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「レストラン モルゲン ビアホール」・「愛媛グルメ紀行」 807

今日は宮西1丁目にある、老舗のレストラン”レストラン モルゲン ビアホール”さんをご紹介しましょう。


このお店の創業・開店は1972年(昭和47年)のことですから、既に通算で”42年”を経過しています。


一番最初にお店を開いたのは”道後”、その後”大手町1丁目”(西堀端と南堀端の交差点角)に、そして現在の”宮西1丁目”に移転されました。この地でも、既に10年を遥かに超えていますにで、すっかり地域に溶け込んだお店です。

<注>この記事をアップ後、匿名の方から、この地での開業年は”2006年”だという情報を頂きました。そうしますと、この地では8年ということになります。情報提供に、改めて感謝いたします)

看板1
松山市内で、ホテル系を除く”ビアホール”と言えば、市駅前の”ミュンヘン”さんと、そして後はこのお店”モルゲン”さんが思い浮かぶ。


このお店、”フジグラン松山”から近いとは言え、ほぼ住宅街という環境の中にある。つまり、主要道路に面しているわけではない。


しかも、お店が道路からやや奥まっているために見つけにくい。それにもかかわらず、10年以上に渡ってこの地で”ビアホール”を営業されています。そこには、どういう”秘密”が隠されているのか?

外メニュー2
玄関前に、”ランチメニュー”を記した看板があった。それによると、何と”18メニュー”もリストアップされていた。


お店の名前を冠した、”モルゲンランチ”を注文することは、お店に来る前から決めていた。お値段600円。消費税込み価格も表示されていて、それによると650円とある。


消費税が8%に引き上げられた時は、それに追従されなかったとみえる。

店内3
これが店内の様子。お伺いしたには、平日のお昼前。客の入りは5割程度。


やはり、夜中心の”ビアホール”なので、昼間でも照明が暗い。そして店内には”モダンジャズ”が流れていた。しかも、”有線放送”とはちょっと違った音の響きだった。


曲はジャズ・トランペット奏者”Miles Davis ”(マイルス・デイビス)の演奏だと思いましたが、その曲名までは分かりません。ただ、それらの”音楽”が、お店の雰囲気に見事にマッチしていた。

オーディオ装置4
音楽が気になったので、ちょっと店内をうろついてみると、この”風景”が。


これは、オーディオ装置。画面上は、何と”真空管式パワーアンプ”(=メインアンプ)で、画像下が”プリアンプ”です。


今どき”真空管式パワーアンプ”の姿を拝めることが出来て、しかもその音を聞くことが出来るなどとは、夢にも考えたことがなかった。ワタシは大学時代の2年間、東京・秋葉原のオーディオ店で”オーディオ製品”をアルバイトで売っていた。


それは今から44年~45年前の話で、その当時ですら、”真空管式アンプ”は一部のマニアしか持っていなかった。これが、実に柔らかくていい音を鳴らすんです。

モルゲンランチ5
さて”モルゲンランチ”です。画像の”メインプレート”とご飯以外に、”ミニサラダ”と”ポテト”が付いています。


ドイツを中心としたヨーロッパ中北部は、冬の気候環境が厳しく、厳冬期には農作物も肉も入手困難な時代が長く続いた。


その時代の農家は、冬の入口に来ると、飼っている””を一頭バラして、一頭を各部位ごとに切り分けて貯蔵した。貯蔵の仕方は”塩蔵”であったり”燻製”であったり様々。


その中で、豚の””をそのまま使った”腸詰め”が生まれた。豚一頭を食べつくし、捨てる部分などない。


その”豚一頭”分の貯蔵品で一冬の肉製品は全て。それ以外には、とにかく”ポテト”を毎日食べ続けて命を繋いだ。その食文化の伝統が、このお店にも生きている。

メインディッシュ6
さて、これが”モルゲンランチ”のメインディッシュです。”ハンバーグ”と、”ソーセージエッグ”、そして”温野菜”です。


殊更飾り立てた部分はありません。愚直なまでの肉と野菜の姿です。


このお店のお料理を称して”嘘っぽくない”、と表現された人がいますが、大上段に振りかざすといった、過剰な演出は微塵もない。

ハンバーグ7
例えばこの”ハンバーグ”です。確かに、ナイフを入れた瞬間に”肉汁”が流れでいると言ったものではない。


でも、ハンバーグの基本通りに、”ナツメグ”の香りが効いている。ハンバーグらしいハンバーグとでも言おうか。


もちろん、香辛料は”ナツメグ”だけではなく、素晴らしく”スパイシー”に出来上がっている。


香辛料”、例えばナツメグ・クローブ・ターメリック・カルダモン・ペッパー・シナモン等などは、晩秋に屠(ほふ)った(=切りさばいた)豚や牛を、一冬保たせるための、腐敗防止と防臭効果を高める為のもの。


このお店のお料理は、肉と香辛料、そしてそれの組み合わせの味をさり気なく表している。

ソーセージエッグ8
このお店の”ソーセージ”も上に書いたことを示している好例。


お水を補充しに来た若い男性スタッフに、「このお店の”ソーセージは手作り”ですよね?」っと確認してみた。


すると、彼の表情が一変した。事務的な表情から、感情・感動が生々しく伝わる表情へと。


「ええ、もちろん”手作り”です。実は僕、このお店に入ってまだ3ヶ月なんです。で、このお店で初めて”手作りソーセージ”を食べてーーー、ウワッ!こんなに美味しいソーセージ食べたことなかった!って思って感動したんです」と、体をよじらせた。

温野菜9
添えられたこの”温野菜”をご覧ください。大根と人参とジャガイモをスープ出汁で煮たもの。


どの野菜も、丁寧に”面取り”されています。味の面では、手間がかかる”面取り”などしなくても変わらない。

<注>上の”温野菜”の説明で”面取り”されていると記述しました。それに対して2人の方から、少なくとも”じゃがいもと大根”は”面取り”されていないとのご指摘がありました。私はこの温野菜の上下を返してみて”面取り”されていると判断しましたが。そこで、”面取り”がされていない可能性も否定しないということにいたします。
<注>なお、”面取り”に関する本文の記述で、一部間違った記述をしていたことに気が付きました。それは<味の面では、手間がかかる”面取り”などしなくても変わらない。>の部分です。これは明らかに間違いで、”面取り”したほうが、野菜の表面積が増えますので煮物にした場合、出汁がよく野菜に染みこんで美味しく仕上がります。訂正してお詫びします。


でも、”美しさ”が断然違う。これが”お料理”だと、ワタシは思うんです。

ソーセージ10
この”ソーセージ”、・・・・・・・実にスパイシーで、食感たるやもう”プリップリ”なんです。


「どうですか!一口、お召し上がりになりませんか?」


この旨さは、断然食べていただかなきゃ分からないかも。でも・・・・・コレを見て、食べたくなりませんでしたか?


さて、このお店が人気を保っている”秘密”です。手抜きすることなく、愚直に美味しいものを提供し続けている、そして安い。


更に極めつけは、”嘘っぽさ”を微塵も感じないことだと確信出来ました。


どうかいつまでも営業して頂きたいと、切に願うところです。



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「創寿庵 やまのべ」・「愛媛グルメ紀行」 808

今日は祝谷3丁目の、北条へ抜ける県道沿いにある和食の老舗、”創寿庵 やまのべ”さんをご紹介しましょう。


このお店の存在は、ブログ友:”のしうめ”さんの以下の記事で知りました。(即決! 「創壽庵 やまのべ」さん♪  祝谷町


この県道は仕事柄よく通る道ですが、こういう立地で”和食”のお店があって、しかも”ランチ”を出されていることは全く知りませんでした。

玄関1
これが県道沿いのお店です。お昼は午前11時30分の開店です。


このお店の名乗りが”割烹・仕出し”です。こことは別に、南吉田町に法要料理を届ける”仕出し専門店”の”やまのべ”さんという姉妹店をお持ちです。


今年で創業17年目を迎えられます。南吉田の仕出し専門店の方は、このお店の後でスタートされています。そして、このお店の”女将”さん、ハッっとするほどの”柳腰の佳人”さんとしても有名です。

メニュー2
このお店の収容人員は30名。会席料理の割烹ですから、ワタシが注文できる”ランチメニュー”と言えば、”日替わり定食”です。お値段1545円(内税)です。


この”日替わり定食”には、食後に美味しいコーヒーと、ちょっと嬉しい”デザート”を用意されていました。


この後、そのお料理の数々をご紹介します。皆さんは、このお料理の内容をご覧になって、1545円が高いと思うか?安いと思われるか?果たしてどちらでしょう。

松花堂3
このお店の”日替わり定食”は”松花堂弁当”仕立てになっています。


松花堂弁当”(しょうかどうべんとう)につきましては、今まで何度かご紹介していますが、縁の高い容器の中は十の字の仕切があって、その中にお料理が盛り込まれています。元々”茶懐石料理”として発展してきました。


弁当の中身は、仕切の中にそれぞれ”お造り”、”煮物”、”揚げ物”、そして”焼き物”を彩り良く盛り込んであります。


それ以外に、””と”ご飯”と”香の物”が付いています。常法通りに配膳されました。ワタシは一人ですからカウンター席に座りました。


お客さんの8割方が、どうやら予約のお客様の様で、フリーの客は全てカウンター席に案内されます。すっかり”名店の誉れ高き”を欲しいままにされているようです。

吸い物4
こちらが”三つ葉”が香る”吸い物”です。椀の蓋を取った瞬間から、いい出汁と三つ葉の香りが鼻腔に届きます。


しかも、汁の中には今が”旬”の”ハモ”が、さり気なく入っていました。こういうのを発見する喜びがありますね。


”も入っていましたが、平打の細麺という態様をみれば”稲庭うどん”なのか?確認出来ていないので、確かではありませんが。それにしても、うっとりさせられる”出汁”の旨さに酔いました。

お造り5
こちらが”お造り”です、色艶がいいですね。


内訳は、手前の白っぽいのが”鱧の湯引き”です。一般的には梅肉で食べたりしますが、今日は刺し身としてお醤油で。


そして奥にあるのが瀬戸内の””(たこ)です。さっと湯がかれて、綺麗に引いてあります。新鮮を絵に書いたよう。モッチリムッチリした食感が嬉しい。

煮物6
こちらは”煮物”です。


彩りも盛り付けも、そりゃあ”お見事!”という他ないですね。


内容は、茄子、大根、インゲン、エビと蛸です。蛸といい鱧といい、食材を旨く使いまわしされ、コストを下げる努力をされています。


もちろん”煮物”に於いても、割烹の割烹たる所以である”出汁”の威力が効いていて、文句ない旨さです。

天ぷら7
こちらが揚げ物の”天ぷら”です。


内容は、夏野菜の代表のような”茄子”、”シシトウ”、”ミョウガ”、”南京”(かぼちゃ)、そして天ぷらの華”エビ”です。


エビ”のサイズは一番美味しいとされている”サイマキ”サイズ。


素材がいいから、これら”天ぷら”は、””でいただきます。そりゃあ”旨いに決まってる!”でしょう。それが証拠に、自然に笑みが溢れます。

焼き物8
さて、こちらの画像は”焼き物”を捉えています。


手前に見えるのは”鮭のつけ焼き”ではないかと思いますが、別名”鮭の幽庵焼き”とも言います。単なる塩焼きにしないところが、割烹らしい。しかも、酒と味醂と醤油の割合と焼き加減が絶妙で、これも”唸らされ”ました。


奥には”玉子焼き”がさり気なく配されていました。これだって単純な玉子焼きではなく”だし巻き”にしてありますから、ここでも”出汁”の旨さにしてやられます。憎いですね!

ご飯9
こちらはお代わり自由の”ご飯”ですが、”ちりめん山椒”が振りかけられています。


この”ちりめん山椒”は、持ち帰り用として別売りされている程で、このお店の目立たないかもしれないけれど”名品”の一つでしょう。


ですから、まあ”ご飯”のすすむことと言ったらありません。普通の胃袋の方なら、茶碗2杯でも軽くいけるでしょう。”お米”が美味しいことは、もう言わずもがなです。

小倉アイス最中10
食事が終わることタイミングで、すっと出されるのが、香り高き”コーヒー”と、”デザート”です。


冒頭で、「ちょっと嬉しい”デザート”」と書いたのが、コレですよ。


つまり”小倉アイス”です。このままいただいても良し、ウエハーのカップにアイスと小豆を乗せていただいてもなお良し!です。


このお店、最初から最後まで痺れっぱなしでした。帰り際、勘定を済ませるとき「噂に違わぬお料理でした!」っと囁くと、”柳腰の佳人”さん、そう・・・・・・”笑顔”でした。・・・・・・・後に尾を引きたくなる”笑顔”だった。



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「ひだまりキッチン&北欧バル Kitti(キッティ)」・「愛媛グルメ紀行」 809

今日は西垣生町の県道伊予松山港線沿いに、今年の4月に開店された”ひだまりキッチン&北欧バル Kitti(キッティ)”さんをご紹介しましょう。


昨日は祝谷3丁目の割烹”やまのべ”さん、今日は西垣生町という、松山市では西の端にあるお店をご紹介。


普通のサラリーマンではなく、自分の意志だけで動ける立場だからこそ書ける”愛媛グルメ紀行”シリーズらしい”すっ飛び方”です。

玄関1
こちらが”玄関”の様子です。ここは、このお店が4月にオープンするまではカラオケ屋さんがあったところです。


お店の名前で、なぜ”北欧バル”なのか?店名の中の”Kitti(キッティ)”とはどういう意味なのか?


県道沿いとは言え、西垣生町の住宅街にあって、しかも松山の西の端です。市内のお客さんに、この場所を認知してもらって足を運んで頂けるための、特別な戦略がないと存続が容易ではないと思いますが、その”戦略”とは?


こういうことに焦点を当てて、お店を見てみたいと思いました。

店内2
店内は、オーナーシェフのご主人と奥様の2人で運営されています。


先ず店名の由来ですが、お二人はお店を始めるに当って、トコトン自分たちの好みは何か?それを話し合われたようです。


そこで、北欧の”フィンランド”に憧れを持っていて、そのフィンランドに多いお店の内外装をされたそうです。具体的には玄関まわりのライトブルーの色合い、店内の内壁にチェック柄のクロスを張ってありますが、それもフィンランドの特徴だそう。


しかも店名の”Kitti(キッティ)”とは、フィンランド語で、ごく親しい間柄で交わす「ありがとう」という意味を表す言葉だと。

メニュー3
ただし、北欧好きというのは内装や玄関の壁の色に象徴するにとどめ、メニューは”洋風創作料理”を目指されておられるようです。


このお店の営業時間は、ランチタイムは11時30分~16時。それに、夜はお酒を飲みながらの”バル”(飲み屋)に装いを変えるお店です。大変なロングラン営業です。(当たり前まえかも知れません)


奥さんに「初めて来店した客にお薦めというメニューは?」っとお聞きしますと、躊躇されること無く店名を冠した”キッティランチ”を上げられました。これが”日替わりメニュー”となっています。


つまりこの”キッティランチ”が戦略メニューでもあるのでしょう、注文しました。

キッティランチ上
これが”キッティランチ”の全容です。


これでお値段は、何と600円(内税)ですよ!”破格な値段設定”でしょう。


奥さんが仰います。「こういう市内から遠い立地にあります。このメニューに思いっきりサービスを込めました。皆さんに来ていただきたいという願いを込めたお値段です」っと。


まあ何と盛り沢山なメニューなんでしょう。お店の作りから見ますと、完全に”女子御用達”のお店です。作り自体がメルヘンチックで可愛い。男性一人客は先ず入らないでしょう。


小皿に分けて入れられて、品数を増やされた。女性を意識した構成だと思います。

メインプレート4
これが”メインプレート”の内容です。


手前にドンと控えているのがメインディッシュの”鶏の照り焼き”です。名前は”照り焼き”ですが、実態は”鶏の甘酢餡掛け”でしょう。ボリュームも十分あります。


しかも鶏に掛けられた”甘酢餡”が美味しい。甘酢餡の下には玉ねぎスライスが敷き詰められていて、鶏の淡白さを補って余りある味作りです。オーナーシェフの腕は確かだと思いました。


ただ問題は、”甘酢餡”の上に掛けられた”マヨネーズ”です。


マヨネーズ好きな方にはいいのでしょうが、せっかく素晴らしい味の”甘酢餡”を作られているのですから、必要だったのか?

サラダ5
こちらの”サラダ”も、単純にドレッシングを掛けられただけではなく、工夫された香辛料が効いていて美味しくいただきました。


ただ、この”サラダ”にも、マヨネーズの蔭が見え隠れしているように思いました。”マヨネーズ”は大変優れた調味料ですが、味に個性があって、味の調和を考えると、その使い方は難しかも知れません。


ただ、ワタシは調理の素人なので一概に言い切ることは出来ません。単純な感想です。

トマトソース6
この”スープ”は、大変個性的な味で美味しかった。


トマトベースのスープなのですが、そこに投入された香辛料の組み合わせに妙があるのでしょう。

モヤシ和物7
このお料理でも、食材はモヤシと昆布です。特別な食材ではありませんが、丁寧に調理されていることが分かる味でした。


これに、レンコンスライスを揚げられたものが添えられています。ちょっとした工夫だと思いますが、楽しいと思いました。

竹輪磯辺揚げとゴーヤ8
このお料理だって、食材は竹輪とゴーヤです。


でも、竹輪も”磯辺揚げ”仕立てにされました。”ゴーヤ”は、スライスにされて揚げられています。


かぼちゃの素揚げもメニューに入っていますので、野菜をスライスしたものを同時に揚げられたのかも知れませんが、別々のポジションで使われています。面白いですね。

こんにゃく10
これは”こんにゃく”をピリ辛の”糸唐辛子”と絡めてあります。細やかですね。


コストを下げる工夫はするけれど、決して自分の手間暇は省略しない。女性の、量的には少なくても色々食べてみたいという心理をキチンと捉えられている。いや、女性だって量が欲しいという方も、ワタシは知ってはいますが。


店内では、古着やちょっとしたアクセサリーを展示販売もされています。これらの工夫と、手を抜かないお料理作りが多くのお客さんの心を捉えられることを祈りたいと思いました。


フィンランド”に憧れて、自分たちのイメージするお店づくりで漕ぎ出された若いお二人に”エール”を贈りたいと思います。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 128

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の初秋頃にアップした382号から384号までのお店です。


先ず最初”に振り返るお店は、2012年9月25日にアップした382番目のお店、中央通りから海の方に向かい迎賓館があったところを降りてきて、ファミリーマートとふるみつ食堂がある交差点を北に上れば直ぐにある”手打ちうどん 福磯”さんです。2度目のご紹介です。(「再訪37 手打うどん 福磯」・「愛媛グルメ紀行」 382

玄関1
ここに開業して7年、その前がJR駅前でやっていましたから通算10年のお店です。

今では、すっかり三津を代表するうどん屋さんとして、地域の人々の支持を集めておられます。

山かけうどん厨房4
これが冷たいうどんの”ぶかっけやまかけうどん”、お値段600円。

極太麺の上に長芋を摩り下ろし、その上には生卵が。出汁は別の徳利に入っているのでそれを全体に廻しかけた。極々シンプル、要はうどんの麺を長芋摩り下ろしと出汁でいただくという物。

ただ残念ながら、””がただ硬いだけ艶も弾力もない

ワタシの個人的感想に過ぎませんが、”手打ち讃岐うどん風”の固い=腰があるという、最悪の誤解!の典型例のような・・・・・・。

でもこのお店の一番のウリは、女将さんの人柄でしょう。心に和みを与えて頂けます。

ただ、”再訪しません”。ワタシの好みのうどんではないからです。


二番目にご紹介するお店は、2012年9月21日にご紹介した380番目のお店、三津の神田町にある”高見屋”さんです。(「再訪38 高見屋」・「愛媛グルメ紀行」 383

場所は、三津の”厳島神社”のまん前です。三津”厳島神社”は、規模も大きく昔から神社の前には門前町が栄えていました。

玄関1
席はカウンター席を入れて21席しかありません。ですから、4人掛けのテーブルは相席が当たり前、誰一人文句を言う人などいません。

こうやって、戦前(第二次世界大戦)から戦争で中断を余儀なくされました戦中を経て、終戦直後、今の女将さんのお母さんが再開し、それからでも”60年間以上”続いています。

鍋焼きうどん7
今回は最初から忘れ物を取りに帰るつもりで”鍋焼きうどん”600円を注文しました。

さあ、お待ちかねの”鍋焼きうどん”が届きました。テーブルに運ばれた時は、まだ鍋の中がグラグラ沸いていますので、お店の方も布でアルマイトの鍋のもち手を掴んで、慎重にテーブルの鍋敷きの上に乗せます。

アルマイトの鍋からはみ出しそうになるまで、具材などが盛りだくさんに入っています。終戦直後に(このお店は戦前からですが)スタートした、街の食堂の甘い甘い(当時は甘い=美味いだった)出汁です。

瀬戸内のイリコの旨味が存分に出た出汁の味です。みなさんこれを啜りたくて詰め掛けています。

このお店はまだ”再訪したい”と思っています。何か、どこか味わい深いものがあって、それに浸りたいと思うからです。


今日最後にご紹介するのは、2012年9月27日にシリーズ384回目にご紹介したお店、旧国道196号線を北条に向かって北上する途中にある”堀江港”前にある”堀江港 みなと食堂”さんです。(「再訪39 堀江港 みなと食堂」・「愛媛グルメ紀行」 384

みなと食堂”は、旧の国鉄が広島県呉市の”仁方港”と愛媛県の”堀江港”を結ぶ連絡線”仁堀航路”フェリー航路を開始しましたが、その翌年の昭和41年にこの堀江港で誕生の産声をあげたのです。今から46年前のこと。(記事掲載当時)

玄関1
そして昭和和57年7月1日に、赤字を理由に航路が廃止され36年間の幕を閉じました。ですから、今の堀江港には過去の活況は見られません。

でも航路廃止以降、却ってお客さんが増えたというのが今日再訪した”みなと食堂”さんです。

中華そば7
さて、いよいよお待ちかねの”中華そば”480円です。間違ってもラーメンではありません。

業暦46年を経た街の食堂の”中華そば”です。具材は至ってシンプル、教科書に載ってもおかしくない。モヤシ、わかめ、チャーシュー、刻みネギ、そして中華そばの定番”ナルト”です。

最近涙腺の緩んだワタシは、目の奥を熱くしながらスープを啜った。フ フ ホッ・・・・声にならない声が。

このお店の”鍋焼きうどん”と二枚看板を張っている、この”中華そば”の味。一朝一夕には出来るものではない。

このお店、これ以降も何度も”再訪する”ことになります。何時お伺いしても得るところが多いからです。



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「過去記事を振り返る」 29

ワタシが書いています”じゅんのつぶやき”というブログの中で、回数が多く一番大きいウエイトを占めていますシリーズは”愛媛グルメ紀行”です。

そのシリーズ中で、再三再四「ワタシは”人類”ではなく”麺類”です!」と書いてきました。今日から3回は、その事を証明するかのような内容の記事を振り返ります。


「メンクイ」その1 (2010年5月24日掲載)

今週のブログテーマは食べ物系。

ワタシ徹底的「メンクイ」。

いや、ソッチ系ではなく「麺喰い」の方。

そこで、「麺」のアレコレを3度に分けて書きます。

」と言っても、世界的には実に様々な材料や製麺法あるいは調理法があります。

もちろん、国内でも、その地方によって実に様々です。

ここでは、身近な「麺」をまとめました。

材料による簡便分類”です。


まず、「麺」に使用されている材料で圧倒的に多いのが「小麦」です。

この「小麦」も、兄の「普通小麦」弟の「デューラム小麦」の2兄弟があります。


まず、兄「普通小麦」から作られる「麺」で一番身近なのが長男「うどん」・次男「冷麦」・三男「素麺」の3兄弟。

いずれも小麦で作られ、JAS規格に基づき麺の太さ(径)で分けられます。

ただし、歴史的には、一番古いのが三男「素麺」で奈良期にはもう記録が残っています。

三輪そうめん4
(画像は、”そうめん発祥の地”である奈良県桜井の”三輪そうめん”です)

他はせいぜい江戸期から。


なお、地方に行けば、「普通小麦」系の従兄弟(いとこ)達が分布しています。

山梨県では「ほうとう」(味噌味で太うどん)、名古屋周辺では「きしめん」(幅広うどん)、お隣の大分県では小麦粉を練って伸ばしたものを味噌味で食べる「だんご汁」や、黄な粉をまぶして食べる「やせうま」などがあります。

・・・と、「麺」のことを書いていくと止め処(とめど)もない「メンクイ」のワタシです。



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「再訪 275 日本料理 萬ぼう」・「愛媛グルメ紀行」 810

今日は”立花橋”の袂、立花1丁目に昨年12月に移転オープンされた”日本料理 萬ぼう”さんの3回目のご紹介です。仕事上の相棒とお訪ねしました。


過去の2回の記事は以下の通りです。(「日本料理 萬ぼう」・「愛媛グルメ紀行」 721)・(「再訪 259 日本料理 萬ぼう」・「愛媛グルメ紀行」 774


このところ、立て続けのご紹介です。それだけ、気軽に暖簾をくぐれる本格的日本料理店だということです。今までいただいたのは”すっぽんらーめん”と”穴子天丼”でした。そのどちらも満足しました。

玄関1
このお店の2回目の紹介は、8月7日でした。


そしてこの3回目の訪問をしたのが、2回目記事アップの翌日、つまり8月8日でした。3回目の再訪は早かったのですが、記事アップまで2ヶ月もかかってしまいました。記事アップが遅れた特別の理由などなく、単なる巡り合わせです。


相棒にこのお店の看板メニューである”すっぽんらーめん”を食べさせたかったのです。このお店の開店時刻は午前11時30分ですが、その10分前に着いてしまい、まだ暖簾が上がっていない間にお店に入りました。

外メニュー2
相棒には”すっぽんらーめん”の説明を、お店に入る前まで散々にしていました。彼も、お店に入るまではそれを注文するつもりでした。


ところが店に入って席につき、ランチタイムのメニューを見た途端「アッ!私、”地鶏唐揚定食”お願いします。ご飯は大盛りで!」っと。


以前にも”闘牛”さんに同僚を案内した時、ワタシお薦めの”醤油ラーメン”ではなく、いともアッサリ「私たち、”味噌ラーメン”!」って言われて、腰を外しそうになった経験があります。思惑通りにはいかないものです。

牡蠣など3
まだ開店10分前で、表にはまだ暖簾を出していない時でしたから、店内の客は当然に私たち2人だけ。


店主さんは、さすがにワタシを覚えておられた様子で「アレレ、出張ですか?」っと言われました。


「いえいえ、ワタシは松山ですよ!」っと答えると、「てっきり、どちらから出張で来られているものとばかり思っていました」と店主さん。


ワタシは、真夏の暑い日でも必ずスーツ姿でお店に入りますから、出張族のように思われたようです。

いかしゅうまい4
そして注文ですが、相棒が真っ先に目をつけたのが、画像の”いかしゅうまい・いか墨しゅうまい”です。お値段500円(内税)です。二人で2個づつ分けあっていただきました。

相棒は福岡出身で、九州を主な活動領域にしてきましたので、佐賀の”呼子名物のいかしゅうまい”をよく知っていたのです。

実は”いかしゅうまい”発祥のお店が、佐賀県”呼子”(よぶこ)の”萬坊”さんというお店です。

そのお店との関係をお尋ねしてみましたが、関係ないということでした。店主さんの板前修業は”京都”からのスタートでしたし、それ以降大阪や東京でも修行なさったそうです。

そして、さすがにこのお店の”看板メニュー”だけはあります。蒸しだちの”いかしゅうまい”の美味しいことと言ったら!かすかなイカの香りで、ピチピチ跳ねて体色を変える”ヤリイカ”を思い起こさせてくれました。

萬ぼう松花堂弁当5
こちらが、ワタシが注文した”萬ぼう松花堂弁当”です。お値段は少々お高く、1200円(内税)です。

刺身他6
松花堂弁当”は、その器が十の字の仕切で出来ているのが特徴です。このお店は3段のお重で出てきました。


その3段のお重の内の1段にはご飯が入っていまして、他の2段に様々なお料理が盛り込んであります。


このお重には”刺身”の他に、瀬戸の小魚のマリネ風と、ちりめんじゃこが大根おろしに掛かっているものっでした。


”刺身”の上に乗っている刺身のツマである”人参”を、まあ見て下さいよ。目の前で、包丁を巧みに使い飾り切りされた人参を薄く剥ぎ取るように切り取られました。その見事な包丁さばきが、全てのお料理に生かさてています。

切干大根他7
こちらのお重には”地鶏唐揚”をメインとして、その他左上が”筑前煮”であり、左下が”切干大根煮物”です。


なおここに出された”地鶏唐揚”ですが、相棒の注文が”地鶏唐揚定食”でした。ですから”唐揚”が揚がった時、1~2個残されて、この”松花堂弁当”に入れられました。調理の過程を見ていました。


ということは、ひょっとするとこの”松花堂弁当”に盛り込むお料理の一部は、その時の他の注文に合わせて変えられるのかも知れません。これも”職人技”の一種だと思いました。

筑前煮8
この画像は”筑前煮”です。野菜の煮物の一種ですが、鶏肉が入っています。元々は”すっぽん”が入るお料理でしたが、今では”鶏肉”が一般的です。


この”筑前煮”は、別名”がめ煮”とも言って、北九州一体でよく出されるお料理です。


相棒は福岡の出身ですから”筑前煮”の本場です。このお料理を横合いから見て、盛んに「懐かしい!!、これね!骨付きの鶏肉だともっと美味しいんですよ!」っと。松山に来て、まさか北九州の郷土料理を見ることが出来るとは思っていなかったと。

切干大根9
上でご紹介した”筑前煮”もそうですが、この”切干大根煮物”でも、特別な食材を使っている訳ではありません。


むしろ地味で、昔は各家庭で手作りしていた食材です。それを煮物にされたのですが、これが旨いんですよ!


煮物の味の具合が、素人では決して調理できない深みを持った味に仕上げてあります。地味ですが、これも職人技でしょう。


ほぼ食事を終えた頃、食後のデザートに”スイカ”が出されました。そのタイミングを見計らって、ブログ友:”のしうめ”さんとのお約束である「”すっぽんらーめん”を冷たいラーメンで!」という話を店主さんに持ちだしました。

スイカ10
それに対して店主さん、以下の様なお答えでした。「ええ、言われた”冷たいラーメン”、実は考えています。スープは元々冷たくして保存してあるので問題ないし、麺も冷やしても問題ないんです」と。


そして「それに”すっぽん”ですが、コレは”コラーゲン”なんですよ。ですからむしろ冷たくしたほうが美味しいし、食感も良くなるんです。ところが、問題は”野菜”なんです」と、続けられました。


「”野菜”を早くから焼いたり煮たりして置いておくと色が変わって使えないんです。そこに一工夫が必要だと思っています。必ずご要望に応えられるようにしたいと思っていますのでお待ちください」っと、力強いお言葉でした。


今年のシーズンには間に合わなかったようですが、必ずや”冷たいすっぽんらーめん”は誕生すると思います。”のしうめ”さん、ご期待ください。



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「ひだまりキッチン&北欧バル Kitti(キッティ)」・「愛媛グルメ紀行」 811

今日は、今月(10月)3日にご紹介したばかりの”ひだまりキッチン&北欧バル Kitti(キッティ)”さんを再びご紹介します。(「ひだまりキッチン&北欧バル Kitti(キッティ)」・「愛媛グルメ紀行」 809


二度目の紹介であれば”再訪”と入れますが、この記事にはその”再訪”という文字が入りません。なぜ入らないか?は、記事を最後まで読んでいただければお分かり頂けるかと。


10月3日に上の記事をアップしたところ、”通りすがり”と名乗られた方から、以下のコメントを頂きました。その要旨を<      >書きとして、先ずはご紹介します。


<いつも楽しく拝見させて頂いております。こちらのお店、早速行ってみようと検索してみるとFaceBookがヒットしました。>

玄関1
<そこには9月7(日)を以て閉店するとありました(汗)   珍しい店名だし場所も西垣生だから間違いないと思います。 >


<いつの9月かはわかりませんが、今このお店は存在するのでしょうか・・・?>っと。そこで大慌てで、上に示したコメントを頂いた翌日の10月4日にお店をお訪ねしました。


すると、画像の様にお店は開いていたのです。閉店など、されてはいませんでした。「アレレレ・・・・・??????・・・


慌ててお店に入り、店内で声を掛けました。すると、前回おられた若いご夫婦ではなく、店主さんはワタシよりやや年上、奥様はワタシよりやや年下のご夫婦が厨房の中で、笑顔で「いらしゃいませ!」っと声を揃(そろ)えられた。


「あ・・・・・・アノー・・・・・ア・・・・・ソノ・・・・????????」っと、声が続きません。まるで”浦島太郎”状態。

店内2
店主さんのお顔は、何となく前回おられた店主さんに似てるような気がするものの、一気に40歳以上も歳を取られた????


「実は、ワタシ、先月このお店をお訪ねしました。そしてそのことを”ブログ”に書いて、昨日ご紹介したんです。すると、読者の方からコメント頂いて、このお店は”9月7日で閉店”されたと・・・・・・・・・??????」っと、声をかろうじて絞り出した。


すると、奥様の方が「あああああ、あれは”息子夫婦”なんです。息子夫婦がお店を開いて・・・・・・・それで・・・・先月店を閉めると言い出した。色々考えての事やろうから、考えたとおりにしたらええ、言うて反対はしなかったんです」っと。


「でも、せっかくお店の設備して始めたんやから、このまま止めてしまうんは余りにも勿体無い!って思ったんですよ。そこで、私ら夫婦が引き継いでやってみよ!ユーーテ、結局お店閉めたんは3日間だけやった」っと奥様。


っと、そこにご主人が話しに加わった。「息子の料理見てたら、アレでは・・・・・・・・っと、思うとったけど、口には出さんかった。で、結局店閉めるって決断したんで、そしたら、私ら夫婦がやったらええ!思ってね」っと。


「お二人は、飲食店の経験はあったのですか?」っとワタシ。


「ウン、元々私ら飲食店やとったんよ!昔やけど。で、引退しとったんやけど、急遽復活よ!」っと奥様が明るい。

メニュー3
「実は私ね、普通の大学(国立)の工学部出身ナンヨ!ところが、◯◯で、レストランの味に初めて出会って、ショックを受けたんよ。それで、人生が変わった!」っと、今度はご主人。


「こんな素晴らしい世界があるんとは知らなんだ。で、もう”この道や!”っと思い定めて、それから大阪駅のホテルのレストランにコックとして入って修行したんよ」っと、ご主人の回想は続く。


「息子夫婦が始めて、そして二人が目指しておった味やメニューとは全く違うけど、まあ覚え知ったる道なんで、それじゃあワシラ夫婦がやってみよ!っと思ってね」と、ご主人、屈託がない。


で、お客さん、何にする?」っと。


聞けば、ランチもメインを7品用意されていて、その中から1品選んで、後はご飯と味噌汁と小皿とサラダが付くという。うどんも1品用意されていた。

煮込みハンバーグランチ4
そこで選んだのが”煮込みハンバーグ”です。この画像が、”煮込みハンバーグランチ”で、お値段、息子さん夫婦が設定していた”キッティランチ”と同じお値段600円を踏襲された。


「この内容で600円って!・・・・・・・果たして採算合ってるんやろか・・・・・?????「っと、心のなかでつぶやいた。


自分たちがお店を引き継いで約1ヶ月。”煮込みハンバーグ”が一番良く出るメニューだという。


なお、お母さんの本業は”エステ”だそうで、お店の奥で自営で”エステ”をやられていて、暇な時にはお父さんのお店を手伝うのだと。まあお聞きすればするほど”腰を抜かさんばかり”になりそうな、驚いたご夫婦です。

煮込みハンバーグ5
どうです!この”煮込みハンバーグ”!!!


これが、お店閉めていたのはたった”3日間”で、たちまち現役復帰したお父さんが作った”ハンバーグ”ですよ!


考えてみたら、閉めていた3日間って、ひょっとして、画像の”デミグラスソース”を仕込まれていた時間?本格的な”デミグラスソース”を一からつくろうと思ったら、そのくらいの時間はかかるかも知れませんもの。


だとしたら、お父さん一種の”怪物”ですよ。ワタシより6歳年上だそうなので、もう70歳を超えられている。

ハンバーグ断面6
味は好き好きなので、一概には言えませんが、間違いなく”プロのシェフ”が作った味です。


そりゃあアッという間に平らげちゃいました。その間に、お母さん「あのーーー、そのお客さんが書いた言う”ブログ”って、これでどうやったら見れるン?」って、ワタシに見せたのは”スマホ”だった。


味、美味しい?」っと聞きながら迫ってこられる。「ウン、美味しい!でね、ちょっと”スマホ”貸してみて?」っと、話が忙しい。


「グーグルの検索画面出してみて!そこでネ、平仮名8文字、 じゅんのつぶやき って入れてみて?そこで一番先に検索で出てくるのが、ワタシのブログ!」っとワタシ。意外な展開に。


「うーーーーーん、分から~~~ん・・・・・まだ、”スマホ”、ヨーーー使いこなさんのよーー、ちょっとやってみて!」っとお母さん。

温野菜7
「ホレ、これがその”ブログ”よ!」っと、ワタシ、お母さんのスマホで検索してお店の記事をお見せした。


食べながらだから、結構忙しい。味に集中出来にくい。その内、お子さんを連れた近所の若いお母さんが2組お店に入ってこられた。


すると、お二人は急激に現役復帰。さすがに”プロ”。対応が素早い。


温野菜”の一部は、ちょっと手を抜かれたか?でも、それもご愛相ですよ。第一”味噌汁”もご飯も旨い!

煮野菜8
こちらだって、ちゃんとした”煮野菜”。確かに息子さんの味とはまるで違っていた。


かぼちゃもエリンギも茄子も美味しい。


っと、そこに、2組の注文されたランチを作って出されたお父さんが、”スマホ戦線”に加わってきた。


お母さんに、「それって、ワシのスマホやったら、どうやったら見れるン???」っと。


70歳を超えたお父さんに教えているお母さん、そのお母さんの横合いからスマホの使い方をフォローしている65歳のワタシ。

イチジクワイン煮9
間違いなく、これからの”老人社会”は、過去のそれとは様変わりのシーンがアチコチで見られるようになるに違いない。


そういう社会到来を彷彿とさせるシーンが、このお店のランチを頂きながら展開していった。ユックリした時間の流れとともに。


そしてお母さん「お客さん、色々教えてもろーーて、ありがとう!これ、ウチで作ってみたんよ!これな”イチジクのワイン煮”!」


これが、「ウッ!」っと声が詰まるほど美味しい!「あれ~~~、これめっちゃ美味しいヤン!」っとワタシ。


「ウフフフ、それな!”西垣生”って”イチジクの名産地”なんよ!」


「でね!イチジクを出荷した後で、枝に出てきたまだ青くて小さいイチジクを、農家でタダで頂けるんよ!それをね、砂糖ちょっとと、後はワインで一晩煮たら、コレができる!」っとお母さん、鼻を動かす。

コーヒー10
おまけに、食後であれば一杯100円のコーヒーまで出して頂いた。


ワタシが書いたこのお店の記事が、”通りすがり”さんに、文字通り”通りすがり的”に目に留まった。そして、その”通りすがり”さん、このお店に行ってみようと思われてネットで調べたら”閉店情報”に出会われた。


それをワタシにわざわざコメントいただいた。で、即、翌日それを確認に来たら、こういう”展開”になった。ですから、このお店は”再訪”ではなく、全く別のお店として初訪問したことに繋がった。


この世のご縁の不可思議さって、一体!



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「イタリアンキッチン Tia‘ cano(ティアカーノ)」・「愛媛グルメ紀行」 812

今日は藤原町の”バナナ館1階”に、今年4月にオープンしたばかりの”イタリアンキッチン Tia‘ cano(ティアカーノ)”さんをご紹介しましょう。


この建物と言えば、八百屋市場のイメージが湧いてきます。ところが、バナナ館の1階にはこのお店の他に、”中国料理 胡挑”というお店も入っていて、すっかりお洒落な装いに生まれ変わっています。

玄関1
こちらが、お店の玄関です。お店の前にも駐車場はありますが、先ずはふさがっていると思います。


この建物の上は自走式の駐車場になっていますので、車の場合はそちらに駐められることになるでしょう。お店の方に駐車券を見せると、2時間が無料になるチケットをもらえます。


お店の外装は、まるで”南イタリア”の風景です。お店自体も”南イタリアン”を謳っておられます。

店内2
店内は、とにかく広い。恐らく50人ほどは収容できようか?という広さなんです。そして、開業してこの日で約7ヶ月。(実際に訪問したのは8月末)家族連れや、若いカップル、或いは女性のグループ客で8割方客席が埋まっています。


店内の陣容は、厨房に3人とフロアスタッフが2名。厨房の3人の内、女性が2名で後は男性です。店主さんは壮年と言った感じですが、後のスタッフは皆さんお若い。キビキビと心地良く立ち振る舞われています。


店名の”Tia‘ cano(ティアカーノ)”の意味合いを、若いスタッフ男性にお聞きしますた。するとワタシが座ったテーブル席の横にひざまずかれて、こう説明されました。


「実はその言葉、”造語”なんです。本当は”Tia cana”という言葉を使いたかったのですが、文字の最後の””を”o”と表記してしまって。本来の意味は”お客様を幸せにする”なんです」


「でも間違ってしまった”Tia cano”も、語感がいいよね!ってことになり、更に2つの単語の間に””を入れたんです。遊び心なんです!」っと、笑顔で。


こういう質問をして対話をしますと、初対面でも一歩懐に飛び込んでいけます。これがワタシの”方法”の一つです。

ランチメニュー3
この画像が”ランチメニュー”です。先ず基本的メニューは3種です。


つまり”パスタセット”と”ピッツァセット”、そして”グラタンセット”です。その3種のセットの豪華版が別に用意されていますので、全部で”6種のランチセット”ということです。


そしてパスタもピッツァもグラタンも、それぞれ数種のメニューが用意されていて、飲み物メニューと共に選択します。


ワタシは5種の”パスタメニュー”の中から、”大葉の冷製ジェノベーゼスパゲッティ”を選びました。この”パスタメニュー”も季節によってその内容が変わるようです。セットのお値段は1200円(外税)です。

サラダ4
パスタセット”には、選べるパスタと飲み物が付いていますが、その他にも画像の”サラダ”と、焼きたての”バケット”も付いています。


これがその”サラダ”です。彩りも食感も違っている、新鮮な野菜が供せられました。


フロアスタッフの男性にオーナーシェフさんの来歴や、スタッフの事情をお尋ねしてみました。


すると「○○ホテルの、イタリアン部門の料理長を務められ、今回独立されました。スタッフはお話があったように足りないんです。なんとかギリギリ揃えて。でも全~~~然足りていません!」っと。


現在どの業種でも必要数のスタッフを集めることに四苦八苦されています。そういう状況下においても、昼間で4人のスタッフを揃えられたのは、オーナーシェフの力量と人脈の深さゆえでしょう。

バケット5
こちらが、焼きたてのの”バケット”です。3枚、カリカリに近い状態で焼いてあります。


このまま食べても良し、上の画像のサラダをバケットの上に乗せて食べてもなお良しです。


ちょこっと小腹を満たしておくには、ちょうどいい量でしょう。(この時点で全部食べてしまったことで、最後に”後悔”する羽目に陥りました)

大葉の冷製ジェノベーゼスパゲッティ6
さてこの画像が”大葉の冷製ジェノベーゼスパゲッティ”です。これに期待していました。普通の”ジェノベーゼスパゲッティ”は頂いたことありますが、”冷製”で、しかも”大葉”も使われているというのは初めてです。


ジェノベーゼ”はご承知のようにイタリアの北西部にある都市”ジェノヴァ”で生まれたソースで、”生バジル”と”松の実”と、チーズとオリーブオイルからできています。そこに”大葉”を加えられた。


冷製スパゲッティ”なので、冷やされた透明のお皿で供せられました。透明なので、下のテーブルクロスの柄と色が浮かび上がって見えます。


皿の図柄を意識して見せる料理に、”てっさ”、つまり”フグの薄造り”があります。フグを薄く削ぐように引いて、”伊万里”などの”大皿”に盛り付けてあります。この場合は、完全にお皿に書かれた”絵付け”を観るために薄く切って(引いて)あります。(もちろん、薄く切った方が、フグの旨みを堪能できるからでもありますが)


果たして、このお店の”冷製スパゲッティ”は、テーブルクロスの柄を見せるために透明のグラス皿にされたのか?

大葉の冷製ジェノベーゼスパゲッティ7
遠目では、スパゲッティの色合いなどが見えにくかったので、近寄って見ました。スパゲッティの””が異様に少ないのでは?とも思ったからです。


するとこの”お皿”、単なる平皿ではなく、お皿の中央部分に”凹み”があります。その凹みの部分にスパゲッティが半ば収まっていました。面白い供し方だと思いました。


お皿全体に”パルメザンチーズ”が振りかけられ、スパゲッティの周囲にはミニトマトが彩り良く配されています。


そして一見無造作に、ちぎられた”バジル”の葉が四方に置かれ、スパゲッティのトップには”ミント”の葉が一葉置いてあります。お洒落ですよね。

麺アップ8
パスタの具材は、茄子とズッキーニとパンチェッタでした。”ジェノベーゼ・ソース”に”大葉”が刻み込まれて和えられています。


オリーブオイルとバジルとミントと松の実と大葉、それにオリーブオイルの香りが芳しい。ソースの”ネットリ”感が何とも言えない食感を生み出しています。


ちょっと一言では言い表せない、重層的な味わいです。ワタシは好きな味です。

麺9
スパゲッティの茹で加減も申し分ありません。麺をフォークで取って口元まで運びますと、”ジェノベーゼ・ソース”がズルズルと付いてきます。


今日は一人でしたから、一人でほくそ笑みました。これなら、どなたをお連れしてもいい!そう思いました。


さて、どなたがご一緒して頂けるか?

ジェノベーゼソース10
これが美味しさの根源である、”大葉入りジェノベーゼ・ソース”です。どうです!この色合。美味しそうでしょう?いや、”美味しい”んです。


大きなお皿の中央部、凹んだ部分にこのソースが溜まって残っていましたので、フォークからスプーンに持ち替えて、綺麗にこそげ取りました。


このメニューの要諦は、この重層的香りを放つ”大葉入りジェノベーゼ・ソース”にあるのですから、当然です。最初に出された”バケット”を残しておくんだった!!っと悔やみましたが、時既に遅し!でした。


これはリベンジせざるを得ませんね。




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「中国料理 胡桃(フウタウ)」・「愛媛グルメ紀行」 813

今日は昨日ご紹介したばかりの、藤原町の”バナナ館1階イタリアンキッチン Tia‘ cano(ティアカーノ)”さんのお隣、”中国料理 胡桃(フウタウ)”さんをご紹介しましょう。


”イタリアンキッチン Tia‘ cano(ティアカーノ)”さんは今年の4月、そしてこのお店は5月に相次いでオープンされました。


住所は藤原町ですが、実質は”土橋”です。土橋の町のイメージを一新する、新しいお店の出現です。

玄関1
こちらが玄関です。玄関前の広い駐車場がありますし、”バナナ館”の建物の上は駐車場です。


このお店のオーナーシェフさんは、中国料理の”大岩”さんで20年余り厨房に立たれた後、専門学校の先生を経てこの度、自前のお店を開店なさいました。


店名の”胡桃(フウタウ)”は、日本語読みだと”胡桃(くるみ)”です。では、なぜお店の名前に”胡桃”を採られたのか?

桜2
その理由を、フロア責任者の奥様に語って頂きました。「その”胡桃=くるみ”は、次女の名前なんです。実は長女は””と言います。どちらにしようか?散々に迷ったんです」っと。


そして、「中国料理店の名前に”桜”はちょっと合わないので、”胡桃”にしました」っと、笑顔で。


「でも、長女は、ホラ!そこに!」っと、指差されたところには、見事な””の絵が飾ってありました。


シリエージョ(イタリア語で”桜”)にしようか?それともフォンターナ(イタリア語で”泉”)にしようか?と、散々に悩まれたお店をワタシは知っております。

メニュー3
さて、これが”ランチメニュー”です。色々な定食類が並んでいます。


このお店の得意分野は”四川料理”だそうなので、代表的四川料理と言えば”麻婆豆腐”でしょう。従って当然に”マーボー定食”を注文しました。お値段は850円(内税)です。


副菜に、”鶏の唐揚げ”もしくは”春巻き”を選べますので、”春巻き”を選択しました。


なお、”日替りランチ”も用意されていて、それは700円と、超お得な値段となっています。

マーボー定食4
この画像が”マーボー定食”です。どうです!中々のボリュームでしょう。


メインの”麻婆豆腐”の堂々とした佇(たたず)まいをご覧ください。


これなら”ご飯”の大盛りでも十分にいけるでしょう。なお画像は普通盛りです。以前は”小さめ”と頼んでいましたが、今では普通盛りに昇格しています。

卵スープ5
先ずは”卵スープ”です。”スープ”を飲んでみれば、厨房に立つ料理人さんの技量が推し測れます。


その意味で、スープを一口啜っただけで、今日のお店の選択の間違いのなさを確信しました。


マイルドなスープですが、味にコクがあります。品もあります。

麻婆豆腐6
そしていよいよ”麻婆豆腐”です。


この色と香りから、本格的”麻婆豆腐”であることが分かります。


麻婆豆腐”は、”唐辛子”のピリ辛さ(辣味=ラーウェイ)と、”花椒”(麻味=マーウェイ)の痺れ辛さが特徴です。

麻婆豆腐アップ7
レンゲで掬って食べる前から、唐辛子と花椒の両方の刺激的香りが襲ってきていました。


そこで、大きくレンゲで掬って口に入れました。・・・・・・。先ず、本場モノの、口の中が感覚を失くすほどの”痺れ”は襲ってきませんでした。


でも、痺れ辛く、ピリ辛い刺激はたっぷりしたので、ご飯がとにかく進みます。ご飯と麻婆豆腐を交互に口にしないと、舌先が痺れます。我々日本人的には、非常にバランスの取れた”痺れ辛さ”です。

春巻き8
こちらが副菜の”春巻き”と、それに”サラダ”が付いています。


春巻き”は揚げ立ちなので、当然に熱い!  なおかつ、とっても香ばしい!外側パリパリ、中ジューシー!


そして”サラダ”は冷たいので、上手に組み合わせてありました。中国料理の教師まで務められた技量が十分にうかがえます。

ご飯9
定食類の隠れた主役が”ご飯”です。


主菜・副菜・スープが美味しくても、この”ご飯”に、いいお米を使い丁寧に炊かれていないと、全体の価値が半減します。


その点、この”ご飯”、一粒一粒が立っていて、テリもいい。当然に噛めば甘さが出る旨さです。

杏仁豆腐10
麻婆豆腐”で、口中が火事になっていますから、火消しに最適の”杏仁豆腐”が冷やされて出されています。


杏仁豆腐にマンゴープリンと、ミントの葉が一葉添えてあります。


杏仁豆腐とマンゴーが見事に口中を洗って、そこにミントの甘い香りが鼻孔に抜けました。


まだまだ試してみたいお料理がいっぱいメニューに並んでいました。土橋に新名所誕生です。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 129

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の初秋頃にアップした385号から387号までのお店です。


先ず最初”に振り返るお店は、2012年9月28日にアップした385番目のお店、伊予郡松前町浜にあって、松前町でも一番海岸に近い県道松前松山港線沿いにあります。「松前病院」を、少し南に下ったところにある”うどん食堂 双葉”さんです。(「再訪40 うどん食堂 双葉」・「愛媛グルメ紀行」 385

今のご主人のご両親が”昭和28年”にこの地で開業されました。

玄関1
ですから、業暦は59年。もう直ぐ還暦を迎えます。ご主人が3歳のときのことです。

今では、そのご主人がご夫婦でやっておられます。前回お伺いしたときは、このお店の看板メニューの両輪の一つ、”中華そば”をいただきました。

今回は、両輪のもう一つ、やはりこのお店の看板メニュー”鍋焼きうどん”をいただきにきました。

鍋焼きうどん4
さて”鍋焼きうどん”、蓋なんて直ぐ外されることが分かっていても、こうやって昔から律儀に出されます。

さて、画像が歴史ある街の食堂で出される典型的な”鍋焼きうどん”です。お値段は450円。

何の変哲もない鍋焼きうどんですが、何故か人々を半世紀に渡って魅了し続けています。

アルマイト鍋の蓋を開いた時の、甘く漂う出汁の香り、日本人は味噌や醤油など大豆を発行させたものを調味料として長く使ってきた歴史を持っています。

ただもう”再訪しないと”思います。二枚看板のメニューをいただいて、満足させられましたから。


二番目にご紹介するお店は、2012年10月1日にご紹介した386番目のお店、国道33号線を西に入った”砥部焼伝統産業会館”の近くにあります”手打ち蕎麦処 富そば”さんです。(「再訪41 手打ち蕎麦処 富そば」・「愛媛グルメ紀行」 386

玄関1
こちらがお店の玄関です。

ご夫婦2人でやっておられます。ご主人が一念発起し、大分県の”由布院”でそば打ち修行をし、開業して12年目を迎えたお店です。

このお店、県内では珍しい”生粉(きこ)100%”の蕎麦を打ちます。

せいろ5
そこで注文したのは”せいろ”の大盛りです。

お値段は1260円です。国産蕎麦粉を100%使っていること自体が贅沢なのです。大盛りは三段重ねで出されました。長野県方式とでも言いますか。

蕎麦粉100%の蕎麦は、小麦粉と言うつなぎを使っていないということなので、蕎麦の一本一本は短くややボサボサした感じの食感です。

蕎麦の持つ素朴な力強さ、高原の香りを微かに感じながらいただきます。

このお店は”再訪したい”と思います。県内では貴重な存在ですので。


今日最後にご紹介するのは、2012年10月2日にシリーズ387回目にご紹介したお店、朝生田町にあるラーメン屋さんの”垃麺 一期一会”さんがあった所に店名を変えて新たにスタートされた”ラーメン 萬田”さんです。(「ラーメン 萬田」・「愛媛グルメ紀行」 387

場所は、南環状線の南側にあって”マクドナルド松山南店”の西側のビルの1階にあります。

玄関1
店内は、以前のお店とほとんど変わったところはないようにお見受けしました。

丁度お昼時でしたが、客の入りは4割ほど。これから、その客数を以前ほど回復できるかどうか。メニューを見ていてあることが気になった。

麺の説明で、粉落とし・針金・バリカタ・固め・普通・やわめ、とある。完全に”博多ラーメン仕様”の麺を使われているよう。

ところが、スープは豚骨スープではなさそう。????だった。

塩ラーメン5
これが注文した”塩ラーメン”で500円(内税)に、トッピングの”煮卵”、いやこのお店に”煮卵”はなく、あるのは”温泉卵”100円だった。

具材は、2枚のチャーシューと刻みネギ、それにトッピングした”温泉卵”だけ。

実にシンプル。で、スープを啜ってみた。「塩辛い!!」」の一言。

幾ら”塩ラーメン”と言っても、ただただ「塩辛い」だけで、スープに深みが全くない。コレハ・・・・・


このお店は”再訪出来ません”。最近お店を閉店されたからです。


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「過去記事を振り返る」 30

今週の「過去記事を振り返る」も、ワタシは”麺類”というお話の続き、第二話です。


「メンクイ」その2 (2010年5月25日掲載)

先週書いた「普通小麦」の弟「デューラム小麦」からは、イタリアの「スパゲティー」・「スパゲットーニ」や「マカロニ」等の姉妹が生まれました。

とびっこスパ 
スパゲティー姉妹、太さと形によって様々な種類がありますが、彼女達のプライバシーに属することなので詳しくは触れません。

また、スパゲティー姉妹は、中国に渡った”マルコポーロ”がイタリアにもたらしたと言う説がありますが、俗説のようです。


「普通小麦」からは、何と言っても「ラーメン」類を書かなければ収まりません。

闘牛卵ラーメン縮小
ラーメン”に付いて語り始めましと、止めどもなく話が流れ出てきますから今日は詳細省略ということに。”ラーメン”だけを語っても、数日を要して書ききれるか?


うどん系3兄弟や地方系従兄弟達は、いずれも”小麦”と””が材料。

一方うどん系とは異母兄弟の長男は、”小麦”と”潅水(かんすい)”を材料とする”ラーメン”ですね。

潅水”は天然ソーダのことで、小麦に水を練りこむと麺が黄色くなりコシが強くなります。


更に”ラーメン”の異母弟は、”小麦”と”灰汁(あく)”を材料とする”チャンポン”です。

ちゃんぽん4 
灰汁”は木や紙を燃やしたあとに残る灰を水で溶いたもの。

潅水”を使わないのでラーメンに比べて白っぽく見えます。


小麦のお父さん”は”お塩母”さんと結婚しながら、“ミス潅水”(かんすい)との間に子供をもうけ、更には“ミセス灰汁”(あく)さんとは不倫の子供まで。

小麦父さん”の子供達には異母兄弟が多いのです。

来週の月曜日は、小麦粉以外を材料とする「麺」で、最終回です。


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「再訪 276 Federico(フェデリコ)」・「愛媛グルメ紀行」 814

今日は、県道松山川内線沿いの、南久米町にあるイタリアンレストラン”Federico(フェデリコ)”さんの、3回目のご紹介です。仕事上の相棒と来ました。


過去2回の記事は以下の通りです。(「Federico(フェデリコ)」・「愛媛グルメ紀行」 219)・(「再訪47 Federico(フェデリコ)」・「愛媛グルメ紀行」 395


前回のご紹介が、2012年10月15日でしたから、実に2年ぶりです。

外看板1
県道から見える、この外看板が目印で、久米の”日東ストア”さんのお隣のビルの2階です。


以前は1階で、安いタオルを売っていたお店があったのですが、今は閉められているようでその前に車を4台~5台は駐車可能となっています。


でも、それが却って周囲の雰囲気を閑散としたものに変えてしまって、2階にあるこのお店にとってはマイナス効果かも知れません。

室内2
私達2人は、平日の午前11時30分にお店に入り正午過ぎに出ましたが、その間、他のお客さんはありませんでした。


過去2回来た時は、正午になると店内に入れないお客さんがいるくらいの盛況ぶりだったんです。


そこが、今回一番気がかりでした。

ランチメニュー3
このお店は、この”メニュー黒板”を、客席にシェフの奥さんが運んでこられて、その中なら選ぶ仕組みになっています。


しかも、当日に使われる”パスタ”を、黒板の脇にセロテープで貼り付けて、知らないパスタの名前でもイメージできるように工夫されています。


本日のランチ”の3種から選び、それに”温サラダ”と”自家製フォカッチャ”が付いています。


ワタシは”真ダコとじゃがいも、大葉のメッツェ・リングイネ、トマトソース”を選びました。お値段1000円です。

温サラダタプナードソース4
このお店のメニューの特徴の一つはこの”温サラダタプナードソース”です。これは他では見られない優れものです。


タプナードソース”とは、、地中海料理に使う”オリーブペースト”のソースです。


このお店の”温野菜”は、それぞれに”パワー”があります。実に力強く、その野菜が持っている個性的な味と食感を見せてくれます。”かぼちゃ”は、あくまでも甘く、”地ごぼう”は土臭いくらいに地下茎の特色を発揮します。


マリネしてある”タプナードソース”と、”オリーブオイル”は、お皿に残った部分を”自家製のフォカッチャ”で綺麗に拭い取って食べます。お皿が洗った様に綺麗になります。

ウチワエビとつるむらさきのリングイネ、トマトソース5
こちらの画像は、相棒が注文した”ウチワエビとつるむらさきのリングイネ、トマトソース”です。


相棒は「Hさん、”つるむらさき”って何ですか?」っと質問されたので、「ほうれん草とモロヘイヤを足して2で割ったような野菜で、主に茎を食べます」っと説明しました。


それに”ウチワエビ”がゴロゴロ入っています。食味は”伊勢海老”に似ていて美味しいエビです。相棒、目を白黒させて、絶句していました。「Hさん・・・・・・・・・・・・こ・・・・・・・・れ・・・・・・・・旨いっすよ!」っと。

ウチワエビとつるむらさき
「こんなに、隠れるようなところにこういう美味しいものを出してくれるお店があったんですねーーーー!!」っと絶賛でした。


このお店を紹介したワタシは、やや得意気。この相棒は、ワタシが紹介したお店で美味しいと思ったお店は、必ず後日ご家族を連れて食べに来る。


ですから、一度紹介したお店に行こうとすると「Hさん、そのお店は既に行ったじゃないですか!別のお店を紹介してくださいよ!!」っと主張する。


彼と一緒に組んで仕事をするのは、概ね3年~5年間の予定です。その間であれば、全て違うお店を紹介し続けることは十分に可能です。”愛媛グルメ紀行”を書いてきた効用がこんなところでも活きそうです。

真ダコとじゃがいも、大葉メッツェ・リングイネ、トマトソース7
こちらはワタシが注文した”真ダコとじゃがいも、大葉メッツェ・リングイネ、トマトソース”です。


メッツェ・リングイネ”とは、”リングイネ”の細身のパスタです。”リングイネ”の一種ですから、断面は楕円形をしています。


パスタの説明は、シェフの奥さんにお伺いすれば教えて頂けます。分からなかったら、素直に質問することが、知識の幅を広げるポイントで、それはまた当時に、美味しくいただく秘訣にも通じます。

真ダコとじゃがいも、大葉メッツェ・リングイネ、トマトソース8
瀬戸内で揚がった”真ダコ”が、これでもか!って言う位に入っていますし、じゃがいもも中くらいのサイズの”じゃがいも”が丸まま入っています。


タコからもいい出汁が出ていて、「じゃがいもってこんなに旨かったっけ??」っと目を見張ること請け合いです。


しかも、トマトソースの”トマト”は、””を使われていますし、その中に”大葉”をペースト状にされたものが入っていますので、通常の”トマトソース”とは、また違った風味が楽しめます。


ワタシはトマトソースに、梅干しの柔らかい果肉を入れられているのか?と思ってお尋ねしたところ、シェフさんが”トマトソース”の作り方・秘密を教えていただきました。「分からなかったら、聞け!」です。

真ダコアップ9
この”真ダコ”の湯掻き加減も絶妙なんですよ。このお店のシェフの腕は只者ではありません。


一般的に言えば”メッツェ・リングイネ”は、細い麺なので”冷製”に使われたり、合わせられるソースは”魚介ソース”が多いのですが、”トマトソース”に大葉とタコの風味が移って、それがもう、”喉掘って”旨い!


麺、ソース、具の真ダコとじゃがいもの全ての持ち味を均等に引き出して、1+1が2ではなく、3にも4にもなっている!

真ダコ10
ちょっと皆さんに意地悪して、旨い”真ダコ”を間近にお見せしましょう!


どうですか~?ウフフフ、美味しそうでしょう!


タコ”を、アングロサクソン民族や、スラブ系民族、更にはゲルマン民族も”デビルフィッシュ”(悪魔の魚)と言って、食べないそうですが、地中海側のラテン系民族は大いに食します。


我が、”内なる地中海=瀬戸内”が前海という愛媛に育って”幸せ!”って実感する瞬間でした。



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「お食事処 小料理 ひがき 」・「愛媛グルメ紀行」 815

今日は仕事の流れで、銀天街の一本南の通り、湊町3丁目にあります”お食事処 小料理 ひがき”さんをご紹介します。


一つの仕事打ち合わせが終わり、次の予定まで余り時間がなく、完全に通りすがりで飛び込んだお店です。


銀天街商店街と平行する通りの一本南の通りですが、完全に”裏通り”に当たります。

玄関1
歩みを急いでいるところで、この玄関と”本日の日替”という手書きの黒板メニューが目に飛び込んできました。


それで、とっさにお店の玄関の扉を。こういう行き当たりばったりはほとんどないのですが、このところの仕事のたて込み方なのでやむ得ません。


お店に入ったのは、既に午後1時近くになっていました。ワタシにしては、随分遅めのランチタイムでした。

メニュー2
先客が4人、各人が長いカウンター席に、椅子を一つ飛ばしに座っていました。


ある人は、既に食事を終わりお茶を飲みながら新聞を読んでおられます。


夜主体の、”小料理屋”さんですが、皆さん気楽に”本日の日替”を食べておられました。

カウンター3
本日の日替”というメニューは2種あって、当日は”サンマ塩焼き定食”と、”とんかつ定食”でした。


お値段はどちらも680円。内税です。


秋刀魚(サンマ)”は旬に入り、今年は豊漁で安く手に入るそうです。そちらを注文しました。

本日の日替4
こちらが、680円の”サンマ塩焼き定食”で、小鉢には”いもたき”が入っていました。


ぱっと見、これで680円なら随分お得だと思いました。それを店主の板さんに告げますと「少しでも高くすると、お客が減るのではないか?っと、随分弱気の商売しよるんよ!」っと。実に明快。


このお店は当地で開店して26年、その前に別の場所で7年の業歴、通算33年です。店主の板さんと奥さん、それに女性1人の3人体制でした。

秋刀魚塩焼き5
こちらが”サンマ塩焼き”です。脂がのっていて、美味そうな匂いが立ち込めています。


お店に入った時には、既に”サンマ”は焼いてあって、注文が入る都度仕上げの焼きに入りますから、注文したら直ぐに出てきます。


だから、生から焼いた焼だちだという訳ではありません。板さんは大阪で修行されたとか。もうベテラン中のベテランの域です。

ポテトサラダ6
まあこの”ポテトサラダ”のボリュームを見て下さい。


予め作り置きされたポテトサラダを、アイスクリームを掬う丸いおたまのような”アイスクリームディッシャー”(通称ディッシャー)で掬われて盛られました。


味は、可もなし不可もなしと言ったところです。気取ったところは微塵もないお店です。

サラダ7
このサラダだって、生野菜に既存のドレッシングを掛けただけですが、それでも”生野菜”を食べることが出来る。


小料理屋”の料理っぽくない、言わば”食堂”の料理に近い感じがしますが、夜の”肴料理”となると別物なのでしょう。

いもたき8
こちらの”いもたき”も、今の季節のお料理です。


この”煮物”になりますと、さすがに”小料理屋”の料理でした。


煮加減と出汁がいいので、やや甘めながら美味しかった!ボリュームもたっぷりで、”小芋”がいい味出していました。

味噌汁9
ワタシの食事が終える頃には、客は私一人になっていました。


すると店主の板さんが、二人前の”サンマ塩焼き定食”を作りました。それを見たワタシ「それが今日の”賄い”(まかない=従業員用の食事)ですか?」っと尋ねました。


女将さんがそれに答えて、「ええ、ウチは何時のお客さんと同じものを”賄い”にしていますので」っと。

ご飯10
ワタシの後ろの席で、2人は賄いを食べ始められた。午後1時30分。


このお店の”ランチタイム”の終了時刻でした。


仕事は極めて順調で、様々な種類の折衝・交渉に謀殺される毎日を送っています。そう言った、言わば気忙しい中で、偶然に出会った”オアシス”のようなお店でした。


従業員さんと並んで食べていますと、ワタシまで内間の人間のような錯覚と安らぎを覚えました。厳しい日程の中で、気持ちをちょっと”リセット”するには最適のお店だったと思います。



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「再訪 277 丁字村」・「愛媛グルメ紀行」 816

今日は2回目のご紹介となります”丁字村”さんをご紹介しましょう。


場所は伊予鉄横河原線の久米駅から北に向かい県道松山川内線を越して1分足らず、”東道後のそらともり”という大型温泉施設へ向かう途中にあります。


このお店は、2013年5月に開店され、その年の9月25日に一度ご紹介しています。(「丁字村 弐号店」・「愛媛グルメ紀行」 602

玄関1
夜がメインのお店ですが、ランチにも対応されています。ところが、これまで半年ほどはランチを止めておられました。


久しぶりに再開されていることを知って、仕事の相棒とお訪ねしてみたという訳です。


お店は、古民家をそのまま活かした作りで、周辺の木々もロケーションに取り込まれ、県道から見える立地を旨く利用されています。


なお、半年間ランチを止められていた理由は、店長さんの体調不良ということでした。”しもた屋”(普通の家)風という””は出来ても、この業界に限らないことですが””がいなければ営業はできません。

かまど2
お店の玄関脇には、玄関を入る客が見えるように、”釜戸”でご飯を炊いておられました。


薪から盛んに煙がたっている様子をiPhoneで撮っていますと、店主さんが出てこられて「ウチのご飯は、全てこの”釜戸炊き”なんです!」っと、胸を張られました。


普通、飯を炊く炊事場や釜戸などは、家の奥や裏に配されているものです。それをこのお店では、玄関脇に持って来られた。(元からその位置にあったとしたら、ゴメンナサイですが)お客さんに見せるための、一種の演出と見えなくもない。

天井3
演出”について更に触れますと、家の内装もその一環でしょう。


高い天井には、剥き出しにされた太い””がひときわ目を引きます。元の民家の建物構造で、見せたい部分は残されたということでしょう。


その他、室内は元の家の座敷に当たる部分には、畳に座る席が、縁側の部分には椅子席が設(しつら)えられています。

ランチメニュー4
これが当日の”ランチメニュー”です。どうやら、毎日その日の分を刷っておられるようです。なお、現在のところのランチ営業日は、月・火・木・金の週4日で、正午からの営業です。


前回お伺いした時の”ランチメニュー”は、”数量限定の日替わり定食”のみでしたが、今回は4種のメニューが用意されていました。


相棒は”スタミナホルモンランチ”のご飯大盛りを、ワタシは”幕の内ランチ”を注文しました。ワタシが頼んだものは980円(外税)です。


4種の”ランチメニュー”ではありますが、内容を見ますと”メインディッシュ”を変えながら、他の副材は同じものを使っておられますので、効率よく運営できる工夫がなされています。

幕の内ランチ5
この画像が日替りの”幕の内ランチ”です。


内容は見ての通りですが、お作りは”〆サバ・炙り天然鯛刺身”で、それに”小鯛の煮付け”、”鯵の南蛮漬け”、”小鉢三点盛り”とあります。


それに”茶碗蒸し”と”薪炊き釜戸飯”。後は漬物とお汁です。一揃いが並びました。

鯛煮付け6
これが”小鯛の煮付け”です。


ここは”瀬戸内”ですから、室町時代から戦国時代まで瀬戸内海の制海権を握っていた”村上水軍”が用いた”丁字戦法”を屋号に取り入れられた、このお店に相応しいお料理です。


最近、”和田竜”氏著の「村上海賊の娘」が話題となって、俄(にわ)かに”村上水軍”が世評を賑わせ、地元の今治市宮窪町にある”村上水軍博物館”に観光客が押し寄せているそうです。愛媛県人としては嬉しい限りですね。


なおその著作に先立って、ワタシも2012年5月3日から4回連続で「しまなみ海道と村上水軍の歴史 1~4」を記事にまとめてアップしております。(しまなみ海道と村上水軍の歴史 1)~(しまなみ海道と村上水軍の歴史 4


小説ではありませんが、”村上水軍”に縁(ゆかり)のあるところの画像を多くアップしておりますので、興味がある方はご覧ください。

鯵の南蛮漬け7
さて画像は”鯵の南蛮漬け”です。彼の恨めしそうな顔を見つめると、ちょっと箸を引いてしまいます。


でもこの”南蛮漬け”、素揚げされたものを、酢の中に醤油と砂糖と唐辛子をいれたものに漬け込んでおられますが、かなりしっかり揚げられていますので、頭から尻尾まで残さずバリバリいけます。


”は、夏が””の魚ですから、食欲が落ちた夏にはいいタイミングです。しかも、瀬戸内海では大量に獲れる魚です。コスト面でも、お店は重宝されるでしょう。(実際にお訪ねしたのは8月中旬)

茶碗蒸し8
こちらは”茶碗蒸し”です。茶碗蒸しというのは、”出汁”が勝負です。


中の具材は、言わば添え物に近い。でも、鶏肉や椎茸、長ネギなど、随分具沢山の”茶碗蒸し”でした。


出汁がいいので、薄味でも中身の具材の味が生きています。

刺身9
こちらはお造りですが、単純な刺身ではありません。


手前側は、バーナーで表面を炙られた”天然鯛”です。刺身に引いた天然鯛の皮目をバーナーで炙ってありますので、皮が”鹿の子”状になっていて、香ばしい。


サバも”〆サバ”に作られた上に、やはり皮目をバーナーで炙ってあります。生の刺身とはまた違った食味が味わえます。生が苦手なワタシには嬉しいですね。

オレンジジュース10
さてここまでは、980円を高いとか惜しいとか思いませんでした。


唸るほどの味や、目を見張る工夫とアイデアなどはありませんが、お値段に相応しい内容だと思いました。


ところが、このメニューに付いている”ジュース”です。ご覧になって下さい。コカ・コーラの仕入れ業者さんからもらったのであろうガラスコップに、実に無造作にジュースが入って提供されました。


ストローも付いていないので、グラスに直接口をつけて飲む他ありません。古民家風の””に凝って、内装もそれらしい雰囲気を作られた。玄関脇には”薪釜戸炊き”を見せる演出もされている。


で、最後にこれです。”画竜点睛を欠く”(がりょうてんせいをかく=最後の仕上げを欠くこと)とは、まさにこのことを言います。最後の最後に”手を抜く”だなんて!もったいないと思いました。


これで客を、少なくとも二人(ワタシと相棒)失ったことは間違いありません。



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「再訪 278 炭火焼 豚丼 柏屋」・「愛媛グルメ紀行」 817

今日は概ね3年振りに訪問した、”炭火焼 豚丼 柏屋”さんの二度目のご紹介です。


初めてアップしたのは2011年7月7日でした。(「炭火焼 豚丼」 真っ当な「B級グルメ店」 81


場所は松山でも西の端、南吉田町の県道伊予松山港線沿いにあります。仕事の相棒が、以前から希望していたお店でしたので二人で来ました。

玄関1
3年前と様変わりしていたのは、お客さんの数です。


お昼時ではありましたが、駐車場も客席も満車・満員です。


この地で”豚丼”専門店として産声を上げてから、既に11年。すっかり松山の地に定着されました。

焼く2
満員盛況を裏付けるかのような変化が、上の画像です。


初めてアップした時も、こうやって”豚肉”を網焼きしている様子を画像としてご紹介しております。前回記事をクリックしていただければ、網焼き風景の違いが分かって頂けるかと。


つまり、3年余り前の画像は、網焼きをする厨房と客席を隔てている透明のアクリルボードがまだ綺麗で、網焼きの様子がクッキリ見えました。ところが、3年経った今回、豚肉から出る脂と炭火の煙でアクリルボードは半透明に汚れていました。


この3年間で、一体何頭の”豚くん”が、網の上で身を焦がしたのでしょう?無意識に、網を前に、静かに手を合わせました。”合掌

店内3
豚丼”(ぶたどん)という食品は、松山では馴染みの薄いメニューですね。前回の記事でも”豚丼”の成り立ちを簡単に説明していますが、もう一度整理しておきましょう。


豚丼”というメニューが初めて誕生したのは昭和8年のことで、北海道・帯広市で大衆食堂として開店された”ばんちょう”というお店の”看板メニュー”として世の中に登場しました。


ばんちょう”というお店の創業者”阿部”氏は、函館生まれの方で、東京の洋食店で働いていて、昭和の初めに帯広に来られた。その時、帯広のほとんどの農家が豚を飼っていることに目をつけ、試行錯誤の末に、”鰻丼”を参考に考案されたもの。

メニュー4
前回お伺いした時は、豚丼の”中丼”680円を頂きました。(現在の”中丼”は内税で700円)


同じメニューは、今回相棒が注文しましたので、ワタシは”薬味三味セット”を注文。お値段は780円です。(内税)


このお店は”豚丼専門店”ですから、メニューの基本は”豚丼”のみです。後は、そのバリエーション。

小鉢5
薬味三味セット”は、小鉢としてサラダないしは豆腐を選べますので、ワタシは”豆腐”を選びました。


木綿豆腐に薄めのタレが掛けられてあって、そこに麹の香りが生きた味噌が乗せてあります。個性的な味でした。

薬味三味セット6
さてこの画像が”薬味三味セット”です。


重箱に入ったご飯の上に、炭火焼きされた”豚肉”を食べやすくカットされたものが乗り、更にその上に大量の”薬味”が乗っています。


薬味”としては、ネギ・生姜・シソ・のり・ミョウガ、そしてゴマです。この”薬味”の中で、最高の働きをしていたのは”ミョウガ”でした。その香りが全体の方向を決定づける役割を担っています。

薬味三味7
この画像で、目立っているのが上に書いた”ミョウガ”です。白く、或いは紫がかった色をしています。個性あふれる香りを放っています。


画像の段階では、”豚丼”の味の決め手となる”醤油タレ”は掛かっていません。それぞれが、お好みで、うなぎの蒲焼きのタレを思わせる”特製タレ”を回し掛けます。


ワタシがグズグズ写真を撮っている間に、相棒はもう半分くらいは食べ進んでいて「Hさん、これは旨いよ!絶対、家族連れてもう一回食べに来ますよ!」っと、表情を崩していました。彼は自分で美味しいと思った時は、後日必ず家族を連れて食べに行かれます。

薬味アップ8
この、”シソの葉”と”ミョウガ”スライスの、まあ何と瑞々しいことでしょう。


味は殆ど”うな重”ですが、そこに一癖も二癖もある”薬味”が大量に掛かっています。


この”薬味”の存在感で、豚丼らしからぬ味作りに成功されています。

タレ掛け9
さてさて、いよいよ”特製タレ”の登場です。


元々うなぎの蒲焼きのタレをヒントに考案されています。しかも、網の上で”豚肉”を焼くとき、一度にタレをどっぷり付けず、何回かに分けてタレを満遍なく付けた上で、余分な脂は炭火で燃やしてしまいます。


どうも我々にとって”焼き肉”という調理法は、料理の根源にまで遡るもののようで、それを前にすると”肉の焦げた匂い”に敏感に反応してします。


調理に””を使わなかった時代の人類は、肉でも野菜でも生で食べる他なかった。ところが山火事か何かで森林の木々が焼けた時、偶然に丸焼けになった動物の肉を食べてみて、その旨さに驚愕したに違いない。

タレ掛け10
それ以来、焼いた肉に””をまぶして食べる美味しくなることを知り、そこから醸造技術の確立とともに”旨み”が加わった調味料・味噌や醤油を使うようになって調理革命が起こった。今ワタシたちは、その恩恵を受けている。


この”豚丼”は、他の焼き肉と同様、焦げ目が少し付いた食品を前にして、本能的に唾液が流れ出るということになっていて、その上”ご飯”を美味しく食べる工夫がなされているから、その”ご飯”のすすむことと言ったらありません。


同僚の完食に遅れること5分で追いつき、ワタシも完食しました。ウナギの資源枯渇化に対応するために、ウナギの稚魚の量にも大きな制限が加わります。


まもなく”豚丼”が”うな丼”に取って代わる日が、そう遠くない将来やって来るのではないでしょうか。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 130

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の秋頃にアップした388号から390号までのお店です。


先ず最初”に振り返るお店は、2012年10月3日にアップした388番目のお店、和泉南3丁目、県道松山伊予線(通称椿神社裏参道)沿いにあるうどん屋さん、”手打ちうどん こはる”さんです。(「手打ちうどん こはる」・「愛媛グルメ紀行」 388

場所は、石手川に架かる”吉木橋”を渡って南下すると”バッティングドーム和泉”と言う施設がありますが、その南側に2012年8月に開店されました。

玄関1
このお店を訪問したのは9月3日でした。ですから開店してまだ3週間目のこと。

店内は麺を担当する若い店主と、厨房の奥で天ぷらなど揚げ物と盛り付けを担当するお年を召した職人風の男性、そして店内フロアー係りの責任者の若い女性の姿が。

かしわ天ざる6
メニューは迷うことがなかった。愛媛では珍しいものの、香川では一般的という”かしわ天ざる”、お値段650円を注文した。

取り敢えずは”かしわ天ざる”だ。湯掻かれた麺が渦の形で綺麗に盛られ、中にはレモン一片が。そして天ぷらは、シシトウが1本、かしわ天が何と5個も堂々と・・・・。

シシトウの天ぷらはすこぶる美味しかった。そしてかしわ天だ!コレが実にしっかり味が付いている。

レモンを絞りかけるだけで、後はそのままいただける。ホクホク美味しかった。ただ、麺が・・・・・・

このお店は”再訪しない”と思います。ワタシの好みの麺ではなかった、ただそれだけです。


二番目にご紹介するお店は、2012年10月4日にご紹介した389番目のお店、勝山町の愛媛銀行本店の南向かい側にある中華料理の店、というか中華そばのお店”珍珍軒”さんです。(「珍珍軒」・「愛媛グルメ紀行」 389

このお店の開店時刻は、一応午後6時になっているのでワタシの守備範囲ではないのですが、たまたまその日は事情があって夕食を外食することになり午後6時30分ごろお伺いした。

玄関1
このお店、開店時刻の午後6時に、まだ暖簾が揚がっていなかった。普通なら、自分が決めた開店時刻を守れないような店なら、店主さんにそのことを一言告げて去り、店に入ったりはしない。

ところがこのお店に限って言えば、ワタシにはそれが出来ない。なぜかと言うと、先客の注文した品を忙しく作っている店主さんがまだ子供の頃からワタシはこのお店に通っていた。

このお店の創業者は今の店主のオヤジさんで、そのオヤジさんがこの場所でまだ”屋台”だった時代から通っている。創業は概ね昭和32年ごろ、今から54年か55年前のこと。

中華そば7
これがこの店の”中華そば”。お値段600円。どこと言って特筆するほどのものではないが、とにかく懐かしい。

堂々とした人工調味料でしっかり味付けされた中華そば。

切り分けられたチャーシューと、モヤシとシナチク(メンマ)、と大量のキクラゲ、刻みネギに胡麻と盛りだくさんに具材が入っている。

屋台当時に、こんなに豊富な具材が入っていただろうか・・・・・記憶にない。懐かしみながら頂いた。

ただこのお店も”再訪しません”。懐かしさは満たされましたので。


今日最後にご紹介するのは、2012年10月5日にシリーズ390回目にご紹介したお店、旧国道11号線、今は県道334号線(県道松山川内線)の道路沿い、平井町にあります”中華料理 若水飯店”さんです。(「再訪42 中華料理 若水飯店」・「愛媛グルメ紀行」 390

最近になって、伊予鉄横河原線を高架で跨いで県道松山川内線と国道11号線を結ぶ道路が開通したばかりです。

玄関1
さて、こちらがお店の玄関。若いご夫婦2人だけで、もう25年を越えてここでコツコツとやっておられます。

1軒を挟んで西に、”廻る寿し舟”グループがやっている”中華食堂 紅龍”という中華の強力店が出来たにも関わらず、淡々とお店を続けられています。(注):その後、”中華食堂 紅龍”さんは閉店されました。

冷麺5
今回は迷わず夏季限定メニューである”冷麺”630円を注文しました。

具材は、錦糸卵、キュウリ、中華ハム千切り、もみ海苔、紅生姜と、至って平均的。麺も、普通のラーメン用の麺を湯掻いて水で晒しただけという、どこにでもある”冷麺”です。

しかも、味付けはシッカリと化学調味料のお世話に。私たち”味の素世代”は、それも至って当たり前。

ご夫婦だけでコツコツと同じところで25年を越えてやっておられるのです、「ありきたりの”冷麺”」結構じゃないですか!

ただこのお店も、”再訪しない”と思います。これ以上何かを追求したいという気持ちが出てこないからです。


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「過去記事を振り返る」 31

今週の「過去記事を振り返る」も、ワタシは”麺類”というお話の続き、第三話・最終回です。


「メンクイ」その3 (2010年5月26日掲載)


まず、「そば粉」です。

そば粉に水を加えながら練っていく(この工程を「水廻し」といいます。蕎麦打ちではこれが一番難しい。

ざるアップ5
そば粉自身は粘りが出ないので(粘りの元は小麦粉のグルテン)そば粉8に小麦粉2を混ぜたものが二八(にはち)蕎麦。
駅前の立ち食い蕎麦は、同じ二八でもそば粉2小麦粉8です。


次にそば粉の異母兄弟が、お隣朝鮮半島の「冷麺(ネミョン)」3兄弟。

麺6
「そば粉」100%は「春川マクククス」(チュンチョンマクククス)。この画像のように、やや黒っぽい。

「平壌冷麺」(ピョンヤンネミョン)は「そば粉にを主に、「小麦粉」を従として混ぜます。

麺9
「咸興冷麺」(ハムンネミョン)はサツマイモ原料の「デンプンと小麦粉」。鋏で切らないと歯では噛み切れません。


盛岡冷麺6
上に書いた「咸興冷麺」(ハムンネミョン)の影響を受けているのが、上の画像の「盛岡冷麺」です。

日本冷麺のふるさと「盛岡冷麺」は、咸興出身の方が岩手県盛岡市で日本人の舌に合うように工夫して完成させたもの。

その後は、「米粉」が材料の「ビーフン」、台湾の新竹産が有名です。

最後が「緑豆」から作る「ハルサメ」です。

この緑豆というのは、アズキの仲間の緑色をした小粒の豆で、ブンドマメという地方もあります。

スーパーで売っているモヤシは緑豆から作りますから身近な存在なのです。

これで「メンクイ」のミニシリーズを終えます。本当は、「麺」だけにテーマを絞って念入りに書いていけば、最低10回位のシリーズになります。

でも詳細に触れ、それに関連する逸話やお店まで盛り込んでいきますと、それこそ”重箱の隅をつつく”という記事になってしまいます。

今回は、””の”原材料”に絞って書きました。ただ何れにせよワタシは、「人類ではなく麺類」と言う、ワタシのキャッチフレーズが、何となくお分かり頂けたのではないでしょうか。



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この頃 想うこと

今日は”愛媛グルメ紀行”を一日お休みして、一息つきたいと思います。本日の画像は本文とは全く関係がありません。




このところ、猛烈に忙しい日々が続いております。仕事に追われる毎日です。

同時並行的に10件以上の案件が、それぞれ進捗度合い(しんちょくどあい=進み具合)を変えながら進んでいっていますので、頭が混乱する日も度々です。

そういった状況の中でも、ほぼ毎日”愛媛グルメ紀行”の取材の予定を立て、取材し、記事にまとめる日々を送っています。

一日の記事を書くために、概ね4時間~5時間程度は時間を費やすことになります。

逆光のノシメトンボ縮小
つまり、頭の中で何も考えなくても、時間だけはどんどんと飛ぶように過ぎていきます。

ところがここにきて、ふと立ち止まって考えるとき、心のなかの”空洞”の大きさと深さに気づいて、愕然とすることが増えています。

如何にも、こなさなければいけないテーマが多くて、その全てをそつなくやっているようで、実は心の中はどんどん”空虚”になってきている自分に気づくのです。

何か”大切なものを失った”のではないか?????っと、そう考える自分に気がついたのです。

タイヤとアキアカネ縮小
この”ブログ”を書いてきた過程の中で、実に多くの方々と”リアルな出会い”をしました。

それらの”出会い”は、それまで生きてきた職業人生での出会いと違って、年齢や性別や職業や経歴が全く異なる方との出会いでした。

肩書のとれた、名刺の要らない”出会い”です。”素の自分”でお付き合いにできる”仲間”と出会ったのです。

そしてその”出会い”が、余りにも新鮮で、”心の躍動感”をもたらしてくれました。何でも、隠し事などなく、本音で語り合えるありがたさ故です。

そして、何時しかワタシはその世界にのめり込んでいました。のめり込んでいたということは、有頂天になったが故に、その時の相手の置かれている状況や、心の状態を推し測る余裕すらなくなっていたのです。

ただ一方的に、仲間に寄り掛かる、依存する、すがりつく。しかも、心の隙間を作りたくないために、ベッタリと張り付いたようにのしかかっていた。

ハグロトンボ1
この時まで、自分にそういう”依存心”があるということすら知りませんでした。心の壁を取っ払ったからこそ見えてきた自分に愕然としました。

恐らく、その”仲間”は、全人格をかけてのかかってくるワタシの重圧を、じっと耐え忍んでいたことでしょう。

ところが、その時はまだ、自分がそういう状態になっていることに全く気がついておりませんでした。

多分、ワタシという人間は、仕事も人一倍こなしますし、ブログに注ぐエネルギーも並外れているかも知れません。かなりの精神力を持っているのかも知れません。

しかし、それと同時に、そのパワーを”仲間”にも向けていた。その事によって、相手がどう負担になるか?などとは一切考えることが出来ていませんでした。

ハグロトンボ2
そして、ワタシがハッと時がついた時には、「もう勘弁して!重すぎる!」っと、こういう悲鳴が上がっていたに違いありません。

それに気がつくのが、如何にも遅すぎた。鈍感でありすぎた。そのことによって、傷つけてしまったことに、やっと今気が付きました。

最近感じる”心の空洞”は、そういう貴重な仲間を失った、或いは傷つけてしまったことから出来た””でしょう。

シオカラトンボ1
やっと、自分という姿が見えてきました。その為に失った代償が余りにも大きかったことにも気が付きました。

考えてみますと、今までの職業人人生でも同じだったのかも知れません。ブルドーザーのように仕事をこなし、無人の荒野を突き進むが如し。そして、ハッと気がついた時には取り返しの付かない失敗をしていた。

何度も挫折してきました。そしてその度に、再び別のシーンを見出し突き進んで行きました。直ぐに大きな成功を収めるのですが、これもブルドーザーが進んだ後には荒廃した土地しか残っていないという失敗を犯しました。

そのことが、友人関係にまで及んでいたとは。言葉がありません。

先ずは、多大な精神的負担を強いてきた”仲間”に、心からお詫びをしたいと思います。

今回の心の空洞は、その大きな代償となりました。そして、その償いをどうすればいいのか?それを考えない日はありません。

まだ明確な答えが出ているわけではありませんが、これまで心に多大な負担を与え続けてきたことを深く詫びたいと思います。

アカトンボ5
何時しか再び笑顔を交える日が来ることを信じて、自分の姿をじっくり見つめなおす日々が続いています。

明日も、何事もなかったかのような日が続くことでしょう。でも、失った”空洞”を埋めるためには、自分はどう変わらなければならないのか?

そのことを問い糺していきたいと考えております。自分を変えられるか?自信があるわけではありませんが、謙虚さを失わないよう自分と厳しく対峙しながら、精進をしてまいります。

そのことを、お伝えしたかった。



「再訪 279 そば すし 和食処 一りん」・「愛媛グルメ紀行」 818

今日は、先月(9月)16日にアップしたばかりの”そば すし 和食処 一りん”さんの再訪です。(「そば すし 和食処 一りん」・「愛媛グルメ紀行」 797


1ヶ月程度で再訪し記事にするお店は、そう多くはありません。ただこのお店、蕎麦屋でもあり寿司屋でもある。


しかも、前回頂いた”天おろしそば”が絶品だった。卒倒しそうになるくらいに驚いた。

玄関1
これが玄関です。その、卒倒しそうに旨かった”蕎麦”には、新しい発見という喜びまで付いていた。


ところが、このお店、元々”亀寿司”という屋号でやっておられて、このお店の”寿司”の旨さには定評があったという指摘が、コメントとして寄せられた。


そこで、もう一つの看板メニューである”寿司”。それも取り分け”あなごちらし”がこのお店の”看板メニュー”らしきことが判明した。

カウンター2
これはどうしても”あなごちらし”を食べない訳にはいかない!っと、早々に再訪したものです。


そしてお店に入って最初に、前回記事で書いた部分で間違ったイメージで書いていたことに気がついた。


つまり女将さんと二人で始めた”亀寿司”の大将、体調不良で”引退され”たと思い込んでいた。ところが、目の前で寿司を作っておられる姿に遭遇した。


蕎麦職人の息子さんが、超本格的蕎麦を打ち、お父さんは体調がいい時はお店に出られて自ら寿司を作る。それが実態だった。

あなごちらしメニュー3
ですから、前回頂いた寿司ネタの””(ぎょく=だし巻き卵)を焼かれたのは、女将さんと決まっている訳ではなさそうで、お父さんである大将の体調がいい時はご自分で焼かれていいるのかも知れません。


そこまでは確認できていませんが、何れにしてもこのお店の”看板メニュー”である”あなごちらし”を注文しました。お値段1500円です。


もちろん、これが”ランチ価格”という一般論でくくると高いでしょう。でも食べてみないことには本当の値打ちは分からない。

あなごちらし4
そこで、お父さん自らが目の前で作られた”あなごちらし”がこの画像です。


これを見た瞬間から、「アッ・・・・・・これは・・・・・・・」っと、その本物さ加減を感じ取った。風格があった。


おまけに”お吸い物”から”三つ葉”のいい香りが漂ってくる。本物中の本物であることを、頂く前から予感していた。

あなごちらし5
ちょっと近寄って”あなごちらし”を見てみることにしましょう。


ここまで近づくと、軽く炙られた穴子の香ばしい香りとと、穴子から採った”つめ”の甘さが鼻孔を襲う。


食べる前に抱いた美味しさの”予感”が、”確信”に変わっった。「これは、もう間違いない!」っと。


つめ”の味は、その寿司屋の顔でもあります。どれだけ手間暇かけて”つめ”を作っているか?が、お店の格でもあるのです。

あなごアップ6
穴子に箸を付けてみた。穴子をほうばってみた。


ここまで”フックラ”と煮上げられた”穴子”には出合ったことがない。大体、”穴子”という食材は、煮ていると、とってももろくて煮崩れしやすい。


ところがこの”煮穴子”、微塵の破綻もない。端正に煮上がっている。ここまで口溶けのいい穴子には生涯出会ったことがなかった。

あなごアップ7
おまけに、穴子を焼いた後から出るタレを煮詰めた”つめ”が、上品ときている。


アングリと口を開いて驚くほかない。生涯に頂いた中で文句なし”最高のあなごちらし”だった。


一体このお店は何だ!”蕎麦”も本物、”あなごちらし”に至っては、ちょっと唸るだけでは収まらない”旨さ”なんですよ!


こういうお店が、現にあるんですから、この世界は深いし広い。これで1500円なら、ワタシなら2食抜いてでもいただきたい。

ガリ8
あなごちらし”に配されている”ガリ”と”大葉”の香りも、甘旨い煮穴子の箸休めの役割を担ってくれている。


時折ガリをかじり、あなごちらしを大葉に包(くる)んで食べてみる。口中が清新に蘇(よみがえ)る。


そして二度三度”あなごちらし”を掻っ込む。すると、甘辛く(辛さは抑えられている)煮られた”あなご”の柔らかさと甘旨さが際立つ。

玉子9
実はこの”あなごちらし”は三相構造になっている。この画像は、表面を一面に覆っている”煮穴子”を数枚めくってみたシーン。


実は、あなごの下には、ビッシリ隙間なく薄焼きの”玉子焼き”が敷き詰められている。しかも食べやすいように、適宜切られている。

この”玉子焼き”自体が、単品でいただいても美味しいことは、前回の訪問時に舌で確かめている。その”玉子焼き”の下に、ゆる~く、空気の層を含むように飯が敷き詰められている。


せっかく”煮穴子”をフックラと柔らかく煮上げられたのに、これで酢飯の密度が高すぎれば、煮穴子や薄焼きの玉子焼きとのバランスが取れない。その三者のバランスたるや絶妙です。

吸い物10
そしてこの”お吸い物”ですよ。これが、体に震えが来るくらいに旨い!


しかも貴婦人の如くの品の良さだ。何でどう出汁をとられたのか?名人技としか形容のしようがない。


この”あなごちらし”と”お吸い物”、皆さんが召し上がられたら、高いと思われるか?それとも安い!っと思われるか?いやいや、他を節約してでも味わう価値があると思われるか?


さて、どっちでしょう?



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「再訪 280 愛 LOVE ハンバーグ」・「愛媛グルメ紀行」 819

今日は、南環状線沿いの朝生田町4丁目にある”トイザらス”や”西村ジョイホームプロ朝生田店”が入っている”第一自動車教習所ビル”の1階にある”愛 LOVE ハンバーグ”さんの5回目の紹介です。


これまで5回ご紹介するお店の6店目です。


今まで4回のご紹介は、以下の通り。(「愛 LOVE ハンバーグ」・「愛媛グルメ紀行」 305)・(「再訪 93 愛 LOVE ハンバーグ」・「愛媛グルメ紀行」 497)・(「再訪123 愛 LOVE ハンバーグ」・「愛媛グルメ紀行」 548)・(再訪160 愛 LOVE ハンバーグ」・「愛媛グルメ紀行」600

看板1
このお店をお訪ねしたのは、ほぼ1年振りです。前回は”600号記念”としてご紹介しました。


この時期にお訪ねしたのは、ワタシがお訪ねしたある洋食店のオーナーシェフにお聞きした情報を確かめる為です。


その情報とは、「じゅんさんのお気に入りのお店”愛 LOVE ハンバーグ”さんが、どうやら移転されるようです。ご存知でしたか?」というものでした。

お店2
もちろん全く知りませんでしたので、慌ててお店にお伺いしたという訳です。


このお店は2回目に訪問した時、お店の若い女性スタップの方に、「”じゅん”さんではありませんか?」と出し抜けに言われたお店です。


その時、腰を抜かさんばかりに驚きましたが、ワタシのブログが多くの方に読まれていることを実感した、言わば”きっかけ”となったお店です。


このお店の”ハンバーグ”が大好きであることはもちろんですが、それと同時にワタシのブログを見て頂いている”読者”の方々の存在を意識させて頂いた貴重なお店です。

メニュー3
注文を取りに来られた女性スタッフに、「お店が移転されるとお聞きしたのですが・・・・・・。もしそうだとしたら、次に来る時はどちらにお伺いしていいのか分からなくなります。それではちょっと困るので・・・・・」っとお尋ねしました。


するとその女性スタッフ、一度厨房に戻られた後、「その事については、後で店長から”じゅん”さんにお話があります」というお答えでした。(このお店も”じゅん”さんって呼んで頂けるお店です。そういうお店が随分と増えました)


注文したのは、以前から気になっていたメニュー”オニ盛り 鉄板焼ランチ”980円です。

オニ盛り鉄板焼ランチ4
この画像が、注文した”オニ盛り 鉄板焼ランチ”です。このメニューも”鉄板”に大盛りの””がジュージュー音をたてて焼かれた状態で供せられます。


ですから、例によって鉄板からの油跳ねを防止するために、大きな紙製の”つつ”が鉄板の周囲を覆った状態で出されます。


画像はかなり上から写しましたので小さく見えますが、テーブルいっぱいに広がった様は”壮観”です。

鉄板焼5
これが”鉄板”に近寄った画像です。紙製の”つつ”の内側に、飛び散った油のシミが広かっている様子が見て取れると思います。


供せられた途端に”ジュージューパチパチ”と音をたてていますが、それと同時に焼き肉に掛けられた”タレ”の甘辛い香りも鼻孔に飛び込んできます。


ご飯は、大・中・小から選べます。以前なら間違いなく”小”を選んでいましたが、このところ胃の調子がいいので””を選択。その選択に間違いがなかったことは、焼かれた肉を一口ほうばっただけで分かりました。

鉄板焼6
さあ、これが鉄板で焼かれた”牛肉”の全容です。”オニ盛り鉄板”と名付けられた所以(ゆえん=理由)がひと目で分かります。


そうです、この肉の量は何と”200g”もあるのです。


しかも薄切りされた肉だけではなく、大量の玉ねぎスライスとモヤシも音をたてて焼かれています。一気に唾液が口中に充満します。


ワタシは典型的な”雑食派”ですが、(唯一苦手なのが”刺身”)何と言っても一番好きな食べ物は””なんです。

ブロッコリー7
どうです?この”ブロッコリー”の瑞々しさ!


やや固めに湯掻いてありますので、その食感がパワフルです。


緑黄色野菜”を喰っているのだ!っという実感が持てます。

肉アップ8
もう目の前は、”肉・肉・肉”で満ち溢れています。


不思議なものです。この””を目の前にしますと、もうそれだけで”幸せ感”が体中にみなぎってきます。


人類は、自ら”雑食性”を選択することで地球上の生物の”覇者”となりました。その遠き昔の本能が、”焼き肉”を前にすると俄然よみがえってくるかのようです。

肉9
と言いますのは人類の創世記、人間が他の動物の肉を喰らっていた時代には”生肉”を食っていたに違いありません。


ところが、山火事が発生した後に牛や豚などの動物の”焼けた肉”を、恐る恐る口にした我々の祖先は、その”旨さ”に小躍りして喜んだ。


生肉”とは比較にならない旨さを得た”焼き肉”。以来人類は、苦労して””を自らのものとして、現在の”調理”の原型を手にしたのでしょう。


もちろん現在でも、””の新鮮さを味わうために、敢えて”生肉”を食べる習慣はあります。高級焼肉店では、生肉にタレを掛けたものを楽しむメニューも数多く見られます。


熊本県や長野県それにお隣の高知県など、”馬刺”を好んで食べる県もあります。


ワタシも”馬刺”は好きですが、目の前の”鉄板焼き肉”、これには目がありません。むさぼるよううに喰いました。体中にエネルギーが充填される実感を味わいながら。


このお店、母体は”肉屋”さんなので””自体が旨いのは当たり前。その上、この”特製タレ”がたまりません。どんどんご飯が進みます。やはり”中ご飯”にして正解でした。”大盛りご飯”を選ばれる方のほうが多いかも知れません。

カフェラテ10
完食した後に”カフェラテ”を頂いてお勘定を済ませようとしました。


と、その時、若い”店長”さんが挨拶に顔を出され”店舗移転計画”の全容を説明して頂きました。


その内容の全容は書けませんが、「移転後のお店は、もっと”肉を前面に”押し出したお店づくりとメニュー構成にしたいと思っています!」っという力強いお言葉でした。


その”移転新店”にお伺いすることをお約束して、お店を後にしました。しっかり名刺交換も出来ました。楽しみが大きく広がりました。


移転新店”にお伺いした翌日には”ブログアップ”したいと思っております。


<追記>この記事をアップしましたところ、ブログ友:”ファットマン”さんからコメントを頂き、お店のフェイスブックによれば、このお店は既に10月14日で閉店されているとのこと。従って、現在は今の場所では営業されていませんので、追記し訂正させて頂きます。なお、移転先の開店予定日は未定らしくて、店長さんからも移転新店案内は頂いておりません。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 131

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の秋頃にアップした391号から393号までのお店です。


先ず最初”に振り返るお店は、2012年10月9日にアップした391番目のお店、国道196号線を今治方面に進路を取り、北条を過ぎたところの”浅海原”の中間辺りにあります”アイビーハウス”さんです。(「再訪43 アイビーハウス」・「愛媛グルメ紀行」 391

瀬戸内海の”斎灘”(いつきなだ)を見渡せる位置にお店はあります。

お店1
こちらがお店の全貌です。

国道196号線を通る方、あるいは海が好きな方ならどなたでも知っているお店でしょう。

1983年創業ということなので、もう29年になります。(記事記載当時)

カレー上5
このお店の看板メニューは”ゴールデンカレー”650円です。

今の若者達から昔は若者だった方々まで、この”ゴールデンカレー”には様々な思い出を秘められていることでしょう。

真っ白なお皿の外輪、並々と張られたスープのようなカレーの外輪、そして地中から突然競りあがって出来た北海道の”羊蹄山”の佇まいを見せる”小山”の外輪。

この”三つのリング”が、目にも鮮やかではないですか。しかも、供せられた瞬間からスパイスの香りに全身が既に包まれています。

このお店は、忙しい時間をやり繰りしてでも”再訪したい”ですね。様々な思いが詰まったお店でもありますので。


二番目にご紹介するお店は、2012年10月10日にご紹介した392番目のお店、カレー専門店の”ブルドッグ”さんです。(「再訪44 ブルドッグ」・「愛媛グルメ紀行」 392

2日間続けて”カレー”のお店を紹介したことになります。ワタシにすれば、極めて珍しいことです。

このお店、松山では恐らく松山では一番歴史があるカレー専門店ではないでしょうか。創業は昭和34年といいますから、今年で52年目です。(記事掲載当時)

場所は、一番町1丁目の電車通りの北側にある「井出ビル」を北東の方向に入った、歩行町1丁目にあります。

玄関1
こちらがお店の玄関です。店内は、厨房に男性二人とフロアー係りの女性が一人。

お店の電話番号の局番がまだ二桁のまま表示されています。このお店だけは、時間の進行が止まっているかのようです。

ロイヤルハヤシ5
これがお店に入る前から決めていた”ロイヤルハヤシ”で、お値段は750円。なお、「ライス少なめで!」と頼んだのでやや小さく見えますが、普通はこれよりひと回りは大きい。

ミンチカレーやカツカレーより安い。でもコストは多分倍近くかかっているはずです。これだけ薄く焼いた薄焼き卵の反面を半熟に仕上げられるのは、やはり熟達した職人技です。

ウッ!っと息詰まるくらいにデミソースが濃い!これが、若い頃は普通に思えていた。

このお店も、懐かしさ以上のものがありますので”再訪したい”と思います。


今日最後にご紹介するのは、2012年10月11日にシリーズ393回目にご紹介したお店、県道森松重信線(193号線)沿いの”エフコ森松店”東隣のビル1階にあります”台湾家庭料理店 福味香”(ふみか)さんです。(「再訪45 福味香(ふみか)」・「愛媛グルメ紀行」 393

昨年8月にオープンしたばかりなので、1年を経過したところ。ところが連日大入りで、昼時には駐車場に車を入れるのが一苦労と言う繁盛振りを見せています。(記事記載当時)

玄関1
さてこちらがお店の玄関です。

確認は出来ていませんが、日本人の経営するお店とはちょっと雰囲気その他が違っています。

台湾ラーメン5
それで、前回は”豚骨台湾ラーメン”を頂いたので、今回は迷わず”台湾ラーメン”を注文しました。お値段は、なんと驚きの380円!

具材に、ニラ、刻みネギ、モヤシ、そして豚ひき肉の味噌煮込み、更に中央に突起しているのは唐辛子。

スープはどうやら醤油味のようです。確かに台湾で一番ポピュラーな”坦仔麺”(タアミー)に酷似(こくじ=よく似ている)している。

スープを啜ると、ピリリとした刺激が舌に広がる。これは唐辛子1本を3つに切り分けたものの辛さと、ラー油の辛さ。

味はピリ辛と美味しい。麺も極々普通の中華麺でモッチリ感には欠けるものの、全体としては異国情緒を楽しめた。

お昼時にこのお店の近くを通っていたら”再訪する”と思います。



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「過去記事を振り返る」 32

今週の「過去記事を振り返る」からは、ミニシリーズで「不思議な世界」をお話します。ミニシリーズは、5回に渡ります。


このお話、その導入部分から展開、さらには結末に至るまでの”何とも奇妙な遣り取り”は、1通の”葉書”から始まりました。


「フィクション」?「ノンフィクション」?① (2010年8月9日掲載)


今週からは、”フィクション”(作り話)ともとれなくはいけど、”ノンフィクション”(実際の話)としての、ワタシの実体験を下敷きにしたお話。


ある日、訳(わけ)が分からない”請求書”が自宅に届いた。

送り主は「インターネット債権回収機構」といういかめしい名前が印刷されていた。

その請求書には、”有料サイトの閲覧費用”が未払いになっていると書いてあった。


心当たりはなかったけど、請求先に電話してみた。

 「アノー、インターネット債権回収機構さんですか?」

「はい、そうです。私は担当のと申します」

 「アノー、オタクから訳が分からない請求書が届いたンですが」


 「お名前は何と仰いますか?調べてみます」

 「M・Kです」と”嘘の名前”を告げた。


この”奇っ怪な話”の続きは、来週も。

しばらく続きます。お付き合い下さい。



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「ルーマニア家庭料理 ろまにあ」・「愛媛グルメ紀行」 821

今日は勝山町2丁目、メゾンドール勝山の3階にあります”ルーマニア家庭料理 ろまにあ”さんを初訪問しました。


勝山通りからちょっと東に入ったビルで、しかも3階にありますから、知っている方でないと行かないかも知れません。


しかも、お店に入った後で知ったのですが、平日の昼間は”電話予約”されたお客さんだけに対応されていて、営業日は木・金・土・日の午後6時から午後10時迄の営業です。


ワタシはそういう営業対応を知らずに飛び込んで、「ええ、いいですよ!どうぞどうぞ!」っと迎え入れられました。

建物1
ルーマニア”は東欧圏にあって、黒海に面した本州と同じくらいの面積を持つ国です。人口は、僅か19百万人。


チャウセスク大統領時代には共産圏でしたが、ベルリンの壁崩壊の影響を受け”ルーマニア革命”がおこって1989年に民主化を果たしました。


山間部が多い国ですが、黒海湿地帯を有し動植物の生息種類はヨーロッパ有数を誇ります。なお、これらの”ルーマニア国事情”は、オーナーシェフんの”平野”さんに全て講義していただいた成果です。


何しろお客さんはワタシ1人ですから、じっくり講義をして頂きました。

ディスプレイ2
この画像が、”ルーマニア”の民族色を色濃く反映したディスプレイ類です。


ルーマニア”という国は、東欧圏に属していますが民族的にはイタリヤ・フランス・スペインなどと同じ”ラテン民族”です。言葉もイタリヤ語やフランス語に近い。


オーナーシェフさんは、”ルーマニア”に魅入られて12年間もルーマニアと日本を行き来し、ルーマニアの地方都市に家まで持っていたという。


そのオーナーシェフ”平野”さんにお尋ねしました。「なぜ、ルーマニアだったんですか?」っと。


すると「そう、それは”女”よ!、”ルーマニア”の”女”は美しい!!」っと、一言。男は女によって運命が変わる。

メニュー3
昼間は、電話予約のお客さんだけに対応されていて、メニュー画像下のメインディッシュ8種から選び、後はスープとサラダとコーヒーが付いてるランチが用意されています。お値段は1300円(内税)です。


「お昼を電話予約だけのお客さんで対応しているのは、私が1人でやっていまして、多数のお客さんが重なると対応できなくなるからです。今は手伝ってくれる人が出来たので、徐々に対応することが出来るようになりました」


「それでも、毎月月末週の木曜日と金曜日の2日間は、”ルーマニアワインパーティー”をやっています。会費2500円でルーマニアワインが飲み放題です」っと。

スープ4
「ワタシはルーマニア料理を食べたことがありませんので、メインディッシュを選ぶのに・・・・・。何かルーマニア料理らしいメニューはありませんか?」っとワタシ。


「それはそうでしょう。四国で”ルーマニア料理”を出しているお店はウチだけでしょうから」っと、オーナーシェフさん。


そこでシェフのお薦めで選んだメニューが”ミティティ”という、豚と牛の挽き肉料理です。


画像は、トマト味のスープですが、香辛料も全てルーマニアからの取り寄せと言われるので、今まで味わったことがありません。ですが、深い味で美味しく頂きました。

サラダ5
こちらも、ランチに付いている”サラダ”です。


オーナーシェフさんの講義は続きます。「”ルーマニア”を表記しますと”ROMANIA”と書きますが、これを日本語風に発音しますと”ろまにあ”になります」


「更に、”ルーマニア”という国名の語源は、”ローマ人の国”とう意味で、約2000年程前はローマ人が支配していたという由来からついた国名です」っと。


ワタシは「飛んで火に入る夏の虫」の体になりながら、お料理をいただきました。

メインプレート6
さてやっとメインプレートの登場です。木彫のプレートに可愛らしく盛り付けられています。


食器は、主にルーマニア製を使っておられます。とにかく”ルーマニア一色”です。


お料理を専門に学ばれた訳ではありません。「そりゃあ、12年も住んだり旅したりしていると自然に覚えますよ。見よう見まねです」っと。


でもこの方は、一種の”ルーマニア文化伝導大使”的な使命感をお持ちのようで、ルーマニア大使も食事に来られています。

ミティティ7
さて、これがシェフの仰る典型的な”ルーマニア料理”という”ミティティ”です。


これ日本でもありそうに見えますが、食べてみますと「え????え???これは・・・・・・初めての味で・・・・」っとなる。


第一、挽き肉料理とありますが、その挽き肉が思いっきり粗挽きです。豚の油が大きく、コリコリした食感なのです。おまけに、香辛料だって、初めての香り。使ってある香辛料自体はワタシも知っているものなのでしょうけど、その配合が独特です。


とにかく食べ応えのある”粗挽き肉料理”でした。

パプリカ甘酢漬け8
こちらも初めて目にする料理でした。お伺いすると「それは、”パプリカ”の甘酢漬け”です」っと。


「ルーマニアは、イタリヤやフランスと、ドイツやポーランド、更には北方ロシアとの物流の中継点でした。ですから、イタリア料理、フランス料理、ドイツ料理、そしてロシア料理の影響を色濃く受けています」っと。


「更に、ルーマニアにはもちろん高速道路もあって、そこへベンツだBMWだ、などという車も走っていますが、今でも”木製の馬車”に藁を満載したものがポコポコと通っている国なんです。そういう風景が大好きなんですよ」っと、次第に熱くなる。

ピラフ9
こちらは、とっても可愛い”ピラフ”です。ルーマニアという国は、かつては”オスマントルコ帝国”の支配下にあったという歴史も持っています。


この”ピラフ”に、ちょっと”トルコ風”の匂いを感じたのは、その所為(せい)でしょうか。


ワタシの様に、何にでも好奇心を持って、知りたいと思ったらとことん調べ尽くさないと気がすまないタイプの人間にとっては、血湧き心躍るお店です。

ドライフルーツ10
これは”干しイチジク”と”干しぶどう”です。


これらの”ドライフルーツ”類は、メインプレートの片隅にあった”スモークチーズ”とともに、”ルーマニアワイン”のアテとして、出されるもの。


「ルーマニアという国は、決して豊かな国ではありません。むしろ貧しい国です。ですが、ワインを楽しみながら、こういうドライフルーツをつまむ。慎ましやかですが、ラテン民族の血が流れている国です。国民はみな明るい!」っと、笑顔で語って頂きました。


もしお昼にランチを食べたい場合は、”090-8679-6909”迄お電話して下さい。オーナーシェフの”平野”さんに、あたたかく出迎えて頂けます。お一人でもOKです。


なお、多くの”ルーマニア事情”をお話頂いたのは、ワタシが”質問攻め”にしたからです。決して知識の押し売りをされる方ではありませんので、誤解なきように。



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「素敵なキッチン クルトン」・「愛媛グルメ紀行」 822

今日は二番町3丁目、博多一風堂さんの真向かいの”二番町コンプレックスビル”2階にある”素敵なキッチン クルトン”さんをご紹介します。


このお店は、ワタシのこの”愛媛グルメ紀行”シリーズを、陰に陽に支えて頂いている読者さんの1人で”四楓院”さんの情報を頂いての訪問となりました。


この”四楓院”さんは、ワタシにだけ分かるコメントで頂くことが多い方ですが、様々な情報のフォローを丁寧にして頂いている方です。このところの、ワタシのお店訪問は、その8割以上が皆さんからの情報に依っています。ありがたいことです。

2階お店1
場所は、三越前の二番町通りを南一方通行で下ったところ。お店は2階にありますから、何気なく通っていたら見過ごすかも知れません。


で、”四楓院”さんの情報によれば、このお店の近くに姉妹店の姉に当たる、”地鶏の伝兵衛”というお店があるそうで、その妹的なお店がこのお店だという。


しかも、両方のお店共に、ランチメニューの一番人気は”チキン南蛮セット”だという。そこで、歩いて1分もかからない”地鶏の伝兵衛”へ行ってみた。午前11時30分のことでした。


すると、”地鶏の伝兵衛”さん、既に営業をされていて暖簾も揚がっていた。しかも外メニュー看板には人気メニューのトップに”チキン南蛮セット”と、堂々と掲げてあった。

店内2
不思議なことはここから起こった。その”地鶏の伝兵衛”さんの暖簾をくぐってお店の入ろうとして、改めて外メニュー看板を確認してみた。


すると、”チキン南蛮セット”の上を覆うように掛け看板がしてあって、「只今の時間は、姉妹店”クルトン”にて営業しています直ぐそこ約20m」っと表記してあるではないか。???????自店の暖簾はもう揚がっているというのに???


まるで「自分のお店で”チキン南蛮”を食べてほしくないので、妹店のクルトンに行って下さい!」っと、言わんばかりです。それなら、ランチメニューのトップに何故掲げたの???


仕方ないので、約20mほど北に取って返してこのお店に来たという訳です。お店は若い男女の2人体制。


店内は3組のお客さん。一組はカップル、もう一組は若い男性サラリーマン2人組。そしてワタシ。

メニュー3
早速、”地鶏の伝兵衛”、”素敵なキッチン クルトン”の両店共に”ランチ人気NO1”と銘打った”チキン南蛮セット”を注文した。お値段800円(内税)です。


とりあえず、若い女性スタッフに色々聞いてみた。


「はい、このお店お開店は昨年の11月です。ハイ、地鶏の伝兵衛は姉妹店です。あちらの方は、確か開店4~5年だったと思います。店名の”クルトン”は、店長が色々言っていて、一番口調がいい名前を採って、その店名に!」っと。


「なぜ、あちらのお店も同じメニューやっていて、掛け看板に、この時間には”クルトン”に!って書いてあるんですか?」


「え・・???そうなんですか?店長に言っておきます」っと、彼女。

チキン南蛮セット4
これが看板メニューの”チキン南蛮セット”。姉妹店の姉的な”地鶏の伝兵衛”さんは、鶏を得意としたお店のようです。


妹的なこのお店の”チキン南蛮”も、その氏素性は確かなようで、見た目も綺麗。


自家製の”タルタルソース”の甘酸っぱい香りが心地いい。

チキン南蛮5
こちらがメインプレートの、生野菜に”チキン南蛮タルタルソース掛け”です。


堂々としたたたずまい。臆することなく、で~ーんと構えている様は、安心感と安定感が漂っています。


食べる前から、これなら間違いないわい!って確信が持てる。この立地で800円も嬉しいし。

ロールキャベツ6
こちらは、あまり見かけない”ロールキャベツ”です。


キャベツ”は元々ヨーロッパ西南部が原産なので、ルーマニア等の東欧諸国で生まれたお料理です。それが、明治4年に日本に伝えられ、現在様々な”ロールキャベツ”が生まれた。


たっぷりのスープの中で、挽き肉やコメ、ネギ香草をキャベツで巻いて炊きこんである。キャベツの内側から香る香草と、しなやかなキャベツ繊維、そしてスープの上品な味の”ハーモニー”が素晴らしい。

ポテトサラダ7
こちらは、まあ”律儀”とでも表現したくなった”ポテトサラダ”です。


しかもこの”ポテトサラダ”の特徴は、後で別に触れますが”茹で卵”を大胆に使われていることでしょう。


いわゆる、”街の食堂”のポテトサラダではなく、”レストラン”のそれです。濃密な味を演出しているのが、先に書いた茹で卵。


たかがポテトサラダかも知れませんが、そこにひっそりと個性を込められた。いいじゃないですか!

鶏8
さあて、いよいよメインの”チキン南蛮”、ハイ、いってみましょうー。


先ずは、肝心の””ですが、旨い脂をふんだんに含んだ皮目をきちんと生かされて、淡白な味に流れがちの”鶏肉”の個性を引き出されています。ここが一つ目のポイント


次に”揚げ加減”が、当然ですが絶妙です。揚げ過ぎて肉がパサつくことなど全くなく、逆にとっても”ジューシー”なんです。美味しさの2つ目のポイント


更に、チキンが身にまとっている””ですが、厚からず薄からず、ちょうどいい。鶏肉の旨さを外に逃さない役目と、スパイシーな香りを鶏肉に移す役割をしっかり担われた。ここが3つ目のポイント

チキン9
いよいよ、”チキン南蛮”の仕上げ部分です。普通に”南蛮漬け”といえば、大きな役割を担うのが”ネギと唐辛子が効いた甘酢餡”です。


ところが、宮崎県延岡市が”チキン南蛮”発祥の地と言われていますが、その特徴は何と言ってもその”タルタルソース”にあります。


マヨネーズに、タマネギ、キュウリのピクルスなどの野菜と、固ゆで卵などを共にみじん切りにして混ぜたものを”タルタルソース”と言いますが、このお店のものは、固茹で卵が荒く大きめに砕いて混ぜてある。


しかも全体のソース濃度が高く、ネットリとした舌触りと甘目の味付けが特徴のようです。”旨い!


この個性的”タルタルソース”の出来が、4っつ目のポイントです。それらの総合点に於いて優れていると思いました。

米10
そして、決定打は””です。ええ、”ご飯”ですよ。


まあご覧になって下さい。この”テリとツヤ”を。これに”香り”が加わるんです。


ご飯の盛りが、ワタシにはやや多すぎる!っと思って臨んだ”ご飯”、一粒も残しはしませんでした。



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「地鶏の伝兵衛」・「愛媛グルメ紀行」 823

今日のお昼も、二番町3丁目の街角に立っていました。昨日ご紹介した”素敵なキッチン クルトン”さんの姉妹店でも姉的なお店”地鶏の伝兵衛”さんをお訪ねしたのです。


実は昨日の記事でも書きました通り、先にこちらのお店を目指して玄関まで来ていたんです。


ところが、後でお示しする外メニューに、”クルトン”さんに誘導するかのような掛札が掛かっていたので、クルトンさんを先にお訪ねしたという経過があります。

玄関1
そこで昨日に続いて、今度こそと思って玄関をくぐりました。


昨日と玄関前の様子は全く同じでした。ちょっと下の画像を見て下さい。

外メニュー2
自分のお店の”ランチメニュー”看板のトップに掲げた”メニュー”を覆い隠す”誘導案内ボード”がこれなんです。


単純に考えると、自店の看板メニューである”チキン南蛮定食”が既に売り切れてしまったので、それを目当てにして来店されたお客さんを、姉妹店に誘導しようという意図が感じ取れます。


見た目はそう感じさせられるものですから、誘導されるままに昨日は”素敵なキッチン クルトン”さんに向かってUターンしたというわけです。

店内3
ところが、クルトンさんで”チキン南蛮セット”をいただきながら考えた。”地鶏の伝兵衛”さんをお訪ねした時刻は、ランチタイムが始まったばかりの午前11時30分でした。


(なお、同じメニューを”地鶏の伝兵衛”さんは”チキン南蛮定食”と呼んでいます。お値段は、両店共に800円(内税)です。)


開店直後に売り切れるはずがない!でなないか?

メニュー4
だからお店に入って注文する時に、真っ先に上の疑問を女性スタッフに問いかけてみた。


すると、アッサリ「ええ、ウチはご飯が出てしまったらもう”チキン南蛮定食”終わっちゃうんですよ!だから、ああいう掲示を!」っと。


ということは、用意されている”チキン南蛮定食”の数が極めて少ない。例えば一日5食限定!だとか?・・・・


またこのお店の”チキン南蛮定食”と、クルトンさんの”チキン南蛮セット”は、小皿料理は違うものの”チキン南蛮”自体は全く同じという。そこで”ミックスフライ定食”に注文を切り替えた。お値段820円(内税)です。

ミックスフライ定食5
なお、このお店は開店6年目を迎えたそうで、”素敵なキッチン クルトン”さんの店主さんは、このお店のご出身だと説明を頂いた。


さてこれが注文した”ミックスフライ定食”です。クルトンさんと同じ構成で、メインプレートの他には、2つの小鉢と漬物と味噌汁というもの。


店内の照明が暗かったので、白いご飯と、同じく白いタルタルソースが白く反射していますので、見えにくい画像となりました。

刺身6
こちらが小鉢の一つで”刺身”です。特にどうということはなく、普通にいただきました。


ところでこのお店、最初は”焼き鳥屋”さんか?と思っていましたが、”地鶏”をメインの食材とするも、その他酒の肴メニューも多く、言わば”飲み屋”さんのようでした。


お客さんの入りは、まあ6分という程で、やはり”夜メインのお店”の、昼のつなぎ営業の感が拭えません。

ひじき7
こちらの小鉢は”ヒジキの煮物”です。これも、員数合わせの感があって、メインのお料理と、それ以外のメニューとのバランスが如何なものか?っという思いがしました。


もちろん、久しぶりの”ヒジキの煮物”美味しくいただきました。


この”ヒジキ”を食べる度に、90歳で亡くなった父を思い出してしまいます。父は赤紙一枚で太平洋の艦船に乗船させられ、否が応にも戦争に駆り出された。そして太平洋の真っ只中で、来る日も来る日も洋上に漂う”ヒジキ”を集め喰って飢えを凌いだ。


その戦争経験が、父を”ヒジキ嫌い”にさせた。

唐揚げ8
さて、こちらが3種の”ミックスフライ”の内の”鶏唐揚げ”です。


大きな”唐揚げ”が2個、堂々と鎮座していた。このお店が使っている”地鶏”とは、八幡浜産の”媛っこ地鶏”を使っておられます。


媛っこ地鶏”とは、4種の系統の地鶏を交配して生み出された”地鶏”で、軍鶏の”歯ごたえ”と、その他の種鶏の特徴をもった”脂ののり”が特徴と言われています。


この唐揚げは、上に説明した特徴をストレートに表現された”唐揚げ”に仕上がっていました。

サーモンフライ9
こちらが3種のミックスフライの内の一つ、”サーモンフライ”です。


サーモン”、つまり””は、9月~2月が旬のシーズンです。


シーズンインしたばかりの”サーモン”を、愛媛の地鶏”媛っこ地鶏”と併せて使われた意図に、板さんのセンスを感じました。美味しくいただきました。

チキン南蛮10
さてこちらが、ミックスフライの中の”大トリ”である”チキン南蛮”です。


こちらは昨日の”素敵なキッチン クルトン”さんでも説明した”4つの優れたポイント”を持っています。


つまり、”旨い脂をふんだんに含んだ”ものであり、”肉質がジューシー”であり、それらをきちんとカバーする”衣力”(ころものちから)があって、最後に”超個性的なタルタルソース”を身にまとっている。


このお店も、姉妹店の”クルトン”さん同様にお料理自体に満足させられました。おまけに、お勘定を済ませてお店を出ようとすると、ご丁寧にも店主さんに玄関を出るまで見送って頂きました。


宮崎県延岡生まれの”チキン南蛮”ですが、ここ愛媛の地でも根付いているようです。


<追記>”ガド様へ”    博多のラーメンに付いてコメントをいただきありがとうございました。実はあの記事は11月27日にアップ予定のものが、手違いで短い時間でしたがアップ状態になったものです。頂いたコメントはアップ予定日にそのままアップされます。悪しからずご了解下さい。



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「肴と飯 茜家」・「愛媛グルメ紀行」 824

一昨日、昨日、そして今日と、二番町3丁目界隈を彷徨(さまよい)いました。その3日目は、”肴と飯 茜家”さんをお訪ねしました。


この辺りは、夜メインのお店の密集地。どこのお店も、”ランチ”を夜のメインのお客に結びつけようと激しく競い合っている地域です。


どのお店も、三越松山店二番町側から南に伸びる、北向き一方通行の路地沿いに並んでいます。大街道と平行していまして、大街道の一本西側の通りです。

玄関1
こちらがお店の玄関です。間口はおよそ一間半。間口が一番狭いタイプのお店でしょう。


ですから、店内は奥へ奥へと伸びるカウンター席が中心になります。


目の前の厨房で、板さんの一挙手一投足を見ながら、旨い””をつまみながら酒を飲むといったスタイルのお店。

本日の定食メニュー2
お店の玄関横に張り出してある”本日の定食”が、一種の”誘蛾灯”の役割を果たしていて、ランチをどこで食べようか?っと、この界隈をそぞろ歩いている人の目に留まるのを待っています。


当日のメニューと言えば、メインディッシュに”鮭のカマ塩焼き”と出ております。””は9月~2月が旬の魚です。


昨日ご紹介した”地鶏の伝兵衛”さんでも、””が食材として使われていました。いよいよ”シーズン到来”なのでしょう。


シーズンインしたばかりの””、しかも部位の中では一番脂の乗った”カマ”を頂こうという趣向のようです。

カウンター3
狭いお店ですから、店主の板さんと女性スタッフの2人の体制です。


カウンター席の座った背中側を、女性スタッフが食器の上げ下ろしをしますが、注文したお料理は板さんからカウンター越しに直接渡されます。


この地で開業して17年だそうで、この地域では年数的に言えば中堅どころでしょう。

本日の定食4
こちらが”本日の定食”と銘打たれたお料理です。お客さん全員が同じものを頂くシステムのようです。


メニューの内容は、”鮭のカマ塩焼き”をメインディッシュにして、副菜の皿には”刺身”と”だし巻き玉子”と”ポテトサラダ”、それ以外に小鉢には”自家製豆腐”が用意され、後は味噌汁とご飯です。


これで700円(内税)ですから、夜の営業への繋ぎの意味を込めた値段でしょう。それにしても”破格的な値段”設定であるに「違いない出よう。

副菜5
先ずは副菜的なお皿です。メインは”だし巻き玉子”と”刺身”。


刺身”に使われた魚の種名は分かりませんが、皮身はバーナーで炙られていて、鹿の子仕立てにされています。


だし巻き玉子”も、唸ると言ったほどではないけれど、破綻のない味です。美味しく頂きました。

自家製豆腐6
こちらが”自家製豆腐”です。一種のおぼろ豆腐風で、マッタリとした舌触り。


出汁が効いた醤油で頂きます。


ありきたりでないところがいいですね。板さんの意欲を感じました。

鮭のカマ塩焼き7
さて、これがいよいよシーズンインしたばかりの”鮭のカマ塩焼き”です。どうです!堂々としているでしょう。


カマ”とは、魚の頭と胴体のちょうど付け根の辺りの部位を言います。刺身にはならない部位なので、部位ごとに売られているとしたら単価的には安い。


実はこの後、この地域に魚を卸している”魚屋”さんに行って確かめました。つまり、”鮭のカマ”だけを仕入れることが出きるのか?


その答えはこうでした。「料理屋に、食材として魚を卸している業態があります。つまり、刺身になる部位だけ欲しいというお店に、予め魚をさばいて納める訳です。そうすると、カマなどの食材が余ります。それを指定して仕入れることは可能です」っと。このお店がそうしているのかどうかは確認していないので分かりません。


なお”鮭のカマ”の調理法ですが、骨と骨の間に脂が乗っていて、とってもジューシーな部位です。ですから、調理法としては、”塩焼き”がベストでしょう。

鮭のカマ塩焼き8
厨房内では”カマ”が大量に仕込まれています。つまり、一度魚焼きで焼いてあって、後は注文がある度に、ベストの状態で仕上げの焼きがなされます。


これをレモンと、一味が効いた”もみじおろし”で頂きます。皮と身の間のプリプリした部分をすすり上げ、骨と骨の間の柔らかい肉を吸い込みます。


もう最高に”トロットロ”なんです。旨さを凝縮した脂が滴(したた)りります。これが”ランチメニュー”なんですから、何ともっ贅沢だと思いました。

鯛の鯛9
骨の全てをしゃぶり尽くした結果が、この画像です。


これが、一般的に言われるところの”鯛の鯛”です。は、硬骨魚類の骨の一部で、姿が鯛に似た部位であることから”鯛中鯛”(たいちゅうのたい)とも呼ばます。


カマの部分でないと見られないので、この姿を見出すと”旨いものを喰った!”っという満足感に浸れます。

ご飯10
最後のこの”ご飯”ですよ。どうですか!この色艶の良さを。テリも素晴らしい。


このお店の”名乗り”を思い出して下さい。”名乗り”とは、”フーテンの寅さん”という場合の”フーテンの”の部分に当たります。


つまり、このお店の”ウリ”は肴だけではないんです。「ウチは”めし”も旨いんやで!」って名乗っただけのことはあります。


何時も言うことですが、”ご飯”が旨くなきゃ、全体が台無しになりますが、逆にそれが旨ければ、”終わりよければすべてよし”の世界に一変するのです。


お見事でした。満足しきってお店を後にしたことは言うまでもないことです。



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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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