「再訪57 イタリアンキッチン 伊太めし屋」・「愛媛グルメ紀行」 410

今日は”再訪シリーズ”の57番目のお店を再度ご紹介しましょう。


それは、昨年6月13日に”愛媛グルメ紀行”シリーズの64番目のお店としてご紹介した、天山1丁目の「天山安永第一ビル」の1階にある”イタリアンキッチン 伊太めし屋”さんです。(「伊太めし屋」 真っ当な「B級グルメ店」 63


場所は南環状線の側道沿いにあって、ふらっと立ち寄ると言うより予約をして行ったほうが無難というお店です。

玄関1
こちらがお店の玄関です。”伊太めし屋”さんがこの地で開業したのは、1999年のこと。


今から13年前です。そのころは、都会で一時吹き荒れた”イタメシブーム”旋風は落ち着いていたころです。


でもこのお店、それ以降郊外型の”イタリアンレストラン”としての地歩を確実に固められ、多くの固定ファンを持つに至りました。


ですから、ランチタイムには予約をしておいた方が無難だと書いたのです。

店内2
こちらが店内です。皆さんに注目して欲しいのは、客席と奥の厨房を仕切る壁にコの字型の空間が切ってあって、そこに向こう側が透けて見えるレース様の白っぽいカーテンが見えると思います。


実はこの”半透明のカーテン”が、このお店の質の高いサービスを保つための重要な仕掛けなのです。


このカーテンの奥に、フロアー長的な役割りを担う女性が控えていて、このカーテン越しに客の様子を仔細に観察しています。


そして、客が水が欲しい仕草をすればかん発をいれず水の補給をし、コース料理を頼んだ客が一品を食べ終わりそうな状態になれば、それを後ろの厨房に伝え次の料理の仕上げを急がせる。


客がコース料理の一品を食べ終って一呼吸置いたその瞬間、彼女は次の料理をさりげなく運ぶのです。


ワタシが、このお店のサービスの質は”プロの鏡”と書くゆえんがここにあります。

メニュー3
さてメニューです。実はこの日も昨日に続いて、時々コメントをいただく””さんお薦めのメニューを頂きに来ました。


もちろん、このお店は再訪リストに載せていましたが注文する料理までは決めていませんでした。


ですから”月”さんお薦めのメニューを迷わず注文しました。それはクリーム・ベースのパスタにカテゴリーされている”スモークサーモンとキノコのスパゲティー”です。お値段は少々お高く1050円(内税)です。

禁煙4フォーク他5
前回訪問した時にも書きましたが、このお店の”爽やかな禁煙宣言”いいですね!


料理に対する自信と誇りの現われだと思いました。


また、ナイフやフォークのセットの中に”お箸”も用意されています。


イタリアにおいて、今のような乾燥パスタが登場したのは16世紀にはいってからのこと。


更に言えば、今からおおよそ240年前までは、イタリアの人たちはスパゲティーを含むパスタ類を、全員が手掴みで食べていた。チーズをかけたスパゲティーを手で持ち上げ、口をその下で受けて口に流し込んで食べていた。


フォークで食べ始めたのは、ナポリ国王が宮廷で毎日パスタを食べるようになってからのこと。


ですからスパゲティーを箸で食べることなど、何等おかしいことでも、ましてやマナー違反などでもない。

パスタ上6
さて、こちらが頼んだ”スモークサーモンとキノコのスパゲティー”です。ソースはクリームがベースになっていて、実にマイルドなお味です。


スモークされたサーモンがネットリとした食感でスモーク独特の香りとともに口腔に広がります。キノコは舞茸を使ってありました。それぞれの相性は抜群です。


肉でも魚でも、更にはチーズ類などでも、スモークすることによってそれぞれの食材が本来持ってる味を更に濃厚に食材に閉じ込めることができます。


パスタの量はおおよそ100gちょっとか、今のワタシの胃には丁度いい量です。

パスタ7
程よく湯掻かれたスパゲティーと、スモークの香りを残したサーモン、舞茸のシャキシャキした食感、深みのあるマイルドなクリームソース、それらが渾然一体となっていることを楽しめます。


それぞれの食材が皆仲良し、皆で手を繋いでニコニコしながら「どう?ワタシタチノ美味しさ ワ カ ル ?」と微笑んでいるようです。


このスパゲティーは、ちょっと群を抜いた美味しさです。ワタシが最も好きなスパゲティー専門店の”フォンターナ”さんのそれに、初めて勝るとも劣らないと思えるスパゲティーに出合えた。


いただきながら、低い声で唸り続けた。透けて見えるカーテン越に、あのフロアー係りの女性に悟られたかもしれない。

アップ8
なぜここまで美味しいのかを必死で考えた。


今まで数多くのパスタ類を食べてきて、フォンターナさんと他のお店の決定的な違いは、そのソースにある。


多くのお店のソースは、オリーブオイルと麺を湯掻いた茹で汁と塩コショウ、それとベースになる醤油やバターやクリームソースやトマトソースとを和えてある。


ところがフォンターナさんのソースは、それに一味(ひとあじ)何かの出汁を加えて、味を実に微妙にコントロールされている。だからソースにコクがあって味が深い。


もちろん麺と選んだ具材によって出汁の種類を微妙に変えられている。だから全体のバランスがいい。

ソース9
このお店のソースにも同じことが言えるのではないかと思った。


で、敢えて残ったソースを画像に収め、指でソースを掬って舐めてみた。


画像に見える赤っぽいものはサーモンの残り。緑色っぽいものの素材が分からなかった。


でも、このソースの味作りで重要な役割りを負っていると思った。パセリのみじん切りとは明らかに違う。


勘定を払う時にシェフに聞いてみた。すると、ニコッと微笑まれてこう言った。その答えは意外なもの。


「あれは、ピーマンのみじん切りです!」と。


調理の世界も実に奥が深い。素人には到底敵わない。でもプロ中のプロだからこそ「素人は敵わない」と思わしめるのです。


このお店は、本当に凄い!優れています。流石(さすが)です。完全に脱帽です、しかも心地よく脱帽しました。




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まとめ【「再訪57 イタリアン】

今日は”再訪シリーズ”の57番目のお店を再度ご紹介しましょう。それは、昨年6月13日に”愛媛グルメ

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おはようございます

先日お昼にこの界隈で食事する機会があったのですが、一人だったこともあって、入りやすそうな中華の愛華に行ってしまいました。
ここまでじゅんさんが激賞されるということなら、ここも近いうちにく行ってみないといけませんね。
ただ100gのパスタで1050円は量的にキビシイと思うので、パスタのランチセットみたいなものがあればいただいてみたいと思いました。

いやー、驚きました

ファットマン様
朝一でコメントありがとうございます。

そうです「愛華」さんのお隣です。一人であれば予約は必要ないと思います。
パスタとのセット物があったかどうかは記憶にありません。今のワタシの胃袋では、単品でも残してしまいかねないからです。

そして、記事に書いたパスタ、正直言って驚きました。フォンターナさんの味に慣れてしまって、他のお店のどのパスタをいただいても、どこかに不満が残っていました。

ところが、久しぶりに全く不満が残らない、唸って食べるパスタに出会いました。そして記事にも書きましたように、フロアー係りの女性のサービスは「野咲」さんの奥さんのサービスに匹敵する素晴らしさでした。ぜひぜひ、お試し下さい。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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