「再開 春光亭」・「愛媛グルメ紀行」 308

今日は、井門町の松山インターに程近いらーめん専門店”春光亭”さんをご紹介しましょう。


結論から書きましょう。”衝撃と、魂を揺さぶられるような感動の超オリジナルらーめん”と出会いました。


場所は、国道33号線の松山インター入り口から約200m程森松寄りの”ヤマダ電機テックランド松山本店”の向かい側にある四国マリン石油GSを西に入ったところにあります。


国道33号線からは、お店の看板と店舗のごく一部しか見えないので見落としがちなお店かも知れません。


実はこのお店、2年9ヶ月ほどお休みしていて、久しぶり再開となったお店です。

玄関1   こちらがお店の玄関です。


お店の前には駐車スペースが2台しかありませんので、埋まっている場合は近くで駐車場が空くのを待つことになります。


実は以前からなぜか気になるお店で、何回もお店に行ったことはあるのですが何時もお店は閉まっていました。


そのとき、”ひめブログ”(ワタシも入っています)の”nomchan.com”というブログで再開されていることを知り、早速訪ねていったということです。(nomchan様には感謝します)

看板2   こちらがお店の看板、国道33号線から、注意していれば見えます。


”ラーメン”とせずに”らーめん”としているのには訳があります、それは後ほど。


他のラーメン店が”らーめん”と気取りやおしゃれを意識して名乗っているのとは、まるで次元が違う理由があるのです。

店内3   店内では、まだお若い店主が一人でお店を切り盛りされています。


「何度来ても、お店が閉まっていましたが再開されたのですね」と声を掛けました。


すると申し訳なさそうな顔で、しかも消え入るような声を搾り出しながら「・・・・・ええ・・・・2年と9ヶ月・・・・」


お客さんは正午前、3人入っていて、その内1人がお店を出たので空いた駐車場に車を入れてお店に。


初めてこのお店に入ることが出来ました。

メニュー   メニューを見たときに、先ず”驚愕”させられました。


なんと、メニューは基本的には”肉そば”と”汁そば”のただ2つのみ。


後は、トッピングに”煮玉子”があるだけ。別途大盛りも選べるという超超シンプルメニューです。


食べた後で、なぜ2つだけのメニューでやっておられるか、やっとその理由の推測がつきました。

汁そば上4   こちらが”汁そば”、お値段は700円(内税)です。


注文した”汁そば”の出来上がりを待つ間にも「再開・・・おめでとう!」と笑顔で店主に声を掛けられた夫婦がお店に入ってきました。


その時も、店主は消えてなくなりたい、そういう顔をしながら、ただ「ありがとうございます」と、切れ切れに応えておられた。


お店は一人でやっておられますから、新しく入ってきた客の注文を聞きながら、注文されている”そば”を作り、食べ終わったお客の勘定の精算を済ませ、食器を片付ける。


それら一連の動作を、一つ一つ自分で確認しながら丁寧に静かにこれらをこなす。

汁そば5   さて、問題の”汁そば”です。


こちらが”らーめん”の外見です。


先ずこの外見、今までに見たことのないものです。


麺は平打ち麺のお店のオリジナル。スープはやや黄色がかった透明な色。


具材は、蒸した鶏を大振りに削ぎ切りしたものが3枚、それに”ミズナ”と海苔が一枚。


第二の衝撃は、この器から立ち昇っているスープの香り

アップ6   真っ先に”スープ”を啜ってみた。


ウッ!・・・・・え?・・・・・コ  レ  ハ・・・・・」絶句して声も出なかった。


何時も決まり文句のように書いて恐縮ですが、大学生になって以降40年余り、北海道から鹿児島まで(沖縄には行っていませんが)、全国の名だたるラーメン所はほとんど食べ歩きました。


雑誌やテレビなどで採り上げられる”ラーメン有名店”や2時間の行列ができる”超個性的なラーメン店”、横浜にできた”ラーメン博物館”など、数え上げたら切がないほど。


でも、デモ でも、このお店の”スープ”の味には生まれて初めて出会った。


このスープの味をどう表現すればいいのか。自分の表現力の乏しさが忌まわしいと初めて思った。


一番分かりやすく言えば、超高級料亭の一流の板前がじっくり時間と手間をかけてとった”吸い物”の味にさらに”上質なコク”を加えた味とでも言えばいいのか。


しかも、高級カツオの出汁をそのひと香りも逃さぬように、注意深く丁寧に心を込めて抽出した出汁がスープのベースになっています。


化学調味料など一切使わず、下世話(げせわ)で流行している、あの下品な”魚粉”などには一切頼らないという潔さ。


ストイックなまでに研ぎ退れた、至極(しごく)の味のスープです。

麺7   麺は、先に書いた通り”中太平打ち麺”で、カンスイを極力抑えて打ってあるオリジナル麺。きし麺にも近い。


この麺、確かにやや柔らかめに茹でてある。もっと硬めに茹でて欲しいと思う人がいるかも知れない。


でも、麺の硬さ柔らかさなど、この”らーめん”の完成度の高さの前では何の問題にもならない。


最初の”衝撃”が、”らーめん”を食べ進む内に”魂が揺さぶられる感動”に変わっていく。


何度も言って恐縮ですが、ワタシの心を鷲づかみにしたこの”らーめん”に完全に魅了された、完膚なきまでに。

蒸鶏8   この”らーめん”は、決して”ラーメン”ではなく間違いなく”らーめん”です。その理由はスープを味わえばたちどころに納得されるに違いない。


食堂の老舗の”中華そば”とも違います。完璧にオリジナル!です。


このスープは、うどんや蕎麦には当然のこととして、ちょっとアレンジすればイタリアンなど洋食にも合うに違いない。


海外の名だたるシェフが、有名老舗割烹の”吸い物”を啜って絶句したというエピソード、この”吸い物”をどうやって作るのか、決して思い浮かばなかったという話、納得できます。


そして添えられた”蒸し鶏”の、まあ上品な味。このスープと合わせると、鶏肉のほの甘さが浮き出てきます。

完食9   感動で身を震わせながら完食しました。


麺、スープ、そして具材、そのどれもが絶妙のバランスでお互いの良さを引き出しあっている。


そのどれもが完成度が高いのに、決して喧嘩などしていない、ガッシリと手を握り合って店主が作り出した”らーめん”を皆で支え合ってている。


これは、近近、もう一つのメニューである”肉そば”を味わいに来ざるを得ない、無意識に引き寄せられるように。


何と言う日だったのか・・・・・この日は・・・・・


最後に一点だけご忠告を。


それは、皆さんがこのお店を訪れた時、食べ終えて勘定を済ませる時のタイミングについてです。


店主がラーメンを作り、お客さんに出し終えたその瞬間まで、静かに待っていただきたい。


ラーメン作りに集中している時に、自分のタイミングで勘定を・・・というのは、このお店の場合マナーに反すると、ワタシはそう思いましたので。


このお店、メニューを2つに絞り込んだのは正解だと、上の忠告を書きながら納得した。


新たにスタートさせた”再訪シリーズ”の第2店舗目は、早々とこのお店になりそうな予感がした。





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おはようございます♪

ここは評判を聞いており、娘と何度もトライしましたが駐車場に入れず、
断念したお店です(^_^;)

お店を閉めてたんですか、また再開したとなると、挑戦しなくてはいけませんね(*^^*)
と言いながらも、最近は殆んど外食をしません(笑)
有る意味外食はしてるのですが、太陽の元でおにぎり弁当食べて満足してますからね(^m^ )プッ

大絶賛ですね(^^)

じゅんさん、おはようございます。

いやぁ、大絶賛じゃないですか~♪
ここまでじゅんさんが褒め称えるのは珍しいですね。

このお店は私も未訪ですが、食べログ辺りで話題になっていて認知しておりました。
機会をみて行こうと思っていましたが、じゅんさんがここまで大絶賛するくらいだから、早く食べてみたくなりましたwww
私も近々行ってきますね。

再開前を知っているブロガーさんの中には、以前と比べると味が落ちたとおっしゃってる方もおられましたが、概ね再開大歓迎!やっぱ美味しい!というレビューがほとんどでしたね。

そうか。そんなに美味しいのか~♪
では私も衝撃&魂を揺さぶられる感動を味わいに行ってくるとしますか!

評判だった

ベル様
そうですか、既に知っておられましたか。しかも評判だったんですね。
ワタシは、その評判は全く知らず、何気なく気になっていたお店でした。

確かに、駐車スペースが2台分しかありませんし、今はお客さんがどんどん入っていますから、車で行っても待たなければ入れない可能性が高いですね。
でも、一度は粘って味わってみる価値はあると思います。なお、2つのメニューの「汁そば」と「肉そば」は、鶏肉の量の違いだけですから、「汁そば」をお薦めします。

以前の味は

乱駆郎 様
以前の味というものは知りませんが、ワタシには特筆すべき味だと思いました。ご承知のように、味覚に関する個人差は大きいので、万人が美味しいと思うかどうかは疑問ですが、味わったことがない超個性的な味には違いないと。
実は、既に「再訪」して、今朝、7月第一週に「再訪2 春光亭」と題してアップの予約原稿を書いたばかりなんです。それほどの思いいれなんです。
美味しいというより、個性的と言ったほうが正確かも知れません。
なお、「汁そば」は鶏肉が3枚、「肉そば」はそれが3倍になります。
同時に「煮玉子」もお薦めです。黄身は半熟トロトロがお好きなら、スープを一口啜ったら、直ぐに煮玉子に取り掛かるべきです。(この事は再訪シリーズの原稿に書いたとおりですが)
ぜひぜひお試し下さい。

それと、「フォンターナ」さん、ことちらも乱さんをお待ちしている旨のことを「再訪1フォンターナ」のコメントで頂いております。

No title

最近ブログ等で「春光亭」さんの名前をしばしば見かけるような気がしてました。
伝説の名店が復活、といった内容が多かったように思いましたが。

しかし、じゅんさんがここまで誉めておられるとなると一度行ってみないといけませんね。むしろ激賞といった感じではないですか!
森松界隈はまあまあ私の行動範囲なのでフラれるのを覚悟で何度か行ってみたいと思います。

ぜひぜひ

ファットマン様
そんなに評判になっているのですか?
私は全くそういうことは知りませんでした。
むしろ、その評判の良さが気にかかりますね。余り客が押し寄せると、そのプレッシャーで潰されてしまうことを恐るのです。
店主さんは非常に繊細な方にお見受けしました。だから、勘定をするタイミングまで気を使って欲しいと書きました。
激賞と言いますか、「どうかゆっくり、のんびり、そして長ーくやってほしい」の一心です。
なお火曜日が定休日です。更に、開店後30分以内、つまり午前11時30分以内に行かないと満席になる恐れが。
また、駐車スペースは2台ですので、空くまですぐ近くで待機する覚悟が必要です。
超個性的な味をぜひお試し下さい。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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