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「浜のごっつぉう 魚たけ」・「愛媛グルメ紀行」 428

今日は衣山1丁目の”パルティーフジ 衣山”の中にある、和食のお店”浜のごっつぉう 魚たけ”さんを採りあげます。昨年10月にオープンされた。


場所は、北条へ向かう国道196号線(松山環状線)沿いにありますから、先ず知らないの方が少ないでしょう。


お隣には、昨年12月5日に採り上げた”伊予の手造りうどん 名代 つるちゃん衣山店”があります。このことは最後にもう一度触れます。

玄関1
このお店の玄関は、実に騒々しい。


店名表示の左右に、”魚も野菜もうまい”だとか”地もの市直送”と、恥ずかしげもなく”能書”が書かれている。


こういう”能書”を”大書”してあるお店で、その”能書”通りのお味に出合った経験は、ワタシの400軒を超える”食べ物屋行脚の旅”では一度もない。


それならば、入らなければいいという方がいらっしゃるでしょう。


まさにその通りです。たまたま、お目当てのこの近くのお店が休日だったので、何となく立ち寄ってしまった。


これが、ワタシの大きな誤りである事に気がついたのは、お店の席に座ってメニューを見、オーダーした直後だった。

店内4
これは店内の様子。


大きな商業施設内にあって、時刻はちょうどお昼時だった。


でも店内は、明らかに店員さんの方が多かった。それは、ワタシがお店を出る正午過ぎまで続いた。

メニュー5
メニューは”お昼のごっつぉう”と称される、10種類のランチメニューから選ぶ事になっている。


そこで、日替”焼魚定食”を頼んだ。お値段は800円。これだったら生魚嫌いの私にでもいけそうとおもったから。


なお、御飯は大、中、小から選べるというので、当然””を選んだ。


わざわざ、御飯を”大・中・小”から選べる、と、いかにも「システムを組んでます」風に店員に説明させるのはこのお店ならではの振り付けでしょう。


これが、”白米”か”炊き込みご飯”か”赤飯”の中から選べますとでも言うなら、意味はあるけど。


どのお店だって、こんなこと当たり前にやっている。客が自分で判断して御飯の加減を指示したらいいだけの話。

調味料セット6
そして、このお店に”何となく”、あるいは”たまたま”入ったことを後悔したのは上の画像。


調味料セット”とでも言おうか、スーパーで売っている醤油小瓶やドレッシング瓶、更には七味と剥き出しのマヨネーズのチューブ入りが、無神経にテーブルに置かれている。


昨日、シリーズ427番目のお店としてご紹介した和食のお店”季菜”(きさい)さんとは、そもそも料理に対する””が違うことは容易に分かるから、比較するのは”季菜”には大変失礼だけれど、この無造作ぶりには空いた口が塞がらなかった。


実に”寒々しい光景”ではないか。これが大衆食堂であれば、何の異論もない。当たり前の風景だ。


これが、無造作でないと思う和食店の経営者や板前さんがいたら、それは・・・・何と言うか・・・・余りにも””が低い、あるいはそれがないということになりはしないか。


たまたま”であっても、ワタシのように飲食店巡りをし、その飲食店の味や歴史や経営者のお人柄、成り立ち、エピソードをなるべく肉声の形に近い表現でお伝えしたいと思っている者なら、絶対に入るべきお店ではなかったのです。


これは、このお店が悪いのではなく、ワタシの選択の大きなミスというべきでしょう。何一つ語るものなどないお店に入ってはいけないという。

焼魚定食7
これが日替わりと説明され、それが”塩鯖”だと言われた”焼魚定食”です。


無論、味が悪いとか、美味しくないというのでは決してない。


当たり前のものが、極々当たり前に目の前にあるというだけに過ぎない。

塩鯖8
この”塩鯖”だって、油が乗っていて、決して不味いわけではない。寧ろ、水準以上のお味だった。


でも、それ以上でもそれ以下でもない。何も語るもの、お伝えしたいものはない、ただそれだけだ。

冷奴9漬物10
上左の”冷奴”だって、豆腐をパックから取り出し、決められたサイズに切って大根おろしと刻みネギを添えただけのもの。


上右の”漬物”に至っては、納入業者から仕入れたものを、ビニールに袋から菜箸で取り出して小皿に置いただけ。(ただし、わざと、そのように無造作を演出しているなら、それはゴメンナサイの世界ですが)

味噌汁11茶碗蒸し12
上の左右の味噌汁と茶碗蒸、ただそれだけです。


これは、板前さんの工夫が隠されているなどという世界とは別の世界のもの。

玄関2玄関3
お金を払ってお店を出るとき、レジの女性に「このお店は、他の場所でもされているのですか?」とお訪ねした。


すると「このお店の両隣のお店が系列のお店です」と、お答えになった。


ここで、心の中で「エーーーーー!!」っという気持ちと、「やっぱりナーーー!!」という気持ちが交錯した。


「エーーーーー!!」っという気持ちは、そのことを事前に知っていたら決して入りはしなかったのにという後悔の気持ち。


上の画像の二つのお店の看板を見ていただきたい。


その内の1店は、今日の冒頭で書いた”伊予の手造りうどん 名代 つるちゃん衣山店”だ。以前酷評した。


この三店舗とも、市内では様々な飲食店をグループ運営している”T〇〇〇〇ー”が手がけている。


それについて詳細は書かないし、そのグループ店の感想も書かない。


ただ一点だけ、わざわざ行くお店ではない、”たまたま”立ち寄るお店、”何となく”入るお店だと、ワタシは思っている。ただ、それだけだ。(ただし、上のことどもはあくまで個人的な感想と見識に過ぎないことをお断りしておきます)


あの無造作、無神経な”調味料セット”を見て、上の感想に一層の確信を持った。


どうか、昨日の”季菜”さんの記事をもう一度開いて、じっくり観察なさって見て下さい。ワタシが、今日書いた言葉と内容がよくご理解いただけると思います。




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食べ物行脚の悲喜交々

じゅんさん、おはようございます。

先日の記事とのコントラストが秀逸です。
伝えたいことが明瞭に浮き出ててとても読みやすかったです。

よくよく考えると、良店というのは"そうでない"お店が在ってこそ、その良さというものが明確に判るというもの。そういう意味ではちゃんと raison d'etre のあるお店ってことですね(^^)

しかし、この敷地内はタ○○・○○○○ーが席捲してますねぇ。
スゴイ!の一言です。



ありがとうございます

乱駆郎様
朝一番のコメントありがとうございました。何だかホットさせられます。

昨日ご紹介したお店は、家族総がかりで、お客さんに心のこもったものを食べて欲しいとの、高い志を掲げて頑張っておられます。

それに比べて今日のお店は、市内を席巻している飲食関連企業が運営しています。目指すべき方向が違うといえばそれまでですが、余りもの粗雑さに唖然とさせられました。成功体験が永遠に続くとでも思っておられるのか?

でも、こういうお店の存在を見るにつけ、私にとっては「本物」を見抜く目が養われるということだと思いますので、その意味ではありがたいことです。

プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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