「和ビストロ きむら」・「愛媛グルメ紀行」 452

今日は、県道伊予川内線沿いの砥部町高尾田にある”和ビストロ きむら”さんをご紹介しましょう。


場所は、旧国道33号線を森松町から橋を渡って砥部町に入り、JAのスーパーがある交差点を東に進めば(川内方向に)明屋書店の斜め前ほどにあります。


このお店は、時々お店の情報をいただいています:”のしうめさん”さん(ブログ名:愛媛美味探訪)さんの12月3日の記事を拝見して訪問しました。


県道沿いにこのお店があるのは気が付いていましたが、お店の構えから見て、どういうお店なのかの想像が付かずに見送っていたお店です。

看板1
お店の看板がこれです。


でもこの看板に書いてある”和ビストロ”という言葉からは具体的なイメージは沸いてきませんでした。

玄関2
それで、こちらが”店構え”です。


これを見ると、余計に”和ビストロ”のイメージが霞んで、何がなにやら分からない!というのが正直な感想。


それで、”のしうめ”さんのブログにはフランス帰りのシェフかいるという。

店内3
店内はかなり広い。


そしてカウンター席はなく、テーブル席か小上がりの座敷の全ての席に”お好み焼き”用の鉄板があります。


やはり、店内に入っても「何のお店」やらさっぱり分からない。

メニュー4
そこで、店内に手書き黒板にチョークで書かれている”日替り五品盛ランチ”700円(内税)を注文した。


その注文を聞きにきたのがこのお店のシェフのお母さん。


そのお母さんに聞いてみた「以前はお好み焼きをされていたのですか?」っと。


すると、お母さん「いえ、今でもお好み焼きはやっていますよ!」っと言って、お好み焼きのメニューを持ってこられた。

メニュー2
それがこのメニュー。


「うちはもともと”うどん”と”お好み焼き”のお店で、それらは今も出している!」と、お母さん。


”のしうめ”さんのブログで、息子さんがフランスに修行に言っておられたのは知っていたので、追っかけておうかがいした。


「息子さんはフランスで何年くらい修行されたのですか?」と。


すると息子さん当人が「はい、1年だけです」と。


再びお母さんにお聞きした「息子さんが帰られて何年に?」と。


「いやー、もう4~5年前ですよ」と、お母さん。

ランチ上7
これが当日の”日替り五品盛ランチ”。


内容は、”サーモン刺身”、”白菜浅漬けゆず香”、”小鯛の煮付け”、”野菜炒めイタリアン”、そして”一口トンカツ”の5品がワンプレートに乗せられている。


おまけに、”うどん”が約半玉分とご飯が付いている。ご飯は半分に減らしてもらった。


いわゆる”無国籍料理”とも言うべきか。

プレート8
もちろん、これが700円だから、ランチとしての内容とお値段のバランスから言えば、思いっきり割安です。


お料理に、派手さは全くないが手抜きもない。


全て手作りだ、ということもはっきり分かる。


でも、このお料理は何を語りたいのだろう?


優れたお料理には主張がある。

鯛煮つけ9
この”小鯛の煮付け”だって、きちんと出汁で鯛を煮付けられている。煮付け過ぎもない。


香りに”針生姜”だって付けられている。


お味も悪くは決してない。手抜きしていないことは容易に分かる。

サーモン10
サーモン刺身”だって、わずか2切れだけど、刺身を付けようと言う意思は伝わる。

野菜炒め11
こちらが、唯一フランスで修行したと言う””を付けた一品。


野菜炒めイタリアン”だ。なぜフランスで修行して、味付けを”イタリアン”にしたのかは分からない。


でも、この料理の中でシェフが唯一自己主張したのがこの”野菜炒め”だと推察します。確かにトマト風味ではあった。

トンカツ12
こちらは”一口トンカツ”が3切れ。


これも揚げたてで、美味しい。


でも、でも全体からは何も伝わってこない。

うどん13
こちらは以前からやっておられて、現在も手打ちされている”うどん”です。

それなりに美味しい。

結局、このお店の息子さん、シェフは優しいご性格なのではと思った。

自分の味や主張を前面に出すことはしない。また、お母さんがやってこられた”お好み焼き”や”うどん”もメニューから外すことには忍びない。

お好み焼きの鉄板は、その鉄板の表面を見る限り、そう使われている形跡は見受けられなかった。(本当はお好み焼きがどんどん出ているのかも知れませんが)

お店の中に表示してある他のメニューを見ると、6~8種のパスタメニューも手書きされている。また他のメニュー表には、スウィーツチーズメニューもある。

更には別書きのメニュー表には、”カモ肉ロティフルーツソース”と書かれているその上には、ハギ煮つけ”とか”艶肌鍋”と書かれたりしている。

ご本人自身が、何をやったらいいのか?多分お優しいのだと思うのですが、何一つ決断が出来ていないようにお見受けした、但しあくまでもワタシの想像の域を出るものではありませんが。

ワタシはまだお若いのだから、自分の色合いは何なのか?を考えることから新しいスタートが切れるのではないか?と、正直に思った。

お勘定を払ってお店を出た。私が店内にいる間は、客はワタシだけだった。




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No title

じゅんさん、こんにちは!
「きむら」さんは、私が社会人駆出しの頃、よく行ってました。その当時は記事にもありましたが、うどんとお好み焼きメインで、どちらかというとうどんが多く出ていたようです。うどんと定食のセットでかなりボリュームがあったと記憶しておりますが、うどん自体のお味は可もなく不可もなくって感じだったような・・・。
当時はおそらく、お父様?がされてたと思いますが、フランス帰りの息子さんがされてからは未訪です。じゅんさんの写真を見ていると、記事にあったように、伝わってこないというか、訴えるものがないというような感じがします。定食屋さんなのか、うどん屋さんなのかフレンチなのかイタリアンなのか・・・ん~、折角おいしい味を出されてるのであれば、もっと特色を活かして、専門性を出していただきたいような気持ちになります。ちょっと、残念です。

以前のお店を

おっさん様
そうですか、息子さんが帰る前のお店をご存知でしたか。うどんとお好み焼き屋さんの組み合わせ自体が珍しいですものね。

息子さんも、フランスで修行したとは言え、1年では料理人としては修行期間が中途半端かも知れませんね。
だから、何を中心に据えたらいいのか、迷いがあるのでは?と感じました。
ただ、現状維持ではジリ貧の道ではないかと危惧します。せっかく県道に面したところにお店をお持ちなのですから、メニューを絞り込んで、絞り込んだメニューに磨きをかければいいのに!と思いました。

さて、今後どうなりますか。お若いのですから決断一つだとは思いますが。

もしかして夜はアリかも

じゅんさん、こんにちは。

このお店を息子さんが受け継いで4~5年ですか。この期間、決して短い訳ではないので未だ営業されているってことは"何か"売りがあるのでしょうか。

ワインのメニューがあるので、もしかしたら夜はイイ感じの「和ビストロ」なんじゃないでしょうかね。

確かにこの日替わりランチはいただけないと思います。
これなら、昼はお好み焼きに特化して夜は和ビストロとして"語る"料理を出されたほうがよさそうですね。



何処かには続いた原因が

乱駆郎様
確かに5年続いた理由が、正直分りません。この県道は結構通るのですが、お店の駐車場に車が複数台止まっているのを見たことがありません。

しかも、夜間になると淋しい場所ですよ。飲酒運転のことを考えれば、このお店でわざわざ代行運転を呼んでも、という夜メニューの魅力があるかな???と思ってしまいます。

土地も家も自宅、借金なし、家族だけなどの細い条件の上を綱渡りしているのかなあ?としか考えられないですね。

でも、人知れず何かの魅力がないと5年間もは続かないことも事実なので、我々の気がつかない何か?があるのでしょうね。

そうですね♪

じゅんさん こんにちは。
同感です。
息子さんは、お若かったでしょう!
私のブログを見た うちの奥様は、
独身じゃないのかな?と、言ってました。(印象で)
模索中って感じですね。
近くには、ボーノさんもあるしパスタの店というのも 厳しいかもしれませんし。
料理には悪くないので、良い方へお店の個性が出ると良いですね♪

おはようございます!

今回の料理は皆さんのコメントに注目していました。一品一品を見れば立派な料理です。しかし、全体を見れば評価されない。この最大の原因は料理を一枚の皿に盛り付けしたからです。別々のお皿に盛れば、立派なお膳料理ですよ。トンカツにしろ、トマトソースにしろ、今の和食店で使ってる店はありますよね。季彩さんもコロッケを使ってました。ただし、芋づくしというコンセプトにあった料理でしたが…
この料理は煮物、揚げ物、向付、香物、炒め物、と構成されており、うどんも椀物として捉えれば立派なお膳料理なのです。
おそらく、盛り付けで洋食の色を出したかったのでしょうが、前菜などおなじカテゴリーの料理を一枚には盛りますが、全然違う料理を一枚には盛りません。トマトソースや煮物の出汁が混ざるような盛り付けはしませんよね。
あと問題はフランス帰りということをお客様も意識するし、本人も意識していることが全ての色をぼやかす原因なのでしょう。フランス帰りということを捨てられるかが課題ではないでしょうか?
長々とすいませんm(__)m

独身に

のしうめ様
私も、店主さんは独身だと見ました。そして,今まだ暗中模索が続いているのだと思いました。

これからは、厳しさが一層重なってきて、大きな転換期を迎えられるような気がしてなりません。

お料理に対する誠実な心は十分に伝わりますので、ぜひとも脱皮を果たしていただきたいですね。

なるほど

ユッキー様
なるほど、盛り付け方に問題があった。これには気がつきませんでしたねー。

そして料理の構成から考えると、これはこれで立派なお膳になる、うーーん、この見方も勉強になりました。

ちょっと視点を変えると、また全く別の見方ができるという「好例」の見本のようなコメントです。さすがですよ!!

もちろん、フランス帰りというプライドが邪魔しているという指摘も鋭いと思いました。

今日は感服いたしました。コメントありがとうございました。

ご来店ありがとうございます。

ご来店ありがとうございます。和ビストロきむらです。
当店でお食事いただいたお客様の感想ご意見が聞きたくて検索したところ、じゅん様のブログにたどりつきました。
皆様、貴重なご意見ありがとうございます。
読んでいて、なるほど~見抜かれているなぁ~。という感想です。
確かに店長は頑固なのに優柔不断。だけどプライドが高い。それが障害になっていることは間違いないと思います。
皆様の貴重なご意見を参考にさせて頂きながら、一皮剥けるように努力してまいりたいと思います。
ちなみにですが・・・母がなんと申したが把握しきれていませんが、お店は事実上10年ほど前から、正式には2004年12月から今の店長が営んでおります。
2月からはリニューアルしてメニューを絞っております。是非またお越しください。その際は、お勉強になるのでよろしければお話聞かせてください。

ご丁寧なコメント

和ビストロきむら様
ご丁寧なご挨拶頂き、恐縮しているところです。
多くの方から、お店に対するコメントをいただきました。その中には現職のレストランのシェフの方もいらっしゃいます。

そして皆さんが好意的な見方でお店を見ておられることは確かです。それだけ皆さんの関心が高かったのだと思います。

私自身は、全く普通の人間で飲食の経験もない素人です。ですからプロの方に対してとやかく言える能力も見識もありません。

ただ、現時点で500店舗ほど様々なお店を食べ歩いていまして、それが趣味と言ったところです。

貴店の味も、ブログで書いたとおり、美味しく思いました。お世辞ではありません。ただ、皆さんがお書きになっています通り、もっと自分の主張を明確にメッセージすれば、まだまだノビシロはあるというのが、皆さんの共通項でしょう。

必ず近いうちにお伺いします。その時はキチンと名乗ってお料理を頂きたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。

今日は、本当にご丁寧なコメント感じ入りました。ありがとうございました。

レスありがとうございます。

じゅん様、ご丁寧なコメレスありがとうございます。
こちらこそ皆様の話題に上げて頂き恐縮でございます。

じゅん様にお会いできる日を楽しみにしております。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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