「再訪 186 四川の泰」・「愛媛グルメ紀行」 639

今日は、国道317号線につながる県道松山東環状線の、愛媛大学農学部西信号から西に入った”ベルエアー樽味”というマンションの1階にある中華料理店の”四川の泰”(しせんのたい)さんの、三度目のご紹介です。


一回目は2012年6月5日でした。(「四川の泰(たい)」・「愛媛グルメ紀行」 304


二回目は2013年3月13日。(「再訪 91 四川の泰(たい)」・「愛媛グルメ紀行」 494

玄関1
このお店は2012年4月に開店されました。この地以外にも、エミフル(松前町)のフードコート内と、シネマサンシャイン衣山のフードコートにもお店があります。


こちら樽味にあるお店は、一般住宅地の中にあり、県道などの主要道に面している訳ではありません。


中々微妙な立地ですが、以前にあった洋食屋”キートン”さんが撤退された後を、居抜きで借りてオープンされました。出店コストという点に大きな魅力があったのでしょう。

店内2
広い店内なので、ランチタイムに客が埋まるという状態ではありませんでした。


それは過去2回の訪問時と同じ状況です。さて、夜中心のお店なんでしょうか?


ワタシはお店の外に掲げてあった”海鮮宇和海チャンポン”の言葉と写真に引きつけられてお店に入りました。

外メニュー3
その”海鮮宇和海チャンポン”は、玄関前のこのメニュー看板にも大きく掲示してあります。


なお、店内のメニューには”宇和海海鮮チャンポン”と表示されています。お値段は、堂々の880円。


チャンポン”で880円という価格ですから、期待は高まります。このお店のキャッチコピーには、「宇和海の、海の幸を、ふんだんに使用して、二日間じっくり煮出した、白湯スープと、魚介スープ」というもの。


そもそも”白湯スープ”とは、魚介類豚骨などを強い火力で長時間煮込み、白濁させて仕上げたスープの総称で、上のキャッチコピーは、細かいことを言えば、白湯スープと魚介スープを分かち書きする性格のものではないはずなのですが・・・・・

チャンポン4
さて、上の外部看板メニューにあった写真の現物がこちら。


撮影環境が違いますので、単純な比較はできません。


当然に撮影用に盛りつけられたものと、目の前で”炎の芸術”と呼ばれる華麗な”中華鍋”捌きで瞬時に作られて盛りつけられたものが同じになるはずもありません。


なお、ワタシは一人ですのでいつもの様にカウンター席に座った。従って調理過程が目の前で展開され、それをジックリ観察できた。お見事だと思った。その動きに一部のムダもない。


何度も何度も味見されて、丁寧に作られた。カウンター席で観察するだけでははく、調理人さんに話しかけてその意図をも汲み取ったらどうか?とアドバイスを頂いた方がいた。


でもランチタイムの忙しい時に、調理人さんに話しかける方が失礼だと、ワタシは考えている。

チャンポン5
白湯スープ”は、ラーメンやチャンポンでは一般的に使われているスープです。


チャンポンがカウンター席に運ばれてきた瞬間から、豚骨と魚介のいいスープの香りが一斉に鼻孔を襲う。


自然に笑みが漏れる。スープと麺と具材の見た目ももバランスもいい。食べる前から美味しさを予感させてくれた。

チャンポン6
スープを啜っった。うーーーん、味に深みがある。いーーーいスープです。


具材は、白菜、ニラ、玉ねぎ、人参、ブナシメジ、カマボコ、じゃこ天、イカ、むきエビ、タコ、ヒオウギガイの貝柱とその紐、うずらの卵です。


ただし、これで”宇和海海鮮チャンポン”と謳(うた)うのは、うーーん、ちょっと大げさかな?個人的にはそう思った。

アップ7
もちろん、具材も豊富な種類を投入したし、愛南町で養殖されている”ヒオウギ貝”の貝柱やじゃこ天など、宇和海を意識されて使われていることは分かります。


でも、これで880円という価格はいかがか?(具材のメインはじゃこ天とかまぼこでしかない)


広い店内に店員さんも多い。空間を贅沢に使ってある店作りなので、コスト高は否めないところでしょう。


さあ、これで消費税が10%に上がってどうなるか?価格的には、お客さんを惹きつける更に大きなインパクトが必要かもしれませんね。

麺8
”もいい麺を使っておられて美味しかった。味については全く不満はない。


価格については、ちょっとどうなか?と思った程度。


でも、それら以前に気になったことが二点ある。

カウンター9
その第一点がこのカウンター席の、メニュー表の取り扱い。


長いカウンター席に、全部で4セットのメニュー表が置いてあった。一番奥にあるメニュー表は、先客の器を下げる時に、乱れを整えられた。


その帰りに、他のメニュー表の乱れに気が付かない。店員の誰も、揃えようとはしない。些細なことかも知れない。


そこで以下の画像を見ていただきたい。

店内2
これはラーメン店の”りょう花・フライブルグ店”のカウンター席です。(「再訪 146 らーめん工房 りょう花」・「愛媛グルメ紀行」 575


画像ではメニューが2セットしか写っていませんが、このお店も確か4セット程同じカウンター席に置いてあった。


とことがこの”りょう花”さん、記事にも書きましたが、メニューの表面を全部同じメニューで統一して表示されている、もちろん乱れも曲がりも全くない。


店員さんが細かくチェックさて、何時も「今、このお店はこのメニューをお薦めしています」というお店のメッセージが客に伝わるように気を配れていた。この”りょう花”さんは、その点が大変優れていた。


もう一点気になったのは、レジ奥の店員同士の私語が延々と続いていた。従業員に既に”気の緩み”が出ていたように思えるのですが、店長さんはそれすら気が付かない。ましてやカウンター席のメニュー表の乱れなど、無関心なんでしょう。


このお店は、”味以前”に大きく欠けているものがある、というのがワタシが感じたところ。余計なことだったのでしょうが、小さい声で、副店長さん格に、上の二点、「ちょっと気を配られたほうがいいのでは?」っとだけお伝えしてお店を出た。


「うるさい年寄りが!」っと立腹されたか?それはわからない。


さて、果たしてこのお店に”将来”はあるのでしょうか?飲食店がそれほどイージーだとは思えないのですが。




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No title

じゅん様

あらゆる種類のお店に入ったわけではありませんがー。
人様からお金を頂くためには、それに見合うサービス、空間を提供されるのが、繁栄か否かの境目だと思います。

味だけでは営業はやってはいけないのではないでしょうか?
私もじゅん様の仰ることがよく理解できます。

流石に努力を積んでいらっしゃるから他店との比較も解りやすいですねー。

また、次回の記事が楽しみです。
無理されないで続けられることが、大切ですねー。

貴重なコメント

ぴんくモッチー様

いやはや、恐れ入ります。味は、実に千差万別ですから、私の食後感が絶対ではありません。

ところが、サービスを考えたら、意外にそのお店が見えてくることがあります。
私は、松山という地方都市にいますから、日本で名の知れた一流料亭やレストランには行けません。(経済的理由もありますが)

でも、お店の心構え、そこから自然に表れるサービスの質は地方でも都会でも、一流店でも三流店でも自然に現れるものだと思っています。

味は欠かせない要素ですが、それは当然としてそれ以外にも大切な要素があると考えております。時にはこういうお店にも出会います。でもそれも、私にとっては学びの場です。

コメント、ありがとうございました。

BGM

こちら中華のお店にしては(失礼)オシャレな音楽もかかっていて、
女性も気軽に利用できる空間だと思いました。
頂いたお料理も味量とも充分満足のいくものでした。

ただ席が悪かったからでしょうか、
BGMより耳に入ってきたのが近くの厨房からの声。
離れた席だったり、多人数でワイワイやってたら気にならないかもしれませんが、
落ち着いた店内での食事を求めに行った場合、
ちょっとノイジーに感じるかも‥との印象がありました。

訪問したのはその一度だけ。 
けれども今回のじゅんさんの記事を読み、
あれは恒常的なマイナス面だったのかなあと思い出した次第です。

コメントありがとうございました

名無し様
何時も記事を目に留めていただき、恐縮に思っているところです。もちろんのこと、ありがたいという思いとともに、ということです。

さてこのお店の、厨房の側での店員同士の雑談についてです。このお店のお料理の味につきましては、料理人さんの腕は確かで、一度も不満に思ったことはありません。逆に何時も満足させて頂いております。

ただ、女性店員同士の延々と続く仲間内の私語。そこは仕事場です。仕事場で従業員同士が私語を続けるということは、お店に緊張感がない、弛緩しきった空気が充満している。私はそう考えます。

その原因に、来店客が減った→店内で暇な時間帯が出来た→退屈だから私語をする→それを敏感に感じ取った客の客足が落ちる→来店客が更に減った→私語が更に増える。

こういう典型的な負のスパイラルに陥っているのではないか?これが今回の私の見立てです。

お店の経営者や店長の責任だと思います。味もお店の雰囲気も店内のディスプレイもいいだけに、ぜひ頑張ってお店を継続してほしいとの思いで書きました。余り細かいことを書き過ぎますと、読まれる方がたにとっても、決していい思いがしないのは分かっているのですが、書いてしまいます。私の性分ですね。コレって。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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