「再訪 188 手打ちうどん ぎゃてい」・「愛媛グルメ紀行」 642

今日は、先月の11月12日にアップしたばかりの、国道33号線沿いにある”砥部町庁舎”の隣にある”手打ちうどん ぎゃてい”さんを再度ご紹介しましょう。


短期間で再訪したのは、”ぎゃてい”という店名の由来に迫りたかったからです。


前回の記事の最後に、<ところで”般若心経”というお経の一節に、「羯諦羯諦 波羅羯諦」(ぎゃていぎゃてい はらぎゃてい)というのがあります。ここに「羯諦」(ぎゃてい)という言葉が使われています。>(前記事より引用)


<この「羯諦」(ぎゃてい)という言葉の意味は、「羯」は、行きなさいという意味、「諦」は、悟りの世界という意味です。つまり「悟りの世界にいきなさい」という意味です。さて・・・・・>(前記事より引用)

玄関1
こちらが、国道33号線沿いではなく、砥部町役場側にある玄関です。


この日、お訪ねしたのは平日(火曜日)の午前11時40分。


まだ店内は、お客さんが集中する前でした。ですから、店主さんなど、お店の方と多少お話が出来ました。

配席表2
前回の記事で、このお店の優れたポイントと、更に考えに考え抜かれたシステムをこう書いております。


<このお店は、店主さんと若い男性の2人でやっておられます。ですから徹底的に省力化され、2人で全てのお客さんの注文に対応できる”仕組み”を作られました。>(今回は、若い方に変わって、ワタシよりやや年下の男性との組み合わせでした)


<とことんセルフサービス体制に徹せられていて、うどんの価格もセルフサービス店のソレです。ただし、このお店は、お店の中でうどんを打たれ、直ぐに湯がかれ、湯がかれたものが”活きた状態”で出されます。>っと。


このことが、このお店の”コンセプト”だと思いました。

食券販売機3
これは、その”安価でセルフだけど、活きたうどんを食べていただきたい”という店主さんのコンセプトを象徴するものの一例でしょう。


つまり”食券販売機”です。


これで、このお店のメニューラインナップと、その価格帯が意味するところを御覧ください。


店主さんに話しかけてみました。丁度、お客さんが途切れ、お店には店主さんともう一人の男性スタッフ、それに新たにお店に入ってこられた、お店の関係者と思しき若者とワタシの4人になったからです。


お店のランチタイム、繁忙時間帯に店主さんに話しかけるなどのマナー違反は意識して謹んでいます。


「お店の店名”ぎゃてい”とは、”般若心経”(はんにゃしんぎょう)の「羯諦」(ぎゃてい)という言葉と関係しているではありませんか?」っと。

ざるうどん4
すると、ワタシの言葉に一番鋭く反応されたのは、後からお店に入ってこられた、お店の関係者と思(おぼ)しき若者でした。


ウッ!」っと、一瞬詰まられました。そして「お客さん、鋭いですねーーーーーー!」っと、大きなため息をつかれた。


店主さんも「ええ、その通りです。正に”羯諦羯諦 波羅羯諦”(ぎゃていぎゃてい はらぎゃてい)の”羯諦”(ぎゃてい)です」っと、驚愕の表情を浮かべられた。


「なるほど、このお店のコンセプトを想像すれば、”羯諦”(ぎゃてい)、即ち”悟りの道に行きなさい”、この”うどんで悟りの境地を目指したい”という、店主さんの思いは存分に伝わります」っと、ワタシ。

ざる5
この”生き生きとした活きうどん”を、まあご覧になって下さい。画像のものは、”ざるうどん”でお値段350円(二玉)です。


生きたままの鮮魚を”活魚”と呼ぶなら、まだ生きている(鮮度を失っていない)うどんを”活きうどん”と呼んで、何ら差し支えないでしょう。


店名を”ぎゃてい”とされ、安い値段でピチピチ艶やかな”活きたうどん”を提供なさる、そこに店主さんの目指されている”悟りの世界”を見た思いがします。


「フーーー、旨いですねーーー、うどんがまだ活きていますね!」っと言いますと、店主さんは満面の笑み。「分かっていただいてうれしいです」という表情に見えました。

天ぷら6
なお、前回来た時も”天ぷら”をいただきましたが、その天ぷらを揚げるシーンには出会いませんでした。


その時は、目の前で”かき揚げ”を揚げておられました。また、鶏天は揚げ置きだったことは書きました。


でも”えび天”がどうだか?の確認が出来ていませんでしたので詳しくは書きませんでした。結論は、”えび天”は”鶏天”と同じく揚げ置きでした。


でもあ揚げられてから、そう時間は経っていません。気にする程のものではありませんでしたので、美味しくいただきました。

つけ出汁7
こちらは、やや濃厚目の”つけ出汁”です。でも、国産の昆布とイリコと鰹節等の天然素材で丁寧にいい出汁をとっておられます。


それに、薬味に刻みネギやおろし生姜はもちろんですが、おろし大根や天カス、酢橘、すりゴマ等々もちゃんと用意されていて、その”つけ出汁”一つを取ってみても、広範囲な気配り加減が見て取れます。


安い”セルフうどん業態”をチェーン展開させ、全国のあまねくに”安いうどん”を提供するということも、もちろん社会的意義があるでしょう。


でも、”本当に活きたうどん”、旨いうどんというものはこういう味がするんだ!ということを地道に実践されている店主さんに、ワタシはより深い敬意を表したいと思います。

麺アップ8
どうです!このうどん麺の”色と艶と張り”。もうとびっきりピッチピチでしょう!


ワタシが提唱している”愛媛艶うどん”の系譜からすると、その”男麺”を代表する””であると思います。


この”ざるうどん”二玉をぺろっと食べ終えて、「店主さん、今日は”ぶっかけ”もいただきたい気分なのですが、通常に頼めば”ぶっかけ”も二玉ですよね?」っとお尋ねしてみた。


「はい、うちの基本は二玉ですから。でもいいですよ!ちょっと少なめにお出しすればいいんですね!」っと、ワタシの意図をスッと汲み取って頂けた。ありがたい!

ぶっかけ9
さあて、上の画像が”冷たいぶっっかけ”(心持ち少なめ)、お値段350円です。


ワタシこの”愛媛グルメ紀行”を書き始めて、この号で延べ642番目ですが、一つのお店で二つのメニューを一時(いちどき)に”はしご”したのは初めてです。


ワタシのブログ友で、一つのお店で二つ以上のメニューを”はしご”しなかったことがないという友人もいますが。

ぶっかけ10
この”真っ白な柔肌”に”艶然”(えんぜん=あでやかに微笑むさま)と見つめられたら、そりゃあ、吸い込まれるように向かいますよ。


何時も言うことですが、”優れた食品”とは会話が成り立つ。でもこの艶(あで)やかな”柔肌”さんとの会話は、ここでは公表しないことにしました。


そ、「二人だけの  ヒ   ミ   ツ・・・・・・」っと。




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お店の名前…

じゅんさん、おはようございます(^^)
お店の名前、間違えて覚えてました(^_^;)
「ぎやてい」さんだと思い込んでました…
「ぎゃてい」さんですね♪
昨年暮れに祖母が他界してから法事の度に読経しておりますので、
お経の一説と拝読し「なるほど」と納得致しました(^^)
ありがとうございます(^^)
じゅんさんのお店の方との会話。見習わなくては♪(^^)

ぎゃていさんには二度ほどお邪魔しました。
温かい麺を戴き。艶かしさにドキッとしたのを覚えています。
束本の庵さんより少しコシが強いような。
両店の冷たい麺を次回は戴き、更なる艶かしさを感じたいなと妄想しております(^^)

砥部にもなかまるさん、など美味しいお店も多いんですね(^^)
いろいろ散策してみなくては♪

良い一日を( ´ ▽ ` )ノ

お早うございます

みゆ様
朝早くのコメント、ありがとうございました。みゆさんは、「うどん」の道を極めようとなさっておられる方ですから、このお店の「うどん」の味や価値もお分かりと思います。

本当に砥部は「なかまる」さんと言い、このお店といい、言わば松山や中予地区を代表すると言ってもいいくらいの「うどん屋」さんが揃いましたね。嬉しいです。

「ぎゃてい」をお経で言う時は「ギャーテーギャーテー・・・」っと聞こえますね。ですから私も最初は店名を間違えて覚えていました。
でも今回の訪問で、店主さんとお話が出来て、確認ができました。

やはり店主さんとお話ができるって、大切だと思いますし、お店の思いを正しく理解できます。全部が全部、お話ができるわけではありませんが、可能な限りお店の方との接触を意識して「縁繋がり旅」を続けたいと思っております。
コメント、ありがとうございました。

呼びました?www

どの店に行っても100パー
はしごしてるワケじゃありませんよ~!!!!(笑)
最近は「敢えておあずけにして次回のお楽しみにする」という
ちょっとMッ気のある方策をとってます。
宿題を残すことで次の再訪に繋げるとw

No title

じゅん様

手打ちうどん ぎゃてい”さんは、じゅん様好みの麺よし味よし艶よし他には。。。。。私が思い浮かぶのは3拍子揃った、じゅん様流に申し分のないお店のようでしたねー。

うどんは、今や讃岐だけのものではなくなってしまったのでしょうか?
ちょっぴり寂しさを感じます。

私は、東京でうどんを食べたくなっても、うどんだけは都内のお店では、食べたくないと思い、自宅で食べています。

食券

訪れた当初、食券制度に慣れておらず、
美味しくたらふく頂いた後に、
「じゃお支払いを・・」とサイフに手がいってしまいました苦笑
決して近いお店ではありませんが、じゅんさんが撮られた画像通りの
艶やかで張りのある麺に会いたくなるのです。

はて、火曜に行かれたのですか。 
もしやあの半袖のダンディーな方がじゅんさんだったのかも・・?
ブログのファンの皆様は、今ぎゃていに行かれたら
艶やかで張りのあるじゅんさんに逢えるかもしれませんね♪

No title

本当に美味しそう!!
行ってみたいです!(^^)!

大爆笑

ジンゴズンゴ様

あれれ、今日のフォンターナの秘密の話が、ひょっとしてもうばれました?    おかしいでね!???

店長さんがこう言ったのです。「じゅんさんの今日の記事で、ジンちゃんが登場しましたね!」って。

「エッ!?どこの、どの部分??」って、店長さんに聞きました。すると、店長さんニャニヤ笑うんです。私は特定の誰かを指して書いたわけではありません。

でも、たったアレだけの記述で、分かる人は分かるんですね。でも、最近は違っているとか。そうですか。それは固定観念を打破しなきゃなりませんね。心しておくことにいたしましょう。
コメント、感謝いたします。

まさに私好み

ぴんくモッチー様

一日遅れでコメントの御礼を。昨夜は忘年会で、久しく遅くまでやってしまいましたので。

さて、このお店、私の好みにピッタリのお店ですね。第一、麺の艶がいいんです。今の私の胃袋で、一軒のお店をハシゴするなんて、後にも先にもこのお店だけでしょう。

うどんは、やはり地元讃岐のものですね!東京では残念ながら望むべくもないかも知れません。愛媛はその点、讃岐麺文化の影響を色濃く反映していますので、美味しい麺がいただけます。

讃岐勢には、江戸期に入るまで愛媛の東予地域は支配され続けていましたので。歴史は食文化の分野でも過去を引き継いでいるようです。

プロファイリング

名無し様
名無しさんが、私に初めてのコメントを頂いたのは今年、3月22日でした。つまり、私がメインに書いています「愛媛グルメ紀行」の500号の時でした。鮮明に覚えております。

私が訪ねてご紹介したお店を、後追いのように訪問なさっているとか。ありがたく、光栄なことです。

それ以降、様々なお店巡りを続けております中で、「名無し」さんがお訪ねされたようだと、色々な店主さんからその足跡の報告をお聞きすることが増えました。

私は、新しいお店だけではなく気に入ったお店、気になったお店は再訪していますので、その再訪の過程の中で「名無し」さんと、どこかのお店で遭遇することがあるだろうと、密やかな期待を抱きながら、現在も「縁巡り旅」を続けております。

さて、昨日アップしましたこのお店を実際に訪れたのは、11月5日(火曜日)の午前11時40分でした。私の取材タイムは、概ね11時30分にお店に入る時から始まります。

ところが、私は残念ながらダンディーというカテゴリーに入る者では先ずありませんでしょう。普通のおっちゃんなので。

また半袖は、仕事の日に着たことがありません。年中スーツ姿です。スーツ姿でもう40年に余る職業人人生を歩んで参りました。まだ、半分は現役の職業人ですので、当面の間は、私にとっての制服、スーツ姿でネクタイを締めてのお店巡りが続くでしょう。

「名無し」さんが私をプロファイリングされた「半袖姿」、その見方と全く同じプロファイリングされた方が、私のブログ友:ジンゴズンゴさんでした。不思議に同じ想像をされたようです。ところが、既にジンゴズンゴさんとはリアルでのお付き合いが続いております。彼にひやかしてこう言います。「あのジンちゃんの私に関するプロファイリングは、あれはどーーなったの?」ってね。すると彼は、頭を掻き掻き「・・・・・・・???」です。

どこかのお店で、白髪頭のスーツ姿で、コンデジで撮影している私を見かけられたら、どうかお声を掛けて下さい。ただし、リアルでがっかりされることをお覚悟の上で。^^

今日もコメントありがとうございました。

ご多忙な中

ちーばば様

毎日、寸暇を惜しんで頑張っておられる中で、コメントくださって恐縮しております。
先日はジャズコンサートを楽しまれたようですね!ウフフフ、私も柄に似合いませんが、ジャズ、大好きです。ただし、スタンダードナンバーのジャンルではありますが。

デイブ・ブルーベック・カルテットの「テイク・ファイブ」から、ジャズに入りました。それ以降、学生時代の後半から社会人の前半にかけて、LPレコードを漁った時期もありました。

最近はiPhone5に、何曲か入れて、運転途中などで楽しんでいるところです。

さて、お店のアップが遅れておりますが、12月17日(火曜日)に、通算4度目のご紹介をさせて頂く予定です。どうしても、取材から概ね1ヶ月先になってしまいます。今回のお店の記事は、導入部分が多少、今までとは変わった入り方をしていますので、戸惑わませぬよう。導入部分を違った趣向にしましたのも、意味があります。

今日は、お忙しい中コメントありがとうございました。

No title

じゅんさん、行動範囲が狭い私はいつも楽しく拝見しています(^^♪
音楽・読書・絵画何でも好き!!憧れますね♪
ところで、お聞きしたいことが!
内のスタッフの女の子が「伊予地方が愛媛になった名前の由来が椿神社が関係してるらしい・・・」
と尋ねてきましたが、もちろん解らず、じゅんさんに聞けば!!って言いましたが、本当ですか?

お尋ねの件

ちーばば様
お尋ねの件、御返事が遅れました。朝から「歴史物」取材のため出かけていて今帰りました

さて、「愛媛」の地名由来と「椿神社」との関係について、私が知っている範囲でお答えします。

先ず「愛媛」の由来は、神話時代のことです。初めて「イヨ」と「エヒメ」という言葉が文献に出たきたのは、日本最古の歴史書である「古事記」(上巻)のことです。(712年)
神話ですが、日本の国を生んだのは、天の神「イザナギ」と「イザナミ」とされています。二人の神は、日本の「淡路島」を先ず産みました。2番目に生んだのが「伊予之二名の嶋」(いよのふたなじま)です。四国のことです。四国全体を「伊予」と言っていました。

そして「古事記」は、四国を1つの島だけど、4つの顔と名前があると書いています。
これが、伊予の国を「愛比売」(えひめ=女)といい、讃岐を「飯依比古」(いいよりひこ=男)、粟の国を「大宣都比売」(おほげつひめ=女)、土左の国を「建依別」(たけよりわけ=男)という、と書いています。男女のペアを2つ造ったのです。

さて、「椿神社」です。椿神社の正式な神社名は「伊予豆比古命神社」(いよずひこのみことじんじゃ)と言うことはご存知でしょう。

ただし、「伊予豆比古命神社」は、男神の「伊予豆比古命」(いよずひこのみこと)だけを祀っているのではなく、女神の「伊予豆比売命」(いよずひめのみこと)の男女2神をお祀りしている神社です。

この男神「伊予豆比古命神社」を「伊与主命」(いよぬしのみこと)とも言い、女神の「伊予豆比売命」を「愛比売命」(えひめのみこと)とも言います。

さて、大政奉還が行なわれて江戸時代が終わり、明治に入って廃藩置県が行われました。それまでの「伊予の国」は8つの県名に分かれましたが、後に1県となりました。

その時に、椿神社の御祭神の一柱、「愛比売命」(えひめのみこと)から県名をとり、「愛媛県」になったということです。なお、一神社の主祭神の一つを県名にしたのは、全国で「愛媛」だけです。

以上、少しややっこしいお話ですが、ご説明させていただきました。

ありがとう(^_-)-☆

じゅんさん、お忙しい中詳しくありがとうございましたm(__)m
解りました!!
これでスタッフの子にも説明できます!!
感謝\(^o^)/

少しでも

ちーばば様

お尋ねのあった件、少しでもお役に立てれば幸いです。

でも、こういうお尋ねを頂いたからこそ、「愛媛」の由来に触れるチャンスに恵まれました。

お礼を言うのは、実は私の方なんです。ありがとうございました。
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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