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「手打ちうどん 白滝」・「愛媛グルメ紀行」 362

今日は松山市の西の端、県道伊予松山港線沿いの北吉田町にある”手打ちうどん 白滝”さんをご紹介しましょう。


このお店は、長浜町近く”白滝”出身のご主人が概ね30年ほど前に、旧空港通り(現在の県道伊予松山港線)沿いにお店を出してその歴史をスタートさせました。


その後、今から6年~7年前に現在地に移転、店主さんの代も変わって現在に至ってるお店です。


このお店に行ってみようと思った動機は、ブログ友の”ジンゴズンゴ”さんの”冷たいうどん”が食べられるお店の記事でした。

看板1
こちらが県道沿いから見える看板です。


この界隈には”御旅館 下宿”という看板を掲げているお店が多くあることをご存知でしょうか。


多くの方は”御旅館 下宿”という業態があること自体知らないでしょう。


ここ北吉田町は、”帝人”や”コスモ石油”などの工場群が立ち並ぶ地域です。松山地区最大の工業地域なのです。

玄関2
その大工場の機械の補修や点検等を行う会社の社員さんたち、或はそれらの大工場の季節従業員さんたちが、一ヶ月とか一週間単位で寝泊りする施設が”御旅館 下宿”なのです。


それらの施設は朝晩の食事付ですが、そういった会社の更に下請業者の社員さんたちの一種の食堂の役割りを担っているのがこの”手打ちうどん 白滝”さんなのです。


ですからうどんは当然のこととして、親子丼や天丼、カツどんなど、街場の食堂メニューも多数用意されています。


このお店の成り立ち、立地条件を考えると当然のことです。


女性4人と店主の全部で5人でやっておられます。結構広い店内には様々な客層が、新聞や漫画を見ながらうどんや親子丼を食べています。

メニュー3
さてワタシがこのお店をお伺いした理由は、ジンゴズンゴさんの記事にあった”冷たいうどん”を頂にきたことにあります。


決して”ざるうどん”などではありません。


この画像の下段にある”冷きつね”を頂きにきました。


冷たい出汁の中に冷たいうどんが入っているというのです。


今までに”冷たいラーメン”は”再訪した”のっぴんラーメン”や”ラーメン餃子 かめ福”さん、さらには”御食事処 さくや”さん、あるいは敢えて言うなら”ラーメン えい吉”(えい吉さんは”冷麺”と呼ばれていますが)さんでも頂きました。


実は”冷たいうどん”は、8月9日に”再訪シリーズ”14番目のお店としてご紹介した”うどん きり麺屋”さんの”ひやかけ”以来2度目です。


あのシンプルな美味しさをこのお店にも期待して訪問したというわけです。

冷きつね上4
この画像が”冷きつね”でお値段500円(内税)です。


驚くほど、拍子抜けするほどシンプルです。


見た目は普通の”きつねうどん”そのものです。


店内には、店主さんが昨日手打ちし熟成させた麺を、注文がある度に大きな包丁で切っている、実にリズミカルな音がこだましています。「トントン・・・トントン・・・トントン」と。

冷きつね5
具材は、大き目のお揚げさん2枚とワカメと刻みネギだけ。これ以上シンプルな”種物”はないでしょう。


スープを一掬い啜ってみました。


アッサリ味のイリコ出汁ではないだろうかとお見受けしました。松山うどん特有の甘さはありません。


少し酸味を効かせてあり、清涼感も漂います。

アップ6
甘辛く煮含められたお揚げさんが味のポイントになっています、味を引き締めています。


これなら胃袋が縮小したワタシでも、幾らでもいけそうです。

麺7
さて、””です。これが微妙な固さなのです。讃岐うどんの謳い文句”麺のコシ”ともやや違う。


かと言って、いわゆる”松山うどん”の柔らかさと艶ともちょっと違う。


ちょうどこの記事を書いた、7月28日の愛媛新聞に”柔らかい麺 甘目のつゆ”という副題を付けた「松山うどん 長く愛して」という署名入りの記事が特集されていました。


そこではひたすら、松山うどんの麺を柔らかいとしか捉えられていない、実に内容の薄っぺらな記事で埋められていました。愛媛人として恥ずかしくなる。(もっと本気で取材しろ!!っと言いたい)


讃岐うどんはコシがある←→松山うどんは柔らかいという、松山うどんの麺の一面だけにしか焦点が当てられていない。松山うどんに関する資料を渉猟(しょうりょう=さがし、あさるという意味)した跡は全く感じられない。


新聞記者をして、”松山うどん”の何たるやを知らない。それで長く愛してもないでしょう。

切断8
本当の松山うどんは、単に柔らかいだけではない””があるというのがワタシの持論。

この”麺の艶”と”麺の本当の意味での弾力”については、”愛媛グルメ紀行”シリーズの今年3月22日に251番目のお店として紹介した、南高井町の”うどん 味十味(あじとみ)”さんで過不足なく紹介しています。

画像を見てください。一本のうどんの麺を、いま正に割り箸で断ち切ろうとしている瞬間です。

艶及び本当の意味での弾力に欠ける麺は、人の指の力で割り箸に麺を挟んで断ち切るのは容易なことです。

ところが、”うどん 味十味”さんや”手打ちうどん どん”さんの湯がかれた麺は、割り箸で挟んで切断しようと思っても切れるものではありません。讃岐うどん(もどき)は容易に切れますが。

割り箸を持つ指に力を入れて麺を切ろうとしても、割り箸が麺に食い込んで麺自体は細くなりますが切れません。

割り箸の力を緩めると、切れそうにまでなっていたうどんの”麺”が、その弾力で元の太さに直ぐに戻ってしまいます。

これが柔らかいけど艶と弾力のある麺です。

完食9
そのワタシの持論から言えば、容易に割り箸で断ち切れたこのお店の”麺”は、良くもなく悪くもない、標準的な麺のように思いました。


でも、あっという間に完食してしまった。


松山では珍しい”冷たいうどん”を食べさせてくれるこのお店、貴重だと感じました。


最後にちょっと腰を抜かしそうになったのが、このお店のメニュー。


なんとこのお店、うどん屋さんなのに”鍋焼きラーメン”と”和風ラーメン”を出す。


この光景は、三津のうどん店”福磯”さんでも見かけた。


”福磯”さんではうどん屋さんが出す”鍋焼きラーメン”を頂いた。”妙な美味さ”のラーメンだった。


はてさて、このうどん屋さんが出す”鍋焼きラーメン”のお味はいかがか???




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非公開コメント

涼しくなってきたら・・・

じゅんさん、おはようございます。
って、もう10時ですがwww

ここの冷きつね、完食ですね♪
じゅんさんがスープも残さず食べ切った記事は、其処が私も好きなお店だったらとても安心します。

この冷きつねの具材はまったく温うどんのそれと同じなのがイイですね。冷たいラーメンもそうですが、写真で見ただけでは熱いか冷たいか判らないってところに妙に惹かれた今年の夏でした。

ここの鍋焼きラーメン、涼しくなってきたら行ってみようと思います。
その時は福磯さんとハシゴしようかなwww

やっと復帰?

乱駆郎様
やっとブログ界に復帰されましたか^^良かった良かった。
お待ちしていました。お伝えしたいことが多く溜まって。

ただこれから月末にかかっていきますから、実業家はてんてこ舞いの一週間ですね。邪魔しないように気をつけます。

ここの冷たいうどんもシンプルで優しいうどんでした。残す心配なしで食べられるということは、私にとってはありがたいです。8月も残すところわずか、期間限定のお店には急がなきゃ。

No title

じゅんさんへ
初めてコメントさせて頂きます!
「白滝」が紹介されて、大洲人としては看過できなかったものですから(笑)
とは言いつつも、このお店、アイテムえひめに行くときに前を通るのでその存在も知っており、当然ながら大洲市の白滝出身の方が経営されている情報も持ってはいるのですが、未訪です・・・
書かれてあるようなお店の役割があるとは知りませんでした。
そして、その過不足のない麺がお客さんを飽きさせないのでしょうか?
次回アイテムえひめに行く際は、「踊るうどん永木」へは行かず、このお店に入るようにします。
ただ、何時になるかは分かりませんが・・・

今後も気になった記事には、コメントさせていただきます!

初めての

大洲のひで様
初めてのコメントありがとうございました。
そうですね、白滝は今や大洲市ですものね。昨年は白滝に行って写真を撮り、記事にアップしたこともあります。
長浜の「肱川あらし」も、寒い寒い時期の早朝に、肱川河口にまで行って撮影しアップしたこともあります。
郷里が野村町なので、海岸周りに道を取ると、帰りの途中ですから。
白滝食堂さんは、ごくごく普通の食堂さんで、唸るようなものはありません。ただ、あの地域の期間工さんたちにとっては無くてはならないお店です。
それぞれのお店にはそれぞれの役割りがあって、その存在意義をきちんと捉えられたお店はずっと生き残っていけますね。
どうぞ、お近くまでお越しの節はお立ち寄りください。コメントありがとうございました。

No title

この界隈の下宿で「大連荘」という旅館がありました(今もあるのでしょうか)。
まあ「ダイレンソウ」でしょうけど、わたしはその看板を「ダイレンチャン」と読んで、毎日お客さんがマージャンをしているのかと、なんだかおかしかったです。
すみません、うどんと関係ない話で。

大連荘

ファットマン様
「旅館 大連荘」は今もあります。アイテムえひめ立体駐車場の北側、四国ガス㈱の東隣です。

そうですか・・・・これを「だいれんちゃん」と。往時が偲ばれるエピソードではありますね。

ワタシはそれより前の世代ですから、素直に「だいれんそう」と呼びました。

大変勉強になりましたm(_ _)m

大変遅くなりましたが、
私なんぞの名前を記事に取り上げて頂いて
アリガトウございます♪m(_ _)m

店の成り立ち、立地条件、役割、そして麺に対する考察。
どれもじゅんさんならではの深い造詣に溢れてて、
自分の記事が恥ずかしくなって来ました(/ω\*) イヤーン

”御旅館 下宿”というのは初めて聞きましたし、
ムッチリした弾力を感じる麺と私は認識しておりましたが
そうですか、標準的でしたか~。
ううむ、うどんって奥が深い…

麺は人による

ジンズゴンズ様

「白滝」ですねー、うーーん、今やワタシにとっては懐かしい部類に入っちゃいますね。(などと冷やかしてはいけません)

「旅館・下宿」という業態があることなど、知らないほうが当たり前でしょう。たまたま、ワタシの経歴がそういう業種があることを知らしめたのですから。

それと、麺に関しては、ワタシの基準はあくまでワタシの超個人的な基準ですから一般的とは言えないかもしれないですね。

でも、世間の普通の方に比べると「うどん屋」さんで食べ歩いた経験は多分群を抜いているかも。

ですから、どうしても評価が厳しくなりがちです。でもね、ジンゴズンゴさん、まだまだ新鮮な驚きをもって接することが出来る「うどん店」等に新たに出会えています。確かに、どの世界でも奥は深いですねーー。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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