「再訪(番外)うどん味十味」・「愛媛グルメ紀行」 436

今日は南高井町にある、うどんの名店”うどん味十味”(あじとみ)さんをご紹介します。


実はこのお店、昨年3月22日に”愛媛グルメ紀行”シリーズの251番目のお店として既にご紹介し、更に今年の8月28日に”再訪シリーズ”の23番目のお店としてご紹介しています。(「うどん 味十味(あじとみ)」・「愛媛グルメ紀行」 251)・(急告!「再訪23 うどん味十味」・「愛媛グルメ紀行」363


愛媛グルメ紀行”が300回を過ぎて以降、もう一度訪ねたいお店を”再訪シリーズ”として採り上げていますが、まだ2回目の訪問を記事としてアップ中です。ですから3回目の訪問を記事としたことはありません(1店舗の例外を除いて)。


もちろん、3回目、4回目と訪問しているお店は何店舗かありますが記事にはしていません。ですが、このお店は2つ目の例外として3回目の訪問を記事とします。(番外編として)

玄関1
場所は南高井町の第四十八番札所”西林寺”のほぼ向かい側、県道松山東部環状線沿いにあります。


冒頭に書いたことなど、細かく書く必要はないと思うのですが、ワタシは自分で決めた事に自分で捉われてしまう性格です。


毎日アップしようと決めた、300回以降は2回目訪問を”再訪シリーズ”としてアップしようと決めた、これらのことは自分の胸の内で決めただけのことです。


ところが一度自分で決めますと、それに縛られてしまう性格なのです。


ですから、ブログ友:ファットマンさんが10月9日にこのお店の”しっぽくうどん”の記事を書かれたときに、その記事の描写の見事さに打たれ、直ぐに訪問しました。


でも、訪問するけどまだ記事にはアップできないと決めていたのです。

火鉢2
こちらは玄関を入ったところの、待ち席の前に置いてある”火鉢”です。


このお店は、昼時には順番待ちの人が出ます。その人が待っている椅子の前に、「寒い思いはさせたくない」という店主の思いから、この季節”火鉢”が置かれ、丹念に炭を継ぎ足されています。


この一点を取っても、このお店のお客さんに対する思いを知ることが出来ます。


くどいようですが先ほどの続きです。最初は取材の対象とせず、ただ淡々とファットマンさんお薦めの”しっぽくうどん”をいただいて帰るつもりでした。事実、最初はそうしたのです。


ところがいただいた”しっぽくうどん”があまりに美味しく、これは自分で自分に課したルールを守るより、皆さんにこの美味しさを伝えることのほうが大切だと思い、連続してお店を訪れ、今度は記事にするつもりで写真も撮ったのです。実に不器用なワタシなのです。

カレンダーメニュー3
いただいた”しっぽくうどん”はレギュラーメニューにはありません。


ですからメニュー表には表示されていませんので、玄関入り口の黒板にチョークで書かれている他、店内にはお孫さんがカレンダーの裏に書いた手書きのメニューが掛けられています。


ワタシがこのカレンダーメニューを写そうとすると、「裏のカレンダーが写ってしまうから恥ずかしい」とお母さんが仰いました。


「恥ずかしいだなんで、そんなことないじゃないですか!ご家族総出でお店をやっておられることがよく出てていいですよ!」っと言いながらシャッターを切りました。

おでん桶4
考えてみれば、このお店では”冷たいうどん”しかいただいたことはありません。最初が”天ざるうどん”、2回目が”冷し生野菜ぶっかけうどん”でした。


ですから温かいうふどんをいただくのは初めてです。


すると、急に”おでん桶”が目に入りました。今までは、”おでん”があること事態に気がついていませんでした。

おでん5
そうです、”おでん”が恋しい季節にこのお店に行ったのは初めてだということです。


さっそく”揚げ豆腐”をいただきました。


出汁の味が染みて、まあ美味しいのなんのって。うどんが出来上がるまでの一時(ひととき)、おでんで微笑むことができました。

しっぽく6
さて、これがファットマンさんお薦めの”しっぽくうどん”です。お値段は690円。


ワタシは国道11号線沿い、小坂3丁目の”手打ちうどん ごろびつ庵”の”しっぽくうどん”をこよなく愛していますが、このお店に”しっぽくうどん”があるとは知りませんでした。


このお店の具材は、里芋、人参、刻み揚げ、桂むきした大根、野菜天(じゃこのすり身)、ニラ、シメジ、長ネギです。まあ野菜のてんこ盛り。


なお、ワタシお気に入りの”ごろびつ庵”の”しっぽくうどん”の具材は、しめじ・しいたけ・海老・細ねぎ・揚巻・麩・三つ葉で、お値段は650円です。

薬味7漬物8
このお店には、”薬味”は当然のこととして、それ以外に手作りの”漬物”が付きます。嬉しいですね。


さてこの薬味の中で、しっぽくうどんの味を劇的に変化させるのは”生姜”です。


”しっぽくうどん”をしばらく食べていて、途中で薬味の”生姜”を投入してみて味の変化をお楽しみ下さい。


大人しい印象だった出汁が、急に刺激的で複雑で奥深い味に激変します。


”ごろびつ庵”では”鴨なんうどん”に”生姜”が薬味としてつきますが、同じ効果です。

しっぽくうどん9
これがこのお店の”しっぽくうどん”です。この”しっぽくうどん”の起源は今年8月16日に書いた”ごろびつ庵”でも書きました。


もう一度再掲しますと、”しっぽく”は”食卓”の漢音読みです。つまり一言で言うと”しっぽく”は中華料理を指す言葉でした。(今では卓袱という字を当てる)


これを長崎の”佐野屋嘉兵衛”が江戸時代に京都に出て食卓料理屋(しっぽくりょうりや)を開業したのですが、これが今のうどんや蕎麦に取り入れられ”しっぽく”の由来となりました。

アップ10
まあ、この湯気の中に浮かぶ”しっぽくうどん”を見て下さい。


まるで”野菜煮込みうどん”じゃないですか。里芋など、今が旬です、ホクホクして甘くて、出汁が染みて実に美味しいんです。


大根だって、短冊切りにせず”桂むき”にしてから切っています。ジメジだって人参だって、それに長ネギだってそれぞれの味が生きている。野菜天と刻み揚げから滲み出た油が、出汁の旨味を閉じ込めています。


”冷し生野菜ぶっかけうどん”が夏の限定メニューなら、この温か”しっぽくうどん”は冬限定メニューです。


湯気でメガネが曇るので、フーフー湯気を吹き吹きうどんを啜ります。生姜が入っていますから、体が内側から温まってくるのが分かります。

麺11
このお店の””は、ワタシの中では萱町の”どん”さんに次ぐ一品です。


この艶と照り、しなやかさを見て下さい。讃岐うどん気取り(讃岐うどんもどき)で、ただ単に硬いだけのうどんなど、ここの麺に比べたら、食べられたもんではありません。


食べ終えるまで、スープの一滴を飲み干すまで湯気が立ち昇り続けます。そりゃあこれからの季節にありがたいですよ。


もちろん、出汁の最後の一滴まで啜って完食しました。


3回目を記事にしたのは、ワタシの一番好きなスパゲティー専門店の”フォンターナ”さんに次いで2店目です。(フォンターナさんの3回目の記事は、400号記念として”出会いと旅立ち”と題してアップした舞台として登場させました)


そしてこの”うどん味十味”さんは、その”フォンターナ”さんに紹介していただいたお店です。言わば”麺”つながりが”ご縁”になったお店です。


お勘定を払うと「おでんは1本ですね?だから合計で744円です」と言われましたのでそれを払ってお店を出ました。


お店を出た後、744円-690円=54円。「え???おでんは1本54円???」どうしても計算が出来ませんでした。




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好きなお店(*^_^*)

じゅん様
おはようございます(^o^)
今日は行った事がある好きなお店です(*^_^*)
まだしっぽくうどんは食べていませんが
里いもは豚汁の中にも私は入れますので
しっぽくは好きかもしれません
今度是非食べてみたいと思います(*^_^*)

先日フォンターナさんに行きました(^o^)
じゅん様のお話し皆様とさせて頂きましたが
くしゃみ出ませんでしたか~(*⌒▽⌒*)
とても楽しい嬉しい時間でした

美味しかったです

ココヒロ様
考えてみましたら、このお店もココヒロさんも、「フォンターナ」さんつながりですね。これって、私は「ブログ縁」と言っているんですが、まさしく、お店でも人でも、「ブログ」でつながっていく。そしてその広がりが更に広がっていく。ありがたいことです。

このお店では、温かいおうどんは初めていただきましたが、体がホコホコと温まりました。生姜を途中から投入すると、二種類の味を楽しめます。ぜひお試し下さい。

そうでしたかー。そういえば先日連続くしゃみが出て困りました。(笑)
今日はさっそく、フォンターナさんに行って、くしゃみ止めを食べてくることにしましょう。あのお店は、もう月に4~5回は毎月行っています。
まだ不思議とお店で遭遇したことはありませんが、その内そういう機会があるかも知れませんね。それを楽しみに、せっせと通うことにしましょう。^^

おはようございます

しっぽくうどん、美味しくて暖まりますよね。
夏の野菜ぶっかけうどんと並んで季節限定メニューの双璧でしょうけど、私はむしろこっちのほうが野菜の新鮮さが際立つような気もしました。長年行ってなかったお店ですけど、このブログを読んで再び通うようになり感謝です。

私がホワイトボードだと思ったのは、広告のウラだったんですね(笑)。そういう手作りな感じがいいですよね。
それとお勘定、外税の消費税がややこしいのかいつも今ひとつよくわからないんですよね。でもいつも、安いほうに間違えておられるみたいな気がします(笑)。

お勘定

ファットマン様
このお店のお勘定の不思議さは、ファットマンさんも触れておられましたね。あれを覚えていましたので、勘定する時どうなるか?実は楽しみにしていました。
そうしたら、ファットマンさんの記述通りの現象が。でも、不思議と、その内容を確認しようとは思いませんでした。多分、内心では、お客様有利に計算されているのだろうという妙な確信がありましたから。
その点も、ファットマンさんの感覚と同じですね。

野菜は、生で食べるより、キチンと調理されているものいただくほうが美味しい時が多いですね。何でも「生神話」では、単純すぎる。
ここの里芋など、こういう食べ方がベストではないかと思いますね。
さて、ワタシもまたカレーウドンに惹かれて、行ってこなきゃ!!

温まりたい時に♥

じゅんさん、こんにちは。

このうどん味十味さん、夏にも記事を拝見して食べに行こうと思いつつ未だ行けていないお店です(^^;

今冬は是非とも、底冷えのする頃に食べに行きたいと思います。



夏の期間限定

乱駆郎様
夏の期間限定時には、「急告」として期限ギリギリに記事をアップしましたから、急には行けないですよね。

今度は寒い期間がまだまだ続きますので、間食感覚でお試し下さい。

勘定は言いなりに支払ってください。決して損はしませんから。

体が温まりますよ、唐辛子を入れなくても。

今晩は♪

味十味さんの三回の記事を読み、じゅんさんに紹介して良かったとつくづく思います♪この麺こそが本物のうどんです!!
じゅんさんも書かれてますが硬いのが腰があると勘違いされてるかたの多いこと…(T-T)
これからも、ブログを通じて本物を発信していって下さい(*^_^*)

こんばんは★

ここのうどんは私もファンです(*^_^*)
信号の門のうどん屋さんより、こちらのうどん屋さんの方へ行きますね(^_-)-☆
しっぽくうどんは香川ではよく食べました(*^_^*)
無くなった義父が大好きで、よく作ってくれたんです。
もちろんうどんも自分で打ちます。
母乳が出るようにとドジョウの入ったうどんやら、嫁のために作ってくれましたが、
ドジョウだけは食べられませんでした(笑)
今も政治家でドジョウが居ますが、食えませんなぁ~(゚m゚*)プッ

ホンモノの味

フォンターナ店長様
様々なお店を食べ歩いていますと、何となくホンモノの味とそうでないものとは見分けがつくようになります。
それは、初回に訪れて以降、何度も足を運びたくなるお店とそうでないお店にハッキリ分かれますから。

ワタシは現在「愛媛グルメ紀行」を書き続ける傍ら、「再訪シリーズ」も書いていますが、記事には出来ないけど3度目4度目と訪れるお店は、まさにホンモノ中のホンモノのお店だと思っています。

さて、体が続く限り「愛媛グルメ紀行」は書き続けていきたいと考えています。今後ともプロの目で見守っていただきたいと念じています。

元香川県人

ベル様
元々香川県のご出身の方が認めるのですから、このお店折り紙つきのホンモノですね。
たしかに、信号のたもとのお店は行列が出来ていますが、こちらのお店は、店内に入った瞬間にホッと落ち着いた気持ちになれます。

義父さんの思い出とおうどん、いいお話ですね。義父さん手打ちのおうどん、そりゃあ美味しかったでしょうね。どじょうの味はワタシも知りませんが。
ワタシもおばあちゃんが手打ちで打ってくれたおうどんが大好きでした。今のうどん好きは、その頃の幼児体験に影響されたのかも知れませんね。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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