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「再訪8 手打うどん やしま」・「愛媛グルメ紀行」 339

今日で”おうどん屋”さんのご紹介が2日回続きます。今日ご紹介するお店は久万ノ台にある”手打うどん やしま”さんです。


しかも”再訪シリーズ”も2回連続です。


つまり、昨日ご紹介したばかりの”手打うどん屋 どん”さんに続いてワタシが”好きなうどん屋”さんの一つなのです。


もちろん、このお店以外にも好きなうどん屋さんはいっぱいあります。

玄関1   このお店、昨年の5月12日に、このシリーズの42番目のお店として採り上げました。(「やしま」 真っ当な「B級グルメ店」 41


場所は、ですからその時のおさらいです。


久万ノ台の”松山中央卸売市場中央市場”の北側を東西に通る道筋にあります。


この辺りか、中央卸売市場関係者以外に通常通る道路沿いではないので、このお店に来られるお客さんは初めからこのお店を目指してこられます。


以前にもご紹介しましたように、このお店は今から14年ほど前には、国道56号線沿いの”松前町恵久美”、伊予銀行岡田支店の向かい側で営業していました。


松前町では7年間ほどやっておられましたので、開業以来21年ほどになるお店です。


その場所では、今は昨年8月19日にこのシリーズの112番目にご紹介した”本手打ちうどん 一草庵”さんが営業されています。

手打ち2   このお店は、厨房の奥で””を打っています。


打ったばかりの”麺”を、注文の都度湯がいて出すお店です。昨日ご紹介した”手打うどん屋 どん”さんと全く同じです。


美味しいうどん”を提供していただくお店の大原則です。

釜3   店主さんは、天ぷらうどんなどの注文が入ると、厨房で”天ぷら”を揚げながら同時に””を大きな寸胴鍋に投入します。


その茹で上がりは、まるで体の後ろにも目があるように、寸胴鍋の湯気の噴き加減で見ています。


時折、チラッと鋭い視線で鍋を振り返りますが、作業は天ぷらを揚げることに集中しています。


前回は”天ぷらうどん”を頂きました。


このお店の、温かいうどんの”お出汁”は、ワタシの個人的味覚では45店舗中で、群を抜いています。

薬味5   天ぷらや麺だけではなく、この”薬味”の瑞々しさを見て下さい。


刻んだり降ろしたりしたばかりの”薬味”です。


今日チョイスしたのは”釜揚げうどん”、お値段640円です。”松山うどん”の特徴で、少々お高め。

釜揚げ6   こちらがその”釜揚げうどん”です。


釜揚げうどんを頂きながら、店主さんにお話をお伺いしました。


「このお店の”店名”は”やしま”という様に、”讃岐うどん”ゆかりの店名ですね。でもお店の”名乗り”に”讃岐”を掲げていらっしゃらないのは?」っと、ワタシ。


「ええ、ワタシのお師匠さんが”讃岐うどん”のお方なので、店名に”やしま”を頂きました」との店主さんのお答え。


そして、こう続けられました「私自身は愛媛の人間なので”讃岐”は名乗りません、いえ”名乗れません”」と極めて潔い答えが返ってきました。


「ワタシは、讃岐うどんを食べ歩いた経験もあるのですが、個人的には”松山うどん”の方が、”麺”、”出汁”、そして”具材”の総合バランスが優れていると思うのですが・・・」と投げかけました。


すると「いえ、讃岐には旨いうどん屋さんはいっぱいあります。でも同時に、そうでもないうどん屋さんもあります。ですから、うちはただひたすら”うちのうどん”をお出しするだけです」というお答え。


そして更にこう続けられます「うちの麺は”平打ち麺”です」と。


確かに、名古屋の”きし麺”に通じる平たい麺です。


そこで、「もう一点、このお店のうどんは量が多いですね」と話しますと。


「ええ、多いかもしれません。うちは市場に近いから、現場関係のお客様が多いのでそうしています」と。

うどん7   「でも、このお店ほど美味しいうどんを出すお店は松山でもそう多くはありませんよ」とワタシが話を引き取り続けました。


すると、店主さんはこう述懐(じゅっかい:自分の思いをしみじみ語ること)されたのです。


「いえ、最近増えた”セルフうどん”のお店の脅威には危機意識を持っています」と。


「でも、あの増えている”セルフうどん”なんんて美味しいなどと言うお店はありませんよ」とワタシ。


「セルフうどんのお店の脅威は、味ではないんです。メニューの開発力が脅威なのです。あちらは企業でやっています。一度来た客は絶対に逃がしません。次から次へと新しいメニューをぶつけてきます」


更に続けられます「私たち個人でやっているお店は、新メニュー開発にどうやっても1年かかります。今まで様々な危機がありました。今度の危機は桁外れに大きいのです」と。

麺8   この美味しいうどんを頂きながら、ワタシはため息が幾度となく出ました。


皆さんは「悪貨は良貨を駆逐する」(あっかはりょうかをくちくする)という言葉をご存知でしょうか?


ご説明します、上の言葉は”グレシャムの法則”と呼ばれている経済学の言葉です。


簡単に言えば、金貨の中の””の含有量の多いほうを”良貨”と呼び、金の含有量の少ないほうを”悪貨”とよびます。


その両者が世間に同時に流通したら、人々は価値の高い”良貨”は金庫にしまい込み、価値の低い”悪貨”で支払いをしようとします。


つまり、世の中は”悪貨”ばかりが流通することになる現象を言います。


この”うどん屋”さんの業界でもそういうことが起こらないことを祈るばかりです。


少なくとも、ワタシは本当に美味しい”おうどん”を出していただけるお店の立場に立ちます。


なお、このお店の場合”釜揚げうどん”より”天ぷらうどん”をお薦めします。




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No title

じゅんさん
 おはようございます。 讃岐うどんですが、茹で時間が短くて単に硬いだけのうどんと腰のあるうどんを錯覚している人がいるように思います。腰、というのは全然別物のように思います。
 悪貨は良貨を駆逐する、そうですか。うどん店の世界でもあるのですね。 私は書道の世界のことばかりと思っていました。 ここ数年、ろくな基礎基本もできていなくて、フィーリングというのか小手先だけでちょちょっと書いた自称書家がどんどん出てきて、あちこちでもてはやされています。ことにひどいのが、NHKの大河ドラマの題字です。もうあんな字を出してくれるな、恥ずかしいだろう、と思うのですが、おそらくはそういう目利きがNHKにはいないのでしょう。噴飯物の字がずっと続いています。目を覆うばかりのひどさです。基本とか実力は無くても、派手な宣伝で売って名を広めているだけの人が目立ってばかりです。情けないなぁ、とずっと思っているのですが、、。
 そういえば香川のうどん店も、本当に店の消長が激しいです。有名な店で、おいしくて、人も結構入っていたと思うのに、自分の知っているだけでもここ5年くらいの間に、10数軒店をたたんだ、ということを知っていますから、、。いろいろあるのですね。

ええー、書道の世界でも

謙介様
おはようございます。早々にコメントありがとうごあいます。
「悪貨は良貨を駆逐する」現象が、「書道」の世界でも蔓延しているとは、想像だにしていませんでした。
そうですかー、村上先生の薫陶を受けられた謙介さんから見れば、その当たりがよく分かるのですね。
私たち素人では、彼や彼女達の外観や派手な立ち振る舞いに惑わされてしまいます。
「書道甲子園」が映画化される時代ですし、「書道ガール」がもてはやされる。確かに書を文字と捉えず、一種の記号・デザインとして捉えて、そこから沸いてきたイメージをぶつけているように思えます。
ただ、書道の基本を素人のワタシたちは理解できていませんから、どういう現象が進行しているのかが分かりませんでした。
今日のコメントで、その当たりが少し理解でき納得できた思いです。
讃岐うどんに対する見解は、健介さんが冒頭で書かれたことに同感です!

Bad money drives out good.

セルフうどんの台頭によって真っ当な良店がなくなるのは心苦しいですね。
此処の店主がおっしゃるように"味"じゃない部分で勝負されては、個人経営のお店に勝ち目はないじゃないですか。

その商品やサービスの本質をぼかすように付加価値をてんこ盛りにして見づらくし、土俵を替えさせて勝負する(しかも土俵が替わったことに気付かせない)ってことは、嘆かわしいことですが今やどんな業界にもあることですよね。
私の業界も他人事ではなかったりします。

でもいつか、巡り巡って"ホンモノ"の価値が復権することを祈ります。
それまでウマいものもマズいものも食べて、しっかりと真贋判定が出来る舌に鍛えておかなきゃなりませんねwww

そうですねー

乱駆郎様
おはようございます。何とか生き残っております。今朝、奇跡の生還を果たしたばかりです。
さて、今日のコメントの「商品やサービスの本質をぼかすように付加価値をてんこ盛りにして見づらくし、土俵を替えさせて勝負する(しかも土俵が替わったことに気付かせない)ってこと」
うーーーん、これは言いえて妙ですねー。非常に分かりやすい表現で本質をズバリと突いている。これは学びたいですね。
ワタシなんて、文章の洪水の中でしか語ることが出来ない。
ワンフレーズで言い表すには、実に才能がいるので、学んでも無理かも知れませんが。

毎日暑いですね。

じゅん様
お久しぶりです。 毎日拝見させて頂いてます。
夏ばてとか 大丈夫ですか?

うどんの「やしま」 少し前にやっと食べにいけたんですよ! 以前のブログを見ててぜひにと思っていたので・・・ 
うる覚えの道を頑張って到着できて、また運のいいことに駐車場1台分が空いてました。ラッキー☆

私は卵あんかけうどんを食べましたが、一押しはてんぷらうどんだったのですね。次回はそれを食べてみます。 

うどんの善し悪しとかあまりうまく表現できないですけど、やしまさんの出汁がすごく好きな味でした。全部飲み干したほどです。量もたっぷりで満福な気分でお店をでました。


私もセルフのうどんは敬遠します。一度だけ入ったことがありますが、麺の茹でかげんとか麺と出汁の調和とかは鍛錬を重ねた方だけが成せる業だと感じました。セルフのうどんを食べるなら家でスーパーで買ってきて自分が作る方がいいと思うのが私の考えです。


たまにうどん食べたぁ~いって無性に思うときがあるのですが、うどん屋さんに女の人一人で入るのって変ですか? 二十歳の娘はなかなか誘ってもうどん屋さんにはついて来てくれなくて・・・。 

お元気でしたか

nao0115 様
本当にお久しぶりですね。お元気ですか?毎日暑い日が続いていますが、熱中症などにならないよう、水分補給に気をお付けくださいね。
ところで、「やしま」さん行かれたんですね^^
nao0115さんが仰るように、このお店は温かい種物(天婦羅うどんなど、具が入っている温かいうどん)が絶対お薦めですね。仰るように、やしまさんの出汁は、ワタシが今まで行ったお店の中でも最高だと思います。
うどんは、平打ち麺なので独特の柔らかさがありますが、艶もあります。
うどんに限らず、麺は艶だと思います。それと出汁と具材の総合的完成度ではないかと。
その意味で、セルフは安さを追及しますので、うどんの麺が活きていません。でも、安さ第一のセルフ屋さんに「本当に美味しいうどん屋」さんが負けてしまうはずがないと信じて止みません。
ワタシはやや夏ばて気味です。ですけど、nao0115さんのように毎日読んでいただいている方の存在に支えられて、何とか頑張っています。
父の納骨が済んだら精神的にも肉体的にも一段落できると思いますので、それ以降再度英気を養っていこうと思っているところです。

最後に、確かにうどん屋さんに女性一人では入りにくいですよね。周囲が「あれ?」って顔するのじゃないかと思って。でも、ワタシは女性が一人で食事している姿は好きです。ワタシでよければいつでもお供しますよ^^

麺は艶。

今さらですが、人類ならぬ麺類のじゅんさんがそう書かれるのを見て
自分の中での常識が覆されました。
麺と言えばコシや歯応えが重要視されると思い込んでたのですが、
全然違ってたんですね~。
ずっと前からその言葉がグルグル頭の中を回ってます。

そういう勘違いをされている方は私だけじゃないと思います。
世の中には間違った風潮がいくらでも流れてて
真贋を見極めるのは容易じゃないのが現状です。
フードブロガーとして、そういった状況に一石を投じらればイイのですが…

投じる前にまず自分が勉強せにゃイケマセンね(^_^;)

横やりコメントですが、うどん屋に女性おひとり様、大いに結構だと思います。
私だってオサレなカフェにおひとり様で挑んだりしますし、
それをオカシイとする風潮こそがオカシイ!と私は思いますよ。
一度きりしか無い人生、己が信じる道を突き進みましょうよ~♪

力強いコメントを

ジンゴズンゴ様
始まりましたね、怒涛のコメントラッシュが。もう驚きはしませんが。

さて、麺の味わい方は人それぞれだと思いますし、麺でもうどんやラーメンなど種類も様々ですね。
ただ麺の魅力で共通しているのは麺の艶(弾力に裏打ちされた艶)だというのがワタシなりの認識です。それはフォンターナ店長さんも同意見。
麺の打ち手作り手、供する者はそれをどう作るかが難しい。本日の愛媛新聞に「松山うどん」の記事が大きく出ていましたが、恥ずかしくなるほど薄っぺらな捉え方しかなされていません。新聞記者にしてこのレベルです。
ワタシにできることは、愚直に「艶のある麺」を出すお店を紹介し続けることだと思っています。
最後に、助っ人として、nao0115さんに力強いコメントありがとうございました。これは嬉しかった^^そうですよね、女性が一人で食事をする風景、結構いいもんですよねー。わが意を得たり!!
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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