「再訪 115 ごろびつ庵」・「愛媛グルメ紀行」 537

今日は”再再訪”のお店、国道11号線沿い(東側)の小坂にあって、”播州手打ちうどん”のノボリが上がっている”ごろびつ庵”さんをご紹介しましょう。

今年の”冷たいうどん・ラーメン”シリーズも”うどん 麦わら”さんで幕開け宣言をしましたが、その第二段ということになります。

このお店はワタシの最もお気に入りのうどん屋さんの一つで、既に以下の2回後紹介しています。

2011年3月25日に、「ごろびつ庵」 真っ当な「B級グルメ店」⑳として。

また2012年8月16日に、「再訪17 ごろびつ庵」・「愛媛グルメ紀行」 355として。

しかも、ブログ友:”乱 駆郎”さんの5月30日の記事(「播州手打ちうどん ごろびつ庵」の冷やしきつね)を拝見し、その翌日31日にさっそく”後追い訪問”をしました。

昨日も乱さんの記事を拝見し”後追い訪問”をした記事をアップしたばかりです。二日連続の”後追い記事”となりました。

玄関1
こちらが、国道11号線の東側にありますお店です。よく見慣れた風景だと思います。

お店の大きな看板には”播州手打ちうどん”とあります。このお店が何故その看板を掲げられているのかと言う由来は、上に書いた2011年3月25日の記事の所をクリックしていただけば、その記事が直ぐ見えます。

播州出身の先代が、播州の”柔らかいけどコシのあるうどん”を松山市民に紹介しようと出店したという由来によります。(詳しくは第1回目紹介の記事を)

実は先代が掲げられた”柔らかいけどコシのあるうどん”は、真の”松山うどん”そのものではないか!そしてそういううどんを、ワタシは”官能的”なうどんと呼んでいます。

店内2
こちらが店内の様子です。

その日お訪ねしたのは、午後2時。正午前後に仕事があって、通常のランチタイムから遅れました。

店内も正午前後の騒がしさが落ち着いて、一段落ついたという雰囲気でした。

メニュー3
メニューは一応見ましたが、お店をお訪ねする前から注文するものは決めていました。

それは、冒頭でも書きました乱さんお薦めの”冷しきつねうどん”です。お値段は嬉しい500円。

このお店は、ワタシが好んで来るうどん屋さんの中でも五指に入るお店です。

そこで何時も頼むメニューは、”しっぽくうどん”、もしくは”鴨南ばうどん”の二種だけでした。

ワタシのブログを読んで下さってコメントを頂いた方には、今までは必ず上に書きました2種のメニューをお薦めしてきました。

このお店は、通い始めてもう数十年になりますが、上に書いた二種類のメニュー以外を頼んだ記憶がありません。

ワタシは気に入ったメニューに出会うと、何年でもトコトン同じものを注文し続けるという癖があります。

別のメニューをいただこうと思ったら、メニュー毎に気に入ったお店を決めておりますので、そちらのお店に行く、というタイプなんです。

そうです、同じ”うどん”と言っても、メニュー毎にお気に入りのお店があるということです。

冷しきつね4
さあ、上の画像が問題の”冷しきつねうどん”です。

問題の”と書きましたのは、ブログ友:”乱 駆郎”さんが昨年提唱なさって、その周辺で突如として巻き起こった”冷たいうどん・ラーメン”旋風。私もその渦に心地よく巻き込まれた一人です。

その”冷たいうどん・ラーメン”の定義らしいものはありませんが、イメージ的には”冷たく冷された出汁(スープ)の中に、たおやかに浮いた冷たく締められた麺”と言えるかも知れません。

ですからこの画像の”冷しきつねうどん”は、世に言う”ぶっかけ”の系譜に属するのかも知れません。

でも、ざるうどんや冷たいつけ麺(ラーメン)なども含めて、広い意味では”冷たいうどん・ラーメン”一族だと思います。少なくとも従兄弟(いとこ)よりは近しい関係でしょう。

冷しきつね5
どうです、もう一度画像をご覧下さい。端正な顔立ちをしているではありませんか。

気品すら漂っています。構成は極々シンプル。大きな”お揚げ”(これが通称”キツネ”)が、丼の中心にドーーンと控えています。(大きなお揚げの中には、何でも包み込めるのではないかという大きさです)

他の具材はカマボコが二切れ。

それと薬味の刻み葱と、この”冷しきつねうどん”の味の方向を決めるのに最大の役割りを負った”生姜(しょうが)”です。

このお店の看板メニューである”鴨何ばうどん”においても、この摩り下ろされた”生姜”が果たす役割りは決定的なのです。

アップ6
もう少し近寄って見てみましょう。麺がチラッと見えますが、表面に見えているのはまだ”純白”の清新な麺です。全くケガレを知らぬ、清らかな麺の姿。

一方、表面に見える清新な麺の下は、既に濃い目の出汁に染まりつつある麺が見えています。

この”冷しきつねうどん”の出汁は、通常のかけうどんの出汁に比べて、敢えてやや味濃く作ってあります。それは、冷たい出汁の量は、温かい”かけうどん”の出汁の量の三分の一程度の量でうどん麺を食べ切る為でしょう。

そうしますと、その濃い出汁を吸った純白の麺は次第に出汁の色(茶色)に染まっていきます。

混ぜた7
こちらが、濃い目の出汁を混ぜた状態。あの乙女のような純白の麺は、匂いたつばかりに成熟しました。

見事な変身振りです。純白の麺は、ちょっと食べるのを躊躇(ためら)われるほどの清純さです。

ところが、美味しい出汁をタップリ吸い込んだ麺は、食べ頃に熟れ切っています。

まだ”青い”内に取り入れて、蔵や倉庫で成熟させて出荷させる蜜柑やバナナなどの果物も美味しいのですが、やはり完熟するまで摘果(てきか=実を枝からつみとる)せず枝で熟れさせた果物の美味しさには適いません。

その意味では、この麺は”枝完熟”に相当する熟し方をしたと思います。

麺アップ8
さあて、この豊かに熟した麺の””と”照り”を見て下さい。

これをワタシは”官能的”と言うのです。

本当に美味しい麺は食べる前、目で見ても美味しいのです。

この下に、出汁に染まって熟れる前の””を示しております。見比べてみて下さい。

麺9
この画像が、出汁に染まって豊かに芳醇な出汁の香りを放つ程に成熟する直前の””です。

どうです!この””の表情を。

これをワタシは”端正な顔立ち”と表現したいのです。

店主さんが、熟成過程を経た麺をのし棒で広げ、更に畳んで、「トントン  トントン トントントン」と、実にリズミカルに切られて湯掻かれた麺です。

うどんの麺の角にご注目を。ただ単に硬いだけの麺ではない、角がやや取れて穏やかな(アール=曲線)を描いています。

出汁をタップリ吸い込んだ麺、しかも”摩り下ろされた生姜”の清々しい香りが口中を充満し、鼻腔に爽やかに抜けていきます。

目で味わい(視覚)、舌や口腔の触感で官能的に味わい(触覚味覚)、鼻腔で出汁と生姜の香りを楽しみ(嗅覚)、耳で麺が口の中に吸い込まれる時のチュルチュルいう音を楽しむ(聴覚)。

そうです、このうどんは”五感”の全てをトコトン楽しむ為にあるのです。

完食10
そりゃあ、アッと言う間に”完食”です。爽快です!満足です!感謝!です。

実は、30日の乱さんの記事を拝見して31日に食べに行きました。例によって写真を撮って、帰ってから画像をパソコンに取り込もうとしました。

ところが・・・・・、ところがです。「画像データなし」と出ました。

ガーーーーン!」的事態です。でも、ワタシは「ヤッター!これで明日も続けて同じものを、あの絶品の冷しきつねうどんを食べに行ける!」と瞬時に思った。

当然その翌日6月1日に再度”ごろびつ庵”さんをお訪ねし、同じメニューをいただき写真も撮りました。

そして、帰り次第デジカメからパソコンに画像データを取り込み編集しようと。

すると、何と、ナント昨日は「画像データなし」と表示されていた昨日の画像までゾロゾロ出てきた

まるで「キツネに包まれた」感じがして「冷んやり」となった。

お後がよろしいようで・・・・・




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座布団5枚!www

じゅんさん、おはようございます。

いやぁ、いいオチでしたねwww
エロ描写の冴えと相まって最初から最後まで楽しく拝見しました。

ブログ本文に再々名前を取り上げていただき恐縮です。ありがとうございます。
このお店に関しては私の方が後追いですよ。もうかなり前にじゅんさんの記事を拝見しておりましたし(^^)

今年も冷たい麺が美味しい季節到来ですね♪
先日、さっそく私的夏の風物詩「冷やしラーメン」を食べてきました。
相変わらず美味しかったですが、ちょっぴり残念だったこともあったりしてwww
それも含めて、今夏も冷え冷えを楽しもうじゃあ~りませんか!(^O^)/


座布団5枚

乱駆郎様
「座布団5枚」とは、大盤振る舞いされましたね。^^
5枚も詰まれたら、座っても不安定で、直ぐに転げ落ちそうですよ。3枚位が、落ち着きがいいですね。^^

梅雨に入りましたが、毎日爽やかな日が続いていますね。盛夏の水不足が心配ではありますが、「冷たいラーメン・うどん」をいただくにはいい季節ですねー!

今年もミニ狂想曲に踊りますか!ここで、頭を悩ませるのは、同じお店はいいとして、昨年と同じメニューを紹介したのでは新味に欠けますね。
ここは、お互い情報感度を上げて、新メニュー探しと情報共有といきましょう。さあて、何軒、どういうメニューがご紹介できますか楽しみです。

おはよざます!

すばらしい!
ナイスなまとめかたですね!
座布団、替えのカバーをつけて5枚!
落語界の道も見えてきましたね!(^-^)v

前記事のいなりも食べたいです。

ありがとうございます

おーちゃん様
いやーー、お恥ずかしい。単なるドジをネタにしただけです。

「あれ???あれ?昨日は無いと表示されたのに、今日になったら出てきたの?何で?・・ナンデー??」

「君たち、どこに隠れていたの?」って言ってみました。

すると小キツネの声がして・・・・・「ウン、ボクタチ  カクレンボしていたのー!」ってささやかれた様な。

そこで、あのオチになったという訳です。^^^

ウフフフ・・・^^  遊んでみたかった!

ちかーい

このお店、車で5分です。
じゅんさんのブログを読んで、
記事のお店が西条だったり久万高原だったりするとちょっとだけションボリします。。
さてちょっくら私めも愛しの冷しきつねちゃんに会いに行ってきますかねぇ(ワクワク)

「キツネ」君にご注意!

(´・ω| 様
コメント、ありがとうございます。ただ、上の絵文字を何とお呼びすればいいのか?でも、上の絵文字、何処かで見た記憶もあります。はて?どこだったのか??

まあそれは別として、確かに松山市内で働いておられる会社員さんなどが、お昼ご飯に久万高原町や西条市などには行けませんよね。

私も若くて普通の会社員の時は、職場の近くの「出来るだけ安くて美味しい」お店を探して行っていました。しかも、時間の制約がありますので、遠くへは行けませんでした。

今は年を取って、普通で言う定年退職した自由の身だからこそ遠くへも行けます。でも、確かに一般的ではないですね。そういうお店をご紹介したときは、ゴメンナサイね。

さて、このお店が車で5分ということは、ワタシが本拠にしている仕事場とも近いということですね。私もこのお店、車で5分はかかりませんから^^

どうか「冷やしきつね」お楽しみ下さいね。でもね!決して「キツネ」に化かされたりしないように、ご注意して下さいね。^^
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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