「再訪12 御食事処 さくや」・「愛媛グルメ紀行」 345

今日は”再訪シリーズ”の12番目のお店をご紹介しましょう。それは、昨年11月10日に”愛媛グルメ紀行”シリーズの168番目のお店としてご紹介した”御食事処 さくや”さんです。(「お食事処 さくや」 ・「愛媛グルメ紀行」 168


通算で言えばもう60年以上になります。国道196号線沿いに新しいお店を移転してからだと3年目のお店です。


場所は、松山から国道196号線伊予市に向かうと”エミフル松前店”を越えて、左手直ぐにあります。

玄関1
こちらが、国道56号線側から見たお店の玄関です。


以前訪問した時は”中華そば”に舌鼓を打ちました。


早々と再訪した理由は、ブロブ友の”乱 駆郎”さんから「あのお店へは”冷たい中華そば”出す!これがまた美味いんです!!」と絶賛されていたのを傍で聞いていたからです。


後日談ですが、”さくや”には乱さんと同じ日に食べに行っていて、お店では出合わなかった。偶然ニアミスしていたことになりますね。

稲荷類2
さて、玄関を入ると直ぐ左手に、イナリやちらし寿司や、あるいは卵焼きなどを置いた棚がある。


中華そばだけではお腹を満たせない方は、これらを銘々が取って席に着く。

おでん3
愛媛のうどん屋やラーメン屋には定番の”おでん”だって毎日用意されている。


毎日毎日出汁を張り、おでんを作り続けてもう60年が過ぎた。

メニュー4  
メニューを見たときに気が付いた。


このお店に行ったのは7月下旬でしたので、”夏限定”と書かれた”冷やし中華そば”(並)600円のメニューが載っていた。


以前にお店に来たのは昨年の11月10日、冬でした。その時のメニューには確か”冬限定”と書かれた”味噌煮込みうどん”のメニューがあった。ここは夏と冬ではメニューを使い分けておられる。

チラシ5   
通常は、メインのメニューを注文したらサイドメニューなど目もくれない、食べ切れないから。


ところが、このお店の”中華そば”ならサイドメニューも食べられるだろうと”ちらし寿司”を頂いた。お値段250円(内税)


自家製の”ちらし寿司”は作るところによって酢加減が違う。このお店は少し甘い。鯛から作った”デンブ”(画像左で赤く見えるもの)もすこぶる甘い、これがこのお店の味。

冷しラーメン上6
さて、ご主人が運んでくれたのが画像の”冷やし中華そば”600円。


このお店は厨房に入る女性3人が作り手、ご主人がフロアー係り兼キャッシャー。


そのご主人が”冷やし中華そば”を持ってきてくれてピタリと私の背後に寄り添った。


「これは初めてですか?」っと。


「ええ初めて頂きます、友人の薦めでわざわざ食べにきました」とワタシ。


するとご主人、ワタシの背後から「食べ方を説明します」と説明を始められた。

冷しラーメン7
「初めはこのまま召し上がって下さい。ゆっくり味をお確かめになって。それから、これを1~2滴垂らして、味の変化を楽しんでみてください」と続けた

ご主人が言うコレとは、ラーメン丼の奥に見える二本の調味油のこと。

最初に垂らしてみてと言われたのは”ネギ油”で、これを1~2滴だと言う。

これが3~4滴になると味が台無しになるから注意して、と後ろからワタシの手元ずっと覗き込んでいる。

「冷やしラーメンは珍しいと思うのですが、何時から始められたのですか?」と食べながらおうかがいした。

すると、ワタシの背後にピタリと寄り添ったままのご主人「こちらに移ってからですからまだ3年です。ところが昨年”もぎたて”(地元南海放送の看板番組)が来てから、それはもう忙しくなって!」と、やや自慢げに語る。

「お陰で、昨年は売る切れる日も多かった。今年に入っても、(あれはもうやっているか?)と電話で確認する人も出てきました」と続けられた。

スープには少し酢が入っていると見えてやや酸っぱいけど、夏には清涼感が感じ取れていい味になっている。

麺9
「麺は中華そばの麺と同じですか?」と、分かってはいたけど尋ねてみた。

「はい、同じ麺を使っています。でも、茹でる時間を変えています。こちらはやや固めに茹でています」と、アッサリ種明かしをされたご主人、一向にワタシの背後から去る気配がない。

「あ、入れましたねネギ油!味が変わったでしょう!!、ウンそれくらいの量でいい、1滴か2滴!」と嬉々とした表情(だろうと・・・背後にピッタリくっつかれているから表情は見えない)

言われてみると、やや風味が変わったような。

「次に、中華そばも終わりの頃に、好きな人はこのラー油を入れてもいいです。ただし、ラー油を入れると全く別の食べ物に変わりますよ、それでもいいなら入れてください」と、これも真後ろから声がかかった。

「ラー油が好きではなかっらら、無理に入れなくてもいいんですよ」と念押しされた。

「ワタシは唐辛子は平気だから、残った最後の中華そばに入れてみましょう」と言うと。

「アアあ・・・でも、ちょっとだけなら・・・・」と無念そうな声。

で、実にちょびっとだけラー油を垂らして、すかさず言った「ああ、確かにこれは別の食べ物になりますね!」と。

「でしょうー、言ったでしょうー、だから。でも美味しかったですか?」と、背後から安心して離れながらワタシの表情を覗き込んだご主人、穏やかで満足した笑顔が広がった。

「あ、ちょっとー!、中に入って中華そばやって!」と鋭い声を飛ばしたのは厨房の娘さん、どうも実の娘さんのよう。

「ハイ!」と素直に厨房に飛び込んで、「そば2玉入ります!」と、娘さんに声を掛ける。

完食10
その間隙をぬって完食した。


今まで、”のっぴんラーメン”さんと”かめ福”さんで冷たいラーメンをいただいた。


そのどちらとも違う、これまた個性的家族的な”冷やし中華そば”だった。


隣りのおじさんは、この暑いのに汗だくになって”チャンポン”に取り組んでおられた。


そこに中華そば作りが終わってまた現れたご主人「これ量が多いように見えるけど、麺は同じ一玉。後は野菜がタップリと入っているだけ」と笑顔がはじけた。


実家に帰ったような錯覚を覚えた。



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No title

ここのところの冷やしラーメンの記事を読んで食べたくて仕方がありませんー!こっちは本当にラーメン屋が雨後の筍のごとく出来てて、なかなか追いつきませんが最近はつけ麺ブームも一段落なので冷たいラーメンブーム来ないかなぁ。
ところで、うどん・そばやにおでんは愛媛だけなんですか!?あれが好きでついつい食べ過ぎてしまうんですけどね・・・

LAにはありませんか

Kaori様
ロスにおいては日本食は、ありとあらゆるものを食べることが出来ると思っていましたが、さすがに「冷たいラーメン」(冷麺ではない)はありませんか。
ワタシも今年初めて食べました。冷たく冷やされたスープにキリリと引き締まって、しかも小麦粉のモッチリ感も残った冷たい麺。なかなかいけますよ!クール!ですよ。
でも、日本でもラーメンの専門店の一部が手がけ始めている程度で、どのラーメン店でも食べられるということはありません。
今年の日本は歴史的な猛暑なので、麺好きにはありがたいメニューです。

それと、うどん屋とラーメン屋さんにある「おでん」は、ワタシの経験では愛媛以外では余り見かけたことがありません。狭い日本とはいえ、まだまだ未知の県もありますので、決定的だとは言えませんが、愛媛県のラーメン・うどん店の「おでん濃度」は確実に高いと思います。

今日も行こうかな♪www

じゅんさん、おはようございます。

朝から暑い毎日ですが、朝から涼しげな冷たいラーメンの記事を拝見出来るので、ここのところ快適な仕事のスタートを切れています。
ありがとうございます。

じゅんさんとニアミスだったこの日は今夏3度目の冷やし中華そばでしたwww
かめ福さんやのっぴんさんを合わせるともう軽く二ケタ冷やし系を食べています。もう病気に近いかもですwww

今年の梅雨明け前後、『冷やし中華そばはもう出してるか?』と再三電話したのは、何を隠そうこの私です(爆)
早い時期に一度空振りしましたので、何度も電話で確認してしまいましたwww

じゅんさんも書かれている通り、同じ冷たいラーメンでも、そこそこで違いがありますので、グルグル食べて廻ると飽きもきません。
そしてこの記事を読んだ私は、性懲りもなくイソイソと松前へ向かってしまいそうです(爆)

そうそう、ニアミスと言えば、先日の8月1日、フォンターナさんへ行かれてたんですね。実はじゅんさんが帰られた後、私も行ったんですよ!
聞いてビックリです。なんか最近のニアミス、神がかってますねwww

もしかして・・・、何かのお告げなのか?wwwwww

じゃないかとおもった

乱駆郎様
このお店の冷たいラーメンの情報を知っていた、電話で確認した人がいる。
この2つの情報を合わせてみれば、「乱さんではないか?」という想像は容易にできました。やはりね^^
でも、おかげで「冷たいラーメン」という、私にとっては新しい分野を味わえています。感謝感謝ですよ。

明日は、乱さんに教えていただいたのではないお店をご紹介します。ただし、お店ではそれを冷麺と呼んでいますが、私はあれは「冷たいラーメン」ではないかと。私の解釈をどう判断されますか。^^

No title

ご主人さんがちょっとうるさくてすみません(笑)。
私はこのご主人を「じいちゃんウェイター」と名付けて密かなファンなのです。甲斐甲斐しくてなかなかナイスキャラクターです。
どうも「さくや」さんは娘さん(あるいは奥さん)が開いたお店であって、ご主人はどこかのお勤めを定年退職されて、手伝っておられるのかなあと思います。あくまで想像ですけど。

この記事にもある通り、奮戦する女性陣をよそに、けっこうヒマそうにお客さんに話しかけたりされるのです。でも、人徳のおかげというか全然嫌な感じがしません。
とっつきにくい感じのお客さんには遠慮しておとなしくしたりしているので、じゅんさんはけっこう親しみやすいタイプのお客さんだったんですかね(笑)。

まさにアットホーム。女性上位のとても楽しいお店だと思います。


もう、付きっ切り

ファットマン様
そうなんですよー、もうずーーっと、ワタシの後ろにへばりついたように付きっ切りだったんです。
ああいう経験も初めてでした。
実は何で?ワタシの背後に張り付いたのかがずっと謎でした。今日のファットマンさんのコメントでおぼろげに分かってきました。
じゃあ、ワタシは気に入られた部類だったんですね^^
いやーー、ワタシを不安で見ていられない客と思われたのではないかと思っていたんです。で?なぜかなーー?還暦過ぎのオヤジなのに、子供みたいに思われるはずもないし???っと謎でした。
厨房の娘さんに鋭く「中華そばやって!!」って言われると「ハイ!」と言って素直に厨房に入っていかれて、ちょっとホッとしていたら、作る終えるや否や直ぐにまた背後に来られた。
なるほど、そうだったんですね!納得です。

付きっ切りサービスww

ご主人たら、なんとも微笑ましいですなァ♪
食べてもらえるのが嬉しくてタマランのでしょうね。
ファットマンさんのおっしゃる通りなら、
我が子(料理)の行く末が気になって仕方がなくて
見守ってる感じでしょうか?
ただ、私は緊張しいなので
背後に付くのは遠慮して頂きたいかもww

プレッシャー

ジンゴズンゴ様
あの背後世話焼きサービスは、ある意味プレッシャーですよー。
悪気が無いことは分かっているのですが。

でもファットマンさんの見方によれば客を選んでいるようなので、選ばれていいものかどうか。

冷たいラーメンはシンプルなのですが、素朴でアットホームで、チームワークも味を支えていると思いました。

このお店では「冷たいラーメン」一本に絞り、そのまま「えい吉」さんに雪崩込む。そこで「冷麺」と称する「冷たいラーメン」と、絶対外せない「餃子」を添える。これで完璧ではないでしょうか?

完璧コースのご提示、アリガトウございまーす♪

『さくや』で「冷たいラーメン」、
そのまま『えい吉』に雪崩込み「冷麺」と「餃子」ですね。
ラジャでーす♪

今から行ける…かな?

頼もしい!!

ジンゴズンゴ様

ワタシの提案、快く受けていただきありがとうございました。実に頼もしい限りです。^^

伊予市近辺で、この夏のベストセレクション大賞に輝くこと間違いなし!です。

楽しみやなーーー!!

ウフフフ。

ご提案のコース、巡ってみました(・∀・)v

コメントした後にいそいそと出掛けました。
『さくや』は早速記事アップしましたよ~♪
一本に絞れと言われたのに、おにぎり食べちゃいましたww
本当はちらし寿司食べたかったんですけど、
18時間際の訪問じゃとっくに売り切れてました(^_^;)

記事には敢えて書きませんでしたが、
ご主人に背後を取られないよう壁を背中に座りましたよwwww

スープめっちゃ好きな味です。絶品!マジで惚れました!!
私はスープ飲み干さない派ですが、ここのスープは飲み干しましたよ~♪
ノーマル中華そばもいつか必ず挑戦しますね(*´∀`*)

何と素早い

ジンゴズンゴ様
何と素早い行動力!さすが若いだけありますね。

そして、やはりお握りもチョイスしましたか!もう、その胃袋を尊敬するしかありませんね。たいしたものです。このお店が終わったら10分後には「ラーメン えい吉」さんの冷麺と餃子が待っているというコースを選んでいるにも関わらず。
でも、さくやのご主人に背後に廻られなかったということは、それだけエネルギーの消費を抑えられらと言うことですから正解でしょう。
スープの味に関してのお礼は、乱さんに言ってあげて下さい。あの方の提案だったのですから。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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