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「再訪 126 うどん きり麺や」・「愛媛グルメ紀行」 551

今日も、ブログ友:”ジンゴズンゴ”(ジンゴズンゴ)さんが名づけた【うどん集中講義の旅】の5店目のお店です。

昨日ご紹介した”踊るうどん”さんの次に”ハシゴ”したお店で、元・旧空港通りとでも言いますか、今の空港通りの前の空港通りが開通するまで”空港通り”と呼ばれていた通り沿いの南斉院町にある”うどん きり麺や”さんです。

このお店も、【うどん集中講義の旅】を一緒に廻っている”ジンゴズンゴ”さんの選択です。

このお店は既に2度ご紹介していて、今回が3度目のご紹介です。

初めてのご紹介は、2011年9月20日でした。(「うどん きり麺や」 ・「愛媛グルメ紀行」 133)その時ご紹介したメニューは”肉うどん”(480円)と、3個で150円の”巻き寿司”でした。

2回目にご紹介したのは、昨年8月9日でした。(「再訪14 うどん きり麺や」・「愛媛グルメ紀行」 350)その時にご紹介したのは、”ひやかけ”でお値段350円でした。

玄関1
ジンゴズンゴさんは、20分ほど前にいただいた”躍るうどん”の”しょうゆうどん”との出会いに興奮まだ冷め遣らぬ様子でこのお店に入った。

既に常連客らしい2人の男性客が、”夏メニュー”のうどんを食べておられた。

小上がり席とカウンター席だけの小ぶりなお店で、店主さんとその奥様と思しき女性の2人でお店をやっておられる。

このお店は”小田うどん”を標榜されている。店主さんが小田のご出身で、子供の頃慣れ親しんだ”小田のうどん”を出されている。

小田うどん”の特徴は、何と言っても”大豆”と”干し椎茸”から丁寧に取られた”出汁”にあります。

大豆”から採った出汁は、微かに”酸味”がありますが、そこが特徴です。

メニュー2
などと、隣のジンゴズンゴさんに説明していると、「じゅんさーーーん、ここ”おでん”が1本50円、ごじゅーえんですよー!」っと、声を上げた。

この瞬間から、”躍るうどん”の興奮は、その対象が鮮やかに”きり麺や”さんに切り替わった。見事!

そして二人のメニュー選びが始まった。

すると、ジンゴズンゴさんから「この”ひやかけ”の横にある”冷え冷え”ってなんですか?」と質問が。

ワタシも分からなかったので店主さんにお尋ねした。

「ええ、その”冷え冷え”は夏だけのメニューでして、うどんを細く切ったものを、つけ汁でいただきます」っと。

「え???うどんを細く切った???麺はうどんと同じですか?」っとワタシ。

「はい、うどんと同じです。それを細く細く切りました」とは”きり麺や”」さんの店主さん。

おでん3
うーーん、具体的なイメージが沸かなかった。

ジンゴズンゴさんは、アッサリと「じゃあソレ!」」の一言。思い切りが早かった。

そしてさっと立ち上がって、”おでん”を取りながら、サランラップに包まれている”お握り”を2個も手にして「じゅんさん、このお握りも1個ごじゅーえんですよーー!!」っと感動の体。

ワタシは”おろしぶっかけ”を頼み、ワタシもおでんを選んだ。

この”おでん”、味が出汁によくシュミてる。(乱さん風)

おろしぶっかけ4
これが頼んだ”おろしぶっかけの冷や”、お値段は450円。

このお店の価格は”愛媛価格”とは明確に一線を画す。店主さんの決然たる思いに敬意を表したいと思います。

たおやかにくねる麺、底に”大豆”と”干し椎茸”で採った香り高い出汁が張ってある。

伊予市名物の”花かつお”が乗せられている。通常言われるのは、鰹節の”削り節”ですが、地元では”ヤマキ”のこの商品名のほうが通りがいい。

後は僅かなカイワレと刻みネギと生姜が乗せてあるだけ。実にシンプル。別添えで”生姜”が出され「生姜が足りなかったら加えてください」と声が掛けられる。

隣では「じゅんさーーーん、この””切れませーーーーーん!」と、悲鳴に近い声が上がっている。

見ると、”冷麦”よりやや幅広の”細切り麺”を、つけ汁に漬けて一種の”ざるうどん”の様相で食べているジンゴズンゴさんの姿が。

おろしぶっかけ5
うどん麺は、その幅によって規格が決っていることはご存知の方が多いでしょう。

日本農林規格(JAS規格)で決められている”機械麺”の場合、ひやむぎの麺の太さは直径1.3mm以上1.7mm未満とされています。

ですからそれ以上がうどんです。また”素麺”は、逆に直径1.3mm未満とされています。このお店の”冷や冷え”の場合、おおよそ2mm足らずでしょう。

その”細うどん”が、伸びるは伸びるは!伸びるけれど、歯では噛み切れない。「噛まずに、ズルズル飲み込むしかありませーーーん」と。

その様子を見ていた店主さんが「してやったり!」っとばかりに、ニンマリと微笑まれた。

混ぜた6
ワタシの方はぶっ掛けですから、例によって混ぜに混ぜた、原形をとどめない位に。


別添えの生姜も全部投入した。麺と出汁と削り節が渾然一体となった。そこに生姜の香りが効いている。


この交じりに交じり合った複合の味がいい!

麺アップ7
”はもちろん”官能派”ではあるが、それだけを特筆大書するほどではない。


また隣の”細うどん”の様に歯で噛み切れない程でもない。


でも、この麺の””をご覧下さい。この麺の旨さが伝わりませんか?


今日のお昼は「うどんに決めた!」っと、思った方はいませんか?

生姜8
この”生姜”が実にいい仕事をしてくれているんですよ。


このうどん全体を清々しい方向で、味を整えてくれています。


夏うどんでは、生姜を忘れてはいけません。

鰹節9
そして、この香り高い削り節。ヤマキの商標(?)では”花かつお”。

注>上の記述、”花かつお”はヤマキの登録商標かどうかを調べましたところ、それを確認することが出来ませんでした。圧倒的なシェアを持っていることは事実ですが、現時点の私の調査能力では確認できませんでしたので、未確認情報としておきたいと思います。


これが全体として上品な味を、ややワイルドな味に引きこんでいます。


ここのうどんの多くは、土から生えたもので占められていますが、出汁の一部と具材としての削り節が、喧嘩せずお互いの足場をしっかり固め、いい持ち味を出し合っています。


ここまで彼らを手なずけられたのは、店主さんの腕。

麺10
讃岐の麺とも違います。


これぞ正しく”愛媛の麺”でしょう。”愛媛艶うどん”でしょう。


このところ、ずっと提唱しています”愛媛艶うどん”の良さを。


まだまだ、ジンゴズンゴさんとの【うどん集中講義の旅】は、幕が切って落とされたばかりです。


旅路の先には、一体何が待っているのでしょう?




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おはようございます♪

今日は朝から蒸しますねぇ~
こんな日は、冷たいうどんが良いですねぇv-373

今日は雨(多分)家で美味しいうどんを食べようかな。
この2日間、川でパンを食べるだけの昼食でしたから(^_^;)

流石に今日は、家でのんびり画像の整理・・・せっかくの雨ですから(^_-)-☆

っと、雨が上がりそうな

ベル様
今日は朝から蒸しますねー。雨も降りそうで降らないし、降らないかと思えば降ってきて、中途半端な天候ですね。

こういう蒸す日は、冷やしたうどんに刻みネギをタップリ掛けて、やや柚子酢を生かせたタレをぶっ掛けて頂くのが一番ですよ。もちろん下ろし生姜もタップリ目に入れて。

カワセミ君の画像、まるで手品みたいに次から次へと出てくるもんですねー。あれ、全部現場まで足を運んでのことですから、天候も気になりますね。

こんにちは

「花かつお」ってヤマキの登録商標なんですか。全然知りませんでしたよ。エレクトーンやウォシュレットと同じですよね。愛媛県民としてはフツーに固有名詞だと思って使ってました。
それと、素麺と冷麦とうどんの違いがJASで決まってるっていうのも面白いですね。なんだか今朝はいろいろ知識を身につけてしまいましたよ。

このお店は、乱駆郎さんのブログで見て興味をいだきながら、未だ訪問できずです。50円のミニおにぎりも食べてみたいのですが。

あれれ・・・・・

ファットマン様
「花かつお」がヤマキの登録商標と、何気なく書きましたが、ファットマンさんのコメントで「アレレ??」っと思って調べてみました。

するとヤマキの登録商標であるとは断言できないことに気が付きました。シェアは圧倒的に高いのですが、他のメーカーでも「花かつお」を使っている事に気が付きました。

元々「削り節」の最終工程で出来る「荒節」を「花かつお」と言うようで、ヤマキのシェアが高いが為の私の思い込みとなったようです。早速記事を訂正しておきます。ありがとうございました。

なお麺に関するJAS企画は「工業麺」で決められていることで、手打ち麺にはその規格は適用されません。ですから、自分のお店で出している麺が手打ちであれば、何と言う麺名で出しても自由と言うことでしょう。

また徳島名物の「半田素麺」は、上のJAS規格に従えば「冷麦」に分類され、一時期はそういう名前にしていた時期もあったようですが、後に(平成12年)「農林水産省乾めん類品質表示基準」が出来て、手延べ麺の基準が定められ、「半田素麺」も素麺と名乗れるようになったようです。(付けたし)

こんにちわ

じゅん様

うどん集中講義の旅の記事は、じゅん様の筆の走りっぷりが見事ですね。
麺と同様に生き生きとした文章で、楽しんで書いておられるのが伝わってきます。
ジンゴズンゴさまの記事と読み比べたりして読み手も2倍楽しめます。

さて我が家では幼い頃から素麺といえば「半田素麺」でした。
実家は広島ですが、母が気に入って徳島から取り寄せていたらしく、愛媛に住むようになってからも実家経由で入手しています。
その為大人になった今でも「揖保の糸」のような細い素麺を食べると非常に物足りなさを感じます(^^;)

でも大人になってからは「これって冷麦なんじゃない?」と思いつつ「素麺」として食べていましたが、ファットマン様へのご返事を読んで納得できました。
これからは何の迷いもなく「素麺」として食べていきます(笑)
謎が解けました。ありがとうございました。


こんにちは

百蔵様
謎の人物だった百蔵さん、こちらにまでコメントいただきありがとうございます。

ジンゴズンゴさんとの【うどん集中講義の旅】は、ハイ、もう楽しくって!
自然に顔がほころび、姦(かしま)しく喋り合い、食べ合っています。

ですから、時を経て記事を書きます時も、何時もより指が勝手に動いてしまいます。(その点、逆に注意力が散漫になり、ミス記事が目立ちますが)さてさて、これからの旅路はどうなりますことやら。
同じお店で食べても、当然のことながらジンゴズンゴさんと私の反応は異なります。どこがどう異なっているのか?私自身も、同じお店のジンゴズンゴさんの記事を見るのが楽しいです。

さて、百蔵さんも「半田素麺」のファンでしたか^^実は、私も以前は「半田素麺」だけを食べていた時期がありました。「半田素麺」は太いので、温麺(うーめん=温かい汁で食べる)も美味しくて好きです。ですから私自信がずっと不思議に思っていました。

なぜ麺の太さ規格では「冷麦」に該当するものを「素麺」として作り続けているのか?

当初は差別化対策でした。細い麺を作れば、「素麺王国」の讃岐小豆島、播磨国揖保川沿いの地域の素麺には適わないのです。

瀬戸内海沿岸は、素麺やうどんを作る条件が整っております。それは小麦と塩の生産です。その両地で古来より作られ続けてきた「素麺」と真正面の勝負はできません。

そこで、あの太い素麺が生まれました。逆にそれを特徴としようと。そこへJAS規格です。存亡の危機に立った時期もあったと思います。そして農論水産省の新規格が生まれました。

あれれれ・・・・・、「素麺」の話まで、歴史ぶってしまった。いやはや呆れますね、ワレナガラ・・・・・

艶やかなうどん、ですね♪

じゅんさん、こんにちは(^^)

今回のうどんも、艶やかで美味しそうですね(^^)
南斎院ですか♪ きり麺やさん。
知らなかったですよ〜…また時間見つけてお邪魔しなくては♪

同じうどんでも、表情が違いますよね(^^)
同じお店のうどんでも、温かいものと冷たいものでは違いますし。
うどんって奥が深いですよね(^^)
食べ歩きに連れて行ってもらう度に思う事です。

松山のうどんも侮れませんね(^-^)

侮る事なかれ!

みゆ様
このシリーズを書き始めた一番最初に書きましたが、もちろん「讃岐のうどん」はさすがに優れていて美味しいです。私も大好きですし、2度程「個人的讃岐うどんツアー」を敢行しました。

ただ、愛媛のうどんにも優れた「うどん」があるではないか!っと思ってこの旅を始めました。すると、あるんです!美味しい麺が、優れた麺が。

愛媛にお住まいの方の一人でも多くの方に「優れた愛媛うどん」の存在を知っていただきたいと、書き続けたいと思っています。

でも個人のブログの影響などたかが知れています。
たかが知れているから、書かないか?
たかが知れているけど、書くか?

私は後者です。これからも、優れた愛媛のうどん情報を発信し続けていきたいと考えているところです。

みゆさんは、うどんについても一際造詣が深い方です。ぜひ、みゆさんも「みゆ」さんの立場でご発信下さい。^^

夜勤中に失礼いたしますm(_ _)m

すっかりコメント出遅れてしまいましたが、
午前中には記事拝見してたんですよ。
バタバタしててこんな時間に(´∀`;)

スマホから投稿してるので、アッサリ内容でご勘弁を…

記事の内容は勿論のこと、コメント欄でのやり取りも
今回は非常に勉強になりました。
「じゅんさん+ジンゴズンゴ」の相乗効果に
「じゅんさん+読者の皆様」の相乗効果が加わって
ホント興味深かったです♪

『きり麺や』さんは価格の安さ、気安い雰囲気、
そして店主夫妻(?)のお人柄がとっても魅力的。
麺の質はやや劣るものの
とっても素敵なお店だと思いましたよ!

もしかしたら愛媛うどんの魅力は
麺だけでは測れないのかも知れませんね!?(笑)

そういや次回の講義が日程決まってないですね。
今週はチョット疲れてるのと
東京ネタの記事を書きたいのとで、
うーん、来週くらいかなぁ( ̄▽ ̄;)

追伸&私信
百蔵さん、いつも見てくれて
ありがとうございまーす!m(_ _)m

広がり

ジンゴズンゴ様
夜勤明け、お疲れ様です。勤務中にも関わらずコメントいただき恐縮です。

2人で始めた【うどん集中講義の旅】、意外にも広がりが出てきましたね。ブログは一人で書くものと言う常識の世界から、ややはみ出しているもののそのはみ出し方に、読んでおられる方々の意外な反応が出ているように思います。

皆様の様々な反応によって、私自身も記事で書ききれなかったことが補足出来ますし、記事内容に広がりを持たせることも出来る事に気が付きました。

これは、シリーズとして是非続けていきたいものですね。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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