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「再訪26 水車」・「愛媛グルメ紀行」 366

今日は”再訪シリーズ”の26番目、”愛媛グルメ紀行”では昨年の1月29日に6番目の店舗として採り上げた手打ちうどん・そばの”水車”さんをご紹介しましょう。(「水車」 真っ当な「B級グルメ店」⑥


場所はおさらいですが、石手1丁目、石手川に架かる「岩堰橋」のたもとにあって、セブンスター石手店の真向い、道端に水車がありますから分かりやすいと思います。


お遍路さんや観光客の姿も見えるお店です。ということは、お値段はやや高めに設定してあります。

玄関1
”愛媛グルメ紀行”シリーズで6番目、うどん屋さんとしては2番目に採り上げたお店ですから、ワタシのお気に入りのお店なんです。


前回は、このお店の看板メニューである”鴨うどん”をいただき、目を細めたことを昨日のことのように覚えております。


このお店は、麺、出汁、カヤク(具材)のバランスに優れたお店です。


温かいうどんでも、ざるうどんなどの冷たいうどんでも先ず外れがない。そういう認識をもっていたお店です。

ところが・・・・・ところが   なんです。その内容は後ほど。

メニュー2
実は今年の夏、”冷たいラーメン”や”冷たいうどん”という、ワタシにとっては新ジャンルにいささか凝っていまして、それらを追っかけていました。


このところ胃が小さくなってきた上にこの暑さです、食欲が衰えて昼は麺類しか胃が受け付けなくなっています。


今年の夏、このシリーズで御飯ものがほとんど登場しないのはその為です。


ですからこのお店でも冷たいうどんを、と思ってメニューに目を通した時真っ先に目に飛び込んできたのが”中華風 冷麺うどん”でした。お値段やや高めの850円。迷わず注文しました。


すると、店員さんが「この中華風冷麺では、うどんの麺を細め、あるいは普通の麺のどちらかが選べます」と言うではありませんか。


これも迷うことなく「細麺」でお願いします」と注文した。

おでん桶3 おでん4
待っている間に、愛媛のうどん屋さんやラーメン屋さんの定番”おでん”を覗きに行った。


アメリカのロサンゼルスに住むブログ友さんから、うどん屋さんやラーメン屋さんに定番の”おでん”と、ワタシが何時も同じ事を書くので、それは愛媛県特有のことですか?と、質問コメントがきた。


そう言われれば、他県の事情を事細かに調べているわけではないので、愛媛県だけに特有という分けではないかも知れない。


何れにせよ、まだ十分に味が染みていない”スジ”をかじってうどんを待った。お値段130円。

冷麺うどん7
さて、注文した”中華風 冷麺うどん”が運ばれてきた。


見た目、これは完全に中華の冷麺だった。


店員さんがすかさずこう言った「この”中華風冷麺うどん”、タレを冷麺にかけてぶっ掛け風に食べること出来ます。ただし、タレを全部かけてしまうと、かなり辛くなってしまうので、普通のざるうどんのように食べても結構です」と。


さあ、このやり取りから”中華風 冷麺うどん”とワタシの壮絶な闘いの幕が切って落とされた


誰が、こんな”闘い”が待っていようと想像できただろう?

アップ8
完全に具材の下に隠れてしまってる細麺。


具材は、中華冷麺通り。刻んだハム、キュウリ、カイワレ、赤と黄色のピーマン(パプリカ)、ミニトマト、紫タマネギのスライス、そして何とパイナップル2切れだ。


カラフルというか、トロピカルというか、夏メニューに相応しい彩りではないか。


っと、ここまでは何の問題も起こらなかった。ここからだった、”過酷な闘い”は。


問題は”漬けタレ”にあった!箸先を付けて舐めてみた・・・・・・・・・・・・・


店員さんは”辛い!”と言った。でも辛いのではなく”酸っぱい!!!”のだ。

漬けタレ9
とりあえず、ざるうどんのように、麺を掬(すく)って漬けタレにつけて食べてみた・・・・・・・・「ウッ!」


後の言葉が出ない。思いっきり酸っぱいので、麺を単独でタレに漬けては食べられない。


そこで、少しでも酸っぱさが緩和されるかもしれないと思って、具材を漬けタレに投入してみた。


一層惨めな状態が待ち構えていた。具材すらも酸っぱくて喉を通らない。お冷(薄い麦茶)で喉に何とか流し込んだ。


その時「そうだ!お冷(薄い麦茶)で漬けタレを薄めてみればいいかも!」っと。これが甘かった。


実はタレや出汁に水などを加えるということは「厳に戒めなければならない!」ことなのです。


タレや出汁は、料理人が精魂傾けて作ったもの。それを素人の客がお冷や水で薄めて調整することは完全な”ルール違反”であり決して犯してはならない”マナー違反”なのです。


でもこの厳しい”掟破り”を、店員さんの目を盗んでやってしまった!

細麺10
で、気がついた。これが”辛い”のであれば、水薄め作戦は功を奏するはずだった。


でも、ものの見事に失敗に終わった。「酸っぱいものは、水を加えても微動だにせず酸っぱいまま!」だった。


この闘いに更に悲惨さを加えたのが、皮肉なことにこのお店の”麺”の秀逸さだったとは・・・・


このお店の””、冷たい状態で麺を食べるとその実力・魅力がよく分かる。


ワタシは優れた麺とは、”弾力と艶がある麺”と定義している。


それがよく分かるのは、麺を割り箸の先で断ち切れるかどうかということ。


つまり弾力も艶もない凡庸な麺は、割り箸の先で麺をはさみ、指に力を入れると断ち切れる。


ところが、弾力と艶のある優れた麺は、それでは麺が細くはなるものの断ち切れない、指の力を抜くと麺は瞬時に元の太さに復元される。


このお店の麺がまさにそれ。細麺ですら、割り箸の先を使って片手の指の力では断ち切れない弾力がある。


すると、どうなるかと言うと、麺をつかみ漬けタレに入れようとすると、適切な量の麺にならず、長いまま全部が漬けタレの猪口(ちょこ)に入ってしまう。


すると、麺の先だけに漬けタレをちょいと漬けて、あとは喉に流し込むということが出来ない。


かくして、どっぷりと酸っぱい酸っぱい、超酸っぱい漬けタレがタップリ絡んだ麺を食べなければならない。


先に”悲惨”と書いたのはこのことを指す。麺が秀逸な故に一層悲惨さを増すという皮肉・・・・・

伸びる麺11
この麺を見ていただきたい、麺を箸でつまんで取り上げようとすると、麺が何時までも切れない。長いまま片手を精一杯上に上げても、まだ切れない。


これを全部漬けタレの猪口(ちょこ)に押し込んで食べる時の、その壮絶な酸っぱさとの闘いを想像できますか?


一度お店の方に、ジックリ味わって食べさせてあげたかった。どういう顔をして食べるのか?


でも世の中には、酸っぱいのなんて全く平気と言う人だっているはず。


唐辛子の辛さは全くダメという人がいる反面、ワタシのように辛さなど平気という者だっているように。


再訪したことを後悔しているのでは全く無い。このお店の評価に全く揺るぎはない。


間違いなくワタシの中では愛媛では五指に入る名店だと思う。


でも・・・・・でも・・・”中華風 冷麺うどん”だけは、もう勘弁していただきたい。


「うどん屋は中華味に挑戦すべきではない!」痛切な思いを込めてそう言いたい。


7月3日に”愛媛グルメ紀行”シリーズの374番目のお店としてご紹介した”手打ちうどん 福磯”の”鍋焼きラーメン”ですが、その旨さに唸った。


そこで女将さんにこう尋ねた、「これは、ラーメン用に作ったスープですか?」と。


すると女将はこう答えたものです、「何イヨーン、うちはうどん屋やし、ラーメンは和風ヨー、ヤケン、スープはうどんと同じヨー!」っと。


上の成功例にもあるように、冷麺に挑戦するにしても、あくまでも和風出汁に工夫を凝らすべきではないでしょうか。



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No title

盛り付けもえらく大雑把というか個性的というか・・・パイナップルどーん!ハム・たまねぎバラバラーといった感じで、ちょっと写真見てびっくりしてしまいました。
ちなみにおでん、香川でも置いてあるらしいです。でも、関東にはないらしいです。四国限定でしょうかね??

関東がおでんの本場

Kaori様
そうですか、香川には「おで」んがうどん屋に置いてある。

でも「おでん」は別名「関東煮」と言って、関東が本場。東京など「おでん」だけを出す「おでん屋」さんが幾らでもあって、そこでおでんをつつきながら一杯というのが、最も庶民的なお酒の飲み方でしょう。

想像ですが、関東ではおでんは主役を張れる役者、四国ではうどん屋とラーメン屋の脇役が似合っているということでしょう。

さて、このうどん屋の「中華風冷麺」には苦戦を強いられました。参りましたよ。確かに盛り付けのセンスもないですね。そして何より「酸っぱい!」

仕事に集中

乱 駆郎様

人間色々なリズム帯があるもので、仕事に集中すべき時もありますよ。乱さんは今まさに男盛り!

仕事集中リズム帯の真っ只中に突入してるんでしょう。

そんな時は、目の前をまっしぐら、突き抜けるに限る。

秋風を感じ始めるときが必ず来る!その時はゆっくり杯を傾けようではありませんか。

ご無沙汰で~~~す!!

バタバタしてたというか、時間の使い方が下手というか
よー分からんウチに時間ばかり過ぎてしまって、
気付いたらメチャクチャご無沙汰してしまいました。
申し訳ありませんm(_ _)m

てか、今日が31日だという事についさっき気付きましたよ!
もう夏が終わるのー? うひょー。ビックリ~~(((゜Д゜;)))

さてさて、随分と残念な想いをされたようですねェ。
五指のうちに入るとまで評価してたのに
だからこそ、さぞやガッカリされた事でしょう。
じゅんさんの闘いぶりにはチョット笑ってしまいましたがww

まぁ、そんな事もあるかも知れません。
私だって好きな店で「アレ?」とか
「今日に限ってなんで?」な想いをした経験があります。
何もかもがピッタリ自分好みな店なんて存在しないのかも知れませんし、
世にも珍しい激酸っぱ商品も完備してるだって事で
笑い飛ばしちゃいましょうよ!
ワッハッハー(・∀・)

こんばんは!

大変な思いをされましたね。好きな店だからまだ良かったのでは?記事を読んでこのお店で酸味を抑える方法を思いつきました。もちろん掟やぶりですが(^^ゞ
おでんの卵の黄身をぐちゃぐちゃにして麺にまぶすのです(笑)まろやかになりますよ。お店では出来ませんよね。
ただ、こちらのお店には機会があれば訪問したいと思ってます!

マジ壮絶やったんですよー

ジンゴズンゴ様
いやー、笑われても仕方ないけど、これはマジで壮絶やったんですよー!

好きな店だけに、疎(おろそ)かにはいただけないと、真面目に取り組めば取り組むほど、酸っぱさが全身を襲ってくる。

中々、これだけのファイトを求められる食品にはお目にかかったことがないほどでした。

まあ、長い間こういうことを続けているわけですから、こういうことにも遭遇しますよね。ある意味いい経験をさせていただきました。

おおー、さすが

M様

いやーー、大好きなお店だけに、苦労しました。好きなお店でなかったら、途中でギブアップして残して帰っていますよ。
それが残せない辛さ、帰れない辛さったらなかったですねー。

そうですかー、それで緩和できるとは。さすがですねー。思いも付きませんでした。

でも、確かにお店の人の前では出来ませんね。

ここの「鴨うどん」(温かいもの)は、中々いけます。大好きなうどんの一つです。ですから、ワタシもこれからも何度も行きます。ただし、「中華風冷麺」を見ないようにしながら。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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