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「内子町 片岡食堂」・「愛媛グルメ紀行」 300

今日は、喜多郡内子町にある老舗中の老舗”片岡食堂”さんをご紹介します。


この”愛媛グルメ紀行”を書き始めて、今日で300回となりました。


ここまで、同じお店に複数回お邪魔してお昼を頂いても、アップするのは1回と決めてご紹介してきましたので、このお店が”300店舗目”となります。


しかし、全部違うお店をアップし続けるのは次第に限界に近づいていますので、これ以降は”再訪”したお店もアップして、初回のアップとはまた違った面をご紹介できればと考えています。

玄関1   さて、内子の”片岡食堂”さんです。


このお店はブログ友の”乱 駆郎”さんに教えていただきました。300号に相応しいお店を教えていただいたことに感謝いたします。


場所は、国道56号線内子町内に入ったら、内子の”町並み保存地区”から一本北に入ったところ、県立内子高校正門からは20mほど東にいったところにあります。


ちょっと探しにくい所にありますが、内子町の方に聞けば誰でもご存知です。

メニュー2   メニューは8つ。中華そば系が3つ、うどん系が4つ、後はいなりだけです。


お店に入るなり「御そば?」っと、お店の方に声を掛けられます。


このお店に来られるお客さんのほとんどが”中華そば”を注文されますので、お店も心得たものです。


「ええ、”中華そば”を一つ!」と注文を告げます。


厨房の中には、ご主人と奥さんの2人。直ぐに注文した”中華そば”が奥さんによって運ばれて来ます。

中華そば4   これが”中華そば”、お値段は500円(内税)です。


この画像を見て、「アア・・・懐かしい!」っと思われる方は、それなりの年齢の方でしょう。


町の、街の”食堂”の”中華そば”です。奇をてらったところなど何一つない、真っ当な”中華そば”です。


決してラーメン屋さんや中華料理屋さんの”ラーメン・らーめん”などではありません。


完全に別種の食べ物です。

アップ5   いりこで丁寧にとった出汁に、製麺所から仕入れた普通の”中華麺”、具材は、かまぼこ、す巻き、モヤシ、ネギに海苔1枚です。


メンマもチャーシューもありません。


透明なスープ、やや甘めですがスッキリと味わえます。麺だって、コシがどうの、という食品ではありません。


スーツを着て、一人で店に入ってきて”中華そば”をカメラ片手に啜る初老の男。


厨房から奥さんが出てきて、不思議そうに「どこから、きなはった?」っと。


「ええ、松山からです」と、ワタシ。


「内子の町は見なはったか?」と、奥さん。


「いえこのお店に、この”中華そば”を食べに来ました。食べたら直ぐに松山に帰ります。まだ仕事中なので」と、ワタシ。


すると、それを聞いていたご主人が厨房から出てきてワタシの横に座った。

麺6   「お仕事は・・・・第二の人生ですか?」とはご主人。


「ええそうです。今の仕事は6年目。まさに第二の人生真っ盛りです!」と、ワタシが応えると温かい笑顔がご夫婦に浮かんだ。


「前の仕事は何をされとった?・・・〇〇か、□□かな?」と、真っ先にワタシの前職の〇〇が出てきた。


「え?何で分かったのですか???」っとワタシ。


「フフフフ・・・・何となく」と、ご夫婦が声を揃えた。


「実はなー、このお店は奥さんの(自分の)の父親と母親がここで始めたんよー」とご主人。


「ワタシは、県職やって、定年退職して、今は奥さんの皿洗い手伝っとるんよー」


聞けば、ワタシより3歳年上。

先代3   その先代ご夫婦が、南海放送の看板番組の”もぎたてテレビ”でこのお店が紹介された時の記念写真に収まっていた。


その写真には”しまなみ海道開通記念”とあった。”しまなみ海道”が開通したのは1999年5月1日。


今から13年前のこと。「このお店は何時からやっておられますか?」


奥さんが、「そうよなー、父と母が始めて私で二代目、もう50年はトウに越えたやろか?」っと。


「もう今では、私らの健康維持の為にお店やっとるようなもの!」と、女将。

店主7   「そうよナー、もう年金で食べられるけど、昔から来てくれるお客さんもおってナー」と、ご主人。


「じゃけん、うちは午前11時から午後の4時までしかやっていないンよー、時々夜来る人がおって、気の毒でナー」と女将。


「こうやって、来てくれたお客さんと世間話を楽しむンが、私らの楽しみなんよー」とご主人。


ワタシを取り囲んで、”中華そば”を食べ終えるまでにひと時、他のお客さんを交えての楽しい談笑の時が流れた。


久万高原町の”真木食堂”さんをご紹介した際に、食堂で食べる食品は、その食品と同時に””を食べることと書きました。


この”片岡食堂”さんで”中華そば”を啜るのも、まさにお母さんの時代から連綿と続く様々な””を頂くということです。


創業者のお父さんとお母さんが優しく微笑む写真の下で、二代目の女将さんの笑顔がはじける。


フッ・フッ・・・美味いわけです!


300店目を飾っていただいて、ありがとうございました。






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非公開コメント

祝♪ 300達成!

じゅんさん、おはようございます。

愛媛グルメ紀行300軒おめでとうございます。
もうここまで来られたら、このブログは"偉業"です。素晴らしいです。

片岡食堂さん、絶対気に入っていただけると確信しておりました。
で、まさしくその通りだったので良かったです♪

なんとも温かい記事で、片岡食堂さんの良さが語りつくされていますね。私などが書くと、直感的な事しか書かないのでどうしても薄っぺらになってしまいますが、じゅんさんの記事はお店の背景を語ってくれますから内容に深みがありますよね。これは真似出来ませんし太刀打ちできません。
お見事です。

今後も楽しみに拝見させていただきます。
再訪シリーズも楽しみにしておりますので、次は400軒目指して頑張って下さい!!


ありがとうございます

乱駆郎様

先ず貴重な情報提供に感謝します。
そして過分なお褒めをいただき恐縮しております。

いつの間にか、ブログが1000号を越えたように、このシリーズも気が付かない内に300号になっていました。

片岡食堂さんは、いやいやうれしいお店でした。暖かい時間と空気が流れているお店ですねー。300号を飾るに相応しいお店で、いい出会いを与えていただいてありがたいと思っています。

記事の内容については、ワタシはただお店の方がお話頂ける内容をそのまま記録するだけです。
ただ一点だけ自信があるといえば、多分1時間や2時間なら、その間に交わされた会話を、メモや録音を取らず、正確に、しかも雰囲気も含めて再現できる能力だけは、徹底的に訓練されましたから。それだけですね。

すばらしい!

じゅんさん
本当にこつこつとここまで、よくぞ、と感心いたしております。
すばらしいの一言です。
もちろん、その内容も含めて全部です。

ただ単にその店の出される料理のことをあれこれと書いたブログは
ほかにもありますが、そのご店主の方の想いとか、じゅんさん
ご自身のお気持ちとか、そういうところまでお書きで、
これがじゅんさんのぶろぐの持ち味というのか、個性になっていて
ほかの食べ歩きのブログとはまた違った味が感じられます。
ここに登場するお店の何軒かは私自身も実際に行ったことのある
お店もあるのですが、じゅんさんのここに書かれた文章を拝読して
ああ、そういう考えがあって、そうなっていたのか、と
気づかされたことも多々ありました。 
これからも、更新楽しみにいたしております。
どうぞよろしくお願いいたします。


祝 300回!

おめでとうございます v-263
記念すべきこの会を、わたしが県内で一番好きな中華そばで迎えられたことをとてもうれしくかんじます。
ここの香りが頭に浮かんで、内子インターを降りたことはかぞえきれません。おばちゃんとゆっくり話したことはないですが、そんな歴史があったのですね。
また、食べたくなってきましたv-218

300店舗達成おめでとうございます!!

ただただ、じゅんさんとお知り合いになれたことに感謝してます!!じゅんさんのブログを読んでいると勉強になります♪

益々のご活躍をお祈りしてます!!

いやーお恥ずかしい

謙介様

ご丁寧なコメントを、どうもありがとうございました。しかも、色々お褒め頂いて、尻こそばゆい思いをしております。
300店というのは、何度も書いてきましたが300人の店主さんだけではなく、そのご家族の方々、従業員の方々との出会いです。
別の方のコメントにも書きましたが、「お店巡り」は「人巡り」です。

そこで様々な出会いがありました。このシリーズを続けていなかったら決して出会えなかった方ばかりです。本当にありがたいことです。

また、実に多くの方々にコメントを頂くようになりました。当初は全く考えてもいなかったことです。それらの多様な皆様のコメントが、もう一つの大きな支えとなっております。それらも本当にありがたいと思っています。

ワタシは派手なパフフォーマンスは出来ませんが、ただただ朴訥に新しい出会いと笑顔を求めてこのシリーズを書き綴っていきたいと考えています。これからも、よろしくお願いいたします。
今日は本当にありがとうございました。

ありがとうございます

ikechan様

ご丁寧に、ワタシのようなつたないブログに祝いのコメントいただきありがとうございました。

いつの間にか今日に至っていた感じです。ただ、その日々の間に様々な方の笑顔に接することができてひたすら感謝しているところです。

内子の片岡食堂さんがお好きでしたか。分かります、そのお気持ちは。ご夫婦のお人柄に触れながら、食べさせていただく「中華そば」は、もう格別ですよね。またお訪ねしたいお店の一軒となりました。

これからも、よろしくお付き合いください。本日は本当にありがとうございました。

こちらこそ感謝です

M様

お忙しい中、しかもお疲れの中でわざわざコメントいただき恐縮しています。

あれよアレよと言う間の300軒目でした。ブログ1000回更新の時もそういう感じでしたが。

そして沢山の方と知り合えて、笑顔をいただけて、こんなにうれしいことはありません。

またMさんと知り合えたことは、ワタシにとっては貴重な財産となりました。私はどちらかというと、デスクワークの世界で生きてきましたから、頭でっかちな面があります。

ところが、それをキチンと現場と原則に照らして様々なアドバイスやご意見をいただき感謝しています。こういう裏づけが、今までのワタシには一番不足していたことですから。

これからも、よろしくお付き合いください。
本日は本当にありがとうございました。皆さんにも感謝の意をお伝えいただければ幸いです。

300店舗おめでとうございます

おめでとうございます。

このブログを知ったおかげで、いくつもの未知のお店をまるで友人から紹介してもらったような安心感をもって訪れることができました。ありがとうございました。
お店の人が本当に胸襟を開いて歴史なり思い入れなりを語ってくれていること、確かな知識に裏打ちされた客観的な料理の評価がなされていること。この二つが同時になされているブログは他にあまり例がないように思いますし、じゅんさんならではのことだと思います。

片岡食堂さんは乱駆郎さんに教えていただきながらいまだ訪問できず、じゅんさんに先を越されてしまいましたね。私もぜひ行ってみたいです。

恐縮です

ファットマン様

お褒めのコメントをいただき、恐縮に思います。
お陰さまで、このシリーズで多くのお店の方々と知り合えましたし、コメントを下さる方々との情報の交流が広がりました。
そのことによって、様々な見方、感じ方があることも知りました。

また、ワタシの生活の中で大きなリズム、アクセントが出来て、好奇心のエリアも広げることが出来つつあります。

好奇心が、心の若さを保つ秘訣ではないかと思っておりますので、これから更に新しいお店、新しい感動の輪を広げて生きたいと思います。
これからも、お互いに切磋琢磨して楽しみきりましょう。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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