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県外特別編・京都「名代 おめん」・「愛媛グルメ紀行」 594

今日も”県外特別編”として、 京都市左京区の”銀閣寺”横にある”稲庭うどん”の超有名店である”名代 おめん”というお店をご紹介しましょう。

日本の”うどん”には、”三大うどん”と名付けられたものがあります。その第一は皆さんもよくご存知、香川の”讃岐うどん”です。

他の2つは、上に書きました秋田の”稲庭うどん”と群馬の”水沢うどん”という説が一般的です。でも、これには諸説あります。三番目に何を入れるかで、説が分かれるようです。

ワタシなら当然に”伊予艶うどん”を上げますね。

玄関1
これがお店の玄関です。弟の推薦でお店に来ました。

このお店はこの”銀閣寺本店”の他に、”四条先斗町店”(しじょう ぽんとちょうてん)、”高台寺店”、そして”ニューヨーク店”まであります。

お店の創業は昭和42年、この”銀閣寺本店”で産声を上げました。今から46年前のことです。京都においては、比較的新しいお店でしょう。”稲庭うどん”は秋田のうどんですが、このお店は上州伊勢崎(今の群馬県)をふる里とします。

また店名の由来は、上州伊勢崎地方の方言で”御麺”がなまって”おめん”となったそうです。

店内は、平日の午後1時に入店しましたが満席でした。待ち席が用意されています。また土地柄を反映して、店内には海外観光客の姿も目立ちます。

一時期、松山でも枝松5丁目の南環状線沿いに”稲庭うどん”専門のお店がありました。興味本位に食べに行きましたが、やはり愛媛は”讃岐うどん”文化圏です。撤退は早かったように記憶しています。

”稲庭うどん”は手延べ製法の干しうどんで、乾麺として出回ることが多いうどんです。ところが、このお店はお店でうどんを打って”生麺”を湯掻いて出されています。

薬味2
さて、先ず最初に驚かされたのがこの”薬味群”です。これで3人前の量です。


薬味の種類といいその量といい、圧倒されました。これは”薬味”というものの位置づけが”讃岐うどん”系のうどんとはまるで違っています。


この画像に入っている薬味だけでも、揚げられた茄子(なす)、湯掻かれて一枚一枚重ねられて切りそろえられたキャベツ、針の山のようにそそり立つミョウガ、大量の刻みネギ、そして白くみえるのは、千切りにされた大根です。


千切り大根って、あの刺身のツマで付いてるアレですよ。

薬味ごぼう煮物4
一枚の画像には収まりきりません。


これは別皿で出された”薬味”で、牛蒡や人参などを煮た”キンピラゴボウ”です。


それ以外にも何か入っていましたが、圧倒されっぱなしで確認する余裕すら持てませんでした。

胡麻5
そして”薬味”の最後は、これまた大量の”煎り胡麻”です。


コンモリと盛り上がっているではありませんか。ワタシは”冷たいうどん”、この辺りで”ざるうどん”と呼んでいるものを注文しました。


その一般的に言う”ざるうどん”に、こんなに大量の”煎り胡麻”が薬味で付いているのは見たことがありません。
天ぷら盛合せ6
こちらは”天ぷら盛り合わせ”です。


まあ妹と弟との、恐らく初めてで最後となるであろう”兄弟旅”です。贅沢させて頂きました。非日常の世界です。


揚げたての天ぷらはどれも美味しかった。兄弟に笑顔が自然に広がりました。「こんな薬味、初めてやなーー!」などと、兄弟の話は弾みます。

うどん7
さあて、やっと”稲庭うどん”の登場です。稲庭うどんの特徴は、冷麦よりやや太めではありますが、”讃岐うどん”系のうどん麺と比較すると、随分”細麺”です。


しかもやや平打ち麺で、色がやや黄色味かかった色をしているのが特徴です。そのお約束通りの麺でした。更にこのお店、国産小麦粉100%で麺を打っておられます。


それと、やはり驚かされたのは”漬け出汁”を入れる器の大きさと形状です。この器は、あの大量の”薬味”を全部入れきる前提で作られたもの。


口径が、普通の丼ほどあって、しかも浅い。薬味と麺を同時に食べやすいという構造です。出汁は、上質の昆布とかつおでとられていますが、四国の出汁に比べてやや濃い目。

うどん麺8
どうです、やや細めながらしっかりした色艶ではありませんか。


たおやかな曲線を描いて、木製の器に収められています。うどん麺の上には、微かな青のりが掛かっています。


見ただけで、麺のモッチリ感が伝わってきます。自然に顔が綻(ほころ)びます。

麺9
早速食べてみました。先ず出汁を付けずに、麺そのものを味わってみました。


うどん麺は、小麦粉と塩だけで出来てるシンプルな食材です。ですから、小麦粉の良し悪しは味に大きく影響します。この麺には小麦粉の風味が活きています。


しかも肌触り滑らかなツルツル麺で、しかもモチモチ感に満ちています。


京都では馴染みのなかった”稲庭うどん”を、この地で普及させ「稲庭うどん ここにあり!」と名を売っただけのことはあります。

つけ汁10
これが”薬味野菜”を満載した漬け出汁です。


薬味を入れる器を、うどんを入れる丼と同じ大きさにしなければならない理由が、この画像でお分かりでしょう。


決して華美な薬味という訳ではありません。地元でその日採れた野菜に一手間一手間、手をかけて薬味に仕立て上げられました。当然に無添加、化学調味料、保存料など全て未使用です。


自然の恵みを自然のままに、愛情込めて、食卓の足も折れよとばかりに大量に提供なさいました。

鯖寿司11
さて、最後は”鯖寿司”です。京都でも奈良でも”鯖寿司”は最高のおもてなし料理であり、同時に庶民の味でもありました。

今でこそ、生魚の輸送手段が飛躍的に発達しましたが、鉄道や自動車が普及する以前の””は”鯖街道”(さばかいどう)を通って京に運ばれました。

鯖街道”とは、若狭湾の小浜藩(おばまはん)領内で捕れた””に一塩して”よっぴいて”(夜通しで)京都まで運んだ街道の総称です。

”鯖”に塩をまぶして夜通し京都まで運ぶとちょうど良い味になったそうです。ですから、運搬人夫は「京は遠ても十八里」と唄いながら、寝ずに歩き通したと言われています。

照明のない街道は、鯖と金が通る街道でしたから、運搬人は夜盗に襲われる危険をついて”鯖”を京に運び続けました。「命惜しけど金欲しい」でした。

長い歴史に育まれ庶民に愛され続けている”鯖寿司”を、いとおしんでいただいたことは言うまでもありません。




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非公開コメント

おはようございます♪

今朝ごはんを済ませてから読んでて、鯖寿司に生唾が出て来ました(笑)
美味しそうですが、横の小鉢も気になります。
和え物でしょうか?
京都はお野菜の種類が豊富ですから、小鉢物は珍しいものを使ってるでしょうね(^^♪
京都の御土産の定番は八つ橋、主婦は漬物ってイメージです。
関西出張でのおみやげは、必ずお漬物を買って来て貰いました。
それらは目が出るほど高かった記憶が・・・

あれー

ベル様
おはようございます。

鯖寿司の美味しさに唸っていて、隣の小鉢にまでは目が届きませんでした。はっきりとは覚えていないんですよ。

確か、漬物ではなく野菜の和え物だったような記憶がかすかにあります。

それにしても、京料理には野菜がふんだんに使われていますね。京都は日本海にも面している県ですが、やはり野菜を上手に使った料理に特徴があるように感じました。

追記

ベル様
後で、他の画像を確認したら「山菜」数種を、一度油に通して軽く揚げた上で、酢味の出汁を掛けたものに、鰹節を細く薄くスライスしたものが掛けられているものでした。

余り見かけたことがない料理でした。

No title

こんばんは、いつも遅い投稿ですみません(>_<)
これまた懐かしい「おめん」
ここはよく行ってました♪
「おめん」は「おかめ」と記憶してました(・_・;)
さっぱりして美味しかった記憶が♪
ありがとうございました(^^♪

お早うございます

ちーばば様
こちらは、何時も早朝ですね。お早うございます。連日、深夜までお疲れ様でした。

そうですか、「おめん」にはよく行っておられたとは。お客さんの絶えないお店でしたが、当時からその調子だったのでしょうね。

決して派手なメニューがある訳ではなく、素材でも京都でその日採れたものを、手間暇かけて下準備しお客さんを待つ。そういうことの繰り返しの中で形作られてきたお料理だと思いました。

シンプルなメニューが基本ですから、お客さんを飽きさせない工夫が随所に見受けられました。名店たる所以だと思います。

涼しい日や、一転暑い日がまだら模様でやってきています。体調管理にご留意なさって下さい。

No title

お久しぶりですm(_ _)m
京都に行く度に入り損ねた店でしたf^_^;)
うどん系の麺とは思っていましたが、やっと分かりました(^O^☆♪
ありがとうございましたm(_ _)m

稲庭うどん

キーくん様
コメントありがとうございました。

そうでしたか!京都に行った際に入り損ねられた。土日などは、観光客で列ができますねー。
店の玄関を入ると、名前をウエイティングシートに書いて、待ち席に座って待たされます。

でも、実際に食べますとモッチリしたおうどんで、美味しかったですよ。
今度チャンスがあれば、ぜひお試し下さい。^^稲庭うどんを見直しました。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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