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「刀削麺  溢香 (イーシャン) 」・「愛媛グルメ紀行」 438

今日は平和通5丁目、通りの南側に今年新しく開店された”刀削麺  溢香 (イーシャン) ”さんをご紹介します。


既に、地元テレビ局などで何度か放映された、松山初登場の”刀削麺”(とうしょうめん)の専門店です。


場所は、平和通りと本町通りの交差点から東に約200m程行ったビルの1階に開店されました。

玄関1
こちらがお店の玄関。


店名の”溢香 ”(イーシャン)ですが、””という字は日本語の発音(但し漢音で=漢字の発音を日本語で発音する時には漢音と呉音の二種がある)では”イツ”と言い、満ちるとかあふれるという意味です。


この漢字を使った日本語では、例えば”脳溢血”(のういっけつ)などがあり、脳の血管が破れ血液が溢(あふ)れ出る症状の時に使ったりします。


つまり、店名”溢香 ”(イーシャン)の意味は、香りがあふれる、あるいは香り高いとう意味です。


日本でも中国でも、中華料理店ではよく使われる店名です。

メニュー2
メニューを見ますと、”刀削麺”をメインにした中華料理店のそれです。


そこで、メニューのトップに書いてあった”醤油刀削麺”700円を、メニュー指差し方式で注文しました。


すると、女性の店主(女将)が、「ハンチャンカ?」と、何度もワタシに尋ねる。


「ハンチャン・・・・・????」っと、顔中だらけの顔で女将を見つめた。


今度は女将、メニューを指差し炒飯(チャーハン)のところで指を止めた。そして「ハンチャンカ!」と二度三度詰め寄られた。


思わず、ワタシも女将に釣られて「ハンチャン・・・・ナイヨー!」っと、怪しげな日本語で応えた。


なにしろ、店内(厨房に男性2人の調理人、女将と、後はいかにも中国美人的フロアー係りのお姉さんの4人でやっている)は、ワタシたち座った客の頭上を甲高く鋭い中国語が飛び交っている。


客がいようがいまいが、それは関係ない。その4人の会話の、まあ激しいことと言ったら・・・・・。

麺削3
刀削麺”は中国でも東北部に位置する”山西省”を代表する麺料理。


皆さんも、テレビなど見られたことがあると思いますが、”刀削麺”の作り方は一種独特。


小麦粉を水で練った生地の塊を持って、湯の沸いた鍋の前に立ち、くの字型に曲がった包丁を用いて生地を麺状に削り落として直接鍋の中に入れ、茹でて作る。


これが、小麦粉を練ったものを板に乗せて、くの字型に曲がった包丁でリズミカルにお湯が沸騰している鍋に削ぎ切りしている場面。


この画像だって、今の”日中関係”に悪い影響を与えてはいけないと、女将に手まね身ぶりと、分けが分からない日本語で許可を得て撮影した。


両手を使い、麺を刀で削り取る仕草を真似ながら「メン・・・・カット    カメラ   OKか?」っと。


すると、女将、全く無表情で一言「イイヨ!

刀削麺4
出来上がったものがこれ。


まあ、器からはみ出そうなくらいに山盛りに盛り付けられた”刀削麺”がやってきた。


出された途端に「ああ~、これはトテモ食べきれない!」と覚悟を決めた。


手前に見える青梗菜(?)だって、生半可な量ではない。


料理が出された瞬間、独特の香りが鼻に届いた、刺激した。恐らく、中国調味料の代表格の一つである”八角”を含んだ”五香粉”の香りではないかと思った。

刀削麺5
それらのことを、お店の方に尋ねようとしても、客の存在など目に入らないかのように、お店の4人だけで激しい中国語が空中を飛び交っていて、その会話の中に割って入れる隙など全くない。


午前11時30分から正午までいましたが、客は日本人(多分)カップル一組と、ワタシ一人。


”もぎたて”などのテレビで放映された今年の春は、店の前に行列が出来ていた。


しばらくの間は、平和通を車で通る度に店の客の入りを見ていたけど、結構多くの客で沸いていた。


で、このお店に行ったのは10月の終わりのこと。ガラガラだった。これは、例の”尖閣列島”問題以降の日中関係の冷え込みの影響なんだろうか?

アップ6
まあ、それを語り始めると話しが長くなる。今日のテーマともずれる。


肝心のお味です。醤油味の、実に、実に濃厚なスープの中に麺と具材が山の様に盛り込まれている。


むせ返るように濃厚な中国調味料の香り、恐らく”五香粉”が大量に。


青梗菜の一山を片付けて麺に取り掛かった。”刀削麺”は初めて口にする麺で、何と表現すればいいのか?


きし麺をもっと粘り強くしたものか、或は腰の強い粘りのあるうどんを平たく延ばしたような、そういう食感とでも言おうか。


”山西省”の刀削麺は、現地では釜茹で麺に酸味の利いたトマトソースをかけたり、豚肉の脂身とニンニクの芽が入った肉あんをかけて食べることが多い。


だから、醤油ベースのスープに入って出てきたこの”刀削麺”は日本向けにアレンジされたものかも知れない。

麺7
だけど、”刀削麺”の特徴は、平たく延ばしてあるためその表面積が他の麺に比べて格段に広いところにある。


つまり、スープのノリが抜群にいいということ。すると、あのむせ返るような濃厚な(塩辛いのではない)スープがどっぷりと麺に絡んで喉にズルズルと入ってくる。


これを毎日食べろと言われれば、ちょっとではなく、大いに辛いに違いない。


もちろん、美味しくないというのでは決してない。過酷な労働を強いられる時には、大量の炭水化物を要する。この麺は、そのエネルギー補給に画期的な役割りを果たすに違いない。


2枚付いている叉焼(チャーシュー)だって、噛みでがあるほど分厚く切ってある。


日本のラーメン屋によく見かける、紙のように薄くスライスしたチャーシューとは完全に別物。八角(香辛料)の香りが際立っていた。

残った9
かくして、出された時の予感どおり”残った


ちょうどそこに、玄関に入るなり甲高い中国語をまくし立てる4人組の女性陣が入ってきた。大きな花束を持っていた。

女性店主に花束を渡して、大きな声で会話している。

中国では、誕生日に親しい友人の誕生日に”花束”を贈る習慣でもあるのか?

会話の内容を想像すると、店主が盛んに「ありがとう」という雰囲気の中国語を話して”花束”を受け取った。

開店祝いには遅すぎる花束、店主の誕生日に違いない。

その喧騒の中に割って入るようにして、不味いから残したのではないと、女将に説明しようと「実は、食べ残して・・・・」っとここまで言うと「イイヨ!」と、とっさに言葉が爆弾のうような勢いで跳ね返ってきたので、弱弱しい言い訳は諦めた。

700円を払ってお店を出た。


背後の店内では、巻き舌の中国語が激しく飛び交い続けていた。




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No title

ハンチャンカ?おもしろい・・・ メン カット カメラ OKカ?じゅんさんまで、カタカナ喋りになってるのがおもしろすぎます。
ほんとに圧倒されますよね、中国の方々には。うちのオフィスを清掃してくれる中国のおばちゃんたち(たまにお姉さんたち)もいつもオフィスが営業時間中に関わらず掃除しながら大声で会話してます;;;でも毎回違う方が来るんですが、やっぱりすごくシャイな人もいるんですよーw

こちらに来たばかりのころ、この刀削麺食べに行ったことがあるのですが私はイマイチと思って一度食べたきりです。近々またトライしてみます!

圧倒されます

Kaori様
彼女達の迫力といいますか、存在感と言いますか、それは半端ではありません。
言葉の機関銃です。もちろん、個人的な次元で見ると、それぞれに個性があって、もちろんシャイな方もいらっしゃると思います。
でも国を出て、海外で商売をしていく、開業した時の借金を返さなければならない。ですから、中途半端では生き残って成功することはできないのでしょう。

「ハンチャンカ!!」の迫り方、怖いくらいでしたよ。ですから自然にワタシまでがカタカナ言葉がうつってしまいました。後で読むとおかしいですね、確かに。でもその時は無意識かつ大真面目でしたよ。

おはようございます♪

外国の方のお店は、コミュニケーションが上手く取れませんね(^^ゞ
リポートしたくても、言葉が通じないのではね~(^O^)
今は中国のものに魅力を感じないので、お店が空いてると言うのも頷けます(笑)
どうしても中国の物を買ってしまうのは、烏龍茶と緑豆はるさめだけ(゚m゚*)プッ
問題が起きる前から、中国製品は極力避けてます(笑)
爪楊枝や割り箸を買う時も、日本製を探すのが大変です。
金額は倍以上ですが、防腐剤などの事を考えると、中国製は
怖くて使えません(^o^)v

今は最悪

ベル様
今は、中国との関係、太平洋戦争前に近しいほど最悪。

日本事業が多く進出し、多くの雇用を生み出しているというのに民族問題が優先してしまう。これは国の文化的基盤や民間の成熟度が低いからだと思います。
それと、中国の一番の悪弊は、「中華思想」です。何時の世でも、中国は地球の中心だと信じ続けている。幼い中華思想から脱却しない限り、中国は一流国にはなれないと思います。

それにしても「刀削麺」の味は濃いかった!!

量が多いですからね、、

じゅんさんこんにちは
 ここは店ができてすぐの頃に行きました。
かつて私の仕事場に前にいた知り合いの
中国人の人が働いていて、、あれまぁ、と
思いました。 その人は、うちの仕事場を
出た後、この通りのもうちょっと東の永和で
働いていましたので、話を聞くと、ここもその
永和の系列のお店だとか。
 ここの刀削麺、ですが汁そばより、
ジャジャミョンというのか、肉味噌そばで
味わったほうがいいです。 前に友達と
行って、汁そば、と、肉味噌と両方とって
二人で分けて食べたんですが、肉味噌の
ほうがずっとおいしいよね、という結論でした。
 ここ、量が多いです。 
 ハンチャンというのは、メニューの真ん中下に
あるようにチャーハンのハーフをつけるのか、
どうか、ということだと思います。 
でも、ここのチャーハンのハーフ、っていうのも、
実は全然ハーフじゃなくて、結構な量なんですが。

永和の系列でしたか

謙介様
そうですか、このお店、「永和」の系列のお店でしたか。だとすると、松山にはもう何店舗も出していることになりますね。
しかも、平和通りの「永和」さんは既に閉店状態が長く続いていますね。ちょっと謎が多いお店に様に感じます。

そうですか、汁そばよりも肉味噌そばのほうが正解でしたか。そういわれれば、本場では汁なしが主流ですからね。それも納得です。

「ハンチャンか!」には困りましたよ。あの迫力で詰め寄られたら、冷静に考えて返事なんて出来ない状態でした。
彼女達も、お店を採算に乗せる責任が背中に重くのしかかっているんですね。

たびたびすみません

じゅんさん こんにちは
先日、縁中縁のお話の時、中国の人のお店の出し方について
書かせていただいたのには、このグループのお店のことが
念頭にあったのです。
平和通の愛大・松大近くの永和には去年の冬に行きました。
そのとき、そこの永和は、まだ開店して、間がないころだった、
と覚えています。 しばらくすると、じゅんさんのおっしゃるように
その平和通の永和は閉まって、こちらができました。
で、この店に伺ったときに、「向こうの(平和通東の)永和は
もう閉めてしまうのですか? 」と聞きましたら、「近いうちに再開
します。」との話でした。 うーん。この辺が、、やはり日本人から
見ると謎なんですよね。あっちの店、こっちの店とやってみたり、、
いきなり閉めて、近くにもうひとつ出してみたり、しかも何の前触れも
なく。 じゅんさんもおっしゃるように私もすごく謎の多い店だと思うのです。

刀削麺

じゅんさん、こんにちは。

このお店の刀削麺、食べログあたりのフードブロガーさん方の話題になっていたので私も食べに行こうとしたことがありますが未訪です(^^;

日本向けにアレンジしてあるんですね。
この麺も一度は食べておきたいので、また機会をみて行ってみようと思います。



要は出稼ぎ?

謙介様
「緑中緑」さんが、このお店の系列かどうかは確認できておりませんので何ともいえません。訪日して14年、その内10年は愛媛で働いていたということなので、同系列ではない可能性が高いと思います。

ただ、「永和」さんのケースは、典型的な「出稼ぎ」ではないでしょうか。地域に溶け込んで、美味しいものを食べてもらおうという意思はほとんど感じ取れないのです。
ですから、到底営業出来るはずがないという立地と値段設定、人員の体制などが、経営的な判断で出されているとは思えないのです。

少なくとも、こういう事業に多少関係してきたワタシとしては、上の様に考えざるを得ません。

となると、後の出店動機は「出稼ぎ」感覚しか考えられません。一時的にでも集中的に現金資金を得たいということではないかと想像します。

しかし、これもワタシの個人的な感想に過ぎませんが、長く業界に関わってきたものとしての常識としては、その感想は妥当だと考えているところです。

刀削麺の香り

乱駆郎様
このお店の「刀削麺」ですが、ほとんどの人が本場の味を知らないまま話題にされていますので、モノの真贋の程は、本当のところは誰も分からないというところでしょう。

ただ、香料は確かに日本ではまず経験できない香りです。強烈に中国を主張しているように思います。

でも、先ずは食べてみないことには、何も言えないし書けません。

ワタシたちブロガーは、「伝聞」ではなく、先ずは自分の体・舌で経験して、そこから、自分の経験と言うフルターを通して様々に感じればいいのだと思います。先ずは行動ありきですね!

でも「ハンチャンか!」攻撃に耐える覚悟で臨んで下さい。

乱さんなら「ハンチャンOKヨーーー!」でいいでしょう。^^
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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