FC2ブログ

「再訪3 闘牛」・「愛媛グルメ紀行」 329

今日ご紹介するお店は、昨年の1月26日にこのシリーズの3番目のお店としてご紹介した”闘牛”さんです。


このシリーズを書き始めた頃は、300店舗を超えることになるなどとは想像もしていませんでした。
「闘牛」 真っ当な「B級グルメ店」③

ですからスタートに当たって、とり合えず”今一番行きたいお店”から順番に紹介しようと考えました。


つまり、松山で唯一の(今まで47軒のラーメン店さんをご紹介してきた、ワタシの知りうる限り)”正統派東京ラーメン”を出す”闘牛”さんは、ワタシが最も足しげく通ったラーメン店さんで、同時に何度でも行きたいお店というわけです。

玄関1   こちらがお店の玄関。


場所は、1回目ご紹介した時のおさらいですが、久万ノ台の”県立松山盲学校”西側、国道196号線東側に面しています。


お店の名乗りは”自家製麺 中華そば”です。


東京では、”鶏がら”でとった透明な醤油味スープのラーメンを、多くの場合”中華そば”と呼ぶ慣わしがありました。


その”中華そば”という呼び名が、”東京醤油ラーメン”の正統派を意味していたからです。


東京ラーメンのメッカ、”荻窪”のラーメン店の多くは、透明で澄み切ったアッサリ味スープの”東京醤油ラーメン=中華そば”を出します。

店内2   久しぶりにお伺いしたので、少し早めにお店の入り店主さんとお話でもしようと思いましたが、この画像を撮った直後から客が増え、お話をお伺いするチャンスを逸しました。


もう一昔前になりますが、このお店がまだ花園町商店街にあった頃お店の移転新築計画が持ち上がりました。


その頃は今の仕事の前職の時代でしたが、縁あってお店の新築移転事業計画書をワタシがお作りました。


その移転計画は様々な理由で断念し、事業計画書は生かされることになりませんでしたが、そのことがきっかけで店主さんと知り合い、またこのお店の味に惚れ込んで常連客となった経過があります。

メニュー3   さて、メニューです。


このお店の看板商品と言えば、単に”ラーメン”と表記されている”醤油ラーメン”と、鶏モモ肉を丸ごと一本使った”鳥そば”でしょう。お値段はそれぞれ内税で450円と600円です。


この値段については、味といい内容といい、最近”雨後のタケノコ”のように出現している新興ラーメン店群なら、平気で650円と850円の値段設定になるメニューです。


そしてこのお店の隠れたる名品は、当日注文した”つけそば”、お値段600円です。

つけそば上4   こちらが、その”つけそば”です。


最近でこそ、こういう”つけそば”や”つけ麺”が一種のブームになっていますが、このお店はそういう世間の喧騒に関係なく、昔から淡々とメニューに掲げていらっしゃいます。


このお店の場合、”つけそば”は麺が二玉入っています。


それと”つけ汁”の量も多目です。

つけそば5   ”つけそば”がテーブルに供せられると、”つけ汁”のやや酸味の効いた鶏がらスープの香りが、先ず鼻腔に届きます。


「お・・・おほ・・・ホッ・・・」と、思わず声がこぼれる香りです。


そして、次に””のカンスイと小麦の強い香りが届きます。


小麦粉とカンスイが出会うと、小麦粉はどう変化するか?


カンスイが小麦粉のグルテン(たんぱく質)に作用し、フラノボイド効果で麺が黄色く着色していきますが、その変化の中でカンスイのアルカリ性が、一種のアンモニア臭となって麺の味を決めていきます。

つけ麺6   どうです!この黄色く発色した麺。


フラノボイド効果は、麺のコシを作る作用もあります。


つまりシコシコの、コシが強い麺となるのです。


この”闘牛”さんは、小麦粉を独自にブレンドし自宅で製麺しています。


言わば、このお店は”麺のプロ”なのです。

つけ汁7   ”つけ汁”は、普通のお店の”つけ麺”に比べてやや多目。


ワタシの持論ですが、”ざるうどん”、”釜揚げうどん”、更には各種”つけ麺”(このお店の場合は”つけそば”)のつけ汁は、麺を食べ終えた後はそのまま汁を啜って食べ終えることが基本だと認識しています。


ところが、ほとんどの”うどん屋”さんや”ラーメン屋”さんのつけ汁は、麺を食べ終えた後そのまま汁を飲み干せるお店はありません。


圧倒的多数のお店のつけ汁(あるいはつけタレ)は、濃すぎて飲み干すことは先ず出来ません。


麺は、多くの場合水でしめて出されますので、食べ始めは当然”つけ汁”はやや濃く作ってあります、それはどのお店でも同じ。


そして、”つけ汁”が麺を食べ進む内に水分で薄まっていきます。


麺を食べ終えたとき、残った”つけ汁”を何も加えずに飲み干せる濃度まで落とせるかを、厳密に計算できるお店だけが、何も加えず、何も引かずにそのまま飲み干せる”つけ汁”を出せるのです。

店主10   このお店の”つけそば”の”つけ汁”がまさにそれに当たります。


この名品を作り出したのが、画像の店主さん。


奥様と息子さんの3人で店を切り盛りされています。


ややピンボケで恐縮ですが、笑顔が素敵ではありませんか。


一種の名人ですが、何も驕ること高ぶることのない、ワタシと同じ”南予人”です。


”じゅんのつぶやき”に騙されたと思って、一度訪れてみて下さい。


最近の、ワタシに言わせれば”下品”な”魚粉”や”背油"などに頼り切った凡庸なラーメン店の味に毒された方には物足りなく思うかも知れません。


でも、”ラーメン”とは一体どういう食品であるのか?を問い直すことが出来る”ラーメン店”の原点にたつお店が、この”闘牛”さんなのです。



にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログ 松山情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 地域生活(街) 四国ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 写真ブログ 四国風景写真へ
にほんブログ村
愛媛のクチコミ情報サイト「ひめぶろぐ」

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

闘牛=宇和島ですか?www

じゅんさん、おはようございます。

闘牛さん、かなり思い入れのあるお店なんですね。
奇遇ですが、私も先月末に食べに行ったところですwww
かなり前にも行ったことありますし、花園町時代にも一度行ったことがありますね。
ここは鳥そばが独創的で美味しいと思います。

ただ、今までは好きだったお店なんですが、此度の再訪にて印象がちょっと変わってしまいました。詳しくはまた近々レビューします。

OFF会の連絡や段取りご苦労さまです。
私も開催場所の焼き鳥屋さんを選定しなくてはwww
やっぱり話しやすい静かなお店がいいんでしょうね・・・?

賑やかに話せるお店

乱駆郎様
「闘牛」に行かれましたか。そうですか、ワタシは花園町時代からですから長いですね。何時も「ラーメン」(醤油ラーメン)と餃子だけを食べ続けています。
あそこの「鶏そば」は秀逸ですが、既にワタシの胃袋ではこなせられなくなりました。さて、あのお店で何かがあったんですね?
一つだけ心当たりはあるのですが、それは乱さんの生地のアップを待ちましょう。じっくり読ませていただきます。
さて、OFF会ですがまだファットマンさんのご意見が確認できておりません。ご賛同を得ましたらご連絡します。日時はワタシで調整させていただきますが、夜の世界には疎いワタシですから、会場のセッティングはお願いいたします。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード