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「再訪 125 踊るうどん」・「愛媛グルメ紀行」 550

今日は、ブログ友:”ジンゴズンゴ”(ジンゴズンゴ)さんが名づけた【うどん集中講義の旅】の4店目のお店です。


それは6月18日に初めてご紹介したばかりの、三津の須賀町にある”リバーサイドナカオ”ビルの1階に入っているうどん屋さん”踊るうどん”さんです。(「踊るうどん」・「愛媛グルメ紀行」 542


初めてご紹介して1ヶ月も経っていない内に”再訪”してご紹介します。


ジンゴズンゴ”さんとスタートさせた【うどん集中講義の旅】、愛媛の”官能的な麺”に焦点を合わせてジンゴズンゴさんの選択で旅をしております。


実はこの日は、うどん店を”ハシゴ”しました。ハシゴしたお店は明日紹介します。ワタシ一人では”ハシゴ”など、決して発想しなかったでしょう。ところが、不思議にジンゴズンゴさんとなら”ハシゴ”が出来ちゃうんです。

玄関1
こちらが、宮前川沿いにあるお店の玄関です。この日はハシゴをする予定でしたので、お店に入ったのは午前11時15分ころ。


既に女性の一人客が先客でいました。


ワタシとジンゴズンゴさんが注文を終えた頃には、ご夫婦であろうと思われる客が一組入ってきました。お昼にはまだ時間がある頃合ですが、客足は順調のようです。

メニュー2
ジンゴズンゴさんは、ワタシが前回いただいたこのお店の看板メニューの冷たい”しょうゆうどん”を2玉頼まれました。


ワタシは今回”かけうどん・ひえひえ”の1.5玉を注文。”ひえひえ”とは、丼に張ってある出汁も、その中に入っているうどんも冷たいものということ。


ジンゴズンゴさんには、お店の方が例によって「今なら、レモンに換えて50円増しで柚子にすることができます」っと、今回は割と明瞭に言われた。


ワタシの時は、何か秘密めいて囁かれたような感じだったのだけど・・・。当然「ユズ!」と、ジンゴズンゴさん。

青海苔天3
これは、前回も説明したとおり”天カス”ではない。


わざわざ、”青ノリ”を天婦羅に揚げられたもの。パリッと揚がっていて、これを出汁に漬すと、徐々にシンナリとなって磯の香りが広がる。


ただの天カスにしないのが、このお店の矜持(きょうじ=プライド)ではないか。(ただし、ジンゴズンゴさんの”青ノリ天婦羅”評価はイマイチだったようです)。

ひやひや4
さてこれが今回注文した”かけうどん・ひやひや”1.5玉で、トッピングに”温泉卵”と”ワカメ”を追加した。


お値段は350円+100円+200円で、合計650円。


上から覗きこむと、冷やされた出汁からいい香りが漂っている。見た目も極めてシンプル、まるで”墨絵”の世界だ。


隣では、ジンゴズンゴさんが”麺”に何も付けずに食べていて「ウッ・・・ウッ・・・・・エ・・・」などと、訳が分らない呻き声を上げてる。

ひやひや5
”は、”官能的麺”の極めつけ。


それが、静かに静かに時を待って佇んでいる。丼全体が”静謐”(せいひつ=静かで落ち着いていること)そのもの。


余計な具材を乗せない。ここはうどんの””と、品性高い”出汁”を堪能する為にやって来た。


「あ、あああ、あ、うどんに何も付けないまま食べていたら、もう半分になっちゃった!」と、悲鳴があがった。


「じゅんさん、この”麺”は、たたただ””だけで幾らでも食べられますよ、このまま行くと終わっちゃう!」

アップ6
どうです、この麺。一言も発せず静かに時を待っている様。


「何の時か?」って?      それはワタシに食べられる時を、です。


「じゅんさーーーーん、柚子を絞ったら味が・・・・アジが・・・・・ウーーーン・・このメンは何と言いますか・・・・・」っと、興奮の極に達しつつあるジンゴズンゴさん。(分かるワカル、その気持ちの高ぶり!)


静かに麺を啜ってみた。「え????ええええ?え????」っと、今度はワタシが騒がしくなった。

温泉卵7
うどん麺を前にして、次第にボルテージがあがる男2人を前にして、温泉に浸かってホノかに肌の色を上気させた卵が、”泰然自若”(たいぜんじじゃく=落ち着いていてどんなことにも動じない様子)と構えている。


二人のオッサンの興奮を他所に、「ホント・・・・・いい湯だったわ。ちょっとのぼせちゃったかモ・・ウフン・・・」っとばかりに。

「じゅんさーーーん、青ノリの天婦羅・・・・・・・これ・・・・スグレモノですねーーー。どんどん、味が変わっていく。この味の変化を楽しむんですねーイヤーーーー、いや、コレハ・・・・ちょっと・・・」


もう夫々が、目の前の優れモノの””に翻弄され尽くしている。

ワカメ8
ワカメ”ちゃんも割と冷静だった。


でも、「オジチャンたち、人も私たちも、元々は海から生まれたのよ!忘れたわけではないでしょう??」っとのたまった・・・・ヨウナ。


「そうだったよなーー、人といい、君達も含めて、地球上の”生きとし生けるもの”はすべからく海から生まれたんだよなーー」っと感慨に耽りながら”ワカメ”を食べた。


もちろん”海の香”が、口腔を充満した。

青海苔天9
この青ノリだって、天婦羅粉に身を纏(まと)って天婦羅油の湯に一風呂浸かって揚がってきたけど、うどんの出汁に天婦羅粉の衣を脱がされると、ホノかな海の香りが全体に広がった。


透明で上品な出汁(これが実にいい出汁なんです)に、油を吸ってふくよかになった衣がジンワリと溶け込んで、全体として艶のある出汁に変身してきた。


麺が幾らでも喉をスルスル通っていく。

麺10
しょうゆうどん”の時の””に比べると、冷たい出汁に浸かっていた分、麺が引き締まって”男麺”に変わっていた。


一体どうやったら、こんなに艶のある滑らかでいて弾力がある”官能的”過ぎる麺が打てるのだろう。


今の店主さん、客の出入りごとに「イラッシャイマセーー!と「ありがとうございます!」との威勢にいい声を高らかに上げられる。


ところが、一旦麺を切ったり湯掻いたりし始めると、途端に寡黙になり眼光も鋭くなる。


一人前の麺も、キチンと計量器で図っておられる。大柄な体で、声も大きいけれど、動きは実に繊細だ。


肝を据えてうどんに打ち込む、その姿と動作は美しい。名店だ!


隣のジンゴズンゴさん「じゅんさん、その残った”かけうどん”の出汁、残りを頂いていいですかー?」


ジンゴズンゴさんがいやしい訳ではない。ここのお出汁は残すのが勿体ない、ただそれだけだ。




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店名について

いつもこのブログを楽しみに見ています。
ただ一点だけ指摘させていただきます。
「踊るうどん」が、現在の名称です。
「永木」の二文字は、今の店主さんが先代のオーナーさん(永木さん)から引き継がれた時点で外されています。
余計な事を申し上げまして、すみません。

ありがとうございました

匿名様
ご指摘、誠に痛み入ります。本当にうかつでした。

店名につきましては、画像に撮りましたお店の「看板」をそのまま書いてしまいました。

しかし今回ご指摘を受けて、細部に渡って見直しました。すると、ご指摘の通り、メニューには明確に「躍るうどん」とだけしか書かれていませんでした。

店名を確認することなど、取材以前の問題です。注意深く観察しながら取材している積りでも、こういう基本的事項で見落としがあったとはお恥ずかしい限りです。コメント、本当に、本当にありがとうございました。

今後も一層注意深く観察しながら記事アップを続けたいと考えています。今回のご指摘、いい教訓になりました。感謝あるのみです。早速本文記事を訂正させて頂きます。

静謐なる時をジャマする私www

じゅんさんはじっくり味わいたかったでしょうに
ついエキサイトしてしまって私、うるさかったですねぇぇ!
大変失礼いたしましたm(_ _)m

これからは気を付けるようにしますが、
またエキサイトしちゃったらごめんなさいwww ( ̄▽ ̄;)

青のり天婦羅自体はとっても美味しかったんですが、
個人的にはかけにタップリ投入して味わいたいと思いました。
うどんには、出汁を吸い込んでチョイ柔らかくなった天かす
(この店では青のり天麩羅ですが)が合うかなぁー、と♡

てゆーか、私は実際いやしいんですよ~(笑)。
頂戴した冷たい出汁も美味しかったですし
何より麺が衝撃的でした。
翻弄されたという表現がピッタリです。
ここは必ずご一緒に再訪しましょうね!
また翻弄されたいです!!ヽ(*´∀`)ノ

先のコメントでご指摘されているのを見てビックリしました。
おっしゃる通り、屋号は『踊るうどん』のようです。

店のデータをネットで確認する際、私はグルメこまちを利用することが多いんですが
確かに『踊るうどん』という店名になっています。
http://www.e-komachi.com/web/gourmet/detail.asp?tnid=232

また、お店公式の「踊るうどんの営業案内」というページが存在したりも。
http://blog.goo.ne.jp/odoruudon
公式サイト(http://odoruudon.com/)は
先代店主時代のものをそのまま使ってるから古いデータがほとんどですが、
この「踊るうどんの営業案内」というページは
店を引き継いだと思われる2010年の日付になっています。

そうだったんや~。全然気付かなかったです。
勉強になりました。ありがとうございましたm(_ _)m

でも『踊るうどん』という屋号のうどん屋は他県にもあるので、
区別できる名称を使って欲しいなァ~、と個人的に思ったり(^_^;)

エキサイト、大いに結構

ジンゴズンゴ様
お帰りなさい。東京帰りにも関わらず、相変わらず精力的なご活躍振り、拝見しております。無尽蔵に湧き上がるそのエネルギーはどこから噴出しているのでしょう。

美味しいものに接した時は、素直にエキサイトするのが自然だと思います。お互い、自然にいきましょうよ今後も。大いに結構ではありませんか。

そして店名の誤り、衝撃でした。そして実に多くの読者の方々に支えていただいていること、ありがたいと思いました。できるだけミスしないよう細心の注意を払い、何度も何度も見直し書き直していてもコレです。ワタシが1ヶ月先まで原稿を書いているのは、正に何度も何度も自主チェックしたいが為です。

それでも、それでもミスが出てしまいます。でも読者の方々の今回のような指摘はありがたいと思いました。まだまだ書き続けることが出来ると思いました。^^

ひらめいた!

天かすの件でひらめきましたよ♪大袈裟なことではないですが(^_^;)
機会があれば発表します!

全て

匿名様
全て了解です。詳しいところを、ありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い致します。

ゆっくり

ユッキー様
お疲れの所をコメント頂き恐縮です。

一度そのヒラメキをジックリ聞かせていただきたいと思います。

コメントありがとうございました。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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