「伊予源氏車」・「愛媛グルメ紀行」 216

今日は、花園町の電車通りと三番町通りが交差する交差点の東南の角地にあるラーメン店”伊予源氏車”さんをご紹介しましょう。


昨日ご紹介した”骨太BATAMEN”さんと、その本店である”ラーメン骨太味覚本店”さんと、オーナーを同じくするお店です。


この地に開店して間もなく2年目が来ようとしている、比較的新しいお店です。


先にご紹介した”骨太系”のお店は、”醤油豚骨スープ”で、”背油チャッチャ系”のお店でした。

玄関1   同じオーナーでも”骨太系”の2店は、店名も似ていますが、味も具材も値段も微妙な違いがあります。


そしてこちらのお店、店名はもちろん、味もまったく違うお店だと聞いてやってきました。


お店がある花園町は、近くに古い歴史と根強いファンを持つ”瓢太”さんや、独特のちゃんぽんメニューで人気の”ラーメン清龍園”さんが。


更にはラーメン店なのに今治の御当地グルメ”焼豚卵飯”を出す”とん吉”さんなどがひしめき合うラーメンの激戦地です。

店内2   店内は、近隣のサラリーマン、しかも若い男性が目立っています。


ワタシが食べている間、少なくとも女性の姿はありませんでした。


そして、カウンター内の女性の店員さんに、お店を訪れたのが始めてであることを伝えますと、すかさずお勧めのメニューを紹介していただきました。


店内は10人~15人が座れば満席になる小ぶりなお店で、駐車場もありません。

メニュー3   これがメニューで、お勧めは”つけめん”だと言います。


しかも、麺とスープが温かいのと、それぞれが冷たいほうのどちらから選べるとのこと。


麺の量も、小盛りなら50円引き、大盛りなら100円増しで注文できる仕組みになっています。


当日は、普段トッピングするなら100円の、”味玉”、”メンマ”及び”海老ちく”のどれか一つが無料となっているとか・・・


そこで、サービスのトッピングに”味玉”を選んで”つけめん”の温かいのの普通盛りを注文しました。


お値段は750円。(内税)このお値段が高いのか安いのかは後ほど。

つけめん5   そこで出されたのが、この”つけめん”です。


隣の人の注文する様子を見ていましたら、「小つけ、アツアツ!」で終わり。


これは小盛りのつけめんで、麺もスープの温かいのを注文するパターンで、常連さんの注文の仕方のようです。


画像が綺麗に写っていないのは、店内の照明がやや暗いせいです。


実物は、もっと美味しそうに見えます。


で、麺を見て先ず驚きました。麺がラーメン特有の黄色い色をしていません。灰汁(あく)を使った”チャンポン麺”のように、やや灰色に近い茶色をしています。


おまけに、太麺のストレートに近い縮れ麺です。その圧倒的な迫力にたじろぎました。


また、スープには「これでもか!」という程の大量の”魚粉”が浮いているではありませんか。


この時点で、悪い予感が走りました・・・・・。

めんアップ6   この麺は、見た目も、食べた感じでも”ラーメン”の麺とは思えない味と食感です。


「モソモソ・・・・グチャグチャ・・・・」していて、素直に食道にまで落ちてくれません。


北海道や東北・北陸地方では、しっかりした”太麺”を使うことが多いようです。それは、それなりの理由があるのですが、ここではそれは省きます。


しかし、関東地方以西では”太麺”は珍しい。(あくまで個人的経験的実感です)


このお店は、扱いの難しい麺を選ばれたものだと、そのチャレンジ精神には感心させられました。

つけだれ7   さて、”つけだれ”です。


これが実に濃厚な出汁で、しかもその上に大量の”魚粉”が投入されています。


麺を絡めて飲み込もうとすると、思わずむせ返りそうな濃厚さ。


いつまでも鼻腔の奥に残る、上品とはとても言えない魚粉の香り。


最近の一種の流行なのか、この下品な味に通じる可能性さえある”魚粉”を使うお店が増えました。


でも、それはいかがなものでしょう????


個人的には、このお店に関わらず”魚粉”に頼っているお店については「安易に過ぎないか?」という大きな疑問を持っています。


しかし、最近の一種の”流行(はやり)”のようですから、お客さんに一定の支持を得ていると言うことでしょうけど・・・・・・。


ともかく、現実には、ただでさえ太麺を飲み込みにくいのに、”つけだれ”を絡ませると、喉が気の毒になってしまいます。


それほど、強烈な個性を放つ”つけめん”です。


なぜ、そういうことになったのか?


多分、””と”つけだれ”と、”魚粉”のこの三者の個性が強烈で、それそれがお互いの存在を主張して譲り合わない。

麺8   三者が、それぞれに自分の個性に自信があって、「オレが一番!」と、真っ向から喧嘩している、そういう感じです。


もちろん、三者にはそれぞれに十分な実力があるのですが、三位一体となってこそ初めて一つの味となることなどとは思いもしないで、掴み合いの大喧嘩・・・・。


その余りの迫力に、周りの観客(食べ手)は、呆然としてそれを見ているしかない。


そして、その激しい争いに怖気をないて、一人去り、二人去り・・・・・ということになってほしくはありません。


さて、”料理”の語源です。


”の、編(へん)の””(こめ)を、作りの””(ます)で計る。


つまり、料理は”材料”を適切に計ることから始まります。


何かが多すぎても少な過ぎても”料理”とはいえません。


料理”の””は、物事をおさめる、うまく処理をするという意味です。


吟味された素材を、適切に計り、そして計り整えられた材料同士を喧嘩させず、素材同士を仲良しにさせる


これが”料理”の基本じゃないでしょうか?(なお、何時も言うことですが、しょせんは素人であるワタシの個人的見解に過ぎません)

残した9   その結果、”人類というより麺類”を自認する私ですが、”麺”も”つけだれ”も残してしまいました。


戦後のベビーブーム世代、「食べ物を残すことは、その食べ物を作った方に悪い」と教えられてきたワタシでも、食べ切れるものではありませんでした。


食べ切れなかったという点から言えば、750円という値段は安くはなかった。


でも、このお店のオーナーの研究熱心さはビンビン伝わってきました。


このお店の強烈な個性を持つメニュー群に、この上ないファンがついていることも十分分かりました。


更に多くのファンをつかんで、大成されることを願わざるを得ません。




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時として下品に行きたくなりますw

おはようございます。

三者が掴み合いの大ゲンカ・・・のくだりはとても分かりやすい表現で『なるほど!』と唸っていました。
どんぶりの中で強烈な個性の三大勢力が抗争を繰り返して"仁義なき戦い"状態になっているんですねwww

確かに上品とはとても言えない一杯ですが、この下品な味(笑)をガッツリと食べたくなる時がタマにあるんですよね(^^)
手前のブログにも書きましたが、私は「らう麺食堂 すずめのお宿」さんの、いわゆる「源氏車」さんとは真逆の位置付けにある優しいつけ麺が大好きなんですが、時として無性に魚粉まみれになりたくなる時があるんですよ♪
そんなことで、私にはアリなお味だったりします。

魚粉をふんだんに使っているつけ麺で、下処理をしてない(これは敢えて・・という話もあります)つけダレを出されるお店があるんですが、流石にこれは私も食べ切れなかった経験があります。それでも、このお店のファンの方々は確かにいらっしゃるわけで、好き嫌いはホント人それぞれだなと思います。

また新たなつぶやきを楽しみにしております(^^)

本当に様々ですね

乱駆郎様
コメント、どうもありがとうございました。

味に対する嗜好の幅広さには、しばしば唸らされます。
Aが絶賛する味を、Bが酷評するのなんて当たり前の世界ですから。

美味い不味いは、個人の感性ですから、そのことだけを捉えてお店を評価することは出来ませんね。

でも、手抜きとでも言いますか、客の食べている姿や食べ残しをよく観察しないお店は、いかがかと思います。

この魚粉を使った麺を「ガッツリ」食べたくなる、これは、多分乱駆郎さんにパワーが溢れている査証でしょうね。うらやましい限りです。

なお、久万ノ台の「らう麺食堂 すずめのお宿」さん、ワタシも記事にアップしたことがありますが、やさしいお味でいいですね、確かに。これからも乱駆郎さんの記事、楽しみに拝見させていただきます。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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