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「再訪6  味彩そば 菊音」・「愛媛グルメ紀行」 337

今日は先週金曜日に続いて、”再訪シリーズ”の蕎麦屋編として”味彩そば 菊音(きくね)”さんをご紹介しましょう。


このお店は昨年8月9日に、”愛媛グルメ紀行”シリーズの105番目のお店としてご紹介しました。(「味彩そば 菊音(きくね)」 ・「愛媛グルメ紀行」 104


金曜日に再訪シリーズとしてご紹介した”いよ翁”さんに続く、愛媛では数少ない本格的蕎麦をいただける名店です。

玄関1   場所は前回のおさらいですが、高岡町の”道後さや温泉 ゆらら”の南隣にあります。昨年の3月末頃に開店したばかりです。


旧空港通りから北に入り、”マルナカ高岡店”のほぼ正面にあります。


開業後1年を過ぎた今、お客様はすっかり定着したようで、開店時刻の午前11時30分丁度にはポルシェで駆けつけたお客さんが一番乗りでお店に入りました。

店内2   店内のカウンター前の棚には、花器があって花を生けられていますが、ワタシの目の前は”トクサ”と”シダ”が涼しげに飾ってあります。


青く上に伸びている”トクサ”は、昔ワタシたちが子供のころは”鉛筆削り”と呼んでいた植物です。


なお、”トクサ”の脇の”シダ”はプラスチック製でした。

メニュー3   メニューは、昨年来た時と同じラインナップに同じお値段。


前回は”鴨せいろ”を頂きましたが、今回は”天盛りせいろ”を注文しました。


お値段は1200円(内税)です。お昼のランチとしては安いお値段とはいえませんが、”蕎麦屋”のお値段としては破格に安く設定されています。


このお店出される”せいろ”(この辺りでは普通”ざる”と呼ばれている)の量は、”蕎麦屋”の名店といわれているお店の倍の量があり、これに”天ぷら”を加えると、更に1000円高く設定されていても不思議ではありません。

天ぷらそば上4   これが”天盛りせいろ”です。


ところで、”せいろ”とか”ざる”とか”もり”と色々呼び名がありますが、それは”蕎麦”の歴史にも関わってくる問題です。


日本の”麺類”の中で一番古くから食べられていたのは”素麺”(そうめん)で、奈良時代にお隣中国の”唐”から伝わったとされています。


これに比べると”蕎麦”は江戸時代初期に出てきた”麺”で、当初はそば粉をお湯で練っただけの”そばがき”で食べていました。


ところが、江戸中期になりますと、練った蕎麦を包丁で切った”そば切り”が登場し、あっという間に江戸中で大流行しました。

そば5   その”そば切り”を平椀の皿のようなものに乗せて出したものを”もり”と言ったのです。


その後、”そば切り”を盛る器として”ざる”(竹で編んだもの)と、蒸し器の”蒸籠(せいろう)”が生まれ、今に至っています。(ざるでは出前が出来ませんので、出前が出来る蒸篭(せいろう)が使われるようになった)


ですから”せいろ”は”せいろう”の””が抜け落ちた言葉ですが、今でも東京近辺の老舗蕎麦屋では”せいろう”と呼んでいるお店もたくさんあります。

そばアップ6   余談が長くなりましたが、このお店の”蕎麦”に戻りましょう。


このお店のそば粉は、秋田県産と信州八ヶ岳産の国産蕎麦をを使用し、石臼で毎日丁寧に自家製粉されています。


日本のそば粉は、その約85%を輸入に頼っていますので、僅か15%程度しか国内生産できないそば粉をだけを使って蕎麦を打つお店は極めて少ないのが現状です。


そして、このお店の一人前の”せいろ”の盛りを見て下さい。蕎麦屋名店の常識の完全に2倍以上が盛り付けられています。


ただ、普通のお店の量の2倍を一枚の”せいろ”に盛るというのは、蕎麦屋に採っては一種の冒険です。


金曜日にご紹介した”いよ翁”さんの時に書きましたが、”蕎麦”ほど乾燥するのが速い食品は珍しいのです。


ですからこのお店の蕎麦の味を本当に楽しもうと思ったら、蕎麦が出された瞬間から”一気呵成・積極果敢・一心不乱”に蕎麦をかっ込まなければ蕎麦が最後は乾いて、おまけに延びてしまいます。


どうかご注意いただきたい。


さて、改めてこの蕎麦の艶と言うか輝きをご覧下さい、美味しいわけです。

天ぷら7   こちらが”天ぷら盛り合わせ”です。


天ぷらのネタは、海老、シイタケ、マイタケ、カボチャ、ニンジン、シシトウの6種で、まあそれは豪華です。


金曜日に再度ご紹介した”いよ翁”さんのエビ天は、それだけで1000円を越します。

塩8   この”天ぷら”はそばつゆに漬して食べるのではなく、画像の”抹茶塩”をちょいとつけていただきます。


美味しい天ぷらは、シンプルにお塩でいただくのがベスト。しかも”抹茶塩”で。


正直、今のワタシの胃袋ではこれら全てをいただくのはちょっと辛い、それほど全ての量が多いのです。

蕎麦湯9   このお店の”蕎麦湯”はちょっと変わっていて、通常の蕎麦湯にそば粉を加えたものなのか(?)、ドロドロとした独特の粘りがあり色は白濁しています。


この濃い蕎麦湯を、関東風のキリリと辛い”そばつゆ”の残りにひたしていただきます、いいダシを使っているのが一口飲んだだけで分かります。


横浜で修行されたという店主(前回お聞きした時は、確か信州で修行をしたと・・前回聞き間違えたのかも)さん、本格的蕎麦を丁寧に丁寧に打っておられます。


採算割れを心配するほどです。どうかこの愛媛で蕎麦屋の名店として何時までも美味しい蕎麦を提供していただきたいと願わざるを得ません。




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今から行ってきますwww

じゅんさん、こんにちは。

今日、このタイミングで菊音さんですか(^^)
先日ジンゴズンゴさんも行かれているようだし、私も今日行ってこようかなwww
とろとろの蕎麦湯の写真を見てたら食べたくなりました♪

今回の記事も、呼び方の違いなどまたまた勉強になりました。

それでは今が12時半。
今から行って一気呵成・積極果敢・一心不乱にかっ喰らってきますwww

最高の反応

乱駆郎様
今日、何故かこのタイミングでこのお見せだったんですよ。
不思議でしょう?
普通1ヶ月先の記事を書いていますから、「いよ翁」さんと連続して訪問して連続して記事にしていたら、このタイミングになっちゃった。

そして、今日速攻で行かれたとしたら、一番嬉しいコメントになりますね。
実は、今日はもう一人私の知り合いが今頃お店で「鴨せいろ」を食べておられるはずです。偶然に、今朝会社で「どこかお薦めの蕎麦屋しらんかな?」って尋ねられて、即決で場所と店名とお薦めメニューを紹介したばかり。
いいことは重なるんですよ。

蕎麦ド素人には有り難すぎる記事!

自分がな~んも知らないコトを改めて思い知らされました。
蕎麦の基礎知識と言いましょうか、知らない事が次から次へ!
ホンットに勉強になりました~。ありがとうございますm(_ _)m

『菊音』については私も記事アップしましたが
まだまだ認識が甘かったと痛感…。じゅんさんの記事を拝読して、

ボリュームもりもり!
蕎麦屋では有り得ないコスパの良さ!!
でも手抜きはしない良心店!!!

だという事にやっと気付けました。うーん、蕎麦って深い…
てか、『菊音』さんにハンパなレビューを書いたお詫びせな。。。(´;ω;`)

日本のそば粉は15%しか国内生産できてないとの事ですが
じゅんさんが弱点とするパンの話をさせて頂くと、
国内で生産されている小麦粉のうち
パンに使用されているのは僅か1%だと聞きます。
国産小麦粉はパンに向かない、外国産の粉を使えばふっくらになる、
それより米を作れ!と徹底して排除されきた結果です。

パンは今や日本の食卓に無くてはならない存在。
日本人の食べるものが日本で作られたものじゃないって
スッゴイ不自然で、スッゴイ不思議な事だと思います。
『Fontana』の店主もおっしゃってましたが、
日本の食の世界ってスッゴイ曖昧で、いい加減な部分が多いように感じます。
まぁ、そうなった理由には国内or対外政策とか
政治的な思惑も絡んでるんでしょうが…

国産小麦粉にこだわるパン屋も少しずつ出てきてます。
当たり前のことが当たり前でありますように。いつもそう思います。

てかジンちゃん、文章長ぇよ!!!wwww

今晩、よろしくお願いいたしま~す♪(*´∀`*)ノ

誰だって知らないことは知らない

ジンゴズンゴ様
誰だって、知らないことは知らないんですよ。
私が何でも知っているように見えるのは、ワタシは自分の知っていることだけしか話さないように心がけているからです。

知らないことは、ですから、話題にしない!

話の土俵を自分で引いて、その土俵の中に相手を引っ張り込む、そこが知っている風に見せかけるコツです。

事実、パンの小麦粉の話だって知りませんでした。かくして、ワタシは知らないことだらけということがお分かりだと思います。

なお、うどんも小麦粉はオーストラリア産の小麦粉のほうが美味しいそうです。国産の小麦粉で上手いうどんを打つのは至難の技だそう。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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