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「海鮮山鮮 しゃらく」・「愛媛グルメ紀行」 510

今日は、県道松山伊予線(通称椿裏参道)沿いの和泉南5丁目にある”大野ビル”の1階に入っている”海鮮山鮮 しゃらく”さんをご紹介しましょう。


最近になって”地産地消市場・エフ・マルシェ古川店”がオープンしたところの斜め前にあります。”パルティー・フジ古川”や”椿小学校”よりはやや北に位置します。

玄関1
こちらがお店の玄関です。お店の前に駐車スペースが3台~4台、その他近くにも契約駐車場があります。


午前11時30分からの営業なので、35分に入ったところお店の前の駐車スペースが1台空いていたのでそこに入れました。


そしてお店に入るなり「お客さん、パスポートのお客さん?」という女将さんの声で始まった今日の出会い、結局最初から終わりまで”ランチパスポート騒動”の真っ只中で戸惑い慌てる店主さんと女将さんの、ある種”闘い”を垣間見る一時となりました。

店内2
店内は、こじんまりした”居酒屋”さんでした。”ランチパスポート”騒動に巻き込まれるまでは、恐らくお昼のお客さんは僅かな人数だったのかも知れません。

そこで、昼間の”ランチ客”を増やしたい!更には、その中から”夜の居酒屋”タイムにリピーターになってくれる客が増えれば申し分ないと”ランチパスポート”というとてつもない”仕組み”に入ってみた。(この部分はあくまでワタシの想像です)

ところが、自分達の想定を遥かに上回る”ランチパスポート”を持った客が連日詰め掛けた。それに戸惑い、必死に対応しようとしている店主さん夫婦の奮闘振りを目の当たりに見ることができました。

「お客さん、パスポートのお客さん?」という女将さんの声に「え?ランチパスポート???って、それ何ですか?」と、ワタシ。

”ランチパスポート”という言葉は知っていましたが、実際使った経験が無く完全にはその仕組みが理解できていないのでそう答えました。

すると、今度は女将さんが驚いた。「え??・・えっ?・・・パスポートじゃない????」っとちょっと絶句した。

そんな会話をしている内にも、次から次へと客がお店に入ってくる。女将さんはその都度「パスポートの方?」の一言を発して、客を席に案内し続けた。

女将さんが客を席に案内している間に”お昼のお品書き”というメニューを見て、”日替わりまかない定食”(メインのおかずを選んでください)840円を注文することに決めていた。

ランチメニュー3
女将さんが一通り、客の誘導を終えてワタシのところ(カウンター席)へ帰ってきたので、上の注文を告げた。

すると女将さんまた絶句して、ワタシの顔をマジマジと見た。「・・・・・、え?コレ・・・・ね

そして「うん、これね。でもホゴの煮つけが今日はないんよ!」と言った。「だから、何か他のメインのおかずを選ぶのでしょう?」と、ワタシ。

「えっ・・・・・エエ。そうやけど・・・・。ちょっと待って!」と言って奥の厨房に、女将さん戻られた。

厨房の奥で、ゴゾゴゾ何かを探し始めた。その傍らでは、”ランチパスポート”用の”うどんメニュー”を黙々と作っている店主さん。「何か・・・・書いたモン・・・・・・無かったなーー?」とゴゾゴゾする女将。

その内”ランチパスポート”用の”うどんメニュー”が次から次へと出来上がってくる。女将は先ずそれを”パスポート”客に配膳し始めた。そして、ワタシには当日の”読売新聞”を持って来て「新聞でも読みよって!」とカウンター席に置いた。

それらの騒動が一段落したところでカウンター席に女将が戻ってきた。

「ランチパスポートやり始めてナー、もう毎日その客ばかり。うち、ソレ用に”うどんメニュー”用意したもんやけん、もう”うどん”ばっかり」とため息交じり。「じゃけん、普通のメニュー頼むお客さんが来るとは思わんかったんよ」と実に正直。

「で・・・何かメインのおかず一品選べば・・・・。何が出来るんですか?」とワタシ。

こうしよう!」と女将は決意を固めた。「今から口でメニュー言うケン、その中から一品選んで!」と。

そして「〇〇〇、△△△、×××、カキフライ、□□□・・・・・」っと口頭で早口に言った。

思わず、唯一聞き取ることが出来た「カキフライ!」っで、注文がやっと決った。口頭でメニュー聞かされ、それで注文したのは延べ510店の中で初めての経験。

まかない定食4
そういう大騒動の中で出てきた””日替わりまかない定食”(メインのおかずを選んでください)840円がこれ。


何とも驚くほどの大きさの牡蠣が4個、フライになって出てきた。揚げたてなので、まだカキフライからはジージーと、油が爆(は)ぜる音がしていた。


香りだって実にいい!

カキフライ5
(こちらはihone5で写した画像です。コンデジとは、どうも色合いが違って表現されてるようです)
まあ見てやってくださいよ、この堂々とした”カキフライ”。レモン一櫛と、手作りの”タルタルソース”が用意されていた。


まだジージー言っている”カキフライ”、そのジージーという音は牡蠣語(かきご)で「温かい内に早く食えよ!」と言っていたのかも知れない。急いでihone5のカメラに収め、先ずレモンを絞り掛けて食らいついた。


「う・・・・う・・・・ウフーーー。”う ま い !”」。


メッチャ ジューシー”なんです、この”カキフライ”が。間違いなく”母なる海の芳醇なるミルク”なんです!

サラダ6
こちらは予め用意されていた”サラダ”です。


これだって立派なモノ。生食用のホウレン草が瑞々しかった。

ホウレン草お浸し7
こちらは”ホウレン草のお浸し”、小ジャコと鰹節掛け。


この”お浸し”(おひたし)の出汁(だし)が出色の出来。ここの店主さん、既に業暦が20年を超える。


この”ランチパスポート”大騒動の中にあっても、キッチリ板前仕事は外さない。見事だと唸りました。

竹輪磯辺揚げ8
この”竹輪”だって、”磯辺揚げ”仕立てに!ちゃんと仕事をされているんです。


竹輪半本にも、決して手を抜かない。板前さんの矜持(きょうじ=プライド)を見た思いがしました。

果物9
最後に漬物と果物を頂いた。


その間にも女将さん、次から次へと”パスポート用うどんメニュー”のグラグラに沸いている鍋を客席に運んでいた。

味噌汁10
味噌汁も具沢山で熱々でした。


勘定を支払う時、小さい声で「もう”パスポート”には懲りた??」と微笑みながら尋ねてみた。


すると小柄な女将、ワタシ以上に小さな声で「・・・・ええ・・・ハイ、 こ り ま し た」と。


この”ランチパスポート騒動”を楽しみながら、美味しい食事をいただき、満足してお店を後にしました。



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おはようございます!

ここ、夜は何度か利用したことがあります。
郊外型としてはわりと小洒落た雰囲気の居酒屋さんですね(^^)

ランパス騒動・・・、私はまだ見たことがありませんが、もろ刃の剣のようですね。新規の取り込みと常連さんの足の遠のきの両方を意識しないと危険な面もあるんでしょうね。

このお店に関しては、最後の女将さんの小さな一言が状況をすべて言い表しているんでしょう。
今後の健闘、発展を祈るばかりです。


おはようございます♪

このお店には一度も行った事はないけれど、ランチ始めたよ、
いっぺん行ってみようなんて、女の約束は守られないまま
現在に至ってます(笑)
昔知り合いの息子が学生の時、夜のバイトに行ってました。
結構流行ってるってイメージが有りましたよ(o^-^o)

家から近いので、何時も気になってるお店では有りますね(^^ゞ

No title

だいぶ前なんですけど、ここのラーメンが松山一美味しいと言う人がいて、行って食べてみたらどうにもインスタントラーメン風のおそばが出てきて不思議でならなかった記憶があります。
それ以外も、いかにもゆうべの居酒屋営業の残り物的なお惣菜であまり良い印象じゃなかったのですが。じゅんさんがカキフライが美味しいといわれるのなら、ちょっと認識を改めないといけないかもしれませんね。
それにしてもアレはなんだったんでしょうか(笑)。

ランチパスポートに関しては、3か月ごとに更新されて現在すでに3クール目なので、もう慣れてないとか目論見違いで戸惑っているという言い訳は聞きたくないですね。いやならやめればいいわけですから。
お店の側もうまくランチパスポートを活用できたらいいと思いますね。

内側

乱駆郎様
今回、初めて「ランチパスポート」騒動の内側を垣間見た事になります。

もう、大騒動って感じですよ。このお店は、ちゃんと500円と言う値段設定のコストを意識して、ランチパスポート用のメニューを用意されたようです。

目の前で、冷凍うどんの封をバンバン切って鍋焼きうどんの鍋に放りこんでいました。常連さんがその光景を見ると引くのではないでしょうか。

危ない綱渡りをやれれたものだと、つくづく思いました。

立地的には

ベル様
裏参道に面していて、その周辺に食べ物屋さんも増えて、立地的には悪い場所ではないと思います。
ですから、普通にやっていれば、そう経営的な心配をしなくてもやっていけるのではないでしょうか。

ところが、新しい客を取り込みたいという欲を出された。そしてその欲に翻弄されている様子が見て取れました。

私がいただいたお料理は美味しくいただきました。腕は確かだと思います。そしてあの騒動も、今は終わっていると思います。

あの大騒動

ファットマン様
このお店、多分普通にやっていても十分やれるお店だと思いました。
私が頂いたカキフライなんて、ふくよかな味がして、量も多く食べ応えがありました。

ところが、ちょっとした欲を出されたのでしょうね。お店に入ると、いきなり殺気立った声で「パスポートの人?」でしたから。そのお陰で、普段は多分目にすることが出来ないランチパスポート騒動の裏側が見えました。女将さんは正直な方なのでしょう。

でも、ファットマンさんが仰るように、飲食店としての覚悟が甘かったのでしょう。それを隠す余裕すらなかった。
「あと、〇日したら、このパスポートも終わるケン!」と、頭の中はそれでかなりの部分を占められていたようですから、期間が終了した今は、ホッと一息つかれているのではないかと想像します。

やるからには覚悟してかからないと、アブハチトラズになりますね。普通のメニューすら用意していないなんて、普通の客だったら怒るかもしれませんもの。でも、私はコレ幸いとばかりに冷静に観察できました。お陰で記事になりましたから。^^

No title

おかみさんの気持ちも分かりますし、じゅんさんの気持ちも分かります。
が、あのパスポートを使ってあのお店で飲食をした人はいい気はしませんね。このブログを見て「あのおかみさん、腹の中であんなこと思ってたんだ。」と。影響力が強く読者が多いブログですのでそこはちょっと気になったしだいであります。
まあ某フリーペーパーの利用者のマナーの悪さはひどいようなので、もっと格安のランパスの利用者もそういうかんじなのでしょうか?
私の単なる想像ではあるのですが・・・・

なるほど

D52様
貴重なご意見に感謝します。私はこの一連のバタバタ劇を、むしろ好意的に見て書いたつもりですが、逆に受け取る人がいらっしゃるかも知れませんね。
全体の文脈を見ていただくと、このお店のことを悪意に捉えて書いているわけではないことはご理解いただけると思いますが。

ただ、あの騒動に翻弄されている中で、ワタシがいただいたカキフライの出来は流石だと思いました。料理人の技量を余すところなく出されていましたので。

パスポートの件は、別の次元の力が加わった結果だと思います。でも、文章になると受け取る側で様々に解釈されることは事実ですから、表現には一層注意をする必要があること、その通りだと思いました。

No title

いえいえトンでもございません。
悪意がないのは重々承知しております。
取る側の気持ちの一片を書き込んだだけなので、特筆すべきものではありませんでした。申し訳ございません。

書き手と読み手

D52様
このブログを書き始めた頃の2年余り、目を通していただいていた方は、本当に限られていました。ですから、コメントなど来ようはずもない時代が随分長く続いていました。

一体何時のころから、読んで頂いている方が増えてきたのかは、本人でも分かりません。何がきっかけとなったのかも。

そして、この頃になって、書き手としての責任と言うことを考えない日は一日たりともありません。私の書いたものが、読み手の方にとってプラス効果があったり、思わぬところでマイナス効果が出ることも知りました。

ですから、どなたのどんな言葉やお声懸けに対しても、その都度真剣に受け止め、今日、そして明日書く記事の糧にしようと決めております。その意味で、D52様のコメントをありがたく思いました。素直にそう思っております。再度感謝の意をお伝えしたくて、くどいと思われるかも知れませんがお返しのコメントとさせていただきます。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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