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「中華料理 太白」・「愛媛グルメ紀行」 310

今日は道後湯之町の、通称護国神社通り沿いのスーパー”ダック松山”前にある”中華料理 太白”さんをご紹介しましょう。


このお店、ワタシはこのシリーズを書いていなかったら先ず訪ねていないと思います。


このお店を訪ねたきっかけは、ブログつながりで知った”キクリン”さんの記事にアップされているのを拝見し、思い立ちました。


その”キクリン”さんの記事の内容といい、画像といい、実に美味しそうに見えたのです。

玄関1   こちらが、このお店の玄関と言いますか店構えです。


正直に書きますと、”キクリン”さんの記事を拝見したその日、このお店の玄関前に立ちました。


ところが、この店構えです。とてもお店に入る気にはならず、そのまま引き返しました。


そして、2~3日経って勇気を出してお店のドアを開いたのです。

店内2   で、目に飛び込んできた光景がこちらです。


店内を見て、思わず「ウッ!!」と立ち止まり、その雑然とした店内に気おされるようにユーターンしてお店を出ようと思ったのです。


でも店内は狭く、真正面から店主の奥さんと視線が合ってしまって「いらしゃい!」と声を掛けられて、帰るに帰れなくなってしまったというわけけです。


確かに”キクリン”さんの記事でも、店内の散らかしっぱなしの様子は書いてありました。


でも、ここまでとは・・・・

メニュー3    「そうだ!確か料理は美味しいんだった」と、気を取り直してメニューを見ました。


その時、店内には中華丼を食べている作業着姿の青年が一人いました。


そしてこのシリーズも300軒を越えましたが、今まで一度も注文したことがない”炒飯”を頼みました。


嫌いではないのですが、今まで一度も注文しようと思ったことがありません。注文しなかった特別な理由はありませんが。

スープ4   こちらがスープ、どこと言って特徴があるものではありませんでした。


ワタシが、メニューをデジカメで写していると店主の奥さんがワタシに話しかけてきました。


「アッ、メニュー写すなら、ここにコピーした紙があるけん あげるよ!」っと。


「イエ・・・・・メニューの写真撮りたいので」と、言いよどんでいると。


「こっちのコピーやっらた、メニューの裏も表もイッペンに見えるんよ」と女将に迫られた。


「なー、おばちゃん、違うんよー、その人、そのメニューを写したいよー」っと、中華丼を食べていた青年が助け舟を入れてくれた。


「え??メニュー写したいン??えー!そしたらあの”ブログ”とかいうヤツー?」と女将。


「あー、ア~、最近オルー!、そーゆー人。お客さんはどの県から来られたン~?」


「いえ、松山ですよ。その”ブログ”を見てこのお店に来たのです」と、やっと納得していただいた。

炒飯上5   「このお店は何年前からやっておられるのですか?」と尋ねてみた。


「えーーっと、そうー、42年になる。ワタシと主人が結婚してお店出したんよー。そうしたら一年で妊娠して子供を生んだんよー」


「間をおかずに、また直ぐに次の子が出来て、ソウヨナー、7年か8年は昼と夜は人を一人雇って。ワタシは背中に子供オブって洗い場を手伝って・・・」


「じゃあこのお店で2人のお子さんを育てられた」とワタシ。


「うん、ソーヨナー、お陰で何とか育てられたー」と、ワタシに応えながら。


「アアア、いらっしゃい。どこでもいいケン、座って!」と、一人で入ってきた70歳を少し越えたくらいの女性客に声を掛けた。


「それで、後は主人とずーーーっと2人でやっとるンよー」と、一気に。


「アレーー!ママさん、今日はスゴク片付いとるねー!綺麗になったがねー!」と、その女性客が女将に声を掛けた。


「エーーーー???じゃあ、前はド ン ダ ケ ---???」と絶句したワタシ。


すこしおいて、また70代に見える女性客が一人でお店に入ってきた。


綺麗に片付いたと褒めた女性客に向かって「ここ座っていいー??」と、後から入ってきた客が。

炒飯6    「ウン、座って。どうせなら一緒にご飯食べたほうが美味しいケン」と初めの女性客、同じテーブルの空いた席を指差した。2人に面識はない様子。


それらの会話が交わされている内に、”炒飯”500円(内税)の写真を撮っておかなきゃと、デジカメを構えた。


すると女将、またワタシに近寄ってきて「えーー?この炒飯、このカメラに入るンー??」っと。


「エッ・・・・カメラの中には入らんけど・・・・」と、また言いよどんでしまった。


「エッ?やってみて!」と、女将が身を乗り出す。


そこで止む無くシャッターを切った、それがこの画像。


すると女将、ワタシの後ろに廻って、デジカメのディスプレイを見て「ああああー、チャーハン、入っとるーー!!」とはしゃいだ。


「そ・・・そうよー、ウン、入ったねーー」とワタシ。

アップ7   ワタシたちのデジカメ騒動をよそに、見知らぬ同士の女性客が会話を交わしていた。


「その食べヨンは何にー?」と、後から来た客が。


「ウン、これ、”天津飯”ゆーんよー。卵にカニ肉が入っとって、美味しいんよー!」と。


「”芙蓉蟹”(フーヨーハイ)なら、カニ肉入ってるかもしれないけど・・・・ここの”天津飯”にカニ入ってるかなーーー???」っと、そっとつぶやいたワタシ。


「私は、ここのラーメン食べてナー、後は散歩に行くンヨー、公園の周りを」と後から入ってきた女性客。


「ウンウン、散歩はエーワイナー!」と、今度は女将が会話に参加した。

飯8   その間隙を縫うように、これらの写真を撮った。


そうそう、肝心の”炒飯”のお味です、エエ、そこそこに美味しかった。


ご飯が、ちょっとくっつき気味の”半パラパラ”で、でも一粒一粒がキチンと油でコーティングされている。


焼豚と海老がちゃんと入っていて、やはり家庭では作れない美味しさ。唸るほどではないけど。


「店名はなー、お店を始める時主人と2人で考えたんよー。ここらにない名前でー。そこで主人が”漢詩”から見つけたんよー、ええ名前ヤロー!」と女将。


「え?”漢詩”で”太白”(たいはく)とは、唐の”李白”(りはく)のことかな?」と心の中で思った。


中国詩人を代表する人で、”杜甫”(とほ)と並び称せられる”李白”の字(あざな)は・・・・確か”太白”だったはず。


それは、確認しないままお店を後にした。


何とも不思議な空間でした。


42年間は・・・・ダテではない。




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No title

じゅんさんおはようございます。 実は私も5月の連休明けにこのお店に行きました。チャーハンと餃子を頼みました。ちょっとお店の中が雑然と(笑)していて、、。 テレビのところ、地デジ化になって、もうテレビは止めたんでしょうね。テレビのあったところ、ラジオが置いてありましたね。お店の材料はお向かいに買いに行かれているようですね。おばちゃん、途中で居なくなったと思ったら、しばらくしてスーパーの袋を提げて帰ってきました。肝心の味ですが、うーん、ちょっとチャーハン、べちゃついていたように思いました。それから、フ○のZYですが、ZYって、「ぜったい、やすい」の 頭文字だとか。聞いて笑いました。

42年の歴史

じゅんさん、おはようございます。

こりゃまたディープなお店ですねー。
お店の外見も、一見で飛び込むのはかなり勇気がいりそうな佇まいですね~!
でも、こうやってお店の内容を知ってしまうと、逆に興味が出てくるから不思議ですwww

食べログで調べてみても皆さん高評価。5点満点中5点の採点してる方も何人かおられましたよ。

じゅんさんの記事を拝見して観た美味しそうな炒飯に感じの良い女将さん。
やはり、42年の歴史はウソをつきませんね。

なるほど

42年間、このお店で子供を育ててきたおばさんのキャラが素晴らしいですね。デジカメのくだり最高です。
最後の一行につぶやくように込められた一言に、笑ってしました!(^^)!
そして、とても行きたくなりました。

このお店は

謙介様
通常でしたら、店内の乱雑さに眉をひそめ、その事を厳しく書くワタシですが、このお店はもうそういう次元のお店ではないと思って書きませんでした。
また、味も確かに洗練されているとか、さすがプロの腕という感じでもありませんでした。
それなのに、このお店は現に存在しています。これはある意味驚異的なことだと思ったのです。ご苦労様、お疲れ様と言いたくて。

ところで、絶対安い⇒ZY。ほーーー、知りませんでした。アルファベットの最後の二文字なので、価格の底、そういう意味かと思っていました。どちらにしても笑っちゃいますね。

存在意義

乱駆郎様
このお店の存在意義はどのあたりにあるのか?私なりに様々考えてみたのですが、これだ!という決定打はありませんでした。
なぜ、このお店が42年間ももったのでしょう?

猥雑乱雑な空間で、思いっきり戸惑った、そういう感じですね。

でも、一点だけ明確なのは、素朴で気さくな女将(お客さんはママさんと呼ぶ)のお人柄が存続に大きな役割を負っているということではないでしょうか。

ぜひぜひ

ikechan 様
またまたコメントいただきありがとうございます、お忙しい中を。

この異次元ワールドのお店、ぜひぜひお試し下さい。

そして、カメラで撮影を始めてみていただきたい。すると、ワタシが書いたことが、決して誇張などではないことが体験できるでしょう。

このお店の空気感を表現するには、ああ言うしかなかったのです。

興味深く読ませていただきました。
じゅんさん、面白いです♪(笑)
ほんと、味もそこまで洗練されたものでもないんですよね。
この店のウリは“不思議”なところなのかもしれません。
店の方は、無意識だと思いますけど(笑)

自分のブログでは触れなかったんですが
スープは、醤油さしのような容器からピュピュッと注いだ液体を
ポットのお湯で割っただけのものです。
なので、あんな味なんです(笑)

そうか!

キクリン様
貴重な情報提供、ありがとうございました。キクリンさんの情報がなければ、決して訪れることはないお店でした。

そして、なぜこの程度のお店が42年間ももったのか?謎でした。

その答えが今日のキクリンさんのコメントでおぼろげながら分かった気がしました。なるほど「不思議」の魅力!」
あるんですね、こういう空間のお店が。

お湯を注いだだけのスープ、改めて絶句しました。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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