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「再訪 182 ダイニングキッチン たゔぇるね」・「愛媛グルメ紀行」 633

今日は、先月10月4日にアップしたばかりの、感動の洋食屋さん”ダイニングキッチン たゔぇるね”さんの早速の再訪です。(「ダイニングキッチン たゔぇるね」・「愛媛グルメ紀行」 608


この店の日替わりランチ”本日のランチ”の素晴らしい出来と、見事なコストパフォーマンスに良さの、感動の余韻冷めやらぬ内の再訪です。


場所は、通称”農免道路”を松山自動車道高架に向かって南進すると”四国包材㈱パックセンター”という建物がある交差点を西に入ると、民家の中の4軒目にあります。

看板1
こちらがお店の看板。既に風格を感じさせてくれます。


お店の前の駐車場は、縦列駐車で詰め込んでも満車で、近くの第二駐車場を案内されていました。


今更ながらに、分かりにくい立地にも関わらず、美味しいもの、価値のあるものを出すお店は、みなさんよくご存知です。


午前11時30分にお店に入りましたが、正午にはカウンター席まで満席となりました。アッという間です。女性客割合、95%以上でしょう。もちろん、ワタシのような男性一人客など他にはいません。

外メニュー2
これが”本日のランチ”メニューで、玄関脇に手書きで表示されています。お値段は780円です。価値ある780円です。


先日偶然に、久万高原町ご在住の”兒玉ご夫妻”(ご主人は木工家、奥さんは漆芸家)に松山市内で出会いました。旧知の仲です。


ちょうどお昼時でした。”兒玉ご夫妻”は、ワタシの”愛媛グルメ紀行”をご存知です。そのご主人が「○○さん、私達夫婦は今日松山のどこに行けば、美味しいお昼を食べられるでしょうか?」っと、開口一番にお尋ねになりました。


ワタシ、迷わずこのお店のことをお教えしたこところ、数日後に「大変美味しいお昼を楽しむことができました。あそこで○○さんに偶然会わなければ、知らないままで終わっていたお店だったでしょう」という趣旨の、丁重なお葉書を頂いたばかりです。

スープ3
さて、このお店の”本日のランチ”の構成は、スープ・サラダ・前菜・メインディッシュ・そしてご飯の組み合わせです。


ご飯以外は、その構成の内容が毎日違います。例えばこの”スープ”です。


前回お伺いした時は”コーンポタージュスープ”でした。そして今回は”パンプキンポタージュスープ”でした。


やや甘くてマッタリとした温かいスープは、俄(にわか)に秋が訪れたこの季節、嬉しい内容です。

サラダ4
こちらは”サラダ”。


今日の”サラダ”は、前回の手の込んだ”サラダ”に比べたらやや省力化されたか。


何しろ、正午には店内満席。(20人余り)厨房では女性店主兼シェフが、こまねずみの様にクルクル舞いながらお料理を次から次へと繰り出されている。


ワタシは厨房前のカウンター席ですから、その動きが手に取るように分かります。アルバイトの女の子も、食器洗いに忙しい。まるで戦争です。


こういう状態の時に話しかけるのはマナー違反。黙って彼女たちの動きを目だけで追いました。

前菜5
こちらが今日の”前菜”です。中身は、”ハス芋とナスと白身魚のグレープフルーツマリネ”です。

お客さんは入れ替わり立ち代り、次から次へと入ってくる。

そのほぼ100%近くが、この”本日のランチ”に集中するように、フロアー係の女性がキビキビと誘導される。

短時間にお料理を、お客さんを待たさずに出せる工夫が随所に見受けられる。

つまり、予め作り置きしておいた食材をその場で組み合わせ、冷たいままで出すことが出来るお料理と、下ごしらえを終わっている食材をその場で温めたり火を通されたりして出される”温かいお料理”との、上手な組み合わせです。

例えばこの”ハス芋とナスと白身魚のグレープフルーツマリネ”と名付けられたお料理は、下ごしらえされた食材を瞬時に熱い油をくぐらせて出されています。


ハス芋”と表記されていますが、まるで”セロリ”の香りと食感でした。”ナス”も今の季節が旬。”白身魚”も、グレープフルーツの衣に包まれ軽く揚げられています。甘酸っぱい味付けに、何度も何度も唸らされました。

メインハンバーグ6
そしていよいよ、今日のメインディッシュの登場です。


今日のメインディッシュは”ハンバーグ・デミグラスソース”です。


それに添えられたものは、”マッシュポテト”、”ペンネ・リガーテ”と”湯掻かれた”ブロッコリー”です。


先ずはお皿の上の配置と配色をご覧になって下さい。憎い彩りではありませんか。シェフのセンスの見せ所です。

ハンバーグ7
これが、熱々の”ハンバーグ”です。どうです!この”存在感”、圧倒的でしょう。


デミグラスソース”の香りが一斉に鼻孔を襲います。デミグラスソース”は洋食屋さん泣かせ。


デミグラスソース”(ドミグラスソースというお店もあります)は、(英語では”ブラウンソース”)仕上げるのに手間ひまがかかるのです。


フランス語で”ドミ”は半分という意味、”グラス”は水のことですから、文字通り”肉と骨と野菜”を煮詰めに煮詰めた濃厚なソースのことですね。ソースが出来上がるまでにほぼ1週間はかかります。


その貴重な”デミグラスソース”が、惜しげも無くタップリと”ハンバーグ”に回しかけられています。


その濃厚な香りだけで、もうその美味しさに見当がつこうというものです。

マッシュポテト8
こちらは、付け合せの”マッシュポテト”。


予め大量に作ってあって、それをアイスクリームを掬うときに使う道具、”アイスクリームディッシャー”(通称ディッシャー)で綺麗に掬って丸まったものが、画像のそれです。


この”ポテト”の味付けのいいことと言ったら。もう言葉が出ません。小品にも決して手抜きしていない証拠です。

ペンネリガーテ9
もう一つの添え物は、ショートパスタの中の”ペンネ” (penne)でした。


しかも、ペン先のように斜めに切られた筒状のパスタで、表面に波状の筋が入った”ペンネ・リガーテ” (penne rigate)が使われていました。


それにトマトソースが絡まっていて、冷やされたものが出されます。”ブロッコリー”もアッサリ塩味で湯掻かれて冷やされたもの。


それをブロッコリーは株毎湯掻かれていますから(形が崩れないように)、出す時は丁寧に手でちぎり分けて出されています。添え物も、皆、ちょっとずつ味を変え、変化を持たせてあります。

肉汁10
さあて、メインディッシュの”ハンバーグ”です。お箸で食べることが出来ますが、敢えて”ハンバーグ”の内部に閉じ込められているに違いない”肉汁”を見るために、ナイフで真半分に切ってみました。


すると、するとなんです!   ”ハンバーグ”の内部から一斉に美味しさが凝縮された”肉汁”が、ドロドロと流れ出てきました。


その瞬間の感動と言ったら、それはもう最高潮に達した瞬間でした。中華料理に”小籠包”(しょうろんぽう)というお料理があります。


豚肉の脂身に味付けしたものを、一度冷ましてゼラチン状にします。そのゼラチン状の、言わば固まったスープを小麦粉を練った皮に包んで蒸し器で蒸した料理です。あの”小籠包”も、歯で噛んだ瞬間に熱々の”スープジュース”が飛び出ます。


それと全く同じです。”ハンバーグ”に含まれる脂分(肉や魚の美味しさの素は脂分)が、熱せられてジュースになっています。ナイフを入れた瞬間に”肉の旨さが凝縮されたスープ”が流れ出ます。


それと手間暇という愛情がこもったデミグラスソースとが相まって、見事な出来栄えの”ハンバーグ”が堪能出来ました。


もう、頭はずっとしびれっぱなしです。このお店の奥深さ、怖いほどです。このお店、コレ以降一体何度通い詰めることになるのでしょうか?





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No title

じゅん様

またまたラッキーだと思いませんか?

『ダイニングキッチン たゔぇるね』の訪れる機会に恵まれたようですね~
しかし780円は、何故っていう感覚です。
都会ではありえない価格設定です。

お仕事ぶり、お客様を満足させる価格ではありません。
究極のおもてなしをじゅん様他ご一同様はシェフから受けられたと思います。私が言うまでもないことのようですが(笑)

昨今の外食産業の経営事情は裏目にばかり出ているような感じを受けますが。

それだけ、じゅん様も足で調査した数々ある中の選りすぐりの一軒なのかもしれませんですね~(偉そうでごめんなさい)

今日も大変美味しくランチセット?を堪能させていただきました。
ごちそうさま~

めぐり合わせ

ぴんくモッチー様
あれまあ、確かに何というめぐり合わせなんでしょう。不思議ですね。
今日のお店をアップしたのは2回目ですが、その2回とも目を通していただいた。
そういえば、パワフルバーチャンのお店が閉店した時の記事も、偶然といっていいタイミングで読んでいただいた。

これが「縁」が取り持つ不思議さなんでしょうね。このお店のランチの価格設定は、東京では到底考えられないでしょうが、ここ松山においてもこの店ほどコストパフォーマンスに優れているお店は無いと思います。

しかも小気味いいサービスを含んでのお値段です。600軒を上回るお店を回っている私でも、驚愕しました。今後も足しげく通うことになりそうです。

今日はわざわざコメントいただき、ありがとうございます。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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