「山陰の秋・点描(てんびょう)」

今日は、先日”出雲国の歴史”を書くために、山陰をチョコっと旅しました。


その時目にしたものの一部を、スケッチ風にご紹介しましょう。今日は、小難しいことは何一つ書きません。


ただただ、”山陰の秋”の一部を切り取ったもののご紹介に留めます。


ですから”点描”(てんびょう=人物や風景の特徴的な部分をとらえて簡潔に描写すること)としました。

砂丘1
上の画像は、見たらどなたでも分かる、”鳥取の砂丘”です。


この日の山陰は、朝から雨、また雨でした。山陰の天候は、瀬戸内のそれとは大違い。


でも、砂丘に着いて、出発するまでの間は不思議に雨が止んでくれました。

砂丘2
この広大な”砂丘”はどうして出来上がったかといいますと、中国山地の花崗岩質の岩石が風化して、千代川によって日本海へ流されました。


更には、海中の砂を海岸に向けて流れ寄せる潮流と、海岸線に堆積した砂を内陸へ吹き込む日本海特有の強風が織り成した結果、海岸に集まったものが砂丘の主な砂となっているそうです。


つまり、千代川上流の地質と、海岸に向けて流れ寄せる潮流、更には海岸線に堆積した砂を内陸へ吹き込む強風の働きで形成された、南北2.4キロ、東西16キロに広がる”大砂丘”です。


昭和30年(1955年)に、国の”天然記念物”に指定されています。砂丘の岡を登る人影が、まるで豆粒のようです。その広大さが分かるというものでしょう。

足立美術館紅葉4
さてこれ以降4枚の画像は、、島根県安来市にある”足立美術館”の日本庭園の秋です。


この”足立美術館”は、130点におよぶ”横山大観”の作品と””日本庭園”で有名です。


主な収蔵品は”横山大観”を始めとして、竹内栖鳳、橋本関雪、川合玉堂、上村松園ら”近代日本画壇の巨匠”たちの作品群です。特に”横山大観”に関しましては日本一の収蔵品を誇る美術館です。

足立美術館庭園5
ところで皆様ご承知の様に、美術館の収蔵品は全て撮影禁止です。


この日も、日本各地方から大型観光バスを含めて多数の観覧者が訪れていました。


ですから、館内の美術品の鑑賞は、松山で例えるなら”お椿さん”の参道の賑(にぎわい)です。とても、こっそりと美術品を盗撮することなど出来ません。

足立美術館箱庭7
唯一、大手を振って撮影できるのが”足立美術館”が誇る、隅々にまで手が行き渡いた”日本庭園”です。


季節は、真夏の狂気的な猛暑が過ぎ去り、秋を通り越して一気に””に突入したかのような”山陰の秋”でした。


やはり”山陰地方”の気候は、中国山地と四国山地の内懐(うちふところ)にある”瀬戸内地方”の気候とは根本的に違っています。

足立美術館滝8
晴れの日”が常識の、我が愛媛県とは周囲の風景がまるで違います。


道路の信号がある交差点、車の停止線が道路上に引いてありますが、同時に”高札”の様な高さの道路標識に停止線が示されています。積雪で、道路に描かれた停止線が見えなくなった時の対策です。


また信号機の向きが、全て”縦向き”なんです。四国では全て”横向き”が常識でしょう。ところが、積雪に悩まされる山陰では、少しでも積雪に依る被害を抑えようと、信号機の設置方法まで瀬戸内海側とは違っています。

紅葉1
さて、画像は”蒜山高原”(ひるぜんこうげん)にあるサービスエリアにあった”紅葉”の様子です。


山陰地方の松江や出雲は、さすがに海岸線にありますので、紅葉は見られませんでした。


中国山地を越える時に、米子自動車道の左手に見えます”大山”(だいせん=伯耆富士の名前を持つ名山)は、雨模様の天候で山頂は重く立ち込める雲の上にあって、生憎見ることができませんでした。

紅葉2
でもさすがに標高500mを超える”蒜山高原”です。高原全体が、一斉に色づいていました。


この”紅葉”の度合いは、愛媛県で言いますと丁度”面河渓谷の紅葉”の具合とほぼ同時期の”紅葉”でした。


ここ”蒜山高原”は既に岡山県。広がる牧場に、”蒜山高原”名物の”ジャージー牛”が放牧されています。


乳脂肪分の濃厚な、”ジャージー牛”から取れる”ミルク”や”バター”、”チーズ”などの乳製品がこの地の特産品です。

紅葉3
でも我が愛媛でも、西予市野村町の”大野ヶ原”の放牧・牧畜は有名です。


ワタシの郷里”野村町の乳製品”は、決して”蒜山高原”のそれに劣れを取るものではありません。


今、西予市が、西予市の地質条件の優れたところを世界に向かってアピールしようと、西予市の地質を日本で7番目の”ジオパーク”認定に向けて活動を始めております。


2004年に発足した国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の支援による、”日本ジオパークネットワーク”に、登録しようという活動です。


<注>お詫びと訂正
上の記事で、西予市が”ジオパーク”認定に向けて活動を開始したと書きましたが、既に”認定済”でした。お詫びして訂正をここに記します。何時も見て頂いています方からのご指摘です。ご指摘に感謝いたします。


現在、国内で”ジオパーク”に認定された6ヵ所の地域は、”洞爺湖有珠山ジオパーク”、”糸魚川ジオパーク”、”島原半島ジオパーク”、今回訪れた”山陰海岸ジオパーク”、そして同じ四国にある””室戸ジオパーク ”、更には”隠岐ジオパーク”です。

紅葉8
今回、”出雲国の歴史”の現地調査を主な目的とした”山陰旅”では、上に書きました”山陰海岸ジオパーク”を間近に見ることが出来ました。


日本海の荒波に打ち寄せられて侵食された”山陰海岸”の特異な地質。


そして、乳製品では北海道や岩手県に並ぶ有名産地である”蒜山高原”(ひるぜんこうげん)も目の当たりにしました。


しかし、”大野ヶ原高原”から瀬戸内海に落ち込む三瓶町の”リアス式海岸”、山口の秋吉台に迫る大野原の石灰岩地質や鍾乳洞、更には”蒜山高原”に決して遅れを取らない西予市の放牧・牧畜が生み出す豊かな乳製品群。


今回の旅を通じまして、改めまして郷里愛媛の魅力を再確認した””となりました。


今日は、結局”愛媛への郷土愛”を再確認する”山陰の秋・点描”(てんびょう)となりました。





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おはようございます♪

今日は昨日に引き続き、嵐のようなお天気になりましたね(^_^;)

鳥取の旅に行かれてたのですね。
ベルさんも数年前に行きましたが、コースが違ってましたね。
鳥取花回廊と大山の、紅葉がメインのツアーでした(^^ゞ
大山の紅葉は、車窓だけと言うお粗末な旅でしたよ(--)
写真を取る者としては、消化不良の旅でした。

次女も今年、鳥取の砂丘に行ったようですが、秋には
コロッコのサハラ砂漠も行ってます(^O^)

今その旅を、ベルさんの旅ブログに掲載中です。
http://blog.goo.ne.jp/plumeriaberu
行った娘と、ベルさんの合作のブログです。
説明は、本人が入れてます(今年9月の旅です)

モロッコ!

ベル様
へーーー、実際のモロッコ!ページを覗いて見ましたが、世界がまるで違いますね。
ここまで風景が違うと、そりゃあ思想だって宗教だって違って当たり前と思うくらいに違っていますね。

幾ら鳥取砂丘が雄大でも・・・・・・比べ用がありませんねー。

でも、もう海外に出かける気力と体力と金力が残っていませーーーん^^

バスからの紅葉って、そりゃあないですよねー。

今回の旅の目的は「出雲国」の歴史をちょこっと書くことです。ただし来年3月になる予定です。

西予ジオパーク

アレレ!

確かに「西予市ジオパーク」既に認定されていましたーーーー。

あはーーー、またドジ踏んじゃいましたね。指摘ありがとうございます。

早速記事を訂正させて頂きます。郷里のことなのに・・・・・間違うなんて!

あはーーー、お恥ずかし言ったらありゃしない!
プロフィール

じゅん

Author:じゅん
愛媛の松山から、「愛媛グルメ紀行」や「愛媛の歴史」など、幅広いテーマで情報発信しています。日曜日を除く毎日更新。画像も豊富。
長いサラリーマン生活に終止符を打ち、還暦をとうに過ぎた2014.12.1に起業して社長になりました。

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