「伯方の塩ラーメン さんわ」・「愛媛グルメ紀行」 281

今日は、通称”中央通”、県道松山港線沿いの中央2丁目平岡ビル1階にある”伯方塩ラーメン さんわ”さんをご紹介しましょう。


場所は、このシリーズの249番目のお店として紹介した”中華料理 風道”さんと、250番目に紹介した”高市食堂”さんとの真ん中にあります。


この二つのお店を紹介した時、当然このお店が二つのお店の真ん中にあることは知っていました。


でも、同じ名前のお店が以前に枝松町の愛媛飼料ビル敷地内にあって、そこで”伯方の塩ラーメン”を食べ、その時の印象はかなり悪かった記憶がありました。


ただ、最近になってブログ友”乱 駆郎”さんの記事を拝見し再訪してみようと思い立ったというわけです。

玄関1   こちらは、お店の西向かい側にある愛媛銀行中央通店の側から撮ったお店の玄関。


ただ、ブログ友乱 駆郎さんとワタシの味に関する嗜好はほぼ正反対、果たしてお味はどうか?興味深々で出かけました。

店内2   正午過ぎにお伺いしましたが、その時は店内に客はいませんでした、ワタシがお店を出るまでは誰も。


「アノー、確かこのお店と同じ名前のお店が枝松にありましたよねー」と、ワタシ。


「ああ、アレ、ワタシがやっていたんです。初めの4年は私自身が、残りの4年は人にやらせていました。結局8年やって4年前に閉めました」と店主。


「じゃあ、このお店は何時開かれたのですか?」


「昨年5月末です」


「伯方の塩と名乗っておられますが、”伯方塩業”さんとは何かご関係が?」


「ええ、私は伯方の生まれで、親父は伯方で塩を作っていたンです。私も小さい頃から塩田を手伝っていました」


「ワタシはたまたま、”伯方塩業”さんの設立とその成長発展にまつわる経過を、創業者の方々からお伺いして知っているのですが」とはワタシ。

メニュー3   それを聞いた店主さんは顔色が変わった。


「エー、そうだったンですか!私は、今日の伯方の塩の発展を陰ながら応援してきたつもりです。この伯方ラーメンを開発したのも、伯方の塩と多くの消費者を結ぶものとして考え出しました」と、次第に話しに熱を帯びてきた。


「伯方の塩が出来た背景、塩の専売公社との戦い、イオン交換樹脂から作る科学塩に対して、塩水から作る自然塩の尊さを全国に訴えてきた創業者仲間の血の滲む努力がありましたね」とワタシ。


「そうですそうです。事の始まりは自然塩普及協会の活動でした。結局消費者運動だけでは自然塩は供給できないことがわかって、自分たちで工場を作り、自然塩作りを始められた伯方塩業の創業者の方々の成果が今日に・・・・」と、感無量の表情に。

塩ラーメン上4   注文したのは当然”伯方の塩ラーメン”で、お値段は560円。

「枝松を4年前に閉められて、昨年5月までは何をされていたのですか?」


「全国至るところで、催しがあれば出張して、実演販売をやっていました。今もやっています。来月〇〇県の〇〇市のデパートでやるんです!」と店主。


「エッ?じゃあ、その間このお店は?」とワタシ。


「しばらく店を閉めなければ・・・・」


「でも、伯方の塩の素晴らしさや、その歴史的背景を少しでも多くの方に伝えたくて!」


「伯方塩業は、今発展しましたが、それは創業者の仲間の思想、信念、戦う勇気、全国に広げようという情熱あってのことです。ところが、最近の社員はそういうことを理解していない人が増えてしまって。あれではいけないとい思うンです」と、話し出したら止まらない。

塩ラーメン5    伯方塩業創業当時のいきさつや、創業者達のそれぞれの役割分担、国との闘いと、運動体の分裂などのことを知ってる客など、普通はいないと思います。


そこに、それらのことに少し関わったことがあって知っているワタシが客として行ったものですから、水を得た魚のように目を輝かせて、”語りに語った”店主。


ラーメンをゆっくり味わう雰囲気にはとうとう最後までならなかった。


『店主の意気や大いに良し!』です。


ただ、お店を再開したからには、先ずはこのお店の繁盛に専念すべきではないか?と、ワタシはそう思いました。


全国行脚もいいかもしれませんが、どちらつかずで両方とも成功するほど甘い世界ではないはず。


枝松店を閉めざるを得なかった教訓を生かすことが先決ではないのかなア~っと、ワタシは心配になりました。

完食6   それに、肝心の看板商品”伯方の塩ラーメン”の味です、不味くはないのですが、何かインパクトにかける、そう思いました。


北條の風早ラーメン”のそれに比ぶべきもないレベルにとどまっていて、食べた人に衝撃と感動を与える域には到底達していないと、そう思いました。


人には好みがありますから、ワタシの感想など問題ではないかもしれせんが、それでも”二足の草鞋”(わらじ)とは・・・・。


伯方の塩”を熱く語る店主さんの思いを生かすのは、とりもなおさず目の前の”伯方の塩ラーメン”の完成度を上げ、磨くことに専念することのように思えてなりません。


ただ、このお店の本店は”伯方島”にあります。”二足の草鞋作戦”は、本店の方針かも知れず、目の前の店主さんだけの責任ではなさそうでした。


実に複雑な思いを抱いてお店を後にしました。短い後ろ髪を引かれる思いで。


<追記>この記事を、「愛媛グルメ紀行を振り返る」シリーズで掲載しましたところ、「伯方塩ラーメン」の店主様から、当初の記事アップ時と同様のご抗議を頂きました。それに付きまして、そのご抗議の内容と、それに対してのワタシの考えを<追記>の形でお示しします。

「伯方塩ラーメン店主様」のご抗議内容<前のブログの時にも書きましたが、会話を要約して正確じゃない内容で私を登場させないでくださいね。削除希望します。>

<記事中のつまみ食いのような私の発言部分を削除していただけるなら、記事自体は別に削除していただかなくて結構です。 あなたの主観と推測を補完するために、許可なく私が登場させられていることが腹立たしいだけですから。>

ワタシの意思<明確に申し上げておきたいことは、会話に悪意を込めて改竄したものではないということです。話の文脈を正確に表現したつもりです。しかし、残念なことにそれが店主様に伝わらなかったようで、その点に関しましてお詫び申し上げます。 >

<ワタシの今般の記事の趣旨は、「伯方の塩」の有意義さ大切さを認めた上で、「伯方の塩」と消費者をつなぐ大切な意義をお持ちのお店だと拝察しました。その趣旨で、今後とも継続して美味しいラーメンを提供し続けていただきたいという願いを込めた記事としたつもりです。貴店の今後益々の発展を心より祈念しております。>

以上です。つまり店主さんにとっては、「会話のつまみ食い」ととられたようですが、会話の大意に付きまして重大な誤謬があったとは考えておりません。「伯方の塩」が産まれた経緯と、そこに至る創業者の方々の「想像を絶する闘い」の歴史を垣間見た者として、その「伯方の塩」を使っての、一般消費者との繋がりを貴重に思いこそすれ、それを批判する考えは毛頭ないことを申し添えておきます。貴店のご発展を祈るばかりです。




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じゅんさんならではの切り口

じゅんさん、おはようございます。

こんな切り口の記事は、誰でもがそう書けるものではありませんね。
なんとも深い内容で、私など口を挟む余地などありませんwww

思いのたけを吐ける、それを理解した上で聴いてくれるお客さんはそうは居ないでしょうから、ここの大将も有意義な時間だったのではないでしょうか。

私がレビューした時も、わざわざ私のブログへコメントくれたような、熱いハートの大将ですし、今回の会話の内容など拝見していますと、これからも進化するんだろうなと思いましたね。

いずれにしましても頑張って欲しいお店の1軒です(^^)

それは

乱駆郎様
今日のコメントは褒めすぎですよ。
大汗かかせないで下さい。ただでさえ、汗っかきなのですから。

「伯方塩業」のことを、普通の人より多少深く知っていたので、こういう会話になりました。大将の方も意外じゃなかったでしょうか。

せっかく意思を高く掲げてやっておられますから、ぜひとも根を張って成功していただきたいですね。

No title

一言だけ言う

ラーメン食い過ぎ

疑問

こんばんは!

今回のお店、塩に対する情熱をもたれていいお店だと思いますが何故ラーメンでなければいけなかったのかなと感じました。ラーメンだとどうしてもだしに頼らざるを得ないと思うんです。もっと塩が直接的に訴えかける料理のほうがよかったのでは?例えば、魚の塩焼きとか焼き鳥とか…

情熱をかける店主さんに失礼なコメントですいません。でも伯方の塩の素晴らしさはわかってます。

ご忠告

無名様

貴重なご忠告ありがとうございました。

ラーメンだけではなく、うどんにしてもそうです。
仰るとおり、全般的に食べすぎですよね。

ええ、言わば命を縮めながら書いているようなものです。

何時かは限界がくるでしょう。でも、それが何時かは神のみぞ知る、ですね。

まだしばらくは続けられそうです。

なぜラーメン?

M様
このお店が塩を使ってラーメンを提供しているか、それがなぜラーメンなのかはわかりません。

想像ですが、ラーメンなら誰にでも親しんでもらえる食品だということではないでしょうか。しかも、手が出しやすい価格で。

また、当時一種のラーメンブームだったことも関係があるかも知れないですね。

なお、「伯方の塩」の歴史は奥が深く、様々に考えさせられます。

ご来店ありがとうました。

先日はご来店ありがとうございました。

話の内容、脚色しすぎですね。
会話として書き込むなら、
正確にお願いいたします。(笑)

味の評価は、人それぞれなのでどう書かれてもいいのですが。

ネットというものは、不特定多数の人が見られるものなので、
脚色が過ぎると、客観性を欠きますので、
私がしゃべってないことまで、
私の言葉になってしまいますのでよろしくお願いいたします。

出来るだけ

店主様

コメント、わざわざありがとうございました。しかも、キチンとチェックまでしていただいて恐縮です。

会話の内容に脚色が過ぎるというご指摘は、店主様がそうお感じになったのならお詫び申し上げます。ワタシとしましては、お話しいただいたことの趣旨を生かして、出来るだけ正確に表現したつもりですが、及ばなかったようです。そこは素直に申し訳ないと思います。
録音機を持ち込んでの会話ではありませんので、言葉の一字一句の再現は困難です。従って、「伯方の塩」に関する熱き思いと、それまでの経過をメインに会話の内容を再現したつもりです。でもそれはどうやら適わなかったようですね。

ただ、明確に申し上げておきたいことは、会話に悪意を込めて改竄したものではないということです。話の文脈を正確に表現したつもりです。しかし、残念なことにそれが店主様に伝わらなかったようで、その点に関しましてお詫び申し上げます。

味に関しましては、文中でも書いておりますように人によって評価は千差万別です。それを承知の上でご理解いただいたようで、この点はホットしているところです。

ワタシの今般の記事の趣旨は、「伯方の塩」の有意義さ大切さを認めた上で、「伯方の塩」と消費者をつなぐ大切な意義をお持ちのお店だと拝察しました。その趣旨で、今後とも継続して美味しいラーメンを提供し続けていただきたいという願いを込めた記事としたつもりです。
貴店の今後益々の発展を心より祈念しております。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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