「再訪43 アイビーハウス」・「愛媛グルメ紀行」 391

今日も”再訪シリーズ”、43番目のお店をご紹介しましょう。それは昨年2月9日に”愛媛グルメ紀行”シリーズの15番目のお店としてご紹介した”アイビーハウス”さんです。(「アイビーハウス」 真っ当な「B級グルメ店」⑮


場所は、国道196号線を今治方面に進路を取り、北条を過ぎると浅海の本浦を通過します。丁度、この本浦と浅海集落がある”浅海原”の中間辺り。



瀬戸内海の”斎灘”(いつきなだ)を見渡せる位置にお店はあります。

お店1
こちらがお店の全貌です。


国道196号線を通る方、あるいは海が好きな方ならどなたでも知っているお店でしょう。


1983年創業ということなので、もう29年になります。


青函トンネルの先進導坑が貫通し、ハワイアン・オープンで青木功が日本人初のアメリカPGAツアー優勝を果たし、中国自動車道が全線開通し、 因島大橋が開通し、東京ディズニーランドが開園した年でもあります。

メニュー2
モータリゼーションが進み、日本全国でドライブを楽しむ人たちがどんどん増えていっていた時代に開店されました。


しかし、その後のオイルショックやバブル崩壊などの世間の荒波にもまれ、全国津々浦々まで張り巡らされた”整備された国道”沿いにあった”ドライブイン”や”喫茶店”、更には各種”レストラン”は軒並み閉店を余儀なくされていきました。


その中にあって一貫して地元で愛され、海の好きな方々の”メッカ”であり続けたのがこのお店です。


このお店の看板メニューは”ゴールデンカレー”650円です。


今の若者達から昔は若者だった方々まで、この”ゴールデンカレー”には様々な思い出を秘められていることでしょう。


この看板メニュー”ゴールデンカレー”は、ワタシが松山で一番美味しいと思うスパゲティー専門店”フォンターナ"店長のお薦めでもあります。

サラダ3
この”ゴールデンカレー”に100円をプラスすると、サラダと飲み物(自分で選べる)がセットされます。


そしてこの画像が、セットの”サラダ”です。


容器毎冷やされて供せられます。生野菜が実に繊細にカットされています。ドレッシングとの相性も抜群です。


この爽やかな”サラダ”の酸味のあるドレッシングが、この後出されるカレーの風味を一層深くしてくれる、一種の露払いの役割りを担っているのです。

カレー4
さて”ゴールデンカレー”が運ばれて来ました。


カレーの向こうに微かに見えるのが、暑かった真夏の太陽を懐かしむかのように横たわっている”斎灘”(いつきなだ)です。


そして”ゴールデンカレー”は、まるでその斎灘に浮かぶ”小島”のように登場してくれました。

カレー上5
どうです?


真っ白なお皿の外輪、並々と張られたスープのようなカレーの外輪、そして地中から突然競りあがって出来た北海道の”羊蹄山”の佇まいを見せる”小山”の外輪。


この”三つのリング”が、目にも鮮やかではないですか。しかも、供せられた瞬間からスパイスの香りに全身が既に包まれています。

カレー6
”スープカレー”は、北海道札幌市発の「ご当地カレー」として余りにも有名。


スープカレーが札幌で産声をあげたのは1971年のこと。その札幌のスープカレー、様々なものがあるけれど、一般的にはスープポットのような深さのある容器に入れられて出される。


またスープの中には、骨付きの鶏もも肉や豚角煮、大ぶりに切られ素揚げや湯通しされたジャガイモ、ニンジン、カボチャなどの野菜・キノコ類がゴロゴロ入っていて、そのスープポットから平皿に盛られた御飯にかけて食べられることが多い。


また”スープカレー”の名称を使った初めてのお店は”マジックスパイス”というお店ですが、ここのスープカレーも大振りな具材がゴロゴロ入っている。

アップ7
ところがこのお店のスープカレーは、全ての素材が完全に形を留めないほど煮込まれている。


つまりこのカレーはこのお店の”オリジナル”。各種スパイスと野菜などの素材を形がなくなるまで煮込んでいて、見た目はサラッとしているけれど、コクと風味のある個性的なカレーです。


しかも、御飯の上には”薄焼き卵”がフンワリと乗せられている。この薄焼き卵がとんでもない優れもの。


紙のように薄いにも関わらず、卵の内側はトロトロの半熟状態。一種の神業です。

米粒8
更に唸らされるのが、画像の御飯、”米粒”、まあ見てください。


一粒一粒が、照り輝き光り、そしてそれぞれがくっつき合わずに立っているでしょう。


この米が美味しいんです。旨い米(飯)、コクと深みと香り豊かなスープ状のカレー、内側が半熟の神業的薄焼き卵、これらが三位一体となって味わえる。


目で味わい、鼻で香りを堪能し、舌で複雑で刺激的な味に唸る、これぞ至福の時です。

ジュース9
カレーを完食した後には、ワタシは”グレープフルーツジュース”を楽しみました。


サラダのドレッシングで酸味を舌に覚えこませ、次にカレーの痺れ辛さを堪能し、最後はグレープフルーツの苦甘さで〆る。


ワタシの舌に目があったとしたら、間違いなく今日は目をシロクロさせたに違いない。


味のジェットコースター”に翻弄させられた。でも、それは実に心地よい酔いに通ずる。


斎灘”は、これから秋の顔に変わっていく。




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非公開コメント

おはようございます♪

ご無沙汰です、ブログ完全再開いたしました(^_-)-☆
お見舞いコメントありがとうございました。
じゅんさんブログが、コメント第一号です(゚m゚*)プッ

我が家のカレーが欲しくなった頃、娘宅で食べるカレーは辛くて、馴染みませんでした(^_^;)
じゅんさんのブログで、今夜の夕飯カレーに決定(笑)

またよろしくお願い致しますm(__)m

シルビアが「白い稲妻」と呼ばれてた頃・・・

じゅんさん、おはようございます。

このお店は、昔は若者だった私にも洩れなく思い出がたくさんあります。いや、懐かしいですね~♪
私はこのゴールデンはもちろんですが、よくステーキカレーを食べてましたね。これも秀作なカレーだと思います。

ここは味よりも思い出すことが多過ぎて、改めて行きたいような行きたくないような・・・、そんなお店です。

お帰りなさい

ベル様
コメント復帰一号に選んでいただいて光栄です。

長かったけど「お帰りなさい」ですね、大歓迎です!

人間様々な試練がおとずれますが、自分の子供が原因と言うのが一番辛いですね。

我が家のカレーで英気を養って、再び須賀らしい「ベルワールド」の世界を楽しませてください。うんとうんと楽しみにしています。

シルビア!

乱駆郎様
乱さんも、ブログ完全復帰ですか!それはおめでとうございます。

今日は偶然ですが、朝2人にコメントいただいて、そのお2人ともブログ復帰でした!嬉しい限りです。

シルビア!あれー懐かしい。お洒落な車でしたねー。女の子を横に乗せたらピッタリ決まり!という。
その周辺で甘くもあり苦くもある思い出が渦巻いているんですね。ウフフフ・・・

ぜひぜひ、その複雑怪奇な思い出を巡らせに、このお店のカレー味わってください。この手の辛さなら平気なはずですから。

ドライブには・・・

お似合いの季節になってきましたね。
私も春先にたまたま北条方面に行くことがあり、R196海岸線を走っていたら・・・まだお店がある~って懐かしくなり迷わず入店しましたよv-410 それも迷わずゴールデンカレーに☆ 覚えている味を口にすると心が温かくなりますね。

昔 よく行っていたお店とか連れて行かれたお店とかで 今は閉店したお店の味をどうしても食べたい時が無性にあります。
じゅんさんはどうですか?


話はかわりますが、秋祭りの連休に遠方から友人が来たので松山城に行きました。せっかく城山近くにきたので萱町の「どん」に一緒に行こうと・・・はっきりしたお店の場所も調べずに商店街辺りをうろうろv-394 たどり着くわけ無いですよね。結局 清水町の「鶴鶴」へ行きました。次回はちゃんと調べて行ってみたいです。

どうしても行きたい店

nao0115 様
コメントありがとうございます。
そうでしたか、春先に行かれましたか。思い出深い皆さんが多いお店ですよね。季節的には行かれた春先と今でしょうね。
それから行きたいけど、今はもうないお店、いっぱいありますね。そりゃあまたもう一度懐かしい味に出会えたら嬉しいですね。でも、それが実に難しい。昔そのお店のおられた従業員の方が見よう見まねで味を再現しようとされたお店に行ったことがありますが、元の味にはなりません。他で自分の好みの味のお店を見つけるしか手はないですね。残念ですが。
それと「どん」さん、残念でしたね。私は、一般に言われる「フードブロガー」ではないので、お店の地図とか営業時間、休業日などを書いていないので、探すのには苦労されるかも知れませんね。大体の場所は記事に書いてありますので、それをご覧になって探してください。ぜひお薦めのお店です。
なお、前回のコメントで頂いていた「手打ち蕎麦処 富そば」さんですが、10月1日に再訪の様子はアップしました。もしまだご覧になっていなかったらぜひご覧下さい。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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