「讃岐うどん 結結亭(ゆうゆうてい)」・「愛媛グルメ紀行」 526

今日は、西条市は中野という地区にある”讃岐うどん 結結亭(ゆうゆうてい)”さんをご紹介しましょう。

実は、最近”西条”付いています。つい先日、5月7日に”愛媛グルメ紀行シリーズ522番目のお店として、西条市朔日市(さいじょうし ついたちいち)にある蕎麦の名店中の名店”西條そば 甲(きのえ)”さんをご紹介したばかりです。

また、西条の別の蕎麦屋さんも紹介していただいていますので、近日中にお伺いしたいと考えています。

先日ご紹介したお店は久万高原在住の”兒玉さんご夫妻”に紹介され、直ぐに飛んで行きました。行った価値十分で、直ぐに再訪をしたいと決めたお店です。

お店1
こちらが探しに探し、迷いに迷ってやっと到着したお店です。予定より30分遅れての到着でした。

このお店は、ブログ友”乱 駆郎”さんが5月1日にアップされた(1週間に9時間しか開いてない店)でご紹介されたのを拝見し駆けつけました。

但し連休中に駆けつけるつもりでしたが、乱さんの追加情報で連休中はお休みと言うことで、連休が明けて駆けつけたという訳です。(実際に訪問したのは、5月9日、午前11時30分)

連休中店主さんご夫婦は、広い広い”お庭・花壇”の草引きに精を出されていたそうです。

玄関と庭2
これがお店の玄関と、お店の前に広がる花壇です。

駐車場は概ね15台以上は停められるのですが、ワタシがお店を後にした正午過ぎには既に満車。道路で待っている車も。

場所は、西条市内からでも遠く離れ、西条祭りの”楽車”(だんじり)が結集する主な舞台として有名な”伊曽乃神社”(いそのじんじゃ)の近くにあります。

でも通り掛かりに偶然発見した、などということは絶対あり得ない所にお店はあります。

道順3
乱さんの記事で住所(地番まで)が書いてありましたので、最近、記事取材に重宝している”iphone5”のナビに入力し、”ナビ嬢”の音声案内のまま松山を出ました。

ところが、ナビ嬢が例によって「目的地に到着しました!お疲れ様でした」っと案内した場所は、ナント”西条市神戸公民館”の駐車場。うどん屋なんて見当たりません。

乱さんが「ほとんどのカーナビではピンポイント到着は困難」っと指摘された通りの結果に。ただ、その時、偶然そこに居合わせたのが犬のオマワリさん、アッ間違えた”現地のオマワリサン”。

親切に、上に示した”讃岐うどん 結結亭”作成の現地地図をもっと簡単にした、オマワリさん手書きの地図を頂きやっと到着したという経過です。

今後このお店を目指される方は、上に示した地図をご参照下さい。iphone5のナビ嬢には、初めて裏切られました・・・・・。

最近になってブログ友:”ファットマン”さんも”iphone5”を導入なさいました。”ファットマン”さんに一点だけご忠告。

iphone5”の”ナビ嬢”は、とっても優秀ですが、彼女を盲信されることはやや危険です。

メニュー4
さて、乱さんが「1週間に9時間しか開いてない店」と題されたお店のメニューです。

つまり営業しております日時は、木曜日・金曜日・土曜日の11時から14時までの、一日3時間、週の合計は9時間と言うわけです。

そういうお店に相応しく「出来ますものは”うどん”でございます!」っと言っているばかりの様相。

メニュー以外には、奥様が”パン製作教師”の資格を活かして、週の営業日の3日間だけ焼く”パン”(一種類だけ)がカウンターに置いてあるだけ。開店後30分程度で売り切れます。

ご自由に7
これが「ご自由に」と表示された、”昆布の煮物”と”イタドリの煮物”、それに温かいお茶と冷たいお茶です。

このお茶は、何故か”そば茶”でした。なお、確認していませんので違っているかも知れません。

イタドリ他6
上の画像が、「ご自由に」と表示されたテーブルに置かれたものを小皿に取ってきたもの。

出汁に使われた”上質の昆布”を改めて味付けされ煮たものと、春先の野山で採れる”イタドリ”を採って来て一度乾燥して日持ちをよくされたものが煮られています。まあ美味しいのなんのって!何度も”ご自由に”取りに戻る方が多くいたのも頷(うなず)けます。

ワタシがお伺いした午前11時30分。既にお客様が9人程いらっしゃいました。皆さん、ご常連の様子。

しかも、9名の中に男性は2名だけ。皆さん、既にリタイアされ”リタイヤ後”、奥様主導で人生を謳歌されていると思(おぼ)しき方ばかり。

この地にお店を開かれて、今年で4年目を迎えます。私の後にお店に入られたリタイヤ組のご夫婦は待ち席に。

探しに探して、迷いに迷わなければ辿り着けないお店。このお店を目指して来られるお客様方は、皆さん週3日の開店日と開店時刻を待ちかねておられる方ばかり。

ワタシの頭にあった、”飲食店立地”など、全く無意味であったことをシミジミ実感させれれました。

ざる7
さて注文したものは上の画像。”ざるうどん 小”と、”えび天ぷら”。お値段450円と150円の合計600円。

出された”ざるうどん”を見た瞬間、その気品あふれる佇(たたず)まいに胸を打たれました。いただく前から、その存在感と高貴な姿に魅入られました。

乱さんが書いておられたように、「このうどん、食べる前からその美味さがわかる!」っという凛とした存在感があるのです。

麺の肌には艶(つや)と照りと、冷水で締められたことによる微かな緊張感すら漂っています。

まず、視覚ですっかり魅了されてしまいました。周囲は余裕を持った配席なので、待ち席に待っておられるお客さんがいるにも関わらず圧迫感がありません。

お店の窓は、実に大胆に広く取ってあります。広いお庭の花々が、店内にいても心を癒してくれるからかも知れません。

海老天8
こちらが、別注文の”えび天ぷら”です。どうです、上品でしょう。

海老の大きさは”マキ”程度。

マキ”とは、”車海老”の10~15cmのサイズを言います。因(ちな)みに15cm以上のものを”車海老”、10cm以下のものは”サイマキ”といいます。

なぜ海老の大きさを細かく書いたのかといえば、天ぷらにして揚げて一番美味しいとされるのが、”手一束”(ていっそく)」 などと言って、海老を手で握った時に頭と尻尾がちょっと顔を出す大きさという意味で、 約12~13cmの”マキ”だといわれるからです。

その”マキ”が、上質の油でカラッと揚がっておりますので、色白です。上品なうどんには、この貴婦人のような”えび天ぷら”しか似合わない。

薬味9
薬味”一つとっても、瑞々しいではありませんか。切られたばかりのと、これまた摩り下ろされたばかりの生姜が、清々しくにおい立ちます。

この”薬味”を漬け汁(つけつゆ)にタップリと入れますと、これにカツオ(ただし讃岐の出汁は、多くの場合イリコで取られますので、それかもしれません)の香りが加わって、いいお出汁を使われていることが香りだけで分かります。

この薬味をタップリ投入した”漬け汁”(つけつゆ)、辛過ぎもせず、もちろん甘すぎもせず、絶妙のバランスです。今までにいただいた”ざるうどん”の”漬け汁”では最高水準だと思いながら味わい尽くしました。

うどん10
さて、もう一度”うどんの麺”に目を転じましょう。よくご覧になって下さい。

緩やかにざるに置かれた”うどん麺”、よく目を凝らせて見ると”空中に浮き上がっている”ように見えませんか?なぜそう見えるのかには理由があります。

それはこのお店のうどんの””の色と質感にあります。色はまず、”膨張色”とされる明るいホワイト。浮き上がって見える所以(ゆえん=理由)です。

また、光に反射している”照り”です。愛媛県は”真珠”の生産日本一。その”真珠”の価値は、その”照り”(テリ)で決ります。この麺、最高品質の真珠のテリに勝るとも劣らない輝きをしています。

これが、この”うどん麺”がざるから浮き上がって見える理由です。

麺12
このお店は”讃岐うどん”を名乗られています。このお店の麺を食べてみますと、所謂(いわゆる)『腰』があります。

但し、麺を噛みますと、歯が押し戻されます。弾力があるからです。弾力と言っても、お菓子のガムのそれとは全く違います。

愛媛の巷(ちまた)でよく見られる「腰=固い」という悲しい錯覚とは無縁の『腰』です。ガムの弾力とは異質の、口腔内に馴染む弾力です。

このお店をご紹介いただいた乱さんは、この麺をして「弾力性に富んだもっちり感は妙齢のご婦人の二の腕の内側」と表現せしめた。卓見です。

ただし、ワタシは「妙齢のご婦人の二の腕の内側」の感触などトンと覚えておりませんので、ただただ上品で高貴な””だと申し上げておきましょう。

口腔に馴染む麺であり、確かに、どこかで”エロス”を思い起こさせてくれる麺だとも。

麺11
西条”は、江戸期に入るまではずっとお隣”讃岐国”の有形無形の支配と影響を受け続けていた地方です。

中予以南の愛媛とは趣を事にしていて、西条を含む東予地方は地政学的にも讃岐圏と言った方が馴染むかも知れません。

讃岐うどん”を名乗られても何の違和感もありません。讃岐に媚びて名乗られているわけではないことは、うどん麺をいただいて見ればたちどころに分かります。

これなら胸を張って、「讃岐の方々よ、ぜひお食べにおいで下さい!」と言えます。

残念でなりませんでした。もちろん”ざるうどん”胃も心も十分な満足感を持って堪能させていただきました。でも、でも”ざるうどん 小”しか食べられなかったからです。

釜揚げうどん”も”ぶっかけうどん”もいただきたかった!!隣でそれらを食べておられる姿が、今でも脳裏にちらついています。

これはしばらく西条詣でが続きそうです。乱さん、「ご紹介、本当にありがとうございました!



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気に入っていただけて良かった(^^)

じゅんさん、こんにちは。

遠くのお店をご紹介した手前、気に入ってもらえなかったらどうしよう・・・という思いがありましたが、絶賛いただけたようで安心しました(^^)

こうやって記事を読んでいますと、またスグにでも行きたくなってきますね。遠路はるばる食べに出向いた時のことが思い出されます。
今夏は必ず再訪したいと思っています。



昨日までの大作、お疲れさまでした。
私は知識不足でコメントするのも憚られて音無しでの拝見となってしまいすみませんでした。

以前も言いましたが、バックアップ代わりに書籍にされることをおススメします。
今回の「南予史探訪」を拝見し、さらに強く推奨いたします。

是非。





こちらのお店、お邪魔した事あります♪

じゅんさん、こんにちは(^^)
こちらの結結亭さんのうどん、私も戴いた事があります(^^)
讃岐うどんに近い感じありますね♪
またお邪魔したいお店の一つです。

あ、iPhoneお持ちなんですね♪
iPhoneに初めから装備されているナビではなく、
Googlemapのアプリで行くと、かなり正確に連れていってくれますよ(^^)
私はiPhone4Sですが、ナビは常にGooglemapアプリにお願いしています(^^)

西条もいろいろとお店があって…
食べに行きたくなってきました♪

真剣に

乱駆郎様
いやーー、最高に気に入りましたよ。味といいお店つくりと言い、店主さん御夫婦のお人柄と言い、さらにはロケーションと言い。
何拍子も揃ったお店など、そうめったにあるものではありません。
感謝感激ですよ。近いうちに再訪したいと思っております。

歴史シリーズは仕方ないですよ。やはり一般的とは言えませんから。でも、思った以上に様々な反応があったことがうれしかったです。

乱さんのご忠告、今回は素直にお受けすることにいたします。仰るとおりですね。手続きをしたいと考えています。ご忠告というか、ご提案ありがとうございます。

驚き!

みゆ様
既にこのお店、ご存知でしたか。しかも行ったことがある!

みゆさん、行動範囲広いですねー。驚きました。
確かに二度三度とお伺いしたくなるお店ですよね。私も近日中に「釜揚げ」にチャレンジしようと思っています。今度はナビなしで行けますので。

そのナビの件ですが、お書きになった「Googlemapのアプリ」を入れているんですよ。そしてそれを活用しています。
ところが、あのお店の住所を入れて松山をスタート。見事に間違ってくれました。初めての経験でした。

でもこの年になって、自分があのiphone5を持って、しかもそれを日常的に使うなんて、自分でも信じられません。
でも、今「松山の地名・町名由来」というシリーズを書いているんですが、現地取材に行った時、有名でないお寺ら神社など「Googlemapのアプリ」に助けられていますし、その場で様々に検索して意味や由来を調べられるので重宝しています。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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