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「千昌(松山やきそば)」・「愛媛グルメ紀行」 238

今日は、千舟町2丁目に古くからある”季節料理 千昌”さんをご紹介しましょう。


場所は、柳井町の通りを東に進むと湊町2丁目に”福井産婦人科”があります。その東の交差点を北に折れると、直ぐに左手にあります。


このお店は、元々は”フグ料理専門店”でした。開店したのは今から30年近く前のことです。


ところが、4年ほど前に事情があってお店を3年ほど休み、1年前に再開されました。

玄関1   こちらがお店の”玄関”です。


事情を知らない方でしたら、ちょっとお店には入らないかも知れません。


でも、お店を再開したとき、ここの女将さんは松山市内の千舟町界隈では一種の”伝説”になっていた”かめ やきそば”をメニューの中心にしようとされたのです。

外看板2   お店の外には、”松山(まっちゃま)やきそば”の大きな看板が出ています。


最近、(平成23年6月2日南海放送の「秘密のケンミンSHOW」で”かめ やきそば”が紹介されました)所々で”松山やきそば”の看板を目にするようになりました。


ワタシは、以前の職場の近くに”かめ”というお店があって、そこで”かめ やきそば”という独特の焼きそばを出していたのを食べた経験があります。(今は、そのお店はありません)


そこで、かつての”かめ やきそば”と、看板の”松山 やきそば”との関係を知りたくてこのお店に入ったのです。

店内3   お昼前後の約1時間ほどの間、お客さんはワタシ一人でした。


お店の女将さんのお話と、”かめ やきそば 同好会”というホームページの記事を総合しますとこうです。


1993年頃まで松山市内の千舟通りの百十四銀行横の路地を入ったところにあった『かめ』というお店で、焼そばや、おでんに、中華そばなどを出していて、そこの焼きそばが独特の味で評判となっていた時期があったそうです。


そこの焼そばは、麺を一度油で焼いているという独特な麺で、食感がパリパリ硬く、具材にはキャベツ・タマネギ・はなかつお・ちりめんじゃこをちりばめたものでした。(一部、「かめ やきそば 同好会」ホームページから引用)

メニュー4   そこでここの女将さん、一念発起して自分も”かめ やきそば”に挑戦してみようと決意されました。


ですから、お店のメニューはただ一つです。(ただし、申し訳程度に”日替わり定食”700円もありますが)


ところが女将さんの話によると、”かめ やきそば”はどうやら”商標登録”されているそうで、その名は使えないということらしい。


そこでこのお店を含めて、現時点で4店舗が”かめ やきそば”の味を再現して出しているそうですが、このお店では”松山やきそば”と銘打って出しているとか。


他には、国道11号線沿いにある一種のファミレスでは”かめやきそば”と称して、大々的に上り旗などを立てています。

ちりめん5   さて、これがうわさの”かめ やきそば”を再現したという”松山やきそば”です。


お値段は、おにぎりと漬物が付いて550円。


「私は、儲けんでもイインヨ!お客さんに美味しくて安全なものを食べてモローテ、喜んでもらえたら」とは女将さんの言葉。


やきそばの上にかけられた、大量の”ヤマキのはなかつお”と”ちりめんじゃこ”が特徴の一つです。


女将さんが、半ば悔しそうに言います。「”ちりめんじゃこ”、茹で立て半生のちりめん使いタインヨー、本当は!」


「でも、半生のちりめん買って置いといても、何時まで経っても腐らんのヨー、おかしいやロー!」


「そこで、ちりめん作りよるところに行って見たんヨー、そしてらお湯から揚げる前に、何やら薬みたいなもの、一掴みお湯に入れよったんヨー。あれで、腐らんちりめん作りよった!!」


「私は、安全・安心なもの、お客さんに食べてもらいたいケン、何も入れんちりめんじゃこ買って、冷凍させておいて、それを食べてもらうとき解凍して出しとるんヨー」っと。

やきそば6   さて、味です。


先ず、麺に一度熱した油を通して揚げてありますのでバリバリに硬い。(これが”かめ やきそば”の最大の特徴)


そして、具材は大量のキャベツにタマネギ、ヤマキのはなかつおに解凍したちりめんじゃこ。定番通りです。


そこに、ウスターソースをかけて食べます。


でも、麺がモソモソしていて食べにくいのです。


中華の”硬焼きそば”なら、上に中華餡がかかっていますので、油を通して揚げた麺でもシンナリして食べやすくなっています。


ワタシが食べにくそうに食べているのを見て「そりゃあなあ、まだまだ改善の余地は多いんヨー」と女将さんは正直。


「好きな人と、ダメ言う人とに分かれるんヨ・・・」


口の中がパサパサのやきそばを、お茶で流し込むようにして食べました。とても女将さんの前では食べ残せません。

おにぎりと漬物7   こちらが、「やきそばだけじゃー淋しいケン、サービスに出しとるんヨ」というおにぎりとお漬物。


「最近、”フグ”の注文も入るようになって。じゃけん、”フグ”食べトウなったら、事前に予約して!」とは女将。


この店は、バブル経済真っ盛りのころ、他の料亭では”フグのフルコース”2万円が当たり前だったころ、同じものを4,000円で提供していたことで有名なお店だったのです。


「もともと、長いこと喫茶店しててー、100円200円の商売に慣れとったケン、儲けなんかイインヨー」と言う言葉に偽りはありません。


「おばちゃん、元気で”まっちゃま やきそば”出し続けてね!でも、改善の余地は大きいかも・・・」と、心の中でつぶやいてお店を後にしました。






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懐かしいです(^O^)

じゅんさん。こんばんは。

早速遊びに来ました(^^)/

『かめの焼きそば』懐かしい~!!!
父が大好きで子供の頃から大人になるまで通ってました。
おでんの“お豆腐”も絶品でした!

お店がなくなった今は、実家の父が真似て自分で作っています。
やっぱりあの味は出せませんが、なかなか近いものはできてます(笑)

お持ち帰りにすると、ソースが“ぶたさんの小さな容器”に入ってました。

早速に、ありがとうございます

fontana 様
はじめまして、コメント頂きどうもありがとうございました。
本日のブログ記事のアップの予定は、午前7時のはずでしたが、それがどこかで手違いがあったようで、日が変わると同時にアップされたのですね。

でもそれが却って、深夜にお仕事を終えられた fontana さんのお目に止まった。これも何かのご縁でしょう。

しかも、お若いのに「かめの焼きそば」をご存知だったとは驚きです。多分お父さんとワタシは年代が近いのでしょう。それも奇遇と言えば奇遇です。
このお店の女将さんの素朴で飾らないお人柄に触れますと、焼きそばの味など二の次になってしまいますから不思議です。

また、お店にお伺いさせていただきます。これからもよろしくお願いします。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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