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「めん工房 家族庵」・「愛媛グルメ紀行」 309

今日は余戸中6丁目、伊予鉄郡中線沿いに走る県道松山松前伊予線のゼットワイ余戸店内にある”めん工房 家族庵”さんをご紹介しましょう。


場所は、郡中線余戸駅近くでフジが運営する”ゼットワイ余戸店”の2階にあります。


こういう商業複合施設にテナントとして入るのは、ひとえにその施設の集客力を期待してのことでしょう。

アプローチ1   こちらが、ゼットワイ余戸店の共同駐車場から見たお店へのアプローチです。


施設全体の集客力がお店の経営を大きく左右すると思いますが、このお店は更に2階にあるという立地の壁を乗り越えなければなりません。


一階の商業施設が客を呼んでも、2階にまで客を引き上げるにはお店の強い魅力が不可欠です。


さて、このお店はどうでしょう。

メニュー2   この画像は、お客を2階に引き上げるために1階の階段横に設置されたメニュー看板です。


まずこのお店の名乗りが”めん工房”とあって、更に”自家製麺”と表示され、サブ名乗りが”うどん・そば・定食”とあります。


画像では見えませんが、メニュー看板の下のほうには”ラーメン”や各種定食メニューが並んでいます。


そうです、”うどん”、”そば”、そして”ラーメン”と、外食3強トリオを用意されたのです。


お店の名前を”家族庵”とされたことが、これら多様なメニューに現れています。

店内3   実は、この多種多様なメニュー構成をお客さんがどう考えるかが問題でしょう。


今までの経験では、”雑多なメニュー”を用意しているところに感動を呼ぶお店は”皆無”でした。


一体何をお客さんに食べて欲しいのかが絞られていない感じは否めず、結局お店の個性が薄いというお店が多かった。


ところが、今まで唯一の例外となったのが、5月14日にこのシリーズ286番目のお店として採り上げた”にしきそば”さん。


ここの”更科蕎麦”は絶品でした。ですから、”家族庵”さんもそういう例外に属するかもしれないと期待しました。

釜揚げ上4   そこで、自家製麺をウリモノとしているならうどんそのものを味わえる”釜揚げうどん”しかないだろうと、それを注文しました。


それにしても、うどんもそばもラーメンも自家製麺なさっているとしたら、これまで出会ったことがなく、それはそれで凄いと思いますが・・・・


なお、このお店は注文が入ってからその都度””を湯掻きますので、その待ち時間が15分前後かかります。美味しいうどんが食べられるなら、何等厭(いと)う時間ではありません。


そこで出されたのが画像の”釜揚げうどん”、お値段は550円(内税)です。

釜揚げ5   ”釜揚げうどん”の鍋に浮かぶ一葉のシソの葉。


雰囲気は悪くありません。


でも、うどんを食べなくてもうどんの質と味はおおよ想像がつきます、その鍋の中を浮遊する麺の姿で。


釜揚げうどん”の魅力はひとえに、うどんを湯掻いた釜からそのままあげた場合のみ味わえる”麺の滑り”(ぬめり)です。

薬味6   薬味をよく見ることも大切です。


ダメなお店は、この薬味から水分が飛んでしまっていて(ひどい時は干からびている)薬味の役目をなしません。


その点で言えば、このお店の薬味は瑞々しくて合格です。


このお店の薬味は、刻みネギと生姜と胡麻、それにつけ汁の中に予め丸まま入っている”鶏卵”。


ただし、”生卵”を一個つけ汁にボソッと入れるのは如何(いかが)なものでしょう。お客さんの選択に任すべきではないかと思いました。


生卵が嫌いという方や、”卵アレルギー”の方だっているのです。ここにお店の繊細な心遣いが感じられませんでした。

麺7   さて、肝心のお味です。


悪くは決してないのです。つけ汁だって、少し濃すぎるきらいはあったものの、それは好き好きという範囲。


でも、ワタシには何の感動も起きませんでした。麺そのものの完成度が高くない・・・・


釜揚げうどん”に求められる、本来の”滑(ぬめ)り”がほとんどありません。


麺そのものが・・・・艶(なまめ)かしいほどの弾力と艶に欠けるような・・・・マ、これはワタシ個人の食感に過ぎません。


しかし敢えて厳しい言い方をすれば、滑(ぬめ)りのない”釜揚げうどん”なんて、単なる”湯漬けうどん”に過ぎないと。


このお店が、釜の中から直接あげて、麺を洗ったり水で締めたりしていないことは目前で見ていました。


それなのに、”釜揚げうどん”が本来持っていなければならない””(つや)に欠けるということは、自家製麺を名乗る””そのものに力が不足しているのでは?と思うのです。


このお店、今年の3月に開店されたばかり。店主とフロアー係りの女性の2人でやっておられます。


このお店が家族連れで賑わうように育つことを切に祈念してお店を後にしました。




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なるほど

スーパーマーケットの2階という立地、麺類はじめなんでもありのメニュー構成。きくりんさんのブログに紹介されてなければ、私もまず間違いなく入ることはなかったと思います。
多くのお客さんが来てくれるお店をつくるのは難しいことですね。料理の内容以外にも色々な要素があるのでしょうね。

それにしても眼前で釜から揚げた釜揚げがあまり美味しくないというのは問題ですね。水で締めたうどんはなかなかおいしかったですよ。なんでなんだろう、不思議ですね。

不思議

ファットマン様
ワタシも、なんでだろう?と不思議に思いました。

多分、ワタシのお気に入りのうどん屋さんである萱町の「どん」さんのそれと無意識に比較してしまうのかも知れませんね。どうしても、その分野でイチオシのお店が出来ると、味覚はその味に引かれてしまいます。ですから、ワタシの他のおうどん屋さんの評価が辛くなりがちになるのではと思います。

それと、ショッピングセンターに入っている「インショップ」は、例えそれが専門店であっても、手軽に入れる気安さからか、単独店舗に比べると一段低く見られる傾向は否めないと思います。その意味で、このお店は二重三重の立地困難点を抱えていると思います。

うどんに特化

じゅんさん、こんにちは。

このお店、ファットマンさんの記事を読んで認知していました。

他の方々のレビューや此度のじゅんさんの記事も併せてみると、うどんに特化したほうが集客も望めるんじゃないんでしょうかね。
私は素人ですから的外れかもしれませんがwww

このZYの中には、ちょうど家族庵さんの真下だと思いますが、ラーメン屋さんがありますよね。あそこは結構長くご商売されているんじゃなかったでしたっけ?それだけ続くってことがラーメンに特化してるからだとしたら、お客さんは何でも屋さんは望んでないってことですよね。
私にしても、うどんを食べるなら、何でも屋さんよりはうどん屋さんで食べると思いますしね。

何はともあれ、私も一度ご相伴に与かってまいります。


それ、正解

乱駆郎 様
乱さんの「うどんに特化」したほうがいいというのは正解だと思います。
うどんもラーメンも蕎麦も、全て自家製麺だというのもかなり無理な話だと思います。
昔からある町の食堂と同じ路線をとっても、お客さんがそれを認知するというのはかなり難しいことです。
他にもいっぱい飲食店があるのですから、自分の得意分野に特化して、その分野を磨いていく方が、お客さんの支持を得ることが出来るのではないかと思います。
なお、味についての感想は様々ですから、一度お試しになるのはいいと思います。フォンターナさんや春光亭さんほどはお薦めしませんが。

ありがとうございました

匿名様
コメントありがとうございました。

しかも、こちらの趣旨をしっかり捉えて頂いたことに感謝いたします。

皆様の支えがってこそだと、常に感謝を忘れず一層精進したいと思います。

周辺の方々の安寧をお祈りいたしております。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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