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「あけましておめでとうございます 申年(さるどし)です」 1

「新年、明けましておめでとうございます」

今年もこの拙(つたな)いブログを、ただただ愚直に綴っていきたいと考えていますので、「よろしくお願いします」

実は”お正月の記事”をどうしようか?と散々考えましたが、昨年後半はワタシにとっては一生に一度あるかないかの、”オオゴト”の年でした。それと年末12月は、急ぎの仕事が数多く舞い込みました。

ですから、”お正月”用に新たな取材をする精神的・肉体的余裕がありませんでした。そこでこの3日間は、過去記事の再アップとさせていただきます。

今年の”干支”(えと)は、””(さる)だそうなので、過去記事から””たちの記事を再アップします。

”にも、当然種類が多くいて、今日はその中から、比較的ご機嫌よくカメラに収まってくれた仲間の姿をご紹介しましょう。

なお、今日は”ニホンザル”以外のの””たちです。

ダイアナモンキー1
先ず初めは”ダイアナモンキー”です。

ギニア南部などのアフリカに生息しています。

ローマ神話に出てくる”月の女神”の名が”ダイアナ”ですね。

その”ダイアナ”の名をもらった理由は、彼女の額の”三日月”状の白い斑点。眉の上に見えますね。

ただ、今日は若干ご機嫌斜め。

ハナジログエノン2
こちらの、ちょっと見ボーっとしているように見えるのは”ハナジログエノン”です。

名前の由来となった”ハナジロ”は、一目瞭然ですね。鼻の頭の、綿帽子のような白い斑点。

アフリカ西部の多雨林で生活してます。

オレは・・・・・オレは・・・・今、ナンデ???コ・コ・ニ・イ・ル・ノ?????」

「ココに、こうやって・・・・いつまでも・・・イテ  イイノカ???」っと。

ボウシテナガザル3
そう自問自答している”ハナジログエノン”を白け切った目で見ているのは”ボウシテナガザル”です。

こちらはカンボジアやタイなど、インドシナ半島に住んでいます。

眼光が鋭いのは、過酷な自然で生き抜いてきたからか?(そんな訳はないのですが)手足の体毛が白いのでメスでしょう。

冷徹な眼光で見つめられると、なぜかこちらが「ゴメンネ」って、先に謝ってしまいそうになりました。こういう眼光には弱いのです、エエ、ワタシは。

マンドリル4
こちらは、顔中派手なペインティングを施したような”マンドリル”です。

カメルーンや赤道コンボなどの熱帯雨林に生息しています。

マンドリル”の”マン”は、英語で””のこと。現地では一番人間に近い猿と信じられ、敬いの目をもって見られているので付いた種名です。

ちょっと、”見返りの目”で見られると、確かに”人っぽく”見えませんか?妙に色っぽいじゃありませんか。

ボンエットモンキー5
ここから以下の4枚の画像は、”ボンエットモンキー”です。

インド南部で群れをなして生息しています。

ボンエットモンキー”の”ボンエット”は、女性や子供がかぶる”つば付の帽子”のこと。

頭の毛が、帽子をかぶっているように見えることから付いた種名です。それと、頭の髪の毛が額の中央部から綺麗に左右に分かれているのも特徴です。

で、ちょうど彼と視線が合ってしまいました。

で、オメサンハ・・・・ナニカイ?エー、オレに何かモンクでもあるってユーノカエ???」っと。

ボンネットモンキー6
彼の問いかけを無視して撮影を続けていると

オイ、ソコノー・・・ソコノヨーー、オッサンヨー、無視シテンジャネーヨ!」っと、睨まれてしまいました。

口を思いっきり尖らせて。

ボンネットモンキー7
「ソッチガその気なら、オレだって・・・イインダヨー・・・フン!」っと。

すっと横を向いて、今度はこちらを完全無視の虚に出ました。

しかも、これが実に冷めた目をしてるんです、エエ。急に二人の間にはシラーッとした雰囲気が流れました。

ここで、ちょっとこちらが気を緩めた瞬間です。

ボンネットモンキー8
「カーーーッツ!」

そうです、座禅を組んでいて、気が緩んだ瞬間、禅僧の師から受ける、””を入れるあの「カーーツ」です。

いやはや、油断大敵です。

正に、「敵は”サル”もの、引っかく」ものです。明日に続きます。








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「あけましておめでとうございます 申年(さるどし)です」 2

今日も”申年”(さるどし)に因(ちな)んで、””たちの表情をお届けします。今日は”ニホンザル”の表情をご紹介しましょう。

なお昨日から明日までの画像は”砥部動物園”で撮ったものです。ここ砥部動物園の”ニホンザル”の飼育方法の特徴は、何と言っても屋外で飼育しているという点でしょう。

他の動物園では、飼育室が用意されているところが多く、雨風や暑さ寒さから避難することができる環境です。ところが、ここの”ニホンザル”たちは、雨であろうが寒かろうが砥部の自然環境の中で生きています。

ボス猿1
ですから、ここにいる”ニホンザル”たちの表情が面白いと思うのです。

作られた環境ではなく、自然環境に極めて近い環境の中では、実に"サル”らしい表情をしてくれます。作られた表情や仕草では出せない、味のある表情や仕草、動作が観察できます。

砥部動物園のニホンザルの”ボス”は、”コエ”と呼ばれています。

画像のサルが、”コエ”かどうかは、本人に確認するのを忘れましたので言えません。

蚤を取る猿2
ニホンザル”ばかりでなく、サルたちは至るところで蚤取りに専念しています。

蚤を取られる側は、実に「カイ カ~ア・・ン!」という風に、体をまかせっきりにしています。

木で遊ぶ2匹3
道具を使って遊ぶのも、サルの特徴。

周囲にあるものを器用に使って、子供サルたちが遊びまわっています。

水を飲む親子4
遊びつかれて、喉が渇くと、水が飲みたくなる、それは人間も同じ。でも、サルにとっては水場に近づくのは結構勇気がいります。

そこで、親サルの出番です。先ず、お手本を親が見せます。

「こうやってネ、勇気を出して、口先を尖らせて・・チューっと吸うんだヨ」って。

水を飲む猿5
すると、さっそく子サルが真似をします。

自然環境に近いところで生きていると、真似が出来ないモノには死しか待っていません。

小猿遊び6
手前のサルは、さっきから盛んに自分の足を観察しています。

「おれの足は、どうしてこう・・・・・フー・・ワカラナイ・・・・・」と、結構深く考えています。

小猿7
友達たちをよそ目に、一人孤独な子サルは・・・・

「オオオオオ・・・・・サブー・・・フ・ル・エ・チャ・ウウ・・・・」

「お~~~い!風邪なんかひくんじゃないぞ~~!!」って声を掛けました。明日に続きます。







「あけましておめでとうございます 申年(さるどし)です」 3

今日が”正月三が日”の最後の記事です。今日も昨日に引き続き”ニホンザル”の表情などをお届けしましょう。

昨日は、親子のサルを中心にご紹介しましたが、今日の主役は1匹です。彼の様々な仕草を見ていると、全く飽きるところがなかったので、その光景をご紹介します。

彼の名前は、聞いてみたのですが答えてくれませんでしたので分かりません。

葉をくわえるニホンザル1
彼は、こうやって、ずっと一人で座り続けています。他のサルのように、動き回るとことをしませんでした。

「アッ   ケッコウ   オレって・・・・人が見てないところでウゴイテルカンネ、フン」

爪をかむニホンザル2
「そんなことより、カンガエルことが最近オオクテね・・・、ケッコウ、イロイロと・・・」

「昼に食った・・・・ババナの房のセンイがネー・・・・歯の間に・・・・コレガ・・・取れないんだナーー」

「バナナのハナシをしてたんじゃナカッタ・・・その^^~、何をカンガエテルかってコト・・・ダネ

爪を見るニホンザル3
「タトエバサー・・・・ナゼ・・・オレがココニいるかって?・・・ナア・・・難しいダロウウ・・・」

「アッ・・・・やっと、歯の間にハサマッテいた・・・コレ・・・トレタヨ・・フムウ・・」

「ジツハなー、オレには、キュリョクな<らいばる>がイルンダヨーー、ソウヨ、<恋のらいばる>ニキマッテルだろオヨ・」

両手を合わせるニホンザル4
「ソイツガヨー、オレのそばを通ると・・・ツイ・・ファイティングポーズを取っちゃうンダヨー・・・・ホレ・・」

「ナッ   サマになってるダロ!、ジ・ツ・ハ・隠れてとれーにんぐシテルンダ、エヘン^^」

手を見つめるニホンザル5
「激しく・・・・ソウ・・・古タイヤをタタクトヨーーー・・・チチチ・チ・チ・・・手の甲にヨー・・・キズだってデキルヨナー・・・イ・チ・チ・・・」

オメヨー・・・サルだって、ケッコウ・・・キビシインダヨーーー、エー、見てるほうがラクだぜ

下腹部を見るニホンザル6
などと、話しているうちに、ワタシに興味を失ってしまった彼、別の行動に。

アッ アッ オイ  ヨセ・・・・人前で・・・」と、ワタシが鋭く指摘しても無視。

チョットマテ、話せばワカル・・・・ソレイジョーは、手をノバスンジャナイゾ!」など、ワタシの威嚇を無視して、今度は居眠りを始めてしまった彼。

「オイオイ、そんな足場の悪いところで居眠りしてると・・・・」っと・・

居眠りしてこけそうになるニホンザル7
ワタシが言った途端です。「アッ   ソーーラ、イワナイコッチャナイ」

彼はモロクモ・・・・ユックリと・・・・スローモーションのように倒れてしまいました。

ここまで、彼と出会って30分・・・・

これで今年のお正月記事は終わりです。明日は一日アップをお休みして、明後日5日から通常記事の再開です。「今年も、どうかよろしくお願い致します」





「ザ・ニッタズ」・「愛媛グルメ紀行」 1,029

今日は”Mackey”さんというハンドルネームの読者さんから頂いた情報を元に、旧北条市で県道179号線(今治街道)沿いにある”フレンチレストラン”の”ザ・ニッタズ”さんをご紹介しましょう。


住所で言いますと、松山市河野中須賀にあります。今年最初の”愛媛グルメ紀行”に相応しいお店だ、と思いましたので採り上げました。(取材時期と記事アップのタイミングは必ずしも一致しません)


今年初めての”愛媛グルメ紀行”は”フレンチ”のお店からのスタートになりました。

玄関1
こちらが、元国道196号線、現在は県道179号線沿いにあるお店です。北条病院を少し今治寄りに行ったところの海岸側にあります。


一見すると普通の民家風なので、目的意識を持って行かないと見過ごしてしまいそうです。ここにこんな”名店”があっただなんて!!”読者”さんの情報がなければ、決して辿りつけていなかったでしょう。


ワタシのブログは”読者”さんあって、成り立っているという証のお店になりました。


この日は、仕事上の新しい相棒と二人でお訪ねしました。実際にお訪ねしたのは昨年11月22日でした。

店内2
こちらが店内の様子です。店名の由来は、店主さんが”新田”さんだからで、ご自宅兼お店というしつらえです。


ここにお店を開かれて、もう9年になると言います。


このお店からもう少し今治寄りに、ワタシが好んで行く中華料理店の”三宝亭”さんがありますから、このお店の前は何度も通っていますが、気が付きませんでした。

メニュー3
お店の名乗りは”洋風食堂”とありましたが、メニューを拝見する限り”フレンチレストラン”ですね。


ランチメニューはコースになっていて、お値段1600円です。”ランチ”としては決してお安い値段ではありませんが、何か困難な壁にぶつかった時とか、その困難な壁を乗り越えた時などに選ぶお店としてなら、お安い値段ではないでしょうか?


この日の前菜は”ホウレンソウのテリーヌ仕立て半熟卵ソース”で、スープは”白菜のポタージュスープ”でした。


後のメインディッシュは3種類から選べるようになっています。

前菜ホウレンソウのテリーヌ仕立て半熟卵ソース4
こちらの画像が、前菜で”ホウレンソウのテリーヌ仕立て半熟卵ソース”です。ホウレンソウのテリーヌなんて初めてでしたが、意外にあっさりした味でした。


テリーヌの奥に見える白い野菜は、蕪(かぶ)でした。蕪の風味が面白かった。その奥に横たわっているのは茄子(なす)です。


また緑色をした葉は、タイなど東南アジアでよく使われる香草で”パクチー”です。ワタシは何時もパクチーが付いていると横に退けて食べませんが、パクチーと気が付かなかったものですから食べました。でも、そう毛嫌いする程でも無いって思いました。

パン5
パンも自家製なのでしょうが、2種類出てきて、お代わり自由です。


パンはご飯代わりですが、フレンチはソースが命とも言います。そのソースをこのパンで拭(ぬぐ)って食べます。一滴たりとも残すのは、シェフさんに失礼ですから。


料理を食べ終えてお勘定をするとき、シェフの新田さんが厨房から笑顔で「ソースをこれだけ綺麗に拭って食べていただき、ありがとうございました。」って挨拶していただきました。

白菜のポタージュスープ6
こちらがスープ料理の”白菜のポタージュスープ”です。ポタージュスープはトロミが特徴ですね。


クルトン代わりにパンを入れて、まったりとした味を楽しみます。白菜はこの季節が旬ですから、そりゃあ美味しいに決まっています。

県内産鶏ムネ肉の網焼きグリルかぶ菜のグリーンソースブルーチーズ風味8
こちらが、3種あるメインディッシュからワタシが選んだ”県内産鶏ムネ肉の網焼きグリルかぶ菜のグリーンソースブルーチーズ風味”です。


口に含むと、濃厚で芳醇な”ブルーチーズ”の香りが一斉に鼻孔を直撃します。ウッと声が漏れそうになりました。


鶏ムネ肉はアッサリした味ですが、直火で炙って焦げ目をつけてあるし、蕪の葉を使ったソースとブルーチーズでアッサリした味に深みを持たせてありました。真っ赤な色をしたパプリカが目も鮮やかに彩りを添えています。

太刀魚
相棒は魚料理の”太刀魚の柚子・レーズンパン粉焼き白ワインクリームソース”を選びましたが、二人共「これは凄い料理ですねーーー、地元の食材を使いこなされていて、う~~ーーーん・・・・」っと唸るばかりでした。


「Hさん、この料理メッチャ香ばしいんですよ!それに不思議に甘い味が隠れていて、”絶品”ですよ、コレ!!」っと、大きく目を見開いた。


この日は、相棒と随分タフな交渉に臨んでいて、二人共心身ともに疲れ果てていました。不動産屋にとって一番嫌な仕事が”立ち退き交渉”です。「それまで住んでいた家を立ち退いて、別の所に移り住んで下さい!」ってお願いする仕事です。


7軒の借家人家族の立ち退き交渉です。借家人さんにとってみれば、藪から棒に○月○日までに立ち退いて下さいって話が舞い込むわけですから、面食らうだけではなく恨みますよね。でもワタシはそれが仕事ですから、交渉をまとめなければなりません。

デザート9
こちらの心も痛みますから、この”紫芋のムース”というデザートに少し救われました。


甘味って、心を和らげる効果があるんでしょうか?


なる程、食べ物って大切なんだな!って実感できた”デザート”でした。

ホットミルクティー10
最後の飲み物はコーヒーか紅茶から選びます。画像は選んだ”ホットミルクティー”です。


立ち退き交渉は、最初は当然に迷惑がられて嫌がられ憎まれます。ところが、交渉を重ねていくうちに、ワタシは実は借家人さんにとって味方なんだと思っていただかなければ成立しません。


7軒の全世帯の同意を得ることが出来た時は、地面に崩れ落ちるのではないか?って思いました。足に力が入らなくてガクガクになりました。


ですから、この日相棒と頂いたフレンチはとりわけ美味しかった。甘かった。”ホットミルクティー”に砂糖は入れませんでしたが、でも例えようもなく甘く感じました。


Mackey”さん、素敵なお店を教えて頂きありがとうございました。








「再訪 390 十割そば 竹ばやし」・「愛媛グルメ紀行」 1,030

今日は西条市洲之内にある蕎麦の名店”十割そば 竹ばやし”さんの、二度目のご紹介です。


初めてご紹介したのは2013年5月28日のことでしたから、今からもう2年半以上前になります。(「十割そば 竹ばやし」・「愛媛グルメ紀行」 530


この日は、妻の白内障の手術をした時のワタシの対応に対して妻を傷つけてしまい、妻が口をきいてくれなくなって4日目という日でした。


ワタシは”妻が全て・妻は宝”という人間なので、すっかり滅入ってしまっていました。そこで、大きく気分転換したいと思って久しぶりに遠出にチャレンジしました。

お店1
こちらが、西条市の四国山地山裾にあるお店です。


前回の記事でも書きましたが、お客さんが来やすい・集まりやすい立地にお店を出されたのではありません。


ですから、カーナビで例えば店名や電話番号を入力してこのお店に辿り着こうと思っても、カーナビ自身が迷い子になってしまう立地です。(住所を正確に入力すると大丈夫です)

店内2
店内に入ると、既にお客さんが3組いました。午後0時30分にお店に入りました。


それ以降、次から次へとお客さんが入ってきてほぼ満席状態が続きます。美味しい”十割そば”をいただけると知ったら、どういう山の中でもお客さんが集まるという典型です。


このお店は予約制ではありませんが、蕎麦がなくなり次第閉店です。この日は午後1時半に蕎麦がなくなり閉店されました。


しかもこのお店、営業されるのは木曜日・金曜日・土曜日・日曜日の、午前11時30分から蕎麦がなくなる時刻までです。概ね2時間で蕎麦がなくなります。なぜそういう短期間・短時間しか営業されないのか?は、前回の記事を御覧ください、納得されるでしょう。

メニュー3
メニューは、このメニュー板にある通り、”十割 もりそば”と”十割 つけ鴨”の2種しかありません。前回もこの2種をいただきました。


愛媛グルメ紀行”が1,000号を超えるまでは、同じお店は5回しか記事にしないだとか、同じメニューは記事にしないなどという、実に馬鹿げた自己ルールを作っていましたが、その馬鹿さ加減に気がついた今は”書きたい時に書きたいメニューを書く”ことにしました。


従ってこのお店も前回と同じメニューを注文し、今日はそれを再度ご紹介します。注文したのは”十割 もりそば(小)”と”十割 つけ鴨(小)”で、お値段はそれぞれ内税で700円と1300円です。

庭と畑4
この画像が、お店の裏庭と畑です。この畑で、お店で出している”辛味大根”や”葱(ネギ)”などを、店主さんが育てられています。


また店内で使われているザルや器等の食器類は、裏山の竹を切り出して、全て店主さんが一個一個手作りされています。


つまりお店を開けていない日は、農業と食器類作りに没頭されているのです。そういうことが可能な立地を探した結果が、ピンポイントでこの場所になったという訳です。


もちろん”蕎麦”にとって”蕎麦粉”同様に大切な”旨い水”に恵まれた石鎚山系に連なる山裾。森に染みこんだ雨水がチョロチョロ流れ出る谷間を選ばれたのです。ですから”西条市”だったのです。

十割つけ鴨小5
さてこの画像が、”十割 つけ鴨(小)”です。このお店、”十割そば”を出されるお店としては、ちょっと信じがたいほどの麺の量を出されます。

これは東京の名が通った蕎麦の名店ならば、蕎麦の普通盛りでも麺を5回くらい箸で掬(すく)ったら食べ終えてしまう程の量しか出しませんが、このお店は(小)でも、そういうお店の大盛りを遥かに超える量を出されます。

しかも”蕎麦粉”は北海道幌加内産の蕎麦粉を、毎日”石臼”で自家製粉され、つなぎの小麦粉を一切加えない”十割そば”なんです。

なお”山葵(わさび)”は静岡、”鴨肉”は京都から仕入れられています。ネギや大根等は無農薬で自分で育てて・・・・このお店の店主さんの””には敬服させられました。前回は他にお客さんがいなかったので、店主さんとはじっくりお話ができましたが、この日は満席でそれは叶いませんでしたが、”蕎麦”を通じて十分に意思疎通できました。

前回と違った供し方は、つけ汁の”鴨汁”以外に、”辛味大根”を下ろしたものと””が同時に供せされました。これが、後で驚愕させられることになります。

つけ鴨汁6
まずは、京都産の””と、自家製の”根深葱を炙った”ものです。


このお店の”つけ汁”は、関東系の”つけ汁”で、直立不動になるくらいに”辛く濃厚”なんです。ところが一方”根深葱”は炙ってありますから、葱の甘みが滲み出ている。これに”鴨肉”から流れ出た””がコクを出していて、実に絶妙な”つけ汁”です。


ですから蕎麦を箸で掬(すく)って、蕎麦の下の方を”つけ汁”にちょいと付けて、そのまま勢い良く啜り込むという食べ方になります。蕎麦をどっぷりつけ汁に浸したら、辛くて飲み込みにくいでしょう。

鴨抱身7
これが”鴨肉の抱身(だきみ)”です。”抱身”とは”鴨のムネ肉”を言います。


鴨の脂身の香りがどっと鼻腔を襲います。鴨の抱身を口に含んだ途端、ウッと呻き声が漏れ出ました。


蕎麦”自体は大変に淡白な味ですね。ですから、超濃厚なつけ汁に溶け出した鴨の脂、そして甘さ際立つ炙った根深葱とのバランスの妙が堪能出来ました。

おろしに水8
今回更に、目を見張ったのがこの””という”つけ汁”ですよ。これは前回には無かった趣向です。


これは、”辛味大根”を下ろしたものを、竹の器に入れて供せられた””に溶かし入れたものです。今の季節の”辛味大根”は、未だ辛さは控え目です。


西条の”名水”(山から染みだした山水)自体を”つけ汁”にする。しかも”辛味大根”の大根おろしを添える。


この”つけ汁”に蕎麦をちょいと付けて食べてみた。今度もウッと詰まった声が出た。”蕎麦”が蕎麦が輝いた。キラキラ輝いて、眠気など完全に吹っ飛ばす。


これは蕎麦そのものを味を慈しんで食べるには持って来いの”つけ汁”になっていた。しかも”鴨汁”との対比!”憎い!!”参りました。

十割もりそば9
この画像が、”十割 もりそば(小)”です。”十割 つけ鴨(小)”を食べ終えた段階で、女性のスタッフが「”蕎麦湯”は、最後に一度にお出ししましょうか?」っと尋ねられたので、「それでお願いします」っと答えている。


もうこの段階で、”蕎麦湯”をたっぷり味わいたくてウズウズしていたのに、それをグッと堪(こら)えた。


左に見えている大根おろしと刻み葱の薬味の半分は、”蕎麦湯”を楽しむ時のために残しておいた。

蕎麦麺10
国産蕎麦粉”の流通量は、僅かに20%程に過ぎない。ですから”国産蕎麦粉”を使うこと自体がもやは贅沢品です。


しかもつなぎに小麦粉を一切入れない”十割そば”は、言わば贅沢の極みでしょう。それを、隣の若い夫婦、二人の子供連れですが、その”十割そば”を小学校にも行っていない幼児にフォークを使って食べさせている。


昨年爆発的な話題を取ったラグビーの五郎丸選手にあやかった”五郎丸カット”のヘヤースタイルのお父さんが、一生懸命にテーブルに落ちて散らばった”十割そば”を掬って子供の口に押し込んだ。・・・・・・・・


これは立派な”食育”だと思った。幼児のころから”本物の味”に触れさせる、食べさせる。この子たちの未来に拍手を送りたくなった。っと同時に、正直言うと羨ましいとも思った。


子どもたちに負けないように、ワタシも蕎麦を一心に啜った、味わった。西条まで遠出した甲斐は十二分にあった。但し、妻が口をきいてくれない寂しさは残ったままだったけど。

蕎麦湯11
全ての蕎麦を啜り終えたところで出されたのが、この見事な竹の桶にたっぷりと入れられた”蕎麦湯”です。


蕎麦湯”は白濁してして、ややトロミを帯びていました。”蕎麦粉”100%であれば白濁せず、やや青みを帯びた蕎麦湯になりますから、その蕎麦湯に蕎麦粉を足されたものではないでしょうか?贅沢に波波と出されました、圧巻でした。


先ずは”十割 つけ鴨”のつけ汁にたっぷりと”蕎麦湯”を注ぎ入れました。むせ返る濃厚さを堪能し切りました。

蕎麦湯12
こちらは”十割 もりそば”のつけ汁に”蕎麦湯”を入れたもの。


半分取っておいた薬味を投入し、蕎麦湯を入れてちょっと飲み、更に蕎麦湯を足して濃度の変化を楽しみながら飲み干しました。


このところ、妻の問題で心が疲れ切っていました。でも、西条まで遠出する気力は辛うじて残っていたことを再確認できました。(なお、妻が退院して自宅に帰った12月27日以降は、夫婦仲も元に戻り、以前にも増して”ラブラブ夫婦”になっております)


気を取り直して、明日から再び頑張れそうです。


・・・・・なお、この時は”蕎麦2枚”を軽々と食べ切った。ところが・・・・・・・



「再訪 391 麺処 風月」・「愛媛グルメ紀行」 1,031

今日は、南久米町にある”麺処 風月”さんの再訪記事です。


このお店は過去2度来ていますが、最後にお訪ねしたのは2012年11月19日でしたから、概ね3年ぶりです。(「再訪66 中華そば 風月」・「愛媛グルメ紀行」 420


ワタシの家から、ランチを利用できるお店としては最短距離にあります。

玄関1
こちらが、愛媛銀行久米支店の斜め前辺りの”フジコビル1階”にありますお店の玄関です。


一番自宅から近いのに、3年間も訪問していなかったって、自分でもちょっと信じられない位です。


このお店の最大のウリは”中華そば”ですが、その出汁はそれはもうとびっきり旨いんですから。

店内2
店内のこの風景も懐かしかった。こうやって、漫画本がいっぱい置いてあります。


ワタシは子供の頃に少し漫画を読んだ記憶はありますが、高校に行った頃以降は全く漫画は読みません。


時折書店やコンビニで漫画雑誌を立ち読みされている大人を見かけますが、うーーーん、漫画を読むって根気がいるだろうな~って思います。コマ割りされた絵と文字を同時に見るって大変だと思います。


しかも”漫画”は、表現される文字数が極端に少ない。と言うことは、”漫画”って連想力や想像力が必要でしょう。文章で説明されていない分、自分の頭のなかで空想しなきゃならない!これって大変ですよ!!

メニュー3
さてこのお店に来たのは、明確な目的があったからです。


今までの2回は、”中華そば”と”五目そば”をいただきました。これがこのお店の2枚看板でしょう。何れも旨かった!


そこで今回は、最近凝っているメニュー(焼き飯と野菜炒め)の中の”焼き飯”をいただきたくてお訪ねしたんです。このお店の”焼き飯”って一体どんなんだろう?って想像するだけで楽しいんです。

IMG_1315_convert_20151127193405.jpg
注文したのは、このお店では”チャーハン”と呼んでおられるメニューの””です。お値段内税で450円です。


画像はピンぼけになっていました。残念!


実は注文する前から、どういう焼き飯か?って、ある程度は想像していました。

焼き飯小5
そして想像通りだったのが、こちらの”チャーハン小”です。


どう想像していたのか?と言いますと、このお店の”中華そば”も”五目そば”も、そのスープの出汁は”ホタテの貝柱”からとっておられますので、”焼き飯”にも何か?貝柱を利用されているのではないか?って思っていました。


案の定、”貝柱”が”チャーハン”の具材として入っていました。画像で茶色っぽく見えるのがそれです。

スープ6
そしてこちらが、ニラ入りの”スープ”です。


このスープも、ちゃんと”貝柱”で出汁をとられていることは、スープの香りで分かりました。


実はこの”スープ”が、大活躍するんです。まあ見ててください。実に上品でアッサリした味のスープなんですが、”貝柱”独特のコクがあります。

焼き飯アップ7
先ずこちらの”チャーハン”の味です。これが濃かったーーー!!


ちょっと大胆に言えば、”塩辛い”に近い位に濃かった。でも、それが旨いんです!不思議でした。


やはりこれは”貝柱”効果でしょうね。このお店に来なきゃ味わえない”チャーハン”でした。


これだから、”焼き飯”行脚が止められないんです。親友”読女”さんに開眼させられた”焼き飯”というメニューに、すっかりハマってしまいました。

スープ浸し8
さてこの”チャーハン”の食べ方です。先ず普通に、レンゲですくって食べます。何往復か、そういう食べ方をします。


そして、半分ほど食べ終えた段階で”読女式ソース掛け”をアレンジした”ワタシ式スープ掛け”でいただきます。先ほどこの”チャーハン”は塩辛いと言ってもいいほど濃く作られていると書きました。


ところがこの画像の様に、”チャーハン”をすくったレンゲ自体をドップリと”スープ”に浸します。すると、上品でアッサリしたスープがチャーハンの濃い味を上品で柔らかい味に変えてくれるんです。


これは絶妙な味に変わってくれました。チャーハンの具材に入れた”貝柱”と、スープの”貝柱出汁”のダブル効果が遺憾なく発揮されるんですから、まあ当たり前といえばそれまでですが。

完食9
ですから当然に”完食”ですよ。


米粒一粒たりとも、残っちゃいません。舐めるようにして食べたんですから!


今日の”焼き飯”巡り旅、大正解でした。旨かった~~~!!!









「愛媛グルメ紀行」を振り返る 185

今年に入って初めての”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2013年)の盛夏に差し掛かる頃にアップした555号から557号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2013年7月9日に555番目のお店としてご紹介した、県道伊予川内線沿いの砥部町高尾田にある”和ビストロ きむら”さんです。(「再訪 129 さようなら・和ビストロきむら」・「愛媛グルメ紀行」 555

この記事は、ワタシの記憶に残る幾つかの記事の一つになりました。つまり、このお店の”閉店”に立ち会ったのです。

つまり、”閉店のお知らせ”を、奥様の直筆の文章で頂きましたし、2013年7月5日と6日の両日、午後5時から”Close Party”のご案内を、ワタシのブログのコメント欄に頂きました。

ワタシは、このお店の最終営業日となりました7月6日午後5時からの会に参加いたしました。

窓1
もともと、このお店に関するワタシの係わり合いは、やや特殊でした。初めて訪問した時の印象を記事アップしたところ、奥様から長い長いコメントをいただきました。

この長い奥様のコメントから、このお店との特殊な関わりが始まりました。このお店のシェフさんは、お店のメニュー構成や内装を大胆に変えられ、意欲的にお店の運営をスタートされていました。

ところが、それから余り時間が経っていない段階での”閉店のお知らせ”でした。

ホウボウレモンソースペペロンチーノ7
「アッ!今日のパスタは、前回食べていただいた時と同じ”ホウボウ”を使っております!」と、シェフの笑顔。これが最後の営業日に出された”パスタ料理”でした。

「プロの調理人だな!」っと思いました。客が前回何を食べたのかをキチンと覚えておられる。当たり前のようで中々難しいことだと、素人考えではそう思います。「ウンウン、”ホウボウ”だったですね!でも前回は”ホウボウの親子”だった!」っとワタシ。

「はい、そうでした。でも今の”ホウボウ”は既に産卵を終えていますから”魚卵”を抱えておりません。そこで、今回はレモンソースで頂く”ペペロンチーノ仕立”にしてみました」っと笑顔。

ですから今もって”残念”でなりません。シェフさんの腕の確かさを知っているだけに余計です。従って、このお店は”再訪できなくなり”ました。でも今回の閉店は別れではないと思っております。力強く戻っていただけることを信じてやみません。


次二番目にご紹介するお店は、2013年7月10日に”556番目”のお店としてご紹介した、”はなみずき通り”から一本西に入った古川北3丁目にある”ラーメン くーた”(はなみずき店)さんです。(「再訪 130 ラーメン くーた」・「愛媛グルメ紀行」 556

この時は2度目のご紹介でした。

玄関1
こちらがはなみずき通りから、1本西に入ったお店の玄関です。

一回目でご紹介しましたように、”ラーメン くーた”さんは、大分県大分市に本部がある株式会社温という会社が手がけるフランチャイズチェーン店です。

愛媛県でもこのお店以外にもお店がありましたが、現在はこのお店だけになっているのではないでしょうか?

醤油ラーメン5
注文したのは、この画像の”味玉醤油”です。

今では”豚骨スープ”にも苦手意識はなくなりましたが、それでも基本的には”醤油ラーメン”派なので、メニューを目の前にしたとき本能的に注文してしまったというわけです。

でもこの選択、決定的に間違いでした。このチェーン店の出発店は大分県。やはり”豚骨スープ”文化圏でしょう。

画像で見れば、申し分ないのです。実に端正な姿で、気品すら感じました。配色も、盛り付けも、シンプルな具材も、麺の発色も見事です。

スープの香りも、醤油ラーメンの澄み切った醤油が漂い、何の申し分もありません。ところが、実際にスープを啜ってみますと、個人的には”辛い”としか感じられませんでした。辛いといっても”塩辛さ”とはちょっと違います。

でもこのお店は”再訪したい”と思います。このお店の”豚骨ラーメン”が好きだからです。


今日最後にご紹介するのは、2013年7月11日にシリーズ”557番目”にご紹介した、県道松山松前伊予線(旧国道56号線)沿いの余戸南4丁目にある”男前ちゃんぽんの店 とらや”さんです。(「再訪 131  男前ちゃんぽんの店 とらや」・「愛媛グルメ紀行」 557

場所は、今の国道56号線の西側に走っている県道の”出合橋”を200m程松山に寄った辺りです。

玄関1
こちらがお店の玄関です。

お店の看板に大きく”往年の大スター 石原裕次郎”さんの似顔絵を張り出しているお店ですから、記憶にある方は多いと思います。

初回訪問時には、なぜ”往年の大スター 石原裕次郎”さんの似顔絵を張り出しているのか?ということを熱く語って頂きました。

皿うどん6
さて、こちらが来る前から注文することを決めていた”皿うどん”です。

初回は、このお店の”二枚看板メニュー”である”ちゃんぽん”をいただきました。このお店の”ちゃんぽん”は”熊本ちゃんぽん”でした。

具材は、大量のキャベツ、キクラゲ、ニンジン、チクワ、豚肉、エビ、イカ、特性カマボコなど、”ちゃんぽん”の具材とほぼ同じ。

このお店の”皿うどん”の特徴なのでしょう!強力な”トロミ”です。2月にご紹介した2店の”トロミ餡”とは比較にならないくらい、”水溶き片栗粉”がタップリと入っています。

このトロミ加減をこよなく愛しているお客さんがいたとしても何等不思議はありません。食品とは、或は味覚とはそういう世界なのです。

このお店は”再訪しない”と思います。味がどうこうということではなく、このお店の”二枚看板メニュー”を全ていただいたからです。







「「東洋のマチュピチュ・別子東平」 その 1・「過去記事を振り返る」 88

今年に入って最初の”過去記事を振り返る”シリーズは、2012年1月2日から4回に分けてご紹介したシリーズを、今日を含めて毎週月曜日に4回分けて振り返ります。

それは、新居浜市にある旧別子銅山跡の”別子・東平”(べっし・とうなる)です。

2011年の秋に撮影したものですが、お正月というタイミングを選んでアップしたものです。それは、”お正月”のちょっとの間、時間の流れを忘れて様々に思いをめぐらせてみるにはいい題材(素材)かな?と思ったからです。

この頃は、こうやって遠方に早朝足を運んで取材する元気がありました。

旧別子銅山跡”でも特に”東平(とうなる)”は”東洋のマチュピチュ”と呼ばれ、近年人気を集めています。

マチュピチュ”とは、ご存知の通りペルーにあって”世界遺産”に登録されている”インカ帝国の遺跡”で、別名”空中の楼閣”あるいは”空中都市”とも呼ばれる遺跡です。

夜明け前1
ワタシの朝は早いので、夜明けを、新居浜に向う国道11号線途中で迎えました。

概ね西条市辺りです。見えているのは別子の山々です。

昔の東平説明板0
一番最初に着いたのが”東平(とうなる)地区”です。

そこには、別子銅山の胴の産出が盛んな頃の”東平地区”の諸施設群を紹介する”銅版”があります。

そもそも、”別子銅山”は、元禄3年(1690年)に鉱脈が発見され、その翌年から採掘が始まり、昭和48年(1973年)までの280年余り続いた、日本屈指の銅山でした。いえいえ、一時は”世界最大の銅山”であったこともあります。

銅山開発は、当初から”住友家”によって進められ、住友を日本屈指の財閥に築き上げた基礎となったところです。

策動跡2
標高750mの山中にある”東平”は、大正5年から昭和5年までの間、別子鉱山の採鉱本部が置かれ、社宅・小学校・劇場・接待館が建てられるなど、昭和43年に休止するまで町として大変な賑わいをみせていたそうです。

その”東平”地区でも有名な施設跡が、この”索道基地跡”(さくどうきちあと)です。

画像の煉瓦造りの施設は、その”索道基地”にあった”中継所跡”です。

策動跡太陽3
この”索道基地”は、採掘した鉱石を搬出する輸送路を充実させるため、ドイツ人の索道技師ブライヘルトによって”自動複式索道”が設置されていました。

その当時、ここには26基の支柱が立ち、80器の搬器が吊るされて、分速150mで回転していたというから壮観だったことでしょう。

策動跡太陽4
索道”では、鉱石だけでなく、生活物資、生産資材、木材なども輸送していて、東平地区の中心的施設でした。

太陽の光を受けて輝く”索道中継地跡”のレンガ造りの施設です。

標高が1000m近い山中に、しかも険しく狭い道路で煉瓦などの資材を上げたのでしょうが、人力に頼ること大であったろうと想像できます。

これらの諸施設と人員を総動員して、住友家は胴の産出を続け、日本の近代化に大いに寄与しただけではなく、今日の”住友グループ”の出発点である”住友財閥”にのし上がっていきます。

今でも、この辺り一体の土地や山林を”住友グループ”が所有しています。

石見銀山”が2007年(平成19年)にユネスコの”世界遺産(文化遺産)”へ登録が決定されたこともあって、”別子銅山”も世界遺産登録をという声があります。

日本を代表する金銀銅の産地である、新潟県佐渡市(金山)、島根県大田市(銀山)、愛媛県新居浜市(銅山)の3市長が集まって「金銀銅サミット」が2006年5月開催されました。

策動跡上から5
さて、”索道基地跡”から下を見たこの風景が、”インカ帝国遺跡”の象徴である”マチュピチュ”を彷彿(ほうふつ)とさせることから、一躍脚光を浴びることとなりました。

新聞や雑誌、さらにはこういうブログの画像としてよく登場する風景です。確かに、空中に浮かぶ西洋式楼閣の跡を思わせますね。

策動跡上から2
愛媛の地に、こういう歴史的遺産と遺構があることはご存知の方が多いと思いますが、実際に訪れてみたと言われる方はまだまだではないでしょうか。

やはり、テレビの画面等を通して見るより、はるかに歴史の重みと、日本の近代化の一端をここが担っていたのだという実感が沸いてくることは保障します。

貯蔵庫と策動跡6
この画像は、来週月曜日にご紹介する”貯蔵庫跡”から見上げた”索道基地跡”です。

重層な煉瓦造りに、手作り感が残っていて、コンクリートの塊のような無機質な質感を感じさせません。

この東平地区を流れる”足谷川”の谷間に、江戸期から明治期、そして大正、昭和と続く人の営みの声が木霊してくる思いがしました。

静かに、静かに、時間が過ぎていく・・・そして、その時間は過去から連綿と続いていることを実感させられました。

と同時に、栄華を誇った世界一の産銅基地”別子・東平”にも、”永遠はなかった”という現実にも思いが至りました。

そのことは、残りの3回で思いを振り返りたいと思います。




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「再訪392 にしきそば」・「愛媛グルメ紀行」 1,032

今日は国道11号線沿いの東温市牛渕にある、老舗お蕎麦屋の”にしきそば”さんのご紹介です。過去に何度も来ています。


前回は2014年4月29日でしたから、2年近く前のことでした。今回このお店をお訪ねしたのには、”明確な目的”がありました。(「再訪227 にしきそば」・「愛媛グルメ紀行」 717

玄関1
これが、国道11号線沿いのお店の玄関です。玄関前の駐車場は、ワタシの車で満車になりました。


このお店の昼時は、何時も駐車場は満杯です。気軽に立ち寄れるお店として、この近辺の蕎麦好きに愛され続けています。


このお店は、33年前に旧市内の”錦町”で産声を上げました。この地に移転してから30年という”老舗”です。

店内2
店内も、入れ代わり立ち代わり客が途切れません。この画像は、瞬間的に席が空いたので写したもの。


このお店は”蕎麦屋”としても名店だと思いますが、同時に”うどん”なども出されていて、蕎麦屋独特の敷居の高さは感じられません。


しかも店主の娘さんが、文字通りこのお店の”看板娘”として、細やかな気配りと明るい笑顔、そして「お久しぶりです。お元気なお顔が見れて嬉しかったです!」っという声が掛かったりします。そう言われて笑顔を返さない客なんて、一人もいません。

メニュー3
さてこの日、このお店をお訪ねした”明確な目的”です。(実際にお訪ねしたのは、昨年12月4日)


この日の前日と前々日に、ワタシが大好きで何度も記事アップしている2軒の”中華料理店”を連続訪問しました。


そしてその2軒とも、注文したメニューを”完食できなかった”のです。ご飯は少なめに!って注文しているにも関わらず。ショックでした。食欲は戻っていると思っていましたが、原因は分かりませんが大幅に食欲が減退していることに”愕然”としました。

ざるそば4
そこで、”絶対に完食できる”と言う自信が持てるお店にお伺いしたという訳です。


つまり”大好きなお店”で、”大好きなメニュー”を頂く。そこで選んだのがこのお店であり、この”ざるそば”であったのです。


しかも、何時もなら”ざるそば大盛り”、或いは”ざるそば2枚”を注文して完食していましたが、慎重を期して”普通盛り1枚”を注文しました。

ざるそば5
このお店は、上品な”更科蕎麦”を食べさせていただけるお店です。


なお”田舎蕎麦”よりも”更科蕎麦”の方が、数段喉の通りもいいのです。ですから、数ある”蕎麦屋”の中でもこのお店を選んでいます。


どうですか~?気品に満ちた”更科蕎麦”でしょう!!しかも、量的には何時もは2枚食べることができる量なんです。

麺6
この麺の色は白く、飽くまで上品な蕎麦の香りがほのかに漂(ただよ)い、東京など関東一円で好まれている蕎麦です。


愛媛では珍しい”更科蕎麦”なので、ワタシはわざわざ何度もこのお店の”ざるそば”を食べに来ています。記事にしていないだけです。


その蕎麦が、ニッコリと微笑んでくれた!そう思いました。この蕎麦との相性は抜群にいい。

薬味7
薬味”も至ってオーソドックスです。


お決まり通りの、山葵(わさび)と刻みネギと大根おろしです。(このお店の大根おろしは、辛味大根は使われていないようです)


薬味のうち、刻みネギと大根おろしの半分は”蕎麦汁”に入れ、山葵は例によって蕎麦に直接チョコっと付けながらいただきました。

蕎麦汁8
蕎麦汁”も、余り辛くない関西風です。


1月7日にご紹介したばかりの、西条市にある”十割そば 竹ばやし”さんの”蕎麦汁”は、直立不動になるくらい辛いのですが、このお店の”蕎麦汁”は馴染みやすい。


なお、”十割そば 竹ばやし”さんをお訪ねしたのは11月21日でしたから、このお店をお訪ねする僅か2週間前のことでした。竹ばやしさんでは、ちゃんと蕎麦を2枚完食出来ました。

蕎麦湯9
ですが、画像の”蕎麦湯”を出された頃から、俄(にわか)に箸が重くなったのです。


え?えええ??えええええ????って・・・・・「まさか・・・・・このざるそば一枚を食べ残す・・・・え???えええええ???」っと。


急に不安になりました。そして辛うじて・・・・・何とか”完食”できました。最初蕎麦を一口口に含んだ瞬間、「このお店のこのメニューを選んだことは正解だった!ウフ~~~”旨い!”」って思ったにも関わらず。

完食10
ちょうどこの頃は、妻の看病を始めて5ヶ月目に入っていました。その積もり積もった”疲れ”が出てきていたのでしょうか?


又、ワタシには大変に珍しいのですが(仕事が暇、それだけが取り柄で独立しました)、この2~3週間程は、”根を詰めた仕事”が続いていました。関わる時間こそ多くはないので、肉体的疲労はありませんでしたが、精神的には厳しい交渉の連続でしたから、精神的に参っていたのでしょう。


折角、落ち込んでいた食欲が戻った!って実感していた頃でしたからショックでした。又、”大好きなお店の大好きなメニュー”から再スタートを切るしかありませんね。









「再訪 393 愛LOVEハンバーグ」・「愛媛グルメ紀行」 1,033

今日は、昨年12月4日にご紹介したばかりの””愛LVEハンバーグ”さんをご紹介しましょう。(「再訪 379 愛LOVEハンバーグ」・「愛媛グルメ紀行」 1,015)


昨年10月10日に、ここ紅葉町に移転開店されて以来立て続けに3回ご紹介することになります。それだけ、大好きなお店だと言うことです。この日は若き元同僚と、仕事の打ち合わせを兼ねてランチをいただきに来ました。


またそれ以外に、”完食”するために”大好きなお店の大好きなメニュー”を求めて、このお店にやって来たという訳です。

愛LOVEハンバーグランチ1
この日は2人で来ましたので、2人分のメニューの画像があって、画像数が多いので玄関や店内風景、更にはメニューなどの画像は省きます。


こちらの画像が、若き元同僚が注文した”愛LOVEハンバーグランチ”です。お値段は、税別で1,200円です。


ランチとしての値段として安いわけではありませんが、その内容から言えばお値段以上の価値は十二分にあります。若き元同僚も「ワオーー!コレッテ・・・・・結構盛り沢山ですねーー!!」って声を漏らしていました。

愛LOVEハンバーグ2
まあ見て下さいよ!この”ハンバーグ”の内部から溢れでて流れている”肉汁”を!これが美味しさの秘密ですよ。


ワタシは”愛LOVEサイコロステーキランチ”を注文しましたが、この時も食欲に不安がありましたので「サイコロステーキの量は減らして下さい。もちろんご飯の量も!」って注文しました。


すると若き元同僚が、「アッ!サイコロステーキの量は普通でいいですよ。Hさんが食べられなかった分は、僕が頂きますから!」っと力強い言葉が。

愛LOVEサイコロステーキランチ3
こちらの画像が、ワタシが注文した”愛LOVEサイコロステーキランチ”です。鉄板で熱せられたサイコロステーキがジュージューっと音を立てていて、香ばしい香りが周囲に充満しました。


税別で2,200円です。この頃はお値段より、食欲と体力の回復を再優先していた時期でした。妻を看病しながら働いていましたので、体力が戻らなければ妻を支えきれなくなります。


でも出されたものを見て、「ア~~~!これは一人ではとっても食べ切れない!」って思いましたから、若き元同僚の助けがあると思うと、心強かった!

愛LOVEサイコロステーキ
”に近寄って見てみましょう。見れば見るほど、「あ~~~、スタミナ回復の近道って、ヤッパ””だよなーーって実感しました。


野菜、魚、肉の中で、ワタシの場合はやはり””が一番好きです。その点、このお店は元々肉屋さん直営店ですから、”いい肉”を出して頂けます。


若き元同僚をこのお店で待っている時、お店のオーナシェフさんとその奥さんに「移転開店後一ヶ月を過ぎましたが、お客さんの反応はいかがですか?」っとお尋ねしました。

スープ5
このお店では、従業員の方々を含めてワタシをよく知っていただいています。”移転開店”のお知らせも、わざわざワタシの事務所まで持参してご挨拶を受けました。


「ええ、朝生田町時代のお客さんが戻ってきて頂いていますし、それとは違ったお客さんの層も増えてきつつあります」っと言うオーナシェフ佐藤さんの力強いお言葉でした。


この”スープ”も滋味深い、いい味を出していました。この”スープ”があるのと無いのでは大違い!っと言うほど大きな役割を担っています。

温泉卵6
この”温泉卵”を見た若き元同僚、「Hさん、この”温泉卵”みないなものはどうやって食べたらいいんですか?」っと聞いてきました。


「みたいなもの・・・ではなくて、それは”温泉卵”だよ。マア、一口啜(すす)ってご覧!」ってアドバイスを。


すると若き元同僚、「アレレレ・・・・ツルリンって、瞬間に口に入って食べちゃいましたヨ~~~!」っと、小さな悲鳴が。ワタシは「フフフフ・・・って微笑むだけでした。

サラダ7
一昨年の12月に独立してから、ワタシに仕事の依頼が来る決まった2社以外にも、それまでお世話したお客さんからアレコレ注文が入ります。


でももう、アクセク働きたくはありませんので、そういう様々な仕事は、目の前に座っている若き元同僚に全てを引き受けてもらっています。


あるお客さんに「仕事の注文がアレコレ、結構舞い込むので困っている!」っと言いますと、「Hさんこの時代、どこの不動産屋でも暇だ暇だって頭を抱えている。Hさん、贅沢な話ですよ!」っとたしなめられた。


確かにそうかも知れません。ワタシの場合は、そういう仕事を引き受けてくれる仲間がいるから、大助かりしています。

デザート8
この”デザート”に取り掛かる頃には、ワタシが注文した”サイコロステーキ”がかなり残っていました。


若き元同僚に、概ね3分の1程は引き受けてもらいました。仕事だけではなく、”ランチ”でも助っ人として助けてもらいました。


先日、ワタシが就職して50歳の選択定年制を選ぶまで30年近く勤めた元職で、かつての部下だった後輩がワタシの事務所を訪ねて来てくれました。彼も支店長を最後に、50歳の選択定年制を選んで退職したという挨拶でした。20年程前の人間関係でしたが、律儀に挨拶に来てくれました。


彼には、「基本は”人と人の関係”だ。困ったら必ず手を差し伸べてくれる人を、何人持っているか?が、第二・第三の人生のポイントになる」という事を話しました。彼は能力もあるし、第一人から好かれるタイプなので、退職後の人生も開けていると思いました。

完食10
さて、助っ人の力も借りて”完食”できました。


最近では”完食”できるかどうか?が、ワタシの大きなテーマになっています。


こういう風に、出されたものがスッカラカンになっている光景に勇気づけられます。

グレープフルーツジュース11
二人共食べ終わったので、お勘定をっと思って立ち上がろうとした瞬間に、オーナシェフ佐藤さんの奥さんが、画像の”グレープフルーツジュース”をテーブルに持ってきて頂きました。


このお店の奥さんも、ワタシのブログの熱心な読者さんなので、ワタシが食後に選ぶ飲み物を”グレープフルーツジュース”って決めていることをよくご存知です。サービスに出して頂きました。


仕事仲間、そしてこうやって食事をするお店にも”人間関係の輪”が広がっていきます。本当にありがたいことです。お陰様で、今日の””でスタミナの補充ができました。仕事の目処もつきました。ありがたく思いました。






「再訪 395 そば 町谷」・「愛媛グルメ紀行」 1,035

今日は2年3ヶ月振りにお訪ねした、東温市則之内の”JAえひめ中央三内支所”敷地内にある本格的蕎麦屋の”そば 町谷(まちや)”さんをご紹介しましょう。


このお店はお気に入りのお店で、既に何度もご紹介しています。最新で2013年10月3日でした。(「再訪 163 そば 町谷」・「愛媛グルメ紀行」 607


2年余りの歳月が過ぎていましたが、店主さん(女性)は覚えて頂いたようで、「随分久しぶりに来ました」っと挨拶をしますと、「あれ~~、本当ですね~、お久しぶりです!」っと笑顔。

玄関1
こちらが、国道11号線から見えるお店です。


「久しぶりに来ましたが、もう何年目になりましかた?」っと、蕎麦打ち職人でもある女性の店主さんにおうかがいしました。


すると「今年で6年目です。”10年間はやる!”って決めてスタートしましたから、これからもまだまだやりますよ!時々お寄り下さいね」って言われました。

店内2
以前にお訪ねした時は、店主さん以外に手伝っている女性従業員の方がいましたが、現在は店主さん一人でやっておられます。


ですから「一人でやっていますから、お急ぎの方はごめんなさい!」って言う、張り紙がしてあります。


このお店に来られるお客さんは、ほとんどの方がそういう事情を知っておられるようで、皆さんユッタリと蕎麦を食べておられました。

メニュー3
この日は、以前にも注文したことがある”もり”をいただきました。お値段、内税で580円です。


このお店は、以前の記事でもご紹介した通り、つなぎ無しの”蕎麦粉100%”の”生粉打ち”(きこうち)で蕎麦を出されます。


蕎麦粉100%”のお店で、このお値段は驚異的に安い値段設定です。蕎麦好きファンにとっては、涙が出るほど嬉しいことです。

すじ肉4
このお店はサイドメニューとして、このお店の別の”名物”でもある”お握り”の他に、”おでん”も用意されています。


このお店のおでん種、”厚揚げ”には、東温市産の大豆を、また4月限定ではありますが”こんにゃく”は”川内産”という拘(こだわ)りです。


この日は”すじ肉”を頂きました。まあ、よく味が染みてること!

もり5
さてこちらの画像が、注文した”もり”です。お一人でお店をやっておられますから、”蕎麦湯”は”もり”とほぼ同時に出されます。


このお店を記事にしますと何時も書くことですが、実は”蕎麦打ち”は大変な重労働なんです。つなぎの”小麦粉”を使用されていませんので、”蕎麦粉”に水を入れて捏(こ)ねますが、相当の力と時間を掛けなければ”蕎麦粉が蕎麦に”まとまりません。


大変に華奢な体付きの女性店主さん、朝に蕎麦打ちをされているようですが、よくぞ6年間も継続できた!と、敬意の念を抱かずにはおれません。

麺6
さてこの画像が、”生粉打ち”(きこうち=蕎麦粉100%)された”蕎麦”です。


打たれた”麺の幅”を御覧ください。麺の太さが不揃いでしょう!これが”手打ち”という”証し”でもあります。


このお店の”蕎麦”の特徴と言えば、大変に”力強い麺”だと言うことです。そうですね~”蕎麦がき”に近しい味だとでも言いましょうか。大変に素朴だけど、ああああ、これが高原に花咲き獲れた”蕎麦”なんだ!って実感出来るんです。

蕎麦湯7
最初から出された”蕎麦湯”ですが、蕎麦湯を入れる”湯桶”(ゆとう)にたっぷりと蕎麦湯が満たされています。


最初に出されている”薬味”の葱(ねぎ)と山葵(わさび)は、蕎麦を食べる時に”蕎麦猪口”(そばちょこ)に半分だけ入れて、蕎麦を”蕎麦汁”(そばつゆ)に漬けて啜(すす)ります。


そして残った半分の”薬味”は、残った”蕎麦汁”に全部投入し、たっぷりの”蕎麦湯”を注ぎ入れて、蕎麦汁の”出汁の香り”を楽しみます。

完食8
流石に”もり”一枚ですから、気持よく”完食”できました。でもこれまでは、このお店で蕎麦を二枚は食べていましたが。


妻が退院し自宅に戻り、元通りの生活を取り戻す迄はこの食欲の減退は回復出来ないでしょう。


今回の妻の長期入院で、”食欲”というものが、精神状態に大きく左右されるものだということをマザマザと経験しました。

石像9
お店を出ると、玄関脇に三間町に住んでおられる「藤部吉人」さんの石像作品が並んであることを思い出しました。


この「藤部吉人」さんの石像作品は、郷里である野村町の中心部から”大野ヶ原”を目指しますと、大野ヶ原の入り口にある道路沿いに沢山並んでいます。


ワタシにとっては、90歳でこの世を旅だった”父の思い出”に繋がる”大野ヶ原”なので、大変に懐かしく思いました。(「父を偲ぶ」 1

花と蜘蛛4 
ワタシは、大変に”蜘蛛”が好きです。


過去に様々な”蜘蛛”の画像をアップしてきました。この”ピンク色の蜘蛛”画像もその中の一枚です。

雲10
でも、こちらの画像の””も大好きなんです。今までにも、こういう””の風景は何度もアップしてきました。


季節の移ろいとともに、変幻自在に表情を変える””は、何時まで見てても見飽きることはありません。この”雲の表情”で、様々なことを”連想”できるからです。


なおこの画像の””は昨年の12月上旬、”そば 町谷”さんからの帰りに見た”冬の空”の模様です。


あなたはこの””を見て、何を”連想”されるでしょうか?







「愛媛グルメ紀行」を振り返る 186

年に入って初めての”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2013年)の盛夏に差し掛かる頃にアップした558号から560号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2013年7月12日に558番目のお店としてご紹介した、伊予市米港にある”熊本ラーメン”がウリの”ラーメン館 麺人(めんと)”さんです。(「再訪 132 ラーメン館麺人(めんと)」・「愛媛グルメ紀行」 558

場所は、道路幅が拡張された国道56号線の南の端の、出光のGSがある交差点を伊予市市内に折れたら直ぐ左側です。2度目のご紹介でした。

玄関1
こちらがお店の玄関。

同じビルの中のお隣に”くし坊”という居酒屋さんがありますが、この”ラーメン館 麺人(めんと)”のことの始まりはその居酒屋さん。

本来は居酒屋さんですが、店主さんのラーメン好きが高じて隣に”熊本ラーメン”をウリにするラーメン屋さんを始められて早12年が過ぎました。(記事記載当時)

つけ麺4
上の画像が、”つけ麺”です。お値段は650円(内税)。

これは”熊本ラーメン”とともに、このお店の二本柱である”つけ麺”です。

”麺”は、中太の縮れ麺。具材は、煮豚を炙ったもの2枚とワカメと刻み海苔だけです

麺自体はかなり白っぽく、カンスイを余り効かせてない麺のようで、熊本ラーメンで使ってある麺よりはやや太いのでしょう。

なおつけ汁”は、かなりの存在感がありました。量もタップリ。豚骨ベースのスープなのでしょうが酢味が効いてて、麺がスルスル幾らでも入りそうです。

このお店は、”再訪するかどうか”迷いますね。やはりラーメン一杯の為に伊予市は遠いですから。


次二番目にご紹介するお店は、2013年7月16日に”559番目”のお店としてご紹介した、西石井6丁目の普通の住宅街に一昨年6月23日にオープンし、2周年を越したばかりの”お好み焼・鉄板焼 HARU”さんです。(記事記載当時)(「再訪 133 お好み焼・鉄板焼 HARU」・「愛媛グルメ紀行」 559

このお店は、味も好きですがお店の女将さん(お母さんと言ってもいいかな?)をとっても好きなお店です。

愛媛グルメ紀行述べ1,000店”で10軒選んでアップしましたが、その中の1軒なんです。(「1,000

玄関1
こちらがお店の玄関。雨の土曜日の正午、客はワタシ一人でした。

初回お訪ねした時は”ホルモンうどん”をいただきました。そこで今回はもう一つの焼きうどん系列の”マグマうどん”を頼みました。お値段は900円。やや高めか?

しかも”マグマうどん”とは一体どういうものなのか?ちょっと想像ができませんでした。

マグマうどん8
「これが”マグマうどん”ですか?これを”マグマうどん”と命名した理由は何ですか?」

「ウン、その名前は娘が付けたケン、分からんのよ!」っと笑顔のお母さん。

「確かに、見た目は火山から湧き上がってきた”マグマ”に似てなくはないですねー!」っと言いながらいただいてみた。

確かに”唐辛子”の辛さが全身を襲ってきた。それ以外にも、お母さん特性の”辛し味噌”は超濃厚で尚且つ辛い!

「その”辛し味噌”ナー、全部イチから私が作るンよー。味噌に唐辛子にニンニクに・・・・アト、そうよ!とにかく色んなものが詰まっとるんよ」と、いささか胸を張られた。

このお店は、その後も”再訪を繰り返して”います。大好きなお店だからです。


今日最後にご紹介するのは、2013年7月17日にシリーズ”557番目”にご紹介した、4月28日に開店したばかりの、国道56線沿い保免3丁目の蕎麦屋さん”井上のそば屋”さんです。(記事記載当時)(「井上のそば屋」・「愛媛グルメ紀行」 560

以前うどん屋さんの”多磨屋 保免店”があったところに、店舗を大幅に改装されてオープンされました。

店舗1
こちらが玄関です。お伺いしたのは午前11時30分。ワタシにとっては、お昼の定時です。

お店の外観や看板の様子から感じたことは、「ああこのお店は、”蕎麦屋”特有の緊張感を強いられるお店ではないな!」っと言う率直な感想です。

このお店、どう記述したらいいのか?随分迷いました。

辛味大根そば6
注文したのは、唯一蕎麦屋”らしく感じた”辛味大根そば”です。お値段630円。

でも正直驚いたのは、”辛味大根そば”の提供の仕方です。本格的蕎麦屋で出される”辛味大根そば”の”辛さ”は、半端ではありません。

ですから、大根が持っていた本来の辛さを残した”辛味大根”を蕎麦屋で提供する時は、甘い大根の味に慣れたお客さんを驚かせないように、”辛味大根”を摩り下ろしたものは”別添え”で提供するお店が多いと思います。

ところがこのお店、”辛味大根そば”に添えられる”辛味大根”の全量をいきなり蕎麦の上に盛られた。いや~~随分に大胆な提供の仕方でした。正にニューウェーブでしょう。

このお店は、それ以降”訪問”していません。新し過ぎて、老人にはとても・・・・・









「「東洋のマチュピチュ・別子東平」 その 2・「過去記事を振り返る」 89

今年に入って最初の”過去記事を振り返る”シリーズは、2012年1月2日から4回に分けてご紹介したシリーズを、先週から始めて、今週を含めて毎週月曜日に残り3回で振り返ります。

今回は、”東洋のマチュピチュ”と呼ばれる”別子・東平(とうなる)”を振り返ります。

先週は、テレビや雑誌などで紹介されて、”東平(とうなる)”を一気に有名させた”索道基地跡”を振り返りました。

今回は、その”索道基地跡”の下にある巨大化施設、”貯鉱庫跡”と”社宅跡”を振り返ります。

インクライン階段1
先ずは、”貯鉱庫跡”に行くための”インクライン”と呼ばれていた階段を振り返ります。

階段は220段(登り降りして数えました)あって、下るのは何とか手すりをもって降りることができますが、登るのは大変です。

この”インクライン”は、物資運搬の接続施設として、大正6年(1916年)に設置されたものです。

斜長92m、仰角21度に設置され、動力は電力巻上げ方式で、今の”ケーブルカー”のように、上りと下りが途中で交差する方式で物資を運んだ跡です。

貯蔵庫横から1
この巨大な石積みは、坑内から運び出された鉱石を、この施設の上にある”索道基地”から下部鉄道黒石駅(後には端出場)まで運び下ろすまでの間、この”貯鉱庫”に貯められていました。

しかし横から見ても真下から見ても、これは西洋の城郭跡、もしくは文字通り石で築き上げられた”マチュピチュ”そのものに見えます。

先週も書きましたように、この標高750mの地区には”社宅”が建ち並び、”小学校・中学校”も、そして”病院”や”娯楽施設”まであった巨大都市だったのです。

貯蔵庫跡2
まさに、”空中に浮かぶ楼閣”に違いありません。

石積みの前にたたずんでいますと、周囲から元気のいい”炭鉱夫”たちの掛け声や、”索道”の鋼鉄製のロープの軋む音、”貯鉱庫”を開け閉めする、腹の底まで揺さぶる重々しい音が聞こえてきそうです。

当時の、”住友家”だけではなく、ここに住まい子を育て、日本の産業振興の礎(いしずえ)となっているという誇りを持って働いていた人々は、みなこの巨大都市が永遠に発展し続けると信じていたことでしょう。

貯蔵庫跡3
最近の鉄筋コンクリートの構造物と違って、石工さんたちが、一個一個石の形を考えながら積み上げていますから、存在感がまるで違います。

これがコンクリートで出来ていたらとしたら、単に”廃墟”にしか見えないに違いありません。

デジタル社会に生きていると、こういう”アナログ”の世界が無性に懐かしくなります。

社宅跡7
ここから以下の画像は、”社宅跡”です。炭鉱夫を含めて、鉱山で働く人々の生活の場でした。

貯鉱庫跡”を少し下ったところにあります。

もちろん、この社宅だけでなく、まだ他にも社宅跡は残っています。

社宅水汲み場8
この”水飲み場”は当時のままです。

この水飲み場の上には、大きな貯水槽も残っています。当時は、皆で協力し合い声を掛け合って生きていました。

でも、最近では”社宅”を保有する企業は少なくなりました。生活の場まで、会社の上下関係を持ち込みたくないという社員心理もあります。

また、企業経営にとって固定資産を持ちすぎることへの反省もあります。

社宅跡6
こうやって見ていますと施設の変化は社会の生活環境の変化につながり、更にはそのまま人間関係の変化へとつながっているように思います。

昭和の中ごろまでの日本人の生活環境は、東京オリンピックを境に高度成長期に入り大きな変化を遂げました。

それに伴って、人間と人間のつながりも変わってきたということでしょう。こういう時間軸の変化に、今年はどういう変化が加わるのだろう?と、様々に思いを凝らした一日でした。

来週は、”変電所跡地”などを振り返ります。

「永遠に発展し続ける」と信じてやまなかった、当時の栄華の姿をもう少し見てみることにしましょう。



「再訪 396 ぐリーンカフェM2」・「愛媛グルメ紀行」 1,036

今日ご紹介するお店は既に何度もご紹介している、古川西2丁目にあります”ぐリーンカフェM2”さんです。


このお店は、”愛媛グルメ紀行”の1,000号記念の10軒の中の1軒としてご紹介したばかりです。つまり、ワタシが”大好きな”お店です。(「1,000号になりました <後編>」・「愛媛グルメ紀行」 1,000


ワタシがご紹介した記事以外にも、無数にお訪ねしているお店です。一番頻繁にお訪ねしている”フォンターナ”さんに次いで、お訪ねしている回数が多いお店です。

お店1
こちらが古川西2丁目の住宅街にあります、お店です。


このお店のシェフさんの”ちーばば”さんはブログやフェイスブックをアップされていて、そのブログはワタシのブログにリンクしています。(ぐリーンカフェM2


お互いにコメントを交換する間柄です。

店内2
実は、最近衝撃的な出来事に見舞われました。


上に書きました”愛媛グルメ紀行の1,000号記念<後編>”の記事アップしたその日に、このお店の”ちーばば”さんから、ご主人が11月1日にお亡くなりになったというコメントを頂きました。


ワタシは、お亡くなりになったと言う11月1日より、僅か一ヶ月前以内に元気なご主人とこのお店で会って、普通にお話したばかりでした。

メニュー3
「主人は、どういう癌なのかは分からない内に、入院して僅か15日で亡くなりました。今でもその事が受け入れられない、と思うことがあります。うちの家族では、一番元気で健康的だった主人なんです!」っと”ちーばば”さん。


店内では、今までずっと迎えていただいていたご主人に代わって、息子さんの奥さんが手伝いに入っておられました。


手が届く所に、つい一ヶ月前までおられて注文を、シェフである”ちーばば”さんに通されていたご主人が、”今は居ない”。信じがたい現実です。


ワタシとは、殆ど歳の差はないと思います。

ランチA4
この日注文したのは、いつもの通り”ランチA”で、お値段内税で700円です。内容からすれば、信じられないほどの安さです。


「主人が亡くなってみて、主人がしてくれていたことの尊さを実感しているところです。私は数字など全く苦手なので、そういう事務的なことは全部主人任せでした。」


「そういう事務的なことは、息子や息子の奥さんが引き受けて貰ったのですが、息子たちが手伝ってくれていなければ・・・・私・・・・立ち往生していたと思います・・・・」っと”ちーばば”さん。

冬野菜シチュー5
この画像は、その日の”ランチA”のメインディッシュである”冬野菜シチュー”です。


大根、カリフラワー、人参、里芋などと、大きくてスパイシーなソーセージがゴロゴロ入っています。シチューはとっても優しい味なんです。


実際にお訪ねしたのは、昨年12月11日のことでした。11月いっぱいはお店をお休みされていましたので、久しぶりにお店を開けられてまだ二週間が過ぎていませんでした。


ちーばばさんは、「しばらくお店をお休みしていたので、今でもお店にお客さんは入ってこられると緊張してしまうんです」っと。

ぐリーンカフェサラダ6
この画像は、このお店のトレードマーク的なメニューで、”ぐリーンカフェサラダ”です。朝取りされた新鮮な季節の野菜が、まるで宝石箱の中身のように散りばめてあります。


自家栽培されたり、契約農家さんから直接仕入れられたりして、拘(こだわ)り抜かれた野菜群です。


松山の”ランチ”で出される”グリーンサラダ”では、ワタシが何時も思うのは、このお店のそれと、立花にある”ストロベリーキャンドル”さんのそれが”双璧をなす”と思っています。(後日、そうとは言い切れない事に気が付きましたが)

きのことベーコンパスタ7
これはこの日の小皿で”きのことベーコンパスタ”です。おかずとしてのパスタですから、しっかり味付けされています。


それにしても、人間の運命というか命って危うい、分からないものですね~。自覚症状と言えば、やや食欲が落ちていたくらいだったそうです。


食欲がないなんて、最近のワタシは正にその通りです。これも体の異変の前兆なのでしょうか?でも、障害を抱えた妻が退院してきます。(このお店をお訪ねした時は、まだ退院前でした)その妻の面倒はワタシしか見れません。妻よりは先には、絶対に死ねないんです。

キムチ色々8
ご主人に急に先立たれた”ちーばば”さん、ショックは大きく深かったと思います。


でも”ちーばば”さんの周りには子供さん達あり、お孫さんやお友達ありと、周囲の方々の励ましと力添えで立ち上がられ、お店を再開されました。


ワタシも今回の妻の入院騒動で、周囲の方々に支えられました。人間、一人ではやっていけないことをマザマザと知ったばかりです。周囲の方々に生かして頂いていることを。

完食9
”は、本当に正直な臓器です。好きなお店の好きなメニュー、しかも親しいお店であればなおさらのこと”完食”できるんですから。


全てのメニューを、それこそ”舐め取る”ように”完食”出来ました。”ちーばば”さんに感謝!です。

自家製野菜果物ブレンドジュース10
ワタシが完食し終わるのを待ち構えていたかのように、”ちーばば”さんから声が掛かりました。「じゅんさん、何時もの通り”ジュース"飲まれます?」っと。


もちろん注文しました。この画像が、”自家製野菜果物ブレンドジュース”です。これが本当に美味しいんです。野菜に果物が混ぜてあって、果物の自然な甘さで野菜ジュースが飲みやすくなっています。


季節によって、いやその日によって入っている野菜や果物の構成が違いますので、味も同じではありません。「じゅんさん、冬野菜は夏野菜に比べると味が薄いので、全体の味が薄くなっているでしょう?」っとちーばばさん。


でもこの”自家製野菜果物ブレンドジュース”を飲みますと、体の細胞の隅々まで野菜の養分が染み渡っていくことを、何時も実感できます。


”ちーばば”さん、ご馳走様でした!!!




「再訪 398 らーめん 水田商店」・「愛媛グルメ紀行」 1,038

今日は、先々月11月6日にご紹介した新しいお店、”らーめん 水田商店”さんの二度目のご紹介です。(「らーめん 水田商店」・「愛媛グルメ紀行」 1,002


このお店は今年の7月に開店されましたが、既に松山のラーメン業界では”伝説のお店”となりつつあります。


前回訪問では、情報提供⇒”読女”さん、同行者⇒”娘”という、最高の組み合わせで行きましたが、今回は仕事の新しい相棒と行きました。

玄関1
ワタシと新しい相棒は、午前11時10分頃お店の前を通りかかって、既に営業されているのを確認してお店に入りました。


新しい相棒には、このお店が超繁盛店で”行列”が出来る事を伝えておりました。2人がお店に入った11時10分、お店は既に7割ほど埋まっていました。


ところが、私達が注文を終えた直後から玄関前には見る見る間に行列が形成されていきます。まだ11時半になる前です。「う~~~ん・・・・Hさんの話はこれだったんですね!なる程ね~~!」っと、新しい相棒も目を見張っていました。

製麺所2
これはお店の玄関を入った直ぐ右手にある”製麺所”です。


前回娘とお訪ねした時は、この製麺所の中まで入れて頂き画像に収めました。その時、娘が恥ずかしそうに俯いたシーンを昨日の如く鮮やかに覚えております。


あの時は、息子も一週間の休みを取って帰って来てくれていて、ワタシと娘と息子総掛かりで妻に寄り添っていた時期です。


そしてこのお店をお訪ねした11月5日の翌日、11月6日にはリハビリ専門病院から”妻の一時外出”が認められ、妻をお昼に連れ出し妻の好きな”うどん”を食べさせる予定になっていました。妻もやっと外出出来る位回復してくれたのです。感無量です。

メニュー3
こちらがメニューです。前回は”読女”さん推薦の””ねぎらーめん 白”を注文しました。ですからこの日は”らーめん 黒”(ねぎ!って付け加えるのを忘れていました)を注文しました。お値段内税で600円です。


ねぎらーめん 黒”にするべきだったと、出された後で後悔しました。このお店は”白髪ネギ”の使い方が、ワタシの個人的感想では”松山一”だと思っているからです。


新しい相棒は、ワタシが薦めた”らーめん 白”を注文しました。このお店は替え玉一玉迄は無料です。


なお白と黒の違いですが、「””は、”鶏油(チーゆ)”、””は”焦がしニンニク”からとった”マー油”を使っています。店のお薦めは””です」っというお店の話、これは前回娘が質問して聞き出した話です。

らーめん白4
こちらは新しい相棒が注文した”らーめん 白”です。相棒には替え玉のことも話してありました。


すると、相棒はワタシが”らーめん 黒”をやっと3分の1程食べ進んだ段階で、「じゃあ”替え玉”お願いします!」って替え玉に移りました。


彼も40代半ばの、言わば一番油の乗った働き盛りの年代です。細い体ですが食欲は旺盛です。バリバリ働くには、やはりしっかり喰っておかなきゃって、彼を見ていてそう思いました。

らーめん黒5
こちらがワタシが頼んだ”らーめん 黒”です。なる程、スープの色が黒く染まっていました。


焦がしニンニクの香りは、食欲をソソります。この頃食欲を落としていて、うどんでもラーメンでも、”汁物”のスープは飲み干せなくなっていた時期でした。さて、この黒はどうなんだろう?


やはりここに”白髪ネギ”を加えると、色合い的にも味のコントラストという点で味引き立つなーーって思いました。

らーめん黒6
この”らーめん 黒”で、一際存在感が光っているのが、画像中央にデンと構えて落ち着いている”チャーシュー”です。


いい色合いをしているでしょう?もう、口にしなくっても見ただけで美味しさが分かりました。


そして食べてみて、口中でハラリと溶ける”チャーシュー”、確かにラーメンの”メインディッシュ”の役割をしっかり担ってくれていました。


ラーメン”は、お料理で言えば一種のフルコースです。スープに野菜にメインディッシュの肉に、そして麺と一揃いが揃っているのですから。

麺7
麺は豚骨ラーメンの常道である”極細ストレート麺”です。玄関脇の製麺機で作られたものです。


もちろん湯がき方も指定できます。ワタシは湯がき方に特定の拘りはないので、指定はしませんでしたが、絶妙な湯がき加減だと思いました。


この”極細ストレート麺”なら、何の抵抗もなくスルスルスルスルっと、口中に消えていきます。もちろん、しっかりスープを従えて。更にモヤシなんてほとんど生で、シャキシャキとして歯ざわりがいいんです。

スープ8
そしてカウンター席正面の厨房には、大きな大きな寸胴鍋が確か4セット(3セットかも・・?)置いてあって、下からはガスの炎が。


スープは確か3日掛かりで作られると店主さんに説明して頂きました。一日目は”豚骨”を・・・・・そして3日目になると”鶏ガラ”の吸いが良くなるので、鶏ガラの旨みを存分に引き出すのだと仰る。


目の前で、その秘伝スープの製作プロセスが展開されています。大変に豪快です。スープの表面に浮いた脂玉、これがスープの旨みの秘訣か?とにかくコクがあって、旨いスープです。ワタシの好みは白ですが、こちらももちろん嫌いではありません。

完食9
そして、何と!今日はスープを一滴も残さず”完食”できました。”汁物”で、スープを全部飲み干したのは久しぶりです。


胃って正直な臓器なんですね、うまけりゃあ広がってくれるんですから。当面、真に旨いもの好きな物をせっせと食べて、胃を元通りのサイズに戻すことに専念します。


なお、カウンター席でらーめんを食べていますと、キャッシャーを担当されている女性と店主さんがワタシの顔をマジマジと見られ「確か、以前もお越しいただきましたよね!」って言われました。以前は娘と来たし夕方だったし、2人用の椅子席に座っていました。しかも、3ヶ月も前の事でした。


更に例によって満席で、店内がごった返していたんです。それなのに、たった一回しか来たことがない客の顔を覚えておられる!!たまげました。


接客されるプロの凄みを垣間見ました。その女性には、今回も玄関を出た後までお見送りをしていただきました。何か・・・・・・・感動続きのお店ですよ。






「再訪 399 味彩そば 菊音」・「愛媛グルメ紀行」 1,039

今日は高岡町の”道後さや温泉 ゆらら”の南隣にある、”味彩そば 菊音(きくね)”さんのご紹介です。


ワタシの大好きな”蕎麦屋”さんの一つです。もう何度も何度もご紹介してきました。最新では、2014年6月24日でした。(「再訪 245 味彩そば 菊音」・「愛媛グルメ紀行」 748


この日の午前中仕事で実に嫌な経験をして、すっかり食欲を失っていました。

玄関1
その時、さて気分が滅入っている時でも完食出来るお店はどこの何なのだろう?って考えている内に、自然にこのお店の前に着いていました。


ほとんど無意識に近い状態でしたが、このお店の前に立ってみて納得したという訳です。


このお店は、国産の蕎麦粉を毎朝石臼で自家製粉され、手打ちされているお店です。


「ひょっとして・・・・・この季節であれば・・・・・?」っと思っていると、ちゃんと”平成27年新蕎麦入荷”って表示してありました。

メニュー2
メニューを開いて見入っていると、突然目に飛び込んできたメニューが”かきせいろ”です。


お店の方に確認すると、「はい、”今が旬の広島産の牡蠣”(かき)を使っております!」っていうお応え。一も二もなくそれを注文しました。


実はメニューを見る前までは、”辛味大根の蕎麦”を注文するつもりだったんですが、それは後日でということにしました。

かきせいろ4
さてこの画像が、注文した”かきせいろ”です。冷たい蕎麦に温かいつけ汁です。お値段、内税で1,150円です。国産蕎麦粉100%であれば、割安の設定だと思います。


以前のワタシでしたら、こと”蕎麦”のことになりますと力みに力んで”うんちく話”をこれでもか!って言うくらい書きまくっていました。


例えば”せいろ”とは何か?などという事をくどくどと。でもそういうことが如何に愚かなことか!って言うことに気が付きました。

かき5
さあてこの画像、ええ”牡蠣”(かき)ですよ~~!この位のプリプリサイズの牡蠣が、5~6個つけ汁に入っていました。


自然に笑みが漏れます。だって、真っ只中の広島産牡蠣。「ウフフフフ・・・・・・おっちゃん、う~~~ん、分かるワカルワカル・・・顔が緩むよな~~!!オレって”今が食べ時”だって、おっちゃん・・・わ・か・る・ん・や・ね~~」っと囁かれたような・・・・


このくらいプックリしていたら、旨いに決まってます。

薬味6
こちらは、”薬味”です。瑞々しいでしょう~!


刻みネギと大根おろしと、大根おろしの上にチョコンっと乗っている黄色いものは”柚子”の一欠。


この”柚子一欠”が、最後の最後にいい仕事をしてくれるんですよ、それは後ほど。柚子を除いた薬味は、半分だけつけ汁入れます。

麺7
これが、福井県と山形県産の蕎麦を使った”せいろ”です。


蕎麦を自家製粉する時の石臼ですが、実にまどろっこしくなるくらいにユックリ回っています。蕎麦粉になる時、熱は禁物なので摩擦熱が生じないようにユックリです。


ですから、こういう”気品溢れる”蕎麦が打てるんですね。ニクイ!

麺8
ワタシは妻と一泊二日の旅で、宮崎県の”高千穂峡”に行ったことがあります。妻とは、西日本なら行った県がないくらいに旅行をしましたが、妻が一番記憶に残っていて、もう一度行ったみたいというのが”高千穂峡”です。


その”高千穂峡”に至る高原をドライブしたとき、高原一杯に広がっていたのが”蕎麦畑”でした。「こんな高原、”蕎麦”しか育たないだろうな~!」って妻と話したものです。


この瑞々しい蕎麦を見ていますと、ついあの”高千穂高原”の風景がまぶたに浮かんできました。

麺9
グズグズしてると”蕎麦”が乾いてしまいますので、さっさとやることにしました。


口の蕎麦を含んだ途端、密やかな蕎麦の香りと、濃厚な牡蠣のエキスが同時に喉の奥に届きました。


このお店の”かもせいろ”も絶品ですが、それに勝るとも劣らないコクのある蕎麦汁。興奮で体が打ち震えました。この瞬間、仕事であった嫌なことなど吹っ飛んじゃいました。エヘヘヘ、このお店「当たり!」でした。

蕎麦湯10
蕎麦は一本残らず啜りました。いよいよ〆の”蕎麦湯”の投入です。


この時に、蕎麦猪口と言うには大きい、蕎麦椀に残った蕎麦汁に、半分だけ残しておいた”薬味”を投入します。そしてこの時、”柚子一欠”も忘れず投入します。


そうして、”蕎麦湯”をたっぷり注ぎ入れた”蕎麦汁”を飲み干します。


ウフ~、鰹の出汁が効いているばかりではなく、この時”柚子一欠”から”閃光”が走ったような、そういう香りが鼻孔を駆け抜けます。これが”柚子のいい仕事”なんです。

完食11
その結果が、この画像です。


どうですか~、何の欠片(かけら)も残っていないでしょう?


いや”香り”さえ、嗅ぎ尽くしました。










「愛媛グルメ紀行」を振り返る 187

年に入って二番目の”愛媛グルメ紀行を振り返る”シリーズは、一作年(2013年)の盛夏に差し掛かる頃にアップした561号から563号までのお店です。

先ず最初”に振り返るお店は、2013年7月18日に561番目のお店としてご紹介した、三番町六丁目、花園町の電車通りを三番町通り西に入った”瓢太”さんです。(「再訪 134 瓢太」・「愛媛グルメ紀行」 561

このお店は、”愛媛グルメ紀行”シリーズを書き始めて2番目に採り上げたお店でした。

玄関1
こちらがお店の玄関。過去に何度、ここの暖簾を潜(くぐ)ったことでしょう。ただし、夜には一度もお訪ねしたことはありません。

このお店の営業のメインは夜です。美味しいオデンや季節の瀬戸内料理で”一杯引っ掛けて”家路に着くというお店です。

でも私は昼、このお店の”中華そば”しかいただいたことはありません。延々と、おおよそ10年以上、ただひたすら”中華そば”と”おでん”をいただき続けました。(記事記載当時)

なお、このお店では”中華そば”と言っているもの、それを”松山ラーメン”と、ワタシは呼んでいました。このお店の”中華そば”の歴史を語り始めると、1冊の本が書けてしまいます。

辛口つけそば3
この日は、レギュラーメニュー表には載っていない”辛口つけそば”というを注文しました。お値段は650円(内税)です。

お店に入って驚いたのは、先代の奥さん、つまり二代目のお母さんがお店に出ておられませんでした。(たまたまかも知れませんが)

そのお母さんに代わって、レジ係り兼フロアー係りに若い女性が入っておられました。

その若い女性に「このお店の”夏メニュー”というのは、何時頃登場したのですか?」っとお尋ねしてみました。

すると「さあ~ー・・・・3年位前でしたか?」と。時代と共に人も変わり、メニューも変わる!でした。

このお店は、その後”再訪を繰り返しています”。今の店主さんさえ知らない過去を、ワタシは知っていることもあります。


次二番目にご紹介するお店は、2013年7月19日に”562番目”のお店としてご紹介した、その年の3月15日にオープンしたばかりの”石ヤキ製麺所”さんです。(「石ヤキ製麺所」・「愛媛グルメ紀行」 562

場所は国道196号線、”パルティフジ姫原店”のやや市内より、道路の東側にあります

玄関1
こちらがお店の玄関です。

店頭の雰囲気は、まるで”3丁目の夕日”の世界そのままです。

ミックス焼麺4
さて注文したのは、画像の”ミックス焼麺”とお店が呼んでおられるもので、値段は580円(外税・・・・・消費税込みで609円・・・・・・)

視覚的には、このお料理は”石焼ビビンバ”のご飯を””に代えて、具材を極々シンプルにした。

「器の”石鍋”が熱いですから、火傷にご注意下さい。そして”トング”(英語です。主にパンやパスタなどの食品を挟んでつかむための道具を言います)などを使って、よくかき混ぜてお上がりになって下さい」っと店長さん。

味に関してこの程度の掘り下げ方で、飲食業が成り立つ?飲食業って、それほど”イージー”な業態でしょうか?もちろん素人目での感想ですが・・・・・

なおこのお店は”再訪できません”。開店したからそう長い時間を経ずして、当然のことだと思いますが閉店されましたから。”飲食業をナメテ”いてはこういう結果になるのも当たり前でしょう。


今日最後にご紹介するのは、2013年7月23日にシリーズ”563番目”にご紹介した、中国料理(特に四川料理)”Chinese Cafe DINING 茶縁”さんです。(「再訪 135 Chinese Cafe DINING 茶縁」・「愛媛グルメ紀行」 563

このお店は、ワタシの最も好きな”中華料理”のお店で、”愛媛グルメ紀行1,000号”でご紹介した10店の中の1店です。(「1,000号になりました <前編>」・「愛媛グルメ紀行」 1,000

玄関1
こちらがお店の玄関。

場所はおさらいです。場所は国道33号線を市内から砥部に向かい松山インターに入る一つ前の信号東南角に上田内科があります。

その”上田内科”を市内から言えば左折、東に約300m入った道路の南側にある”新勢アパート”の1階にあります。北土居2丁目の住宅街です。

四川和えそば冷製4
こちらが、”四川和えそば”(このお店の一番人気メニューです)の”冷製”です。冷たい麺は、トマトソース味のものをもう一つ用意されています。

しかも画像の”四川和えそば”は、普通に唐辛子のタップリ効かせた本場の味ですが、辛い味が苦手な方用に、胡麻ペースト味(こちらは、全然辛くない)も用意されています。

彩(いろど)り”が鮮やかでしょう!この店主さんは、色彩感覚が優れた方で、さり気無い色使いに天性の才能を感じます。

画像の右端や、麺の中に”黒い”ものが散りばめられています。あの黒いものは”豆豉”(とうち)です。

このお店はこの後も”再訪し続けて”います。店主さんも奥さんもお料理も大好きだからです。





「「東洋のマチュピチュ・別子東平」 その 3・「過去記事を振り返る」 90

今年に入って最初の”過去記事を振り返る”シリーズは、2012年1月2日から4回に分けてご紹介したシリーズを、先々週から始めて、今週と来週の月曜日の2回で振り返ります。

今週は”東洋のマチュピチュ”として一躍有名になった”別子・東平(とうなる)”地区を振り返ります。

今週はその第三弾で、”第三広場と東平変電所跡”です。

大きいトンネル1
最初にご紹介するのが”小マンプ跡”です。東平の電車乗り場から第三通洞へ向けて2つのトンネルがあります。

東平集落にある短いこのトンネルを”小マンプ”と呼んでいました。マンプとは坑道を意味する”間符”から転じたものだそうです。

狭い林道2
第三広場”と呼ばれていたところには、画像のような狭い林道のような道を通ります。

人が通れるだけの幅しかありません。小さい大八車のような運搬機で、必要な資材や物資を運んでいたのでしょう。

第三編伝書跡説明板3
この説明版が置かれているところが、かつて”第三広場”と呼ばれていて、大正5年から昭和5年までは、ここに”別子採鉱本部”が置かれ、別子銅山の前線基地としての中心地でした。

この広場を中心に、その周囲に各機能を配置し、建物や諸施設がおかれていたのです。

第三変電所跡下から3
この煉瓦建ての建物は、”東平変電所遺構”です。

明治36年頃にできた開閉所を、大正6年頃に変電所機能を備えた煉瓦建ての建物として建築しなおされたものです。

もう、全国どこに行ってもこういう明治大正期に建てられた煉瓦造りの建物は見かけなくなりました。

第三変電所跡4
この風格といいますか、風情といいますか、何ともいえない空気が漂っています。

別に「古いからいい」というのではなく、丹念に丹念に人手をかけ、慈(いつく)しまれ、大切な施設として運営されてきたことを、この遺構そのものが彷彿(ほうふつ)と物語っているように見えました。

ビール等空き瓶6
東平変電所遺構”の裏には、当時のものかどうかは別にして、ビールの空き瓶と、コカコーラの空き瓶が転がっていました。

コカコーラの文字のロゴや、アサヒビールのそれを見ると、かなり時代は下っていると思いますが、少なくとも昭和の始めまで現役で使われていた建物ですから、その頃のものには違いないと思います。

こういう生活の遺品も、当時の山の中の生活に僅かの潤いを与えたかとおもうと、愛おしく感じます。

火薬庫跡7
こちらの施設は”火薬庫跡”です。

一時は世界で最大の産出量を誇った”別子銅山”です。

一日に使っていた”ダイナマイト等の火薬類”の量は膨大なものだったでしょうから、その管理には事の他気を使ったに違いありません。

万が一を考え、深いトンネル状の保管庫で管理され、坑口も、諸施設や人が働いていない方向に向けられていました。

坑道跡8
今週の最後は、”第三通道跡”です。明治35年完成の、長さ1795mの主要運搬坑道の跡です。

後には、日浦通洞と連絡し、”端出場(はでば)水力発電所”への導水路も併設されていました。

明治38年には電車が導入され昭和13年からは一般利用にも提供されていたそうです。

来週がこのシリーズの最後で、上に出てきた”端出場(はでば)水力発電所遺構”などを振り返ります。





「再訪 400 三宝亭」・「愛媛グルメ紀行」 1,040

今日は、旧北条市にある中華料理店”三宝亭”さんのご紹介です。このお店は数多く紹介してきました。


実はこの日の午前中、仕事で嫌なことがありました。嫌なこととは、嫌なお客さんに会わなければ行けなかったということです。ワタシは滅多に嫌なお客さんなどと出会いませんが、そのお客さんは徹頭徹尾自分の主張を通そうという客でした。


まあタマにはそんな客も出るでしょう。ですから、完璧に食欲を失っていました。その時、午後1時過ぎでした。


そこで、「今、この瞬間一番食べたいものは何か?つまり完食できる自信があるメニューは何か?そして、それはどのお店へ行けば食べることができるのか?」をトコトン考えました。

玄関1
そこで、早速この画像のお店に駆けつけたという訳です。


このお店と初めて出会った時は、店名を”北条カザハヤ ラーメン”というお店でした。そのお店は”ラーメン専門店”でしたが、余り時を置かず、元々の業態の中華料理店に戻され、店名も元の”三宝亭”にされたという経過があります。


実はワタシはこのお店に出会うまで、ラーメンの嗜好に関しては頑なな”東京醤油ラーメン”党でした。”醤油ラーメン一本槍”だったんです。


ところがこのお店の前身”北条カザハヤ ラーメン”で”塩ラーメン”と、実に実に衝撃的出会いを果たしました。


塩ラーメン”を初めてこのお店で食べた時、電撃に打たれました。その時の記事は以下の通りです。(「北条カザハヤ ラーメン」・「愛媛グルメ紀行」 239

メニュー2
それで、冒頭書きましたことの続きです。嫌な出来事があって食欲を失っていた時、猛烈にこのお店の、アノ”塩ラーメン”が食べたい!!って思いました。


午後1時を過ぎていましたので、直ぐにこのお店に電話して営業されていることを確認し、松山市内から勇んで駆けつけたという訳です。


お店に入ると「アレ、お待ちしていました!」っと奥さん。電話でワタシの声は直ぐ分かると仰います。ワタシが誰で、どういうことをしているかも全部ご存知です。


来る前から注文するメニューは決めていました。このお店の”こだわり塩チャーシュー麺”です。お値段800円。

厨房3
これが厨房の風景で、厨房の奥に見えますのは店主さんです。


実はこのお店を巡っても、様々な”ドラマ”がありました。その内容は書けないのですが、ワタシにとっては一際思い入れの深いお店でもあります。


ワタシがお店を回って記事に採り上げますと、大なり小なり、いい意味でも悪い意味でも”ドラマ”が渦巻くようです。これは、延べ1,000軒を超える記事の積み重ねがなせる技でしょう。自分で怖くなる時さえあります。

こだわり塩チャーシュー麺4
さてコレが、この日一番食べたかった”こだわり塩チャーシュー麺”です。もちろん普通に”塩ラーメン”でもいいのですが、このお店の”チャーシュー”が特別に美味しいことを知っていますのでこのメニューにしました。


入っています具材は、”二種類の刻みネギ”(青い部分と、根本の白い部分)、それに特筆モノの”チャーシュー”と、たっぷりの”メンマ”、そして香ばしくパリッとしている”海苔”です。


この4種の具材が、昔学校で習ったでしょう?思い出してください。4種の具材は”必要十分条件”なんです。”必要十分条件”の意味は、昔の数学の教科書を思い出して下さい。

こだわり塩チャーシュー麺5
もうちょっと”こだわり塩チャーシュー麺”まで近寄って、見てみましょう。””は、こだわりの”天日塩”です。


この辺りまで近寄れば、”塩スープ”の純真な”香り”が鼻孔をくすぐります。


もちろん、敢えて葱の根本と葱本体の部分を2種入れられている効果が、””の清新な香りとして届きます。更に香り高き”海苔”の香ばしさも実感出来ます。食べる前から。

アップ6
3年以上前に、このお店で初めて”塩ラーメン”の奥深い旨さと出会いました。”東京醤油ラーメン一本槍”だったワタシは、このお店の”塩ラーメン”を食べた時に”往復ビンタ”をくらった思いがしました。


なお、松山で正統”東京醤油ラーメン”を食べさせていただけるお店は”唯一無比”で”闘牛”さんだけ!です。(「サービス」の質


ワタシはその時も、自分の事を”人類ならぬ麺類”と自称していました。でも、本当に旨い”塩ラーメン”の凄さなんて全く知らなかった。自分が恥ずかしくなったものです。


それ以降、散々に”塩ラーメン”をいただきましたが、未(いま)だに、このお店を超える旨い”塩ラーメン”を食べさせて頂けるお店に出会ったことはありません。

スープ7
これは、”丸鶏”と”魚介”を別々に煮出して取り、最後に合わせるという”絶品スープ”です。


このラーメンの命は、この”スープ”にあります。身震いが来る程に旨い。


矛盾した表現ですが、上品でいてワイルドなんです。ダブルスープの特徴かも知れません。これが啜(すす)りたかったんですよ!

麺8
この麺は”自家製麺”です。


ワタシは、かつて”製麺室”の中まで入れて頂きました。国産の最高品質の小麦を、毎日製麺されています。今でこそ、自家製麺を出すお店が増えましたが、3年前は稀でした。このお店の店主さんの本気度が分かろうというものです。


とにかく””がモッチリしていて、小麦粉の旨さを十二分に発揮しているんです。目が自然に細まります。(唯でさえ細い目が・・・・恨めしい)

チャーシュー9
この”チャーシュー”ですよ。”取り扱い要注意”です。


無造作に箸で摘(つま)み上げようよすると、ホロリと解(ほど)けてしまいます。”チャーシュー”は漢字で書くと”叉焼”と書いて、豚肉を焼いた料理を言います。


ですが、日本ではほとんどの場合”チャーシュー”は”煮豚”です。この”煮加減”が、このお店絶品絶妙なんです。どうか、形を崩さず口まで運んで頂いて、口の中で解けるチャーシューの旨さを味わって頂きたい。

完食10
かくして、画像の通り”完食”しました。


スープも一滴残らず啜り尽くしました。麺一本、刻みネギの一片足りとも残してはいません。食欲を完全に失っていた午前中から言えば、想像できない光景でした。


ここしばらくは、ワタシが最も好きなお店で”完食”できるお店のリポートが続きます。悪しからず!





プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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