「過去記事を振り返る」 45

今年は、年初から「国交省って?」という長いシリーズを再度振り返ってアップしています。


本日は、その第7回目です。「国交省」って?⑦(2010年9月29日記事掲載)

先週月曜日の続きです。


第二次管改造内閣首相は「一に雇用、二にも雇用、三にも雇用といっているではありませんか」(記事記載当時の内閣)


「ハイ・・・」


「今回の出店で、地元の若者が”最低5人は雇用できる”のですよ


「ハイ・・・」


「深刻な不況から脱して、町に賑わいを取り戻そうと、自らリスクを取って出店を決意された

看板9
「それに対するアナタ達の姿勢は、道路行政の秩序維持という大義名分からか?、”懲罰的な単価”の占有料を自分達が内部で決めて、それが払えないなら撤去しろと


アナタ達は、何一つリスクを取らないのに


「一方で雇用やら、景気の本格可動へのプランなどと、言いながら、現場ではまったくそれに逆行している。可笑しいと思いませんか


「もちろん、産業振興の大切さは理解しています。しかし、道路管理者の立場としては、正しく運用していると・・・・・」


「それが典型的な“合成の誤謬” (ごうせいのごびゅう=一つ一つの政策は正しくても、それが合わさると現実にそぐわない誤った政策になること)ではないですか


「省庁のそれぞれの部局は、お互いが正しい政策を作りそれを遂行しているから、自分達に間違いはないと胸を張る


「ところが、それぞれは正しい政策でも、それが合わさると我々の商業活動をするものには大きな支障が出る」


「省庁縦割り行政の弊害が言われて久しいのに、まだこんな簡単なことが理解できない

交通表示板1
「?・・・」


もう、こんな無駄な会話終わりにしたいンです。


もう少しで完了しますから、もう少しだけお付き合い下さい。


(実は、事態そう甘いものではありませんでした。以降約2ヶ月間に渡るタフな”ロングラン交渉”が待っていようとは、この時私は全く想像さえ出来ていませんでした。)


<注>なお、この全編で交わされる私と国交省役人との”会話”は、誇張も飾りもない、ありのままの”会話”を忠実に再現したものです。


ワタシは、ボイスレコーダーなどというものが無くても、2時間位の”会話の正確な再現”は、徹底的に訓練を受けております。この話は、創作ではありません。リアルな会話を再現したものです。



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「再訪 309 レストラン イル・モンテ」・「愛媛グルメ紀行」 871

今日は、針田町にあるイタリアンレストランの”レストラン イル・モンテ”さんの3回目のご紹介です。


初めてご紹介したのは、まだ2011年のことで6月1日でした。(「イル・モンテ」 真っ当な「B級グルメ店」 55


このお店も、まだシリーズ名を”真っ当な「B級グルメ店」”と読んでいた時代ですから、今からもう3年半前でした。2回目のご紹介は、2012年11月7日。(「再訪59 イル・モンテ」・「愛媛グルメ紀行」 412

玄関1
実は、店名の”イル・モンテ”さんの由来を確かめていなかったので、それをおうかがいしようとずっと、前から”再訪”しようと思っていて伸び伸びになっていました。


学校で出された”宿題”をずっと忘れていたので、その”宿題”を解きにお伺いしたという訳です。


イル”はイタリア語の定冠詞ですが、”モンテ”はフランス語やスペイン語やイタリア語で””を意味します。つまり、この””は”どの山”を想定されているのかが知りたかったのです。

外メニュー2
こちらにあるのが、玄関に張ってある”外メニュー”で、3種の”モンテランチ”から選びます。


もちろん単品メニューもありますが、ランチタイムにはほとんどの方がこの3種から選ばれているようです。


これだけの内容とボリュームと、そして何よりも特筆すべき美味しさであってこの価格!驚くほどコストパフォマンスがいいんです。


ワタシがこの日選んだメニューは”ポークとホーレン草の和風パプリカソース炒め煮”です。ランチのお値段は何れも630円(外税)。メインディッシュにスープとご飯かパンを選べます。


以前来た2回の”モンテランチ”のお値段は、実は650円でしたた。外税になったとはいえ、値下げされていますよ、驚き以外の何物でもありません。頭が下がります。

テーブル3
さて、店名由来の謎です。ワタシはてっきり、イタリアのアルプス地方の名山で、例えば有名な”モンテ・ローザ”だとか”マッターホルン”をイメージしていました。


ところが意外や意外、そうではなかったのです。その””は最後に紹介することにしましょう。


なお、このお店は何時お邪魔してもテーブルに”バラ一輪”が活けてあります。お店の細やかな心遣いをひしひしと感じるお店です。

スープ4
ランチは”スープ”から始まります。この”スープ”はコンソメ味で、浮身は野菜が数種類。


お料理の美味しいお店は、例外なく”スープ”が美味しいですね。例えば、ワタシがお薦めの洋食屋さんの”ダイニングキッチン たゔぇるね”さんなどは、その最たるお店です。(「ダイニングキッチン たゔぇるね」・「愛媛グルメ紀行」 608


スープ一品にも力を入れておられることが、舌先に伝わってきます。

モンテランチ5
日替わりの”モンテランチ”は3種ですが、その内の1種は”魚料理”になっています。


ワタシは3度来て、3度とも”お肉料理”、それも”ポーク料理”を選んでいます。


パプリカソース”の色が鮮やかでしょう。”パプリカ”が持っている色合いを、手間ひまかけて引き出してソースに仕立てられておられます。


お料理の手順や内容は知りませんが、手が込んだソースであることは、一舐めしてみれば直ぐに分かります。

ポークとホーレン草のパプリカソース炒め煮6
もうちょっと近寄って見てみましょう。


ワンプレートの中に、ちゃんとメインディッシュと生野菜と温野菜を収められています。


しかも一櫛切りされた”赤いトマト”が、配色全体のアクセントになっているではありませんか。

ポークとホーレンのパプリカソース炒め煮アップ7
ポーク”がパプリカの色合いに少し染まって、味が染みていることを暗示させてくれます。


他の野菜類も、それぞれの持ち味が十分に引き出せれていて、しかも”パプリカソース”が結構濃厚なので、ご飯がどんどんすすみます。


このお店は、このお店目指してくるお客さんばかりです。お店の北側の道路を挟んだ向かい側は”たちばな小学校”の広いグランド。

温野菜8
こちらが”温野菜”。ポテトにインゲン、モヤシにトマトです。それぞれ別々に調理されたのでしょうか?


モヤシはモヤシの食感が生き、インゲンもインゲンらしい。ポテトはやや柔らかめに湯掻いてあって、ちょっとマッシュポテトのような食感が出ていました。


このお店の客層は広く、様々な人が松山の広域から集まっていることを感じます。

レタス9
お客さんが途切れないので、”店名由来”の山は”どのお山”なのか?という宿題が解けません。


テスト終了間際に慌てて回答を書いたように、最後の最後になって””があっけなく解けました。


「”モンテ”の”お山”って、一体どの”お山”を想定されたんですか?」って奥様に。


すると、アッという回答が返ってきました。「ええ、私達”山越”って言うの。それで・・・・」っと微笑まれたのです。


「え・・・・・・エッ・・・・”山越”・・・・・””だったんですね!」っとワタシ。

抹茶アイスクリーム10
3年越しの”疑問”はあっけなく”解けました”。ちょっと意表をつかれたので、喉が乾きました。


で、何時もは頼まないデザートを注文しました。”イタリアンアイスクリームの抹茶”。


「”山越”さんだったとは・・・・・・・」っと、ちょっと呆然としていたら、”アイスクリーム”が”溶けました。


溶けた”アイスクリームを最後まで美味しく頂きました。スッキリしました。”また来よう!”って思いました。


(おまけ)
私のオススメおみや集

○北京飯店(北条)からあげ
サクサクおやつ感覚で食べれる唐揚げ。ビールのつまみに最高。

○桃屋(三津)さば煮付け弁当
こってりしっかり炊かれた鯖で、いくらでもご飯が食べられる。

○喜夢知屋(萱町)豚足
ちょっとピリ辛に煮られた豚足。冷やして良し。温めて良し。

○野久保製菓(大洲)いちご大福
大粒のいちご自体が甘くて美味しい。誰にあげても喜ばれる。

○周ちゃん広場(西条)本鮪のトロ
形不揃い切り落とし本鮪のトロが1パック680円くらい。我が家では、白ネギと一緒に叩いてネギトロで食す。うまい!


日頃から読者の皆様には沢山の温かい言葉や様々な情報を頂き、心から感謝しております。

大変図々しいお願いですが、”あなたのオススメおみや”も是非!!私に教えて下さい。



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「うどんそば つるや」・「愛媛グルメ紀行」 872

今日は、西条市丹原町池田にある”うどん屋”さんの”うどんそば つるや”さんをご紹介します。


場所は、道の駅で有名な”周ちゃん広場”のすぐ近くの、県道48号線沿いにあります。


何故私が、お昼に”うどん”一杯を食べるための、わざわざ国道11号線の桜三里を超えてこのお店に来たのか?

玄関1
こちらがお店の”玄関”です。


私がこのお店に来た理由は、友人がこのお店で”不思議な体験”をしたというので、その”追体験”をするために行ってみました。


不思議な体験”というのは、「食べた”うどん”がとっても美味しかったんだけど、それは単にお腹が空いていたからだけか?」っということと「お店お方たちの、”超個性的”な雰囲気に呑まれた!」っという二点でした。

メニュー2
頼んだメニューも、その友人が食べたものと同じメニューを注文しました。


それは”きつねたぬき”という、珍妙な名前のメニューです。480円(内税)です。


その注文を店主さんに伝えると「はいよ!”つねぬき”ね!」っと復唱され、手元のメモに鉛筆で大きく「きた」と書きました。
マッチ3
店内は、コック服とコック帽を被った店主さんと、普通の服装の奥さんと、コック服の上に半袖のベストを着て、大きなマスクをし、髪の毛はボサボサ頭の、ちょっと得体(えたい)の知れないおっちゃんの3人でした。年齢も不詳。


うどん屋”さんで、”コック服・コック帽”は初めて見ました。店内の風景からは完全に浮き上がった服装でしたが。


そして驚いたことは(以下、驚きっ放しになるのですが・・・・・・)、ガスの火口に火を点けるときは、画像の大きな”マッチ箱”から一本一本マッチを取り出し、それに火を点けてガスに点火することでした。これも初めて見る光景です。

おでん桶4
店内入り口には”おでん桶”があったので、覗いてみました。


すると”真っ黒な出汁”の中で”おでん達”が溺れかけているではありませんか!


「なななんと、哀れじゃないか!」と思って、”スジ肉”を一本、”墨汁出汁の池”から救出してやりました。

おでん5
どーーです!この”スジ肉”、救出されて湯気を上げながら”ホッとしている”でしょう!伝わりますか?


もちろん、この後は私のお腹に収まるわけですが・・・・・・。”スジ肉”にとっては・・・・どちらが幸せだったんだろう?って妙に考え込んじゃいました。


「味?」ですか?それが・・・・・不思議に”美味しい”んですよ。出汁が良く沁み込んでいて。

きつねたぬき6
さて、これが”きつねたぬき”です。大量の”天カス”が乗っていて、”きつね”が顔を見せてくれません。隠れているんです。


それに”出汁”を啜ってみると「薄~~い!」んです。醤油が手近にあったら垂らしたい程薄いんです。


ところが、この”薄い出汁”・・・・・・・・途中から次第に濃くなっていくではありませんか?「アレレレ・・・・出汁の味がどんどん変わって行く!!!」っと、”狐に包まれた”様になりました。


そうなんです!”きつね=お揚げさん”が、すっごく甘辛く煮てあって、それが出汁に溶け出ていくに従って”出汁”が濃くなって、丁度いい味に収まったというわけです。これを、この人達が、ちゃんと計算ずくでやっていたとしたら、大変な技量ですよ。
きつねたぬき7
たぬきたち”が邪魔するのを押しのけ掻き分けて、”きつね”を探しだしました。「コラ!出てこい!顔を見せろ!!!」っと凄んでやりました。


すると、突然”沈没船”が一気に海上に浮上したかの様に、”きつね”が急浮上して「隠れてなんかじゃないんダイ!出汁に沁み込むために、ずっと”潜水”してたんダイ!」って、逆に凄まれました。


実はこのお店の”出汁作り”が、超ユニークなんです。一旦”出汁”を煮詰めて抽出したら、その”出汁”を冷蔵庫に入れて冷やします。すると、”出汁”が”ゼラチン状”に固まります。いわゆる”煮凝り”(にこごり)ですよ。


注文がある都度、その”煮凝り”をおたまですくい取って丼に固まりを入れます。そこへお湯を注ぐと、たちどころに”温かい出汁”に変身です。まるで”たぬき”に化かされた感じがしました。

きつねたぬきアップ8
「このお店は何時からやっておられるんですか?」ってお聞きすると、コック帽さんが「そーーよなーー~~・・・かれこれ・・・30年に余ってやっとるんよ!」っといささか胸を張られた。


次に、ボサボサ頭の”ちょっと得体の知れない”おっちゃんに、「この麺の量、多いですねーーー!2玉はあるんではないですか?」っと質問してみました。


このおっちゃんが”麺係”らしくって、目の前で熟成させたうどんの固まりをちぎっては、”麺切り機”に掛けて、麺を切り出して、それを直ぐに湯掻いて、麺は洗うこと無くそのまま丼に入ります。


その得体の知れないおっちゃんが、「何いよ~~ん!2玉以上は入っとる!高校生なんか、よ~ー~喰うんじゃけん!喰える奴らには喰わしてやったらエエンヨーー!」っと。

麺9
そして、その”麺係”のちょっと得体の知れないおっちゃんが繰り出す””が、これまた超ユニーク。


機械で切り出しているにも関わらず、麺の幅が不揃いで、しかも”きしめん”みたいに幅が広い。しかも、ここまで柔らかい麺のは出会ったことがない程、ユルユルの麺だった。これだったら、総入れ歯の人でも、ちゃんと噛める。


愛媛の麺”は総じて柔らかい麺が多いんですが、その柔らかい麺のどれとも似ていない。このお店にしかない”超柔らか麺”、これが意外に旨いんです。何故旨いのか?も謎です、得体が分からないんです。


このお店が何故30年以上続いているか?謎です。でも、やはり需要があるからでしょう。その日も丹原高校生諸君がお店に来ていました。「おばちゃん、俺卒業するケン!」って言ってお勘定を払っていました。


でも、恐らく卒業していく彼らは、丹原に帰ると必ずこのお店に来て、個性溢れるこのお店の”うどん”を食べに来るのでしょう。

残った10
とうとう、残ってしまいました。あの幅広ユルユル麺が、2玉以上も入っているのですから、とても私には”歯が立ちません!”よ。


もちろん、柔らかくて”歯が立つ”様な麺ではありませんけど。


で、お勘定を!ッと思った瞬間に、新しいお客さんが入ってきて、盛んにおばちゃんに話しかけたんです。「おばちゃん、麺湯掻き上がっとるン????」って。


でもそのお客の質問に、お店の3人は誰一人応えようとしなかったんです。お客さんもワタシも??????


6回位話しかけたでしょうか?おばちゃん、急に顔を上げてその客に向かってこう言いました。「あれ~~、どこかで、誰かが呼びかけよるんかナーー???思とったけど、”鍋焼きうどん”作るのに熱中しとって・・・・・聞こえなんだ!やっぱり、誰かが何か言ヨッタンヤネーー!」っと。


最初から最後まで「??????????」のお店でした。


でもそれもそのはずでしょう。”きつね”と”たぬき”の”ダブル化かし”に出会ったら、そりゃあ”狐と狸に包まれます”よね。


お後がよろしいようで・・・・・・



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「四季の彩 ゆめの野」・「愛媛グルメ紀行」 873

今日は竹原4丁目、場所を説明するのは大変に難しいのですが、敢えて言えば”ダイキ竹原店”から西部環状線の方に行った住宅街の中にある、日本料理の名店”四季の彩 ゆめの野”さんをご紹介します。


こういった、ひっそり隠れたような所にあるお店ですが、”知る人ぞ知る”という”和食の名店”なんです。


ですから、門前市をなすという風ではありませんが、平日の昼時でも、予約客とフリー客が半々という感じで入ってきます。

玄関1
こちらが、探しに探してやっと辿り着いたお店の玄関。


さてこのお店、板長さんは関西で修行をなさった方で、この地でお店を開いて17年。そのオーナーの板長さんに、店名由来を語って頂きましょう。


「お店を開く時、如何にも日本料理のお店って感じの店名は嫌だったんです。そこで、コピーラーイターというんですか?そういう専門家に幾つかの店名候補を挙げてもらって、その中から選んだんです」っと。


「いやーー、いい”店名”ですよ。ワタシこのお店、ある”食通の方”に紹介してもらってお訪ねしたのですが、来る道道、どういうお店だろう?って色々想像を巡らせましたもの」


「いえ、そう言って頂けると嬉しいですよ。開店当初は周囲の皆が反対したんです、この”店名”。でも、私は今でもこの”店名”にしてよかたって思ってるんです」

前菜2
このお店の”ランチメニュー”、多くはありません。”懐石料理”が3種と、松花堂弁当のように、仕切られたお重に全てを盛り込むメニューの、大きく分けて2種のメニュー。

ワタシが選んだのは、”懐石料理”でも、言わば”ミニ懐石”とも言うべき、一番お安いコースでこのお店では”こでまり”と呼んでおられます。一番安いと言っても、お値段2000円(外税)。

独立して以降、最初に経験する”大きな岩盤”にぶち当たって、仕事の相棒ともがき喘いでいた時でした。そういう時こそ、美味しいお料理で、岩盤を打ち砕く勇気を頂きたいと思ってこのお店をお訪ねしたのです。

先ず最初に出てきたのが、画像の”前菜”です。右から、”酒粕の天ぷら”とサツマイモ、それに左端は、卵液にワカメ等を入れて1時間以上低温で蒸して作られた”袱紗焼き”(ふくさやき)です。

しょっぱなから手の込んだお料理の数々に、圧倒されました。”酒粕”の天ぷら何で初めてです。「イエネ、日本料理って、その素材をどう扱うか?が勝負でしょう。ありきたりに”粕汁”じゃ、面白くないじゃないですか!」っと板長。

造り3
そしてこれが”お造り”です。まあご覧になって下さい。”お造りが立体的”に供せられました。

右側の、白い櫛型のものは”大根”です。「これは”大根”ですよね!」ってお尋ねしました。

すると「ええ、大根です。でも”刺身のツマ”として大根を千切りで出すと、大抵のお客さんはそれを残されてしまいます。そこで、こういう形にひねって見たんです。すると、アレレ、これは一体何だろう?ってお客さんが興味を持ち、そして食べて頂く」っと板長さん。

お造りの手前の白いものは”イカ”ですが、これもイカに包丁を入れただけのものではありません。ちゃんと、結んで出してあります。

しかも「日本料理では、素材を切って出すだけの物は一品もありません。お客さんが頂く時間を逆算して、例えば一週間前かから作り始めます。それが2日前のものも、5時間前のものも、全部計算して出しています」っと。

焼き物4
さてお造りを食べ終わった頃合いに、画像の”焼き物”が供せられました。

焼き物”のメインは、ナントナント”牛フィレ肉”ではありませんか。

11月末まで勤務した会社の”有志”が催してくれたのが、肉好きなワタシの事を考え、”イタリヤ軒”の”鉄板焼きステーキ”でした。(「再訪 293 レストラン イタリヤ軒」・「愛媛グルメ紀行」 843

そこでワタシは初めて”立っている牛肉”を見たばかりです。牛肉って、いいお肉・高いお肉でも、”横にしだれてヘナヘナしてる”って思っていたところ、”お肉が立って”いました。

それをこの和食のお店で再び見ようとは想像だにしていませんでした。「お肉は”フィレ肉”なんですねー!日本人って、脂肪のサシが入った霜降り肉を好みますよね!」っとワタシ。

「ええ、そうですが、これはコースの中の一品です。ここで脂が入っているお肉出しちゃうと、それだけでお腹一杯になってしまいます。それじゃ、懐石にはならない。ここは一番柔らかい、脂肪の少ない”フィレ”でなくちゃね!」っと板長さん。

焼き物5
ですから両面を軽く焼いて、肉の中が生の状態で(ミディアムレア)いただきます。まあ、何て贅沢な。


真っ昼間から、”牛フィレミニステーキ”をいただくなんて。これを読んで頂いている読者さんからすれば、何て贅沢を!って思われる方もいらっしゃるでしょう。


でも毎日頑張って仕事をしています。タマの贅沢には目をつぶって下さい。

揚げ物6
さてお次は”揚げ物”が出て参りました。まあ、言うところの”天ぷら”です。

普通、”天ぷら”で、高いお金を出している場合、”天ぷら”のメインはやはり”海老”でしょう。

ところがこの板長さん、ここは””をメインに持って来られました。こういうお店は、”板長”さんとの”想像力勝負”です。

「オットトット、こっちの方面から攻めてきたか!」って、”意表を突かれ”たと思えば、それは”板長”さんの構想力の勝ちですよ。

「ホッホーーー、これは”ワタリ”ですか?」っとワタシ。

「イエイエ、それは”ワタリもどき”なんです。私は、蟹は”ズワイガニ”より寧ろ瀬戸内の”ワタリガニ”の方が旨いって思っています。でも、旬の”ワタリ”は高くてとても使えません。そこで、”ワタリ”に一番近い味の蟹を使ったんです」っと真っ向勝負の板長さんは、寧ろ正直です。

茶碗蒸し7
いよいよ会席膳も最終盤です。今度は”茶碗蒸し”が供せられました。いやはや、良いお出汁と三つ葉の香りが当りに充満します。

「最近あるお寿司屋さんでお伺いした話なんですが、寿司屋が出す”茶碗蒸し”と、日本料理屋で出す”茶碗蒸し”とは違うんだって」

「そのお寿司屋さんが仰るには、寿司屋が出す”茶碗蒸し”の方が濃厚で、そのお店の場合、卵液と出汁の割合は5対5だと!」っとワタシ。

「ええ、その通りです。日本料理屋では”茶碗蒸し”は”玉子”を食べて頂くお料理ではなく、”出汁”を食べて頂くお料理なんです!」っと。

「ですから、ウチの場合、出汁と卵液の割合は、6対4、或いは7対3で作っています」っと。

お料理の世界の奥の深さと幅の広さをシミジミ感じながら、出汁の効いた茶碗蒸しを堪能しました。

酢の物8
こちらが、ご飯と汁とお漬物が出される前の”酢の物”です。

これが、板長さんが初めの頃言われた、お客さんが食べる日時を逆算して作られた”酢の物”でした。

一例を見せて頂きました。”奉書包み”というお料理です。画像では全てを紹介しきれません。

奉書包み”とは、大根を”桂剥き”にして(習字紙のように、薄く密にそぎ切りにしたもの)、その”奉書”状になったものに、酢物などの具材を巻き込んで一週間ほど寝かせます。それを、ちょいと、切り分けて、当日に慎ましやかに出します。

それをいただく客の、一体何人が、その手間隙を想像できるでしょうか?

デザート水菓子9
さて、懐石料理もとうとう最後になりました。コースを〆るのは”水菓子”です。

つまり”氷のデザート”です。コレはまた、”淡雪”に見立てられた”水菓子”の登場です。

”の肌理が細かいので、本当に直ぐ溶けてなくなってしまいそうな”淡雪”なんです。その”淡雪”に、微かな香りと甘味が潜ませてありました。

「イエネー、私は最初”寿司職人”として修行のスタートを切ったんです。ところが修行していて、これはちょっと自分が目指す道とは違うと思って、和食の世界に入ったんです。でも、今になって思いますに、初めに”寿司職人”の世界を経験したことが、今になって生きているように思うんです」っと。

「寿司の世界と和食では、全く違うんです。例えば和食は幅が広くて奥が深い。一方寿司は、スピードが勝負で、瞬間瞬間の閃きが大切です。その両方を経験出来たことは私の財産になりました」っと。

いちじくとメロンのシャーベット10
コースは終わったのですが、サービスに飲み物かシャーベットをいただけるという。

外は、何十年ぶりかの”寒波”が吹き荒れていた日でした。でも、ワタシの心に、沸々と”熱い火”が灯った思いでした。

分厚い”岩盤”に突き当たって、悩み苦しむ日々を過ごしていた時です。相棒と頭を突き合わせて、何処かに突破口を見出したいと懊悩していました。

でもこのお店で、人が見ないところまで心配りをしている板長さんの、損得勘定ではないプロの仕事を見せて頂きました。

急がば回れ!」かも知れません。短兵急に攻めるだけで成果が上がるなんて、そうは甘くない事に気が付きました。その瞬間から、体と心が熱くなりました。

迷わず選んだ”いちじくとメロンのシャーベット”の、まあ美味しかったこと。このお店で、貴重な”勇気”を頂きました。

ご馳走様でした!そして、ありがとうございました!!



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「風風亭・樽味本店 新装開店!」・「愛媛グルメ紀行」 874

今日は樽味1丁目にある、新装開店なった”風風亭・樽味本店”を、相棒とお訪ねしました。


このお店の、以前のお店は一度だけご紹介しましたが、新装開店の場合は新店扱いとしてきていますので”再訪”とはしません。(「風風亭」 真っ当な「B級グルメ店」 95


お店には、平日の午前11時30分にお伺いしたのですが、お昼の時間帯は駐車場が何時も満車状態が続いていました。

玄関1
こちらが新装開店されたお店の景色。随分と大胆な変身を遂げられました。


でも”風風亭”の文字ロゴは以前のお店と同じです。スタッフ数も増えているように見えました。


そして、客層が随分広がった印象です。特に、家族連れの姿が目立ちます。皆に期待されての、新装開店ぶりです。

店内2
店内には、まだ”開店祝いの熨斗袋”や、花の類が華々しく飾り立てられていました。


開店時独特の、一種の喧騒感と、客もお店の皆さんにも漂う高揚感。それらが、一体になって、エネルギーを感じさせられます。


松山人の”新しいもの好き”も手伝ってか、連日の賑(にぎわい)です。ここ1~2ヶ月が勝負でしょう。新しく掘り起こしたお客さんの層を、定着させることが出来るかどうか。

メニュー3
メニュー”を見ますと、随分とメニュー数が増えているようでした。


そこで、珍しいメニュー”焼きラーメン”を注文しました。お値段700円(内税)。この日は、周囲の高揚感に煽らてたように”餃子”まで注文しました。(350円)


実は”焼きラーメン”というメニューは、初めてではありません。そのメニューに初めて出会ったのは、2013年5月2日のことでした。(「再訪 105 鉄板焼・お好み焼 椿や」・「愛媛グルメ紀行」 520


この”鉄板焼・お好み焼 椿や”の”焼きラーメン”とは、以下の画像のものです。

焼きラーメン1
つまり、鉄板焼きの”焼きラーメン”は、文字通り、鉄板で”ラーメン”を具材と一緒に焼いて供せられます。


この”焼きラーメン”を見て、お店の方にこうお尋ねしたのを覚えております。


<「焼きそばと焼きラーメンの決定的な違いは何ですか?」っと。すると思ったとおり、「焼きそばは専用のソースを使いますが、焼きラーメンは”豚骨スープ”を煮詰めたもの使います」と、お答えは実に明瞭でした。>

焼きラーメン4
さてこの画像が、”風風亭”さんの”焼きラーメン”。


鉄板焼き”のお店の”焼きラーメン”とは、全く違ったメニューでした。


普通のラーメンの具材を多くした、中華料理店のメニュー名で言いますと”タンメン”とほぼ同じもののように見ました。


つまり”タンメン”とは、”茹でた中華麺”に、”炒めた肉・野菜”を合わせ、そこに”煮込んだスープ”を掛けたものです。

焼きラーメン5
どう見ても、或いは食べてみても、”焼いてある”のは、””ではなく、野菜中心の”豊富な具材”の方でした。しかも、”焼いた”のではなく”炒めた”もののようにお見受けしました。


このお店のメニューのカテゴリーの中では、”醤油とんこつ”に属しています。


肝心なお味です。ワタシの個人的味覚では”超濃厚”でした。むせるばかり。「なる程、こういうアプローチもありか!」って思いました。

チャーシュー6
こちらはこのお店の”ウリ”の一つである”チャーシュー”です。


なお、このお店の”ウリ”は、”白湯スープ”(ぱいたん=豚骨)、”自家製しこしこ生麺”、そしてこの画像の”コクうま手作り焼豚”なんです。


なる程、口に入れると”ホロリと解け”ます。ご自慢だけのことはある”チャーシュー”です。

餃子7
こちらは、勢いというかお店の雰囲気に乗せられて頼んだ”餃子”。


これは相棒にお願いして食べてもらいました。思いの外”焼きラーメン”のボリュームがあったからです。


樽味”の”新名所”誕生の瞬間に立ち会いました。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 145

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の冬真っ盛り頃にアップした433号から435号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年12月4日にアップした、通称中央通りから三津に繋がる国道437号線沿い、”ナンカイゴルフガーデン”の入り口に、11月初めにオープンした新しいお店”中華料理 縁中縁(えんちゅうえん)”さんです。(記事記載当時)(「中華料理 縁中縁」・「愛媛グルメ紀行」 433

場所は久万ノ台で、中央通りから三津に向かって松山聖陵高校を過ぎて久万ノ台緑地公園を過ぎて直ぐ、道路の南側にあります。

玄関2
こちらがお店の玄関です。”ナンカイゴルフガーデン”、ゴルフの打ちっぱなし練習場の入り口にあります。

オーナーシェフは13年前に中国から茨城県水戸市に来日され、各地を移動しながら10年前に愛媛に来られました。(記事記載当時)

店名の”縁中縁”(えんちゅうえん)は、中国から来日しやっと自分のお店を持てるようになった。それも人と人の””のお陰。

五目餡かけ5
これが注文した”五目あんかけ御飯”(御飯少な目)で、お値段は680円です。

少な目の御飯の上に、「これでもか!」という位に多くの具材が乗り、その上にいい香りのする餡がタップリ廻しかけられています。

具材は、エビ、イカ、青梗菜(ちんげんさい)、レンコン、豚ばら肉、白菜、大き目のキクラゲ、フクロタケ、タケノコ、ニンジンなど、五目ならぬ十目と、至って豪華です。

そして肝心の”五目あんかけ御飯”、こちらの味付けが実にアッサリしています。上品と言ってもいい。

このお店は、この後”再訪を繰り返す”お気に入りのお店になりました。


二番目にご紹介するお店は、2012年12月10日にご紹介した434番目のお店、石手川の土手の道沿いにある、お好み焼き”もみじゅう”さんです。(「再訪69 もみじゅう」・「愛媛グルメ紀行」 434

場所は新立から土手道沿いの道を西に向かうと、石手寺に至る手前、道路の南側(石手川側)にお店はあります。

玄関1
こちらが、土手の道に面した玄関です。

二番町1丁目で、今から38年前に開店した中華そばのお店”豚珍行”(とんちんこう)さんの創業者の次男さんがこのお店をやっておられます。

実はこのお店の開店以来の人気メニュー、豆腐と明太子を出汁醤油でいただく”豆腐めんたい”を今度こそいただこうと再訪しました。お値段は520円です。

豆腐明太8
さあ、鉄板で焼いた豆腐に明太子を廻しかけ、マヨネーズを投入し更に鉄板の上で全体を馴染ませ、その上に更に明太子を乗せてネギをかけて出来上がりです。

出汁醤油”の焦げたいい香りが鼻腔をくすぐります。

見た瞬間、そして食べて直ぐに思いました。「あああ、この瞬間に冷えた生ビールのジョッキがあったらどんなにか幸せだろうに!」っと。

これは、他の人に自信を持ってお薦め出来る味です。量的には少ないので、もう一品必要かも知れません。

このお店は、昨年12月に独立して移転した、ワタシの事務所からも近いので”再訪する”と思います。


今日最後にご紹介するのは、2012年12月11日にシリーズ435回目にご紹介した、JR三津浜駅構内にあるうどん店の”多磨屋”(たまや)さんです。(「多磨屋(本店)」・「愛媛グルメ紀行」 435

場所は三津の会津町、JR三津浜駅の一角にあります。

玄関1
こちらが、JR三津浜駅の駅舎内に併設されている玄関です。

単品メニューもあるのですが、多くのお客さんはセットメニューを選ばれているようでした。

私は”「自家製ごま豆腐」のランチ”と名づけられたメニューの中で、”Aランチ”と名づけられたセットを注文しました。お値段はうどんベースで680円です。蕎麦ベースを選べば、これが790円になります。

天ぷらうどんセット4
こちらが”Aランチ”です。

具材は至ってシンプル、海老天にカマボコ2キレと刻みネギだけ。でも、いい出汁の香りに包まれます。

うどんの麺は、極めて太い麺を使ってあります。麺は、ワタシの好みの麺ではありませんでしたが、このお店の”出汁”は出色の出来です。

場所が遠いので”再訪できるか”どうか、微妙なところですね。



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「過去記事を振り返る」 46

今年は、年初から「国交省って?」という長いシリーズを再度振り返ってアップしています。


本日は、その第8回目です。「国交省」って?⑧(2010年10月1日記事掲載)

先週月曜日の続きです。


「さて、それにしても、“空間の”占有料が坪単価月額2,700円以上


「いいですか?土地を賃貸契約して、独占的排他的に占有する場合の賃貸借料の坪単価としても、月額2,700円っていうのは高いですよ、この松山の相場では」


「それを空中に浮いていて、独占的排他的占有ではない空間の占有料地上賃貸相場をはるかに越える

看板2
「こんな馬鹿なことが、経済社会で通用するとでも言うのですか


「・・・・・・・」


「看板出していて、飛行機の運航に支障が出ますか


「いえ、出ません・・・」


「じゃあヘリコプター


「・・・出ません」


人の通行に支障は


「支障が出ないような基準で看板を許可しています」


「じゃあ、車両


「出ません・・・」


「では、結局、あの突き出し看板で通行というか飛翔(ひしょう)に影響が出そうなのは、ツバメカラスだけですね


「・・・・・・ハイ・・・」

「それで坪単価月額“2,700円以上”


「いえ、昨年までは松山は、”坪単価月額が約550円”だったンです。ところが、今年からそれが”約3,860円”になったンですよ」

交通表示板5
「えーー、ナニー7倍  になったーアー 


もう少しで、この話は終わります。


ところが、行けども行けども終わらないんです。行方が全く見えなくなるのは、もう少し先のことでした。



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「再訪 310 手打ちうどん・そば 水車」・「愛媛グルメ紀行」 875

今日は、石手川に架かる「岩堰橋」(いわぜきばし)のたもとにあって、セブンスター石手店の真向いにある”手打ちうどん・そば 水車”さんの4度目のご紹介です。


過去4回ご紹介する、23番目のお店です。この”愛媛グルメ紀行”シリーズを書き始めて、6番目にご紹介したお店でもあります。つまり、お気に入りのお店なんです。


過去の3回は以下の通りです。(「水車」 真っ当な「B級グルメ店」⑥)・(「再訪26 水車」・「愛媛グルメ紀行」 366)・(「再訪 157 手打ちうどんそば 水車」・「愛媛グルメ紀行」 590

玄関1
こちらが、松山の人ならどなたでも、一度は目にしたことがあるであろうお店の”玄関”です。


お店の裏には、”石手川”が流れています。


石手川”は、昔は”井河”と呼ばれていて、このお店がある辺りには”岩堰の大岩盤”がありました。


その”大岩盤”を人手で切り開いて”井手”(いで=農水路)を作ったことによって、今の”桑原町”や”束本町”が一大穀倉地帯になったという歴史を持っています。(「松山市の地名・町名由来」・ 「枝松町・拓川町他」 30)より、引用。

メニュー2
さて、今日このお店に来たのには、明確な理由がありました。


それは、ある若き友人と「松山で旨い”鍋焼きうどん”のランキングを付けるとしたら、そのトップ3はどのお店?」っというテーマで論議したことによります。


その友人が掲げた2番目にこの”水車”さんがありました。ワタシはまだ”水車”さんの”鍋焼きうどん”を試したことがなかったので、それを確認するために来たという訳でです。

鍋焼きうどん6 
さてその友人とワタシが、声を揃えて真っ先に掲げた”松山一旨い鍋焼きうどん”は、上の画像の”堀江港 みなと食堂”さんでした。「堀江港 みなと食堂」・「愛媛グルメ紀行」 277


この”みなと食堂”さんの”鍋焼きうどん”が、文句なく”断トツに旨い鍋焼きうどん”を食べさせてくれるお店です。


”よし、”出汁”よし、”かやく”(具材)よし、そして”バランス”よしで、食べている間は、嬉し涙で目が潤む。


意見が完璧に一致しました。この友人は、悔しいけれど、ワタシを遥かに上回る”食通”であることを認めざるをえません。

鍋焼きうどん3
さてこの画像が、”水車”さんの”鍋焼きうどん”、お値段900円(内税)です。


画像の中央を縦断した白い帯は、背中からの強い”日差しの帯”です。


背後の、お店の窓枠から漏れた光が眩しかった。

鍋焼きうどん5
このお店は、鉄鍋でグツグツ煮だつ音を立てながら供せられます。


鉄鍋の蓋を取ると、出汁の香りが一斉に襲って来ます。


この”出汁”の香りを嗅いだだけで、出汁の旨さが分かろうというものです。”グツグツ・・・・フツフツ・・・」という音も耳元に心地いい。

出汁5
さてこれが”出汁”ですよ。


熱い鉄鍋の底に残っている出汁まで、舌先でペロペロ舐め取りたい衝動に駆られます。


でも、舌先を鉄鍋の底に付けた瞬間、舌先が”ジュン”っと悲鳴を上げることは間違いありません。いくらワタシが”じゅん”だと言っても、ソコまでは・・・・・

取り皿6
だから、用意された取り皿にと取って食べました。


うどん”の具材に”焼き豆腐”が入っている光景、皆さん、見たことがありますか?これが滅法旨いんです!


すき焼きの中に入っている”焼き豆腐”と同じ役割を担っていて、””からにじみ出た旨い”肉汁”を一手に引き受けて吸い込んでいます。


つまり、”肉汁”が詰まったタッパーウェアですよ。

取り皿7
お次は、かやく(具材)のスター”牛肉”ですよ。


牛肉”が持っている”旨さのパワー”を、どう引き出し?、どう残すか?


つまり、美味しい”肉汁”をたっぷり”出汁”と”焼き豆腐”に移しながらも、自身の肉の中にも”旨味”をちゃんと残しておく。


残せなかったら、””がパサパサの”出し殻”のようになっちゃうでしょう!

半熟卵8
そして極め付きは、”半熟卵”。これがもう、最高に”トローーーーーットロ!


ラーメンに入っている”味付け半熟煮玉子”は、きちんとそのプロセスを持って作られています。


ところがこの”半熟卵”は、一見無造作にポーーンと鉄鍋に割り入れてあるんです。ところがドッコイ!無造作ではけっしてありません。


お客さんの口に入る時間帯から逆算して、鉄鍋の中の温度とその冷め具合を計算され尽くして割り入れてあるんです。


だから、”半熟卵”に手が伸びる頃合いには、周囲の白身部分がやや固まりかけ、黄身の部分に熱が通った瞬間にツルルンっと口に吸い込まれていく。プロ中のプロの仕事ですよ。

麺9
”は、極め付きの”松山麺”。この””をして、”讃岐麺”と比較して”腰なし麺”と揶揄する向きがあります。


ワタシは”讃岐麺”も大いに好きです。でも”松山麺”とは目指している世界が違うと思っています。


ですから、違う世界のものを比較しても意味が無いと思うんです。


ワタシにとっての”松山麺”は、”艶と色香の麺”だと思っています。このお店の””は、間違いなく”松山麺”を代表する””に違いありません。


かくして、ワタシを数段上回る食通の友人が掲げた”鍋焼きうどん松山ランキング”の”堂々第二位”は、このお店の”鍋焼きうどん”でしたが、その友人とワタシの意見は完全に一致しました。



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「再訪 311 土佐長寿司」・「愛媛グルメ紀行」 876

今日は仕事の流れでお寄りした、通称”椿神社”の表参道沿いにあるお寿司屋さんの名店”土佐長寿司”さんの三度目のご紹介です。


過去のご紹介は以下の通り。(「土佐長寿司」・「愛媛グルメ紀行」 507)・(「再訪 139 土佐長寿司」・「愛媛グルメ紀行」 567


過去に2回しか来ていませんが、店主の板長さんにも奥様にもしっかり覚えて頂いていました。

玄関1
実際にこのお店をお訪ねしたのは、昨年12月25日のクリスマスの日。


こちらの方面に、仕事があって久しぶりに立ち寄りました。

店内2
店内は、カウンター席に常連の夫婦が一組と、小上がりの席にも家族連れが。この日は家族サービスの日だったのでしょう。


当日はランチを扱っていなかったので”ちらし寿司”を注文ししました。お値段1720円(内税)です。

ちらし寿司と吸い物3
店主の板長さんが、いきなり「先日、ヤツヅカ君のお店に行かれていましたね!」っと。


「え?ヤツヅカ君のお店って?」っとワタシ。


「”やつげ亭”ですよ。彼は、よくウチに来てくれるんで」っと。相変わらず、店主さんワタシのブログを見て頂いている様でした。

吸い物4
ところで、この”吸い物”を、まあ見て下さい。


細かい仕事をされていて、これだけで、既に立派な””になっているじゃありませんか。


出汁よし、香り良し、見た目よしと、三拍子揃っています。

ちらし寿司5
そしてこの画像が、このお店の”ちらし寿司”です。


最近、幾つかの寿司屋さんで”ちらし寿司”をいただいてきましたが、どのお店も、ちらし寿司の上に散りばめられた寿司ネタは、そのまま”刺身”として食べられるように、ちゃんと”ムラサキ”も別に用意されています。


しかも寿司ネタの彩りが鮮やかで、その盛り付けもちゃんと”絵画”仕立に配してあります。

ちらし寿司6
ここに箸を付けて、この形を崩すのがもったいなくなりますね。


食べる前から、もう満足させられるのですから流石ですね。


寿司ネタの一番奥、やや左手のキュウリの奥に見えるのは、何と”烏賊”(イカ)ですよ。刺身ででも食べることが出来るイカをちょっと蒸して、イカの表だけ卵黄か何かで黄色く色付けされています。

穴子7
ツメ”を一刷毛、すっと塗った”煮穴子”、どうです!手が伸びそうになりませんでしたか?


煮穴子”は、寿司屋の技量を推し量る、一種のバロメーターでしょう。お見事!っという他ないじゃないですか。

きゅうり8
そして極め付きは、画像の”キュウリ”ですよ。(そのキュウリの奥に、”イカの蒸し物”が見えています)


見事に仕事をされています。何もここまでしなくたって、味は同じなのに、っと素人は思います。


でも、そこは寿司職人の技量と遊び心ではないでしょうか。”綺麗に見せて、旨く食べてもらう”っていう。

中身10
食べるのを忘れそうになっていました。撮影に夢中になってしまって。


そこで”煮穴子”からやって、下の酢飯部分を覗いてみました。すると、上に敷き詰めた”寿司ネタ”を”刺身”として食べても、下にはシッカリ”寿司屋の玉”と”濃厚な”そぼろ”で酢飯を覆っあったんです。それだけで、既に立派な”ちらし寿司”になっていました。


お勘定をする時、女将さん「”吸い物”は、大将からのサービスで付けさせて頂きました」っと。


思わず大将を見ると、笑顔が広がっていました。会話らしい会話は今回出来ませんでしたけど、そのサービスに無言の気持ちが込められていました。頭が下がりました。「ご馳走様でした」



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「食楽命泉 門福(しょくらくめいせん もんぷく)」・「愛媛グルメ紀行」 877

今日は、道後湯之町に昨年11月1日に開店されたばかりの”食楽命泉 門福”(しょくらくめいせん もんぷく)さんをご紹介します。


場所は、以前”ダイエーコーノ”があったお店で、現在は”業務スーパー道後店”の東隣りです。


このお店のことは、先月”独立”した際に、法人の口座を開設した金融機関の支店長さんからお聞きした。その支店長さんも、ワタシの”ブログファン”でした。

玄関1
ちょっと目立たない上に、”担々麺”を”ウリ”にした”四川料理”のお店風には見えませんでした。


実はこのお店、畑寺町にある、焼き鳥屋さんの”川串”さんを経営をされている”仙波”さんのお店です。”川串”さんは、既に3度ご紹介している。(「川串」・「愛媛グルメ紀行」 601)・(「再訪 205 川串」・「愛媛グルメ紀行」 677)・(「再訪 264 川串」・「愛媛グルメ紀行」 782


その”仙波”さんは、二番町1丁目のホテル勝山の西隣の帆風ビルで”お蕎麦屋”(和蕎麦)さんもやっておられて、そのお店には自らがお店に出られておられるそうです。

外メニュー2
玄関脇風景。黒板にチョークで書かれた手書きメニューが、ナントモ初々しいですね。


店名の”門福”は、”もんぷく”と読ませ、”門田店長”さんの一字をとって、”門に福来たれ!”の願いを込められたそうです。


お店のコンセプトは、”地産地消”と”本場四川料理に現代”を加えようというものです。

店内3
経営者の”仙波”氏は、野菜ソムリエでもあり、自ら農園を持たれて野菜を栽培されておおられます。


自分が育てた”体に優しい野菜”で、”季節感”を演出される方なので、食べる前からワクワクさせられます。


店内は若い門田店長さんと、若い女性の二人で切り盛りされています。従来の”中華料理店”の既成概念を完全に取っ払われた新しいお店の誕生でしょう。

担々麺4
さてこの画像が、お店では”門福謹製 担々麺”とメニューされたもので、お値段680円(外税)です。


フランス料理に於ける”ヌーベルキュイジーヌ”(新しいフランス料理)に対応して、中華料理の世界でも”ヌーベルシノワ”(新しい中華料理という意味)が出てきて久しいですね。


この”担々麺”は、その”ヌーベルシノワ瀬戸内風”と呼びたくなる風貌と香りをしていました。

アップ6
どうです?見た目が先ず綺麗でしょう!


すり胡麻を効かせた”白湯スープ”(ぱいたんすーぷ)に気品があります。そこへ、大胆に”ラー油”が散りばめられています。


おまけにチンゲンサイとワカメ。それに何と言っても目を引くのが”乾燥桜エビ”でしょう!このセンスに痺れたました。

ラー油7
ラー油”は、挑戦的かつ刺激的な香りを放っています。これは本気で辛いのか?


で、そっとレンゲでスープを掬って飲んでみました。恐れるほどの”辛さ”ではありませんでした。


四川料理には欠かせない”花椒”(ホァジョー)は、殆ど効いていないようにお見受けしました。使われていないのかも知れませんね。

桜えび8
手前の”青梗菜”(チンゲンサイ)のシャキシャキ感がキレています。


中央に盛られた”乾燥桜エビ”は、潮風と磯の香りを感じさせます。お見事です!


一番奥に黒っぽく見えるのは、恐らく”甜麺醤”(テンメンジャン)を使って炒められた”豚ミンチ”ではないでしょうか。いい香りが、この”担々麺”の味の方向性を締めています。

混ぜた9
それで、それらの複合した味を楽しもうと、思い切って混ぜてみました。


かなり濃厚なスープに仕上がっています。この、複雑で濃厚なスープに対応するには、普通の中華麺では対応しきれないと思いました。


思った通り、””も特性麺を使われていました。

麺10
その””がこちらの画像です。”中太平打麺”を使われていました。この””がムッチリムチムチで、濃厚なスープに決して引けをとっていません。


お聞きすると、京都から特別に仕入れている””だとか。いやはや、挑戦的なお店が誕生したものですね。


見てよし、食べてよし、嗅いでよし。個性的な”担々麺”、これって、ちょっと癖になりそう。

<注>”四楓院”さん、ご指摘ありがとうございました。慌てて、訂正いたしました。



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「豚麺 アジト」・「愛媛グルメ紀行」 878

今日は昨年11月23日に、河原町に開店した"豚麺 アジト"さんを初めてお訪ねしました。


このお店の情報は、何時も”新店情報”に強いブログ友:”のしうめ”さんの記事から頂きました。”のしうめ”さんは、短期間に二度も訪問し記事アップされています。(「豚麺アジト」さんで 豚麺をいただく♪)・(えーーーっ!「豚麺アジト」さん再訪♪


先ずこの”のしうめ”さんのブログ記事自体にも驚かされましたが、更に更に”仰天”させられたことは、ワタシの記事の最後の方に出てきます。

玄関1
お店を出された場所は、ちょっと場末的な雰囲気がする立地で、駐車場は1台だけです。


お店に行ったのは、土曜日の午前11時45分。

食券機2
店内に入れば、せいぜい10人前後が座れるカウンター席だけで、若い男性店主さん、帽子のひさしをちょいと横に向けて、”孤軍奮闘中”でした。


「あっ、お客さん!ウチ、食券方式なんで、食券を先に買って待ってて下さい」っと。店内は既に満席なので、食べているお客さんの背中の後ろで立って待ちました。


食券機を見ると、”メニュー”は”豚麺”だけでした。


その”豚麺”に、チャーシュー(このお店では単に””と表現されています)を何枚乗せるかによって、”小豚麺”、”豚麺”、”大豚麺”の三種に別れます。

カウンター3
やっとカウンター席が一つ空いたので、そこに滑り込みました。そして、”目を剥きました!


隣の席に夫婦が座って食べ始めたところでした。そのご主人が食べている”豚麺”、丼の上にまるで”チョモランマ”(エベレスト)の様な山が出来ているではありませんか!


慌てて、ダンボールに手書きされているお店の説明書きを見ますと、「麺量が、通常で200gありますので、半量がいい方は、注文の時にそうお申し付け下さい」っと書いてありました。


その普通サイズの”豚麺”の量が、如何に尋常な量でないかということは、”のしうめ”さんの、上にリンクさせた記事の画像を見て下さい。

小豚麺4
そこでワタシは当然に「半量で!」っと。すると、店主さん、カウンター席の正面に掲げてある手書き説明(ダンボールに書いてある)を見ながら「半量なら、どのトッピングにされますか?」っと。


100円のトッピングなら一つ、50円のトッピングなら2つ選べるシステムです。50円の、ネギと”魚介系”にしました。”魚介系”を選ぶと、豚骨スープと魚介系スープの”Wスープ”になるといいます。


その頃、隣のご夫婦のご主人が悲鳴を上げておられました。ご主人は普通盛の200gを、奥様は半量の100gを頼まれていた様子でした。ギブアップ寸前のご主人の丼に手を伸ばしたのは、既に食べ終えていた奥様でした。


結局このご夫婦、互いに協力しあって300gを二人で食べ切りました。美しい”夫婦愛”を見せて頂きました。ただし、このご夫婦、夜のご飯は抜かれるに違いない、そう思いました。

小豚麺5
このお店は、ヤサイ(もやしとキャベツ)、油(背脂のこと)、それとニンニクの量を無料で変更できると書いてあります。大盛りと、特盛と、少なめと、なしとがあるとも。


画像のものは、全て普通盛りです。”背脂”と言ったって、所謂(いわゆる)”チャッチャ系”の様に、網の上で背脂を振って入れるのではなく、”背脂”自体が塊になって入っているんです。


しかも、ニンニクもほぼまるママ使わてれいて、それがゴロゴロ入っています。それに加えて大量の”魚粉”が振り掛けられているんですから・・・・・。

アップ6
もうこの時点で、「コリャー、とってもワタシの手には負えない!」っと覚悟を決めました。以前なら決して注文しなかったタイプのものでした。


ところが・・・・・・・ところが・・・・箸が進むんです。自分でも????状態。味覚が変わったのか???


掘っても掘っても””に届きません。「アリャー!・・・・これって、麺が入ってるのか???モヤシだけじゃないのか・?」っと疑問だらけになったころ、やっと麺の顔が見えてきました。

モヤシ7
ホレ!これが、麺を覆い隠すように大量に投入された”もやし”ですよ。ところが、この”もやし”の食感がいいんです。


殆ど湯掻かれていないのでシャキシャキしてて、この”もやしとキャベツ”に挑んでいる間に、このお店の”Wスープ”の濃厚さに舌が慣れてきました。魚粉も気にならなくなりました。


店主さんの手が一瞬空いた時に、間髪をいれず一言だけ質問を発してみました。「このお店の”豚麺”って、尋常な盛りではないですよね。何でこんなに大盛りを出そうと思ったんですか?」っと。

チャーシュー8
すると「ええ、それが”二郎系”の特徴なんですよ!ウチは”二郎系”なんで!」っと。


頭のなかで「”二郎系”って???????」状態に。で、後で調べてみたら、そこに丼の深さとほぼ同じ高さに盛った野菜の山の”二郎系”の画像が出ていた。


その画像は、先ほども書いたように”のしうめ”さんの記事をご覧ください。ということは、「”のしうめ”さんは、あの量を食べきったんだ!」っと思って、”仰天”させられたという訳です。


”のしうめ”さんって、お孫さんまでいらっしゃるのに!(”のしうめ”さんのブログは、ワタシのブログにリンクしています愛媛美味探訪


ここに、”のしうめ”さんに深甚なる敬意を表します

麺9
そしてこの画像が、超濃厚スープに負けない”中太平打麺”。これで2日連続で”中太平打麺”を食べることになりました。


基本的に”二郎系”では、この麺は”自家製麺”を使用するらしいのですが、このお店がどうなのか?は確認できていません。


客が途切れることがありませんでしたので、店主さんは常に戦闘モードです。


でも、妙にと言ったら失礼になりますが、このお店の”豚麺”も、昨日ご紹介した”門福”さんの”担々麺”同様、”癖になりそうな予感”がする味でした。

行列10
勘定を済ませてお店を出ました。


するとこの”行列”ですよ。”松山人”は、”行列が嫌いだ!”っというのがワタシの認識です。


ところが、寒い寒い中をじっと待っている若者たちがいました。”胃袋”を満たしてくれ、”栄養補給”にもモッテコイのこのお店、若者たちの胃袋とハートを、既にしっかり掴まれたようです。



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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 146

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の冬真っ盛り頃にアップした436号から438号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年12月12日にアップした、南高井町にある、うどんの名店”うどん味十味”(あじとみ)さんです。(「再訪(番外)うどん味十味」・「愛媛グルメ紀行」 436

このお店、実は何度も再訪し記事アップしています。

玄関1
場所は南高井町の第四十八番札所”西林寺”のほぼ向かい側、県道松山東部環状線沿いにあります。

このお店は、昼時には順番待ちの人が出ます。その人が待っている椅子の前に、「寒い思いはさせたくない」という店主の思いから、この季節”火鉢”が置かれ、丹念に炭を継ぎ足されています。

この一点を取っても、このお店のお客さんに対する思いを知ることが出来ます。

しっぽく6
さて、これが”しっぽくうどん”です。お値段は690円。


ワタシは国道11号線沿い、小坂3丁目の”手打ちうどん ”ごろびつ庵のしっぽくうどん”をこよなく愛していますが、このお店に”しっぽくうどん”があるとは知りませんでした。

このお店の具材は、里芋、人参、刻み揚げ、桂むきした大根、野菜天(じゃこのすり身)、ニラ、シメジ、長ネギです。まあ野菜のてんこ盛り。

まるで”野菜煮込みうどん”じゃないですか。里芋など、今が旬です、ホクホクして甘くて、出汁が染みて実に美味しいんです。

このお店は、これ以降も”再訪”を繰り返しています。最も好きなうどん屋さんの一つです。


二番目にご紹介するお店は、2012年12月13日にご紹介した437番目のお店、空港通り4丁目にある老舗の”中国料理 香港”さんです。(「再訪70 中国料理 香港」・「愛媛グルメ紀行」 437

場所は空港通4丁目、旧空港通りにある”あんにょん”さんの南側にあります。

この界隈では、最も集客力があるお店でしょう。今のお店に建て直したのが平成元年ですから、それからでももう24年目。通算では軽く30年は経っている、旧空港通りの中華料理店ではきっての”老舗”でもあります。(記事記載当時)

玄関1
こちらがお店の玄関です。広い駐車場を準備されているお店です。

旧空港通りには直接は面しておらず、少し入っているというのに昼時は駐車場がほぼ埋まります。

ビーフン上4
今回は小麦粉を使わない麺類にしようと、お店に入る前から決めていました。

そこで迷わず、画像に見える”米粉(ビーフン)”を選びました。お値段は550円です。

で、早速食べてみた・・・・・・・・・。ン???   ンンン????

薄味と言えば言えなくないが、味作りに芯がない。どういう調味料で、どういう方向で味を作っていくかの柱がない。ワタシにはそう思えた。

不味くはなかったけど・・・・・大量に残してしまった。

このお店は”再訪する”と思います。この日は、単純にメニュー選択のミスだと思ったからです。


今日最後にご紹介するのは、2012年12月14日にシリーズ438回目にご紹介した、平和通5丁目、通りの南側に今年新しく開店された”刀削麺  溢香 (イーシャン) ”さんです。(「刀削麺  溢香 (イーシャン) 」・「愛媛グルメ紀行」 438

既に、地元テレビ局などで何度か放映された、松山初登場の”刀削麺”(とうしょうめん)の専門店です。

場所は、平和通りと本町通りの交差点から東に約200m程行ったビルの1階に開店されました。

玄関1
こちらがお店の玄関。

メニューのトップに書いてあった”醤油刀削麺”700円を、メニュー指差し方式で注文しました。

店内は(厨房に男性2人の調理人、女将と、後はいかにも中国美人的フロアー係りのお姉さんの4人でやっている)、ワタシたち座った客の頭上を甲高く鋭い中国語が飛び交っていました。

客がいようがいまいが、それは関係ない。その4人の会話の、まあ激しいことと言ったら・・・・・。

刀削麺5
まあ、器からはみ出そうなくらいに山盛りに盛り付けられた”刀削麺”がやってきました。

料理が出された瞬間、独特の香りが鼻に届いた、刺激した。恐らく、中国調味料の代表格の一つである”八角”を含んだ”五香粉”の香りではないかと思いました。

青梗菜の一山を片付けて麺に取り掛りました。”刀削麺”は初めて口にする麺で、何と表現すればいいのか?

きし麺をもっと粘り強くしたものか、或は腰の強い粘りのあるうどんを平たく延ばしたような、そういう食感とでも言いいましょうか。

出された時の予感どおり”残りました”。ちょっと、ワタシの口には合いませんでした。

このお店は”再訪出来ません”。超短期間で閉店されたからです。実に簡単に閉店されたものです。(なお、同じ平和通の別の場所で、”刀削麺”ののぼり旗を見かけます。でも、このお店との関係は分かりません、確認する気持ちはありません)



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「過去記事を振り返る」 47

今年は、年初から「国交省って?」という長いシリーズを再度振り返ってアップしています。


本日は、その第9回目です。「国交省」って?⑨(2010年10月4日記事掲載)

先週月曜日の続きです。


タクー、何を根拠にそんな馬鹿な話を。こんな非常識な話、(前)前原国交大臣(今の馬渕大臣)は知っているンでしょうね」(記事記載当時の内閣)


「いえ・・・ソコマデハ・・?」


「根拠は、道路法に係る施行令第19条がこの春改正されて、松山市は、全国を三段階に単価を分けている、その一番上の甲地区に指定替えになったものですから」

看板10
「でも、そこは通達で30%引くことが出来るようにしています」


「通常なら坪単価月額約3,860円のところを、30%割り引いたから2,700円に安くなったンです」


「アンタネー、悪質なスーパーの安売りじゃないンですよ」


「え?スーパーの安売り


「値下げ前の値札を思いっきり上げておいて、30%引き


「そんな、ミエミエの値下げを装った値上げなんてツーヨーしません」


「そういうのは“改正”とは言わないンですよ。“改悪”じゃないですか」


「・・・・・」


「あなた方も、さすがにこれでは高すぎると思ったから、内規でこっそり割り引く制度を作ったのでしょう


「・・・・・」


「いずれにしても、我々もよく調べて、改めてご返事するということでいかがでしょう」と課長。


それ以降、8項目の質問事項に加えて、地域の事業者や中小零細企業保護育成及び地域活性化の観点で4項目の「問題提起」(具体的な提言)をファックスした。

玄関17
それらの回答がまだ届いていないので、明日の「小まとめ」を最後に、このシリーズはここで終わりにします。


このときは、本当にそう考えていたんです。次回が最終回だと。


と こ ろ が・・・・・・・そんなに甘く問題が収まるものではなかったのです。



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「百年うどん」・「愛媛グルメ紀行」 879

今日は東雲町の毘沙門天坂を登り切った辺りに、昨年11月1日に開店したばかりのうどん屋さん”百年うどん”さんをお訪ねしました。


このお店の開店情報は、新店情報に滅法強い”のしうめ”さんの記事から頂きました。(そして「百年うどん」さんへ懺悔


お店の前はしょちゅう通りますが、その存在に全く気が付きませんでした。

玄関1
これがお店の玄関です。


間口が狭く、奥行きが長いお店です。


お店に駐車場はありません。

店内2
お伺いしたのは、平日の午前11時40分。客はその時、ワタシ1人でした。店内は”うどん屋”というより、寧ろカフェと言った設(しつら)えです。


ワタシよりやや年下ではないか?っと思われる男性の店主さんと、若い男性の2人でやっておられます。


ワタシが、店内の写真を撮っていいかどうかをお尋ねすると、「どうぞ、どうぞ!ブログか何かをやっておられるのですか?」っと店主さんから質問があったので、”ブログ”にアップする予定であることを申し上げました。

メニュー3
するといきなり、「ウチのお薦めは”百年うどん”なんです!」っと店主さん。それ以降、問わず語り的にお話を伺いしました。


「私は宇和島出身で、元々飲食業の経験はありませんでした。ただ若い男性に視線を送って、彼が料理修行を17年~18年ほどやっております」っと店主さん。


「なぜうどん屋を出そうと思ったのかと言うと、私、色々美味しいところを食べ歩くのが好きでした。ところで、もう百年程昔になりますか、宇和島に”幻のうどん屋”さんがありました。何時も行列が絶えないお店として有名でした」

百年うどん4
この画像が、このお店の店主さん直々のお薦めであり、しかも店名を冠した”百年うどん”で、お値段580円(内税)です。この内容でこの価格、とっても良心的じゃないですか!


店主さんの話は続きます。「そのお店は”大正○”というお店でしたが(○の部分を聞き漏らしました)、その”出汁”が薄味にも関わらず、毎日食べたくなるような味で、それを再現したいと思ったのが、お店を開店した動機です」


「そのお店の”出汁”を伝承する方がいないまま、そのお店は歴史を閉じられたのですが、私の母がたまたまそのお店の方と懇意にしていまして、その母、もう90歳になりますが、その母が”幻の出汁”の作り方を見聞きしていまして、私がそれを聞き取り再現したのです」っと。

百年う5
「その”幻の出汁”には、高知県”足摺岬”の漁港で揚がる”ソウダガツオ”を使った”宗田節”(ソウダブシ)からとります。


その日に揚がった”ソウダガツオを鰹節”にしたものでないと、この”出汁”にならないんです。試行錯誤しました」っと店主さんが語ります。


「初めこの出汁を飲まれますと、薄いのではないか?っとお感じになるかも知れません。でも、三分の二程食べ進んでいただいたら、薄いかな?っと感じたこの”出汁”が濃く感じられるのではないか?っと思います」っと。


なる程、ちょっと他では味わったことがない様な、極めて”上品な出汁”に仕上がっていました。


「途中で、出汁の濃度が変わって味わえる?ちょっと経験したことがありませんね」っとワタシ。

じゃこ天6
「”じゃこ天”は宇和島のものです。また、その他に今日は”エビ天”になっていますが、その時時によって、例えば”真珠貝の貝柱”などを使っています」っと、店主さん。


「”真珠貝の貝柱”は、確かにとびっきり美味しい素材ですが、続くと鼻に付きますね!”くどい味”になる」っとワタシ。


「仰る通りです!よくご存じで!!その通りなんです!」っと、店主さんに笑顔が広がる。

麺9
「この””は、市内の製麺所で作らせたものですね!しかも、特注で!」っとワタシ。


「ええ、その通りです。この”出汁”にはこの””しか合わないと思って、特別に作って頂いています。”柔らか麺”でないと、この”出汁”には合わないと!」っと、店主さん。


確かに”柔らかな細麺”でした。


出汁”中心に考えられた結果なのでしょう。


確かに”出汁”は素晴らしかった。工夫・苦労されただけのものはあると思いました。でもワタシの好みの””ではありませんでした。

大根おろし7
っとこの瞬間に、若い男性が”大根おろし”を出されました。「え????うどんに”大根おろし”って????」っとワタシ。


「いえ、これはお客さんに習ったのですが、うどんの”出汁”に”大根おろし”は意外に合うって仰って!」っと店主さん。


ここも、あくまでもこのお店の主役は”出汁”なんです。確かに”出汁”は上品で気品があって旨い!

大根おろし投入8
確かに、”大根おろし”はうどんの”出汁”に入れると、全く別の”出汁”に生まれ変わります。ラーメン屋で言うところの”Wスープ”に近い感じでしょうか。


このお店、城山の下なので、アジアの観光客を中心に外国の客も多く、このお店の”出汁”に目を細められると言われます。国際親善に大いに寄与されていて、大切なことだと思います。

麺9
幻のうどん屋”さんの”出汁”を、90歳になるお母さんから、間接的に伝承したという”ヒストリー”は、大変に貴重だと思ます。


このお店は”フェイスブック”を開設され情報発信されています。ソコは、ワタシとほぼ同年代の店主さん、努力されていることはよく伝わりました。


これからのこのお店の動向、気になります。

完食10
もちろん”出汁”は文句なし美味しいのですから”完食で”した。出汁の最後の一滴まで舐め取りました。


意義あるストーリー”と、”伝承ヒストリー”を生かせて頂きたいと、切に願うものです。



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「宇和海 一番町店」・「愛媛グルメ紀行」 880

今日は一番町2丁目の、久保豊第二ビル1階にあります”宇和海 一番町店”さんをご紹介します。


一番町の電車通りから一本北に入った所にあります。このお店には姉妹店があって、そちらは三番町です。


駐車場はありませんが、昼時は満席を覚悟する必要がある程の人気店です。

玄関1
こちらが”玄関”です。このお店の事は、仕事の相棒に聞きました。彼は三番町に行っているそうです。


お店の”名乗り”は、”鮨・海鮮・一品”とあります。明らかに夜メインのお店ですが、昼間の客も多いお店です。


そのほとんどが常連客のようで、お客さんの概ね6割り程度が、650円の”日替わり”を頼まれていました。

ランチメニュー2
このお店の”ランチメニュー”は、この画像の通り3種用意されています。


このメニューの中で”宇和島 鯛めし”と、わざわざ”宇和島”という言葉が入っています。


これはもうよく知られたことで、”宇和島市”周辺で出される”鯛めし”と、中予・東予地方で出される”鯛めし”とは、全く別の料理ですね。


中予・東予の”鯛めし”は、言わば”鯛の炊き込ご飯”であるのに対して、宇和島市周辺で出されるものは、”鯛の刺身丼・卵かけ”風のものです。古くからある郷土料理というものではなく、観光用の開発されたものと聞いています。

メニュー3
こちらの”メニュー”が、夜の”一品料理メニュー”です。なる程、これは完全に”飲み屋メニュー”ですね。


店名の”宇和海”の由来は、当初のお店を初められたオーナーの出身地が”津島町”だったことから。この地でお店を開いて、今年で12年になるそうです。


今ではオーナーが代りましたが、そのまま店名もお料理の狙い筋も同じようにお見受けしました。要は、南予の素材を活かした魚介料理がウリでしょう。

海鮮丼4
当日の”日替わり”のメインが”チキンカツ”でしたので、せっかく””を食べに来たのだから!っと思って、950円(内税)の”海鮮丼”にしました。


実は、ワタシ密かに決意していることがあります。それは、「今年はワタシにとって、”海鮮・魚介元年”にしたい!」っということなんです。


元来ワタシは”生魚”が大の苦手です。ところがある人から、それは本当に美味しい”海鮮・魚介料理”を食べていないからではないか?っという指摘を受けました。


「なる程、そうかも知れない!」っと思って、今年は”本当に旨い海鮮料理”にチャレンジすることにしたのです。

小鉢5
この”海鮮丼”には、画像の”小鉢”と、”漬物”の他に”吸い物”が付いています。


この画像はその内の”小鉢”で、内容は””(或いは鰹の子)の煮付けと、大根と椎茸の煮付けです。


これは、極めて美味しかったです。煮付け料理も、この手の料理屋さんの力量を知る上での重要なファクターでしょう。

吸い物6
ところが、こちらの”吸い物”がまるでイケませんでした。


ナント!出汁が全く効いていない。ほとんど”無味”の吸い物は初めての経験でした。


このことをどう解釈すればいいのか?ワタシの味覚が可笑しいのか?他の客は、全く普通に飲んでいたので・・・・・。謎です。

漬物7
この”漬物”だって、この近くにある”たきざわ”(「再訪 103 たきざわ」・「愛媛グルメ紀行」 508)さんのソレに比べれば、天と地の違いがあります。


やはり、このお店は夜来るべきだったのかも。


どうやら950円の殆どは、”海鮮丼”そのものに費やされたようでした。

海鮮丼8
で、その”海鮮丼”がこちらです。予め”ご飯少なめ”と注文したので、この量になりました。


ここ半年ばかりの”胃袋”の伸び縮みは、”飲酒”に関係していることが分かりました。


お酒を飲んでる時は、胃袋は縮んでいたんです。そして、5ヶ月間の”禁酒時代”には、胃袋が伸びていた。ナンということはなかったですね。


本題に戻ります。ワタシは”魚関係”には疎いので、刺身を見てもその”魚種名”が分かりません。ここで分かるのは、エビとイクラとウニと太刀魚とサーモンと、後はメバチマグロ?と鯛くらいか?特に”白身魚”の魚種名が分かりません。

海鮮丼9
そしてこの”海鮮丼”、予め、魚を”刺身”として食べることが出来るように、別皿に醤油が用意されていました。


ところが食べ慣れないものだから、そこの所に思いが行かず、食べ方が分からなかったので「エイイヤー!」っと、丼に用意されていた醤油を3分の1ほどぶちまけて食べました。


そうすると、イクラやウニが元々湿り気が多いこともあって、飯を箸で摘んで食べることが出来ませんでした。箸の間から、スルリと、刺身やイクラ、それに飯が滑り落ちていくんです。

海鮮丼10
どう足掻いても、箸で飯が食えません。まさか、スプーンを持ってきてくれとは言えませんから、下品の極みだけど、丼を手で持ち上げて、口に直接付けて、箸で飯をかっ込みました。


どうにも”様にならない”ことおびただしい。その”不恰好な我が身”を恥じながら食べたので、味がよく分かりませんでした。


もちろん”海鮮丼”の、個々の魚介は間違いなく美味しかった。


これは”海鮮・魚介元年”の先が思いやられます・・・・・・・


前途多難な幕開けになりました。



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「お好み焼き みうら」・「愛媛グルメ紀行」 881

今日は、樽味1丁目にあるお好み焼き屋の”みうら”さんをお訪ねしました。食通でもあり、大切な友人の紹介です。


場所は市内から行けば、湯渡橋を南に下り、JAえひめ中央農協桑原支所と石手川の間にある土手道を、ちょっと20m程西に入った所にあります。


全く普通の民家の玄関が、お店の玄関になっていて、ここが”お好み焼き屋”さんであるということは、道端にたっているのぼり旗で辛うじて分かります。

玄関1
これが、民家の玄関兼お店の玄関です。


このお店を知っている方でないと、先ずは来ないお店でしょう。ワタシは平日の午前11時30分にお店に入りましたが、既にその時先客が一組と1人いました。


実は、このお店を知っている人はずいぶん多いんです。では、何故、知っている人が多いのか?その事は、最後まで読んでいただければ分かります。

店内2
店内は、カウンター席前に鉄板が一枚。つまり、このお店では全部女将がお好み焼きを1人で焼きます。


女将とは別に、手伝いの女性が1人いて、2人でお店をやっておられます。


ここでお店を開いて9年だそうです。

メニュー3
これがこのお店のメニューです。”広島焼き”がメインのお店ですが、結構多種多様なメニューが揃っていますし、注文すれば”関西風”だって焼いてくれます。


女将さんから、お話をお聞きしました。一組のカップルの前には、お好み焼きと生ビールのジョッキが置いてあります。昼間から”生ビール”とは、羨ましい身分ですね。


そのカップルは常連さんで(なおこのお店、その9割以上が”常連”さんかも知れません)、常連客と女将の話は続いていましたが、話が途切れた瞬間に女将に話をおうかがいました。


「ここではまだ9年やげど、他で、ソウヨ!”40年”やりよったケンねーーー!」っと。


「え~~~~~、するとお好み焼き一筋に、もう”半世紀”になるって・・・・・・まあ、凄いですねーー!。ところで、他のところとはどこだったんですか?」っとワタシ。

女将4
これが、この道約半世紀という”美人女将”。ブログを書いているからとお断りして、写真を撮らせていただきました。


大体、初対面で女性の顔写真をゲットするだなんて、ワタシも結構いい度胸していますね。


「ふふ、半世紀やなんて!そんな事言われたら、年が分かってしまうやん!。ところでお客さんは何年生まれ?」っと女将。


「ええ、昭和24年生まれなんで、現在65歳!」っとワタシ。すると女将「フフフフ・・・・私より若いんやね!」って微笑まれた。


少なくとも私より10歳は年下に見えます。女性は恐い・・・・・・・。美人からかな・・??取り敢えず”ダブル”というメニューを注文しました。

広島焼きを5
メニュー名が”ダブル”というのは、卵が2個入っているけど、中に入っている中華そばは半玉だといいます。お値段600円(内税)です。


ところで、先ほどのワタシの質問、「他の所とはどこだったんですか?」に対して、女将がこう言った。「ウン、○○○町で40年やっとったんよ!」っと。


その瞬間、ワタシは”絶句”しました。頭に血がいっぺんに上ったんです。「あああ、あ、あの○○○町って、ひょっとして県道のあそこを、こう曲がって、ちょっと行ったところではなかった???」って。


「ソーソー、そこそこ、ソコヨーーー!。そこで”40年やりよった”んよーーー!」っと。


「ワタシ、そのお店20代の頃、何度か行ったことがあるーー!ひょっとして、近所の子供達が随分多く来ていた店でしょう?」っとワタシ。

広島焼きを6
「そーーそーー、ソコヨ!お客さん!!、20代ユータラ、もう40年前に来てくれてタン???」って女将の笑顔も爆発しそうになった。


「始めた頃はな~ー、お好み焼きって80円か90円でやりよったケン、小学生と中学生がお客さんの中心やった!」っと女将。


「その子らが、もう皆大人になって・・・・・その子らが今のお客さんよ!今、子供はファーストフードに流れて、”お好み焼き”には来んなった!」っと。

広島焼きを7
女将は、豪快に”広島焼き”を焼きながら、話してくれました。


このお店のお好み焼きに入る”スジ肉”は、普通のお店のものよりやや大きめ。それに、”イカ天”がたっぷり入ります。


「もう、50年近く同じ材料で同じ作り方をしとるんよ!お客さん!お客さんが来た40年前と変わっとらんやろ?」っと。


「ウチに来てくれる客は、その50年近くでウチの味を好きになってもろーーたお客さんばかりよ!でも、最近はその”ブログ”なんかを見た!って言う客も増えて、ナント、県外からも来てくれる。モーーー、嬉しゅーーーて!」っと笑顔がほころぶ。


「○○○町から、この自宅にお店を移した時も、○○○町に来てくれていた客は、ソックリ、こっちに移ってくれた」

広島焼きを8
などと話しているウチに、”広島焼き”が焼き上がって、鉄板をススーーーイっと、滑ってやって来ました。


大きなヘラで、丹念に切った。さいの目に切った。で、食べてみました。


これが”超濃厚”な味でした。子どもたちは、こんなに濃いお好み焼き、食べていたんだろうか?まあ、あの当時は塩分がどうこういう時代ではなかった。

広島焼きを9
実は、この女将の武勇伝も知っています。でも、本人に確認していないので書けません。


一口に”半世紀”って言うけど、その中に女将の人生がギューーっと凝縮され、濃縮されているんですね。


それが、この超濃厚なお好み焼きの味に現れているのか?これなら、そりゃあビールが美味しい訳ですよ。


隣のカップルは、明らかに夫婦ではない様子です。その夫婦でないカップルが、昼間から差しつ差されつ。格好の密会場所となっているようでした。

コーヒー10
それを横目でチラチラ見ながら、それをアテにお好み焼きを食べ、いつの間にか”完食”していました。


もう一人の客は、そのカップルをよく知っている風だったけど、決して話に割って入るような無粋な真似はしませんでした。


あの頃の子供は、こうやって大きく育って大人になって、色々な人生経験を積んで”濃厚なお好み焼き”をつつきにこのお店にやって来るんですね。ワタシはまだ”修行”が足りぬようです。


サービスに出してもらった”コーヒー”は、拍子抜けするほど薄かったけど、超濃厚なお好み焼きにはピッタリ合う味でした。



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「お好み焼き 秋」・「愛媛グルメ紀行」 882

今日は、昨日に続いて”お好み焼き屋”さんをご紹介します。


それは、末町にある”お好み焼き 秋”さんで、”本格三津浜焼き”がウリのお店です。


末町というのは、石手方面から今治市に至る国道317号線が、奥道後方面と伊台方面とに別れる分岐点付近です。


このお店は、上に書いた分岐点にあるコンビニ店の奥手、市役所の”湯山支所”の東にあります。

玄関1
これが、普通の民家を改装した風のお店で、このお店も知っている客でないと来ないお店でしょう。


そして、昨日ご紹介した樽味1丁目の”お好み焼き みうら”さんが、女将さんの人脈と人柄と歴史で人を呼ぶお店だとしたら、このお店は”正統派・三津浜焼き”の味の確かさで客を呼んでいるお店だと思いました。


店内は、女将とその息子さんの2人でやっています。ワタシは二人が鉄板でお好み焼きを焼く真ん前に座りました。

薪ストーブ2
玄関を入ると真っ先に、この”薪ストーブ”が目に飛び込んで来ます。”末町”は、既に市内より高い位置にあるので、薪ストーブが似つかわしいですね。


土曜日の正午前に行きましたが、既に数組のお客さんがいました。ワタシが食べ終えるまでに更に数組が増えました。


皆さんは、どこからこのお店が美味しいって情報を仕入れてくるのでしょうか?今は、恐らくネット情報なのかな?


だとすると、ワタシが書いてる”ブログ”も、美味しいお料理を出すけど、こういう遠くて分かりにくいお店を紹介するのに一役買っているのかも知れません。

メニュー3
こちらが、”元祖三津浜焼き”を名乗るメニューです。ワタシは食通で大切な友人からこのお店のことを知りました。


その友人から、注文すべきメニューも聞いていました。それが”そば台付肉玉脂”といって、”そば台付肉玉”に”牛脂”をトッピングしたもので、お値段730円(内税)です。


このお店の女将のお父さん、お母さんは三津浜で長年”あき”という”三津浜焼き”のお店をやっておられました。


又、女将の苗字の一字が””なので、それで店名を””とされたそうです。


この地で開業され、6年余り。当初は女将とご主人とでやっておらましたが、最近では息子さんがメインでやられるようになり、交代にお父さんはこのお店で使うお野菜類を自分で栽培されています。

親子4
この画像が、”母と息子”が三津浜焼きに取り組んでおられる様子です。このお店も初めてお訪ねした店ですが、こうやってお二人の顔写真を撮らせていただきました。


とにかく二人の真ん前の席に座らないと、こういう写真は撮れません。


そのお店の味を形成する大きな要因は、店主さんの食への姿勢やお人柄であることが多いです。だからこそ、店主さんの写真を撮らせて頂いて、皆さんにご紹介しています。これがワタシのブログの特徴の一つでしょう。


とにかく、ワタシはお店の方の”肉声”を出来るだけ忠実にお届けしたい。それができれば、例えばワタシの記事を読まれてお店を訪ねられた時、初めてのお店と感じなくて済むかも知れないって思うんです。

スタート5
さて、ワタシが注文した”そば台付肉玉脂”作りが始まりました。こうやって、薄く溶いた小麦粉をクレープのようにお玉で広げます。


三津浜焼き”と”広島焼き”の違いは、細部に渡れば色々違いますが、ここお店の説明に依れば、そば(中華麺のこと)を炒める時、”三津浜焼き”は最初からソースを絡めて焼くと言われます。


ところが”広島焼き”はそばにソースを直接掛けることはしない。又、”三津浜焼き”は、焼き上がったお好み焼きを大きなヘラで半分に折って、オムレツの様な形に仕上げてソースや海苔や鰹節粉を掛けます。


なお、焼き上がったお好み焼きを二つ折りにする形は、””でも見られ”呉焼き”と呼ばれています。ご承知の通り、三津浜と呉は、瀬戸内海を挟んだ対岸です。

牛脂乗せ6
画像は、具材の最後にトッピングした”牛脂”を乗せたシーンです。ここでは単に””と呼んでいます。


コレを入れるのと入れないのとでは、コクが全然違うのだと言います。予想よりかなり大きめの”牛脂”が散りばめられました。


なおこのお店では、”広島焼き”の具材の特徴の一つである”イカ天”は入れません。ただし、”天カス”をかなり大量に入れますが、その”天カス”はイカを揚げた時のものを使っておられます。

そば台肉玉脂7
さあ、この画像”そば台付肉玉脂”が完成した時のものです。まあ、何というボリュームの凄さなんでしょう!


これを見た瞬間、”完食”は諦めました。結局、半分だけを辛うじて食べて、残り半分はパックに入れてもらいました。妻との夕食にピッタンコの量が残っていました。


食べてみると、思いの外”小麦粉クレープ状”のモッチリ感が際立っています。先ずは、プレーンな状態、つまり画像の状態のままで食べてみました。


牛脂”が溶けて、中身は意外や意外、とっても”ジューシー”に焼き上がっていました。「ウ   マ   イ   ・・・・・」っと、声にならない言葉が出ました。明らかに、味で勝負出来るお店です。

断面8
この画像が”断面”ですが、分厚いでしょう?外側の小麦粉の皮が、モッチリ粘り気があるので、中身がはみ出さず、しっかり中身をキープしているんです。


おじいいちゃんとおばあちゃん、そして女将とご主人、更には息子さんへと、三代の伝承が生み出した味でしょう。お見事でした。


市内からわざわざ、末町まで足を伸ばし、分かりにくいお店を探し当てて、客が集まる理由が分かります。

一味マヨネーズ入り9
おまけに、この画像で、ワタシは一層唸ることになりました。マヨネーズの下に掛かっている”一味”ですよ。


この”一味”はこのお店”オリジナル”なんです。


つまり、この”一味”の元となる”唐辛子”は、女将のご主人が自家菜園で種から育てて、乾燥させ粉に引いたものです。無農薬で育てておられます。家族総出なんです。


このお好み焼きは、4種の食べ方で楽しめます。先ずは”プレーン”で頂く。この時点でもう満足する味です。次に切り分けられたワンブロックに”一味”を振りかけていただく。挑戦的な味になります。


次に別のワンブロックに、マヨネーズだけを掛けて食べてみる。マイルドな味になります。ただし、マヨネーズの味に全面侵略されていませんから、オリジナルな味が活きる。


そして最後に残ったブロックに、一味とマヨネーズを掛けてみる。刺激的、かつ芳醇な味に変化する。どれが一番好きかといえば、プレーンなものが一番好きです。ソースも様々にブレンドしてあるので、慣れ親しんだ”おたふくソース”をは一線を画します。

そば飯10
女将に、残ったものをパックに入れてもらっている横では、息子さんが注文の”そば飯”の仕上げに取り掛りました。


一枚の鉄板の上で、同時並行して複数のメニューを焼いていきます。出来上がり、焼き上がりを絶えず逆算しながら、鉄板上で大きな2枚のコテが華麗に舞います。


そのパフォーマンス、地味ではあるけれど、息子さんの代に移ったのだという若さを感じました、このお店、癖になりそう。


実はこのお店まで、”愛媛グルメ紀行”のジャンル分けで、”鉄板焼き・お好み焼き”というジャンルを設けていなくて、何時も”その他”にジャンルしていました。


このお店訪問を機に、”鉄板焼き・お好み焼き”という新ジャンルを設けて、今までのその他を再分類しました。




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 147

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の冬真っ盛り頃にアップした439号から441号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年12月17日にアップした439番目のお店、清水町3丁目にある”お食事処 勝山協食”さんです。(「お食事処 勝山協食」・「愛媛グルメ紀行」 439

場所は、”松山赤十字看護専門学校”の北側の住宅地の中にあります。

玄関2
こちらがお店の玄関。

玄関にある看板には”中華料理”の表示がなされています。でも、中華料理と言うよりは、明らかに”街の食堂”です。

このお店は、フォンターナさんで時々お会いする”くく”さんご夫婦に教えて頂きました。先日は、そのフォンターナさんで初めて”くく”さんご夫妻の”赤ちゃん 裕夏(ゆうか)”ちゃんを抱っこさせていただきました。

”くく”さん、ありがとう!!!

ちゃんぽん8
そこでいただいたのが、この画像”のチャンポン”で、お値段450円です。

口が広く背丈の低い平皿で”チャンポン”が出てきました。温かい湯気が出ています。スープは豚骨系の様にやや白濁しています。野菜の甘い香りが鼻腔を刺激するんです。

おばちゃんとの会話が途切れた瞬間を捉え、一気呵成にちゃんぽんをかっ込みました。

野菜の甘さがタップリ染み出していて、豚骨系のスープによく合っています。

ですから、このお店は既に”再訪しました”。これからも再訪を続けると思います。


二番目にご紹介するお店は、2012年12月18日に440番目のお店としてご紹介した、県道伊予川内線沿いの、松山市中野町にある小さな小さなお蕎麦屋”いなか家”さんです。(「いなか家」・「愛媛グルメ紀行」 440

同じ県道沿いにある”うどんの里 耕庵”さんより松山寄りです。

玄関2
この玄関の、暖簾に”そば”と染め抜かれています。

店内に入ると、玄関のすぐ先には大きな”火鉢”が置かれ、炭には火が入っています。

メニューは?っと店内を見渡しても、それらしいものは何ひとつ見当たりませんでした。ワタシよりやや年上かな?とお見受けしたおばちゃんが暖かいほうじ茶を持ってこられたました。

このお店は、蕎麦とうどんしかありません。

蕎麦セット5
ざるそばの大”を頼みますと、何と!大盛りに盛られた”田舎蕎麦”と、脇には”煮物”と手作りと一目で分かる”漬物”まで付いていました。

このお店は、柳谷出身のおばちゃんが一人でやっておられます。柳谷では、女性なら誰でも”そば”を自分で打てるそうです。そのように育ったからです。

素朴な”そば”でした。文字通りの”田舎そば”でした。

またこの道を通ったら、あのおばちゃんの打った”そば”が食べたい。”再訪したい”お店です。


今日最後にご紹介するのは、2012年12月19日にシリーズ441番目にご紹介した、来住町の農免通り沿いにある中華料理店”気楽中華 楽仔(ろくちゃい)”さんです。(「気楽中華 楽仔(ろくちゃい)」・「愛媛グルメ紀行」 441

農免通り沿いに駐車場が9台あり、お店はその奥にあります。

玄関1
店舗を外観から見ると、さほど大きなお店には見えなかったのですが、店内に入るとおおよそ40人前後は入ると思われるほどの規模でした。

厨房には調理を担当する男性の料理人が2人、その他フロアー係りの女性が2人の4人でやっておられました。

店内は、正午近くになるとほぼ満席状態。繁盛されています。余り目立つお店とは言えないのに、お客さんが詰め掛ける秘密は何だろう?と好奇心が沸いてきたほどです。

チャンポン5
これが、お店で”本場チャンポン”の昇り旗に掲げられた”チャンポン”です。

湯気が立ち昇る中で具材をのぞくと、キャベツ、太いモヤシ、キクラゲ、ニンジン、豚バラ、イカ、鶉の卵、エビなどが、これでもか!という位に満載です。

そして、このスープが美味しいんです、コクがあって。キャベツの太モヤシも、まあシャキシャキです。「ウフフフ・・・・体に良さそう!」と思わされました。エビもイカもプリプリです。

このお店のファンに、一度の訪問でなりました。当然、既に”再訪しました”。これからも再訪を繰り返すでしょう。




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「過去記事を振り返る」 48

今年は、年初から「国交省って?」という長いシリーズを再度振り返ってアップしています。


本日は、その第10回目です。最後に 「国交省」のお役人さんへ⑩(2010年10月4日記事掲載)


先週月曜日の続きです。本当にこの””で終えられると思っていました。


最後に、国交省の現場を担当する“お役人さん”に言いたい


あなた方は、超難関の“公務員試験”を通ったエリートです。


しかも、現在は地方の現場近くにいるンです。

建物12
現場近くにいるお役人さんの役割は何か


「どうか、“現場”を、を凝らして“観て(みて)”下さい」


「あれ、これって国道に5cmはみ出してイルヨネー。これってドーロ法上では、マズイヨねー」というのは、“見る”と書きます。


そんなことは、アルバイトを雇ってでも出来ることです。


現場を“観る(みる)”ということは、そこでどういう人々がどういう生活をしているのかに想像を巡らせるということです。


「ああ、この現場では、ルールとしてはこうなっているけど、こういう現実が息吹いているンだ」という見方をすると、今度は“看る(みる)”ということになります。


「こういう現実の中で、こういう息遣いをしている人たちが生き抜こうとしているンだなあ。それに手を添えるためには、こういう配慮と心使いが必要なンだ


「“生きた政策”ってこういうことナンダね」


こうなると“診る(みる)”ということになります。


あなた方に接していると、一人一人は、誠実で謙虚で、流石(さすが)に優秀でいらっしゃる。


でも、あなた達が現場で、生きている人たちの生き様や、困難な壁や、様々な障害を診ぬいて、それを中央の政府につなげないと、この国の在り様を“政策”として決めるとき、何を“柱”に決めることになりますか?


パソコン上で幾ら前例や先進事例を調べて、それらを混ぜ合わせても、生きた政策なんて出てきません。


あなた達の現場を観る、看る、診るが政策の“柱”になるのではないでしょうか。


あなた方の心と能力に期待して、この長いシリーズを締めくくります。


長い間読んでいただいた方に感謝します


と、ここで終わる予定で記事をアップしました。ところが、これまでに交渉は、実は”前哨戦にもなっていなかった”ことに気が付かされたのは、これから僅か後のことでした。


いよいよ、”国交省との本格交渉”は、以下”佳境に入る”ことになります。



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今日で通算2,000号!  「遊魚菜 平翁(ひらお)」・「愛媛グルメ紀行」 883

今日は、今治市石井町1丁目にある”遊魚菜 平翁(ひらお)”さんをご紹介致します。


なお、この記事で”じゅんのつぶやき”と題した”ブログ”、通算”2,000号”に達しましたた。第1号の記事が、2009年10月20日”テスト”からです。”1、953日間”、書き続けた結果です。(1日2回書いていた時代もありました)でも、まだ通過点。


さて、本題に戻りましょう。このお店のウリは、日本海から生きたまま入れている”剣先イカ”の”活イカ尽くし”と、”来島海峡”で揉まれ身が引き締まった”天然の魚介料理”だそうです。


何故ワタシが今治まで鮮魚をいただきに来たかといいますと、今治のお客さんから「じゅんさんのブログ内で”読女”さんとのやり取りに出ていた今治の魚を、この際ぜひ実現させてあげたい」と、ご招待されたからです。ブログって、結構見られているものですね!

遊魚菜 平翁(ひらお)玄関1
こちらがお店の玄関です。丁度お昼時に着きました。


この日はイカの水揚げがなかったようです。残念ですが、”天然物”ですから仕方ありませんね。

メニュー2
ワタシを招待して下さったお客さんから「で、Hさん、お料理はどうする?」っと聞かれました。


「どうする?」と言われても、ワタシには魚の知識はないんですから、全てお任せしました。

ハギの薄造り3
そこで真っ先に登場したのが、画像の”はぎの薄造り”です。


まるで”ふぐの薄造り”を思わせます。実はワタシ、生魚(刺身類)が苦手なのですが、”ふぐの薄造り”と”はぎの薄造り”は大好きなんです。というのは、私の苦手な生魚特有の生臭さを感じないからです。


ポン酢でも醤油でもどちらでもいいと言われたので、醤油に””を溶かし入れて食べてみました。

ハギの肝4
「これは・・・・・・・・・旨い、品格があって甘い!!!」・・・・・」っと、後は言葉になりません。


「ね!言ったでしょう!!本当にいい魚、旨い魚は生で食べても旨いんだって!」っと、お客さんの鼻がピクピク得意気に動きます。


「ええ、それに関しては一言も反論できません。これは、はぎの身がネットリしていて、それなのに、上品でホノカに甘さがある」


「しかも、”肝のともあえ”が、もう涙が出るほど旨い。濃厚で、旨味がここに全て凝縮されていて、はぎの身が大人になってる!」っと、絶句しながら声を絞り出しました。

あん肝5
ワタシが””の旨さに酔い痴れているところに、この画像のものが出されました。


ワタシ「こ・・・・・これは・・・・ひょっとして”あん肝”ですか?」


お客さん「Hさんが、余りにも”はぎの肝”が旨い旨いって言われるものだから。」


ワタシ、「これだけ立派なあん肝だと、ワタシ”共食い”になっちゃう!」


お客さん「え?Hさん”共食い”って?????」


ワタシ、「イエ、ワタシの肝臓は、もう”フォアグラ状態”なんですよ!」


そこで、二人は大爆笑。もちろん、濃厚でネットリした食感の”あん肝”、肝をつぶすほど旨かった!

鯛の兜焼き6
お客さん「それと、明石の鯛が有名ですが、私は来島の鯛のほうがずっと上だと思ってるんです!ですから”鯛の兜焼き”をご用意しました」


私「え~~~~~、!”タイノカブトヤキ”って????」


何だか”鯛の頭”が無造作に転がっていました。まるで、戦国時代、毛利元就側の村上水軍と、織田信長側の九鬼水軍との戦場に放り出された感じがしました。

鯛頭
(頭を丸ごと焼くなんて・・・・野蛮な・・・・・。やっぱ、ここは海賊が活躍した地だけのことはある)っと、これは独り言です。「鯛くん、ゴメンネ!」って言いながら、鯛の目の下の、トロッとした肉をしゃぶりました。


焦げた匂いを避けながら喰った、唸った、ゴクンと飲み込んだ、タイって本当に旨い魚でした。


この辺りから、余りに美味しいもの尽くしなので、しかも初めての体験続きなので、頭がボーーっとしてきて、一種”夢見心地”になっていました。

イカの塩辛7
そこに、これでもか~!っとばかりに、”いかの塩辛”が出てきました。


ワタシ、このお客さんにそこまでして頂いていいのか?手取り足取り、ワタシの”生魚嫌い”を矯正しようとして頂いているような。しかも、高価な教材費を惜しげも無く注ぎ込んで頂いて。



仲介手数料はお返ししたほうがいいのか?それとも、お客さんの”郷土愛”のなせる技なのか?だったら、手数料をお返ししちゃ、却って失礼になる・・・・・などという、方向違いの言い訳を考えながら”いかの塩辛”をいただきました。


この”いかの塩辛”を初めとして、これだけ旨い”酒の肴”が揃いました。飲む酒のまあ旨いことと言ったら。今治まで電車で来た甲斐がありました。

イカの天ぷら8
「え~~~~~い、こうなったら、矢でも鉄砲でも持って来い!」って開き直ろうとした瞬間に”いかの天ぷら”が出されました。


意志薄弱さをさらけ出して、「開き直るのはもうちょっと後にしよーーーっと!」っと、俄に変節し、”いかの天ぷら”をいただきました。


ネットリした歯ごたえと、モッチリ感と甘さが雪崩を打って口中に飛び込んできました。


「アッ!ゴメンナサイ、矢も鉄砲もって、もうちょっと後にしていただけません!」っと、小訂正を試みました。恥も外聞もあったもんじゃない、こんだけ旨けりゃ、そりゃあ、人間変わるでしょうよ!

鯛のあら汁
ボーーーーっとしていると、最後に”鯛のあら汁”が出されました。これが旨さの正体です。汁に浮いている・・・・この””。


冬場の魚はコレだから旨い!いい脂が乗っているんだもの。「あっ、そうだ、この場合、確か”鯛の鯛”が入っているはずだ!」っと、夢中になって探しました。


年明け早々、仕事とブログの成果が結びつきました。いやはや、ありがたく美味しい経験でした。


Xさん、ありがとうございました!!

鯛の押寿司10
*おまけ

こちらの画像は、”お弁当の二葉”さんで買った、愛妻へのお土産”瀬戸の押寿司”です。JR今治駅の”名物弁当”なんです。夜はコレを二人で仲良く分け合い食べました。


この項、おわりです。



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「お好み焼き しず」・「愛媛グルメ紀行」 884

今日は、三津浜の中須賀町にある”三津浜焼き”のお店、”お好み焼き しず”さんをお訪ねしました。


これで、ここ5日間で3店の”お好み焼き屋”を回ることになりました。


しかも、末町という松山市でも東の端っこから、三津地区という松山でも西の端っこまで、松山市内を大横断です。

玄関1
店内は女将さんが1人で切り盛りされています。


お客さんは、謎のカップルが一組と、後は3人の客がいました。謎のカップルは、例によって昼間からビールなどを飲んでいます。


明らかに夫婦ではありません。巷(ちまた)では、男と女が一緒に焼肉屋に出没し始めたら、”出来ている”って言われたもんですが、さて”お好み焼き屋”はどうなんでしょう?

三津浜焼き店一覧2
店内には、大きく”三津浜焼き店舗一覧”が貼りだされていました。


合計”30店舗”が名を連ねていました。もちろん、このお店も入っています。


その30店舗の中で、ワタシが行ったのは、”日の出”(「日の出」 真っ当な「B級グルメ店」・24)と”モダン”(「モダン」 真っ当な「B級グルメ店」④と、”日の出食堂”(「日の出食堂」・「愛媛グルメ紀行」 709)、そして”グリーンハウス”(「喫茶 お好み焼 グリーンハウス」・「愛媛グルメ紀行」 761)の4軒で、今回で5軒目になりました。


特に”モダン”なんて、”愛媛グルメ紀行”シリーズの一番の初期で、全体の4番目に登場しています。

メニュー3
メニューが書いてありましたが、よく分かりませんので、例の”エイヤー!指差し方式”で、”そば台付肉卵”を選んび、お値段550円(内税)でした。


店名は、女将さんの名前の一字から採ったようです。


この地で35年、他で2年。合計37年間、”三津浜焼き”を焼きながら子供を育てた。今では孫に囲まれます。

そばにソース4
三津浜焼き”は、鉄板の上に真っ先に”そば”が乗せられます。


末町の”お好み焼き 秋”でも書きました通り、”三津浜焼き”の特徴は、そばに最初からソースを絡めて焼きます。


ここが”広島焼き”と違うところです。大正時代の”一銭洋食”に端を発したと語られている”三津浜焼き”の歴史は”約100年”です。


料理界では比較的新しい”ジャンル”に属します。

スタート5
そして”広島焼き”に似た小麦粉の緩い生地が、鉄板の上で”クレープ状”に広げられます。


ただしこの”生地”、”広島焼き”に比べて”粘りが強い”のが特徴の一つでしょう。ムッチリしています。


ですから、”三津浜焼き”のもう一つの特徴である、焼き上がった時生地を二つ折りにしても、生地が破けません。

乗せる6
この上に、竹輪、天カス、そして大量のキャベツ、豚バラ肉、そしてこのお店独特の”もやし”が乗ります。


「もやしを加えているお店は少ないと思うけど、私は”もやし”が好きなんで入れてるんよ!」っと女将。


また”キャベツ”は、注文が入った都度千切りにスライスする。切り置きをしないところが、女将の拘り。

押さえる7
そして、一番下の小麦粉の生地が焼けてきた頃合いを見計らって、大きなテコ2枚で全体を”エイヤー!”っとひっくり返します。


しかも、大きな蓋の様な鉄板を乗せて、上からギューギューと押さえ付けるんです。


こうすることで、キャベツの水分が飛んで、水っぽさが消えます。

三津浜焼き
全体が焼き上がったら、大きなコテで二つ折りにします。この”二つ折り”も”三津浜焼き”の特徴です。


その上に、ソースを塗り、鰹節粉、青のりを振り掛けたら完成です。


このお店は、お皿に乗せて出すことはありません。そのまま、自分が座っている鉄板の前まですスーーーっと、横滑りして来ます。

コテ9
箸も用意されていますが、客の誰一人箸は使いません。皆、小さなコテで切り分け切り分け食べています。


後から、又、客が入ってきました。地域の知り合いの動静を話題にしながら、勝手に冷蔵庫からビールを一本抜き上げ、ビールのアテも自分で取り出し、手酌でビールを飲み始めました。


何故こうも、”お好み焼き屋”には”昼酒”を飲む連中が集まるのでしょうか?

完食10
昼酒ビール”を”横目アテ”にしながら、”三津浜焼き”を完食しました。


最後はもう苦しくって!でも、このお店で食べ残すって雰囲気はなかったので。最後の三切れは、無理やり水で流し込みました。


もう体の3分の1は、”お好み焼き”で満たされている感じがしました。決して俯(うつむ)くことが出来ないまま、昼酒客達を残してお店を後にしました。



実はこの後まだ、魅入られ痴れ者の様に”お好み焼き屋”行脚は続きました。



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「再訪 312 ヤツゲ亭」・「愛媛グルメ紀行」 885

今日は南環状線沿いの、天山1丁目にある”ヤツゲ亭”さんの3回目のご紹介です。


過去2回のご紹介は、以下の通りです。(「ヤツゲ亭」・「愛媛グルメ紀行」 750)・(「再訪 281 ヤツゲ亭」・「愛媛グルメ紀行」 820


風の便りで、期間限定の”穴子天丼祭り”をやっていると聞いて、慌てて駆けつけました。(2月10日から3月15日迄)

玄関1
ワタシがお訪ねしたのは、”穴子天丼祭り”という期間限定メニューを開始されて僅か2日目の、2月12日のことでした。


お店に入ったのは、午前11時45分。ワタシの何時ものランチタイムよりやや遅め。


このお店は、昨年4月にこの場所で移転開店されたばかりです。移転開店1週年を2ヵ月後に控えた2月、一種の”勝負”に打って出られたのか?

店外メニュー2
お店に入る玄関脇には、この画像の”外メニュー”が掲げてあります。


ヤツゲ亭”さんは、どうやらブログ(?)を始められたようで、この”穴子天丼祭り”の事は、以下のページでアップされています。(!!穴子天丼祭り!!900円→600円


最近の飲食店さんは、ブログやツイッターやフェイスブックなどで、自店情報を様々に発信され始められました。

店内3
店内に入りますと、既にほぼ”満席”状態でした。辛うじて、僅かに隙間があったカウンター席に滑り込みました。


何時もは”店内”の様子を撮る為に、店内に向けてシャッターを切るのですが、どの方角にカメラを向けても”客・客・客・・・・”でした。


一体このお客さんたちは、何時何処で、どういう手段で2月10日~3月15日迄の”穴子天丼祭り”のことを知ったのでしょうか?まだ、フェアが始まって僅か2日目だというのに。

穴子天丼セット4
これが、”穴子天丼祭り”の内容です。内訳は、”穴子天丼”、”小鉢”、”サラダ”、”粗汁”(味噌仕立)、”漬物”、そしてデザートの”コーヒーゼリー”です。


この画像のもの全てで、何と!”600円”ですよ!!!


穴子天丼”の通常価格は900円です。(この900円が、単品価格なのか?この画像のセットなのかはお聞きしていません)


出版社だけを潤す”○○○パスポート”などを採り入れるより、よっぽど気が利いているじゃないですか!

穴子天丼5
さて、この画像が”怒迫力穴子天丼”の姿です。ご飯が全く見えません。


天丼”の中身は、”穴子天”が堂々の3本ですよ!


それに、”サツマイモ”、”カボチャ”、”ナス”、それに”獅子唐”です。それらに完全に覆われていて、ご飯が全く見えません。

穴子天丼6
何だか、江戸前風の”穴子天丼”を見た様な錯覚に陥りました。店主さんの修行歴を知りませんので、その点は分かりません。


でも”丼汁”(どんつゆ)が甘すぎず、関西系の”天丼”には珍しく”キリリとした切れ”があるので、却って”サツマイモ”と”カボチャ”の甘さが際立っています。


もちろん、瀬戸内産の”穴子”の香ばしさが、スンゴク・・・・・・・・イヤ・・・・・ナンテイウカ・・・・・”旨い!”(あああああ、ボキャブラリーの貧困さが恨めしい!)

小鉢7
席を埋め尽くした”客・客・客”という中に、小さい子どもを2人を連れた若い夫婦がお店に入ってきました。


若い夫婦は、空き席を目で追っていました。すると店主さん、若い夫婦に深々と頭を下げ、頭を上げた後、手を合わせました。


「ごめんなさい。今日は一杯で・・・・・・ゴメンナサイ・・・・・」って、辛そうな店長さんの顔。


するとこの若い夫婦、笑顔でこう言った。「いえいえ、空くまで待っていますよ!」っと。でも、小さい子どもの一人は抱っこしたままだったんです。

味噌汁8
すると、小上がりで食べていた一人が立ち上がってこう言いました。どうやら、周囲は皆仲間の様でした。


「皆、ここらでお勘定にしようや!」っと。周囲の仲間たち、最初はその発言に怪訝な表情でした。


でも、その中の一人が更にこう言った。「そうよ!お客さんを立たせたままで、待たしちゃ悪いよな!皆、サアサアお勘定だ!」っと。それで一気に8人が立ち上がった。


このお店、いいお客さんを持ってるんだ!って、ワタシ、感動させられました。自然な流れの中で起こった出来事ですが、店主さん、お客さん、そして素晴らしいお料理の全てが相まっての出来事だったのではないでしょうか?

コーヒーゼリー9
これは、デザートに用意された”コーヒーゼリー”です。


「店主さん、何もここまでされることはないじゃないですか!メインの”穴子天丼”と、旨さが凝縮された”粗汁”(あらじる)だけで充分じゃないですか!」って、ワタシ、店主にお声を掛けたいと思ったほどです。


8人連れが席を立って、若夫婦が小上がり席に腰を下ろした頃、店主さんが厨房内で手伝っている息子さんに、ヒソヒソと眉を潜めて話を始めました。会話の詳細は聞き取れませんでしたが、その内容は予測が出来ました。


8人が勘定を済ませてお店を出た直後、又新しい客が2人お店に入って来ました。店主さんの顔が更に曇りました。


新しい客2人は連れの様でした。その2人が「穴子天丼2つ!」っと、勢い良く注文されました。店主さんの頭が垂れた瞬間でした。


普段からややかすれ声の店主さん、二人に向かってこう言ったのです。「ごめんなさい。穴子が切れてしまって!」っと。ワタシの予想通りでした。

完食10
すると、二人連れの客の一人がこう言ったんです。「じゃあ、他のでもいいよ!でも、当然、値段は600円やろうな!」っと、笑顔で。その言葉は一種冗談交じりの響きが聞こえました。


でも店主さん「ハイ!ありがとうございます!当然にどれでも600円にさせて頂きます!」っと。その瞬間、お店全体に、優しい笑顔が満ち満ちました。


どのお客さんも、その2人の言った事が冗談だと分かっていました。でも”ヤツゲ亭”の店主さん、決して冗談に甘える人ではありませんでした。だから、店主さんの受答え振りに、温かい笑顔が満ちたのです。


いい光景を見せて頂きました。”穴子天丼”が抜群に香ばしくて、”丼汁”と”ご飯”の相性もピッタリ。


ワタシには食べきれぬと思った”穴子天丼”、結局、一粒の米も残さず”完食”しました。美味しいものが持つパワーゆえでしょう。


このお店、いいお客さんを沢山持たれました。でも、それは取りも直さず、店主さんのお人柄とお料理の技量の高さゆえでしょしょう。


「ご馳走様でした!!!」




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「再訪 313 らう麺食堂 すずめのお宿」・「愛媛グルメ紀行」 886

今日も仕事の相棒と、お昼を一緒にしました。


仕事で三津地区へ行って、その帰りでした。


例によって「Hさん、この辺りで”お薦めのお店”、ないですか?」っと。

玄関1
そこで、県道和気衣山線沿いにある、久万ノ台の”らう麺食堂 すずめのお宿”さんにお連れしたという訳です。


このお店は過去に2回、記事アップしています。(「らう麺食堂」 真っ当な「B級グルメ店」 82)・(「再訪18 らう麺食堂 すずめのお宿」 ・「愛媛グルメ紀行」 356


初回訪問が”愛媛グルメ紀行シリーズ”82番目、2回目訪問が”再訪シリーズ”を書き始めて18番目に採り上げていますので、好印象を持ったお店です。

店内2
店内の一角には、昭和の街角にあります”居酒屋”風のディスプレイを設(しつら)えているコーナーがあります。


お店の中では、無駄な空間を敢えて作られています。私は不動産屋ですから、その空間を坪単位で換算してしまいます。


でも、敢えてこの画像の一角を設けられました。そこに店主さんが、店名を”らう麺食堂 すずめのお宿”とされた思いが凝縮されているのではないかと思いまいた。


ラーメン”ではなく”らう麺”ですし、”すずめ”たちが三々五々集まっきて、”チュンッ チュンッ チチチッ ”っと”さんざめく”(=にぎやかに騒ぐ)お店を目指されたと言われます。

メニュー3
実はこのお店の”メニュー開発力”、只者ではないと予てから思っていました。


例えば、2回目訪問した時にいただいた”冷し 野菜まぜ麺”なんて、超超個性的で、野心的だと思いました。


そして今回は、この”当店おすすめ”と銘打たれた”海老味噌つけ麺”に唸ることになります。

海老味噌つけ麺4
この画像が”海老味噌つけ麺”に”味玉”(煮玉子)をトッピングしたものです。


量は”並盛”をチョイスしたましたので、トッピングと合わせてお値段900円です。(内税)決して安くはありません。


つけ汁”の上に見える”とっくり”には、残ったつけ汁に埋めて、美味しい”海老の出汁”を全部飲み干してもらいたいという店主さんの思いが”薄め出汁”に詰まっています。

海老味噌つけ麺5
さてこの画像が、”海老味噌つけ麺”です。


右端に見える”味玉”(煮玉子)は、トッピングしたもので、前回も同じものをトッピングしました。


全体の”色合い”がいいですね。これを見ただけで、旨さを確信しました。

チャーシュー6
第一、この”チャーシュー”の色艶を見て下さい。


この画像だけでも、この”チャーシュー”の旨味が想像できませんか?


チャーシューは、漢字表記では”叉焼”ですが、”焼豚”とも言われます。


本来は”焼かれた豚肉”を意味しますが、日本では多くの場合”煮豚”を”チャーシュー”と呼んでいます。実にいい”煮加減”でした。


口に含むとハラリと解け、香辛料の香りが鼻孔の奥まで届きます。

味玉7
この”味玉”は、前回もトッピングしていて、その時は”煮卵”と表現しています。


その”煮卵”を前回はこう表現しました。<”煮卵”は匂いたつ熟女の佇まい。(たたずまい)>


<「フフフ・・・・ワタシ お い し い ワヨ!   食べてみる???」と、深い笑みを浮かべている。「アッ ・・・アナタ、食べたわね!フフフ・・・・知らないわよ」と、ちょっとすごんだような・・・・>っと。


今回も、全く同じ表現が似付かわしいと思いました。

海老8
ゆで麺の上に、さり気なく盛られた”桜エビ”の、香りと彩り。


つけ汁”の出汁に使われた”海老”と、麺の上に飾られた”桜エビ”とは、恐らく役割が違うと思いますが、それぞれが完全に自分の役割を全うしています。

麺9
”は、中太の縮れ麺を使われています。


これが、濃厚でむせ返りそうになる”海老味噌つけ汁”に、実によく絡んむんです。


麺を啜るごとに、”海老味噌つけ汁”が、濃厚な香りと共に口腔に入ってきます。これは、ちょっと驚くメニューを開発されたものですね。

完食10
当然に”完食”しました。


おまけに、残った”海老味噌つけ汁”は、とっくりに入った”薄め出汁”を注いで埋めて、一滴残さず啜りとりました。




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「愛媛グルメ紀行」を振り返る 148

今週の土曜日の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2012年)の冬真っ盛り頃にアップした442号から444号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2012年12月20日にアップした442番目のお店、高砂町1丁目にある”キッチンDame dam”(ダムダム)さんです。(「キッチンDame dam(ダムダム)」・「愛媛グルメ紀行」 442

この辺りは前々職の時によく廻っていた地区ですが、このお店の記憶はありませんでした。

玄関1
こちらがお店の玄関です。愛媛大学と松山大学の学生達の街でしょう。

キッチン”と名乗りにありますが、店内の様子は喫茶店風。

お店は、ワタシとほぼ同年代かもしれない女性が一人でやっておられます。店内には学生が2人、先客としていました。

一番よく出るという”なすのミートかけ ハンバーグ、ソーセージエッグ”650円を注文しました。

ランチ上5
これが注文した”なすのミートかけ ハンバーグ、ソーセージエッグ”で、650円です。

ナスを一本皮を剥き、切り分けてフライパンで炒めて、ストックしてあるミートソースをかけられました。次にソーセージと卵をフライパンで焼いて、最後に手作りのハンバーグのネタを同じフライパンでソテーされました。

でも、この”ハンバーグ”が結構いけました。箸を入れると、一斉に”肉汁”が流れ出ました。

最近この辺りは行かなくなりましたが、昼時に近くまで行ったら立ち寄ると思います。


二番目にご紹介するお店は、2012年12月21日に443番目のお店としてご紹介した、大洲市のレトロな街で、装いも新たに再出発した”大洲炉端 油屋”さんです。(「大洲炉端 油屋」・「愛媛グルメ紀行」 443

油屋”の由来については、小説家の司馬良太郎氏が「街道を行く」というシリーズの中の14編(文庫版)「南伊予・西土佐の道」の文中で触れておられます。

それによりますと、”油屋”は旅館として江戸末期に油井久馬という人が始められたという。

今年の9月3日に、東京で鉄板焼きなどを運営している”ラウンドテーブル”という会社が新しい大洲市の指定管理者となり、再度開店されたもの。(記事掲載当時)

建物1
こちらが、元の”油屋旅館”の蔵を改装したという建物です。

なるほど、蔵の雰囲気を残していて、中々に風情のある佇まいです。

お昼は5種の”ランチメニュー”から選ぶ事になっていて、早速”温かいさつま汁定食”900円(内税)と注文しました。

さつま汁定食上5
さつま汁定食”は、さつま汁と煮もの、和え物、麦ごはん、御菜、汁ものからなっています。

さつま汁”は、おろした魚をすりつぶし、軽く炙る。

味噌をそのすり鉢に塗りこんで、逆さまにして炭火で炙って焼き味噌を作り、すりつぶした魚を加え、さらに焼く。

そこにだし汁でのばし、味を付けたこんにゃくやキュウリを混ぜ、麦飯にぶっ掛けて食べていました。薬味として好みにより、ミカンの皮を干し乾かしたものを削ったものや刻みネギなどをかけました。

ワタシが子供時代に食べたものとは、味が違っていましたが、レストラン仕様にされたのでしょう。

大洲は遠いので、多分”再訪出来ない”でしょう。大洲にはもっと”再訪したい”お店が沢山ありますし。


今日最後にご紹介するのは、2012年12月25日にシリーズ444番目にご紹介した、伊予郡砥部町の県道伊予川内線沿いにある、ラーメン・餃子の”豊来”さんです。(「再訪71 豊来(ほうらい)」・「愛媛グルメ紀行」 444

このお店は今年1月11日に、”愛媛グルメ紀行”シリーズの202番目のお店としてご紹介しています。(「豊来」・「愛媛グルメ紀行」 202)(記事掲載当時)

玄関1
このお店の前を通る県道伊予川内線は、通称”トラック街道”。駐車場は7台用意されているけれど、車の出入りには神経を使います。

この地に開業して16年余り、この街道を毎日の様に通る営業関係者のお昼時の憩いの場となります。(記事掲載当時)

店内は、調理人の店主のその奥さんの二人でやっておられて、お二人とも多分私よりは年上に見受けました。

ランチ上6
これが、火曜日の”日替わり定食”です。御飯は、隣の人のを見るとお皿にてんこ盛りだったので、「アレの三分の一」と頼んだものです。

海老天”が7個も付いています。揚げたてだから、まだ湯気が出ているんです。

食べてみました。「クーーーー、旨い!!!

海老が素材だから、海老が美味しいというのは、多分日本人に共通してるでしょう。でも、海老も旨いけど、何よりもそれを包んでいる””が美味しいんです。

麻婆豆腐”だって、しっかり味が付いていて文句ありません。

このお店は、是非に”再訪したい”お店です。とにかく、安くて美味しいんですから。



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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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