「一天張」・「愛媛グルメ紀行」 274

今日は、大街道の一本西に南北に通る通りの第二スズランビル1階にある”一天張”さんをご紹介しましょう。


町名は三番町3丁目になりますが、大街道2丁目の伊予銀行大街道支店中央出張所(CDやATMだけの)の角を西に入って、一本目の角を北に折れたら通りの東側のビルの1階です。


そこから7軒北には、”博多一風堂”さんがあります。


この辺りには、店舗や事務所が並ぶところですから飲食店も密集している地域で激戦区です。

玄関1   こちらがお店の玄関です。


このお店は”坦々麺”をウリとするお店で、今から6年前にオープンしました。


そもそも”坦々麺”とは中国四川省の成都で生まれた”麺”です。

店内2   こちらは店内の様子です。


厨房にシェフが一人と、フロアー係りの女性の二人でお店をやっておられます。


さて”坦々麺”は、四川風の”花椒”(かしょう)と”豆板醤”(トウバンジャン)と少量の”芝麻醤”(チーマージャン)を利かせた少なめのタレに、ゆで麺を入れ、豚挽肉のそぼろとネギやザーサイなどを載せたスタイルの麺です。


この中の”花椒”(かしょう)が、この麺の最大の特徴でしょう。

メニュー3   メニューには大きく分けて、”汁ありタンタン麺”と”汁なしタンタン麺”が用意されています。


中国四川省では、”汁なし”が一般的です。


ですから、このお店のメニューにも”汁なしタンタン麺”のことを、「汁のないのが四川本来のタンタン麺。特性ラー油と本場四川省直輸入の山椒をたっぷり使用しています」と説明してあります。


日本では”山椒”と言いますが、中国の”花椒”(かしょう)は日本のものとは同属異種で、とにかく”痺れる”辛さが特徴です。


同じ”辛い”という表現を使いますが、”唐辛子”の辛さとは全く別物です。


唐辛子”の辛さは、口の中が火の海になる辛さです。


一方”花椒”(日本で言う山椒の一種)の辛さは、口腔内が全体に痺れてしまう辛さです。

ランチ4   と言うことで、本来の姿である”汁なしタンタン麺”を注文しました。


ただし、いきなり本場のものというわけにはいきませんので、このお店では””と呼ばれているラー油と山椒が半分に抑えられているものを注文しました。


単品のお値段は580円(内税)ですが、それに”温泉卵”とサラダと”自家製杏仁豆腐”かご飯のどちらかが選べる”ランチサービス”を注文しました。


お値段は700円です。画像が”自家製杏仁豆腐”をチョイスした”ランチサービス”です。

汁なし麺5   そしてこの画像が、”汁なしタンタン麺”の””です。


スープが入っていませんので見た目は少なめに、しかも”おとなしそう”に見えます。


これなら簡単に胃袋に収まるだろうと、安易に考えるとそうは甘くありません。


”花椒”と”ラー油”と”芝麻醤”が効いているのです、通常の半分の量とは言え。

混ぜた6   こちらが、食べる前に混ぜた状態の様子です。


一口、口に麺を入れて食べても、唐辛子の辛さは僅かですから、そう辛いとは感じません。


ところが食べ進むうちに、口腔内の全体がジワーっと痺れてきます。


どんどん、その痺れが強くなっていきます。口の中全体が痺れてしまいますから、最後は味が分からなくなるほどです。


でも、その痺れと辛さの中に、旨さが潜んでいるのです。


ここまで痺れる旨さは初めての体験です。


この味は、好みが大きく分かれるところでしょうね。ダメな方もいるかも知れません。

杏仁豆腐7   ”杏仁豆腐”が用意されている理由が、生理的に理解できました。


この”汁なしタンタン麺”を食べ終わった後に食べる”杏仁豆腐”のホノ甘い甘さに救われます。


極端な言い方ですが”地獄に仏”とはまさにこの事を言うのだと思ったほどです。


豚の挽肉から出る油やラー油を、綺麗さっぱり洗い流してくれます。


そして口の中全体の痺れを、優しく癒してくれます。

温泉卵8   こちらは”温泉卵”です。


黄身が独特のネットリ感は、やはり”花椒”の痺れから開放してくれる役目を果たしてくれます。


ただ、やはりこの痺れる辛さは、好き好きでしょうね。ワタシは好きですけど。


ワタシがこのお店で食べていた同じ時刻、7軒北側の”博多一風堂”さんはほぼ満席の状態でしたが、こちらのお店はそういう風ではありまませんでした。


でもこの味の虜になったお客さんが三々五々、このお店を目指して雨の中をやってくる姿をしっかり確認できました。


個性的なお店です、健闘を祈ってお店を後にしました。





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銭湯「一天張」www

じゅんさん、こんにちは。

TVでも観た事あるし、場所もメニューも知っていながら、私が決して行けない、行く事の出来ないお店ですね。

いやぁ、じゅんさんの記事と写真だけで汗かきましたよ(笑)
私はTVでチゲ鍋を観ただけで汗をかける「汗かき名人」ですから、こんな記事を読んだ日にゃバスタオルが必要です。

しかし、痺れと辛さの中に潜む旨さ・・・、憧れますね♪
死ぬまでには一度味わいたい旨さですから、頑張ろー!なんちゃってwww

チャレンジ

乱駆郎様
このお店、間違いなく乱駆郎さんは苦手だろうなって思いながらアップしました。
辛いだけでなく痺れるンですから、モウ。

でも、デモ、ぜひぜひチャレンジして欲しいナアー。
もちろん、バスタオル3枚くらい持参で。

この痺れる美味しさを知らずにいくのは、ちょっともったいですヨー!

No title

これはおいしそう!!!
行ってみたいなぁ。温泉卵はやっぱりこっちで食べることはないですね。(家で作ればいいのかもしれませんが)
いやーおいしそう。こういう味はクセになる味なので好きになったら通っちゃうんでしょうねー。

痺れる

Kaori様
ここの坦々麺は、ちょっと他で味わうことは出来ない、超個性的な味です。
特に、本場四川料理に使う「花椒」の痺れ辛らさは独特で、坦々麺を食べて痺れたという意味は、二つあります。

一つは、具体的に口腔内が痺れます。どう表現すればいいのか、適切にいい表わせないのですが、とにかく痺れます、ジーンっと。

それと、そういうお店を若いお2人でコツコツとやっておられて、それに痺れて通う客がいるという意味です。

お試しくださいというお店が増えるにつけ、帰国された時の日程をタップリ取らなきゃ、とても全部廻りきれませんよ。

そして、何より、体調を完全に回復して頂かないと。でしょう?

こんばんは!

強烈そうな店ですね。実は私も唐辛子は苦手なんです。乱さんほどではありませんが(笑)山椒は大丈夫ですが記事を読む限り少し尻込みしてしまいます。

しかしあまり刺激の強いものは舌に悪いですよ。特にじゅんさんは食べあるきをされてますから。舌を含めお身体には気をつけて下さいね♪でも自然界にあるものなら例えば口変わりに杏仁豆腐とかを食べたら舌は戻ります。一番悪いのは人工的につくれられた香料です。ガムとか飴とかあと飲料系です。食事される前には控えてください!

ブログ毎日楽しみにしてます!!


いつも

M様
毎日お忙しい中、しかも疲れきっておられる中、何時もコメント頂いてありがとうございます。

確かに食欲は健康のバロメーターで、体調が悪いと直ぐに食欲がなくなりますし、味も変わってしまいます。

作っておられる方は真剣勝負で取り組んでおられるわけですから、こちらもお邪魔する限り、万全の体調で臨まなければと思います。

それにつけ、このところ体調がやや不良で、今度の連休は体と胃と肝臓をゆっくり休めなきゃと思っているところです。

さすがはじゅんさん!

坦々麺への造詣も深くていらっしゃる。
花椒とか、不勉強な私は初めて知りました。
まだまだ修行が足りませんね。。。(´・ω・`)

この店は一度だけ訪問したことが。
てっきり“汁有りがスタンダードだ”と思ってたので、
そちらを頂いちゃったのですが、美味しかったですよ~♪

マゼマゼした汁なしもうまそーです!!!
また行かねば(`・ω・´)v

汁なし

ジンゴズンゴ様

四川料理が好きなものですから、多少の知識が。

汁なし麺は、麺の力と少量の味付きタレで勝負するものです。ですから、余程それらに自信がないと商品として出せません。

一時期東京などでは、汁なしラーメンとして「油そば」が流行ったこともありましたが、今もって主流にはなりえていません。そのくらい難しいと思います。

そういう意味では、「坦々麺」は、「汁なし麺」として完成されたものです。試してみる価値はあると思います。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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