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「アミティエ」・「愛媛グルメ紀行」 635

今日は南堀端町、松山城を真北正面に見る洋食屋さんの老舗”アミティエ”さんをご紹介しましょう。


このお店、この地で10年。その前は別の店名で、千舟町で10年やっておられたそうで、通算すると20年。別の店名は”ア・ターブル”というお店で、フランス語で”テーブル”という意味だったそうです。


しかし、”愛媛グルメ紀行”を書き始めてこのお店で延べ635店目、このお店の存在を全く知りませんでした。


店名の”アミティエ”という意味は、フランス語で”友達”という意味だそうで、シェフは”渋いフランス人”だそうです。

玄関1
こちらが”南堀端”の電車通りに面して、広島銀行松山支店の東隣にあるお店の玄関です。


このお店で驚いたことは幾つかありますが、先ず1番目に驚いたこと。それは、開店時刻午前11時30分に10分前から2人連れの女性が2組、つまり4人が玄関前で開店を待っていたこともその一つです。


ご覧のように、玄関の間口も狭く駐車場もない、全く目立たないお店なんです。でも・・・・・・・・・

2階の店内2
お店は1階と2階の二層構造になっていて、店内は所謂(いわゆる)”ウナギの寝床”という形状をしています。


そして1階は、一種の”バーラウンジ”らしくて、ランチは全て2階でいただくという構造です。


急で狭い階段を上がると、2階の店内の様子はこのような感じです。ワタシは開店時刻11時30分にお店に一人で入りました。


それ以降、正午過ぎになると店内の入りは8割を越えた程度になります。お伺いしたのは、火曜日です。もちろん、店内客で1人客はワタシだけ、後は1組の男女のカップル以外は全て、全部女性同士の客・客・客です。

ランチメニュー3
そして2番目に驚いたことは、このお店の”メニュー構成”です。このお店の”ランチメニュー”は、基本的には3種類しかありません。


まずその第一は、”大富豪の奥様セット”と名付けられたもので、お値段何と2100円。(内税)シッ・シッ・シッ!(用事なんてない)


後は”ステキな紳士セット”というのと、”こいきなお姉さまセット”というセットで、それぞれお値段1575円です。もうこの時点で「自分には不釣り合い!!」だと、違和感を覚えていました。


この3種類のセット以外にも、お値段が1000円以下のややお安いセットもあるのですが、フロアー係りさんに「これらは軽食の部類で、お昼のお食事という感じにはなりません!」っと、軽く一蹴(いっしゅう=ひとけり)されてしまいました。


更に驚いたことの3番目。このお店には”日替わりランチ”はなく、”オードブル”(前菜)は全6種から選び、”メイン”は全10種類から選ぶというシステムになっている。(”ステキな紳士セット”の場合)


それぞれ自分で選んで指定して、それにサラダとスープと、ご飯かパン、コーヒーか紅茶をという組み合わせ。

オードブル4
この画像が選んだ”オードブル”(前菜)です。何だか訳が分からない内にこうなっちゃいました。


選んだのは”テリーヌ”です。その”テリーヌ”とは、バターや豚の背脂を敷き、挽肉やすり潰したレバー、魚肉のすり身、切った野菜、香辛料などを混ぜたものを詰めてオーブンで焼いて、それを冷まして切り分けられたもの。


その”テリーヌ”と、それの土台となる”バゲット”(フランスパン)が出された。


メニューには、値段が書いてあって525円とあった。この値段は、一体セットの中に含まれるのかどうか?説明はない。訳が分からないままに”メイン”も選ばされた。それは後ほど。

テリーヌ乗せ5
さて”テリーヌ”と”バゲット”の食べ方。そりゃあどう食べても勝手なんでしょうが、画像の様にして食べると美味しい。


つまり、”バゲット”の上に”テリーヌ”を乗っけて、更にその上に添えられてる”ピクルス”(塩漬けしたキュウリを醗酵させたもの)を乗せてかぶりつく。

     ピ ク ル ス
     テ リ ー ヌ
   バ   ゲ   ッ   ト  と、まあこういう感じでしょう。


感動は全くないけど、普通に美味しい。ただそれだけではあるが。

大根サラダ6
この画像は、セットに組み込まれているであろう”サラダ”


中身は”大根のサラダ”で、パキパキしていて新鮮なことはよく分かる。


やや酢味のドレシングがかかっていて、これも驚きはしないけど当たり前に美味しい。

グリンピースのスープ7
この画像も、恐らくセットに組み込まれているであろう”スープ”。


スープの中身は、確か”グリンピースのスープ”と聞こえたような・・・・・


こちらの味も、当然の様に美味しい。それだけではあるけれど。


サラダとスープを説明する時に「セットに組み込まれているであろう」と書いたのは、組み込まれていないものがあったから。

ステーキ8
それが(つまりセット料金とは別料金だった)、この”メイン”と呼ばれてる10種のメニューの中の、ステーキ系の2種だった。これも何の説明もない。


ただ、ワタシがメインの中から”牛フィレステーキ”を注文しようとした時だけ、ウエストがやたらと細いフロアー係のお兄ちゃんが「アッ・・・それお高くなりますよ!」っと、一言だけ注意をもらった。


そこで”牛アンプレアステーキ”に注文を変えた。ところで、注文した時点では”牛アンプレアステーキ”なるものが一体どういうものなのかは、知らずに注文した。


そしてこのステーキの2種だけがセット料金とは別料金であったことに気がついたのは、料金の精算をした時。


つまり、セット料金1575円+315円、しめて1890円の”ランチ価格”となった。精算するまで、そういう料金の仕組みに関する説明は一切なかった。


要するに常連客相手で、料金の仕組みなど当初から知っている、或いは知っていなくても、その料金に驚いたりする客を想定されていないということ。驚いた4番目はそれだった。

ステーキアップ9
さて”牛アンプレアステーキ”とは一体どういうものかを考えてみた。考えながらいただいた。


この”牛ステーキ”の焼き方がヒントではないかと考えた。つまり”アンプレア”のことではないか?これはワタシの想像でしかありませんが。


通常ステーキの焼き方は、牛肉を生の状態に近く焼く焼き方から順に言うと、”レア”、”ミディアムレア”、”ウエルダン”となる。


従って、出された牛肉は限りなく生に近い焼き方であって、表面をサッと炙ってあるだけ。


ここで一つの疑問が。2種の牛ステーキメニューを並べられた。


その一方は”牛肉の部位”で表記された。(フィレステーキ)別の一方は”牛肉の焼き方”(アンプレアステーキ)で表記されたということか?謎が残ったが、確かめるために再訪する予定はない。

肉断面10
これが牛肉の断面。確かに”レア”には違いない。メニューの内容など説明などしなくても分かる方だけが訪れているということか?


牛肉の色と筋肉の付き方から見ると、この肉の部位は、牛肉の”横隔膜”(おうかくまく=肺と胃を隔てて横に広がっている部分)、焼肉屋さんで言うところの”ハラミ・サガリ”と呼ばれている部位ではないか?ただし、これもあくまでもワタシの想像に過ぎない。(当初の記事では”横隔膜”の部分に誤記がありました。ご指摘があり訂正しました。ご指摘に感謝します)


最後、驚いたことの5番目は、昼間からこういう価格帯のお料理をランチとして平気でいただく客のまあ多いこと。ワタシなどは、この日罪悪感に囚われてしまった。自己嫌悪と言ってもいいかも知れない。


日本という国は、その殆どが”中流意識”を持った階層で占められていた時代が長く続いた。


でも今や明確に、階層分離が始まり、それが一層強まってきていることを実感した。


こういう時代って、一体どうなんでしょう?




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非公開コメント

No title

メニューに値段書いてるように見えるのですが…
あと、横隔膜では?

確かに

通りすがり様
コメントありがとうございました。

確かにメニューに、単品の個々の値段は書いてあります。単品を注文し、それで飲み物を頂く場合などは、何の不都合もないでしょう。

ただ、お昼のセットメニューを選ぶとき、その単品をどう組み合わせて頼めばセットメニューになるのか?セット価格に収まるのか?が分かりにくかったということです。

慣れれば別にどうってことはないのでしょうが。結果的に、セットメニューに加わっていると思った二つのお肉のメニューだけが別料金でした。その辺りの説明が欲しかったというのが、記事の趣旨です。
です
なお「横隔膜」ですよね、確かに。これはキーの打ち間違いでした、お恥ずかしい。早速元原稿を訂正しておきます。次、もう一度目を通していただくと直っていると思います。間違いは、原稿を何度も読み返してチェックしているのですが、それでもモレがあります。ご注意に感謝いたします。ありがとうございました。

いや…、ここのメニュー表見難いです。

やはり

匿名様
やはりそうですか、メニュー。

単品で考えると、そうでもないので、夜メニューとしてならいいのかも知れませんね。

ただ、記事でも書きましたように、お昼にしか行かない私にとっては、組み合わせも考えなくてはいけないし、どのメニューがセット価格に入っているのか?いないのかが分からないので、戸惑いますね。

常連さんになるには・・・・・・・価格が高いですしね。

どれにするか迷う贅沢を味わうお店なんですかね。
あーでもないこーでもないと盛り上がり、
その会話の中で
「これは高くなるんやないん?」
とか言いながらメニューを紐解く自分達の姿が
何となく浮かびました。
仲間と行くご褒美ランチのお店かなぁ?

‥と、じゅんさんの記事から勝手に想像してみました(笑)

お早うございます

くく様
あ~~~~ああ、そういうことですよね!!!

うーーーん、やっと分かった気がしました。

確かにこのお店、一人で行くべきお店ではありませんね。多岐に渡るメニューも、仲間でワイワイ言いながら選ぶと、選ぶ楽しさが増えますよね。好みがそれぞれ若干違うでしょうから、それぞれが好みのものを選択し合う。

そうすると、値段も面のそう気にはならなくなる。ワイワイガヤガヤの好ましい空間の提供代も含まれていると思うと。

気のあった仲間との談笑を添えることができれば、そりゃあお料理だって映える!

私の様に一人で行くから、あれこれ理屈で考えてしまう。そこのところを、忘れていました。大変適切な指摘で、ストンと胸に収まりました。ありがとうございました。^^

なお、西予市野村町朝霧湖湖畔のイルミネーションを、今年も撮りに行きました。12月24日のクリスマスイブの日にアップします。ちょっと遊んで見ました。^^

お久しぶりです。

じゅんさま、お久しぶりです。
きむらのよめ。で、おわかり頂けるでしょうか。

アンプレアステーキについてですが、アンプとは、牛の横隔膜を指す言葉ですので、じゅんさまの推察通り、横隔膜のレアステーキということではないでしょうか。
もっとも、私はあまり料理に詳しくはないので断言はできませんが…。

そして、お料理の値段設定など。
普段のランチでそのお値段は、私も主婦としてかなり躊躇いたしますが、年上の男性とのデートであれば、敷居が高すぎるわけでもなく、カジュアル過ぎるわけでもなく、小難しいメニューをスマートにオーダーしてくれ、さらにお料理を取り分けてくれたりしたなら…スレ過ぎていない若い女の子はきっと彼氏を尊敬の眼差しで見つめることでしょう(^ω^)
かくゆう、私も若い頃このお店で上手く騙されました(笑)。
とはいえ、店員さんの説明が頂けなかったのは少し残念でしたね。。。
今後もじゅんさまが心からお食事を楽しめますように。

追伸、主人も元気です。

おおおおおーーー^^

きむらのよめ様
分かりますとも!一発で。老いて物忘れが目立つようになったとはいえ、忘れるもんですか!!

音信があって、あああああああ、よかったーーー!年老いると、涙もろくなるので、いきなり泣かさないで下さいよ。ご主人もお元気ということで、とにもかくにも、良かったーーーー。拍手拍手です。

今年という年も後一ヶ月になろうとしています。ワタシはブログを「縁さがしの旅」と、位置づけて毎日書いております。

その中にあって、「よめ」様のワタシへの初めてのコメント、今日、たった今のことのように、鮮明に覚えています。最後の閉店の日にお伺いした時、いらっしゃるかと思いましたが、そうではありませんでした。
ワタシは今後のお二人に、熱いエールを送るつもりでお伺いしました。ご主人を通じてそれは伝わったことだと思っております。

再び力強い一歩を踏み出していただいたことを信じ、かつ念じているところです。

さて、アンプレアブルステーキの説明、納得です。スッキリしました。素人の想像で書いたことなので、やや不安が残っていましたが。

ウフフ、なるほど、こういうお店は、そういう使い方をされるためにあるんですね。残念からげますが、そういうチャンスは一度とてありはしませんでした。今後更にそのチャンスはありますまい。心の準備を怠ったことは一度もないにも関わらず。なお、チャンスを頂けるなら、ご主人公認という条件でお受けすることにやぶさかではありません。(笑)

これからの、お二人、そしてご家族様の心やすらぐことを、ひたすらひたすら祈っています。切に切に。

今日のコメントは、飛び上がりたいほど嬉しいコメントでした。ありがとうございました。^^

光栄です。

じゅんさま、覚えていてくださって光栄です。
閉店の際、本来ならばお世話になったお客さま一人一人にご挨拶したかったのですが、体調がすぐれず断念せざるを得なくなってしまい、大変失礼いたしました。。。

また、どこかのランチのお客同士としてお会いしたいですね。


記事に関係ないコメント、失礼しました。

縁というもの

きむらのよめ様
お早うございます。

再度のコメント、ありがとうございました。^^


縁というものは不思議なもので、本人の意図せざるところで何かしらつながっているものです。

仰るように、私が何処かのお店で一人ランチを頂いている傍に、お二人が偶然居合わせる。ウンウン、そういう夢を持つことも楽しいですね。

その際はぜひお声を掛けて下さい。^^いつの日か、実現しますよ!

重ねてのコメントありがとうございました。^^
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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