「再訪 152 手打ち うどん坊」・「愛媛グルメ紀行」 583

今日は”再訪シリーズ”152番目のお店、JR予讃線と伊予鉄横河原高浜線が交差する辺りの、伊予鉄横河原高浜線「西衣山駅」前にある”手打ち うどん坊”さんを再度ご紹介しましょう。


初めてご紹介したのは、2011年3月28日のことでした。(「うどん坊」 真っ当な「B級グルメ店」・ 21


愛媛グルメ紀行”シリーズを書き始めて、僅か21番目のお店です。ということは、まだ、よく通っていて知っているお店を順番に当たっていた時代のことです。一時期、随分通ったお店です。


また再訪する気持ちになったのは、ブログ友:”ファットマン”さんの(うどん坊でノスタルジックな焼きめし)という、随分前の記事がきっかけでした。

玄関1
こちらがお店の玄関です。


ファットマンさんの記事を読んでい以降ずっと気になっていて、この暑い季節になってやっと再訪を果たしました。


と言いますのは、今までこのお店に何回通ったのか覚えておりませんが、このお店で”冷たいメニュー”をいただいたことがなかったからです。

店内2
店内には、実にゆったりとした時間が流れています。


お客さんも殆ど常連さんで占められ、皆さん思い思いに新聞など見ながらうどんを啜っています。


このお店に通っていたのは今から10年以上前ですが、その当時と様子は殆ど変わっていません。

メニュー3
こちらが”夏季メニュー”です。


このお店は、普通の”ざるうどん”もありますが、松山では数少ない”冷たい出汁を張って冷たい麺を入れる”という”冷たいメニュー”を出すお店です。


ぶっかけ”の系譜に属する”冷たいメニュー”を出すお店が圧倒的に多い中では、嬉しいお店です。


店内は、創業者の奥様とその息子さん。それに女性1名の家族経営で対応されています。

横6
これは、初回訪問した時に頼んだ”鍋焼きうどん”です。お値段は600円でした。


麺は”松山うどん”の特徴でもある、やや柔らか麺です。


出汁は煮干でとったあっさり味の出汁です。その当時は、このメニューだけをただひたすら注文していました。

冷し田舎5
さて、今回頼んだのは”冷し田舎うどん”と名付けられたメニューです。お値段は550円です。


お店の方に「”冷し田舎うどん”とは、どういう内容のうどんなんですか?」っと、お尋ねしました。


すると「ゴボウとか人参とかの田舎の野菜やなんかが、いっぱい入ったうどんです」とのお答えでした。

冷し田舎6
具材は言われた通り、ゴボウや人参や椎茸が煮られたもの、それに大量のワカメ、小さいお揚げ、錦糸卵少々、蒲鉾2切れ、薬味は大量の刻みネギと煎り胡麻。


それに夏の定番薬味”生姜”が添えられています。


丼一杯に張られた出汁からは、イリコのいい香りが漂っています。”田舎うどん”の名に相応しい出で立ちです。

椎茸とワカメ8
画像に見える”椎茸の煮含め”と”ワカメ”が、実にいい仕事をしています。海のものと山のものとの地味な共演といったところです。


椎茸などの煮物が、甘く柔らかく煮てあります。色で見るほどには辛さはありません。


出汁と具材の相性は抜群です。

麺8
さて、肝心の””です。今年の”夏うどん”に関する私のテーマは、”伊予艶麺”です。


色艶、肌触りと喉越し、それにモッチリした食感のする””を追い求めて彷徨(さまよ)っているところです。


その観点から言えば、このお店の麺は素朴・朴訥な”麺”ではありますが、”官能的”という形容詞には当たらないかも知れません。

麺10
でもこの””の色艶と照りは、「ウフフ、マア、食べてから感想を仰いな!」と、艶然と迫ってきます。


ワタシは、食べる前に何時も”麺”とは無言の対話をすることにしております。


「どう食べて欲しいの?」って。すると、不思議に”麺”自身がワタシに様々なことを語りかけ囁(ささや)いてくれるのです。


「そんな訳はないだろう!」っとお思いでしょううが、毎日のように様々な麺との出会いを繰り返していると、彼女たちや彼らの”囁き”が聞こえるのです。


バランスの取れた美味しいお味でした。唸るほどではりませんが。””だって、見た目以上に艷やかでした。

メニュー2
と、ここまでは”麺”と対話しながら”冷し田舎うどん”をいただいていました。

そして、ふと、何気なく”このメニュー”が目に飛び込んできました。ン?ンンンン・・・・・????

かけうどん300円。これが、このお店の基本メニューです。愛媛では珍しい価格ではありませんか。

ところが、ところがです!”天かすうどん”が250円と表記されています。え?えええ?ここです、不思議だと思ったのは。

店主さんにお聞きしました。「この”天かすうどん”って????なぜ”かけうどん”より安いのですか?麺の量が少ないとか??」っと。

「イヤー、その”天かすうどん”はウチのサービスなんですよ!”かけうどん”を注文されたお客さんが、天かすも入れてくれ、とよく言われていて」

「それでこの店を改装した時に、最初から”天かすうどん”メニューを作ったんです。そしてね!エーーーイ!オマケに50円安くしちゃえ!ってね。ウチのサービスなんですよ!」

業歴は40年を遥かに超えました。そして今や二代目さんの時代です。ご家族だけで頑張っておられます。

この”天かすうどん”メニューに”老舗の心意気”を感じました。お店を出た瞬間に真夏の太陽に照りつけられました。

でも、二代目さんの構えない心意気に接して、爽やかな気持ちにさせられました。ありがたいと思いました。




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こんにちは

私のブログもご紹介いただきありがとうございます!

先日きくりんさんのブログにこの田舎うどんが紹介されていて、おいしそうだなと思ってました。
250円の天かすうどんってどんなんだろうと興味深かったのですが。かけうどんに天かすを入れて同額ならともかく50円安いって…。かけうどん頼んだ人の立場はどうなるんだろうとちょっぴり思ってしまいました(笑)。

やっと行けました

ファットマン様
ファットマンさんの記事を拝見して以来、時間がかなり掛かりましたが、やっと行けました。

この「田舎うどん」は、お店の表情がよく出ているメニューで、誠実を絵に書いたようなうどんでした。

「天かすうどん」、そういう見方はちょっと思いもつきませんでしたが、確かに普通の「うどん」を注文した人と「天かすうどん」を注文した人が並べば、「うどん」を注文した人の心境は複雑でしょうね。^^

逆に、値段のカラクリを知っていて「天かすうどん」を注文した人は、ニンマリですね!
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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