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「再訪 146 らーめん工房 りょう花」・「愛媛グルメ紀行」 575

今日は”再訪シリーズ”の146番目のお店、二度目のご紹介となります” らーめん工房 りょう花”さんです。


場所は西部環状線沿いの南江戸3丁目、お店では”フライブルグ店”と呼んでおられます。


前回は、昨年5月31日に”愛媛グルメ紀行”の301番目のお店としてご紹介しています。(「らーめん工房 りょう花」・「愛媛グルメ紀行」 301


愛媛では一番有名で人気がある”ラーメン店”で、更に最大規模の”ローカルチェーン”でもあります。ネットでの会社案内によりますと、運営している法人名は”株式会社ブシド”と言って、本社は松山市にあります。代表者のご出身は高知とお伺いしています。


法人としての創業は1992年、今から21年前で、”りょう花”としての1号店は1999年、平井にオープンされています。その後、四国や広島県などで21店舗を展開されています。その他に”お好み焼き”や”鉄板焼き”や”洋食屋”などの複数の業態を展開されています。

玄関1
さてこちらが玄関。実は昨年、ブログ友:”乱 駆郎”さん(門前雀羅)さんがご提唱された”冷たいラーメン・うどん”を求めて、昨年夏は一気に駆け抜けました。


その夏が終る頃、このお店で”冷たいスープ麺”の幟を見たのですが、その時は既に限定期間を過ぎていたため「来年来よう!」っと、2年掛りの訪問となりました。


このお店は午前11時からやっておられ、ワタシは11時半に入ったのですがお客さんの状況は相変わらず好調のようでした。

店内2
こちらは一人客ですから、当然にカウンター席に案内されました。


その時に気が付いたことがあります。それは2ヶ所に別れたカウンター席に置いてある”メニュー”です。


メニューとしての綴りは、夏季限定のメニューやレギュラーメニューの冊子など数種類がブックエンドにまとめて置いてありますが、そのメニューの表(おもて)は全て同じメニューとなるようセットされているではありませんか。


店員さんをよく見ていますと、食事を終えてお客さんが席を立ちますと、器や水や箸などは直ぐに片付けられますが、それと同時にメニュー表をチェックして、ある特定メニューが一番前に来るように必ず調整されています。

メニュー3
どの席に座っても、必ずメニュー表の一番表に出ていて、真っ先に目に飛び込んでくる”メニュー”が上の画像です。


そうです”冷やし 鶏塩 らーめん”です。夏季限定メニューの一つです。他には”出汁の効いた スープ冷麺”です。メニュー表の2番目に必ず来るようにセットしてあります。


つまり、このお店は「今、一番お客さんに食べていただきたいメニュー」を戦略的に決めて、それを前面に押し出す戦術を徹底されているのです。


出汁の効いた スープ冷麺”のキャッチコピーは「冷麺嫌いな社長が考えた あっさり優しい スープ冷麺」ですよ!憎い演出ではありませんか。

冷やし鶏塩らーめん4
さてこれが、今このお店で一番お客さんに食べて欲しいと定めた”冷やし 鶏塩 らーめん”です。お値段は、やや高目の780円です。メニューへの自信が溢れている値付けだと思いました。


そしてこのメニューのキャチコピーが「ぷるんっ ぷるんっの すだちジュレ」です。このコピーを見て「なるほどなー、うまいなー!」っと、正直に思いました。いただく前から「参りました!」っていう感じなんです。


具材として、手前に”梅干し”が見えますね。


そして、らーめん(このお店は”らーめん”と表記しておられますので、それに従います)の器の右側に小さく白い器(皿)が目に入ると思いますが、皆さん、コレって何のために用意されているかお分かりでしょうか。


これは、具材に入っている”梅干し”の””を入れるために用意されている”小皿”です。マア何と芸が細かい!この事一つとっても、このお店の只ならぬ水準を感じます。

冷やし鶏塩らーめん5
もう少し近寄って見てみましょう。


先ず具材です。手前から時計回りに、”梅干し”、そして”すだち”の左手に透明の”すだちのジュレ”が見えますでしょうか?


ジュレ”というのは、”凍らせたもの”という意味のフランス語です。英語で言えば”ゼリー”、イラリア語では”ジェラート”に当たります。後でもう一度触れます。


中央は”白髪ネギ”、その奥に厚目にそぎ切りした”鰹節”(さば節かも?)と”シナチク”、そして右手に”オクラ”、右下に”蒸し鶏肉”を細かく解(ほぐ)したものが入っています。


レンゲでスープを一口啜ってみました。いい出汁が出ていて、塩気を微かに感じます。これは、醤油やましては味噌とは合わないスープ、塩でしか味わえないスープです。微かに酸味も効いています。”すだち”の香りもほのかに漂ってきます。

すだちジュレ6
さて、上の画像が”すだちのジェル”です。”すだち果汁をジェルに”する、これ凄いアイデアですね!


すだちの果汁に、ゼラチンなどのゲル化剤を添加して固めたものだと想像しましたが、具体的な作り方は素人の領域ではないので分かりません。


すだち果汁だけだと酸っぱさが勝ちすぎるでしょうから、微かに砂糖などで調整されているのではないでしょうか。


この”ジェル”をスープに混ぜ溶かしていくと、スープ全体に酢橘(すだち)の香りが漂い行き渡っていきます。

オクラ7
夏季限定メニュー”だから湯がいた麺を氷水で締めて、更に冷たく冷やしたスープでいただくという発想はどのお店においてもそれぞれに工夫されています。


しかしこのお店、”すだち”や画像の”オクラ”などで”季節を食べる”というシーンを演出なさいました。発想が非凡ですね。今まで目にしたことがないシーンでした。


麺とスープと具材のバランスも素晴らしい。それぞれの持ち味がしっかりしている上に、それぞれが見事に補完しあっています。

シナチク8
画像の”シナチク”も厚めの鰹節(鯖節?)の血合いの部分にも実にいい仕事をさせています。


”シナチク”(=メンマ)も、やや濃い目に味付けされています。シナチク自身の存在感が高いのです。


食べ進むうちに、フト思い出しました、”梅干し”の存在を。そこで、途中で梅干しを解してスープに混ぜてみました。


スルト!するとなんです!!今までのスープの基本酢味とすだちの香りが乗ったスープが、今度は梅干しの酸っぱさに微妙に変化していきます。


このメニューのスープは3種類の酢味を楽しめる三層構造でした。しかも、時間の経過とともに酢味が変化して行くのです。もう唸る他ありません。

麺9
”も、実にモッチリ感があって、見事だとしか言い様がありません。いい”麺”を使っておられる上に、湯がき方、氷水での締め方も完璧でした。


こういう”麺”に出会いますと、”人類ならぬ麺類”を自称しているワタシとしては、ただただニコニコして黙っていただくばかりです。夢中で食べました。


こういうメニューの開発力、個人でやられているお店では望むべくもないでしょう。だから価格を高く付けても客が離れないのでしょう。

完食10
量も、この位なら今のワタシでも大丈夫です。


あっという間の”完食”でした。満足しました。


これは、時を置かずして”出汁の効いた スープ冷麺”をいただきに来ることになると思います。


その「冷麺嫌いな社長が考えた あっさり優しい スープ冷麺」というキャッチコピーを試したくなりました。




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プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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