「再訪47 Federico(フェデリコ)」・「愛媛グルメ紀行」 395

今週の5日間は、イタリアンの”パスタ”を特集します。内訳は、再訪したお店が4店、新しいお店が1店です。5店とも、いただいたのは全てパスタ。


つくづくワタシは人類ではなく”麺類”です。


さて、その第一店舗目は”再訪シリーズ”、47番目としてそのお店をご紹介しましょう。


それは、今年の2月6日に”愛媛グルメ紀行”シリーズの219番目にご紹介した、伊予鉄横河原線の沿線、久米駅近くにあるイタリアンレストラン”Federico(フェデリコ)”さんです。(「Federico(フェデリコ)」・「愛媛グルメ紀行」 219


場所は、南久米町町の県道松山川内線沿い、”スーパー日東久米店”の東隣りにある伊賀ビルの2階です。

玄関1
こちらが、1階からの階段をほぼ上がりきった辺りです。


飲食業でビルの2階で営業を続けることの難しさは、愛媛グルメ紀行シリーズを書いていて痛感しています。


今年の5月29日にご紹介したばかりの”馳走革命 88”さん、ワタシが期待を込めてご紹介して1ヶ月もしない内に閉店なさいました。


また、同じく今年の4月10日にご紹介したばかりの”つけ麺”の専門店”媛乃屋製麺所”さんも閉店を余儀なくされたとか。


何れのお店も、新しい麺作りに意欲を燃やしておられました。しかし、どちらも志半ばにして出直しに追い込まれています。

店内2
ですから今年の4月で4年を越え、5年目に入ったこのお店に期待するところは大きい。


2月にお訪ねした時は、ご主人との二人三脚でお腹の大きい奥様がフロアー係りをやっておられました。


今回はその奥様がいらっしゃらず、若くて細い男性がフロアー係りをやっておられました。


オーナシェフにそのことをお尋ねすると「ハイ!元気に2人目が生まれました。女の子でした!」と、目をキラキラさせてお答えになりました。


思わず「おめでとうございます!」と、ワタシにも笑顔が広がりました。

メニュー3
さて、ランチタイムのメニューは例によって黒板に書き出されています。


このお店のメニューの特徴は、スパゲティー以外は乾燥パスタの茹でる前の現物が黒板にセロテープで止められていて、分かりやすい工夫をなさっていること。


例えば、当日はスパゲティー以外に、”リガトーニ”と”リングイネ”が使われていました。


選べるパスタが3コース、それに温野菜サラダがついて1000円。


色々なお店でランチをいただいていますが、やはりこの内容で1000円は高いと思いました。


これは、久米地区だからこそ設定できる価格ではないか?と、不動産屋的な分析をしてしまったくらい。

温野菜4
こちらが前菜として出される”地野菜の温サラダ・タプナードソース”です。


実は2月にお邪魔した時も全く同じメニューでしたが、地野菜の内容は2月の時はサツマイモとチンゲンサイ、そして地ゴボウとブロッコリーと冷たいトマト。


今回はジャガイモとホウレン草、それに地ゴボウとカボチャと冷たいトマトに内容が変わっていました。


当然のことですが、季節によって地野菜の組み合わせを変えられています。


なお”タプナードソース”とは2月にも書きましたが、地中海料理に使う”オリーブペースト”のソースです。このソースは同じでした。

パン5
こちらは、2月の時には付いていなかった”フォカッチャ”です。


言わばイタリア製の”パン”で、ライ麦などを生地に練りこんで焼かれています。


温野菜サラダの”タプナードソース”を”フォカッチャ”で拭き取るようにして食べ、スープを一滴も余さずに食べるという工夫でもあります。

パスタ6
ワタシが当日選んだのは”軽く燻した秋刀魚、焼き茄子のリングイネ”です。


リングイネ”とは楕円形をしたパスタで、その形から通常のスパゲッティと平麺パスタの両方の食感が味わえるというもの。


麺の表面が少しザラザラしていて、ソースの水分を吸収しにくいと言われていますので、麺の湯掻き加減が難しいのでは?と想像しました。(調理は素人なので、あくまでも想像)


事実、少し麺が硬すぎいるのでは?と思ったほど。


見てください、夏の終わりから秋に季節が移ろうとしている(訪問したのは9月10日)その季節感を味わえる献立です。


秋刀魚”(さんま)は、初夏から秋にかけての太平洋側のものが市場では一番多く出回ります。つまりこの季節が旬(しゅん)なのです。秋刀魚は軽く燻(いぶ)られています。


そして茄子は夏野菜の定番。茄子は軽く素揚げして様々な素材として広く使われる食材ですが、日本人には”焼き茄子”、これ田舎の味、オフクロの味の代表でしょう。

アップ7
でも、デモ、このお店の秋刀魚と焼き茄子は、トマトソースの中を泳いでいました。しかも、かなり酢味が効いたトマトソースです。


これでは、秋刀魚と焼き茄子の素材としての味が大無しになってしまう、そう感じました。


事実このメニュー、完璧に酸っぱい”トマトソース”の圧倒的一人勝ち!


それがこのお店の良さであり個性なのでしょう、実に愚直にイタリアンに徹しておられる。

アップ
これは、別のイタリアンのお店の”エビとイカのスパゲティ トマトソース”の画像です。


同じトマトソースですが、こちらのお店のものはエビとイカとトマトソースが仲良く笑っている、手を取り合っている。トマトソースが自己主張し過ぎていない。


ワタシは調理に関しては素人だから、両方のお店のトマトソースの扱いの違いを知らない。


でも、少なくともソースは他の素材の味を引き出す役目を担っており、他の素材の味を圧倒する自己主張までさせてはいかがなものか。


Federico”(フェデリコ)さんは、本当に素敵なお店だし大好きなお店でもあります。


せっかく秋刀魚と焼き茄子と言う日本的な食材を選ばれたのだから、その素材の良さを最大限引き出す工夫と言いますか、遊び心とオリジナリティーが出せなかったものか。


ちょっと心残りで、後ろ襟を掴まれたような思いが残りました。




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自己主張し過ぎはKY

じゅんさん、おはようございます。

なるほど、ソースが自己主張し過ぎて他の素材の邪魔をしてるんですね。
出る杭は打たれる・・・ではありませんが、職場でもよくある話ですね。私の職場でも、最近そんなことがありまして大変な思いをしたところです。
料理も職場も、仲良く笑って手を取り合えるのが一番ですねぇ。
此度の記事を拝見して、そんなことを感じました。今の私の頭の中は、仕事をはずす余裕がないようですわwww

シノギに集中

乱駆郎様
乱さんは、今仕事に集中の時期さんですね、年齢的にもそういう時期かもしれませんね。
既にワタシはその時期をシノギましたが。

出る杭は打たれる、ワタシもそれで過去の随分打たれましたよ。

今じゃ、「出る」ものがなくなりましたけどね。

なるほど

M様
このお店は好きですし、店主さんもお若い。

しかも実に真摯にパスタ作りに取り組んでおられます。

それだけに、僅かのことが気になります。

でも、試行錯誤を重ねられながら成長されると確信しています。

味にかんしては「なるほど」です。

No title

じゅんさんこんにちは
 このお店、タオル屋さんの2階ですよね。スーパー日東まではしゅっちゅう買い物に来るのですが、いつも、ちょっと行くの、どうかなぁ、と思って、結局まだ行かずにいます。なんだかお値段と敷居がちょっと高そうな感じがして、、。でも、今回、じゅんさんのこの訪問記を読ませていただいたので、よくわかりました。一度行ってみたいと思います。 それから媛乃屋製麺○ですが、8月に3回行きました。最初の2回は、今日、臨時休業します、というようなことで、3度目には、8月一杯休みます、になっていました。本業が別にあって、片方でラーメン屋さんをしていたから、お忙しいのかどうかは知りませんが、お客さんあってのお店だと思うのです。中には、その日しかなくて、でも一度食べておきたくて、という人がいたかもしれません。自分だって、駐車場料金だって払って来て、「休みです」では、どっと疲れが出ました。
 店をするのであれば、お店の基本的なポリシーと同時に客のことをどう考えているのか、もっと考えていただきたかった、と思います。終わってしまった店のことを言ってもいまさら仕方ないですが。あの店については、ちょっと厳しい意見です。

お店の責任について

謙介様
コメントありがとうございました。
まず、「Federico(フェデリコ)」さんについて、シェフが若くて意欲的に様々なメニューに挑戦されています。今回は、ソースの味にやや厳しいことを書きましたが、高く評価していることに何等変わりはありません。
ただ、やや値段が高いことと、男性一人ではお店で居辛いかも知れませんね。でもお薦めです、ぜひチャレンジなさってください。
また「媛乃屋製麺○」さんですが、残念ですね、そういう曖昧さは。実は記事で採り上げた「馳走革命 88」さんで、ワタシも同じ体験をしています。
そのお店も期待していて、励ます意味で再訪しましたところ、臨時休業の張り紙が。気になったので、しばらく日にちを置いて再び訪問したところその張り紙もなくなっていました。店内はそのままで。何時閉店されたのか、結局分からずしまいでした。
やはり志が低かったということでしょう。二つのお店には共通性がありますね。
仰るように、、お店と言うものは開店したからには社会性を持ちます。お客さんの方向をきちんと向いていないからこういうハメになったのでしょう。
健介さんが仰るご意見に全く同感です。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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