「四川飯店 菜温」・「愛媛グルメ紀行」 515

今日は、通称道後樋又通り(県道六軒屋石手線)沿いにある”四川飯店 菜温”さんをご紹介しましょう。”


住所は、道後樋又でイエローコーポの1階です。県道の南側にあります。


このお店は、ブログ友:”乱 駆郎”さん(ブログ名:門前雀羅http://rancloh.blog67.fc2.com/blog-entry-717.html)さんの4月4日記事を拝見してお訪ねしました。


乱さんの記事によると、行きつけの居酒屋さんから情報を得たらしい。

玄関1
こちらがお店の玄関。玄関は、道路からやや奥まったところにあり、しかも間口もそう広くありません。


道後樋又通りを車で走っていたのでは先ず気がつかないでしょう。


このお店は、今年で開店7年目を迎えます。ところが、ワタシは今までその存在に気がつきませんでした。

店内2
店内は、厨房前の(厨房に平行した)カウンター席と、後は2人掛けと4人掛けの椅子と小上がりがあるだけの”小体”(こてい=こじんまりとした)なお店です。

厨房内に店主・シェフさんと細身の女性、それに若いフロアー係りの女性の3人体制でした。しかも、店主・シェフさんは相次ぐ注文の調理に没頭されています。とても、気軽にお話が出来る雰囲気ではありません。

おまけに、カウンターと厨房を遮る画像の酒瓶や薬酒の隊列。厨房を覗き込んで、シェフさんの調理の様子を観察することも敵いません。

ここは、調理されたお料理をジックリ観察する他ありません。

ワタシがお店に入ったのは午前11時30分、食べ終えた正午過ぎの店内は、常連客と思しきお客さんでほぼ8割の入り。

近くには愛媛大学本部・総合研究センターや四国郵政研修所があり、それらの職員さん風のお客さんもお見うけしました。

店内のBGMは、”モダンジャズ”。その”モダンジャズ”が店内の雰囲気にマッチしています。しかも、店内はピカピカに磨き上げられています。それは厨房も同じこと。

メニュー3
もうこの段階で、このお店が尋常ならぬレベルであることをヒシヒシと感じました。


乱さんは、このお店のイチオシメニューらしい”什景湯麺”(スーチータンメン)の塩味を選ばれた。


ここで、同じものを注文するのも芸がない。ワタシは”葱糸湯麺”(読み方は、スーシィタンメンか?確認していないので正確ではないかも知れません)を注文しました。お値段は880円です。


このメニューは英語で”Noodle with leek in soy based soup”と表記されています。直訳すれば、”醤油ベーススープ、ネギ入りそば”でしょう。このお店では単に”ネギソバ”と呼んでおられるメニューです。

ネギそば4
さてこの画像が、お店で呼んでいる”ネギソバ”です。


供せられた”ネギソバ”を一目見るだけで、このお料理は"スープ”と”葱(ネギ)”をいただくメニューだと分かりました。


供せられた瞬間から、醤油味の極めて上品な”スープ”と”ネギ”芳香が鼻腔を襲います。

ネギそば5
先ずはスープです。恐らく”澄んだスープなので、そのの代表である”清湯スープ”(チンタンスープ)の中でも一番高級とされる”上湯スープ”(シャンタンスープ)ではないかと思いました。


上湯スープ”(シャンタンスープ)のことは、2011年5月26日に”愛媛グルメ紀行”52番目のお店としてご紹介した”中国料理 龍(ロン)”さんでいただいた”鶏絲湯麺”(スーチータンメン)を説明した時触れました。


つまり、”上湯スープ”(シャンタンスープ)とは、清湯の中でも高級とされるスープで金華ハムと丸鶏、牛肉、豚肉を長時間煮込み、塩あるいは醤油でで味を調えたスープをいいます。


そして、更に味の決め手となっているのは”ネギの削ぎ切り”です。太ネギを””の様に細く細く切ったものがスープの中に大量に入っています。


この”ネギの細切り”(削ぎ切り)が、スープに次いでこのメニューの味を決定付けています。


ネギ特有の”エグ味”は全くありません。ワタシは素人ですから定かではありませんが、ネギを一度冷水に晒してネギ特有の”エグ味"を緩和してあるのでしょう。


これだけ大量に入っていても、全く邪魔にならないばかりか、この麺の味の方向性をキチンと導いています。

アップ6
緑色に見えるのは、彩りに添えられた”青梗菜”(ちんげんさい)でしょうか?


味にはほとんど影響を与えていませんが、お料理には”彩り”は決定的に重要です。優れたレベルのお店では、味だけではなく”絵画”の如くの色使いを見せてくれます。


さて、ここでスープをレンゲですくって啜ってみました。「・・・・・・・・・」声が出ません。かすれた、切れ切れの声で僅かに「う ま い !」でした。


もうこのお料理は、このスープ、中国語では””(タン)をいただいただけで、それだけで90%以上満足させられます。


ワタシの個人的感想では、コレだけのスープ=湯(タン)を提供できるお店は城南地区の中華料理店の雄”中国料理 龍(ロン)”さん他、極々僅かでしょう。

鶏肉7
これは、スープの隠し味的に使われている”鶏肉”です。


鶏絲湯麺”(スーチータンメン)に使われる”鶏肉の削ぎ切り"が、味の奥行きを深めるために入れられています。


スープと大量のネギの細切りの合間に、密やかに込められた”鶏肉”。これが実に繊細な味作りに大きく貢献しています。

麺8
最後になりましたが、””をご紹介しましょう。明らかに”ラーメン店”の”麺”とは決定的に違います。


どこが違うかと言いますと、麺に練りこまれたカンスイの量が全く違います。つまりカンスイを抑えた。麺の色はやや白っぽく、アンモニア臭の少ない上品な中細のストレート麺です。


極めて上品な”上湯スープ”とのマッチングはこの上ないと思います。このスープには、この麺しか対応しえなかったのでしょう。よくぞ、この麺を選ばれた!


流石は、プロの次元とは素人の領域などマルで問題にならない究極の麺とスープの組み合わせです。

完食9
もう、頭の中が真っ白になりました。それほど見事な出来栄えです。


これは、もう”乱 駆郎”さんに素直に感謝する他ありません。


しかも、再訪リストにシッカリ入力させていただきました。


恥じも外聞もありません、健康のことなどハナッカラありません。レンゲで掬(すく)える限界までスープを舐めました。そりゃあもう、当たり前でしょう。




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おはようございます♪

福岡に引っ越す前に最後に住んでいた所が道後樋又でした(^^)/
南海放送や松山大学の直ぐ近くでした!
ローソンやお好み焼き屋さん『しみず』と言う喫茶店とかまだあるんですかね~
懐かしい通りです(^^)

こちらのお店は新しく感じますね♪
20年も離れれば街並みも変わりますね…

おはようございます♪

ネギラーメン美味しそうですね、品が良さそうです(^_-)-☆

今まで食べたネギラーメンは、おがたのラーメンと、ネギ坊主のラーメンだけですね(笑)
私はおがたのネギラーメンが好きで、昔夜遅くしか営業してなかった頃、
深夜に食べに行きましたよ(*^_^*)
その後お店が増えて、行く事がなくなりましたが、また数が減ったようですね。
炭焼のチャーシューが美味だったのですよ(笑)

よかった♪

じゅんさん、おはようございます。

このお店、気に入っていただけたようで良かったです^^
私の行きつけ居酒屋の大将も流石なかなかイイ選球眼を持ってますね。

このネギソバも美味そうですですね~。
これは食べてみたくなりました。私も再訪決定ですwww


いやいや、感謝です

乱駆郎様
ここで営業されていて7年も経っているのに全く気がつきませんでした。

それで教えられて行ってみて大正解だったというわけです。
次回こそは、乱さんが以前食べられたメニューにしようか、っと思っています。

松山は広いですね、まだまだ隠れた名店があるのでしょうね。そういう発見をするのもこのシリーズの楽しさですね。

おがたは

ベル様
私もネギラーメンと言えば、おがたさんとネギ坊主さんに行ったことがあります。

おがたさんは好きな味でした。フジグラン重信にお店があったのですが、最近になって閉店されています。残念です。その他にはどこで営業されているのかを知らないので、余計残念です。

またネギ坊主さんは、イマイチだった記憶があって、それ以降行っていません。やはり最初の印象って大切だと思います。

こちらにも

博多っ子様
こちらにまでコメントいただき恐縮です。
そうですか、道後樋又にお住まいだった。住環境が優れたところですね。静かで落ち着いている雰囲気も好きです。

なお、「しみず」という喫茶店は「愛媛グルメ紀行』シリーズ」で2012年2月13日に採り上げておりますので一度ご覧になって下さい。http://2103center.blog112.fc2.com/blog-entry-1043.html です。
博多っ子さんが行っていた時は、創業者の夫婦で、上の記事はその息子さんに代が変わっていました。そして、つい最近になって閉店されました。歴史あるお店でしたのに残念です。

夜分遅くに…

じゅん様、こんばんは♪
こちらにもお邪魔させて頂きましたm(__)m
道後樋又と言う懐かしい場所だったので~

美味しそうなラーメンですね♪
近くなら絶対食べに行きます!
醤油色の透き通ったスープ、いいですね~(^^)

福岡の豚骨ラーメンも美味しいですが(最初は慣れませんでしたが)、やっぱり醤油味のラーメンが好きです。

じゅん様、また再訪されるのがうらやましいです(T-T)

教えて頂いた『しみず』のブログ、読まさせて頂きましたm(__)m
私が行っていた頃から変わってしまってました…

外観の壁に蔦が、つたっていたような気がしましたが白い壁になっていましたし、店内も変わってましたね。

自宅から歩いて行ける距離だったので、父が出張でいない時は母と妹と3人で食事に行ってました(^^)

スパゲティグラタンが美味しくてハマってました♪
ポークソテーのきのこ添えも美味しかったのですが『カルディによく似た味のソースが売っていたよ』と妹が買って来てくれました(^^)

息子さんの代に変わられてから出されているメニューも変わってましたね(^^;
閉店とは悲しいですね…

教えて頂いてありがとうございます











惜しいことですね

博多っ子様
喫茶「しみず」には様々な思い出がつまっていたのですね。

そのお店の名前を聞いただけで、昔のシーンが髣髴と浮かび上がってくる。そういうお店ってありますよね。

ですから、そういうお店には何時までも元気で営業を続けて欲しいと思いますが、様々な事情があるのでしょう。惜しいことです。

今後も「愛媛グルメ紀行」を通じで、博多っ子さんの琴線に触れるお店が出てくればいいですね。^^

こんばんは♪

またまた夜分遅くに失礼致しますm(__)m

懐かしいお店の名前を聞くと、その当時の記憶が蘇ります…
他にも懐かしい思い出の詰まったお店があるので、じゅん様のブログを楽しみにしています(^-^)

父の転勤で松山に住み、物心つく頃から20歳まで過ごしたので松山が故郷のようなものです…
福岡に移ってからも20年経ちます(歳がバレちゃいますね)
松山はいい所だったな…と思っています。
いつか松山へ遊びに行ける時が来た時は、昔懐かしい思い出のお店も行きながら、新しいお店にも行きたいと思っています(^^)

まだ最初からじゅん様のブログを読んでいないので、この週末は色々なお店に行った気分で楽しみたいと思ってます♪











最初のころは

博多っ子様
最初、このブログを書き始めた頃は会社のホームページを設立した時期でして、そこで指名されてブログを書き始めました。まだ「ブログって何???」の時代です。ブログの目的は会社のHPの検索順位を上げることでした。
そのころは、「ブログ」はエッセーの一種かな?っと思って書いていました。

ところが、次第にこれにはまっていきます。書いていることが面白くなってきたのです。元々書くことは嫌いではありませんし、苦手でもありませんでしたから。
そして会社から経済的に完全に独立して個人事業主に身分が変わったことをきっかけに、会社のブログから完全に切り離し「個人のブログ」に移行したという経過があります。(会社のブログは別の正社員が今は書いています)

その過程の中で「愛媛グルメ紀行」をメインに、愛媛の気候風土や愛媛の歴史などをテーマに、自由な立場で書いて参りました。途中から画像もつける事にしました。私の場合、画像は全くの度素人ですから、単なる添え物ですが。

そうこう模索している内に、気が付いてみたら読者が広がってきて、かなり多くの方に読まれている事に気が付きました。

既に通算で1500号を遥かに越えましたので、最初から見るのは大変です。「愛媛グルメ紀行」の1号辺りから見ていただけるだけで、記事の変遷もお分かりいただけるのではないかと思います。遡ってまで見るというお話は、私にとってこの上ない嬉しさです。心からお礼申し上げます。

こんにちは♪

毎朝7:00の記事のアップより早くコメントを頂いて、とても嬉しいです!
ありがとうございますm(__)m

会社のHPがきっかけで始められたのですね(^^)
続けられる事は大変だったと思いますが、まさに『継続は力なり』を表してますね!
写真も観やすくキレイに載っているので、どうやって撮影されてるんだろう?と(一言、お断りされてるんでしょうね)不思議に思ってます(^-^;

1500号もあるなんて!凄いですね!
『愛媛グルメ紀行』だけでなく、最初から全て読みます(^^)

これからもずっと読ませて頂きますが、もっと早く探してたら良かったです!
毎日の日課になってます♪

お会いした事も名前もわからないですが、こうして交流出来る場所が出来て毎日が楽しくなりました♪♪

じゅん様とは同年代かと思ってましたが、先輩ですね(^^)
フットワークの軽さを見習いたいですf(^^;




写真撮影はお店の了解を得て

博多っ子様
私が毎朝定時の午前7時にアップを続けている事に、既にお気づきでしたか^^  一度始めたら、それから逃れられないという不器用さ故のことです。

「愛媛グルメ紀行」シリーズに於ける画像は、ほとんど事前にご了解を得て撮影しアップしています。500回を越える中で、稀にご了解を得ることを忘れることがありますが、500回の中で撮影を遮られたのはたった一度だけです。しかも、私の感覚では撮影されて困るようなお店ではないと思いました。過去記事をお読みになったら、一度だけそういうシーンに遭遇されると思います。

また一度だけ、読者の方から「あのお店は撮影お断りななずなのに、画像をアップしている。お店の方にお断りして撮影されましたか?」っと、注意のコメントをいただいたことがあります。トラブルめいたものはその二度だけです。

私は、よく店主様ご自身を撮影させていただきますが、その画像をアップするに際しても必ずご本人にアップの許可を得ています。そこは気を使うところですね。


ところで、スタートから読んでみる!・・・・・・・、それって、大変ですよ。今までにそういう方がいらっしゃったことはありますが、その方も「あれは大変だった!」っと仰っていました。本人の私は何度か全編を読み直していますが、「うーーーー、まあ、ヨウモここまで書いたモンヤナー!」って呆れています。

あまりご無理はなさらず、ユルユルとおやりくださいね。先はまだ長い。始まったばかりなんですから。

年齢は、還暦をトウに越えて、今年は半ば近くまで齢を延ばします。私の行動力の原点は、ただひたすら「好奇心!」あるのみです。

こんばんは♪

コメント返し、ありがとうございますm(__)m

じゅん様、大先輩ですね!
素敵な方なのでしょうね…(*^^*)

毎朝7:00のアップ、気付いてます(^^)
『今日はどこのお店かな~?』と。

撮影の許可を得るのは大変だと思いますが、画像があるとよりじゅん様の記事が引き立ちますね(*^^*)

地名シリーズも画像が載っているので、懐かしい風景に会えるので有り難いです(^^)

じゅん様からアドバイス頂いた通り、ゆっくり読んでいきますね♪
時間はたっぷりありますので…
明日からゴールデンウィーク突入しますから(^^)v

じゅん様とコメント交換出来て嬉しく思っていますが、エンドレスになってしまいますので読んで頂くだけでいいですよm(__)m

みんなのじゅん様なのに、私ばかりコメントして申し訳ありません(^-^;



Re: おが多さん

四楓院様
何時も貴重な情報ありがとうございます。

確かに、私が書いている「おがた」さんは、「おが多」さんのことですね。

最近再訪しようと思って、フジグラン重信店に行ったところ「新しいテナント募集」の張り紙が。気落ちしていたんです。

でも、そうなんですかー!キスケボックス内に!  でも、私はボーリングもカラオケも温泉にも行きませんが、ラーメンいただけるのでしょうか?いやいや、これは自分で調べるべき事項ですね。

感謝!感謝!です。何時も。^^

そう言えば

博多っ子様
言われてみれば、このまま行けばエンドレスになりますね。
一応、このお店のコメントに関しましたはこれで一旦終了することにいたしましょう。次回は、新しい記事で何か感じることがございましたらコメント下さい。それはとても嬉しいことなのです、私にとって。

なお、誤解の無いよう予めお話しておきますが、私は至ってありきたりの初老の男です。決して素敵などと言う男ではありません。

辺りを見回してみて下さい。ホレ、そこにもここにも居る、どこにでも居るフツーーーの男です。お互い顔が見えませんので、つい幻想を思い浮かべがちです。でも現実は泣いたり笑ったり、ヘマしたり、どこにでもいるただの「オッチャン」ですよ。

ただ、多分好奇心だけは強くて、何でもトコトン知りたいと思う性向は多少変人の部類に入るかも知れません、でも、ぜひ自然体でみて下さいね。幻想など抱かぬことです。

この項の最後に、私が「じゅんのつぶやき」の初めての筆を取ったのは、2009年11月2日「秋ですね」からです。それ以前は別のスタッフが書いております。

Re: おが多さん

四楓院 様
何時も貴重な情報ありがとうございます。キスケBOX内の情報、了解です。

今までは、ワタシのアイフォン5のメモには「おが多」重信店閉店と書かれていました。

早速新しい情報に訂正しました。訪問してみましょう。ただし、記事でアップできるのは約1.5ヶ月先です。

既に書き終わった原稿で、それまで詰まりに詰まっています。悪しからずご了承下さい。でも必ず訪ねて記事にします。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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