「麺屋 壱」・「愛媛グルメ紀行」 483

今日は北斉院町の”パルティ・フジ北斉院”の商業施設内に、昨年12月にオープしたばかりのラーメン店”麺屋 壱”さんをご紹介しましょう。


市立味生小学校に向かって道路を北上すると、道路の両側に広がる施設の西側で開店されました。


このお店のことは、ブログ友:”乱 駆郎”さん(ブログ名:門前雀羅)の1月28日アップの記事で知りました。

玄関1
乱さんの記事でも触れておられましたが、新居浜に1号店がありこのお店が2号店という。


お店のオーナーシェフが東京で”ラーメン修行”され、それらの経験を活かそうと、生まれ故郷の新居浜で初めてお店出された。


その成功体験を、さらに県都松山で試そうと、この地に2号店を開店されたという訳です。

券買機2
店内に入ると、先ず玄関を入ったところに”券買機”が置いてあります。


店内の客もまだ慣れていないのか、そこで一様に立ち止まって戸惑いの表情を浮かべます。


直ぐに店長さんらしき男性が近寄ってきて、丁寧に”券買機”でお好きなメニュー券を買って席に付き注文するというシステムを説明されていました。


このお店には様々なトッピングが用意されていますが、そてらのトッピングまで”券買機”で券を買います。たとえば”煮玉子”券100円と、”醤油ラーメン並”券(それも大、中、並に分かれている)650円という風に。


これが至って煩雑でした。この”券買機”システムは都会地のお客さんが多い店で、キャッシャーの人員を減らすための工夫であり、松山程度の町で必要かな?と思いました。


しかし、オーナーさんはあくまで東京で学んだことを試してみたいのではないか?と想像しました。

厨房3
こちらが厨房。昼間は厨房に2人の若い男性、そして店長兼フロアー係り兼キャッシャー係りの若い男性1人の3人体制でやっておられました。


このお店は夜は居酒屋に変身する、所謂(いわゆる)二毛作店です。都会では当たり前の運営システム。


厨房の長い壁には、酒の肴的なメニューが書き出されています。しかし、ここ松山で二毛作店で採算を合わせることが可能かどうか。


都会と地方都市では客の絶対数だけでなく、客密度が全く違います。都会でこそ運営できるシステムが、そのまま地方都市でも効率的と言えるか、そこが問題かも知れません。


でもスタートされたばかりなので、その結果はまだ誰にも分りません。松山でも深夜人口が増えて都会化しつつあるのは現実ですから、意外に大繁盛と言う結果になるかも知れません。

メニュー4
第一号店の新居浜での人気メニューは、乱さんも採り上げられご自分でも注文された<しょうゆ・魚(かつお味)・味噌と三種類ある中から"魚ラーメン(680円)"をチョイス>(乱さんの記事の一部を引用)”魚ラーメン”ということらしい。


それは”券買機”でもハッキリ書いてありました。ところがこの”魚ラーメン”、乱さんの言葉をそっくりお借りすれば<私が食べた魚ラーメンはじゅんさんの苦手なバリバリ魚粉系でした>とありました。


当然にそれを避け、”醤油ラーメン並”と、トッピングに”煮玉子”を選びました。合計750円。

醤油ラーメン5
これが注文した”醤油ラーメン並”+”煮玉子”です。


厨房で、ラーメンを作る過程を観察していて気が付いたことは、所謂(いわゆる)”チャッチャ系”といわれる”豚の背油”をスープの表面に大量に降らせる作業が目に付きました。


チャッチャ系の元祖”は、1960年1月20日、屋台時代から始まった東京の”ホープ軒”。今から53年前に産声をあげたお店の伝統です。今では千駄ヶ谷にお店を構えられておられます。


所謂(いわゆる)”チャッチャ系ラーメン”では、”麺”は腰が命の”中太麺”、チャーシューも自家製、そしてスープは”醤油トンコツ”と、相場が決まっています。


タクシー運転手さん、トラックの運転手さんの間でその評判はあっという間に広がりました。


濃厚な”豚の背油”が、体の芯まで冷えた彼らの夜のエネルギー補給源として救世主となったのです。

醤油ラーメン6
画像に見える、スープの波間に漂っている白くゼラチン状に見えるのが”背油”です。


スープを啜ってみました。ギトギト系にも関わらず、意外とスンナリ食道を駆け抜ける。


決して油っぽさも、くどさもないのです。中太麺に負けないしっかりした”醤油トンコツスープ”の旨味を閉じ込める役割りをしっかり担っています。

背油7
具材は至ってシンプル。トッピングした”煮玉子”以外には、パリッと乾かせてある海苔(この海苔の風味がいいんです)と、シナチクと少な目の刻みネギ。



味こそ千差万別、好き嫌いが大きく分かれる世界。でも、この背油の奥に閉じ込められたスープの奥深い味に満足しました。

チャーシュー8
この”チャーシュー”が、”ホープ軒”のウリと同様に、自家製かどうかは分りません。


でも、厨房の大きなスライサーで大きい肉塊を小気味良くスライスしている様を見ると、自家製であると感じました。


脂身と赤みの部分のバランスが実に程よい加減でした。

煮卵9
こちらの”煮玉子”も、中味は半熟のトロトロでした。


どこかのラーメン店で”温泉玉子”を出された時は正直驚きました。温泉玉子はスーパーで幾らでも売っている。職人のプライドを思うとき、悲しかった。

麺10
”は、お約束どおり”中太縮れ麺”です。


スープによく絡んで喉を通過します。


モッチリした艶のある食感は、良く出来た麺だと思いました。


そしてこの”醤油ラーメン”で一番秀逸だと思ったのは、全体のバランスの良さです。スープ、具材、麺の全てが主役でした。お見事と言う他ありません。

完食11
あれだけ濃厚そうでギトギトに見えたこのラーメン、自分でも全く意識しないうちに完食していました。


ちょっと自分自身で驚きでした。


勘定を払う時、店長兼フロアー係り券キャッシャー係りの若い男性に「大変に美味しかったです。ご馳走様でした」と挨拶したことは言うまでもないことです。


その時彼は、完食した器に視線を移し、こぼれんばかりの笑顔で「またいらっしゃって下さい、ありがとうございました」と心地よい挨拶をなさいました。


今度は”つけ麺”に挑戦してみようと、早速”iPhone5”の”再訪メモ”に入力しました。




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チャチャチャッ♪

じゅんさん、おはようございます。

こちらさんの醤油ラーメンは、私が食べた魚ラーメンとはまったく違うラーメンのようですね。
背脂チャッチャ系も嫌いじゃないので、私も次回訪問時には醤油ラーメンにしてみようと思います。

今日の記事に登場したホープ軒も一度賞味したいラーメンのひとつですね。"あの"ラーメン二郎とともにwww


私も

乱駆郎様

復帰おめでとうございます。

そしてこのお店を教えていただいてありがとうございました。
実は早速再訪して、つけ麺をいただき、既に記事にしました。近日アップ予定です。

意外といっては失礼になりますが、あのチャッチャ系スープ、本当に美味しかったです。

確かに一度はホープ軒行ってみたいですねー。でも「ラーメン次郎」さんは知りませんでした。結構東京のラーメン事情知っていると思っていましたが、まだまだ知らないことのほうが多いんですねー。改めてそのことを感じました。勉強になりました。

おつかれさまです~!

どうもおひさでございます!
いつも読み逃げばかりですみません。。
かなりの脂に思えますが完食されたのですね!
抵抗なく食べれるなら調理そのものがしっかりしているのかも。。
一度行ってみたくなりました。

東京で多く使われている券売機は
従業員さんの不正防止を意識してるケースも多いかもしれませんね。

お久しぶりです

おーちゃん様
お久しぶりですねー。コメントありがとうございます。

このお店の背油、実は最初に見たときは「これは私の苦手の・・・・」っと思ったんです。ところが食べてみますと、意外や意外、スンナリと収まって、あっという間に完食しました。
ですから、記事にも書きましたとおり直ぐに再訪して、3月12日に記事をアップします。そちらも合わせて見ていただければ嬉しいです。

また、おーちゃんさんお薦めの「麺屋 夢創」さんもやっと再訪しまして、3月7日にアップ予定です。お薦めの「柚子塩ラーメン」をいただきました。その感想は、記事をご覧下さい。^^感謝感謝でしたと、一言だけ。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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