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「媛乃屋製麺所」・「愛媛グルメ紀行」 265

今日は、その場所を説明するのがちょっと難しい、三番町2丁目のイタリアンレストラン”0RSO”さんが1階に入っているビルの2階にある”つけ麺”の専門店”媛乃屋製麺所”さんをご紹介しましょう。


場所は、千舟町から大街道に入り北に上って、東に抜ける一つ目の角に”廣島つけ麺 ばくだん屋”さんがありますが、そこを東に入って3軒目のビルの2階です。

玄関1   入り組んだビルの谷間にある上に、お店は2階です。


ワタシは不動産屋ですから、ビルのテナントの入居も手がけますが、立地が2階だと「2階にまでお客さんを引き上げる自信がない」とか


「2階というのは飲食店にとってリスクが大きすぎる」という理由で敬遠されることが圧倒的に多いんです。


その2階での飲食店の経営については、後ほど触れます。

ドア2   1枚目の画像の看板を目印に階段を上がりきると、この”ドア”に行き着きます。



そのドアを開けてお店に入ると、清潔というかシンプルな内装のお洒落なお店がそこにありました。


若い男性2人でお店を切り盛りされています。

店内3   オーナーは、自分で打った””をこのお店に毎日届けに来る男性で、普段はお店には出ておられないようです。


昨年の11月にオープンしたばかりの、これからのお店です。


店内の厨房では、大きな豚肉の塊をタコ糸で硬く巻きつけ、”チャーシュー”作りの準備をしていました。


つまり、麺も”自家製麺”、”チャーシュー”も厨房で手作りと言うお店です。

メニュー4   そして、このお店の戦略と揺ぎ無い自信を感じたのは”メニュー”を見た時です。


基本的な”メニュー”は”つけ麺”だけです。


それを基本に、麺を温かい状態で食べるか、トッピングをどうするかでメニューに変化をつけていますが、要は”つけ麺一本勝負!”です。


昨日ご紹介した、西垣生町の”ラーメン工房 夢来人(むらびと)”さんなどは、”自家製麺”を標榜し”鍋焼きラーメン”をおススメとしながらも、他に醤油ラーメンあり、味噌ラーメンも、塩ラーメン、更にはから揚げや餃子までメニューに用意し、結局”なんでもあり”でお店の個性を消してしまっています。


お店の”コンセプト”が自分で定まっていないのです。でもそういうお店はゴマンとあります。


その中にあって、このお店の”コンセプト”はしっかりしていて、しかもぶれることはありません。

つけ麺5   さて、これがこのお店の軸になっている”つけ麺”です。


お店の”名乗り”は”濃厚魚介豚骨つけ麺”です。(名乗りというのは、「フーテンのトラさん」のフーテンにあたります)


”つけ麺”が運ばれてきた瞬間から、”つけ汁”から濃厚な”魚介系”の香りが立ち昇っています。


それもそのはずです。


”つけ汁”は”石焼ビビンバ”を入れる”石製”ではないか?と思うくらいしっかりした陶器に入っていて、それを直火で温めた状態で提供されます。


ですから、席に届いてからしばらくの間は、つけ汁がグラグラと沸き立っている状態なのです。


まず、この出汁の”芳しい香り”の強烈なパンチに見舞われます。

太麺6   次に、このお店のもう一つの自慢と自信の”太麺”です。


ワタシは、実は”太麺”は苦手なのですが、この”太麺”は他のお店の太麺とははっきり一線を画した出来栄えです。


先ず、””そのものに””と”弾力”があり、更に小麦粉の香りが活きているのです。


丹精込めて打った”麺”だということは、それを一本口に含んでかみ締めてみるとよく分かります。

つけ汁7   この”太麺”が、豚骨と魚介のダブルスープでできた”つけ汁”によく絡むんです。


つけ汁の中には、直前に炙られてアツアツのチャーシューと、キチンと仕事をされたメンマ(シナチク)、そして大量の刻みタマネギが投入されています。


タマネギには強烈な個性と言うか独特の香りがありますから、使い方によってはつけ汁が持っている濃厚魚介系の香りと相殺しあう危険性があると思うのです。


でも、このお店のそれは、相互に強烈な個性が”酸味”を仲介役にして渾然一体として溶け合って、一斉に麺に絡んでくるのです。


このお店は、しっかりと自分の”コンセプト”を定め、揺るがない信念と自信で自分の””を切り開こうとしておられます。

麺8   さて、その””の先の”地平”にはどういう世界が広がり待っているのでしょうか。


2階という立地で、しっかりお客さんを引き付けられているお店をワタシは知っています。


例えば、2月6日にこのシリーズ219番目のお店として紹介した、南久米町のイタリアン”Federico(フェデリコ)”さんがあります。


更には、2月9日に222番目のお店として紹介した、三津のイタリアン”リトルイタリア FLOR(フロア)”さんがあります。


また、4月4日に260番目のお店として紹介したラーメン屋さんの老舗”オロチョンラーメン”さんなどは、驚くことにビルの地下で営業しています。 


そして、それらに共通しているのは、自分のお店の個性をしっかり捉えていて、それを軸に揺るがない方針で得意な料理を提供していることです。


このお店も、そういう意味では荒波を突いて、壮大な大航海に乗り出そうとしているかのようです。


でも、必ずやお客さんの支持という地平が開けることでしょう。 






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本物のウマさ

じゅんさん、おはようございます。

この記事、お店の人が読んだらさぞや喜ぶでしょうね~♪
気に入っているお店なので私も嬉しいです(^^)

ちゃんと研究と仕事を施した一杯は、こんなにも美味しくなるんだと感心させられます。

先日、つけ麺嫌いの友人を連れて行きました。
この友人は三津にある「つけめん真中」さんで食べて以来、嫌いになったそうで、「どうせ媛乃屋製麺所も同じやろ?」と訝しそうに食べましたが、帰りに感想を訊きましたら「また食いに来る!」ですって(笑)
嫌いって言ってるヤツが気に入るってことはそれが本物ってことですね。

じゅんさんのブログを読んでたら、まぁた食べに行きたくなってきました。
美味しいもの食べに行く時ってシアワセですね♪

なるほど

はじめまして!!

私はつけめんって料理は出来損ないじゃないかって思ってました。最大の理由は温度が冷めるのが早く、ぬるい状態で食べなくてはいけないからです。

このお店はその最大の欠点を見事に克服してるのではと感じました。行ってみたいです♪

人気も評価も高いお店♪

ここへ行った方はみな大絶賛ですねぇ。
私も早く行かなきゃー!!!ヽ(´Д`;)ノ

って、行かなアカン店ばかり溜まって
全然消化できてませんが(^_^;)


2階店舗のリスク。
不動産業のじゅんさんだからこその見地です。

おはようございます

乱駆郎 様
お褒め頂いてありがとうございます。
ワタシも、太麺・魚粉全盛時代に、それをウリにしているお店は苦手です。以前にも書きましたが、余りにも安易に過ぎると思うのです。

その点、このお店、太麺にもかかわらず記事にも書きましたが、ムッチリしていて美味しかったですね。やはり、自分のお店が何を、どこを目指すのかをはっきりさせているお店は、気持ちがいいものですね。

コメントありがとうございました

M様
初めてのコメントありがとうございました。
そして、何よりも稚拙なブログに目を通していただいたことに感謝します。

ワタシも実は「つけ麺」なるものは、一種の流行で、冷たい麺を味わうのは難しいと思っています。冷たい麺に生暖かいつけタレは、どう合わせて見ても不完全のように。

でも、麺を温めるとか様々な試行錯誤をされた結果の商品化でしょう。やはり単なる流行ではなく、それをどう取り入れて自分が納得する商品にするかという姿勢ではないでしょうか。
ぜひ、お試しください。

ぜひぜひ

ジンズゴンズ様
あれー、まだ行っておられなかったとは。
ワタシが先行することは、ジンズゴンズさんの仰る「マニアックな店」以外では珍しいですよ。(笑)

まだまだ、お店はバラエティーに富んでいますね。これからも、どういうお店に出会うか、ワクワクしながら毎日を過ごしているところです。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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