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「再訪5 いよ翁」・「愛媛グルメ紀行」 336

今日は再訪シリーズの5店舗目です。ご紹介したいのは伊予郡松前町鶴吉にある蕎麦屋の名店”いよ翁”さんです。


このお店は、昨年3月24日にこのシリーズの19番目のお店としたご紹介しました。(「いよ翁」 真っ当な「B級グルメ店」⑲

愛媛には、蕎麦屋の名店と呼べるお店は(ワタシの主観ですが)限られています。


この”愛媛グルメ紀行”シリーズで今までに採り上げた”蕎麦屋”は、330店余りの中で僅かに13店しかありません。

お店1
その13店の中でも、”再訪シリーズ”にリストアップしたお店は僅か3店です。


その筆頭が、このお店。


場所は前回のおさらいですが、JR予讃線の”北伊予駅”近くです。知っている人しか訪れることはありません。


今年の11月で、開店2年となります。


このお店は、日本の蕎麦屋では伝説の名店とうたわれる””の店主、”高橋邦弘”氏に師事した店主が蕎麦を打っています。

メニュー3
その”高橋邦弘”氏のことは前回詳しく書きましたので省略します。


メニューは至ってシンプル、基本は”ざるそば”だけです。


それが1枚なのか2枚なのか、海老の天ぷらを付けるかだけです。


ここは”ざるそば”2枚と、それに”汲み上げ湯葉”か”杏仁豆腐”のどちらかが選べる”通のおきまり”と名づけられたメニューを選択しました。お値段は蕎麦屋価格の1580円(内税)です。


ブログ友の”乱 駆郎”さんに、ぜひ”天ぷら”を別に注文すべしと勧められましたが、今のワタシの胃袋には収まりきれないので断念しました。

ざる4
こちらが、蕎麦名人の直弟子である店主が打った”ざるそば”です。


注文したコースでは、これが2枚出ます。

ざるアップ5
こんなに量が少ないのなら、2枚分を1枚にして出せばいいのでは、と思われる方もいるでしょう。


ところが、この”日本蕎麦”ほど乾燥が早い食品も珍しいのです。


こんなに少ししかざるに盛られていませんが、これがグズグズしていると、食べ終わりの頃には蕎麦の水分が飛んで乾いて、麺同士がくっついてしまいます。


ですから一人前の蕎麦を2枚に分けて、水分が飛ばないうちに食べられるように供せられるのです。

薬味6
ですから、ワタシのように”ざるそば”を前にして写真など撮っている客には「それでは、蕎麦を美味しく食べていただけませんからお帰り下さい!」と言って追い返していいのです。


ところが、このお店の店主さんは優しい。黙って1枚を食べ終えるまで待って、食べ終えてから2枚目を出していただきました。


こちらが”薬味”です。お決まり通り、瑞々しい刻みネギと大根おろしと山葵が添えられています。

麺わさび7
薬味の中で”山葵(わさび)”の付け方です。


もちろん、どう付けて食べてもそれはいいのです。


ですが、出来れば”そばつゆ”を山葵で濁らせたくないので、食べる分だけ蕎麦の麺に付けて食べます。


”お刺身”を食べるときに、醤油に山葵を溶いて食べずに、刺身に山葵を付けて醤油をちょいと付けて食べる方法と理屈は同じです。

湯桶8
こちらが、”蕎麦湯”を入れた”湯桶(ゆとう)”です。


蕎麦を湯がけば、そば粉に含まれている”ルチン”などの栄養分が溶け出てしまいます。


ですから、余った”そばつゆ”に蕎麦湯を満たして、蕎麦の栄養分を飲むのです。

そば湯9
このお店は、蕎麦をイチク(1対9)で打っています。


蕎麦屋の名店では、普通ニハチ(2対8=そば粉を8、つなぎの小麦粉を2の割合で打つこと)で打ってあります。


”蕎麦湯”をそばつゆに注ぐ時、蕎麦湯が白く濁って見えるのはつなぎに使った”小麦粉”のグルテンが溶け出したことによります。


これが、そば粉10割で打ちますと、蕎麦湯はやや緑がかった透明の色になります。

杏仁豆腐10
こちらが選んだ”杏仁豆腐”です。


このまあ美味しいことといったら。


甘党ではなくなったワタシでも、この上品な甘さならいけます。

店主11
店主さんは、北条のご出身とおうかがいした”苫居(とまい)”さん。


不思議なことに、お師匠さんである”高橋邦弘”氏のお若い時の風貌に似てこられたようにお見受けしました。


そのことを店主さんに継げた時の笑顔がこの画像。


どうか、何時までも愛媛の地で本当に美味しい、蕎麦らしい蕎麦を打ち続けていただきたいと念じました。




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おはようございます♪

このお店は中々見つけ難いと、香川の蕎麦好き鳥友が言ってました(笑)
愛媛に出張に来たら、必ず行くようですよ(^_^)

香川へ鳥撮りに行く時は、必ず隠れ家的蕎麦屋さんに連れて行ってくれます。
香川だと、うどん屋だろうってツッコミは受け付けない方です(^m^ )プッ
一週間に、2日しか営業し無い蕎麦屋さんとか、普通の田舎風民家等で、蕎麦屋の看板無し
蕎麦好きのマニアックなお店ばかり、だから一食がお高くて(笑)

見ただけで食べたくなりました♪

じゅんさん、おはようございます。

写真を見ながら記事を読むだけで無性に食べたくなりますね、此処のお蕎麦は♪

この山葵の付け方、私にとっては目に新しいです。こんなつけ方があるんですね~。言われてみれば、お刺身の時は私も山葵を醤油に溶かずにちょんとつけて食べてますね。
今度試してみようと思います。

つか、今日食べに行きたくなったな。どうしよう?www

ほーーー!

ベル様
うどん王国の香川に、蕎麦の隠れたる名店があるなんて知りませんでした。全く初耳です。

それは詳しい情報が手に入るのならお教えいただきたいですね。少々遠くても、美味しい蕎麦ならすっ飛んで行きます。

最近パワーが落ちてきていることを実感しているだけに、そういう劣勢を自ら吹き飛ばすつもりで、敢えてその香川の蕎麦名店に挑戦したいと思います。
情報が手に入ればぜひお願いいたします。

へへへ

乱駆郎様
そうですか、見て頂いて、さっそく今日行きたくなった!

嬉しいこと言っていただけますねーー、ブログ冥利に尽きようと言うもの。

そういえば、以前も東温市の「にしきそば」さんのことをアップした日に、即行で行くと仰っていましたね。
蕎麦効果は大きい。

山葵は、ぜひあのようにしてお食べ下さい。そば汁を濁らさないように。
蕎麦の食べ方の基本は、まず蕎麦に何もつけず口の含んで蕎麦の香りを楽しむ。
次に薬味を入れない蕎麦汁をちょこっとつけて頂く。次の蕎麦に山葵をチョイトつけて汁をつけて食べる。
それから、おもむろに薬味を汁に入れて、蕎麦を食べる。と、まあこうです。

そうかー、今日、じゃあワタシは「にしきそば」を再訪してみることにしましょう。^^

見るからにおいしそうです

じゅんさん こんにちは
 ブログはもちろんすっと拝見させていただいていたのですが、じゅんさんとお店の方とのやり取りがあまりに楽しく、また味わい深いものがありまして、コメントするようなこともなく、ただただ読ませていただいておりました。
 蕎麦の食べ方として、つゆにひたすのは、ほんの少しだけ、と言われます。私はそんなの食べる人間のそれぞれではないか、と思っていたのですが、数年前に信州に行ったとき、上田の友人が、ここなら、というお蕎麦屋さんに連れていってくれました。そこの蕎麦をいただいたのですが、正直、つゆなんかいらなくて、麺の味わいだけで食べてもおいしい、という蕎麦でした。そりゃ、つゆなんて要らんわ、と改めてそのことを思いました。 ここのお蕎麦、あちこちで、すばらしい、との評価ですね。写真からも、そのお蕎麦がすばらしいことは十分伝わってきます。このお話を伺って是非一度行きたくなりました。

次第に自分のスタイルが

謙介様
ああああ、お久しぶりですねー~^^お元気でしたか!

久しぶりにお声を掛けていただき、飛び上がるほど喜んでおります。(大げさではなく)しかも、ちゃんと読んで頂いていたとは、なお更嬉しいです!!
「店主さんとの素朴な会話から、そのお店の何か?を語りたい」これが、最近の一つのワタシなりのテーマになりつつあります。それが、次第にワタシのスタイルになればいいな、と思っているところです。でも、全部のお店でそういうスタイルが通じることは困難なので、それが敵わない場合は、何を語ろうか?と、試行錯誤の毎日を過ごしております。
さて、「いよ翁」さんは、間違いなく素晴らしいお蕎麦を頂けるお店だと思います。店主さんの、ひたむきで、それでいてなお素朴で謙虚なお人柄がお蕎麦に現れています。
お蕎麦は最終過程で、ほとんど全てを店主さんの掌中に委ねられる食べ物です。手の温もりや湿度までが、すべて蕎麦に出てしまう食品なのです。このお店に行かれて、お蕎麦を頂く時は、どうかそのことも頭の片隅に置いておいていただければ幸いです。
今日はコメントありがとうございました。

う…。長文コメ書いてる途中で、削除してもうた(´;ω;`)

以前おっしゃってた『いよ翁』再訪記事ですね~♪
さすがはじゅんさん、含蓄のある言葉が沢山散りばめられていて
蕎麦ド素人の私は目からウロコです。

>蕎麦の水分が飛んで乾いて、麺同士がくっついてしまいます。

『菊音』の大盛りせいろが後半モッサリ感じたのはそーゆーワケでしたか。
なるほどー、勉強になりましたm(_ _)m

>出来れば”そばつゆ”を山葵で濁らせたくない

えッ!?そんな発想、一度もしたコト無いです!!Σ(゚д゚lll)
当たり前のようにそばつゆへ薬味ガンガン投入してましたが
いやいや、世の当たり前なんて当てにならないコトがままありますもんネ~。

何故それが当たり前なのか。果たしてそれが本当に当たり前なのか。
自分自身、よく考えるべきだと思いました。

店主のショットも恒例となって来ましたね~♪
照れ笑いしながらも、生真面目さと、何処か芯の強さを感じます。

それはお気の毒

ジンゴズンゴ様
長い長い記事やコメント書いていて、保存する前に消してしまうことありますよねー。その時の、パソコンの前の呆然とした我姿、顔・・・・・・
一気に力が抜けますもんね。
再度同じこと書こうと思っても、正確には復元ができない。正確に復元できなくたって、先に書いたものの方が良かったとは限らないというのに。
さて、「いよ翁」さん、ありがたいお店です。愛媛と言う地に居ながらにして美味しいお蕎麦が食べられるのですから。
店主さんの画像、お人柄が滲み出ていると思いませんか。このワンショットって、意外に難しいんです。どなたもが気軽に応じていただけるわけではありません。
こちらが、心を込めて美味しく頂いている姿、それが店主さんの心を動かせて、写真に収まっていただける。これからも心がけたいと思っています。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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