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「再訪 138 ちゃんぽん食堂 てっちゃん」・「愛媛グルメ紀行」 566

今日の”再訪シリーズ”138番目のお店、道後一万町、勝山町の電車通りを北上して平和通と交差する交差点を、そのまま更に北上した県道松山北条線沿いにある”泰州ハイツ”1階に昨年7月にオープンした”ちゃんぽん食堂 てっちゃん”さんを再度ご紹介しましょう。

初めてご紹介したのは、今年の4月17日のことです。(「ちゃんぽん食堂 てっちゃん」・「愛媛グルメ紀行」 511

その時は、このお店の文字通り看板メニュー”ちゃんぽん”を頂きました。

ちゃんぽん5
上の画像がその”ちゃんぽん”です。間違いなく看板メニューだけはありました。

そして、このお店の店主さんのお父さんがやられている”てっちゃん”さんを4月18日に連続してご紹介しました。(「てっちゃん」・「愛媛グルメ紀行」 512

お父さんのお店でも、お父さんが長年かかって作り上げた大看板メニューの”チャンポン”を当然いただきました。

チャンポン4
上の画像はお父さんのお店の”チャンポン”です。息子さんのお店のものとは、その容器からして違います

ただ両店とも、その”スープ”のお味は同じです。スープの味が同じだからこそ”てっちゃん”という暖簾を分けてもらったのです。

お父さんは、やはり”ちゃんぽん”とは呼ばず”チャンポン”でした。ここにも世代の差を感じます。

玄関1
これがお店の玄関です。

このお店は、初回に訪問したときから再訪しようと決めていました。30年続いているお父さんのお店から”暖簾分け”されて昨年にこの地で開業なさいました。

若い店主さんと可愛い奥様の二人で、けな気にお店を立ち上げられました。

駐車場がないという、不利な条件を抱えながら、自分なりの工夫を凝らされながら懸命にお店を切り盛りされている、その様子に拍手を贈り続けたくなったからです。

厨房2
注文を伝えた後、「このお店、一度来たことがあって、その2日後、高浜観光港の前のお父さんのお店にもお伺いしました」っと伝えました。

その瞬間、お二人の顔に笑みが広がり「わざわざ遠いところまで足を運んでいただいてありがとうございます」っと。(ああ、あの時の客だということは、その瞬間に分かったようです)

「実は昨日お店の前まで来たんです。でも昨日は大雨の日で周辺の駐車場はどこも空いていなかったので」

「そうなんですよ、雨になると日赤へ来られる車が溢れて、周辺のコインパーキングも満車になってしまうんです」

メニュー3
今回はメニューをよく見てみた。気が付いたことは、メニューのバリエーションが少ない

ラーメン屋”さんでもなく”中華料理屋”さんでもない。お父さんのお店は”チャンポン”をメインに、後は地域の”食堂”という位置づけでやっておられる。

このお店も基本路線はそうなんでしょうけど、余り”食堂・食堂”し過ぎると、近くに”安さとボリューム”をウリものにした”大衆食堂”があってまともに競合してしまう。

このお店が今後どういう路線を採るのか?それによってメニュー構成にどう””をつけていくのか?それがこのお店の生き残りをかけた決め手になるのではないか?

メニュー構成を見て率直にそう思った。なお注文したのは”皿うどん・やわ”で610円。

皿うどん4
これが”皿うどん・やわ”です。昨日は中国料理の名店”彩華”さんを訪れ、”五目やきそば”をいただいた。

中国料理に於ける”焼きそば”と、日本の”焼きそば”、あるいは”皿うどん”は、姿かたちは似ていてもその発達過程は全く別のもの。

中国料理の”焼きそば”は、”中華スープ”と”オイスターソース”を味のベースにしている。

一方日本の”焼きそば”は、食材は似ているけれどソースに”ウスターソース”あるいは”醤油”を使って独自に発展した。

また長崎で生まれた”皿うどん”の考案者は、長崎市の四海樓で、”ちゃんぽん”を開発された”陳平順”氏だとされています。

しかも、現在の”皿うどん”の主流は、麺に”揚げ麺”を使ったものになっておりますが、元々”陳平順”氏が考案した時は”蒸麺”を使っていた。揚げ麺を使うようになったのは、その後のこと。

皿うどん5
つまり、このお店のメニューの原点は”ちゃんぽん”にあるので、中国料理の”焼きそば”でも、日本で独自に発達した”焼きそば”でもない、長崎で発展した”皿うどん”を作られる。

しかも”皿うどん”メニューには、揚げ麺を使った”かたい”と、蒸麺を使った”やわ”と呼ばれる両方を出しておられる。

ワタシが注文したのは”皿うどん”の原形である”蒸麺”を使った”やわ”。

「この”皿うどん”の味のベースは、例のお父さん直伝の”ちゃんぽんスープ”を使っておられますね?」っとワタシ。

「ええ、もちろんそうです。それにお酒などを加えて、味を柔らかく調整しました」っと店主さん。

なるほど、いい出汁に仕上がっています。具材の炒め加減、”ちゃんぽん”の時にも書きましたが、炒め過ぎておられないので、素材の持つ食感と味がキチンと出ています。

皿うどん6
”具材”で野菜類は、キャベツ、ピーマン、椎茸、ニンジン、タケノコ、コーン、モヤシ、キクラゲなど。

その他の”具材”は、エビ、豚バラ、イカ、カマボコ、鶉の卵など、全部で13種以上入っています。

中々に豪勢で彩りも申し分ありません。水溶き片栗粉の分量も適切で食材の持ち味を引き出す役割りを過不足なく担っています。

お店の中には、この水溶き片栗粉分量を多く入れすぎて、粘度が強すぎる””がかかっていることもあります。アレでは食材の持ち味を殺してしまいます。

アップ7
どうです!この””の”テリ”。具材と蒸麺の量的バランスも見事です。味は、お父さんが長年かかって育(はぐく)まれた”ちゃんぽんスープ”の旨味が存分に生きています。

食材についても丁寧な仕事がなされています。このメニューは、スープの味と餡の塩梅(あんばい=全ての味加減)、食材の生かせ方、それらがバランスよく生きていて、美味しくいただけました。

「お父さんは、あの辺りのスターですね。お父さんのお店に行きますと、お客全員が<てっちゃん>って声を掛けておられました」

「てっちゃん、この前の〇〇の会、来トラナンダローー、皆でてっちゃん来トランナーー??ユーテ探したンヨーー!!」とね。

「あの辺りは田舎ヤケン、ドコに誰が住んでいて何をしているか、皆知っとるケン。皆、お互いを名前で呼び合うんです!」っと店主さんの笑顔。

麺8
ただ、このお店のこのメニューの唯一の問題点は、画像で示した””にあるとい思いました。

ご覧なって下さい。”蒸麺”が、互いにくっ付いて塊になっています。麺を啜って食べることができません。

ここまで麺がくっ付くと、箸で麺の塊をつかんで、”麺の束”をモソモソと口に運ぶ事になります。

これが”蒸麺”に”片栗粉餡”を掛けた時の処理の難しさでしょう。もう少し麺をバラけさせる工夫が必要だと、率直に思いました。

このお店は”大好きなお店”となりましたが、このメニューに関して言えば、まだまだ工夫と研究が足りないと思いました。

次ぎにお訪ねした時には、このことをキチンと伝えたいと考えています。(ただしワタシは調理に関しては全くの素人、効果的なアドバイスが出来るなどとはうぬぼれていません。客の立場で感想を正直に伝えるのみです)

完食8
でも当然に”完食”です。トロミが付いたスープ餡まで舐め取りました。満足しました。

それを見ていた店主さん、いきなりなんの前触れもなく「じゅんさんは、どちらにお住まいなんですか?」っと・・・

え???「じゅんさん」って・・・・何時の間にワタシの名前を・・・・・・?

二度目の訪問で、お店の方からいきなり「じゅんさん!」って呼ばれたのは、”フォンターナ”さん、”リンジーズ”さん、”愛 LOVE ハンバーグ”さん、”茶縁”さんに続いて5店目になりました。

もちろん嬉しいしありがたいのですが、還暦過ぎのワタシには照れくさくって!でも、先ほどの店主さんのお話、「ウチラは(高浜の者は)、みな”名前”で呼び合う」という話と附合します。

つまり、ワタシを近所のオッチャンの名前を呼ぶときと同様に考えていただいているということでしょう。そりゃあ嬉しいですよ。

嬉しいことには違いありませんが、今日のメニューに関する評価とは全く別問題です。

「ご馳走様でした。次ぎに来たときは、そこに張り出されている夏季限定メニューの”冷やしつけ麺”、それに決めた!」っと挨拶しました。

「わざわざ遠くからお越しいただいてありがとうございました。次もお待ちしております!」っと、若夫婦の声が揃った!



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おはようございます♪

今日のお天気は変ですね、降るなら降る、照るなら照る、はっきりして(笑)
雷も鳴り始めたので、降ると思いますが、ゲリラ豪雨は勘弁して欲しいな(o^-^o)

皿うどんと言えば、長崎に実家を持つ友達が、時々皿うどんの美味しい麺と、
スープを持って来てくれます。
美味しいけど結構手間が掛かるんですよね。
美味しい物を食べる時は仕方なしと頑張りますが、結構材料費が嵩みます。
エビ・イカは外せませんものね(^_-)-☆
ランチなら、お店で食べるほうが、楽で美味しいかも知れませんね(笑)

家庭でなら、夜のメニューでしょうね(^_^;)

それは羨ましい

ベル様
長崎ご出身のお友達がいて、本場の麺とスープが頂けるというのは、羨ましいですね。
あの独特の麺は、愛媛県で本格的なチャンポンや皿うどんを出すお店なら、皆さん長崎から仕入れておられます。

ただ、確かに具材の調理は自分でやらなけれないけませんから、お店で出しているものを揃えようと思ったら、お店で食べるくらいコストが掛かるかも知れませんね。

そしてそこまでしたら、立派な夕食のメインになりますよね。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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