「再訪34 一天張」・「愛媛グルメ紀行」 377

今日は”再訪シリーズ”の34番目のお店をご紹介しましょう。そのお店は今年4月25日に”愛媛グルメ紀行”の274番目のお店としてご紹介した”一天張”さんです。(「一天張」・「愛媛グルメ紀行」 274


前回は書きませんでしたが”一天張”という店名の由来です。これは「うちは”担担麺一筋”です!担担麺一点張りなんです!!」っと、この覚悟が店名に込められているのです。

玄関1
場所は前回のおさらいです。お店は、大街道の一本西に南北に通る通りの第二スズランビル1階にあります。

町名は三番町3丁目になりますが、大街道2丁目の伊予銀行大街道支店中央出張所(CDやATMだけの)の角を西に入って、一本目の角を北に折れたら通りの東側のビルの1階です。


そこから7軒北には、”博多一風堂”さんがあります。飲食店が密集する激戦地帯です。


ここで”担担麺”の専門店を開いて7年目のお店です。

店内2
これはお店のカウンターから玄関を見た光景。


前回は「厨房にシェフが一人と、フロアー係りの女性の二人でお店をやっておられます。」と書きましたが、これは間違いでした。


このお店には別にオーナーさんがいらっしゃって、厨房で料理を担当しているのは料理人さん。女性のフロアー係りは、時間帯などによって異なります。


ここの料理人さんは元々ラーメンなどを作っていて、その後このお店のオーナーの知人に”担担麺”の専門家がいて、その方から教わったそうです。


”担担麺”とは一体どういうものかということは、前回の記事で詳しく書いておりますのでそちらをご覧になっていただきたい。

メニュー3
担担麺”は、中華料理店でもラーメン屋さんでも様々な形でメニューに加えられています。

元々は、中国四川省の成都で生まれた食べ物で、行商人のように天秤の片側に麺を、もう一方の側に汁を入れて街の角々でその場で麺と汁を小さい椀に合わせて食べさせていたもの。

ですから、天秤棒の片方に汁を入れた容器を固定し担いで運びましたが、汁を大量に入れると重いので四川省成都では”汁なし担担麺”が主流でした。

ところが、テレビなどで有名な陳健一さんのお父さん”陳健民”さんが日本人に合うように改良して、今日本で提供されている”汁あり担担麺”の形が普及したと言われています。

今年の夏、色々なお店で”担担麺”をいただきました。もちろん美味しいという印象のお店とそうでないお店と両方ありました。でも、どのお店で食べても「ン???どこか違うんじゃないかな???」という印象を拭(ぬぐ)えませんでした。

そして、その時に何時も思い出すのが4月にこのお店で食べた”汁なし担担麺”のあの痺れる旨さでした。

担々麺セット4
ですから、もう一度あの”痺れる味”を求めてこのお店に舞い戻ってきたというわけです。”花椒”(かしょう)のあの痺れる辛旨さを求めて。

前回は、メニューにある”汁なし担担麺”をいただきました。つまり、このお店では””と呼ばれているラー油と山椒が半分に抑えられているものを注文しました。

そして今度こそ本来の味(の はず)である”汁なし担担麺”の””を注文しようと意気込んでいたのです。

とことが、前回いただいた”白”の食べた印象を話して「今度は赤を!」といいますと。

「前回の”白”で口中がかなり痺れたと仰るなら、”赤”を食べることは先ず無理。お薦めできません」とシェフにアッサリ否定されてしまいました。

そこでそのシェフと相談して、改めて注文したのが”汁あり担担麺”の”赤”のランチセット。

ミニサラダとミニ杏仁豆腐がついて、700円です。今まで食べてきた”担担麺”では一番お安い値段設定です。

担々麺上5
これが”汁あり担担麺の赤”です。

スープの表面を覆いつくす”ラー油”は、中国から唐辛子を輸入してこのお店でジックリ時間をかけて作った特性です。

「中国のものだけでは、やはり日本人には辛すぎるので、ほんの少しだけ日本産の唐辛子もブレンドしてあります」と、特性ラー油の秘密を明かしていただきました。

シェフさんとは担担麺について、かなり突っ込んだ話をしましたので、それで担担麺のことが少し分かると認めていただいた証か。

セサミ=胡麻も炒ってペーストにしてスープに入れられていますが、胡麻味がきつすぎるということはありませんでした。

アップ6
”汁なし担担麺”ほどの痺れは感じません。むしろ上品な辛さを味わいました。


挽肉とのバランスも結構でした。どこかの中華料理店の”担担麺”の様にワカメがプカプカ浮いているというようなミスマッチは全くありません。

極々シンプルですけど、スープの味が深い。ジックリ味わえるスープです。

でも間違いなく本場中国の唐辛子がたっぷり入っています。普段は食べ物で汗をかいたりすることはない私ですが、ハンカチ一枚がグッショリと濡れました。

世の中には、ハンカチでは到底済まない人もいらっしゃることでしょう。もし挑戦される勇気がおアリならバスタオル持参をお薦めします。

麺7
もともと、四川省成都は広大な中国本土の真ん中に位置します、内陸部です。


真夏の暑さは尋常ではありません。担担麺を食べてタップリ汗をかいて体温を下げる。冷房などなかった時代に生まれた、人間の生きる知恵が生み出した食品なのです。汗をかいて当たり前。


”麺”は、濃厚なスープに負けないシッカリした中太の縮れ麺を使ってあります。


スープとがっぷり四つで組み合うことが可能な麺です、食べ応えがあります。

杏仁豆腐8
この”杏仁豆腐”がまたいいんです。


火照った体を和らげてくれます。


元々”杏仁豆腐”は本来は薬膳料理の一種で、喘息・乾性咳嗽の治療薬であるアンズ類の種”杏仁”(きょうにん)の中の「仁(じん)」を粉末にしたもの(杏仁霜)を、苦味を消すために甘くして服用しやすくした料理でだそうです。(この部分だけ”ウィキペディア”から引用)


ただし、今日本で食べられている”杏仁豆腐”の何%にアンズの仲間の種からとったものが使われているでしょう。


このお店の”杏仁豆腐”も、かすかに牛乳の香りが漂っていました。でもいいんです、間違いなく”担担麺”で火照った体には、実に優しく微笑んでくれます。

完食9
もちろん、スープも余さず飲んで完食です。


心地いい汗をタップリかきました。


店内ではワタシの後に入ってきた5人連れが注文していました。


”冷やしつけ麺”イツツーーー!!!


「え???この店に来て・・・・・ヒ ヤ シ・・・・つけ メーーーーンだとーー!


お陰で、たっぷりかいていた汗が一気に収まった!!


(注:ただし、ワタシの身近なところでも、このお店に来て”冷やしつけ麺”を食べたという軟弱な方がいることに、原稿を書いた後に気がついた。それが誰だったのか?は、今は思い出せない・・・・)





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こんばんわー♪

今日は久しぶりにお会いできて嬉しかったです。
お疲れ様でした(*^_^*)

で、『一天張』。
本気でイッテンチョウと読むんだと思い込んでましたが(笑)、
http://2103center.blog112.fc2.com/blog-entry-1118.html
実は前回記事を拝読してスッゴク印象に残った店でした。
じゅんさんは他にもたくさん店を紹介されてるのに、
何故かこの『一天張』だけは
頭の片隅で「行かなきゃ、行かなきゃ」とくすぶってました。

で、今日のこの記事ですよ。
「行かなきゃ」が「行かねばー!」に切り替わって、
ソッコー訪問してきました(笑)

証拠ツイート
https://twitter.com/zingozungo/status/247916433323982848

「汁なし赤」です。
最初はじんわりした甘辛さですが
花椒独特の風味なのか、味わったことのない苦味と
レモンのような清涼感を伴う、渋い辛さが。
やはり“ただ辛い”のとはワケが違い、複雑な味わい。
味自体クセがあるので好き嫌いが別れるかも。
で、気付いたら口腔全体に痺れが。
その痺れがじわじわ強くなって来て、
「わー、これ以上シビレ来ちゃったら感覚なくなっちゃう~~」ってところで
温泉玉子と白飯に助けてもらった感じ。
この二つが無かったら痺れに支配されてましたわ(^_^;)

またいずれ記事アップします♪

ぜひ

M様

貴重なお申し出に感謝します。

ぜひ拝見させていただきたいと思います。記事は既に書き上げましたが、掲載予定日までにまだ十分時間があります。

拝見させていただいて、それを少しでも反映できれば「生きた記事」が作れると思います。

また適切な時にお邪魔します。その時はよろしくお願いします。

偶然(必然)の再会に感謝

ジンズゴンズ様
昨夜は、偶然と言っていいのか必然と言うべきか、いずれにしても再会できて嬉しかったです。これも一重に「おーちゃん」さんのお陰。

さて「一天張」の汁なしの「赤」、とうとうチャレンジなさいましたか。
その果敢な勇気に尊敬の意を捧げたいと思います。さすがは、チェレンジャー・ジンゴズンゴさんの面目躍如ですねー!
そして、味の描写!ハイハイ、想像できますよ、明確に。なるほどと納得、合点がいきます。何時かワタシもチャレンジしてみたい、そういう思いを胸に刻みました。

そして「ツイッター」なるものの画面も初めて拝見しました。なるほど、こういう感じなのですね。ワタシのように、文章が勝手にどんどん流れ出てくる人間には、制御が難しそう。これは寧ろ、「一言名人」の乱さん向きのようですね。

やっぱり!

乱駆郎様

先ずは御帰還お疲れ様でした。

そして、やっぱり軟弱モノがいたんだ!
そしてそして、多分そうではないかと思っておりましたが、乱さんだっだんですね。

ふふふ、さて、汁なし赤・・・・・・無理せん方がいいって!

卒倒されたら困るから。それとも、周囲に20個くらい杏仁豆腐を並べて挑戦する?

いや、悪いことは言わん。辞めといたほうがエエ!!

どうぞどうぞ

乱駆郎様
どうぞどうぞ、ご自由にお使い下さい。

第一「横レス」なる言葉すら知りませんでした。

優しい配慮でしょう。ここまで至れり尽くせりの心使い、応じなければ男が廃るというもの。

食のエリア拡大のチャンス到来ではありませんか。

その壮絶な戦果の報告を、キリンの首でお待ち申しあげております。^^グフフ・・・・(これはキリンの鳴き声)
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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