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「再訪 72 KIKUEI Kafe + そば」・「愛媛グルメ紀行」 447

今日は、今月の5日に”愛媛グルメ紀行”の43番目のお店としてご紹介したばかりの”KIKUEI Kafe + そば”さんを同じ月内に再びご紹介しましょう。(「KIKUEI Kafe + そば」・「愛媛グルメ紀行」 431


このお店でいただいた蕎麦を、私にとっての”年越しそば”とするために。


そして、前回ご紹介した時に残った”宿題”を済ませておきたかったために、同じ月内の再訪となりました。

玄関1
こちらがお店の玄関です。


場所は前回のおさらいで、山越4丁目、国道196号線沿いの”河上ビル”1階に今年6月14日にオープンされたました。


”河上ビル”と言えば、地下に”オロチョンラーメン”のお店が入っていることは、前回も書いたとおりです。

店内2
お店に入ったのが、ちょうど午前11時30分、だいたい何時もこの位の時刻にはお店に入ることにしています。


それは正午前後の繁忙時間帯をすこしずらして、店長さんなどとお話する機会を作りたいからです。


前回お伺いしたときは、同じ時間帯でしたがほぼ満席でした。そして今回は、1組の客が入っているだけでした。


前回お伺いした時に残った”宿題”を片付けるために、”キクちゃん”こと店長さんに直接お話するにはいいチャンスだと思いました。

蕎麦打ち3
お店の玄関脇には、蕎麦打ちのスペースが作られています。


お客さんが入っている時間帯にこの部屋で蕎麦を打っていたのでは間に合いませんから、当然事前にこの部屋で蕎麦を打ち、仕込みを終えています。


ですから、玄関脇にわざわざ”蕎麦打ち”場を設けたことは、「手打ちで打っていますよ」という客へのアピールでしょう。

メニュー4
メニューを見ていますと、前回のフロアー長的な女性ではなく若いフロアー担当の女性が注文を取りにこられました。


そして、前回と同じように「10割蕎麦が、今なら残っていますがいかかでしょうか?」と尋ねられた。


開店時刻が午前11時で、ワタシがお店に入ったのは午前11時30分。「今ならまだ残っている」と言う時間帯ではないはず、と、そう思いましたが、それはまあいい。


お薦め通り”10割 黒極みせいろ”の大盛りを注文した。お値段は900円プラス200円の1100円。


今のワタシが唯一、大盛りを注文できるのは”蕎麦屋”さんだけになりました。しかも本格的蕎麦を出すお店だけに。

薬味5
こちらは”薬味”、刻みネギと剃り下ろされた山葵(わさび)のみ。でも、いずれも新鮮で瑞々しい。


注文を告げた時に、フロアー係の若い女性に「店長さんがお手すきの時に、少しお伺いしたいことがありますので、お時間をいただくようお伝えしたください」とことづけしておきました。


すると、”キクちゃん”こと店長さん自らが”10割 黒極みせいろ”を持って席にまで来ていただいた。


「わざわざお手間を取らせて申し訳ございませんが、2、3お話をお伺いしたいのですがいいでしょうか?」と話を切り出した。


店長さん、笑顔で「何でしょう、何でもどうぞ」とうなずかれた。

せいろ上6
こちらが注文した”10割 黒極みせいろ”の大盛り。右下に置かれている朱塗りの椀は、岩塩を削って、それをちょいと蕎麦に付けていただくための器。

「実は最近このお店にお伺いして蕎麦をいただきました。その際に疑問に思ったことがありまして、それを今日はお伺いしたいと思いました」と話を続けた。

「それは何でしょう?」と笑顔が続いた。

「前回食べ終えた後、フロアー係の女性に、<こちらの蕎麦は黒っぽいですね。これは所謂(いわゆる)”田舎蕎麦”ですね?>とお尋ねしました」と続けます。

「するとその女性は、<うちは黒い蕎麦を使っていますから>とお答えになりました」

「私の認識では、”田舎蕎麦”の色が黒い原因は、蕎麦の実の蕎麦殻(そばがら)を挽き込んでいる為だと。でも、蕎麦の種類によっては、例えば””などは蕎麦の種子自体が黒いですから、そういう特別な蕎麦をお使いでしょうか?」と尋ねた。

すると店長さんから笑顔が消えた。「いえ、お客様の仰る通りで、うちは蕎麦の実の蕎麦殻(そばがら)を挽き込んだ”田舎蕎麦”です。特別な品種を使っているわけではありません」と恐縮気味にお答えになった。

「それなら・・・・・」と、ワタシが言いよどんでいますと。

「私が従業員に徹底させていなかっただけです、申し訳ございませんでした」と、素直に頭を下げられました。

「それで納得しました」と私も笑顔で答えました。

「それともう一点、その女性に<どちらの蕎麦をお使いですか?>とお尋ねしたところ<ウチは信州産を>とお答えになりました。10割蕎麦(生粉打ち)をするほどのお店ならば、ワタシの常識では蕎麦の生産地を言われるのでは?と思っておりますが。ただし、蕎麦は時期によって盛りの生産地が移動しますので、その意味で、広く<信州>とお答えになったのでしょうか」と、質問を続けました。

蕎麦8
こちらが10割蕎麦です。つなぎを使っていませんので、長くはまとまりません。麺は短くて、食感は少しボソボソしています。でも”田舎蕎麦”の特徴である、蕎麦の清々しい香りが楽しめます。

店長さんが続けられます「それも私の不徹底の為です。ウチは”八ヶ岳山麓”の契約農家のものだけを使っております」と、再び頭を下げられました。

私は店長さんに頭を下げさせたくて、わざわざ意地悪な質問をしに来たのではありません。

蕎麦後進県”の愛媛で、本格的なお蕎麦屋さんを目指そうとなさるのなら、せめて従業員に蕎麦の基本的知識は教えておくべきではないかと思ったから、敢えてお聞きしにくい点までお伺いしました。

せっかく、本当に美味しいお蕎麦を出しておられるのですから、もったいないとも思ったのです。

「これで疑問が溶けてスッキリしました。お忙しいところにお時間を取らせて申し訳ありませんでした」と、今度はこちらが頭を深々と下げたのは当然です。

蕎麦湯鉄瓶9
こちらが、前回でもご紹介した”特別仕立ての蕎麦湯”がたっぷりと入った鉄瓶です。

このお店のお蕎麦を(せいろを頂くとき)頂くときの注意ですが、蕎麦汁(そばつゆ)は透明の瓶に入っていますが、その半分の量を蕎麦猪口(そばちょこ)に入れて、蕎麦を食べられるといいと思います。

なぜなら、残り半分の蕎麦汁で、この”特別仕立ての蕎麦湯”をたっぷり味わいたいからです。

「お客さん、蕎麦にお詳しいですね」と店長さんが仰っいました。

「いえ、ただ蕎麦が好きで、いろんなお店にお伺いしました」と応えますと、店長さんにも笑顔が戻りました。

それからは、二人で散々蕎麦談義をしましたが、ここでその全部はご紹介仕切れません。

注ぐ10
蕎麦湯”は白く濁っていて、ドロドロしています。

「これは、蕎麦湯に蕎麦を加えられたのですか?通常の蕎麦湯であれば、ここまでの色と粘りはないでしょう?」とお尋ねしました。

「はい、蕎麦湯用に特別に作っています。作り方は今仰った通りです」とのお答え。

「この特別仕立ての蕎麦湯をいただくのは、愛媛では2軒めです」と話をつなぎました。

すると、お顔がパッと輝いて「砥部の”時の実”さんですね。あそこの店主さんとは知り合いなんですよ」と笑顔で答えられました。

「ええ、その通りです。親しい仲でしたか」と私も笑顔で。

蕎麦羊羹11
最後のデザートは、蕎麦粉を使った”羊羹”です。


これが実にあっさりとした上品な甘さで、イケルんです。そりゃあ笑顔が広がりますよ。


いい”年越し蕎麦”になりました。


ワタシたちの蕎麦談義に一区切り付いた頃、どっとお客さんが入ってこられました。


愛媛の地で、ぜひぜひ”蕎麦の名店”として花を咲かせていただきたい、そういう思いを残しながらお店を後にしました。


このお店の、「蕎麦についてはお気軽に”キクちゃん”にお尋ね下さい」という看板に、全く偽りなしのお店です。


なお、専門家の店主さんには聞きづらいという方は、素人ですがワタシに何でもお尋ね下さい。分らない・知らないことはお調べしてでもお答えします。それが、蕎麦好きのワタシの責任だと思うからです。


もう明後日は”お正月”です。




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おはようございます♪

今日は雨ですねぇ~
ココまで降ると、完全に主婦業に専念できます(o^-^o)

年内に疑問がスッキリして良かったですね(笑)
明日は年越しそばを戴く方で、お店が忙しいでしょうね。

真夜中に食べる年越し蕎麦、主婦は寝る間際まで仕事があります。
正月の朝はゆっくり朝寝しようかと・・・(-_-)zzz
でも寝られないのよね~年取ると(゚m゚*)プッ
もう皆さんブログ納めされてますが、後一日、更新頑張りますね~
じゅんさんも年中無休ですね。
e-364ベルさんから皆勤賞をさし上げましょうe-364

はい、年中無休です

ベル様
さすがのこの雨では外出出来ないでしょう。しばらくはストック勝負ですね。

私も記事アップだけは年中無休なので、お正月間はストック勝負。と言っても、私の場合は何時も1ヶ月先の記事を書いているので、毎日がストック勝負と言うことになりますね。

皆勤賞授与ありがとうございます。さて来年も皆勤賞もらえるよう、がんばります!

No title

このお店はすでに閉店(再閉店ということでしょうか)されたみたいで、跡に女性店主さんの蕎麦屋が入っているそうです。焼肉屋の出身とかで牛テール入りそばなるものをテレビ番組で披露されてました。じゅんさんの食指が動くそばかどうかは分かりませんが、一応お知らせということで。

再閉店

ファットマン様

そうでしたか、閉店されていた。知りませんでした。愛媛で「本格蕎麦」を目指されていたので、残念ですね。

この記事の中に出てくる、このお店の店主さんのお友達のお店、砥部町の「時の実」さんも、業態転換を図られて、今はうどん屋さんになっていますね。

やはり、愛媛で「本格蕎麦」を目指されるのは、至難の業のようですね。

その後を引き継がれて蕎麦屋さんがあるそうですが、お話の限りでは食指が動きません。

蕎麦好きで、今日もお昼に、今治市玉川町のお蕎麦屋さん「あ庵」さんをお訪ねしたばかりではありますが。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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