」・「愛媛グルメ紀行」 791

今日は湊町4丁目にあって、千舟町通りと銀天街を南北につなぐ路地にある”瓢華”(ひょうか)さんの3度目のご紹介です。


過去2回の記事は以下の通りです。(「瓢華」 真っ当な「B級グルメ店」・23)・(「再訪 156 瓢華」・「愛媛グルメ紀行」 589


なお、花園町にある”瓢太”さんと、このお店”瓢華”さんとの関係や、それぞれの歴史については、前回の記事で詳しくまとめておりますので、興味がある方はご覧になって下さい。この2店の過去の経過を詳しく知っているのは、今松山ではワタシだけになったのかも知れません。

玄関1
清水町4丁目の”松山大学御幸グランド”サッカーコートの直ぐ南側からスタートされ、途中、清水町3丁目勝山中学北門前を経て、現在はこの地で暖簾を張っておられます。


今は二代目さんの時代です。初代のお父さんは引退されましたが、お母さんはまだ現役です。


でも私がお訪ねした日には、お母さんの姿が見当たりませんでした。少し気がかりです。

店内2
実は最近このお店はお訪ねしたばかりです。その時は、夏期限定の”冷やしラーメン”をいただき、画像も撮影して帰りました。


そして記事アップしようとして気が付きました。


そうなんです!”冷やしラーメン”は、既に昨年の同じ日にいただいて記事にもアップしていたのです。(日程が合ったのは偶然です)再訪記事はアップしていますが、同じお店の同じメニューでは記事にはなりません。””(ぼつ=記事にしない)にしました。

メニュー3
そこで日を置かずに、再度訪問したという訳です。お店を再訪する場合、事前に必ず過去にいただいたメニューを確認して訪問するのですが、うかつでした。


ただその時に目に留まったメニューがありました。この日は、それをいただきにリベンジという訳です。


そのメニューが、画像にもある”ぶっかけそば”です。それを最初に見た時は「?????ぶっかけ・・・・・そば???」でした。ここは間違いなく中華麺を出されるお店なのに・・・・・・???っと。

ぶっかけそば4
これがその”ぶっかけそば”です。ここで猛烈な疑問が湧いてきました。


「”ぶっかけ”って、これで一体”何をぶっかけ”ているの???」っという疑問です。


うどんでも日本蕎麦でも、”ぶっかけ”というメニューは目にします。でも。それらは何れも”出汁や醤油をぶっかけ”て供せられます。


でもこの”ぶっかけそば”は、メニューに、明確に「スープなし」っと表示してあるんです。


このメニューが供せられた瞬間、ワタシの目は宙を彷徨(さまよ)いました。「どうやって食べればいいのか???」っと。


そこへすかさず、店主さんの以下のアドバイス。「そのまま食べてみて下さい、味は付いております。足らないと思えば、少しそこの醤油を足されたら!」っと。

ぶっかけそば5
もう一度、近づいてよーーーく、画像を見て下さい。


この画像をご覧jなって、皆さんは「何が”ぶっかけ”られているのか?」が分かりますか?


ええ、確かに”ぶっっかけうどん”などではお決まりの”大根おろし”は入っています。それ以外は、チャーシューとメンマとモヤシ、それに揉みノリと刻みネギだけの具材です。


これだけで””が果たしてスムーズに、しかも美味しくいただけるのか?

ぶっかけそば6
っと、その不安は全くの杞憂に終わりました。コレがイケルんです!!!


ええ、一時関東を中心に大流行した”油そば”を食べたことがある方なら、この味、想像が付くかもしれません。つまり”油そば”とは、一言で言えば”調味味和えラーメン”とでも言いましょうか。


その”調味味”に油を含んでいるから”油そば”と言ったのでしょうが、この”ぶっかけそば”に油っぽさはありません。


しかも、表示されている通りに”スープ”は全く入っていません。それなのにスルスルスルスルと、不思議に入っていくんです。???・・・・・・・が続きます。

モヤシアップ7
この”モヤシ”は、このお店のもう一つの”原点”です。他のもう一つというのは、このお店でしか味わえない”チャーシュー”です。分厚くて甘い!


冒頭で書いた”瓢太”さんには入っていない、”モヤシ”なんです。お父さんがお師匠さんから学んだものに、独自にプラスαされたもの。なぜ”モヤシ”が入っているか?を知るだけで、このお店の成り立ちが分かるという具材です。


麺より太い、立派なモヤシが程よい食感を出しています。湯掻き方がどうに入っています。

混ぜた8
そして、思い切って混ぜてみました。その際、混ぜながら味を確認し、少しだけ醤油を垂らすと、力強い味になります。


この画像の”麺のテリ”をご覧になれば、冒頭のテーマ、「何が”ぶっっかけ”られているか?」が、ある程度想像できるかも。


この”ぶっかけそばの麺”には一切味付けされていません。このメニューの全ての味の元になっているのは、具材に味付けがなされていて、それが全体に及んでいます。


ただ、その味付けの”隠し味”が問題なんです!!

麺9
こちらが”何かをぶっっかけ”られ、和えられて照りをもった””です。スープなしでも、スルスル喉越しよく食べられる秘密。


その秘密の元は、このお店独特の”チャーシュー”にありました。


分厚い豚バラを、特製の醤油ダレで煮込んで”チャーシュー”が作られますが、チャーシューを煮込んだ後に残る”醤油ダレ”が、その”隠し味”だったのです。


この”醤油ダレ”が、微かに”ぶっっかけ”られていたのです。スープなしで、難なく啜れる秘密はここにありました。


瓢太”さんの先代の店主さんと、このお店の先代さんは、味の師匠を同じくする兄弟弟子ですが、それぞれが作る”チャーシュー”に微妙な違いが出ました。師匠の味を色濃く残されたのが”瓢太”さん。


ワタシは、そのお師匠さんが作る”チャーシュー”を食べ、その味を知っている”生き証人”かも知れません。

完食10
このお店のユニークなメニュー”ぶっかけそば”の味作りの秘密は、先代(お父さん)の”オリジナルチャーシュー”から生み出され、旨味が凝縮された”醤油ダレ”でした。


旨さが凝縮されているからこそ、僅か数滴の量で全体の味の方向を決め、ただ湯掻いただけの麺をスルスルと喉を通らせて、その瞬間にこのメニューの全てを味わせられるのです。


このメニューは通年メニューです。何時でもいただくことが出来ます。ちょっと他では味わえないこの”ぶっかけそば”、一つお試しになってみませんか?



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「再訪 271 麺屋 夢創」・「愛媛グルメ紀行」 792

今日は道56号線沿いの藤原町にある、”麺屋 夢創”さんの三度目のご紹介です。


過去2回のご紹介は以下の通りです。(「麺屋 夢創」 ・「愛媛グルメ紀行」 490)・(「再訪 154 麺屋 夢創」・「愛媛グルメ紀行」 585


前回ご紹介したのは、2013年8月28日でしたから、ほぼ1年振りです。

玄関1
実は、昨年夏お訪ねして”梅塩らーめん”を堪能しました。


ワタシは酸っぱさには極めて弱い。ところがこのお店で昨年いただいた”梅塩らーめん”、これは絶品でした。


そしてそれを食べ終えた時、次回来る時は”冷麺”を注文しよう!っと決めていたんです。冷たい”夏のらーめん”が食べたかったのです。

夏季限定メニュー2
こちらが”夏季限定メニュー”です。ありました”冷麺”が!それを早速注文、お値段600円(内税)です。


ここは1年越しの思いがありましたので、迷わず注文しました。


砥部町からこの地に移って、2年と2ヶ月が経過しました。押すな押すなの大盛況、という程ではありませんが、確実に常連客を掴まれているようにお見受けしました。


確かに国道沿いですから目立ちますが、逆に車のスピードが早すぎて、車は出入りしにくい立地です。ですから、主なお客さんは徒歩でのお客さんでしょう。

冷麺3
これが注文した”冷麺”です。


でも中華料理店でよく見かける”冷麺”とは、全く別物の”冷麺”が供せられました。


これが、らーめん専門店が作る”冷麺”だ!!」っと、無言で、その存在感を示していました。

冷麺混ぜた4
具材は、チャーシューと水菜と刻みネギ、それにサイコロ状に切った胡瓜だけです。そこにレモンの櫛切りが1片。


そのレモンを絞り入れますと、酸味の効いた香りが鼻腔を刺激します。


冷麺には”出汁”らしいものが余り入っておりません。ですから、食べ安くするために混ぜに混ぜました。こうすると、出汁を含んだ酢味が満遍なく行き届きます。

冷麺の麺5
”は、思いっきりの”縮れ麺”でしかも”細麺”です。頼りなげにすら見えます。


ところが、その茹で加減、かなり固めに湯掻いて冷水で締めてあるので、シコシコと固い。冷麺の固さとしてはちょうどいい。


苦手な酢味の出汁も全く気にならず、あっという間に”完食”してしまいました。そして、食べながら”レギュラーメニュー”を見ていますと、そこには気になる”メニュー”がありました。

餃子6
なお、この日は珍しく、”冷麺”以外にも”餃子”を予め注文しておりました。お値段300円(外税)


それが上の画像です。この”餃子”の色には、正直に言うと気落ちしました。


これでは、焼き色という色を通り越して”焦げ色”です。餃子を焼く鉄板の掃除が行き届いていないのではないか?と思いました。(個人的想像)


200円で6個の”餃子の王将”の餃子と比べると、味・値段・食欲度共に大きく劣ります。(個人的感想です。こちらのほうが好みに合っているという方がいても、それは当然です)

あえ麺7
さて、”冷麺”を食べながら気になっていたメニューが上の画像です。これは”あえ麺(スープなし)”と呼ばれているもの。


店主さんに、どういうものか事前にお聞きしました。すると「タレで、湯掻いた麺を”和えた”ものです」ということでした。


すると、昨日アップしたばかりの”瓢華”さんの”ぶっかけそば(スープなし)”と、同じような仲間のようです。そこに興味が湧きました。「同じような味なのか?どこが違うのだろう??・・・・・」っと。


期待を込めて待っていて出されたのが画像の”あえ麺”です。画像的にはこちらのほうがむしろ”冷麺”っぽかった。

あえ麺アップ8
具材は、チャーシュー、水菜と、刻みネギと、大量の”湯掻いていない生モヤシ”、そして”生卵”です。店員さんが、「初めにこのままで混ぜて食べてみてください。足らないと思えば、ここの醤油を少し足されてもいいです」と。


店主さんに「これは一種の”油そば”にも似ているようですか?」っとお聞きした所、「ええ確かに似てはいますが、全く別物です!」と、キッパリ。


「この中に入っている”タレ”は、例えばチャーシューを煮た時の煮汁を使われていますか?」っとワタシ。(瓢華さんと同じか?違うのか?を確認したかった)


すると「いえ、チャーシューの煮汁は入っていません。ウチの”タレ”が入っています」ということでした。

あえ麺麺アップ9
そこで麺と具材に、器の底に入れてあるタレを満遍なく行き渡らせる為に、混ぜに混ぜました。


見ていただいたらお分かりと思いますが、””は”冷麺”のそれと違って”ストレート麺”を使っておられました。


胃袋が縮んだワタシが、一つのお店で”2杯のラーメンメニュー”を同じ日に注文したのは、ここまで792号を数えるこのシリーズでも数回しかありません。そのくらい、”あえ麺”というメニューに興味があったのです。


ただし、”麺”は”ハーフ”が選べますのでそれにしました。100円引きなので、これで700円-100円の600円です。


で、食べてみた。結論だけ書きます。個人的な好みから言えば、タレが濃すぎて辛かった。また”生モヤシ”の”エグ味”が、余りにも強すぎて、味のバランスがとれているとは思えなかった。


個人的に言えば”瓢華”さんの”ぶっかけそば”の味の深みとは到底比較できず、完全に別物です。ワタシは”瓢華”さんの”ぶっかけそば”が好みですね。

2皿完食10
でも麺がハーフであったこともあって、僅か10分足らずで”完食”しました。


するとカウンター席に、”空になった丼”が2個並びました。お若い方や大食漢の方には当たり前の光景かも知れません。ただ、今まで「自分の胃は縮んでしまっている」と思い込んでいましたが、これを訂正しなければなりません。


断酒”を始めてほぼ3ヶ月、胃の力が回復したようです。これ以降、ワタシは自分を”少食”だとは書かないことにしました。


なお誤解されないために敢えて書いておきますが、このお店”ラーメン専門店”としての実力は極めて高いと思います。しかも新メニューの開発力は、個人でなさっているお店としては群を抜いて高いものがあります。大変に優れたお店たという評価に揺るぎはありません。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 124

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の真夏頃にアップした370号から372号までのお店です。


先ず最初”に振り返るお店は、2012年9月6日にアップした370番目のお店、古川西2丁目に昨年4月に開店した、比較的新しいうどん屋”うどん 麦わら”さんです。(記事掲載当時)(「うどん 麦わら」・「愛媛グルメ紀行」 370

現在は開業3年めですが、今では堂々としたうどん屋の”名店”の仲間入りを果たしています。

場所は通称椿神社裏参道を南下し、椿神社西大鳥居がある交差点を西に曲がりドラッグストアー”マック”の南側の西沢ビル1階にあります。

玄関1
こちらがお店の玄関。その年は、ワタシの周辺で”冷たいラーメン”と”冷たいうどん”狂想曲の嵐が吹き荒れていました。

9月に入った今でも、その嵐は一向に収まりそうもありません。

冷かけ上5
さて、こちらが注文した”冷かけ”の中の”冷えび天”です。

事前に、冷たい出汁に冷やしたうどんが入っていることは確かめました。具材は至ってシンプル、カマボコ2切れとワカメと刻みネギ、それにえび天が2尾、端正な佇まいで丼に収まっています。

先ず出汁を啜ってみました。フー~~・・・とってもお上品!でも、深い!

出汁は北海道産の昆布をタップリ使い、それにイリコと良質な鰹節で丁寧に丁寧にとってあります。

麺は細麺で、艶があって照り輝いています。もちろん、モチモチした弾力もある。ワタシ好みの麺でした、そりゃあ嬉しいですよ。

このお店はこれ以降”5回も再訪する”お店になりました。1回で、すっかり虜になってしまいまいました。


二番目にご紹介するお店は、2012年9月7日にご紹介した371番目のお店、再訪したお店ですが、、市駅から北に伸びる花園町アーケード街、それを城山に向かって北上し、南堀端交差点の一本手前の交差点の西側の”大黒屋ビル2階”にある”酒処 大黒屋”さんです。(「再訪29 酒処 大黒屋」・「愛媛グルメ紀行」 371

玄関1
こちらが1階の入り口で、お店は階段を上がって2階の突き当たりにあります。

このお店は、昼は外看板に書いてある”麺類”だけしか出さないお店ですが、夜は、地元の魚介類などを肴に、家路に着く前に一杯引っ掛けたい呑み助たちに解放されるお店です。

この営業スタイルで、もう戦後60年以上過ぎている老舗中の老舗です。

このお店でも”冷たいうどん”をいただこうと思って、「このメニューにある”冷やしうどん”というのは、ドーユーーン?」っと。

すると、「ウーーン、そーよねー、まあ”うどん浮いとるヨーナ・・・・、ナンと言うか・・・」

ここでワタシとお店側に大きなボタンの掛け違いが起こっていたことに、この段階ではワタシは気がついていなかった。

「アアー、あれね!冷たいアレの中にうどんが浮かんどるやつね!」と、ワタシの頭の中では、”アレ”は冷たい出汁のイメージがすっかり出来上がっていた。

冷やしうどん上4
それで出てきたのがコレ!”冷やしうどん”お値段350円。ウッ!と、ここで声が詰まった。

「氷が入っとるから・・・・確かに”冷やし”やしーー???」と、もうこうなると、入れ歯を外した老人のように、「ファッ ファッ ファッ ・・・・・」と、力なく笑うしかなかった。

ここは”手打ち”を謳っているわけではないので、麺は当然に”冷凍麺”に違いない。

でもまあいい、今年の6月15日にシリーズ312番目のお店として紹介した、松山空港近くの東垣生町にある”うどん屋 どんべい”さんのように、客の目のまで冷凍うどんを袋から出して、凍ったままお湯に漬けると言う荒業は使わなかったから。

近頃の”冷凍麺”はよく出来ていて美味しい、そう思いながらいただいた。

従って、これ以降”再訪する意欲がおちて”しまった。いいお店なんですけどね。


今日最後にご紹介するのは、2012年9月10日にシリーズ372回目にご紹介したお店、新空港通りを空港のほうに西進していて、”弁天山トンネル”の手前の信号を北に入って道なりに進んでいると、道路の西側(左手)の”でんえんハイツ”1階にある本格的中華料理のお店”中国名菜 桃花”さんです。(「再訪30 中国名菜 桃花」・「愛媛グルメ紀行」 372

このお店はお父さんは、今テレビなどでお馴染みの”陳健一”さんのお父さんである”陳健民”さんと修行仲間で、本格的四川料理を学ばれた方。

また同じく息子さんは、中華料理界では多分日本一有名な”周富徳”さんのお弟子さんでもあります。

玄関1
こちらがお店の玄関です。その年の夏は、”冷たいラーメン”や”冷たいうどん”を集中的に食べ歩きました。

そこでふと思ったのは、本格的中華料理のお店ではどういう”冷たい麺料理”があるのか?ということです。

お店の玄関脇の小さい看板に”スタッフおすすめ!!”と手書きで書かれた”五目冷麺”です。お値段は750円。メニューには載っていません。

冷麺上4
さて、これがおすすめという”五目冷麺”のたたずまいです。

どうです、さりげない雰囲気の中にも気品を感じませんか。お店の外は、最高気温35度を越す猛暑日でした。

でも店内に入ってこの麺を見た瞬間、涼しげな気持ちにさせられました。

やはり、お料理は皿をキャンバスに見立てた”一幅の絵画”だということを感じさせられます。

しかも、具材と麺とに間には、さりげなく”クラッシュ氷”が敷き詰められている。

小麦粉の美味しさが漂う、ムッチリした食感の麺です。酢加減が効いた、アッサリ目のスープによく合った麺を選んでおられます。

真っ当な中華料理店で王道をいく”五目冷麺”をいただきました。極めて満足させられました。

でもこのお店は”もう再訪出来ません”。その後突然のようにお店を閉められたからです。今は別のお店になっています。残念です。



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「過去記事を振り返る」 25

今日のお話は、ワタシがまだ”現在の仕事について間もない時代””のお話です。


「誰の責任?」 (2010年4月13日掲載)

当社のすぐ近くの地主さんに賃貸交渉に行ったときのこと。

10分位ならと道路に車を駐車。

繁華街ではないので、コイン駐車場など周辺にはありません。

用件を終えて車に帰ってみると、“駐車違反取締係”の男女ペアが立っているではありませんか。

駐車
「アレ?こんな所で何を?」と思いながらフロントグラスを見ると”駐車違反!”の用紙が貼られていた。

それから延々とこのペアの釈明・指導?が続きました。


スミマセンネー!と謝ったのはペアの方。

「この車の名義人は誰ですか?」     「会社です

「では、アナタは会社から命令されて業務を行っていたのですか?」    「ソーデス・・・・

「会社の経営者は、アナタに”絶対に駐車違反をしてはいけない”という指導をしていますか?」

イエ、特には・・・


「ソースルト、駐車違反はアナタ個人の責任と言うより”会社の責任”ですね!!」

エッ?それで???

「会社の責任で駐車違反をしたのであれば、アナタは行政処分の減点の対象にはなりません」

おー、ソーユーことですかウンウン。それじゃあ、違反の減点は会社に?」


「いえ、法人は減点の対象とはならないンです」

ホー!では罰金は誰が?

「それは、オタク内部の問題で・・・」



「ウーン、こういうことを度々繰り返していたら法人に指導が!」

ハイハイ、それで?


「それで、社長さんには、”社員教育として駐車違反をしないよう強く指導してほしい”とお伝え下さい!」


分かりました、社長には厳しく言っときます!キッパリト。」

ワタシはコー見えても、言うべきときははっきり言うタチで!

ハイ、その様にお見受けしました

ということで、減点処分は誰にもなかった。


さて、「罰金・・・ドーシヨウ?

イヤイヤ、真の問題は・・・・”妻への言い訳”だった!!



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「パン工房 ロシナンテ」・「愛媛グルメ紀行」 794

今日は”愛媛グルメ紀行”も794回目になりますが、初めての業態である”パン屋”さんを採り上げます。


それは先月(8月)22日にオープンしたばかりの”パン工房 ロシナンテ”さんです。”ロシナンテ”という店名を聞いて、ピンときた方は、ワタシのブログをかなり読み込んでおられる方でしょう。


このお店の開店情報は、まさにワタシのブログを”読み込んでおられる”方、お二人の情報です。それはグロブ友の”ファットマン”さんと、最近コメントを頂くようになった”クイック_クエンチ”さんからです。

お店1
これがお店です。


場所は、松山市南高井町299-5で、電話は089-970-1990。またこのお店はフェイスブックをされております。またブログも開かれていてそのURLは、以下の通りです。(パン工房 ロシナンテ


このお店の情報を頂く元になったワタシのブログ記事は、”瓢華”さんをアップした今月(9月)4日の以下の記事です。(「再訪 270 瓢華」・「愛媛グルメ紀行」 791

玄関2
ラーメン店の”瓢華”さんの記事で、なぜ上に書いたお二人が、このお店の情報をワタシに寄せていただいたのか?


それは、”瓢華”さんの2回目の時の記事で、”ロシナンテ”・”瓢太”・”瓢華”さんの関係は詳しく書いていますので、過去記事をご覧になっていただくのが一番早いと思います。(「再訪 156 瓢華」・「愛媛グルメ紀行」 589


その概略は、今の”瓢太”さんと”瓢華”さんが受け継がれている”中華そば”を生み出された方が、この”ロシナンテ”さんをオープンされたパン職人さんのお祖父ちゃんです。


今は、お祖父ちゃんはお亡くなりになりましたが、お祖母ちゃんはご健在です。

外看板3
お店に立っておられる、若き店主さんのお母さんにお話をお伺いしました。


その時ワタシはお母さんに、こうご挨拶しました。「知人からこのお店の開店をお聞きして駆け付けました」


「実は、ここのお祖父ちゃんが作られた”中華そば”の大ファンで、お祖父ちゃんが余戸のロシナンテ”さんで、持ち帰り用の”中華そば”を出されていたのを、よくおみやげに買って帰りました」っと。

パン作り4
画像が、甘い甘い”中華そば”、ワタシが”松山ラーメン”と呼んでいるものを作った方のお孫さんです。今回、中心になってパン屋さんを立ちあげられました。


お母さんには、ワタシがブログを書いていて、その中で何度も、”余戸にあったロシナンテ”さんのことを採り上げたと説明しますと、笑顔が広がりました。


「お祖父ちゃんは亡くなりましたが、お祖母ちゃんは健在です。ですから、お祖母ちゃんが健在な時に、パン屋さんを復活させたいと思って開店しました」とのことです。

店内5
ワタシがお訪ねしたのは、9月5日の午後5時でした。


ちょうど昼のお客さんの足が引いて、夕食前・帰宅前のお客さんが立ち寄るのにはまだ早い時間帯。客はワタシ一人でした。


ワタシは、”パン”をほとんど食べませんので、”パン”に関する知識は全くありませんし、味も分かりません。

レジ付近6
このお店のパンの特徴は””(こうじ)を使った、体に優しいパンだそうで、食パンにその特徴があるといいます。


パン”に付いても、お母さんから詳しい説明を受けたのですが、ワタシには全く理解できない世界なので、その会話を再現出来ません。


ワタシのブログの特徴は、店主さんとの”会話”を、リアルに再現するところにあります。つまりは、食べることが目的であるのはもちろんですが、店主さんなどからお話をお伺いするのも記事作りの目的です。


ところが、今回みたいに、その世界のことを全く知らなければ、交わした会話を再現できないことに初めて気が付きました。

チャーシュー7
お母さんと、”余戸のロシナンテ”時代のお祖父ちゃんのお話をしていた時のことでした。


お母さんが会話を中断して慌てて厨房に戻られました。そして、厨房から戻られた時には、画像の”チャーシュー”を手にされていました。


「実は、父の作った”チャーシュー”を、どうしても次世代にまで繋ぎたいと、”チャーシュー”作りに挑戦してるんです!既に、息子の世代(パン職人のお孫さん)は、お祖父ちゃんの”チャーシュー”の味をほとんど覚えておりません」


「今のうちに伝承させたくて!」っとお母さん。「そのチャーシュー、お味はどうすか?」っと尋ねられました。


味は、”ロシナンテのお祖父ちゃん”が作ったものとは、微妙に違うように思いました。やや固かった。


でも、”瓢太”さんのチャーシューも”瓢華”さんのチャーシューも、それぞれお師匠さんであったロシナンテのお祖父ちゃんの味とは、これまた微妙に違います。


違ってたり前なのでしょう。でも、お祖父ちゃんの味を再現しようと頑張っておられる姿が嬉しかった。

無塩ロール8
パン屋さんに来て、パンの話よりお祖父ちゃんの話のほうが中心になってしまいます。そこはちょっと申し訳ない気持ちがしました。


画像は”無塩ロール”。妻へのおみやげにしました。


本当は、このお店のウリである”食パン”を買って帰ればいいのでしょうが、既に家庭は妻と二人だけ。食べきれません。

チョコチップフランス9
この画像は”チョコチップフランス”と言うんだそうです。


ただ、パンを食べないワタシがこの店に駆けつけたのは、ブログを書く前から飲食業界には深い関わりがあって、様々なお店の事情や、そのお店のメニュー等もよく知っていました。


今の”前前職"時代にも、お客さんから「Hさん、あなた、この業界のこと詳しいんだから””をお書きなさい!」って言われたものでした。


その当時は、”ブログ”なんて言う世界は全く知らず無縁でしたが、こうやって年をとってからこの飲食業という世界とここまで深い縁が出来るとは、当時想像したこともありません。

もちもちもちもちベーグル10
この画像は”もっちりもっちりベーグル”です。


ワタシはこのお店のお祖父さんが作った”中華そば”や、名物の”チャーシュー”を食べ、弟子世代の”瓢太・瓢華”の先代さんたち、そして今の”瓢太・瓢華”の当代さんたちのそれを食べてきましたが、そういう長年の経験とご縁が、今のワタシの”ブログ”を書く原動力です。


このお店は、そういう意味ではワタシの”ブログの象徴”とも言えるお店なのです。



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「瀬戸内らーめん あづま家 千舟町店」・「愛媛グルメ紀行」 795

今日は千舟町通りと、中の川通りを抜ける南北の道の千舟町寄りにある”瀬戸内らーめん あづま家 千舟町店”さんをご紹介しましょう。


なおこのお店の”二番町”にある”あづま家”さんは、過去に3回ご紹介しています。ただ、お店が別なので新店扱いとしてご紹介します。


二番町のお店に、昼時2日間通いましたがお店は閉まっておりました。

玄関1
こちらが千舟町店の玄関風景。こちらをお訪ねしたのは、何時もコメントを寄せていただく”四楓院”さんの情報です。


もう”800号”が目の前に迫っていますが、今や皆さんの情報提供によって訪問先をお訪ねしているのが実態です。


書き始めた頃は、一軒一軒、自分で探してお店の訪問を繰り返す毎日でした。それが今や多くの読者さんのお陰で、お訪ねするお店の情報が集まるようになりました。ありがたいことです。

カウンター席2
お店に入ったのは、平日の午前11時35分でした。お店には先客が2人おられました。


この画像のように、このお店はカウンター席だけの小体なお店です。”銀天街”を往来する人をターゲットと想定されているのでしょうか?


その後も、三々五々お客さんの出入りがありますが、ワタシがいた間では女性の姿は見ませんでした。またお店は、お若い男性3人体制で運営されいました。

メニュー3
ワタシのお目当ては、ただ一点”冷たいらーめん”ですので、それを伝えました。お値段は780円(内税)です。


そして二番町のお店の事をお聞きしました。やはり、昼間の時間帯、人員不足で閉めておられるという。二番町店は、以前も同じ問題で長期間、昼間、お店を閉められたことがあります。


日本の”人口減少”社会の進行で、この人員不足問題を一つの象徴として、日本の社会基盤を揺るがす局面が予測できます。日本という国は、この人口減少を食い止めるということを基本政策に据える時期が来ています。いや、もう遅すぎるかも知れません。


今後も、何度でも書きます。「日本の本当の国土防衛は、ミサイルや軍事同盟ではありません。”子供を産み育てることが出来る国づくり”です」

冷やしらーめん4
さてこれが注文した、このお店の”冷たいらーめん”です。


真っ先に目に飛び込んできたのが”蒸した鶏胸肉”です。この”蒸した鶏胸肉”は、先月(7月)31日にご紹介した”春光亭”さんで見たものと同じでした。(「再訪 256 らーめん 春光亭」・「愛媛グルメ紀行」 770


つまり、この”蒸した鶏胸肉”を使った”冷たいらーめん”は、ここ”あづま家”さんの方が先行されていたのかも知れません。

アップ5
蒸した鶏胸肉”以外の具材は、煮玉子、メンマ、海苔、鰹節、刻みネギです。


先ず”スープ”をレンゲですくって啜ってみました。「旨い!」の一言です。


魚介系スープ”をウリとして、”瀬戸内らーめん”というお店の”名乗り”をお持ちのこのお店に相応しい”スープ”の出来でした。

煮玉子6
こちらが”煮玉子”です。完全な半熟煮玉子ではなく、黄身の中心が柔らかい、半熟一歩手前の”煮玉子”でした。


二番町店では、麺を湯掻く時、その麺を入れている金網ざるの中に、殻を剥いた煮玉子を投入し最後の煮加減を調整されていました。


こちたのお店は”厨房”がカウンター席の奥にあって、仕切があるので調理されている手元は見えません。

蒸鶏アップ7
このたっぷり目の”蒸鶏”が、いい役割を負っています。普通は豚肉のチャーシューを冷やしたものを入れているお店が多いのですが、豚チャーシューは冷やすと豚の脂が固まってしまいます。


この点が”冷たいらーめん”の難しい点の一つかも知れません。


どのお店も、様々に工夫されておられますが”蒸鶏派”は寧ろ少数派。でも、これは優れた工夫だと思います。美味しいんですから!

スープアップ8
そしてこの”冷たいらーめん”の最大のポイントは、画像の”スープ”と、次の画像でお話する””であると思いした。


先ずこの”スープ”を見てください。魚介系スープがスッキリしていて、品格ある”スープ”に仕上がっています。この冷たいらーめんの土台を固めています。


しかも、添えられた”鰹節”が、スープの香りの方向性をシッカリと固めた。和風出汁です。


おまけに、何処かに、酢味の香気がしたような気がしました。その”酢味の香気”は何からなるのか?は最後まで謎でした。お客さんが続いて、お店の方から聞き出すタイミングもありませんでした。

麺9
そして最大の決め手がこの””であることは、麺を啜ってみてたちどころに分かりました。


何故なら?麺が、実に愉快になるほどに”モッチモッチ!”なんです。細麺なのですが、その弾力性は只者ではありません。


冷たいらーめんは、湯掻いた麺を一度冷水に潜らせて麺を〆ますが、その分麺の弾力が失せやすい。でもこの””、まさに”お造り”です、活きています。

完食10
この夏食べた”冷たいらーめん”の中でも出色の出来です。


雨に濡れながら、車をコインパーキングに入れてわざわざお訪ねした甲斐がありました。




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「再訪 273 お食事処 味恵」・「愛媛グルメ紀行」 796

今日は実に久しぶりの訪問となった、松山東高等学校近くの此花町にある”お食事処 味恵”さんの2回目のご紹介です。


初めて記事にしたのは、2012年10月26日でした。概ね2年も前です。(「お食事処 味恵」・「愛媛グルメ紀行」 404


再訪した動機は、現在毎週土曜日にアップしています「愛媛グルメ紀行を振り返る」の記事をアップするために、過去記事を見ていて思いつきました。

玄関1
これがお店の玄関です。


このお店の特徴は、何と言っても通りからよく見える”メニュー看板”です。


全部写真付きで、各種定食類がスラっと並んでいる様は一種”壮観”です。小さいこの手のお店で、この光景はこの地域のシンボルかも知れません。

外メニュー2
これもその一つですが、このサイズの”立看式メニュー”が全部で6~7枚あって、お店の玄関脇を固めています。


まるで”城壁”のように、凛々しく屹立しています。


この”立看メニュー”をよーーーく見てみると、何種類かの”基本的メニュー”を柱にして、それをリーグ戦方式とでも言うのか?総当り式に組み合わせてあります。


一体幾つのメニューがあるのかを考える場合、”順列組み合わせ”の高等数学の知識を要するかも知れません。

厨房3
お訪ねしたのは、月曜日の正午前でした。


まあ呆れるほど、次から次へとお客さんが来店し、私が食べ終わる頃には玄関を入ったところで4~5人が立って待っていました。


お客さんの中には、ワタシのようの暑いにも関わらずスーツ姿の客などいません。ほとんどが現場関係の作業服姿。


そりゃあそうです、”安い!早い”メニューが多い!美味しい!”の4拍子の揃い組なんですから。

とんかつカキフライ定食4
ワタシが選んらだのは”とんかつ・カキフライ定食”で、お値段620円です。(内税)


このお店の注文風景では、まあ舞台で役者が演じているように見事なパフォーマンスを見ることができます。


例えば、このような注文が入ります。「とんかつ・エビフライ定食の、ご飯大盛りで、そばはざるで並!」っと。その横から「こっちはカツカレー大盛りで、肉うどんの温かいの!」っと。


4人から5人で来るお客さんが多いので、この手の複雑な注文が一度に入ります。店内の2人の女性陣がそれを復唱し、注文伝票に記入、厨房の店主さん、再びそれを復唱し調理に取り掛かります。


カウンターの上には、二段に積まれた”定食用の皿”が置かれて、既にサラダなどはセットされて出番を待っています。

とんかつカキフライ5
店主さんが、大きなフライヤー(揚げ物を揚げる鍋)に、叩いて叩いて薄く伸ばした”とんかつ”を入れた瞬間から、厨房内のおばちゃんは、注文通りのもののセットにかかります。


例えば上の「とんかつ・エビフライ定食の、ご飯大盛りで、そばはざるで並!」の場合、フライヤーから揚がってくる”とんかつ”と”エビフライ”を待ちながら、大きな冷蔵庫の扉を開けます。


そして冷蔵庫の扉を開けたまま「えーーっと。えーーーっと、え~~~~っと!・・・・・・アッ・・・・そうそう!!」っと、冷蔵庫の中に並べてある”蕎麦汁”が入った容器を取り出して、お皿にセットします。


あの、「えーーっと!」の合いの手が、おばちゃんの一種のリズムになっているらしく、迷っている風も見せながら、結局のところは4人分の全部バラバラの注文をセットしていきます。


その頃、先発組がお勘定の為に立ち上がると、フロアー係のおばちゃんが注文伝票を確認して復唱します。


「えび・魚フライ定食の大盛りに、ざるうどん並、ね!。でー、00円。え?1000円からね、じゃあお釣りはこれ。あ、後ろの人ちょっと待てってね!」っと、まあざっとこんな具合なんです。

とんかつ6
メニューの中心は、昔ながらの”和製洋食”であり、フライの”揚げ物”が主役を張っていて、現場関係者の貴重なエネルギー補給基地の役割を果たされています。


揚げ物中心ですから、そりゃあ厨房内は油の汚れが目立ちます。でも、今だに600円~700円を中心価格とするメニューの内容から言えば、厨房の汚れを気にする人など誰もいやしません。


皆がここで束の間の休憩と栄養補給を終えて、午後からの戦線復帰に備えているのですから。

とんかつアップ7
様々な”メニューの柱”がある中で、何と言っても”看板役者はとんかつ”でしょう。


スタミナ回復の原動力となり、様々な定食類のメインディッシュの役を独占し、更にはカレーを豪華版に昇格させる役割を担い、丼ものでもスター扱いです。


厨房の広く分厚いまな板の上で、肉叩きによってスリムな姿に調整されます。それは”大きく豪華に見せる”手法ですが、同時に揚げ時間を極力短縮させる工夫でもあります。


でも、サクサクと口中では小気味いい音とともに、脂身の少ない豚肉が体内に取り込まれていきます。

カキフライ8
この”カキフライ”と、付け合せの”ケチャップスパ”を見て下さいよ。


牡蠣”の旬は?っと、そんなことを考える人などいないでしょう。ここは”割烹料亭”や”横文字レストラン”ではないのです。

ケチャップスパ”だって、町の洋食屋・喫茶店・食堂でオカズを彩る花形でした。甘い味付けも、ここでは健在です。

味噌汁9
ここの定食類は、メインのお皿にメインディッシュと副菜、それに野菜サラダが乗ります。


その脇を固めるのが、画像の”味噌汁”であり、下の画像の”冷奴”と”漬物”、そして茶碗からはみ出そうなほどに盛られた”ご飯”です。


ワタシは今や小食ではなくなりましたが、ご飯の盛りが多いのに恐れをなし「ご飯、少な目でお願い!」っと注文を付けました。


この”味噌汁”だって、キャベツを中心に野菜類が「コレでもか!」っと言う位に詰まっています。栄養本位なんです。

冷奴10
この”冷奴”も、2年前に来た時と同じ布陣でした。いいんです!それで。


揚げたて、炒めたての肉類を中心に、定番と化した”脇役陣”がシッカリ自分の役割を担っていて、いただく方も心が落ち着きます。


立ち代わり入れ替わり出入りする客・客・客。今日も喧騒の中、”味恵”の”食の恵み”の力をもらって、戦士たちは灼熱の現場へと散っていきます。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 125

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の初秋頃にアップした373号から375号までのお店です。


先ず最初”に振り返るお店は、2012年9月11日にアップした373番目のお店、三津の清住1丁目に近い山西町、県道219号線(砥部伊予松山線)沿いの、”済生会松山病院”の正門前にある”本場中華料理 長楽”さんです。(「再訪31 本場中華料理 長楽」・「愛媛グルメ紀行」 373

このお店の店主さん、日本に家族で引き上げてこられて、中国におられたことを生かそうと日本の中華料理店で中国人の料理人達に混じって苦労を積み重ねられ、この地にお店を出されました。

玄関1
厨房では今でも中国語が飛び交っています。

当初は三津で10年、この地に移ってもう7年、通算17年目のお店です。(記事掲載当時)

冷麺5
今日はこのお店の”冷麺”、特に”棒棒鶏冷麺”(バンバンジーレイメン)をいただきに来ました。

画像がその”棒棒鶏冷麺”、お値段750円です。

棒棒鶏”(バンバンジー)とは、、蒸し鶏に芝麻醤などゴマのソースをかけた四川料理ですね。

このお店の”棒棒鶏冷麺”は、一見荒削りな感じに見えますが、そこに”力強さ”を感じました。

棒棒鶏”も、これでもか!という位の迫力で盛られています。

鶏の皮の粘り、皮と肉の間のゼラチンのトロミ、そして蒸された鶏肉。そのままでは淡泊な味の鶏肉が、濃い目・酸っぱ目のタレで引き締まった味に変身している。量も多い。

このお店、まだまだ”再訪したい”お店です。味に深みを感じるからです。


二番目にご紹介するお店は、2012年9月12日にご紹介した374番目のお店、セブンスター石手店と県道松山東部環状線を挟んだ、道路の向かい側にある”リアリティーフジ”ビルの1階にある中華料理の”名店中の名店”だと思う”中国料理 彩華”さんです。(「再訪32 中国料理 彩華」・「愛媛グルメ紀行」374

店内に席は全部で15席、駐車場は2台、シェフと女性の2人で切り盛りされている小ぶりなお店。

そこで「冷たい麺のメニューはありますか?」と聞いてみた。

それで出されたのがこちらの”冷麺”900円です。メニューにはありませんが、即座に作っていただきました。(この時はこう書きました。後日お訪ねした時、メニューをよーく確認したら、ちゃんとメニューに載っていました)

冷麺5
コレを見て、食べる前から唸りました。声が出ませんでした。出された”冷麺”を見て、冷麺が入れられているガラス容器に触って驚きました。

画像では分かりにくいかもしれませんが、ガラス容器が凍らされていたのです。

冷麺の具材、茹でられた海老、揚げられた小海老、中華ハム、クラゲ、蒸し鶏、レタス、キュウリ、カイワレ、茹でられたモヤシなど。

そしてこの”冷麺”の個性を作り出しているのが、砕かれたカシューナッツ、松の実、カボチャの種、そして小梅です。

ワタシが今までの生涯で食べた、一番美味しい”冷麺”でした。震えが来る程でした。

従って、これ以降も”再訪を続けて”います。一番好きな中華料理店だからです。


今日最後にご紹介するのは、2012年9月13日にシリーズ375回目にご紹介したお店、古川西1丁目、県道久米垣生線沿いにあるイタリアンレストラン”ココパスタ ピッコロ”さんです。(「ココパスタ ピッコロ」・「愛媛グルメ紀行」 375

場所は、椿小学校近くの”サニーマート椿店”の斜め前にあるビルの地下にあります。

玄関1
こちらが、お店の南側を東西に走る県道久米垣生線から見たお店の玄関です。

お店自体はこのビルの地下にありますから、地下に至る階段周りにイタリアンを思わせる派手なディスプレイで飾られています。

実はこのお店、ワタシのブログ友”ベル”さん(カワセミ等鳥撮りの名人)からの依頼でお訪ねしたもの。

スパ上6
さて、こちらが注文した”真鯛ときの子の柚子風味”パスタです。お値段880円です。

柚子風味”とわざわざ銘打っているのに、透き通って向こう側が見えるほどに薄くスライスされた”柚子”が1片上に乗せられていた。もうこの時点で悪い予感がした。

”水泥店”(今はありませんが)の時の”大根おろし”と状況は全く同じ、鼻をスパにくっつくぐらいに近づけて匂ってみたけど”柚子”の匂いなどしない。

フォークの背で、ペラペラに薄い”柚子スライス”を押して果汁を搾り出そうとしても、薄すぎて柚子の種が飛び散るだけ・・・・・

和風の出汁の香りと味も、ましてや”柚子”の香りなどオリーブオイルまみれのパスタのかなでは完全に吹っ飛んでいる。

従って、”決して再訪”しないでしょう。でも、”女子会”で盛り上がられている。いいではありませんか。



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「過去記事を振り返る」 26

今日も、仕事を通じて考えたことを紹介しましょう。


「いなり」  (2010年4月26日掲載)



いなり寿司”はスキ間商品。   


決して主役にならないとキッパリ心に決めている。

うどんに”いなり”一皿という風に、全て○○主役の添え物として、ひっそりと生き残ってきた。

巻き寿司の華やかさはない。

穴子入りとか海老入りという海苔巻きと違って、茶色の薄っぺらな袋にひっそりと入っている。

ヘルプに徹している。


「でも、”いなり”寿司君、”たくわん”だって決して主役ではないよナ、熱いお茶漬けのご飯あっての”たくわん”じゃないの」とはトホホのワタシ。


「主役より目立とうとすると、(だから、主役より目立とうとするなヨ!)ってメガホンで叩かれちゃうよ」となぐさめたくなる。


ただし、松山の”いなり寿司”は伊予鉄横河原駅前の「若竹食堂」の“いなり”が一番だ。

堂々として主役を張っている。


ということで、今日の私のお昼のメインは「若竹食堂」のいなり寿司。画像を添えましたので、ご覧になって一度ご賞味アレ。

いなり横
「あれー?これって、トホホのお腹みたい!」って、横から声が飛んだ。「ほっといて!

「でも、普通の”いなり”は皮の中に納まってるのに、コレは”具”がズボンからはみ出して」

いなり上縮小
実に堂々としているではありませんか。「貫禄」すらある。


今ではこの”若竹食堂のいなり”、産直系のJAなどの出荷されていますので、横河原まで行かなくても買えます。


<追記>この記事をご覧になった方から、横河原駅前の”若竹食堂”さんは、現在お店を閉められているという情報を頂きました。よって、上の記述は訂正して「横河原のお店に行っても買えない」といたします。情報を寄せいていただいた方にお礼申し上げます。




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「そば すし 和食処 一りん」・「愛媛グルメ紀行」 797

今日は此花町、県道松山川内線(旧国道11号線)沿いにある、ちょっとユニークなお店をご紹介しましょう。そのお店の名前は”そば すし 和食処 一りん”さんです。


新立交差点の北側近くにあって、県道の信号前後なので車はスピードを出していますから、車で普通に走っていたら見過ごしてしまいそうなお店です。


今月(9月)12日にご紹介したばかりの、”お食事処 味恵”さんは、このお店の20m位北側で同じ道路の側にあります。

玄関1
こちらがお店の玄関です。左手前の看板には”そば すし 和食処”とあります。


お店は外から一見すると、どちらかと言うと”お寿司屋”さん風です。ところが看板にはちゃんと”そば”という文字が。”そば”の幟旗(のぼりばた)も見えます。


この”愛媛グルメ紀行”シリーズも、後3号で”800号”を迎えようとしていますが、その中で”蕎麦と寿司”を売り物にしているお店は、たった1軒だけお訪ねしたことがあります。


それは、国道56号線の保免3丁目にある”井上のそば屋”というお店です。(「井上のそば屋」・「愛媛グルメ紀行」 560


あのお店の店主さんは、元々”寿司屋”で修行された方です。

店内2
さて、店内に入ってみました。土曜日の正午過ぎに入りました。


カウンター席と、小上がりという小体なお店で、先客が3組ほどいらっしゃいました。皆さん常連のようでした。


店内の様子は、完全に”寿司屋”さん仕様です。これは一体”蕎麦屋”なのか?


それとも、見かけ通りの”寿司屋”なのか?

メニュー3
メニューを見ますと、”蕎麦メニュー”が概ね10種程。それに比して”寿司メニュー”は、”巻き寿司”と”ちらし寿司”と”ばってら”と、そして”穴子ちらし”の4種です。(このお店の寿司の最大のウリは”穴子ちらし”ですが、この日は海がシケていて穴子が揚がっておらず、作れないとのことでした)


つまり、メニュー的に言えば”蕎麦屋”ですが、上から下、右から左を見回しても”蕎麦屋”の様子では全くない。””が深まるばかり。


お店の方にお話をお聞きしようと思っても、カウンター席の常連客との話が忙しくて聞けない。仕方なく、思いつき的に”天おろしそば(冷)”と、目の前の寿司の付け台(つけだい=寿司ネタを置く、木製の台)に置いてあった、寿司ネタの””(ぎょく)を注文した。

玉4
この画像が、寿司ネタの””(ぎょく)です。”だし巻き卵”でもあります。

これはメニューにはありませんでしたが、カウンター席の目の前にある”付け台”に乗せてあった、切り分ける前の””の塊が余りにも美味しそうでしたので注文しました。(一つ上の画像の手前に、簀巻きの上に乗っている黄色い玉子焼き)

だいたい、「寿司屋に行って””を食べてみれば、そこの寿司屋の腕というか、美味しさが分かる!」と、よく言われたものです。(最近の寿司屋では、食材屋さんから出来上がりの”玉”を仕入れているお店も多い)

しかも、この””は、”夫婦”(みょうと)でやっている寿司屋では、””を焼くのは”女将さん”の役目と相場が決まっていた。

で、””を食べてみた。”旨い!!!”。関西風にやや甘口で、出汁もよく出ていて、しかも余り水っぽくない。この””を焼ける人の腕は確かなものに違いない。

天おろしそば5
と、そこに”天おろしそば”が運ばれてきた。”天ぷら”なんて、揚げ立てで、まだジリジリという油の爆ぜる音がしている。お値段は1100円(内税)で、先程の画像の””は、メニューにはなかったけれど、300円だった。


でもこのお店、寿司の看板を上げておきながら、”寿司ネタ”を入れるケースがないし、第一寿司を握る”大将”がいない。


この”天おろしそば”は、厨房で作られ、厨房と客席を分けているカーテンをはぐって出されてきた。????・・・・・・・””は一層深まるばかり。

おろしそば6
店内のカウンター席の内側にいる女将は、常連客との話が絶えない。そこで、”天おろしそば”を食べてみることにした。


すると、コレが”旨~~~い!!!!”のなんのって!


揚げたての”海老天”の美味さもさることながら、”蕎麦”自体が半端な美味しさではない、”本物です!”コレは。

おろしそば7
天おろしそば”の”おろし”は、夏の青首大根ではありましたが(辛味大根ではなかった)、それでも結構辛い。


しかも、汁も旨い。何だ!このお店は????・・・・冒頭に挙げたお店の”おそば”は、お世辞にも美味しいとは思わなかったが、このお店の”蕎麦”は、本気度満々。


でも、店主さんの顔が見えない。カウンター席の奥の女将さんが蕎麦を作っている様子は全くない。


寿司屋の内装であるのに、寿司ネタはない、メニューに”握り寿司メニュー”も一切ない。蕎麦屋の雰囲気は全くないにも関わらず、出された蕎麦が旨い!

混ぜた8
頭が混乱してきたので、、、目の前の”天おろしそば”を、混ぜに混ぜてみた。お勧めだったので、レモンも絞りかけてみた。


見た目は悪くなったけど、出汁とおろし大根と鰹節と、刻みネギ、更には”海老天”の香りが移って、全体が得も言われぬ美味しさに満ちた!


一体何ていうお店なんだ。此花町に、こんなお店があったんだ!!知らなかった。これだから”愛媛グルメ紀行”をやめられないんです。こんな”新発見”に出会うんだから!


でも、実は”新発見!”っと喜んでいるのは実はワタシだけで、このお店の「蕎麦の旨さは、もうとっくに知ってるよ!!」って言われる方があるのかも知れません・・・・・・・・・。

麺9
蕎麦の””だって、唸って身動きできなくなるほどではないけど、思いがけなく真っ当な味なので、そちらの衝撃に心惹かれ、余計に美味しく感じる。


しかも、この”蕎麦”、寿司屋風のお店で出している。手打ちの文字はどこにもないけど、この”麺”の味は”手打ち”でしか出せないと、そう思った。でも、誰が?どこで?どうやって?・・・・・・・????


と、この頃になってやっとカウンター席の常連客夫婦が勘定を済ませて出て行かれた。もどかしさをおさえて、女将さんにお話をお聞きした。


すると・・・・・・・”謎が一気に解けた!

完食10
このお店は、約20年前に女将さんと女将さんの亭主が”寿司屋”でスタートし、握りを担当していた大将(亭主)が体調を壊された。

そこで、息子さんが店に帰ってきて跡を継がれた。ところが、息子さんが”蕎麦屋”で修行した蕎麦職人さんだった。

ということで、寿司屋の店構えで、メニューは”蕎麦屋”のそれに変えて再スタートしたのが9年前のこと。

それ以来、女将が元々担当していた”巻き寿司”や”ちらし寿司”や””などは、それまで通り女将が作り続けているという。だから、それだけは残った。

その話を女将がワタシにしている時に、奥の厨房を仕切っているカーテンの隙間から、蕎麦を自分で”手打ち”している息子さんが顔を半分だけ覗かせた。笑顔だった。

全ての””は解けた。マア、騙されたと思って、このお店の””と”天おろしそば(冷)”を注文してみて下さい。ワタシが俄(にわか)に興奮したこと、恐らくご納得されると思います。^^


・・・・・え?もうとっくに経験された?



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「再訪 274 CAFE CABARET (カフェ カバレ)」・「愛媛グルメ紀行」 798

今日は花園町3丁目、佐伯ビル3階にある”CAFE CABARET (カフェ カバレ)”さんの2回目のご紹介をしましょう。


初めてご紹介したのは、2013年4月4日でした。(「CAFE CABARET (カフェ カバレ)」・「愛媛グルメ紀行」 506


今日は、仕事上の相棒と一緒に来ました。以前から、お薦めのお店として話はしてありましたが、今日そのタイミングが合いました。

お店1
こちらに見える角のビルの3階です。この日は生憎の雨模様でして、画像が暗くて見えにくいですね。


このお店は元々、アメリカのロサンゼルスに住むブログ友:”Kaori”さん(über days)ご夫婦が、愛媛に里帰りされた時に3人で食事をしたお店です。


しかも、このお店でのランチをご指名されたのは、ロサンゼルスの”Kaori”さんです。ワタシは知らないお店でしたが、ロサンゼルスからネットでその評判を調べられてのこと。まさに”ネット社会に国境はない”という好例でしょう。

外メニュー2
このお店は、この画像の”メニュー外看板”から、折り返しのある階段を3階まで上がった所にあります。常識的に考えれば、立地的には大変に厳しい。


ところがこの日も(平日の正午)、雨模様の中、お店は満席でした。辛うじて私たち2人は滑り込みセーフで席に着けました。


店内は、女性・女性・女性・女性で埋め尽くされています。女性の、美味しいものに対する執念を感じさせてくれるお店です。

店内3
しかも、このお店、最初から女性客を想定されたのか、シェフを含めたスタッフは若くてイケメンの男性スタッフばかり。辛うじて女性スタッフが1人。


店内天井にはミラーボールまで装備されていて、夜のディナー営業がメインであることをうかがわせています。店名の意味は、「フランス語が語源のCABARET、キャバレー。皆でワイワイ楽しく集(つど)う場所を意味します。ただ言いやすいように”カバレ”と名づけた」(前回記事より)


そして”ランチメニュー”は、日替わりで4種用意されています。毎日黒板に書き出されています。

サラダ4
ワタシが注文したのは”甘とろ豚のハンバーグ”セットで、お値段1080円です。(内税)


内容は、画像の”サラダ”にメインのお皿、それに選択できる飲み物付きです。


この”サラダ”も、単に生野菜をカットして盛り付けたというのではなく、人参など湯掻いてあって、ちゃんと仕事をされた”サラダ”になっています。

甘とろ豚のハンバーグ5
さあ、これがメインのお皿で”甘とろ豚のハンバーグ”です。トマトソースなのですが、単なるそれではありませんでした。


恐らく数種類の香草類を煮込んであって、奥の深い味わいを醸(かも)していました。


しかも、彩りも鮮やかです。真っ白なお皿に、朱、緑、白、濃紺と塗り分けられたかの如くでした。

甘とろ豚のハンバーグ6
付け合せの野菜も、オクラ、シシトウ、茄子、そして南京(かぼちゃ)と、夏野菜を使っておられます。


また、お皿の奥に見える”キャベツ”にしても、一度湯通しされていて、一手間をちゃんと手抜きせず調理されています。


ですから、完成度の高いお料理となっていて、大切な相手をお誘いするには最適なお店の一つでしょう。

ハンバーグアップ7
この”ハンバーグ”のソースからは、甘酸っぱい香りが漂い、食べる前から食欲をそそられます。


店内の、カチャカチャというナイフとフォークを使う音、女性群の囁き合うようなおしゃべりの声がさんざめき(大勢がにぎやかにという意味)ます。


それらの物音が、寧ろ活気あふれるお店としてのエネルギーに転嫁されていて、食も大いにすすみます。

断面8
”ビーフ”が使われることの多い”ハンバーグ”で、このお店は、愛媛のブランド肉である”甘とろ豚”を使われた。


肉質が柔らかく、脂身の美味しさが際立つ”ハンバーグ”は、ジューシーでもありました。


甘とろ豚”の特徴の一つに”口溶けのいい脂身”があげられますが、それがパサツキの全くないジューシーな味となっていて、口に入れると瞬時にとろけます。

バターライス9
相棒とは、仕事の段取りの打ち合わせを兼ねて食事をしていますから、中々食事だけに集中して食べることは難しいのですが、その中で相棒が突然小さく驚きの声を上げました。


「Hさん!この”ご飯”、ただの”ご飯”じゃありませんよ!これって”バターライス”になっています。これイイナ~~!」っと。


なる程、食べてみて分かりました。こういうランチのご飯を、”バターライス”にされていた経験は今まで余りありません。手間暇は美味しさに比例する。

グレープフルーツジュース10
前回は、お互いの”ブログ”を通して交流が生まれ、アメリカから帰られた時にリアルの出会いに繋がった”Kaori”さんご夫婦(ご主人はドイツ人の”アレックス”さん)との会食でした。


今回は、今年の始めから大きなプロジェクトに関わり、仕事を組んで協力し合いながら成果を上げつつある相棒との会食。


たった一人で書き始めたワタシのブログ”じゅんのつぶやき”も、もう間もなく5年が過ぎようとしています。今では じゅんのつぶやき の平仮名8文字をグーグルで検索しますと、約180万件(その時によって、ヒットする件数は違いますが、トップに出てくるのは何時ものことです)がヒットしますが、その中のトップをずっと保っています。


それは、取りも直さず、様々な方々との交流が広がってきたお陰であり、皆さんとの”ご縁”でこのブログが成り立っている証しでもあります。



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「米屋(よねや)」・「愛媛グルメ紀行」 799

今日は、久しぶりに東宇和郡(現西予市)野村町の実家に帰った、その帰り道、内子町に最近出来たお店”米屋(よねや)”さんに寄ってみました。(実家にはもう誰も住んではいないけど)


このお店を知ったのは、主に南予方面の情報を頂いている:”大洲のひで”さんの、以下のブログ記事でした。(いま、愛媛県内子町で話題をかっさらう「米屋」の海鮮丼。噂に違わぬ納得の美味しさだったのよ!!


この記事を見た時から、実家に帰った時に帰りに寄ってみようと決めていました。内子町のほぼ中心地、伊予銀行内子支店の直ぐ側に、今年の6月にオープンされました。


お店の場所が分からなかったので、伊予銀行のある四つ角の向かい側にある”かつ盛鮮魚店”というお店で「この辺りに”米屋”というお店があると聞いたんですが、どちらでしょうか?」とお店の店主さんにお聞きしました。

玄関1
すると、鮮魚店の店主さん、ワタシの顔を見て・・・・・・・「何かで見なさったのか?」っと、不思議な質問を。


「ええ、ちょっと・・・・・」っと曖昧に答えると、顎をちょいと横にシャクって「ここの隣よ!」っと言いながら、わざわざお店の玄関まで連れていって頂いた。


その顎の先が、このお店だった。

外看板2
なる程、”大洲のひで”さんの記事にあった、派手で分かりやすい”外メニュー板”が2枚並んでいた。


同じ敷地の中に、”米屋”さんという飲食店と、”楽農研究所”さんという名前の、”ジャム”などを作っているお店が入っていた。


その”楽農研究所”さんというところが、この夏から”泡氷”(あわごおり)という”かき氷”を売りだしたそうで、それがこの”米屋”さんでも食べられるという。


泡よくば”、”泡氷”と、本命の”海鮮丼”の両方をいただこうという魂胆だった。店内に入るとワタシで満席になった。ワタシの次の人から待ち客。


また店内には「”泡氷”は、売り切れます」という不思議な文句を書いた紙が貼ってあった。「売り切れた!ではなく、”売り切れます”」と書いてあった。

海鮮丼セット3
さてこの画像が、お目当ての”海鮮丼”、お値段1100円。(内税)普通は、1080円だと思うけど、”消費税引き上げを先取り”か?


しかし、これで内容が良ければ”お得”な値段には違いない。


目にも鮮やか。メインの”海鮮丼”に、他は”小鉢”が2つと、漬物と果物と”しじみ汁”が付いていた。


店内は、休日とあって子供を連れた家族客、女性の4人組、老夫婦2組のダブルカップル等など。皆さん観光客然とした佇(たたず)まい。

卵料理4
こちらが、小鉢の一つの”卵料理”。メニュー名は分からなかったが、よく見かけるお料理。


淡い出汁が、上品に効いている。食感もまるで”淡雪”が如し。


このお店の板さん、中々の手練(てだれ)とみた。小物でも手を抜いていない。卵の風味も残っていた。

酢大根5
こちらの小鉢には、一種の”酢大根”が入っていた。夏場だから、ありがたい趣向。


しかも、単純な”酢大根”ではなく、鷹の爪でピリリとさせ、昆布で味を深め、ゴマで食感に変化を持たせた。


これ一つとっても、先ほど書いた”手練”という表現が大袈裟でないことが分かる。

しじみ汁6
この”しじみ汁”だって、当たり前のことながら、いい出汁が出ている。


普通の”しじみ入り味噌汁”は、しじみの身は出汁を取るために入っているから食べないけれど、これに入っている”しじみ”は、それ自体の身がプックリとしていて大きいので身も食べた。

海鮮丼7
さて、やっと”海鮮丼”にたどり着いた。待ち遠しかった。松山を出る時から、このお店に昼時に入ることを逆算して、家を出た。


彩りも鮮やか。オッ・・・・・っと、腰を引くような豪華なネタは乗っていないけど、それでも白身魚の、鯛、ブリなどや、タコやイクラ、数の子、温泉卵他・・・というラインナップ。


マグロやカツオなどの赤身の魚や海老が入っていなかったのはやや寂しいけれど、でも”豪華版”といって言い過ぎではない。

海鮮丼アップ8
ネタに近寄って、更によく見た。確かに”海鮮”と言うだけあって、どのネタも新鮮そのもの。まるで、海が目の前にあるかの如くだった。


っと、ここで・・・・・ン・・・・・ン・・・?????   「アレ?・・・・ここは確か”内子”だった。”海は・・・・・・ない”・・・・」


で、海がない内子で「何故、”海鮮丼”だったのかな???ーーー!」っという、実に素朴な疑問が残った。


このお店は、内子町観光ハイライトの”八日市護国地区の町並み”に連なる、言わば内子町の観光スポット。


なお、”内子町の、ある 歴史物語”は、ワタシが別のジャンルとして書いている”愛媛の歴史”シリーズで一度ご紹介している。(「南予史探訪」・「内ノ子一揆・(小田・内子・大洲蔵川)」

イクラとブリ9
ということは、観光客目当てに”無理やり海鮮”を集めてお料理に仕立て、それを”ウリ”にしたものか?


いや、美味しく無いと言っているのではなく、”何故、内子で海鮮丼か?”っということが、心の何処かに引っ掛かって釈然としないものが残った。


そこで、写真を整理しながら改めて”大洲のひで”さんの記事を隅から隅まで読み直してみた。”あった!!!


何のことはなかった。このお店の場所をお聞きした、隣の”かつ盛鮮魚店”さんご自身が開いたお店だった。だから、”鮮魚”しか扱っていない訳ですよ!”鮮魚店”さんですもの。

果物10
ここで、”米屋”のお店の場所を、お隣の”かつ盛鮮魚店”さんにお聞きした時、「何かで見なさったのか?」っと、不思議な質問をされ、意味ありげな表情をされた””が一気に解けた。


最初から”大洲のひで”さんの記事をよく読んでおけば、こんな単純な疑問に悩む必要なんかなかった。「ゴメンナサイね、ひでさん!」


かくして、内子の新名所で起こった、ちょっとしたミステリーはあっけなく片付いた。すると、口の中で、お昼に食べた”イクラ”が、プチって弾けたような感じが・・・・・・なわけないか?


なお、当初考えていた”海鮮丼”と”泡氷”をダブルで!っという目論見は、”海鮮丼”でお腹一杯になって””と消え去った。


さあて、ここまでたどって来た道のりの先、明日”800号”を迎える。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 126

今週このコーナーは日曜日に移動です。来週からは何時もの様に、土曜日にアップします。

さて今回の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の初秋頃にアップした376号から378号までのお店です。


先ず最初”に振り返るお店は、2012年9月14日にアップした375番目のお店、国道196号線沿いの、松山市夏目(旧北条市夏目)にある”作岡人形店”と同じ建物内にあるspan style="font-size:large;">愛媛グルメ紀行”シリーズの147番目のお店として紹介した”手打ちうどんの雅(まさ)”さんです。(「再訪33 手打ちうどんの雅(まさ)」・「愛媛グルメ紀行」 376

玄関1
開店13年目のお店で、客は松山からも多く押し寄せています。昼時は、7台しか置けない駐車場は何時も満車です。

松山から国道196号線を向かうと、お店の玄関も駐車場も建物の死角になっていて見えないにも関わらず。

天おろし5
実はこのお店のは、”天おろしぶっかけうどん”の熱熱(あつあつ、麺も出汁も熱い)が一番の”ウリ”です。

そこで、お店の方に「揚げたての天婦羅に天汁かけたら、ジューって勢いよく音が出るメニュー、あれ何でしたか?」と尋ねてみた。

すると「それは”天おろしぶっかけ”です!」と明快なお答え。すかさず「ソレ!お願います」と。

それに対して、「天おろしぶっかけには熱いものと冷たいものがありますが」ときた。ここで、ボタンの賭け違いが起こってしまった。実はいただきたかったのは熱いほう。まあいいか!と取り掛かった。

うどんが出されるまで、厨房でパチパチとエビ天を揚げる威勢のいい音が響いていた。

当然揚げたての熱々エビ天。冷たい出汁でも「ジュッ!」と小粋な音をたてた。

麺は、やや残念ながらワタシが好きな”味十味”(あじとみ)さんや”どん”さん程の艶(なまめ)かしいばかりの艶(つや)はないけど、小麦の美味しさが凝縮されている。

次回は、”天おろしぶっかけ”の熱いほうという宿題が残った。従って”再訪します”。残った宿題をやらなきゃ。


二番目にご紹介するお店は、2012年9月18日にご紹介した377番目のお店、大街道の一本西に南北に通る通りの第二スズランビル1階にある”一天張”さんです。(「再訪34 一天張」・「愛媛グルメ紀行」 377

一天張”という店名の由来です。これは「うちは”担担麺一筋”です!担担麺一点張りなんです!!」っと、この覚悟が店名に込められているのです。

玄関1
町名は三番町3丁目になりますが、大街道2丁目の伊予銀行大街道支店中央出張所(CDやATMだけの)の角を西に入って、一本目の角を北に折れたら通りの東側のビルの1階です。

ここで”担担麺”の専門店を開いて7年目のお店です。(記事掲載当時)

担々麺セット4
シェフと相談して、改めて注文したのが”汁あり担担麺”の””のランチセット。

ミニサラダとミニ杏仁豆腐がついて、700円です。今まで食べてきた”担担麺”では一番お安い値段設定です。

スープの表面を覆いつくす”ラー油”は、中国から唐辛子を輸入してこのお店でジックリ時間をかけて作った特性です。

「中国のものだけでは、やはり日本人には辛すぎるので、ほんの少しだけ日本産の唐辛子もブレンドしてあります」と、特性ラー油の秘密を明かしていただきました。

極々シンプルですけど、スープの味が深い。ジックリ味わえるスープです。

でも間違いなく本場中国の唐辛子がたっぷり入っています。普段は食べ物で汗をかいたりすることはない私ですが、ハンカチ一枚がグッショリと濡れました。

このお店、”再訪するかどうか迷っています”。課題として残っている”汁なし担担麺・赤”を食べきる自信がないからです。


今日最後にご紹介するのは、2012年9月19日にシリーズ378回目にご紹介したお店、木屋町通りの木屋町2丁目にあって、業暦は30年を遥かに超える本格的中華料理店の老舗である”雁飯店”さんです。(「再訪35 雁飯店」・「愛媛グルメ紀行」378

木屋町通りに面しているお店は、カウンター席10席程度の小さいお店ですが、その奥に中庭を持つ割烹料亭風の部屋が幾つかあって広い敷地を持っているお店です。

玄関1
このお店のオーナーさんと奥様は、ワタシが前職でこの辺りを担当していた若い頃から知っている方なので、以前は接待やある種の会合でよく利用させていただいていたお店です。

冷麺上4
頼むのは最初から”冷麺”と決めていましたので迷うことなくそれを注文しました。お値段は750円。

外観を拝見する限り、ゴクゴク普通の”冷麺”です。見た瞬間から驚嘆するなどということはありませんでした。

ここで最初の小さな失望が生まれました。ワタシが知っているオーナーシェフの大岩氏のメニュー開発意欲は、それはもう大したものでした。

ゴマダレをかける前に、箸先でタレの味を確かめてみました。”酸っぱい!!!”(酸っぱさの基準も個人差が大きいので、丁度いいという人もいるでしょう)

これをいきなり麺に全部かけてしまうと大変な事になると、恐る恐る、少しずつ味を確かめながら掛けていきました。

でも、このお店の問題は、味以前にあったのです。お店の3人の表情はまるで”能面”のようでした、ずっと一貫して。

誰一人、ほとんど表情を崩さない、笑顔が出ない。逆に考えれば、真剣に取り組んでいるということか。

でも、飲食店はサービス業の一面も持っているはず。笑顔で自然な会釈が出来て当たり前だとは思うのですが・・・・。

もちろん、サービスの手順や対応には何の瑕疵(かし=傷)もない。でも、静まり返った厨房、時折「レイメン イーガー!」という注文を通す声が出る程度。

これでは到底”再訪する意欲が湧きません”。飲食店で笑顔のサービスは基本中の基本でしょう。それが全く出来ていません。




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「過去記事を振り返る」 27

今日も、仕事を初めて間もない頃のお話です。


「<白髪>って」 (2010年5月12日掲載)

男性用白髪染めで最近注目されているのは、花王の「サクセス ステップカラー」だそう。

男性用白髪染めはホーユーの「メンズビゲン」が80%の市場を独占しているが、花王はそこに大きな風穴を開けた。
開発までに9年かかったそう。

ポイントは自然成分の「メラニン」を生成する技術を、酒造メーカー月桂冠と共同開発したこと。
ところが、天然成分である「メラニン」は従来の商品の様に、一度では染まらない。

ここで研究担当者は、3年間、白髪の男性に街頭で片ッ端からインタビューし、白髪男性の心理の奥底に迫った。

「白髪男性がなぜ白髪染めを使わないか?」

すると「ある日突然黒々と染まった髪では、一発で白髪染めを使ったことがばれる。余りミエミエは嫌だ」という。
しかし、若々しく見られたい気持ちは根強くある。ここにヒントがあった。

真っ黒に染めたくない男性へ」という商品コンセプトが固まった。

一回では染まらないという「新技術」の弱点を逆に利用した。

2週間で5回の使用で白髪が目立たなくなる。
決して黒々とはならない。

ということで、実はトホホのワタシも4ヶ月ほど前に使ってみた。

2週間で5回使用の用法をきっちり守って。

自分で観察したところでは、確かに髪は黒くなってきていたンです。

ところが、トコロガ、なんです・・・。

事務所でも家庭でも、誰も気が付いてはくれませんでした。
1週間だけ反応を待ちました。

でも、ムダでした。

その夜、風呂場の排水溝に残った商品を「ソッと」流しました。

白髪


かくして、現在はキッパリ白髪デス!



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「自家製パスタ洋食堂 マルブン」・「愛媛グルメ紀行」 802

今日は、問屋町に7月28日にオープンしたばかりの、”新しい洋食屋”を目指されている”自家製パスタ洋食堂 マルブン”問屋町店さんをご紹介しましょう。


このお店、オープンするや、たちまち松山の”洋食シーン”を席巻して、早くも松山で今最も”ホットな洋食屋”さんとして話題を集めております。

建物1
こちらが、問屋町の中にあるお店の建物です。この建物、元々は卸売業者の”倉庫”でした。


それを、余り手を加えない改装をなされ、”倉庫”という新しい”食のシーン”を創造されました。


ワタシがお伺いしたのは、開店後ほぼ1ヶ月を経過した平日のお昼前です。雨の日でした。


でも、女性客を中心にお昼を過ぎると、広い店内は満席に埋まりました。それどころか入り口の外には、立って待っている客まで。雨の中を、です。

店内2
これが広い店内の、倉庫らしい”高い天井”です。屋根の梁は剥き出しの鉄骨。

実はこのお店、開店される前からワタシはひょんな事情で知っておりました。西条市小松町を本店とする”マルブン”の四代目社長さんから、直にこのお店の”コンセプト”の一端をおうかがいしていたのです。

問屋町に新しいお店を出されるとお聞きした時、「石窯を構えられての、本格的イタリアンを目指されるのですか?」っと、M社長さんにおうかがいしました。

すると、「いえ、石窯は持ち込みません。松山市内には、もう”石窯”は珍しくなくなりました。多く出来過ぎました」っと、M社長さん。

そしてこう続けられました。「今考えているのは、”倉庫”をそのまま、余り手を加えず利用したいんです」っと。

「じゃあ、今回の新しいお店はイタリアンではない?」っとワタシ。

「いえ”イタリアン”でもあるのですが、それ以上にウチの”洋食屋”という原点を、ジックリ見つめ直した、”食堂”という業態のお店にしたいんです!」っと。それがこのお店でした。

メニュー3
これが”ランチセット”の4種メニューです。日替わりになっています。


パスタは、自家製の生パスタを使っておられます。本来であれば、一も二もなくその”パスタランチ”メニューを選ぶのですが、子供が”好きなもの”を最後に取っておく。その心境そのままに、この日は手始めとして”メインディッシュランチ”を選択。お値段は両方共1130円(外税)です。


つまり、最初から次こそは本命の”好きなもの”、つまり”パスタランチ”を目指して再訪しようと決めて、このお店に来ていました。


マルブン”さんの味の確かさは、小松町の”本店”(「マルブン 小松本店」・「愛媛グルメ紀行」 765)さんで、そして市内朝生田町の”トラットリア ナトゥーレ ナトゥーラ”(「TRATTORIA nature natura」・「愛媛グルメ紀行」 200)さんで十分知っているからです。


当日のランチは、それぞれ2種づつ、4種のメニューが”ランチセットメニュー”の下の方に差し込んでありました。その中から選んだのが”チキンのカツレツモッツァレラチーズ焼”というメニューです。

サラダ4
こちらはセットに含まれる”サラダ”です。一見無造作に見えますが、ワタシには初見の野菜が多種入っており、”地産地消”を、この”サラダ”に於いても実践されていることをうかがわせる内容でした。


パリパリシャキシャキです。お隣のカップルが、同じサラダを食べていましたが、その”パリパリ”と野菜を噛む音がこちらまで届くのでは?っと思わしめる新鮮さです。


このお店、開店1ヶ月にして満席は当たり前、”待席に人が溢れる”状況を、一体どうやって創りだしたか?ここからが、”ワタシの観察”です。


それは、一般的に言う”広告”に頼るのではなく、”フェイスブック”などの”Web”関連ソースを駆使され、所謂(いわゆる)”口コミ”効果で、極端に言えば瞬時に客が押し寄せるお店作りをされた。


このお店の陣頭指揮を執っておられるのは、四代目社長さんの息子さんである常務さんです。確実に世代代わりをも意識されていると見ました。

チキンのカツレツモッツァレラチーズ焼5
さてこれが2種ある”メインディッシュランチ”の中の”チキンのカツレツモッツァレラチーズ焼”とご飯です。


結構大きめの”チキンカツレツ”が4個入っていて、それに付け合わせの”野菜”です。


ところで、店内は元々倉庫でしたので、普通のレストランの感覚から言えば広い面積があって、お客さんの収容能力も高いお店です。と言うことは、お店のスタッフの数も半端な数では運営できません。


ところが、厨房にもフロアーにも、若くてキビキビ働く”スタッフ”で溢れているのです。今、新規開店で最大の問題は、業種を問わず”スタッフの確保”です。従業員対策は、確か、四代目社長さんの娘さんが担当なされていたと承知しております。


このお店を含めた”マルブン”さんの企業としての”ポテンシャルの高さ”を、このお店のスタッフ数に垣間見た思いがしました。

チキンのカツレツ6
さあて、グズグズ言うのはここまでにして、目の前のお料理に取り掛かりましょう。


どうです?”モッツァレラチーズ”が焦げた香りが、皆さんまで届いていませんか?お腹が減った!という感になりませんか?


4個の”チキンカツ”が食欲を誘っています。”カツレツ”は、元々フランス語の”コートレット”を語源にしますが(トンカツやチキンカツ、メンチカツなどの”カツ”は、全て同じ)、明治期に日本に入ってきた調理法です。


今の”洋食”の、言わば故郷的メニューなんです。このお店が”洋食堂”を標榜される所以(ゆえん=理由)がこのメニューに見て取れます。


なお、画像右上を斜めに横切るように添えてある”緑の長い野菜”は、後で説明します。この形を覚えておいて下さい。

チキンのカツレツアップ7
1個1個のチキンが、丁寧に揚げられていて、そこに”モッツァレラチーズ”を乗せ、一度オーブンで焼かれ、出来上がり前に”デミグラスソース”をたっぷり惜しげも無く回し掛けられ、その上に更に”パセリ”が散らせてあります。


先ずモッツァレラチーズの焦げた香り、デミグラスソースの濃厚な香りが、否が応でも食欲をそそります。


しかも、周囲を埋めたお客さんたちの、ざわめきにも似た一種の喧騒、ナイフやフォークのカチャカチャいう音、スタッフさん達の元気のいい復唱の声や、キビキビした動き。


それら全てが、目の前のお料理をいただく際の心地良い”BGM”となっています。戦後、日本人は焼け跡の中から、ドラム缶の底を鉄板にして””を焼き始め、復興の狼煙(のろし)を上げました。


その活力と、飽くなき食欲が今日の日本を築き上げました。そういう”原点”を思い起こさせてもらえるお店です。

チキンのカツレツ断面8
こちらは”チキンのカツレツ”の断面です。淡白な鶏肉を、ソースとチーズでいただこうという趣向です。


そしてその意図は見事に味に現れ、デミグラスソースの味の深みと広がりを十分に堪能させてくれる逸品に仕上がっていました。


食堂”なんです!これなら、”ご飯”が何杯でもいけそうです。ワタシのように一人でお店に来ているお客さんは見かけることが出来ませんでした。


ですから、仲間内、友達同士、女子会、旧・女子会、家族、職場の元同僚など、無数の組み合わせのお客さんたちが、複数のメニューを注文し、参加者で互いに”シェア”している光景が繰り広げられています。

ポテトサラダと空芯菜9
こちらが、メインディッシュのプレートに乗せられた付け合わせの野菜です。


手前に見えるのは、言わずと知れた”ポテトサラダ”です。敢えて”無骨さ”を演出された?と思わしめる仕上げと味でした。


これは”食堂のポテトサラダ”なんです。レストランのそれとは、明らかに一線を画す作りをされています。メニューの隅々まで、このお店の”コンセプト”が活かされています。


さて、記事の途中で触れた、メインディッシュプレートの右上を斜めに横切って置かれた”緑の長い野菜”、コレッて何だと思います?


これは中華料理の食材としてはよく使われる”空芯菜”という野菜を軽く揚げられたもの。”空芯菜”は、””自体のシャキシャキした食感を楽しむ野菜です。ですから、その持ち味を殺さないよう、飽くまでも”軽く”揚げられています。面白い食感と味でした。

ご飯アップ10
最後にこの”ご飯”を、まあご覧になって下さい。”食堂”の屋台を支えるのは”どんぶり飯”ですよ!


その”どんぶり飯”が不味かったら、全体がぶち壊しになっちゃう。


ですから、この”ご飯”ですよ。この””の、”色艶”をご覧になって下さい。


ワタシは、「米」を常食とする国に生まれたことに感謝するとともに、このような見事な”ご飯”に接する度に深い喜びに包まれます。



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「やしま食堂」・「愛媛グルメ紀行」 803

今日は、松山東警察署一本北側の信号を、”六六庵書道塾”の角を東に入って、一本目の四つ角横にある老舗食堂”やしま食堂”さんをご紹介しましょう。住所は北持田町です。


このお店のことは、ブログで何時も情報を頂いている:”のしうめ”さんの記事で知りました.(「やしま食堂」さんの意外な中華そば♪  北持田町~)


このお店に至る迄の両側に、道路北に”愛媛県中予局松山庁舎”があり、道路南側には画像の”愛媛県教育会館”があります。

教育会館何時建てられたか1
この建物は、”国登録文化財(建造物)”なんですよ!知っていましたか?


何時建てられたかと言いますと、昭和12年(1937年)の建築で、今から77年前の木造3階建の建物です。


縦長の上げ下げ窓など洋風な部分と、和風装飾を組み合わせる、昭和前期の建物に見られる顕著な特徴を持った建物なんです。

玄関2
お店は、上の歴史的景観を持った建物から歩いて1分。


ここから北持田町、持田町、岩崎町と続く、松山市内では有数の歴史ある住宅街の端っこにあります。


完全に住宅街に溶け込んでいますので、車でさっと走ったら通りすぎてしまいます。この地域は、戦時中も焼け残った一角にありますので、街全体が”昭和の時代”を色濃く残している地区です。

店内3
店内は小上がりを含めて、全部で20席。小振りなお店です。


私の両親(もう二人共いませんが)年代よりやや下の年代ではないか?と思われる老夫婦が、お店をやっておられます。


ワタシがお伺いしたのは、”のしうめ”さんの記事を拝見した翌日(9月10日)で、お昼前でした。先客は一人。直ぐに入れ替わりました。

メニュー4
出します”メニュー”は、全21品で、所謂(いわゆる)”昭和の食堂メニュー”の典型です。


一通りの”麺類”に、後は”丼もの”と、オムライス、チキンライス、カレーライス、焼き飯等など・・・・・。


このお店、昭和42年9月、お二人でお店を開かれました。今月で満47年。もう48年目に入りました。


後継者は?っとお尋ねしますと「後継者なんて・・・・・・・私らで終わりですよ。フフ、もう定年!」っと、おばあちゃん。

いなり寿司5
”のしうめ”さんは、この”いなり寿司”も食べられていました。ひじき入りで中々美味しそうですが、ワタシには無理です。


胃は、以前と比べると大きくなったというか、健全に戻ったのですが、急にはその容量が増えはしません。


「この辺りですと、お客さんは松山東署とか、そこの教育会館の職員さんですか?」っとお尋ねすると、「ええ、昔は。でも、今はそこの”地方局”の人が多いんです」っと。

中華そば風景6
これが、”昭和を色濃く残す食堂”の、”中華そばの風景”です。


この、持田町・岩崎町辺りは、かつての高級住宅街ですが、でも地域全体が高齢化して活気という点ではやや寂しい風景が広がっています。


そういう町にあって、この”中華そば”は・・・・・・・・・ユニークというか・・・・・ちょっと浮き上がって見えるというか・・・・


古い食堂でイメージする”中華そば”とは、いささか様相を異にします。

中華そば7
中華そば”というより、何やらそに辺りにある、有り合わせのものを全てぶっ込んだ!っという感じです。


具材てんこ盛り”の感ありなのですが、これでも”のしうめ”さんの記事で採り上げられた画像と見比べてみると、まだ具材は控えめ。


この画像では見つからないもので、”のしうめ”さんの時にあった具材は、ブロッコリーや竹輪天等。


その記事にコメントされた、ブロブ友:”ファットマン”さんのコメントに、具材の多彩さについて「ひょっとして毎日変わってたりして(笑)。」っと書かれてあった。確かに”日替り”だった!さすが”ファットマン”さん、鋭い!

野菜かき揚げ8
先ず目を引くのは、中央にドンと置かれた”野菜のかき揚げ”です。別に揚げたてという風でもなく、普通に揚げ置きでしょう。


それが何故か主役を張っていた。


店主の奥さんに聞いてみた。「この多彩な具材は、昭和42年に始めた時のもののままですか?」っと。


すると、「ウン、ほとんどそうじゃけど・・・・・そう、その”かき揚げ”、それは最近入れはじめたのよ!」っと。”かき揚げ”を入れた意図についてまで聞き出す勇気が沸かなかった。

具材集合9
多彩な具材に「全員集合!」っと、小さい声で号令を掛けてみた。


すると集まった集まった。玉ねぎ、キャベツ、モヤシ、シナチクに、カマボコ、竹輪、豚バラ、それに”ベーコン”まで入っていた。


スープは、醤油味ですがやや甘い。人工調味料が活躍していそうな・・・・。でも、それはそれで”昭和の味”なんです!

麺10
”も、特別なものではありません。


おばあちゃんに、”中華そば”がこれだけ”具沢山”だったら、例えば”チャンポン”だったらどうなるんですか?」っとお聞きした。


すると、「ソーーヨ!そこへな、生卵が乗るやろーー、それになキノコ類とか野菜とか・・・・・・」っと。こうなると、ちょっと”怖いもの見たさ”の世界になりそう。


静かに時間が流れて行きました。奥の厨房におられるであろうご主人は、一度も姿を見せず。大正から昭和に掛けての”男の沽券”(こけん=面目・プライド)を見た思いがしました。


もしこのお店が営業を止められたら、確実に”昭和”が遠ざかってしまう。一日でも長く続けて欲しいと、心のなかで念じてお店を後にしました。




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「天ぷら くろす」・「愛媛グルメ紀行」 804

今日は、一番町4丁目の村上ビル1階にある”天ぷら専門店”の”天ぷら くろす”さんを初訪問しました。


一番町の電車通りに面していて、電車通りを挟んだ向かい側が松山地方裁判所という立地にあります。


ちょっとビルの谷間的なところにあり、ふとする見落としがちですが、この地でお店開いて13年になります。

玄関1
こちらが、電車通り側歩道から見た、お店の玄関です。


珍しい店名の”くろす”さんは、店主さんの苗字で”黒須”さんという。ご出身は福島だと。


千葉県に”黒須”という姓の方が固まっているところがあるそうですが、全国的にも少ない苗字には違いないでしょう。


ですから、”天ぷら”の修行は東京でなさいました。なぜ愛媛?かというと、奥様のご出身が愛媛ということです。

ランチメニュー2
天ぷら”の専門店ですから営業の中心は夜ですが、この辺りには官公庁や大手企業の松山営業所的なところも多く、”ランチメニュー”も出しておられます。


このお店の”ランチ”の特徴は、”天ぷら”と””を組み合わせたセットメニューにありますが、使われている””は、愛媛では珍しい”稲庭うどん”を使っておられると、”風の噂”が耳に届きました。


讃岐のお隣の我が伊予=愛媛県は、言わば”さぬきうどん文化圏”に属する県と言ってよく、良いも悪いも、”愛媛のうどん”は”さぬきのうどん”抜きには語れない側面を持っている。

厨房3
ただし”愛媛のうどん”が立派に育っていて、既に”さぬきうどん”をコピーするだけでななくなっているというのが、ワタシの個人的・経験的観測です。


では、このお店がなぜ”稲庭うどん”なのか?それは、店主さんが関東・東北地方出身であるが故です。


なお”稲庭うどん”は、今までに二度ほど採り上げていますが、”秋田県の手延うどん”で、”日本三大うどん”の一つです。


当日注文したのは”天ざるうどん”で、お値段860円(内税)です。

天ぷら4
先ず供せられるのが”天ぷら”三種で、”えび”と”ピーマン”と”茄子”です。上品な色合いの”天ぷら”の揚げたてが目の前に。


店主さんに「このえびは”サイマキ”クラスでしょうか?」っと、”えび”のサイズをお尋ねしてみた。


ところが、「”サイマキ”はまだもっと小さいです。それに”サイマキ”は”車海老”の子ですが、そんなのを使ってたんじゃ、このお値段では出せません。それは”ブラックタイガー”ですよ!」っと明快に、種類まで答えて頂いた。


「この後、”かき揚げ”が出ます」っと店主さん。

ざる薬味5
天ぷら”3種と、天ぷらの”トリ”(=主役)である”かき揚げ”が出される間に”稲庭うどん”が出来上がってきます。


目の前の鍋で、”稲庭うどん”の乾麺が一束湯がかれます。それは奥様(=女将さん)の仕事。


稲庭うどん”は細麺なので、天ぷらなどと併用するには向いています。しかも細麺であるのに”コシ”があります。ですから、多くの場合”冷たい麺”として利用されます。

天ざるうどん6
さあ、この画像が、後は”かき揚げ”を残すだけになったカウンターの様子です。


正午を廻りますと、周辺の官公庁や企業の社員さんたちが三々五々集まってきます。


どの方も常連の様子で、女将さんが「アレ○○さん、今日は何になさいます?」っと、一人ひとりに声をかけている様子が明るくていい。昼のお客さんが、確実に夜のお客さんに結びついているのが見て取れます。

稲庭うどん7
ざるに敷かれた葉蘭の上に、波打つように盛り付けられたこの”稲庭うどん”。


まあ見て下さいよ、この”色と艶”。


女将さんに「この””、これは見事ですねー!」っとお声を掛けますと、女将さん「うちは”天ぷら屋”なので、うどんばかり褒めてないで、天ぷらも褒めてくださいよ!!」っと、笑顔で制せられました。ごもっともです。

稲庭うどんアップ8
ただ、ワタシはいかんせん(=残念にも)”人類より麺類”を自認する人間です。どうしても、そちちらに目が行っちゃう。


65歳にもなって、にわかに”年若き恋人”に出会ったかの如くの体に成り下がりました。


年齢っていうのは、”色気”と”食い気”には関係ないということか?


こうも、肌の色艶がいいと、ついつい我を忘れて前のめりになってしまう。恥も外聞もありゃしませんや。

麺9
この麺が、喉を”ツルツル・ツツーーー!”っと通るときの快感といったら、それはもう、ええ・・・・・・・・・・、エエ・・・・・・・


漬け汁に入った薬味の、”茗荷”(=みょうが)の香りが、特別に官能的!


もう、”憎い!”ね。

かき揚げ10
ここまでで、身も心も”稲庭うどん”の色香にすっかり”恋わずらい”。顔中の筋肉を解きに解いて、緩みきった表情をして””をすすっていた。


すると、その時です。この画像の”かき揚げ”が揚げ終わってカウンターに供せられた。


オット!今日の主役の”かき揚げ”の存在をすっかり忘れてしまっていた。「アッ!コイツアーーいけねい!」っと、ハッと我に返った。


で、その”かき揚げ”を、天つゆにたっぷり漬けて食べみた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


女将さんと、その時目が合った。目が「どう?」って聞いている。「ウンウン、これは・・・・・・・・・・・・、フーーーーー旨い!」っと声を絞り出した。


女将さん、それを受けて「実は私も、天ぷらの中では、この”かき揚げ”が”一番好き!”」っと声を張った。


”で自分を見失っていた。ところが、この”かき揚げ”、甘いも酸いも噛み分けた”大人”の味だった。


これで瞬時に”我に返った”。見事の一語に尽きる。



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「green caffe(グリーン カフェ)」・「愛媛グルメ紀行」 805

今日は仕事上の相棒と、北久米町に昨年12月に開店された”多肉植物専門店”という名乗りをもつ”green caffe(グリーン カフェ)”さんをお訪ねしました。


国道11号線北久米町交差点から、県道松山川内線のダイキ本店がある福音寺に抜ける間道沿いにあります。

玄関1
このお店の特徴は、店頭や店内で”多肉植物”を多数植栽されていて、それを販売しているお店であり、同時に大変オシャレなカフェを併営されていることでしょう。


カフェ部門を”green caffe(グリーン カフェ)”と言い、多肉植物をメインにしたお花屋さんの部門を”フラワーカンパニー”と呼ばれているようです。


玄関前には、大小取り混ぜて、多種多様な”多肉植物”を植栽され、来店客の目を和まえてくれる大きな”花壇”があります。


多肉植物”とは、茎や葉や根の部分に水分を多く含んでいるフックラ・プックリしている植物で、”サボテン”の仲間がほとんどです。

多肉植物2
ワタシはブログを書く前までは、”多肉植物”という存在すら知りませんでしたが、この”愛媛グルメ紀行”シリーズを書いていて、お訪ねする飲食店の玄関やカウンターに”多肉植物”を飾っているお店が意外に多いことに気が付きました。


女性を中心に根強い人気を誇る”植物群”です。言わば愛玩用植物と言った感があります。


このお店の”女性度”(全客に占める女性客の割合)は、概ね9割を越えて限りなく10割に近い。その女性客たちが、食事を終えて、「キャー!可愛い!!」などと、黄色い声を上げて”多肉植物”を買っています。


元々”サボテン”の仲間が多いので、ほとんど水やりを必要とせず、栽培が容易な種類が多いので人気があります。

店内3
店内は、女性・女性・女性・また女性と・・・・・・・店内は華やいだ雰囲気に包まれています。


この画像は、満席の店内で、瞬間的に女性客が食事を終わり立ち上がって、偶然席が空いた瞬間を写したもの。直ぐに次が埋まりました。


この日は相棒と一緒でしたが、ワタシはこういった周囲が全部女性というお店でも、全く平気で席に座って食事が出来るようになりました。例えば通常一人客であるワタシは、店内の客の唯一の男性客であってももう周囲は何も気になりません。

メニュー4
このお店の”看板メニュー”は、フワフワトロトロの”日替わりオムライス”のようで、私達が正午にお店に入った時、フロアースタッフの女性(なお、スタッフの全員が女性。ただし店主さんは若いご夫婦のようです)から「今日の”オムライス”の残りはあと1食です!」っと告げられまいた。


ワタシ達二人は、期せずして同じメニュー”グリーンカフェ ランチ”を注文しました。こちらも日替わりメニューです。


お値段は内税で1000円でした。内容から見れば、女性であれば十分にリーズナブルなお値段と判断されるのでは?と思いました。

サラダとスープ5
グリーンカフェ ランチ”の構成は、画像の”サラダ”と”スープ”に、ワンプレートに盛り付けられた”メインディッシュ”と付け合せの野菜と”小皿”料理。それにご飯と飲み物(コーヒと紅茶が選べます・ホット或いはアイス)が付いています。


真っ先に書いておきましょう。この”ランチ”に付いている”ご飯”が素晴らしかった。


一粒一粒が粒立っていて、艶があって、噛んでも”米って旨い!”って言わしめる”ご飯”でした。なぜ真っ先にこのことを書いたのかと言いますと、経験則で”ご飯”が旨いお店は”お料理”の味がいい!からです。

チキン南蛮6
さて、この画像が当日の”メインディッシュ”を乗せたプレートです。


手前が”チキン南蛮”です。自家製の”タルタルソース”がたっぷり掛けられています。


チキンはたった今揚げられたばかりのようで、ジジジジと音がして、チキンの下に敷かれている”南蛮酢”の香りが漂っていて、食欲を刺激してくれています。

チキン南蛮7
チキン南蛮”という料理につきましては、8月20日にアップした”川串”さんで採り上げています。(「再訪 264 川串」・「愛媛グルメ紀行」 782


”川串”さんの”チキン南蛮”は、こんがりと揚げられた”衣付きチキン”の上に、たっぷりの”タルタルソース”というものでしたが、このお店のそれは、揚げらてたチキンの下にも玉ねぎ主体の一種の”マリネ”(南蛮酢に漬けられている)が敷き詰められています。


タルタルソースと南蛮酢に漬けられた玉ねぎとを和えながら、”チキン”にたっぷり付けて食べますと、複合の味といいますか、淡白なチキンをしっかり支えて美味しく食べられる工夫がなされていることがよく分かります。


しかもこのお店の”チキン南蛮”の””には、どうやらベーキングパウダーの類が入っているらしく、フワッと軽く揚げられています。


チキン南蛮”は元々宮崎県の郷土料理ですから、九州出身の相棒には馴染のメニューですが「Hさん、これは旨いよ!宮崎でもこの衣は珍しいですね!」っと、いささか興奮気味になった程。

ボイルキャベツとササミのゴマサラダ8
付け合せのの野菜は、”ボイルキャベツとササミののゴマサラダ”というものです。


手でちぎったキャベツを一度湯掻いて、それに蒸した”ササミ”を加えてゴマのドレッシング・ソースで和えてあります。一手間を惜しまれていません。

長芋サラダ9
画像に見えるのは、粘りのある”長芋”を生のままサイコロ状にカットしたものに、これまた粘り気の強いドレッシングが掛かっているものです。


このお店の”シェフ”さんの腕の高さには唸りました。本格的レストランのメニューと味です。


ご飯”のお代わりが欲しくなるメニュー構成と味でした。

アイスティー10
全てを綺麗に”完食”した後は、飲み物です。ワタシが選んだのは、ストレートの”アイスティー”です。


作りおきではなく、たった今紅茶の茶葉に熱い湯を注いだという香りが楽しめました。


ちょっと目立たない立地にありますが、女性客の”嗅覚の鋭さ”には舌を巻きます。”女子会御用達!”に決定でしょう。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 127

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の初秋頃にアップした379号から381号までのお店です。


先ず最初”に振り返るお店は、2012年9月20日にアップした379番目のお店、余戸中6丁目、伊予鉄郡中線沿いに走る県道松山松前伊予線のゼットワイ余戸店内にある”ラーメン ちんどん屋”さんです。(「ラーメン ちんどん屋」・「愛媛グルメ紀行」 379

場所は、郡中線余戸駅近くでフジが運営する”ゼットワイ余戸店”の1階です。

玄関2
ここに開店してもう10年を過ぎましたから、この施設のテナントの中でも最古参の一つのなりました。

お客さんの層は、近隣の家族連れやサラリーマン風のお客さんが中心といった”家族的雰囲気”のお店です。

ラーメン6
メニューには、トップに”ちんどん特性ラーメン”の文字が。それを指差して「これをお願いします!」と。お値段780円(内税)です。

スープ(鶏ガラと少々の豚骨からとった)の中の麺の上に、実に様々な具がはいった、トロミのある茶色の餡がかけてある。

「味に深みがありますね。しかも、スープの甘味は、これは野菜から出た甘味ですね?」とお尋ねした。

「この上の廻し掛けられた餡のトロミの具合が絶妙ですね!濃くなりすぎず、かといってサラリともしていない。多様な具材の旨味を全部この餡が吸収していて・・・・これは旨い!」と、ワタシ。

従ってこのお店は”再訪しました”。これからも、折を見て再訪すると思います。


二番目にご紹介するお店は、2012年9月21日にご紹介した380番目のお店、旧56号線、現在の県道松山松前伊予線沿いの、伊予鉄郡中線余戸駅近くにある”御食事処 りつりん”さんです。(「御食事処 りつりん」・「愛媛グルメ紀行」 380

もうこの地でお店を開いて36年になります。(記事掲載当時)

玄関1
こちらが、お店の玄関。すぐ裏を、伊予鉄郡中線の電車が通っています。

この地で、女手一つでお店を支え36年間も続けてこられたのです。頭が素直に下がります。どういう業態であれ、女手一つで30年を越しての営業、並大抵のことではありません。

うどん上4
お店の名前が冠してある”りつりんうどん”を注文した。

ところが、女将「え?りつりんうどんにしますかー??だったら”鍋焼きうどん”の方が食べやすいと思う」と、意外な答え。

その内容はよく分からなかったので「じゃあ”鍋焼きうどん”お願いします」っと。

それで”鍋焼きうどん”、お値段600円(内税)のお味?わざわざこのお店に来て食べなければならないほどのものではなかった。でも、女手一つで36年やってこられている、それだけで十分ではないか。

なおこのお店は”再訪しません”。わざわざ再訪して、何かを確かめてみたいという気にはならなかったからです。


今日最後にご紹介するのは、2012年9月24日にシリーズ381回目にご紹介したお店、森松町、旧国道33号線、現在の県道久谷森松停車場線沿いにある小さくて超個性的なお店”Lindsay's(リンジーズ)”さんです。(「再訪36 リンジーズ」・「愛媛グルメ紀行」 381

松山から旧道で森松町に入り、重信川に架かる”重信橋”を渡る直前の、道路の西側にお店があります。

玄関1
こちらがお店の玄関。

とっても小さなお店ですし、松山市内から来てもお店は県道からやや奥にあるので、お店らしき建物が見えてもそこがどういうお店かを知っていなければ、先ずは入らないかもしれません。

このお店は、知っているお客さんがわざわ訪ねてくるお店です。

ソテー3
「今日のランチは”ポーク&フィッシュのソテー”よ!魚は余りモンやけど、それでいい?」

何しろこのお店、メインディッシュと玄米御飯の他に、汁物と飲み物を付けて600円。場合によってはデザートまで付く日がある。

「これで600円って経営になってる?」っとワタシ。すると「ウン、危機なんよ!」っと素直。

「ジャケーン、野菜類は全部自分が作ってそれを出して、買うのは肉と魚と調味料類くらいかな?」と、実にあっけらかんと笑い放つ。とっても豪快に。

当然にこのお店は”再訪したい”ですね。まだまだ目が離せない、超個性的なお店の魅力に満ちていますので。



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「過去記事を振り返る」 28

ワタシが書いています”じゅんのつぶやき”というブログのカテゴリーには、”愛媛の歴史”と題した分野があります。ワタシにとっては”愛媛グルメ紀行”に次いで重要なジャンルです。

今日は、その”愛媛の歴史”にカテゴリーした記事を振り返ります。この頃は、まだそれほど”歴史”に特化した記事のカテゴリーを書こうという意思はありませんでしたが、自然自然と”歴史”について語っていました。


「重信川とおたたさん」 (2010年5月13・14日掲載)

重信川”は豊臣時代までは、伊予第一の川ということで”伊予川”とよばれていた。

重信川”の名の由来はよく知られているように、この川を改修したときの普請奉行(ふしんぶぎょう)であった”足立重信”の名を採った。

全国の河川で人名がついているのは重信川だけではないかと、司馬遼太郎は「街道をゆく」の「南伊予・西土佐の道」で書いている。

重信川
(佐古ダムに集められた水は、この礎石で水流を調整され”重信川”下流域に向かいます。)

関が原から三年後に当時の城主”加藤嘉明”が家康に乞い、道後平野に新城と新城下町を築くことを許可される。

時に旧城の松前(正木)城下に”おたた”という魚を行商する女がいて、陽気で頭がよく、唄がうまかった。

伊予川の改修に当たって、加藤嘉明自身がこの行商女に地元を賑わすことを頼んだ。

おたた”は普請用の砂を松前で採取し、桶に入れて頭に載せて、道中唄を唄いながら松山まで運んだ。

当時は城主自らが“もっこ”を担いで普請に参加したというから、”おたた”の活躍は、普請作業の盛り上がりに大きな役割を果たした。

重信川下流再縮小
(夕日に沈む”重信川”です。下流の方向に砥部の山々が見えています。)

それ以降、松前からお城下に魚を行商に来る女達を優遇した。

今も、三津浜の港に上がる魚を軽トラックに乗せて行商のおばちゃんが、お城下の街々のおなじみさんを回っている。

その他、松山で有名なのはトラックで流す”飴にギョーセン”のおばあさん。

今は二代目が回っているが、あの売り声は先代のおばあさんの声をテープに残してスピーカーで流している。

松山の行商は昔から女性が担っていた。

重信川と電車縮小
(間もなく瀬戸内海。予讃線が重信川をまたぎます。電車は伊予市に向かいます)


これが”重信川”と、松前町の”おたた”さんの由来です。


この記事を書いた頃には構想にありませんでしたが、ワタシはこの3年後の2013年3月25日から40回のシリーズで「松山市の地名・町名由来」を書くことになります。


結局、”104町名”と”9地区名”の、合計”113町・地区”で、今の松山市にある町名・地区名の由来を書きました。この”重信川”の由来を書いた頃から、”地名シリーズの芽”が、地中からそーーっと、顔をのぞかせていたのかも知れませんね。


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「ジャックと豆の木」・「愛媛グルメ紀行」 806

今日は、久しぶりに”銀天街”を歩きました。この界隈を歩いていたのは、一体何年前だったでしょうか。


その銀天街の市駅寄り湊町4丁目にある”洋食屋”の老舗、”ジャックと豆の木”さんをお訪ねしました。


銀天街にあった、様々なお店を果たして覚えているだろうか?そういう気持ちを持ちながら、少しブラブラしてみました。

玄関1
こちらが、銀天街の通りの北側にあるお店の入り口です。そのお店は2階にあります。


この通りを歩いていて、ふと思い出しました。それは今から41年前(昭和48年)に、ワタシはこのお店から歩いて僅か3~4分の所にあった会社(今は移転している)に入社し、新入職員として社会人の第一歩を刻んだ地域でした。


ところが、その当時あった銀天街の馴染みだったお店が、もうほとんど見当たりません。


お店の内容や業態が大幅に入れ替わっただけでなく、昔からあったお店も、”お店自体が年をとった”ことを感じさせる佇(たたず)まいに変わっていました。


そうです、”銀天街”という街自体が一種の生命体で、成長と老化を同時並行させながら大きな変容を伴ってきていることに気付かされました。

店内2
でも、一歩店内に入れば、20代前半当時の自分に返ったような、不思議な感覚をもたらしてくれました。


店内は、当時の店作りに流行った、やや薄暗い空間と余裕をもった低い椅子とその配置。そして店内のBGMは、お決まりの”ジャズ”ですよ。


古いオーディオ装置が今も健在で、壁掛け式の大きなスピーカーからは、”リー・モーガン”のスタンダード・ナンバー”ザ・サイドワインダー”や、”ミルト・ジャクソン”の”ビブラフォン演奏”が流れていました。


ワタシはその頃、一端(いっぱし)の”ジャズ青年”でした。まだ”LPレコード盤”全盛の時代です。その頃集めていた”ジャズのジャケットナンバー”は、今は自宅の押入れの中。

メニュー3
注文したのは”ビーフシチュー”単品。お値段1100円(内税)です。


ワタシはカウンター近くの禁煙席に案内されていましたので、近くに居られたオーナシェフの奥様に少しお話をお伺いすることができました。


このお店を開店されたのは昭和51年と言いますから、今年で”38年目”を迎えられました。開店日まで正確に言っていただきました。


「なぜ私が開店日を覚えているかと言いますとね、次男が生まれた年なんですよ。その頃長男はまだ1歳。年子で生まれたので、2人を保育園に入れてお店をやり始めたんです」っと、回想なさいます。


「その頃は、この辺りも”プランタン”さんとか”ジロー”さんだとか、色々なお店が銀天街の中にもありました。でも、今はウチが残っているくらいになって・・・・・」っと奥様。

ビーフシチュー4
これが”ビーフシチュー”単品で、ご飯とサラダは付いています。


「ええ、当時からのお客さんも多くて、その方々や、遠くに行っていて松山に帰ってこられたお客様から、<少しでも長く頑張って!>って言われるんです」っと、回想は続きます。


「でもね、あの頃1歳だった長男は神戸の方で”洋菓子店”を開店したんです。もう松山には帰ってこないと・・・。そして、生まれたばかりだった次男は、エエ、今は銀行に入って、何度説明を聞いても分からない海外関係の仕事をしています」っと、嬉しさ半分、寂しさ半分のお話でした。


「だから、私達の代でこのお店も・・・・・・・」っと、その後が続きませんでした。

サラダ5
お話をお伺いして、このお店はこのお店なりの歴史を刻んできて、今ここで営業を続けておられる。でも、それには、時間の経過という壁が立ちはだかっている。


そして、このお店に昼となく夜となく集ったお客さん達も、このお店を”舞台”に借りて、様々なドラマを繰り広げてきた。


そういうい店、こういう”老舗”に属するお店には、このお店の階段を昇り降りした全てのお客さんの数だけの”ドラマ”が凝集されて今の”空間”が存在しています。


「誰と、どの席で、どういう話をしたのか?その話は、人生にとてどういう意味があったのだろうか?」と。


このお店は、単に食事を楽しむだけではなく、そういう時の重みを噛みしめるお店でもあるのではないかと感じました。

ビーフシチュー6
さあて、これがこのお店の”看板メニュー”でもある”ビーフシチュー”です。


オーナシェフ”渡部”さんの手によって、20キロの牛肉が一度に仕込まれます。牛肉に赤ワインとトマトを加え、ジャガイモ、人参、セロリ、タマネギなどの”香味野菜”を加えて”ブイヨン”で長時間煮込んであります。


決して”作り置き”はなさいません。お客さんの口にはいる時が、ベストの状態になるように煮込んで仕上げてあるからです。

ビーフシチュー7
ビーフシチュー”の美味しさの元になる”ブラウンルー”がタップリと回し掛けられていて、その上に酸味香る”サワークリーム”が、これまたタプリと掛けられています。


小麦粉とバターを茶色になるまで炒めて作る、その深い茶色が”ブラウンルー”の特徴でもあります。これに香味野菜・香辛料・トマトなどを加え、煮込んで作るソースが、”ドミグラスソース”の元になります。


極論を言えば、”洋食屋”さんは、上に書いた”ドミグラスソース”一本で勝負なさいます。それだけ、手間暇と情熱の全てを注ぎ込んだお料理が目の前に!

ビーフシチュー8
さあ、これが”ビーフ”ですよ、”ビーフ!”。ええ・・・・・・・”牛肉”ですよ。久しぶりに肉にありついた。


使われている部位は、”すね肉”だろうか?それとも”ばら肉”か?何れにせよ、長時間煮込んであるので、肉の繊維が”解(ほど)け”ます。ハラリと、口中で”解(ほぐ)れ”ます。


ビーフシチュー”は、ブラウンルーを飲むのではなく、飽くまでも主役は”牛肉”です。”ビーフ”自体を喰らうお料理です。


ビーブ”が柔らかくなっていて、口の中で解けますので、どんどん食が進みます。これに合わせた”ご飯”が旨い!


ブラウンルー”の奥行きのあるソース味に、”サワークリーム”という酸味のある発酵食品が掛けられているので、味に立体感がある。

ポテト9
こちらは、付け合わせの”ポテト”です。櫛切りされていて、ちゃんと焼いてある。


ですから、ホクホクです。しかもブラウンルーがマッタリと掛かっているので、高級食材に様変わりいている。


その他の付け合せ、”ブロッコリー”と”人参”も、色合いと言い、それぞれが持っている味と食感が活きています。

完食10
かくして、あっという間に”完食”です。


これでご飯ではなくパンを選んでいたら、ソースの一滴までパンで拭って、皿を真っ白にしていたでしょう。


ご飯でしたので、仕方なくスプーンで拭いに拭ってソースを舐め取りました。お行儀がどうの、と言っている場合と味ではないのです。


こういう”街の洋食屋”さんは、地域で働き続けてきた体と心を支えて頂いた大切なお店です。一日でも長く、その味を、空間を提供し続けていただきたいことを願ってやみません。



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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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